JP2760460B2 - 用紙呼び込み装置 - Google Patents

用紙呼び込み装置

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JP2760460B2
JP2760460B2 JP4106791A JP10679192A JP2760460B2 JP 2760460 B2 JP2760460 B2 JP 2760460B2 JP 4106791 A JP4106791 A JP 4106791A JP 10679192 A JP10679192 A JP 10679192A JP 2760460 B2 JP2760460 B2 JP 2760460B2
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恵造 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等の画像形成装
置の給紙ユニットに使用され、該給紙ユニットに設けら
れる給紙ローラに、多数枚積層された用紙を1枚ずつ給
紙する用紙呼び込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機の分野においては、近年、環境保
全や資源の有効活用の見地から、コピー用紙として再生
紙が用いられる傾向にある。
【0003】ところで、再生紙は、これまで使用されて
きたコピー用紙に比べて紙粉が生じやすいため、再生紙
を安定して複写機の画像形成部へ送り込むためには、給
紙ユニット内の給紙ローラを従来よりも頻繁に清掃し、
また交換することが必要となる。このため、再生紙を使
用する複写機にあっては、給紙ユニットの脱着のしやす
さがクローズアップされる。
【0004】ここで、給紙ユニットの脱着は、フロント
ローディング方式の複写機で多く行われる。フロントロ
ーディング方式とは、複写機の前面から用紙カセットを
出し入れする方式をいい、用紙カセットは、複写機の使
用に邪魔にならないように、複写機の内部に完全に収客
される。そのため、フロントローディング方式の複写機
では、複写機の側面から用紙カセットの突出が許される
側面給紙式のものよりも、給紙ユニットが複写機内の奥
まったところに設けられる。このため、メンテナンスを
行う場合には、給紙ユニットを取り外す必要がある。
【0005】フロントローディング方式の複写機におけ
る給紙ユニットの脱着は、複写機の側面あるいは前面か
ら行われる。複写機の側面から給紙ユニットを取り外す
場合は、図5に示すように、サイドパネル61を開け、
その前後のキャビネット62、62を取り外してから、
ネジ63、63を外し、給紙ユニット60を側方へ引き
出す。
【0006】一方、複写機の前面から給紙ユニット60
を取り外す場合は、図6に示すように、ネジ64を外し
てから、給紙ユニット60を前方へ引き出す。作業性
は、キャビネットの脱着がない分、複写機前面脱着方式
のほうが良好である。特に、図6に示すドロアータイプ
のコネクタ65を使用すれば、給紙ユニット60の脱着
は一層容易となる。しかし、ドロアータイプのコネクタ
65は、通常のコネクタに比べて高価である。一方、通
常のコネクタは、キャビネットの脱着を伴うコネクト作
業を必要とする。いずれにしても、従来の給紙ユニット
60はコネクタが必要であり、そのコネクタが給紙ユニ
ットの脱着を行う上での大きなネックになっていた。
【0007】給紙ユニットがコネクタを必要とする最大
の理由は、給紙ユニット内の用紙呼び込み装置がソレノ
イド使用するを点にある。用紙呼び込み装置とは、給紙
ローラの入側に積層された用紙を1枚づつ給紙ローラへ
呼び込む装置をいう。この種の用紙呼び込み装置では、
図7に示すように、給紙ローラ66と同方向に同期回転
する呼び込みローラ67が使用される。呼び込みローラ
67は、給紙ローラ66の側から入側へ延出した支持ア
ーム68の先端部に支持されている。支持アーム68は
基端部を中心にして回動するようになっており、この回
動により呼び込みローラ67を上下させる。
【0008】給紙を行わないときは、呼び込みローラ6
7は用紙Pの上方の待機位置に離反しており、給紙時に
ソレノイドが動作すると、支持アーム68が下方に向け
て回動し、呼び込みローラ67が用紙Pに上方より圧接
される。これにより、重ねられた用紙Pが上方から1枚
づつ給紙ローラ66と逆転ローラ69との間へ送り込ま
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の用
紙呼び込み装置では、呼び込みローラ67を用紙Pに圧
接させるためにソレノイドを使用していた。このため、
給紙ユニット60にコネクタを設ける必要がある。
【0010】上記のように、通常のコネクタは、キャビ
ネットの脱着を伴うコネクト作業を必要とするため、給
紙ユニット60の脱着作業を複雑にするだけでなく、キ
ャビネットの脱着を行わない複写機前面脱着方式の給紙
ユニットには使用することができない。
【0011】従って、給紙ユニット60の脱着が容易な
複写機前面脱着方式では、好むと好まざるとにかかわら
ず高価なドロアータイプのコネクタが必要になり、給紙
ユニット全体のコストが高くなるという欠点があった。
【0012】本発明は、このような従来技術の課題を解
決するものであり、コネクタ等の通電部品が不要にな
り、装置構成の簡潔化およびコストダウンが可能になる
用紙呼び込み装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の用紙呼び込み装
置は、画像形成装置に使用される着脱可能な給紙ユニッ
ト内の用紙呼び込み装置において、給紙ローラの入側に
重ねられた用紙の上方に位置する呼び込みローラと、該
給紙ローラの側からその入側へ延出し、先端部で該呼び
込みローラを支持すると共に、基端部が回動自在に軸支
された支持アームと、該支持アームを、該呼び込みロー
ラが用紙から離れる方向に付勢する付勢手段と、画像形
成装置に給紙ユニットが装着されると、給紙ローラの駆
動軸が画像形成装置の駆動部に連結され、該給紙ローラ
を回転させる回転力を呼び込みローラに伝達し、呼び込
みローラを給紙ローラと同方向に回転させる第1の動力
伝達手段と、給紙ローラを回転させる回転力をトルクリ
ミッタを介して支持アームの基端部に伝達し、支持アー
ムを呼び込みローラが用紙に接近する方向へ回転させ
て、呼び込みローラを用紙に圧接させる第2の駆動力伝
達手段と、画像形成装置に給紙ユニットが装着される
と、検知用レバーが設けられた用紙検知用アクチュエー
の軸の後端部の感応子が画像形成装置内のセンサに連
結され用紙の有無を検知する用紙検知機構とを備え、
給紙ローラと該呼び込みローラとを並設し、かつ、該呼
び込みローラに隣接して設けた該用紙検知用アクチュエ
ータの軸と該給紙ローラの該駆動軸とを並設して、全体
として平面的に配設し、 該給紙ユニットのケース側壁
に、該給紙ローラの該駆動軸及び該用紙検知用アクチュ
エータの軸を回動自在に軸支し、該駆動軸の軸支部分と
該用紙検知用アクチュエータの軸の軸支部分との間に位
置決めボスを設けており、そのことにより上記目的が達
成される。
【0014】
【作用】上記構成の用紙呼び込み装置では、用紙の給紙
の際に支持アームの動作方向が、給紙ローラの回転方向
に一致する。このため、給紙ローラを回転させる回転力
が支持アームの基端部に伝達されるので、給紙ローラの
回転開始と同時に支持アームが給紙動作方向に回動し
て、呼び込みローラが用紙に圧接される。同時に、回転
力が呼び込みローラに伝達されるので、その回転が開始
される。従って、給紙ローラへの給紙が開始される。
【0015】ここで、呼び込みローラが用紙に圧接され
る圧接力は、トルクリミッタにより管理(制御)され
る。給紙ローラの回転が停止すると、支持アームに付加
されている付勢力により、支持アームが逆方向に回動し
て、用紙から給紙ローラが離れる。これにより、呼び込
みローラの回転が停止される。また、給紙ユニットにモ
ータ、センサ及びソレノイド等の電気部品を設けない構
成とし、電気部品の配置及び配線構造をなくして、コネ
クト作業を不要とすると共に給紙ユニットをコンパクト
で簡単な構造とし、軽量化を図っている。加えて、画像
形成装置に対し給紙ユニットが着脱可能とされ、この着
脱に連動して給紙ローラの駆動軸が画像形成装置の駆動
部に連結/非連結され、且つ、用紙検知用アクチュエー
タの感応子が画像形成装置内のセンサに連結/非連結さ
れる。その際、駆動軸の軸支部分と用紙検知用アクチュ
エータの軸の軸支部分との間に位置決めボスを設けたの
で、給紙ユニットを画像形成装置に装着した際に、給紙
ローラの駆動軸と駆動部、並びに用紙検知用アクチュエ
ータの感応子とセンサとを正確に位置決めして連結する
ことが可能となる。 更には、給紙ローラ、呼び込みロー
ラ及び用紙検知用アクチュエータを全体として平面的に
配設したので、給紙ユニットの厚さを薄くすることが可
能となる。
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。
【0017】本発明の用紙呼び込み装置は、例えば、フ
ロントローデイング方式の複写機の給紙ユニットに使用
される。この方式の複写機は、図1に示すように、複写
機本体10の前面から用紙カセット11の出し入れを行
う。用紙カセット11は、一対のスライダー12間に収
容され、前キャビネット13を前方へ開放することによ
り複写機本体10内から引き出される。
【0018】この給紙ユニットUは 、用紙カセット1
1と同じく、複写機本体10の前面から脱着が行われる
タイプであり、ネジ14で複写機本体10に固定されて
いる。そして、ネジ14を外して給紙ユニットUを前方
へ引くと、給紙ユニットUがガイドレール15に沿って
前方へスライドして複写機本体10から引き出される。
ガイドレール15は、用紙カセット11と給紙ユニット
Uに兼用されている。
【0019】この給紙ユニットUは、コネクタを排除す
るために、通電部品を使用しない構成になっている。給
紙ユニットUは、図2に示すように、給紙ローラ21を
使用した給紙装置本体20と、給紙装置本体20に組み
付けられた本発明の用紙呼び込み装置30と、用紙カセ
ット10内の用紙Pに関する情報を得るための用紙検知
機構40とを備えている。これらの装置および機構は、
給紙ユニットUのケース50内に組み込まれている。
【0020】ケース50の後面には、2本の位置決めボ
ス51、51が突設されている。位置決めボス51、5
1は複写機本体10の側に設けられた位置決め穴16、
16にそれぞれ挿入されて、給紙ユニットUを複写機本
体10内の所定位置に位置決めする。
【0021】給紙装置本体20の給紙ローラ21は、駆
動軸22に連結されている。駆動軸22は、ケース50
内の前部から後方へ延び、後端部は、ケース50の後方
へ突出している。この後端部は、給紙ユニットUを複写
機本体10内に差し込んだときに、その本体側に設けら
れたカップリング17に連結される。カップリング17
は、電磁クラッチ18を介してモータ(図示せず)に連
結されている。モータは、給紙ローラ21が給紙方向回
転するように駆動軸22を回転させる。
【0022】給紙ローラ21の下方には、逆転ローラ2
3が設けられている。逆転ローラ23は、給紙ローラ2
1に下方から圧接するように、スプリング24により上
方へ付勢されている。逆転ローラ23には、駆動軸22
の回転が3個のギヤ25a〜25cおよび回転軸26を
介して伝達される。これより、逆転ローラ23は、反給
紙方向に回転される。すなわち、給紙ローラ21と反対
方向に回転される。逆転ローラ23の用紙入側に位置す
る部位には、複写機本体10内にセットされた用紙カセ
ット11内の用紙Pが位置する(図4参照。)用紙呼び
込み装置30は、図3および図4に示すように、給紙ロ
ーラ21の用紙入側に設けられた呼び込みローラ31を
有している。呼び込みローラ31は、用紙カセット11
内の用紙Pの先端部上方に位置するように、給紙ローラ
21の側から入側へ延出した一対のアーム32a、32
bの先端部間に支持されている。より具体的には、回転
軸33により回転自在に支持されている。
【0023】アーム32a、32bの各基端部は、給紙
ローラ21を回転させる駆動軸22に回転自在に組み付
けられている。従って、アーム32a、32bは、駆動
軸22を支点として回動すると、用紙Pの先端部上で呼
び込みローラ31を昇降させる。そして、一方のアーム
32aは、中間部をローラ34で支持されたスプリング
35によって、呼び込みローラ31が上昇する方向に付
勢され、先端部がストッパー36(図2参照)で制止さ
れることにより、呼び込みローラ31を所定の高さに保
持している。
【0024】加えて、用紙呼び込み装置30は、駆動軸
22の回転を呼び込みローラ31に伝達し、該呼び込み
ローラ31を回転させる第1の動力伝達手段37と、駆
動軸22の回転を一方のアーム32aの基端部に伝え
て、呼び込みローラ31が下方に回動する方向にアーム
32aを動作させる第2の動力伝達手段38とを有して
いる。
【0025】第1の動力伝達手段37は、真中のギヤ3
7bをアイドルギヤとする3個のギヤ37a〜37cか
らなる歯車列で構成される。第1番目のギヤ37aは、
給紙ローラ21と一方のアーム32aとの間にあって駆
動軸22に連結れている。第2番目のギヤ37bは、ア
ーム32aに回転自在に取り付けられており、第1番目
のギヤ37aの回転を、回転軸33に連結された第3番
目のギヤ37cに伝達する。従って、呼び込みローラ3
1は、駆動軸22の回転により給紙ローラ21と同方向
(給紙方向)に回転される。
【0026】一方、第2の動力伝達手段38は、駆動軸
22に連結されたギヤ37aとアーム32aの基端部と
の間に介装された摩擦ディスク38aを有する。摩擦デ
ィスク38aは、例えばコルクからなり、ギヤ37aの
端面に貼り付けられている。アーム32aの基端部は、
駆動軸22により案内されてその軸心方向に移動できる
ようになっている。そして、駆動軸22に連結されたス
トッパー38bと、アーム32aの基端部との間に介装
されたスプリング38cにより、この基端部が所定の圧
力で内側へ押圧されて摩擦ディスク38aに圧接されて
いる。アーム32aの基端部と摩擦ディスク38aとの
間に生じる摩擦力は、スプリング35によってアーム3
2aに付加される付勢力よりも大きくされている。従っ
て、駆動軸22の回転により、アーム32aの基端部が
給紙ローラと同方向に回転され、これにより、呼び込み
ローラ31が下降して、用紙カセット11内に積層され
た用紙Pに上方から圧接される。
【0027】給紙ユニットUの用紙検知機構40は、図
2に示すように、2本の回転軸型式のアクチュエータ4
1および42を有する。一方のアクチュエータ41は、
用紙カセット11内の用紙Pの有無を検知する。その構
成は以下の通り。アクチュエータ41から直角に延出し
たレバー41aが用紙カセット11内に臨む接触子に連
結されている。アクチュエータ41の後端部は感応子4
1bで、給紙ユニットUのケース50の後方に突出して
いる。
【0028】他方のアクチュエータ42は、用紙カセッ
ト11内の用紙Pの高さを検知するためのもので、その
レバー42aが用紙カセット11内に臨む接触子に接続
されると共に、感応子42bがケース50の後方に突出
している。
【0029】感応子41b、42bに組み合わされるフ
ォトセンサ19a、19bは、給紙ユニットUから電気
部品を排除するために、複写機本体10の側に設けられ
ている。給紙ユニットUを複写機本体10にセットする
と、感応子41b、42bがフォトセンサ19a、19
bにそれぞれ連結される。そして、用紙カセット11内
の用紙Pの状態によってアクチュエータ41、42が回
動し、フォトセンサ19a、19bに対する感応子41
b、42bの位置が変化する。
【0030】次に、給紙ユニットUの複写機本体10か
らの脱着方法および給紙ユニットU内に設けられた用紙
呼び込み装置30の動作を説明する。
【0031】給紙ユニットUを取り外すときは、ネジ1
4を外して、複写機本体10からその前面側へ給紙ユニ
ットUを引き出す。引き出した給紙ユニットUを複写機
本体10に装着するときは、複写機本体10の前面側か
らその内部へ給紙ユニットUを押し込み、ネジ14で複
写機本体10に給紙ユニットUを固定する。
【0032】複写機本体10の内部へ給紙ユニットUを
押し込むと、位置決めボス51、51が複写機本体10
の位置決め穴16、16にそれぞれ挿入され、これによ
り複写機本体10内の所定位置に給紙ユニットUがセッ
トされる。また、このとき給紙装置本体20の駆動軸2
2の先端部がカップリング17に挿入される。これによ
り、駆動軸22が電磁クラッチ18を介してモータに連
結される。さらに、アクチュエータ41、42の感応子
41b、42bがフォトセンサ19a、19bにそれぞ
れ連結される。
【0033】このとき、用紙呼び込み装置30の呼び込
みローラ31は、用紙カセット11内に積層された用紙
Pから離れた上方の待機位置にある。
【0034】図示しない制御回路を介して給紙動作が指
令されると、電磁クラッチ18に連結されたモータが駆
動されると共に、電磁クラッチ18が給紙のタイミング
に合わせてON・OFFを繰り返す。電磁クラッチ18
がONすると、駆動軸22が回転を開始し、給紙ローラ
21が回転し始める。同時に、駆動軸22の回転が逆転
ローラ23に伝達され、逆転ローラ23が反対方向に回
転し始める。
【0035】このとき、用紙呼び込み装置30では、駆
動軸22の回転が第1の動力伝達手段37を介して回転
軸33に伝達されるので 、呼び込みローラ31が給紙
方向に回転し始める。更に、駆動軸22の回転は第1の
動力伝達手段37のギヤ37aを介して第2の動力伝達
手段38の摩擦ディスク38aに伝達され、摩擦ディス
ク38aに圧接されているアーム32aの基端部を給紙
ローラ21と同方向に回転させる。これにより、呼び込
みローラ31が下降する方向にアーム32a、32bが
回動し、用紙カセット11内に積層された用紙Pの先端
部に上方から呼び込みローラ31が圧接される。
【0036】用紙Pに呼び込みローラ31が圧接される
と、その回転により1枚目、つまり最上層の用紙が用紙
カセット11から排出されて給紙ローラ21と逆転ロー
ラ23との間に給紙される。このローラ21、23間に
噛み込まれた用紙Pは回転力がより大きい給紙ローラ2
1によって更に前方へ搬送される。誤って複数の用紙P
が用紙カセット11から排出されて、ローラ21、23
間に噛み込まれた場合には、下側の用紙Pが逆転ローラ
23によって用紙カセット11側へ返送される。給紙の
間、摩擦ディスク38aは空転し、所定の回転トルクを
アーム32aの基端部に付加する。摩擦ディスク38a
は、スプリング38cとの協働作用によりトルクリミッ
タを構成する。
【0037】一方、電磁クラッチ18がOFFすると、
駆動軸22の回転が停止し、給紙ローラ21、逆転ロー
ラ23および呼び込みローラ31の回転が停止する。同
時に、スプリング35による付勢力で、呼び込みロー3
1が上昇する方向にアーム32a、32bが回動し、こ
れにより呼び込みローラ31が用紙Pから離反する。こ
のように、本発明の用紙呼び込み装置30では、ソレノ
イド等の通電部品を用いることなく、呼び込みローラ3
1の回転および用紙Pに対する圧接動作、すなわち給紙
動作を実行できる。従って、給紙ユニットUにコネクタ
を設ける必要がない。
【0038】
【発明の効果】以上の本発明の用紙呼び込み装置は、給
紙ローラを回転させる回転力を利用して、呼び込みロー
ラを用紙に機械的に圧接させる構成をとるので、給紙ユ
ニットにコネクタを設ける必要がない。従って、これま
では給紙ユニットの脱着が容易であるにもかかわらず、
高価なドロアータイプのコネクタの使用を余儀なくされ
ていたフロントローディング方式の複写機に装置される
給紙ユニットのコストを大幅に低減できる利点がある。
また、給紙ユニットにモータ、センサ及びソレノイド等
の電気部品を設けず画像形成装置に対し給紙ユニットを
着脱可能とする構成をとっているので、給紙ユニットに
おいて、給紙ローラ及び呼び込みローラを駆動するため
のモータ等への電気配線、並びに用紙の有無を検知する
ためのセンサへの電気配線等が不要になる。その結果、
電気部品の配置及び配線構造をなくして給紙ユニットを
コンパクトで簡単な構造とすることができ、軽量化を図
ることもできる。
【0039】また、この種の複写機の給紙ユニットに使
用する場合は、コネクト作業が不要になり、給紙ユニッ
トの着脱を容易に行える利点もある。しかも、この着脱
に連動して給紙ローラの駆動軸を画像形成装置の駆動部
に連結/非連結し、且つ、用紙検知用アクチュエータの
感応子を画像形成装置内のセンサに連結/非連結するこ
とができ、給紙ユニットも軽量化されているのでメンテ
ナンスも容易となる。加えて、駆動軸の軸支部分と用紙
検知用アクチュエータの軸の軸支部分との間に位置決め
ボスを設けたので、給紙ユニットを画像形成装置に装着
した際に、給紙ローラの駆動軸と駆動部、並びに用紙検
知用アクチュエータの感応子とセンサとを正確に位置決
めして連結することができる。 更には、給紙ローラ、呼
び込みローラ及び用紙検知用アクチュエータを全体とし
て平面的に配設したので、給紙ユニットの厚さを薄くす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙呼び込み装置を使用した給紙ユニ
ットの外観を示す斜視図。
【図2】本発明の用紙呼び込み装置を使用した給紙ユニ
ットを示す斜視図。
【図3】本発明の用紙呼び込み装置を示す斜視図。
【図4】本発明の用紙呼び込み装置を示す模式的側面
図。
【図5】フロントローディング方式の複写機における給
紙ユニットの脱着動作を説明するための複写機の斜視
図。
【図6】他の脱着方式を示す複写機の斜視図。
【図7】従来の用紙呼び込み装置を示す模式的側面図。
【符号の説明】
U 給紙ユニット P 用紙 10 複写機本体 18 電磁クラッチ 20 給紙装置本体 21 給紙ローラ 22 駆動軸 23 逆転ローラ 30 用紙呼び込み装置 31 呼び込みローラ 32a、32b アーム 35 アーム付勢用のスプリング 37 第1の動力伝達手段 38 第2の動力伝達手段 38a 摩擦ディスク 38c スプリング(摩擦ディスクとの協働作用により
トルクリミッタを構成するスプリング) 40 用紙検知機構

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置に使用される着脱可能な給
    紙ユニット内の用紙呼び込み装置において、 給紙ローラの入側に重ねられた用紙の上方に位置する呼
    び込みローラと、 該給紙ローラの側からその入側へ延出し、先端部で該呼
    び込みローラを支持すると共に、基端部が回動自在に軸
    支された支持アームと、 該支持アームを、該呼び込みローラが用紙から離れる方
    向に付勢する付勢手段と、 画像形成装置に給紙ユニットが装着されると、給紙ロー
    ラの駆動軸が画像形成装置の駆動部に連結され、該給紙
    ローラを回転させる回転力を呼び込みローラに伝達し、
    呼び込みローラを給紙ローラと同方向に回転させる第1
    の動力伝達手段と、 給紙ローラを回転させる回転力をトルクリミッタを介し
    て支持アームの基端部に伝達し、支持アームを呼び込み
    ローラが用紙に接近する方向へ回転させて、呼び込みロ
    ーラを用紙に圧接させる第2の駆動力伝達手段と、 画像形成装置に給紙ユニットが装着されると、検知用レ
    バーが設けられた用紙検知用アクチュエータの軸の後端
    の感応子が画像形成装置内のセンサに連結され用紙の
    有無を検知する用紙検知機構とを備え、該給紙ローラと該呼び込みローラとを並設し、かつ、該
    呼び込みローラに隣接して設けた該用紙検知用アクチュ
    エータの軸と該給紙ローラの該駆動軸とを並設して、全
    体として平面的に配設し、 該給紙ユニットのケース側壁に、該給紙ローラの該駆動
    軸及び該用紙検知用アクチュエータの軸を回動自在に軸
    支し、該駆動軸の軸支部分と該用紙検知用アクチュエー
    タの軸の軸支部分との間に位置決めボスを設けてなる
    紙呼び込み装置。
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