JPH06329277A - 給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロントローディング方式の給紙装置におい
て、装置前部における用紙補給時の必要スペースを極力
小さく抑える。 【構成】 給紙ローラ４を有する機体の給紙部５に、用
紙Ｐを載せた給紙カセット６を給紙ローラ４の回転軸線
方向に向けて挿脱自在に装着するようにしたフロントロ
ーディング方式の給紙装置において、用紙積載台12と積
載台駆動機構19とを設ける。用紙積載台12は給紙カセッ
ト６内においてその挿脱方向に移動自在に設ける。積載
台駆動機構19は給紙カセット６の挿脱動作に連動して用
紙載置台12を給紙位置とカセット前部位置との間で前後
移動させるものであり、例えば用紙積載台12に固定した
第１のラック16、機体に固定した第２のラック17、給紙
カセット６に取り付けられ第１および第２のラック16，
17と噛み合うアイドルギヤ18などで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、給紙ローラを有する機
体の給紙部に対して、給紙ローラの回転軸線方向に給紙
カセットを挿脱自在に装着するようにしたフロントロー
ディング方式の給紙装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】例えば静電写真複写機に搭載されるフロ
ントローディング方式の給紙装置では、給紙カセットに
対する用紙の積載位置を給紙部中央からカセット挿脱口
寄りあるいは奥側の片側位置に設定して給紙する片側合
わせ給紙方式、あるいは用紙の積載位置を給紙部中央に
設定して給紙するセンタ給紙方式のいずれかが採用され
る。ところで、近年、環境保護の一環として古紙再生紙
が複写用紙として利用されることが多く、このような用
紙の場合、片側合わせ給紙方式の給紙装置では用紙が給
紙部の中央から片寄るので給紙性能が安定しない。そこ
で、給紙カセットにおける用紙積載位置の方式は、これ
までの片側合わせ給紙方式から給紙性能の安定するセン
タ給紙方式へと移行しつつある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、センタ給紙方
式では、給紙カセットに用紙を補給する場合、カセット
挿脱口寄りの片側合わせ給紙方式の場合に比べて給紙カ
セットを給紙部からよけいに引き出さないと用紙を補給
できないので、静電写真複写機前方の所要スペースが大
きくなるという問題点がある。

【０００４】本発明はこのような実情を考慮してなされ
たもので、給紙性能の安定するセンタ給紙方式を採用し
て、なおかつ用紙補給時の必要スペースを極力小さく抑
えることができる給紙装置を提供することを目的とす
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本第１発明は、給紙ローラを有する機体の給紙部に
対して、その給紙ローラの回転軸線方向に給紙カセット
を挿脱自在に装着するようにした給紙装置において、前
記給紙カセット内でその挿脱方向に移動自在に設けられ
用紙を載せる用紙積載台と、給紙カセットの挿脱動作に
連動して前記用紙積載台を給紙位置とカセット前部位置
との間で移動させる積載台駆動機構とを設けた点に特徴
がある。

【０００６】そして第２発明では、積載台駆動機構を、
用紙積載台に固定された第１のラック、前記機体に固定
された第２のラック、前記給紙カセットに取り付けられ
前記第１および第２のラックと噛み合うアイドルギヤな
どで構成した点に特徴がある。

【０００７】第３発明においては、積載台駆動機構を、
前記機体への前記給紙カセットの装着の有無を判定する
第１のセンサ、このセンサの検出信号に基づき正逆回転
するモータ、このモータを駆動源として前記用紙積載台
を前後移動させる駆動伝達手段と、前記用紙積載台のカ
セット前部位置への到着を検出して前記モータの駆動を
停止させる第２のセンサなどで構成した点に特徴があ
る。

【０００８】第４発明においては、積載台駆動機構を、
給紙カセットに揺動自在に枢支されその一端が用紙積載
台に連結された揺動アーム、機体の一部に設けられ揺動
アームの他端を受け止めるアーム支持部材などで構成し
た点に特徴がある。

【０００９】

【作用】第１発明においては、給紙カセットを機体から
引き出すと、それに連動する積載台駆動機構の働きで、
給紙カセット上における用紙積載台が給紙位置からカセ
ット前部位置へと移動する。これにより、給紙カセット
の少ない引出量で用紙積載台への用紙の補給が可能とな
る。また、給紙カセットを機体内に挿入すると、それに
連動する積載台駆動機構の働きで、給紙カセット上にお
ける用紙積載台がァセット前部位置から給紙位置へと復
帰する。

【００１０】第２発明においては、給紙カセットの引出
しに伴いアイドルギヤが正転側に回転し、その回転で第
１のラックと一体の用紙積載台がカセット前部位置に移
動する。また、給紙カセットの挿入に伴いアイドルギヤ
が逆転側に回転し、その回転で第１のラックと一体の用
紙積載台が給紙位置に復帰する。

【００１１】第３発明においては、給紙カセットの引出
しに伴い、第１のセンサが給紙カセットの装着解除を検
出し、この検出信号に応答してモータが正転し、その回
転が駆動伝達手段を介して用紙積載台のカセット前部位
置への移動に変換される。用紙積載台がカセット前部位
置に到達するとこれを第２のセンサが検出し、その検出
信号に応答してモータが停止する。一方、給紙カセット
の給紙部への装着を第１のセンサが検出すると、この検
出信号に応答してモータが逆転し、その回転が駆動伝達
手段を介して用紙積載台の給紙位置への復帰に変換され
る。

【００１２】第４発明においては、給紙カセットの引出
し動作に伴い揺動アームが揺動し、その一端に連結され
ている用紙積載台が給紙位置からカセット前部位置に移
動する。また、給紙カセットの挿入動作に伴い揺動アー
ムは逆方向に揺動し、その一端に連結されている用紙積
載台が給紙位置に復帰する。

【００１３】

【実施例】次に本発明の第１の実施例を図１ないし図５
に基づいて説明する。図３は、この実施例の給紙装置が
適用されるフロントローディング方式の静電写真複写機
の一部を破断して示す概略正面図であって、この静電写
真複写機１は給紙デスク２の上に複写機本体３を搭載し
て構成されている。前記給紙デスク２には、それぞれ給
紙ローラ４を有する上下四段の給紙部５が設けられ、こ
れら給紙部５に対して給紙ローラ４の回転軸線方向に挿
抜自在に給紙カセット６が設けられている。

【００１４】前記給紙デスク２の前面側には各給紙カセ
ット６のそれぞれに対応させた図示しないカセット挿脱
口が開設されると共に、これらカセット挿脱口を通して
給紙カセット６を挿脱自在に支持するための一対のガイ
ドレール７が各給紙部５に配置されている。また、前記
給紙ローラ４は、給紙カセット６の引出し時には上方に
揺動して給紙姿勢が解除され、給紙信号の入力によって
給紙姿勢に復帰するように構成されている。

【００１５】図４は前記給紙カセット６の外観斜視図で
あり、その方形箱状のカセット本体８の両側部には前記
ガイドレール７上に載架されるガイドローラ９が設けら
れている。カセット本体８内には一対の紙端規制板11，
11を、給紙ローラ４の回転軸線方向つまり給紙カセット
６の挿脱方向Ｑに向けて対向配置した用紙積載台12が設
けられ、この用紙積載台12はカセット挿脱方向Ｑに移動
自在とされている。用紙積載台12の底板13上には、給紙
方向Ｒの下流部分が押上げばね14で上方に付勢される押
圧板15が配置され、この押圧板15上に積載される用紙Ｐ
が上方の給紙ローラ４に押し付けられる。

【００１６】図１は前記給紙カセット６の給紙デスク２
側面側から見た縦断面図、図２は前記給紙カセット６の
給紙デスク２前面側から見た縦断面図であって、前記用
紙積載台12はその底板13の両側縁に形成したガイド溝13
ａを、カセット本体８の底部に開設した開口８ａの両側
縁に係合させることによってカセット挿脱方向Ｑに移動
自在とされている。

【００１７】前記用紙積載台12の底板13の一側部底面に
は、カセット挿脱方向Ｑに向けて第１のラック16が延設
されている。一方、前記ガイドレール７の下側延長部７
ａには前記ラック16に対向する第２のラック17がカセッ
ト挿脱方向Ｑに向けて延設されている。また、カセット
本体８の一側部下端には前記第１および第２のラック1
6，17の両方に噛み合うアイドルギヤ18が設けられてい
る。これらラック16，17およびアイドルギヤ18によっ
て、前記用紙積載台12をカセット挿脱方向Ｑに移動させ
る積載台駆動機構19が構成される。この積載台駆動機構
19によって、給紙カセット６の挿脱動作に伴い、用紙積
載台12が前後に移動する。なお、ここでは、給紙カセッ
ト６の一側部にのみ積載台駆動機構19を設けているが、
給紙カセット６の他側部にも同様の積載台駆動機構19を
設けることによって、用紙積載台12の前後移動をより円
滑に行わせることができる。

【００１８】次に、前記給紙装置における給紙カセット
６の給紙部５への挿脱動作について説明する。給紙カセ
ット６が給紙部５に装着された状態で、図１のように用
紙積載台12は給紙部５の中央位置にくるように設定され
ており、用紙積載台12の中央上に給紙ローラ４が位置す
る。すなわち、この給紙装置では、センタ給紙方式が採
用される。

【００１９】この装着状態から給紙カセット６が引き出
されると、この引出動作に伴い第２のラック17に噛み合
うアイドルギヤ18が正転側に回転する。この回転に伴っ
てアイドルギヤ18に噛み合う第１のラック16の固定され
ている用紙積載台12が図５のようにラック前部位置まで
前進する。この動作により、用紙積載台12を給紙部５の
中央相当位置に固定したままで給紙カセット６を用紙積
載台12が給紙デスク２から完全に露出するまで引き出す
場合よりも、少ない引出量で用紙積載台12を給紙デスク
２から完全に露出させることができる。その結果、静電
写真複写機１の前面にさほど大きなスペースを確保する
ことなく、給紙カセット６に対して用紙Ｐの補給を行う
ことができる。なお、用紙積載台12がカセット前部位置
に到達する位置を越えて、給紙カセット６を引き出す
と、第１のラック16に対するアイドルギヤ18の噛合いが
解かれる。これにより、必要な場合には、給紙デスク２
から給紙カセット６を完全に脱却させることができる。

【００２０】一方、給紙カセット６を給紙部５内に挿入
すると、この挿入動作に伴い第２のラック17に噛み合う
アイドルギヤ18が逆転側に回転する。この回転に伴って
アイドルギヤ18に噛み合う第１のラック16の固定されて
いる用紙積載台12が図１のように元の給紙位置まで復帰
する。

【００２１】図６は、本発明の第２の実施例における給
紙カセット６の概略平面図を、図７はその引出動作時の
平面図をそれぞれ示している。この実施例では、給紙カ
セット６の挿脱動作に伴って用紙積載台12を前後移動さ
せる積載台駆動機構19が、第１のスイッチ20、第２のス
イッチ21、モータ22、無端ベルト23などによって構成さ
れる。

【００２２】モータ22は正逆回転駆動可能なものであり
カセット本体８の後部に設けられ、このモータ22の出力
軸22ａに設けられたプーリー24と、カセット本体８の前
部に設けられたプーリー25との間に無端ベルト23が巻き
掛けられ、この無端ベルト23の一部が用紙積載台19の底
板13に連結されている。これにより、モータ22の正逆回
転によって用紙積載台12が前後移動させられる。なお、
給紙カセット６の給紙部５への装着状態において、用紙
積載台12は図６のように給紙部５の中央に位置するよう
に配置される。モータ22の正逆回転を用紙積載台19の前
後移動に変換する駆動伝達手段としては、前記プーリー
24，25および無端ベルト23による構成のほか、ボールネ
ジとボールナットの組合せなどによって構成してもよ
い。また、モータ22は、カセット本体８の前部に設けら
れてもよい。

【００２３】第１のスイッチ20は給紙カセット６が装着
されたかどうかを判別するセンサであってカセット本体
８の後部に設けられ、給紙カセット６が給紙部５に装着
された図６の状態で、給紙デスク２の内奥部に配置され
たドグ26に押されてオンとなる。このスイッチ20がオン
からオフに切り換わるのに応答して、モータ22は用紙積
載台12がカセット前部側に前進する正転側に回転し、オ
フからオンに切り換わるのに応答して、モータ22は逆転
側に回転する。

【００２４】第２のスイッチ21は用紙積載台12のカセッ
ト前部位置への到着を検出するセンサであって、カセッ
ト本体８の前部に設けられ、用紙積載台12がカセット前
部位置に到着した図７の状態で、用紙積載台12に押され
てオンとなる。このスイッチ21のオン信号に応答して、
モータ22は正転駆動を停止する。その他の構成は先の第
１の実施例の場合と同様である。

【００２５】次に、この実施例における給紙カセット６
の挿脱動作について説明する。給紙カセット６が給紙部
５に装着された状態で、図６のように用紙積載台12は給
紙部５の中央にくるように設定されており、用紙積載台
12の中央位置上方に給紙ローラ４が位置する。

【００２６】この装着状態から給紙カセット６が引き出
されると、カセット本体８後部の第１のスイッチ20はド
グ26による押圧を解除されオンからオフに切り換わる。
これに応答してモータ22が正転駆動を開始し、用紙積載
台12はカセット前部位置に向け前進移動する。用紙積載
台12がカセット前部位置に到達すると、カセット本体８
の前部の第２のスイッチ21は用紙積載台12に押されてオ
ンからオフに切り換わる。これに応答してモータ22の正
転駆動が停止する。この動作により、用紙積載台12を給
紙部５の中央相当位置に固定したままで給紙カセット６
を用紙積載台12が給紙デスク２から完全に露出するまで
引き出す場合よりも、少ない引出量で用紙積載台12を給
紙デスク２から完全に露出させることができ、静電写真
複写機１の前面にさほど大きなスペースを確保すること
なく、給紙カセット６に対して用紙Ｐの補給を行うこと
ができる。

【００２７】一方、給紙カセット５を挿入させて図６の
ように給紙部５に完全に装着すると、カセット本体８後
部の第１のスイッチ20はドグ26に押されてオフからオン
に切り換えられる。これに応答してモータ22は先の正転
回転量だけ逆転駆動を行う。これにより、用紙積載台12
はカセット前部位置から給紙部５に向け後退移動し、最
終的に元の給紙部５中央位置に復帰する。

【００２８】図８は、本発明の第３の実施例における給
紙カセット５の概略平面図を、図９はその引出動作の平
面図をそれぞれ示している。この実施例では、給紙カセ
ット６の挿脱動作に伴って用紙積載台12を前後移動させ
る積載台駆動機構19が、カセット本体８の底部下面に枢
軸27で枢支した揺動アーム28などによって構成される。

【００２９】前記揺動アーム28の一端部には係合長穴29
が形成され、この係合長穴29に用紙積載台12の底板13下
面に垂設された係合軸30が係合させてある。一方、前記
揺動アーム28の他端部は、給紙カセット６の給紙部５へ
の挿脱をガイドするガイドレール７の一方に沿う給紙デ
スク２の一側部に設けられたアーム支持部材31の切欠部
31ａに係脱自在に支持されており、給紙カセット６の挿
脱動作に伴い枢軸27を支点にして揺動アーム28が揺動す
る。この動作に伴って揺動アーム28の一端部に係合する
用紙積載台12が前後移動する。

【００３０】次に、この実施例における給紙カセット６
の挿脱動作について説明する。給紙カセット６が給紙部
５に装着された状態で、図８のように用紙積載台12は給
紙部５の中央にくるように設定されており、用紙積載台
12の中央位置上方に給紙ローラ４が位置する。

【００３１】この装着状態から給紙カセット６が引き出
されると、他端をアーム支持部材31の切欠部31ａで規制
される揺動アーム28は枢軸27を中心として回動し、その
揺動アーム28の一端が右回りに揺動する。これに応じ
て、揺動アーム28の一端に係合軸30を介して係合する用
紙積載台12が前進移動してカセット前部位置に到達す
る。この動作により、用紙積載台12を給紙部５の中央相
当位置に固定したままで給紙カセット６を、用紙積載台
12が給紙デスク２から完全に露出するまで引き出す場合
よりも、少ない引出量で用紙積載台12を給紙デスク２か
ら完全に露出させることができ、静電写真複写機１の前
面にさほど大きなスペースを確保することなく、給紙カ
セット６に対して用紙Ｐの補給を行うことができる。な
お、用紙積載台12がカセット前部位置に到達する位置を
越えて、給紙カセット６を引き出すと、揺動アーム28の
他端がアーム支持部材31の切欠部31ａから外れる。これ
により、必要な場合には、給紙デスク２から給紙カセッ
ト６を完全に脱却させることができる。

【００３２】一方、給紙カセット６を図９のように給紙
部５に挿入すると、枢軸27を支点にして揺動アーム28が
左回りに揺動し、用紙積載台12はカセット前部位置から
後退移動して元の給紙部５に復帰する。

【００３３】

【発明の効果】本発明は以上のように、給紙ローラを有
する機体の給紙部に対して、その給紙ローラの回転軸線
方向に給紙カセットを挿脱自在に装着するようにした給
紙装置において、前記給紙カセット内でその挿脱方向に
移動自在に設けられ用紙を載せる用紙積載台と、給紙カ
セットの挿脱動作に連動して前記用紙積載台を給紙位置
とカセット前部位置との間で移動させる積載台駆動機構
とを設けたので、給紙性能の安定するセンタ給紙方式を
採用しても、給紙カセットの少ない引出量で用紙積載台
への用紙の補給が可能となり、給紙装置前方の所要スペ
ースを極力小さく抑えることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例である給紙装置の要部を
示す側面断面図である。

【図２】同給紙装置の要部を示す正面断面図である。

【図３】同給紙装置を搭載した静電写真複写機の一部を
破断して示す概略正面図である。

【図４】同給紙装置における給紙カセットの外観斜視図
である。

【図５】同給紙装置の給紙カセット引出動作を示す説明
図である。

【図６】本発明の第２の実施例である給紙装置の要部を
示す平面図である。

【図７】同給紙装置の給紙カセット引出動作を示す説明
図である。

【図８】本発明の第３の実施例である給紙装置の要部を
示す平面図である。

【図９】同給紙装置の給紙カセット引出動作を示す説明
図である。

【符号の説明】

４…給紙ローラ、５…給紙部、６…給紙カセット、12…
用紙積載台、19…積載台駆動機構

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 給紙ローラを有する機体の給紙部に対し
   て、その給紙ローラの回転軸線方向に給紙カセットを挿
   脱自在に装着するようにした給紙装置において、前記給
   紙カセット内でその挿脱方向に移動自在に設けられ用紙
   を載せる用紙積載台と、給紙カセットの挿脱動作に連動
   して前記用紙積載台を給紙位置とカセット前部位置との
   間で移動させる積載台駆動機構とを設けたことを特徴と
   する給紙装置。
2. 【請求項２】 前記積載台駆動機構は、前記用紙積載台
   に固定された第１のラックと、前記機体に固定された第
   ２のラックと、前記給紙カセットに取り付けられ前記第
   １および第２のラックと噛み合うアイドルギヤとを備え
   る請求項１記載の給紙装置。
3. 【請求項３】 前記積載台駆動機構は、前記機体への前
   記給紙カセットの装着の有無を判定する第１のセンサ
   と、このセンサの検出信号に基づき正逆回転するモータ
   と、このモータを駆動源として前記用紙積載台を前後移
   動させる駆動伝達手段と、前記用紙積載台のカセット前
   部位置への到着を検出して前記モータの駆動を停止させ
   る第２のセンサとを備える請求項１記載の給紙装置。
4. 【請求項４】 前記積載台駆動機構は、前記給紙カセッ
   トに揺動自在に枢支され、その一端が前記用紙積載台に
   連結された揺動アームと、機体の一部に設けられ前記揺
   動アームの他端を受け止めるアーム支持部材とを備える
   請求項１記載の給紙装置。