JP3368667B2 - 原稿給紙装置 - Google Patents

原稿給紙装置

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JP3368667B2
JP3368667B2 JP13543894A JP13543894A JP3368667B2 JP 3368667 B2 JP3368667 B2 JP 3368667B2 JP 13543894 A JP13543894 A JP 13543894A JP 13543894 A JP13543894 A JP 13543894A JP 3368667 B2 JP3368667 B2 JP 3368667B2
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田中  誠
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Murata Machinery Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はファクシミリ装置や複
写装置に用いられる原稿給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置や複写装置において
は、原稿上の画像を読み取って電気信号である画データ
に変換して処理するために、装置内部の読み取り装置へ
原稿を給送するための原稿給紙装置が備えられている。
一般的にはスムーズに多数枚数の原稿の読み取り動作を
行うため、原稿載置トレイに原稿を積層状態で載置し
て、読み取り動作をスタートさせるキー操作を行うと、
原稿に接触するように原稿給紙装置に設けられたローラ
が回転して読み取り装置へ原稿を一枚ずつ給送するよう
な構成とされている。
【0003】一般に読み取り装置はその上部に設けられ
た読み取り部において光学的に原稿の読み取り動作を行
うため、原稿は下向きに読み取り装置に給送しなければ
ならない。このため、従来では原稿面を下向きにして原
稿載置トレイに載置し、最下位のものから一枚ずつ読み
取り装置に給送していた。上記のような原稿給紙装置に
対して、原稿の原稿面を上向きにして原稿載置トレイに
載置し、最上位の原稿から読み取り装置に給送するもの
が提案されている。この種の原稿給紙装置では装置内部
で原稿をUターンさせながら読み取り装置の読み取り部
へ原稿を給送している。
【0004】このように原稿をUターンさせて給送する
原稿給紙装置は、原稿載置トレイと原稿排出トレイが上
下に並んだ位置関係となるので、原稿排出トレイのため
に原稿載置トレイとは別のスペースを占めることがな
く、設置面積を小さくできるという利点がある。更に原
稿を上向きでセットするため、原稿の内容の確認がで
き、ミスコピーや誤送信を未然に防ぐことができる。ま
た、最下位の原稿から給送するものは原稿が非常に多数
になると原稿の重さによって、分離ローラが正常に機能
しないことがあったが最上位の原稿から給送すればその
ようなことはない。
【0005】最下位から原稿を給送するタイプの原稿給
紙装置では分離ローラ及び分離パッドの作用により、一
枚ずつ原稿を分離していたが、最上位の原稿から給送を
行う原稿給紙装置では、原稿を一枚ずつ分離して給送す
るための原稿分離装置を一般に図27に示すような構成
としている。即ち、時計方向つまり原稿搬送方向に積極
回転する回転軸A1に設けられたセパレートローラSr
と、回転軸A1の下方に時計方向、即ち、原稿搬送方向
と逆方向(以下逆原稿搬送方向ともいう)に積極回転す
る軸A2に図示しないトルクリミッタを介してセパレー
トローラSrに圧接されて設けられたリタードローラR
rと、図示しないソレノイドによってセパレートローラ
Srと同軸に回動可能に設けられたアームAmと、アー
ムAm端部に設けられ、ギア、ベルト等によってセパレ
ートローラSrから回転力を伝達されるピックアップロ
ーラPrとから構成される。
【0006】なお、アームAm端部にはコイルスプリン
グ等が設けられ、上方に付勢されており、常時はアーム
Am及びピックアップローラPrは原稿セット時に邪魔
にならないように上方に退避した状態にある。また、原
稿D同志の摩擦力よりも、原稿DとリタードローラRr
との間の摩擦力の方が大きくなるようにされている。次
に上記構成の原稿分離装置による原稿の分離動作を説明
する。まず、ソレノイドが作動してアームAmが時計方
向即ち下方に回動し、積層状態の原稿Dの最上位の一枚
にピックアップローラPrが接触する。そうすると、ピ
ックアップローラPrの回転によって原稿Dがセパレー
トローラSrとリタードローラRrとの間に移送され
る。この際、リタードローラRrはトルクリミッタの作
用により軸A2の回転力が伝達されず、セパレートロー
ラSrに従動して回転している。原稿Dがセパレートロ
ーラSrとリタードローラRrの間に移送されると、セ
パレートローラSrの回転によって原稿Dが、原稿搬送
方向下流に設けられ原稿搬送方向に積極回転する一対の
原稿送りローラローラr1、r2まで移送される。
【0007】原稿Dが原稿送りローラr1、r2まで移
送されると、ソレノイドがオフされて、上記付勢力によ
ってアームAmが上方へ回動してピックアップローラP
rが原稿Dから離れ、一枚の原稿Dの分離動作が完了す
る。原稿Dが多数枚数からなる場合、最上位のものから
搬送をすると原稿Dの高さが次第に低くなるが、アーム
Amを回動させピックアップローラPrを上下動するこ
とによって、下方にある原稿Dも確実にセパレートロー
ラSrまで移送することができる。
【0008】なお、複数枚の原稿Dがセパレートローラ
SrとリタードローラRr間に移送された場合は、上述
のように原稿D間の摩擦係数より、リタードローラRr
と原稿Dとの間の摩擦係数の方が大きいため、リタード
ローラRrと接触した下位の原稿DはリタードローラR
rの回転により逆送され、複数枚の原稿Dが同時に原稿
送りローラまで移送されるのを防いでいる。
【0009】上記構成の原稿分離装置においては、ピッ
クアップローラPrの上下動にソレノイドを用いている
ため、コスト高になるのみならず、電気的制御が必要な
ため、構成が複雑化していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に着
目してなされたものであって、上記の問題点を解決して
安価且つ簡単な機械的構成でピックアップローラの上下
動を可能とし、原稿の分離を円滑かつ確実に行うことの
できる原稿給紙装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の原稿給紙装置
は、正逆転駆動する駆動モータと、モータの駆動で正逆
回転する回転軸と、回転軸の回転駆動でクラッチ機構を
介して正回転するセパレートローラと、回転軸の正逆転
駆動でギヤ機構を介して上下動し、原稿位置でクラッチ
機構を介して正転するピックアップローラと、モータの
正逆転駆動でギヤ回転伝達機構を介して正回転する原稿
送りローラと、逆回転するリタードローラとを備えたも
のである。
【0012】請求項2の原稿給紙装置は、上記ギア回転
伝達機構内に、駆動モータの正逆転駆動によって、原稿
送りローラを正転方向のみに回転させ、且つリタードロ
ーラを逆回転させるためのワンウェイクラッチ付2段ギ
ヤを配設したものである。請求項3の原稿給紙装置は、
上記ギア回転伝達機構内に、駆動モータの正逆転駆動に
よって、原稿送りローラを正転方向のみに回転させ、且
つリタードローラを逆回転させるためのプラネタリーギ
ヤを配設したものである。
【0013】
【作用】請求項1の原稿給紙装置によれば、駆動モータ
の正転駆動によって、セパレートローラの回転軸が正回
転され、ギヤ機構を介してピックアップローラが下降移
動し、このピックアップローラが原稿に接すると、クラ
ッチ機構を介して回転軸の正回転がピックアップローラ
に伝達されてこのピックアップローラが正回転し、この
ピックアップローラの正回転によって原稿がセパレート
ローラとリタードローラとの間に一枚ずつ送り込まれ
る。
【0014】そして、回転軸の正回転がクラッチ機構を
介してセパレートローラに伝達されてセパレートローラ
が正回転され、このセパレートローラの正回転によっ
て、原稿は原稿送りローラに向けて給送される。原稿送
りローラは、駆動モータの正転駆動によってギヤ回転伝
達機構を介して正回転されているので、原稿はこの原稿
送りローラの正回転によって、原稿搬送方向へ送られ
る。
【0015】このとき、リタードローラはギヤ回転伝達
機構を介して逆回転されているので、原稿が1枚ずつ分
離され、この分離された1枚の原稿がセパレートローラ
の正回転で原稿送りローラに向けて給送される。原稿送
りモータが逆転すると回転軸が逆回転して、ギヤ機構を
介してピックアップローラが上昇される。
【0016】このピックアップローラは、上昇限界位置
で、クラッチ機構の解除によって回転軸の逆回転にかか
わらず、その回転伝達が解除された状態で回転停止し
て、この上昇限界位置で静止した状態となる。また、回
転軸の逆回転は、クラッチ機構の解除によって、セパレ
ートローラへの回転が伝達されず、セパレートローラは
その回転が静止した状態となる。
【0017】このとき、回転軸の逆回転が、ギヤ回転伝
達機構を介してリタードローラに伝達されて、このリタ
ードローラが逆回転され、原稿は逆搬送方向へ押し戻さ
れる状態となって、原稿搬送方向へは送られない。1枚
の原稿が原稿送りローラの正回転によって搬送された後
に、再び駆動モータが正転駆動されて、上記動作が繰り
返される。
【0018】従って、上部位置の原稿が、1枚ずつ間隔
をおいて確実に搬送される。請求項2の原稿給紙装置に
よれば、ギヤ回転伝達機構内にワンウェイクラッチ付2
段ギヤが配設されているので、駆動モータの正逆転駆動
によって、原稿送りローラが正転方向のみに回転され、
リタードローラが逆回転される。請求項2の原稿給紙装
置によれば、ギヤ回転伝達機構内にプラネタリーギヤが
配設されているので、駆動モータの正逆転駆動によっ
て、原稿送りローラが正転方向のみに回転され、リター
ドローラが逆回転される。
【0019】
【実施例】
実施例1 以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。まず、
原稿給紙装置Fの全体構成の説明をする。図1から図4
に示すように、原稿給紙装置Fは全体としては略柱状で
あり、下部フレーム1、円筒状の原稿ガイド部2、上部
フレーム3に3分され、これらは全て軸4によって図6
乃至図8に示すように回動可能に支持されている。ま
た、上部フレーム3には軸5を介してコの字型のロック
レバー6が図示しないねじりバネによって時計方向に付
勢されて回動可能に設けられる。ロックレバー6の両端
部にはロック溝7が設けられ、下部フレーム1に設けら
れたロックピン8と係合し、上部フレーム3、原稿ガイ
ド部2及び下部フレーム1を固定している。
【0020】ロックを解除し、上部フレーム3を回動さ
せるときはロックレバー6の水平部分を持ってロックレ
バー6を上記付勢力に抗して反時計方向に回動させるこ
とによってロックレバー6とロック溝7との係合を解除
し、そのままロックレバー6を上方に引き上げることに
よって上部フレーム3を回動させる。原稿ガイド部2は
ロックレバー6によるロックを解除すれば上部フレーム
3と同様、自由に回動させることができる。また、図1
3に示すように、上部フレーム3と原稿ガイド部2間及
び原稿ガイド部2と下部フレーム1間には原稿搬送経路
Hが形成される。
【0021】上記原稿搬送経路Hには、装置上部に設け
られた原稿載置トレイtr1に積層状態でセットされた
原稿D(図17乃至図22参照)が原稿分離部Sによっ
て分離されるとともに原稿Dが搬送され、原稿搬送経路
H内に設けられた複数の搬送ローラr1〜R6(図13
参照)によって原稿搬送経路H内をUターンして、原稿
排出口14から排出され、原稿排出口14に臨んで設け
られる原稿排出トレイtr2上に積み重ねられる。
【0022】原稿載置トレイtr1と原稿供給口10と
の間には透明フィルム9が設けられ、原稿Dが円滑に原
稿搬送経路H内に移送されるようにされている。なお、
これは表面が滑らかな材料であれば透明フィルム以外の
ものでもよい。図4において、原稿搬送経路途中、下部
フレーム1の略中央部にはスキャナーガラス10が設け
られ、このスキャナーガラス10の下方に、図示しない
光源、イメージセンサ等からなる読み取り装置が設けら
れ、原稿上の画像を読み取って電気信号である画データ
に変換する。図5に示すようにスキャナーガラス10の
両端部には突起部10bが設けられ、その突起部10b
がスキャナーガラス10両側に設けられた支持部10a
に設けられた孔10c内に挿入される。
【0023】更に突起部10bは支持部10aにビス1
0e止めされた板バネ10dを介して上方に付勢された
状態で支持される。なお、図1乃至図4においては、原
稿トレイtr1及び原稿排出トレイtr2は省略してあ
る。原稿ガイド部2の内部には原稿送り駆動モータ30
(図10,図13参照)が設けられ、側面の略中央部に
は駆動モータ30の駆動軸11が突出しており、この駆
動モータ30の正逆転駆動によって、図9に示すギア回
転伝達機構31(ギア群)を介して全ローラに回転力を
付与する。
【0024】次に、この実施例の原稿給紙装置Fの要部
について説明する。この実施例では、駆動モータ30の
正逆転駆動によって、図10に示す2つのワンウェイク
ラッチk1、k2(図10参照)を介してギヤg4とg
6とが一方向(正転方向)へのみ回転して、このギヤg
4とg6に噛み合うギヤg7が一方向へ回転するように
構成され、このギヤg7の一方向への回転によって、ギ
ヤg8〜g16を介してg17が一方向(時計方向)へ
回転されるように構成されている(図9参照)。
【0025】送りローラr1は、ギヤg7に、r3はg
9に、r4はg11に、r5はg13によってそれぞれ
原稿搬送方向にのみ回転する。このギヤg17の一方向
への回転によって、このギヤg17のトルクリミッタに
装着された回転軸A2を介してリタードローラRrが逆
回転方向(逆搬送方向)へ回転されるように構成されて
いる。
【0026】一方、駆動軸11の回転がギヤg3,g2
1,g18,g19,g20Aを介してセパレートロー
ラSrの回転軸A1に伝達され、この回転軸A1の回転
によって、図14,図15に示す第1スプリングクラッ
チ11を介して、セパレートローラSrが正回転される
ように構成されている。更に、この回転軸A1には、ピ
ックアップローラPrを上下動し、原稿位置で正回転し
て、原稿Dを原稿供給口10に送り込むためのギヤ機構
Gの第1ギヤg20Bが固定されている。
【0027】即ち、回転軸A1の回転がギヤ機構Gの第
1ギヤg20B,第2ギヤg21,第3ギヤg22に伝
達され、回転軸A1が正回転して第1ギヤg20Bが正
回転すると、回転軸A1に回転自在に装着され、第2ギ
ヤg21,第3ギヤg22を回転自在に支持するアーム
Amと一体に第2ギヤg21,第3ギヤg22が下降さ
れるように構成されている。
【0028】第3ギヤg22には、軸A3が固定され、
ピックアップローラPrが原稿位置(原稿Dに接した位
置)で、下降が停止された後にこの第3ギヤ22がギヤ
機構Gを介して正回転され、この正回転によって、第2
スプリングクラッチ13を介してピックアップローラP
rが正回転されるように構成されている。次に、上記第
1スプリングクラッチ11と第2スプリングクラッチ1
3について、図14,図15を参照しつつ詳細に説明す
る。
【0029】アームAmが回転軸A1に対して回転自在
に装着され、ギヤg20Bが回転軸A1に固定され、筒
状の回転部材12が回転軸A1に回転自在に装着されて
いる。この回転軸A1には、筒状のセパレートローラ支
持部材11cが固定状に挿着され、このセパレートロー
ラ支持部材11cにセパレートローラSrが固定状に挿
着されている。
【0030】このセパレートローラSrの図にて右側に
は、第1スプリングクラッチ11が設けられており、こ
のスプリングクラッチ11は、回転軸A1に固定状に設
けられた円筒状のクラッチ支持部材11a,クラッチ支
持部材11aに一端を固定されたコイルスプリング11
b、セパレートローラSrと一体的に設けられ、コイル
スプリング11bの他端に固定されたセパレートローラ
支持部材11c、回転部材12に一体的に設けられコイ
ルスプリング11bの内周側に位置する小径のクラッチ
部11dから構成されている。
【0031】そして、回転軸A1の正回転によってクラ
ッチ支持部材11aが回転してコイルスプリング11b
の内径が狭くなり、コイルスプリング11bの内周面に
よって回転部材12のクラッチ部11dが保持されると
回転軸A1の回転が回転部材12に伝達され、この回転
部材12の回転によってギヤg20Bが静止し、またセ
パレート支持部材11cがコイルスプリング11bの内
周面に保持されることにより、セパレートローラSrが
正回転される。
【0032】一方、回転軸A1の逆回転によってクラッ
チ支持部材11aが回転してコイルスプリング11bの
内径が広くなり、コイルスプリング11bの内周面によ
る回転部材12のクラッチ部11dが保持が解除されて
ギヤ20Bが静止し、またセパレート支持部材11cの
保持が解除されてセパレートローラSrの回転が静止さ
れる。
【0033】第3ギヤg22とピックアップローラPr
との間には、第2スプリングクラッチ13が設けられ、
この第2スプリングクラッチ13は、軸A3に対して回
転自由に挿着され、図にて中央右寄り部分に設けられた
鍔部13cを有する筒状のピックアップローラ支持部材
13bと、一端を第3ギヤg22に固定されたコイルス
プリング13aとから構成されている。
【0034】そして、第3ギヤg22が正回転される
と、コイルスプリング13aの内径が狭くなり、その内
周面でピックアップローラ支持部材13bの外周面を保
持してピックアップローラ支持部材13bを正回転し
て、ピックアップローラPrを正回転するように構成さ
れている。一方、第3ギヤg22の逆回転によって、コ
イルスプリング13aの内径が広くなり、ピックアップ
ローラ支持部材13bの保持が解除されて、ピックアッ
プローラPrは静止した状態となる。
【0035】図16は、回転軸A1とセパレートローラ
Srとの回転構造の別例を示すものであって、回転軸A
1に第1ギヤg20Bと筒状支持部材12Bとが固着さ
れ、セパレートローラSrの内周に固着された回転部材
12AとアームAmとは回転軸A1に回転自在となって
いる。筒状支持部材12Bと回転部材12Aの外周に
は、環状凹面12b、12aが各々形成され、これらの
環状凹溝12b、12aの全長にはコイルスプリング1
1eが外嵌されて、スプリングクラッチ11Aを構成し
ている。
【0036】そして、このコイルスプリング11eの一
端は、筒状支持部材12Bの外周部に固着されて、その
ため、回転軸A1を正回転すれば、コイルスプリング1
1eの内径が狭くなって、回転部材12Aを保持して、
この回転部材12AをセパレートローラSrと一体に正
回転する。一方、回転軸A1を逆回転すれば、コイルス
プリング11eの内径が広くなって、回転部材12Aの
保持が解除されるので、回転部材12Aとセパレートロ
ーラSrは逆回転せずに静止状態となる。
【0037】回転軸A1に対する第1ギヤg20Bとア
ームAmの回転動作は、図15に示すものと同様なので
説明を省略する。次に、ギヤ回転伝達機構31の作動に
ついて説明すると、図9に示すように、ギヤg7の一方
向(反時計方向)への回転によって、ギヤg8,g1
0,g12は時計方向へ回転し、これらのギヤg8,g
10,g12に噛み合うギヤg9,g11,g13は反
時計方向へ回転するので、ギヤg7とこれらのギヤg
9,g11,g13の反時計方向への回転によって、原
稿送りローラを含む搬送ローラr1,r3,r4,r5
は、いずれも反時計方向(正回転方向)のみへ回転し
て、原稿Dを原稿搬送経路H内で供給側から排出側に向
けて搬送する。
【0038】尚、これらの搬送ローラr1,r3,r
4,r5には、従動ローラr2,r7,r8,r6が接
面されていて、原稿送りローラr1,r3,r4,r5
の正回転方向への回転に従動して時計方向へ回転して原
稿Dを供給側から排出側に向けて正確に搬送するように
構成されている。ここで、ギアg17のみはリタードロ
ーラRrの軸A2にトルクリミッタtlを介して固定さ
れている。トルクリミッタtlは図12に示すように、
ギアg17を挟むように摩擦板18及び押え板17と、
押え板17をギアg17に対して押圧する方向に付勢さ
れたスプリング19と、摩擦板18と一体的に設けられ
軸A2に固定され、スプリング19を支持する軸受部1
8aと、スプリング19の押え板17の反対側の端部が
当接するフランジ16と、から成る。上記構成のトルク
リミッタtlにより、ギアg17の回転が摩擦板18と
の摩擦を介して軸A2に伝達され、その摩擦抵抗より大
きなセパレートローラSrからのトルクが軸A2に働く
と、ギアg17と軸A2の接続は切断されてしまう。
【0039】回転軸A1は可撓性素材から成り、図2に
示すように上部フレーム3に固定された板バネ20によ
ってバネ受け23を介して下方に付勢され回転軸A1が
若干たわむことによって、セパレートローラSrがリタ
ードローラRrに圧接されている。これによって、積極
回転するローラに圧接機構を設けるに当たって複雑な回
転伝達機構を不要とすることができる。
【0040】次に図17乃至図22を参照して上記構成
の原稿給紙装置Fの原稿分離動作を説明する。図17は
原稿Dが原稿載置トレイtr1にセットされ、原稿分離
動作が開始された状態であり、駆動モータ30が正転を
開始し、その回転によって原稿送りローラr1、r2と
搬送ローラr3、r4、r5、r6、r7、r8が原稿
搬送方向に、軸A2及びリタードローラRrが逆原稿搬
送方向に回転するとともに軸A1とセパレートローラS
rが時計方向に回転する。
【0041】図18と図19においてセパレートローラ
Srの正転につれてギヤ機構Gを介してアームAmが時
計方向即ち下方に回動し、積層状態の原稿Dの最上位の
一枚に接触し、この時、アームAmの下方への移動が制
止されて、ギヤ機構Gを介して上記のように、ピックア
ップローラPrが正回転し、しごくようにして原稿Dが
セパレートローラSrとリタードローラRrの間の原稿
供給口10にに移送される。ここでセパレートローラS
rが正転を開始すると、上述のようにトルクリミッタt
lの作用により、軸A2との接続が切断され、リタード
ローラRrはセパレートローラSrに従動して、原稿搬
送方向に回転する。
【0042】図20において、原稿Dがセパレートロー
ラSrとリタードローラRrの間に移送されると、セパ
レートローラSrの回転によって原稿Dが下流へ搬送さ
れる。この際、リタードローラRrにはセパレートロー
ラSrからトルクは付与されないが、トルクリミッタt
lによる摩擦を介した軸A2の回転による逆送方向の回
転力と、セパレートローラSrによって搬送される原稿
Dとの摩擦による搬送方向の回転力が付与される。この
とき搬送方向の回転力が勝ってリタートローラRrも搬
送方向に回転するかあるいは上記2つの回転力は均衡
し、軸A2とリタードローラRrの間、及びリタードロ
ーラRrと搬送される原稿Dとの間には滑りが生じ、リ
タードローラRr自体は回転しない。
【0043】図21において、ピックアップローラP
r、セパレートローラSr及びリタードローラRrによ
って分離された原稿は下流側にある原稿送りローラr
1、r2間に移送される。原稿給紙装置Fが適用される
読み取り装置は読み取られた画データをページ毎に区切
る必要があるため、先に搬送された原稿Dの終端と次に
搬送される原稿Dの始端との間の切れ目を大きくして、
1枚の原稿Dの境界を明確にする必要がある。そのた
め、搬送ローラr1、r2、r3、r4、r5、r6、
r7、r8はセパレートローラSrよりも回転速度が速
くされている。 従って、原稿Dが搬送ローラr1、r
2とセパレートローラSrによって同時に搬送されてい
る間はセパレートローラSrが原稿Dとの間の摩擦によ
って搬送方向に原稿送りローラr1、r2と等速度で回
転される。
【0044】図22において原稿Dの先端が送りローラ
r1,r2の間より下流側へ流れると駆動モータ30が
逆転を開始し、回転軸A1が反時計方向(逆送方向)に
回転する。そして回転軸A1の逆転につれてピックアッ
プローラPrを備えたアームAmはギヤ機構Gを介して
反時計方向即ち上方へ回動され、ピックアップローラP
rが原稿D面から離れる。ピックアップローラPrを退
避させることによって、ピックアップローラPrが原稿
D面に接触して搬送ローラr1、r2による搬送に対し
て余分な抵抗となるのを防いでいる。原稿Dの終端がセ
パレートローラSrを離れて、原稿送りローラr1、r
2の方へ移送されるとセパレートローラSrは再びリタ
ードローラRrと接触する。そして上述したようにセパ
レートローラSrはリタードローラRrの原稿逆送方向
の回転に従動して回転する。この逆転によって前の原稿
Dを搬送ローラまで移送した直後にセパレートローラS
rの直前まで次の原稿D’がきていても、次の原稿D’
を逆送するため、正確に原稿Dを一枚ずつ分離すること
ができる。また、原稿Dの切れ目を十分に長くすること
ができるため、ページ毎に画データを処理する必要があ
るファクシミリ装置の読み取り部に原稿Dを給送するの
に好適である。そして原稿Dが搬送ローラ群によって下
流側へ流されると、上述のように駆動モータ30が正転
に切り替わり上述の動作を繰り返す。
【0045】次に図23乃至図27を参照しつつ、別の
実施例の原稿給紙装置Fについて説明する。先ず、図2
3乃至図27を参照してギア回転伝達機構31(ギア
群)の説明をする。図23乃至図27において、正転
(反時計方向)逆転(時計方向)するように制御される
駆動モータ30の駆動軸11に設けられたギアg31に
は右上方に位置するギアg32が噛み合っている。ギア
g32の後方には一体状に同軸のギアg33が設けられ
ている。ギアg33には右下方に設けられたプラネタリ
ーギアg34が噛み合っている。このプラネタリーギア
g34は、駆動モータ30が正転の時は右下方に位置す
るギアg35に噛み合い、駆動モータ30が逆転の時は
右方向に位置するギアg36に噛み合う(図26と図2
7参照)。ギアg35とギアg36は互いに噛み合って
いる。
【0046】従って、プラネタリーギアg34によっ
て、ギヤg36,g35,g37,g38,g39,g
40,g41は、駆動モータ30の正転・逆転にかかわ
らず、一方向のみへ回転され、ギヤg36,ギヤg3
7,ギヤg39,ギヤg41は、常時反時計方向へ回転
され、これらのギヤの回転によって回転される原稿送り
ローラ(図示略)と搬送ローラ(図示略)とは、原稿搬
送方向へのみ回転して、原稿Dを原稿供給口から原稿排
出口まで搬送するように構成されている。
【0047】尚、他の部分は実施例1の構造と同様であ
る。従って、実施例2の原稿給送装置Fも実施例1と同
様の動作を行う。なお、この発明の原稿給紙装置は原稿
をUターンさせて読み取り部に搬送するものであるが、
最上位の原稿Dから給送するものであれば、Uターンさ
せて読み取り部に給送するものに限定されない。
【0048】
【発明の効果】請求項1の原稿給紙装置によれば、セパ
レートローラの回転軸とピックアップローラとの間にギ
ヤ機構を設けて、この回転軸の正逆転駆動でピックアッ
プローラを上下動し、原稿位置でクラッチ機構を介して
ピックアップローラを正回転して原稿を原稿供給口に向
けて送り込むように構成したので、従来のようにアーム
によるピックアップローラの上下動をソレノイドを用い
て制御する必要がなく、安価且つ簡単な機械的構成でピ
ックアップローラの上下動を可能とし、原稿の分離・搬
送をを円滑かつ確実に行うことができる。
【0049】更に、駆動モータの正逆転駆動で、ギヤ回
転伝達機構を介して原稿送りローラを正回転させるとと
もに、リタードローラを逆回転するように構成したの
で、その構造が簡単であり、原稿の搬送が容易にでき、
且つ原稿の分離動作を円滑且つ正確に行うことができて
原稿を1枚ずつ正確に送り込むことができる。。
【0050】請求項2の原稿給紙装置によれば、ギヤ回
転伝達機構内に、駆動モータの正逆転駆動によって、原
稿送りローラを正転方向のみに回転させ、リタードロー
ラを逆回転させるためのワンウェイクラッチ付2段ギヤ
が配設されているので、構造が簡単であって、円滑な回
転伝達を行うことができる。請求項2の原稿給紙装置に
よれば、ギヤ回転伝達機構内に、駆動モータの正逆転駆
動によって、原稿送りローラを正転方向のみに回転さ
せ、リタードローラを逆回転させるためのプラネタリー
ギヤが配設されているので、構造が極めて簡単で、円滑
な回転伝達を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である原稿給紙装置の斜視図
である。
【図2】原稿給紙装置の一部破断斜視図である。
【図3】原稿給紙装置の原稿ガイド部及び下部フレーム
の斜視図である。
【図4】原稿給紙装置の下部フレームの斜視図である。
【図5】原稿給紙装置の部分拡大図である。
【図6】原稿給紙装置の側面図である。
【図7】原稿給紙装置の上部フレームを回動させた状態
の側面図である。
【図8】原稿給紙装置の上部フレーム及び原稿ガイド部
を回動させた状態の側面図である。
【図9】原稿給紙装置のギア群の配列を示す側面図であ
る。
【図10】原稿給紙装置のギア群の一部の配列を示す断
面図である。
【図11】原稿給紙装置のギア群の配列を示す断面図で
ある。
【図12】トルクリミッタの断面図である。
【図13】原稿給紙装置のローラ群の配列を示す断面側
面図である。
【図14】原稿給紙装置の原稿分離部の斜視図である。
【図15】原稿分離部の断面図である。
【図16】別例の原稿分離部におけるセパレートローラ
部分の断面図である。
【図17】原稿分離部の原稿分離動作前の状態を示す断
面略図である。
【図18】原稿分離部の原稿分離動作の初期の状態を示
す断面略図である。
【図19】原稿分離部の原稿分離動作の中期の状態を示
す断面略図である。
【図20】原稿分離部の原稿分離動作の中期の状態を示
す断面略図である。
【図21】原稿分離部の原稿分離動作の中期の状態を示
す断面略図である。
【図22】原稿分離部の原稿分離動作の終期の状態を示
す断面略図である。
【図23】別の実施例の原稿給紙装置のギア群の配列を
示す側面図である。
【図24】図22の原稿給紙装置のギア群の配列を示す
断面図である。
【図25】図22の原稿給紙装置のギア群の一部の配列
を示す断面図である。
【図26】プラネタリーギアの作用説明図である。
【図27】プラネタリーギアの作用説明図である。
【図28】従来の原稿給紙装置を示す断面略図である。
【符号の説明】
Sr セパレートローラ Rr リタードローラ Pr ピックアップローラ A1 回転軸 G ギヤ機構 g2,g4 ワンウェイクラッチ付2段ギア g5,g6 ワンウェイクラッチ付2段ギア g34 プラネタリーギア 11 第1スプリングクラッチ 13 第2スプリングクラッチ 30 駆動モータ 31 ギア回転伝達機構
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/00 108 H04N 1/00 108M (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 3/06 B65H 3/52 G03G 15/00 H04N 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正逆転駆動する駆動モータと、モータの駆
    動で正逆回転する回転軸と、回転軸の回転駆動でクラッ
    チ機構を介して正回転するセパレートローラと、回転軸
    の正逆転駆動でギヤ機構を介して上下動し原稿位置でク
    ラッチ機構を介して正回転するピックアップローラと、
    モータの正逆転駆動でギヤ回転伝達機構を介して正回転
    する原稿送りローラと、逆回転するリタードローラとを
    備えた原稿給紙装置。
  2. 【請求項2】上記ギア回転伝達機構内に、駆動モータの
    正逆転駆動によって、原稿送りローラを正転方向のみに
    回転させ、且つリタードローラを逆回転させるためのワ
    ンウェイクラッチ付2段ギヤを配設した請求項1に記載
    の原稿給紙装置。
  3. 【請求項3】上記ギア回転伝達機構内に、駆動モータの
    正逆転駆動によって、原稿送りローラを正転方向のみに
    回転させ、且つリタードローラを逆回転させるためのプ
    ラネタリーギヤを配設した請求項1に記載の原稿給紙装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8833756B2 (en) 2011-10-07 2014-09-16 Seiko Epson Corporation Sheet-shaped medium feeding device and sheet-shaped medium processing device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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