JP2003146475A - シート送り装置とこの装置を備えたシート取り扱い装置 - Google Patents

シート送り装置とこの装置を備えたシート取り扱い装置

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JP2003146475A
JP2003146475A JP2001346458A JP2001346458A JP2003146475A JP 2003146475 A JP2003146475 A JP 2003146475A JP 2001346458 A JP2001346458 A JP 2001346458A JP 2001346458 A JP2001346458 A JP 2001346458A JP 2003146475 A JP2003146475 A JP 2003146475A
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JP
Japan
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sheet
auxiliary
drive shaft
rotary
rotating body
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Application number
JP2001346458A
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English (en)
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Hiromi Yoshida
博巳 吉田
Koichi Shimada
宏一 島田
Yuji Yokota
勇二 横田
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Original Assignee
Canon Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートの材質、厚み、摩擦係数等の特性のバ
ラツキにかかわらず、常に安定してシートを搬送するこ
とのできるようにする。 【解決手段】 原稿送り装置102は、原稿を搬送する
原稿ピックアップ部79と、原稿ピックアップ部79に
よって搬送されてきた原稿を搬送するメイン搬送部81
と、原稿ピックアップ部79とメイン搬送部81との間
で原稿を搬送する補助搬送部50と、を備え、補助搬送
部50は、原稿の下流端部がメイン搬送部81に到達し
たとき、原稿の搬送を補助するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを送るシー
ト送り装置と、このシート送り装置を装置本体に備えた
シート取り扱い装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シート送り装置は、シート取り扱
い装置の装置本体に装備され、シート取り扱い装置内で
シートを送るようになっている。シート取り扱い装置に
は、シートを取り扱う、画像形成装置、画像読み取り装
置、シート処理装置等がある。画像形成装置は、シート
に画像を形成するようになっており、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ、及びこれらの複合機等がある。画像読
み取り装置は、原稿の画像を読み取るようになってい
る。画像読み取り装置によって読み取られた原稿読み取
り情報は、複写機、プリンタでシートに形成されたり、
他のファクシミリに送信されたりするようになってい
る。シート処理装置には、シートに孔をあける孔あけ装
置、シート束を綴じる綴じ装置、シートあるいはシート
束を折り曲げる折り曲げ装置などがある。シートには、
普通紙、厚紙、普通紙の代用品である樹脂製のもの、オ
ーバヘッドプロジェクタ用の用紙等がある。
【0003】図15、図16に示すシート送り装置10
0は、シートの一例である原稿を収納した不図示のトレ
イから原稿を送り出して搬送するようになっている。
【0004】図15において、駆動軸6は、不図示のモ
ータから回転力を受けて回転し、送りゴムローラ11を
反時計方向に回転する。原稿ピックアップゴムローラ1
8は、駆動軸6を介して不図示のモータから回転力を受
けて反時計方向に回転する。原稿ピックアップゴムロー
ラ18は、原稿5の表面に当接し、原稿5を積載位置か
ら送り出して、メインゴムローラ2に当接させ、図15
に示すように撓ませる。このとき、メインゴムローラ2
は回転していない。
【0005】メインゴムローラ2が回転を停止して、原
稿ピックアップゴムローラ18が回転を継続しているこ
とによって、原稿5の先端5bがメインゴムローラ2と
ピンチローラ53とのニップに突き当てられて停止し、
原稿5の中間部分に撓み5aが形成される。
【0006】原稿5に撓みが形成された後、モータの回
転方向が反転する。すると、メインゴムローラ2は、反
時計方向に回転し、原稿5の先端5bの停止を解除し
て、原稿5の先端を取り込んでメイン搬送動作を開始す
る。このとき、原稿の先端は、撓み5aの弾力と、メイ
ンゴムローラ2の回転とによって、メインゴムローラ2
とピンチローラ53とのニップに進入する。また、送り
ゴムローラ11は、原稿5の表面からの摩擦によって回
転力を受けて、且つ送りゴムローラ11に設けた不図示
の一方向回転クラッチの働きにより、原稿5に連れまわ
り回転して、反時計方向に回転する。
【0007】ところで、従来のシート送り装置100に
おいて、メインゴムローラ2による原稿の搬送へ移行す
るために、送りゴムローラ11とメインゴムローラ2と
の間での原稿5の“たわみ量”は、メインゴムローラ2
に原稿の先端を取り込むために必要である。また、この
たわみ量を確保するため、原稿ピックアップゴムローラ
18、及び送りゴムローラ11は、原稿を撓ませるだけ
の送り力を余分に必要としていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来のシー
ト送り装置100は、シートの材質、厚み、シート表面
の状態によっては、たわみ量が大きくばらつき、シート
の取り出しからシートのメイン搬送への移行を安定して
行えないことがあった。特に、材質が硬く、厚みが厚
く、且つシート表面が滑りやすいシートは、撓まなかっ
たり、あるいは撓み量が少なかったりして、円滑にシー
トの搬送が行われないことがあった。
【0009】本発明は、シートの材質、厚み、摩擦係数
等の特性のバラツキにかかわらず、常に安定してシート
を搬送することのできるシート送り装置と、このシート
送り装置を装置本体に備えたシート取り扱い装置とを提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のシート送り装置は、シートを搬送する上流
側シート搬送手段と、前記上流側シート搬送手段によっ
て搬送されてきた前記シートを搬送する下流側シート搬
送手段と、前記上流側シート搬送手段と前記下流側シー
ト搬送手段との間で前記シートを搬送するシート補助搬
送手段と、を備え、前記シート補助搬送手段は、前記シ
ートの下流端部が前記下流側シート搬送手段に到達した
とき、該シートの搬送を補助するようになっている。
【0011】本発明のシート送り装置は、前記下流側シ
ート搬送手段は主回転体を有し、前記シート補助搬送手
段は補助回転体を有し、前記上流側シート搬送手段によ
って前記シートが送られてきたとき、前記主回転体が始
動し、且つ前記補助回転体が前記シートに接触して該シ
ートの搬送を補助するようになっている。
【0012】本発明のシート送り装置の前記下流側シー
ト搬送手段は、正逆回転可能な主駆動軸と、前記主駆動
軸に設けられた一方向回転クラッチと、前記一方向回転
クラッチに設けられた主回転体とを有し、前記シート補
助搬送手段は、前記主駆動軸に回転可能に設けられて上
流側に延長した回転リンクと、前記回転リンクの上流側
端部に回転自在に支持された補助回転軸と、前記補助回
転軸に回転可能に設けられて前記シートに接触回転して
前記シートを搬送する補助回転体と、前記主駆動軸の回
転力を前記補助回転体に伝達する回転力伝達部と、前記
補助回転軸と前記回転力伝達部との間に設けられたスリ
ップ機構とを有し、前記主駆動軸が一方に回転したと
き、前記回転リンクが一方に回転して前記補助回転体を
前記シートに圧接させ、前記主回転体と前記補助回転体
とで前記シートを搬送し、前記主駆動軸が他方に回転し
たとき、前記回転リンクが他方に回転して補助回転体を
前記シートから離間させるようになっている。
【0013】本発明のシート送り装置の前記上流側シー
ト搬送手段は、正逆回転可能な搬送駆動軸と、前記搬送
駆動軸に設けられた搬送回転体と、前記搬送駆動軸に回
転可能に設けられて上流側に延長した回転リンクと、前
記回転リンクの上流側端部に回転自在に支持されたシー
トピックアップ回転軸と、前記シートピックアップ回転
軸に回転可能に設けられて前記シートに接触回転してシ
ートを搬送するシートピックアップ回転体と、前記搬送
駆動軸の回転力を前記シートピックアップ回転体に伝達
する回転力伝達部と、前記回転リンクと前記回転力伝達
部との間に設けられたスリップ機構とを有し、前記搬送
駆動軸が一方に回転したとき、前記回転リンクが一方に
回転して前記シートピックアップ回転体を前記シートに
圧接させ、前記搬送回転体と前記シートピックアップ回
転体とで前記シートを搬送し、前記搬送駆動軸が他方に
回転したとき、前記回転リンクが他方に回転して前記シ
ートピックアップ回転体を前記シートから離間させるよ
うになっている。
【0014】本発明のシート送り装置の前記搬送回転体
は、前記搬送駆動軸に一方向回転クラッチを介して設け
られ、前記一方向回転クラッチによって、前記搬送駆動
軸からシート搬送方向の回転力を受け、シート逆送方向
の回転力を受けたとき空転状態になるようになってい
る。
【0015】本発明のシート送り装置の前記上流側シー
ト搬送手段は、正逆回転可能な搬送駆動軸と、前記搬送
駆動軸に回転可能に設けられた搬送回転体と、前記搬送
駆動軸に回転可能に設けられて上流側と下流側に延長し
た回転リンクと、前記回転リンクの上流側端部に回転自
在に支持されたシートピックアップ回転軸と、前記シー
トピックアップ回転軸に回転可能に設けられて前記シー
トに接触回転して前記シートを搬送するシートピックア
ップ回転体と、前記搬送駆動軸の回転力を前記シートピ
ックアップ回転体に伝達する搬送回転力伝達部と、前記
搬送回転体と前記搬送回転力伝達部との間に設けられた
一方向回転クラッチと、前記シートピックアップ回転軸
と前記搬送回転力伝達部との間に設けられたスリップ機
構とを有し、前記シート補助搬送手段は、前記回転リン
クの下流側端部に回転自在に支持された補助回転軸と、
前記補助回転軸に設けられて前記シートに接触回転して
前記シートを搬送する補助回転体と、前記搬送駆動軸の
回転力を前記補助回転体に伝達する補助回転力伝達部
と、を有し、前記一方向回転クラッチは、前記搬送駆動
軸がシート搬送方向に回転したとき前記搬送回転体に回
転力を伝達して、シート逆送方向に回転したとき前記搬
送回転体を空転状態にし、前記搬送駆動軸がシート搬送
方向に回転したとき、前記回転リンクが一方に回転して
前記シートピックアップ回転体を前記シートに圧接さ
せ、前記搬送回転体と前記シートピックアップ回転体と
で前記シートを搬送し、前記シート搬送駆動軸がシート
逆送方向に回転したとき前記回転リンクが他方に回転し
て前記シートピックアップ回転体を前記シートから離間
させて、且つ前記補助回転体を前記シートに接触させて
前記補助回転体で前記シートを搬送するようになってい
る。
【0016】本発明のシート送り装置は、前記シート補
助搬送手段の前記補助回転体と前記補助回転力伝達部と
の間に、前記補助回転体が下流方向に移動するシートか
ら回転力を受けたとき前記補助回転体を連れ回り回転可
能にする一方向回転クラッチを備えている。
【0017】上記目的を達成するため、本発明のシート
取り扱い装置は、上記いずれか1つのシート送り装置
と、前記シート送り装置によって送られてきたシートに
形成された画像を読み取る画像読み取り手段と、を備え
ている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。
【0019】本実施形態の原稿送り装置には、第1実施
形態の原稿送り装置と、第2実施形態の原稿送り装置と
があり、いずれの実施形態の原稿送り装置も、シートを
取り扱う、画像形成装置、画像読み取り装置、シート処
理装置等の装置本体に設けられて、その装置本体内でシ
ートを送るようになっている。
【0020】従って、本実施形態の原稿送り装置は、シ
ート取り扱い装置の一種である画像読み取り装置の装置
本体に装備してあるが、他の種類のシート取り扱い装置
の装置本体にも装備できるようになっており、画像読み
取り装置の装置本体のみに設けられるものではない。
【0021】(画像読み取り装置)図1において、画像
読み取り装置101は、後述する第1実施形態の原稿送
り装置(シート送り装置)102と排紙ローラ123と
で原稿を搬送して、その原稿に光源ランプ124の光を
照射し、反射光をリニアイメージセンサ120で受光し
て、原稿を読み取るようになっている。
【0022】原稿セット検知器119は、トレイ4に原
稿5をセットしてあるか否かを検知するようになってい
る。原稿送り装置102は、トレイ4にセットしてある
原稿を原稿ガラス140に送り込むようになっている。
【0023】白色板125は、画像を読み取られている
ときの原稿116を照らす光源ランプ124からの光
を、反射し、ミラーを利用して、リニアイメージセンサ
120に照射するようになっている。読み取り中の原稿
116が無いとき、その反射光はリニアイメージセンサ
120に受光されるので、白色板125は、リニアイメ
ージセンサ120の感度調整手段の役目をしている。
【0024】また、透過原稿読み取り時に、光源ランプ
124から発した光がオーバヘッドプロジェクタ用のシ
ートのような透過原稿を通過したとき、白色板125
は、その光を反射して、再び透過原稿を通過させてリニ
アイメージセンサ120に受光させるので背面照明手段
の役目もしている。なお、白色板125からの反射光
は、第1ミラー126、第2ミラー127、第3ミラー
128、第4ミラー129、赤外線カットガラス13
5、レンズ130を通過して、リニアイメージセンサ1
20に到達するようになっている。
【0025】赤外線カットガラス135は、リニアイメ
ージセンサ120が赤外線の影響を受けるのを防止する
ようになっている。赤外線カットガラス135は、レン
ズ130と第4ミラー129の間の光路中に配置され、
第4ミラー129側の面に赤外線を反射する膜がコーテ
ィングされて光路中の光成分から赤外線を除去する赤外
線除去手段の役目をしている。赤外線除去するには、レ
ンズに燐酸ガラス等の赤外線吸収ガラスを使用したり、
レンズに赤外線反射コーティングを施したりしてもよ
い。
【0026】原稿ガラス140は、光路中の原稿116
が当接し摺動するようになっている。原稿ガラス140
の代わりに、光が均一に透過する透明部材を使用しても
よい。すなわち、原稿116が摺動するので耐摩耗性、
摺動性、強度が必要十分であれば、特にガラスを使用す
ることなくポリカーボネイト等の透明樹脂板を使用して
もよい。また、ポリカーボネイト等の透明樹脂板の表面
に耐摩耗化、摺動化、強化コーティング等を実施して置
き換えてもよい。
【0027】光学系において、原稿116と第1ミラー
126の光路と、第4ミラー129とレンズ130の光
路は、交差部P1で交差している。第1ミラー126と
第2ミラー127の光路と、第4ミラー129とレンズ
130の光路は、交差部P2で交差している。第1ミラ
ー126と第2ミラー127の光路と、第3ミラー12
8と第4ミラー129の光路は、交差部P3で交差して
いる。原稿116とレンズ130との光路中には、3つ
の交差部P1,P2,P3があり、(交差数)=(ミラ
ー数)−1 の関係となっている。
【0028】また、原稿116と第1ミラー126の光
路と、原稿ガラス140の板面は、互いにほぼ直交して
いる。原稿116と第1ミラー126との光路と、第4
ミラー129とレンズ130の光路は、互いにほぼ直交
している。
【0029】原稿ピックアップローラ(シートピックア
ップ回転体)18と送りゴムローラ(搬送回転体)11
は、トレイ4に積載された原稿5の内、1枚の原稿をト
レイ4から原稿読取部まで給送する給付手段として機能
する原稿給送機構の駆動ローラである。メインゴムロー
ラ2と排紙ローラ123は、原稿116をリニアイメー
ジセンサ120に対して相対的に動かす副走査を行うた
めの副走査駆動機構の駆動ローラである。
【0030】原稿給送機構と副走査駆動機構は独立して
駆動する必要があるが、本装置では動力源である図示し
ない駆動モータの回転方向の切り替えと、ばねクラッチ
等のワンウェイクラッチや摩擦クラッチ機構を組み合わ
せることにより、1つの動力源で両方の機構を独立して
駆動できるようにしてある。
【0031】以上の構成において、光源ランプ124、
各ミラー126,127,128,129、レンズ13
0、リニアイメージセンサ120等は、画像読み取り部
(画像読み取り手段)121を構成している。なお、図
1に示す、画像読み取り装置101は、装置本体103
に第1実施形態の原稿送り装置102を備えているが、
後述する第2実施形態の原稿送り装置104を備えてい
てもよい。
【0032】(第1実施形態の原稿送り装置)図2は、
原稿送り装置(シート送り装置)102の全体構成を示
す平面図である。図3は、図2の右側面図である。原稿
送り装置102は、トレイ4にセットしてある原稿を図
1に示す原稿ガラス140に送り込むようになってい
る。原稿送り装置102は、原稿ピックアップ部(上流
側シート搬送手段)79と、補助搬送部(シート補助搬
送手段)50と、メイン搬送部(下流側シート搬送手
段)81等を備えている。モータ1は、メインゴムロー
ラ2、メイン搬送ゴムローラ(主回転体)57、送りゴ
ムローラ11、原稿ピックアップゴムローラ18等の回
転駆動源である。駆動力伝達機構7は、モータ1の回転
力を各ローラに伝達するようになっている。トレイ4
は、原稿(シート)5がセットされるようになってい
る。なお、モータ1、駆動力伝達機構7等は、作動装置
を構成している。
【0033】(第1実施形態の原稿送り装置102の原
稿ピックアップ部79)図4は、第1実施形態の原稿送
り装置102の原稿ピックアップ部79の平面図であ
る。図4において、モータ1(図2参照)からの回転力
は、駆動力伝達機構7によって駆動軸(搬送駆動軸)6
に伝達されて、さらに、伝達ベルト(回転力伝達部)1
0を介して伝達プーリ(回転力伝達部)20に伝達され
るようになっている。
【0034】駆動軸6は、原稿ピックアップ部79を支
持するとともに、原稿ピックアップ部79を駆動し、且
つ送りゴムローラ11と原稿ピックアップゴムローラ1
8とを回転するようになっている。駆動軸6に設けられ
た各部材の内、伝達プーリ(回転力伝達部)9と、伝達
ボス15は、駆動軸6に固定され、1対の連結アーム
(回転リンク)8,8、送りゴムローラ11、レバーば
ね12、ストップレバー13、及び摩擦パッド14は、
駆動軸6に回転自在に設けられ、さらに、ストップレバ
ー13と摩擦パッド14はスラスト方向に移動自在に駆
動軸6に設けられている。また、1対の連結アーム8,
8は、止め輪27,27によって駆動軸6から抜け落ち
ないように抜け止めされて、上流側に伸びている。な
お、駆動軸6と、ストップレバー13、及び後述する本
体のストッパ壁25等は、ストッパ機構を構成してい
る。
【0035】送りゴムローラ11は、一方向回転クラッ
チ28によって伝達プーリ9に連結されている。送りゴ
ムローラ11は、原稿を送るローラであり、モータ1の
回転方向が原稿送り回転のとき、一方向回転クラッチ2
8がロックして原稿を送り、モータ1が逆回転したと
き、一方向回転クラッチ28がロックを解除して、空転
するようになっている。
【0036】駆動軸6の回転にともなって、伝達ボス1
5が駆動軸6と一体に回転すると、レバーばね12の側
圧を受けたストップレバー13は摩擦パッド14を介し
てその摩擦回転力がストップレバー13に伝達されるよ
うになっている。ストップレバー13は、摩擦駆動によ
って回転するため、ストップレバー13の回転規制片2
9とストッパ片30とのいずれかが本体のストッパ壁2
5(図5(a)、図5(b)参照)に当接するとスリッ
プして空転状態するようになっている。
【0037】支持軸(シートピックアップ回転軸)21
は、左右1つの連結アーム8,8の上流側端部に回転自
在に設けられて、止め輪31,31によって抜け止めさ
れている。支持軸21には、伝達プーリ20、原稿ピッ
クアップゴムローラ18、摩擦パッド17、摩擦パッド
(スリップ機構)22、位置決めレバー16が回転自在
に設けられている。なお、駆動軸6、連結アーム8,
8、支持軸21、及び位置決めレバー16等は、位置決
め機構を構成している。
【0038】回転力が伝達された伝達プーリ20の回転
力は、切り欠き連結された連結部32を介して原稿ピッ
クアップゴムローラ18に伝達される。伝達プーリ20
と原稿ピックアップゴムローラ18の内部には、レバー
ばね19を内蔵してある。レバーばね19は、原稿ピッ
クアップゴムローラ18を伝達プーリ20から離す方向
に付勢している。
【0039】位置決めレバー16は、レバーばね19に
押圧される原稿ピックアップゴムローラ18による側圧
を摩擦パッド17を介して受けて、原稿ピックアップゴ
ムローラ18の回転力を受けるようになっている。
【0040】伝達プーリ20側の連結アーム8は、摩擦
パッド22を介して伝達プーリ20と連結アーム8の側
圧による摩擦回転動力を伝達され、モータ1の回転方向
に合わせて上下動して、支持軸21を昇降するようにな
っている。
【0041】以上の構成において、原稿ピックアップ部
79は、駆動軸6と、送りゴムローラ11と、一方向回
転クラッチ28と、連結アーム8と、支持軸21と、送
りゴムローラ11と、摩擦パッド22等で構成されてい
る。なお、一方向回転クラッチ28は、必ずしも必要と
しない。
【0042】原稿ピックアップ部79の動作を説明す
る。以上の構成において、原稿をセットするときの位置
決めレバー16、ストップレバー13は、図5(a)に
示すように、駆動軸6から時計方向の回転力を受けてい
る。このため、ストップレバー13の回転規制片29が
本体のストッパ壁25に当接し、ストッパ片30が位置
決めレバー16の背部16cに位置して、静止してい
る。また、位置決めレバー16も時計方向の回転力を受
けて本体下部26のストッパ凹部33に当接して、停止
している。
【0043】原稿をトレイ4から送り出そうとして、モ
ータ1の回転方向を逆転し、駆動軸6に反時計方向の回
転力を伝達すると、図5(b)に示すように、ストップ
レバー13は、反時計方向に回転する。この回転でスト
ッパ片30が位置決めレバー16から離れる。同時に、
伝達ベルト10を介して伝達された動力により支持軸2
1が下降するとともに、位置決めレバー16が反時計方
向に回転して、原稿セットの位置が解除される。
【0044】原稿5をセットしようとするとき、図5
(a)に示すように、位置決めレバー16を支持する軸
21は、本体の下部26から離れて、上側に保持されて
いる。位置決めレバー16は、ストッパ凹部33に進入
し、回転止め壁33aに当接して回転を停止している。
また、位置決めレバー16用のストップレバー13は、
回転規制片29が本体のストッパ壁25に当接して、回
転を停止している。原稿5がセットされて、原稿5によ
って位置決めレバー16が押し込まれようとするとき、
ストップレバー13のストッパ片30が位置決めレバー
16を受け止めて、位置決めレバー16を回転止めして
いる。このため、原稿5は、位置決めレバー16に受け
止められて、トレイ4上に、常に同じ位置にセットされ
る。
【0045】原稿5を送り出すため、モータ1を始動す
ると、モータ1の回転力が駆動力伝達機構7を経由して
駆動軸6に伝達される。駆動軸6は、図5(b)に示す
ように、反時計方向に回転する。駆動軸6に連動してス
トップレバー13が回転する。ストップレバー13は、
ストッパ片30が位置決めレバー16から離れて装置本
体103のストッパ壁25に当接して、回転止めされ
る。
【0046】駆動軸6は、なおも回転を継続する。しか
し、ストップレバー13は、摩擦パッド14によって、
駆動軸6の回転力を逃がされて、回転止めされたままに
なっている。一方、駆動軸6の反時計方向への回転力
は、伝達プーリ9、伝達ベルト10を経由して伝達プー
リ20にも伝達される。
【0047】伝達プーリ20に伝達された反時計方向へ
の回転力は、連結部32、原稿ピックアップゴムローラ
18、摩擦パッド17を介して位置決めレバー16に伝
達される。これにともなって、位置決めレバー16は反
時計方向に回転させられて、原稿セット位置を解除す
る。そして、支持軸21は、本体の下部26へ接近し
て、原稿ピックアップゴムローラ18をトレイ4にセッ
トされた原稿面に押し付ける。
【0048】原稿ピックアップゴムローラ18は、反時
計方向に回転しており、原稿5をトレイ4から送り出
す。トレイ4から送り出された原稿5は、回転している
送りゴムローラ11とメインゴムローラ2とによって、
図2の矢印D方向に搬送される。
【0049】原稿をトレイ4から送り出した後、モータ
1の回転方向が逆転されると、駆動軸6に図5(a)の
ように時計方向の回転力が伝達される。すると、原稿ピ
ックアップゴムローラ18、支持軸21は、本体の下部
26から離れて、位置決めレバー16、及びストッパ1
3も時計方向に回転して、次に、積載される原稿を位置
決めする位置に戻る。
【0050】なお、上記の動作において、ストップレバ
ー13と位置決めレバー16との回転角の範囲は、次ぎ
のような関係にある。すなわち、ストップレバー13
は、図6に示すように、反時計方向にβ度回転して装置
本体のストッパ壁25に当接して停止するようになって
いる。一方、位置決めレバー16は反時計方向にα度回
転してストップレバー13の外周に当接して停止するよ
うになっている。このとき、必ず α度<β度 の関係が
成立するように、駆動力伝達機構7の構成や、位置決め
レバー16やストップレバー13の回転を規制する部分
の配置関係を設定してある。すなわち、回転角度の小さ
い位置決めレバー16は、図5(a)に示すように、回
転止壁33aに当接して回転規制されてから、回転角度
の大きいストップレバー13が遅れて位置決めレバー1
6の背面に回り込むため、原稿の先端に押されて反時計
方向に回転しようとしても、ストッパ片30に受け止め
られて回転止めされるようになっている。この結果、位
置決めレバー16は、原稿セットの位置決めを確実に行
うようになっている。
【0051】ストップレバー13と位置決めレバー16
とに作用する力関係を図6に基づいて説明する。原稿挿
入時に、位置決めレバー16が原稿から受ける外力は、
矢印A方向である。ストップレバー13のストッパ片3
0にその外力が加わる。位置決めレバー16の背部16
cでは、ベクトルAの方向の力が発生する。このベクト
ルAの方向が、背部16cとストッパ片30との当接位
置と駆動軸6の中心を結ぶ線Lよりも必ず矢印b側にな
るように、位置決めレバー16の支持軸21の中心位置
を設定してある。これは、ストップレバー13に矢印A
方向の外力が加わっても、背部16cとストッパ片30
との当接が外れないストップレバー13と位置決めレバ
ー16との相対位置関係である。このような位置関係に
よって、位置決めレバー16による原稿の位置決めを確
実に行えるようにしてある。
【0052】図7に示す原稿ピックアップ部(上流側シ
ート搬送手段)83は、原稿を1枚ずつ確実にトレイ4
から送り出せるようになっている。位置決めレバー16
によって位置決めされて、トレイ4から取り出された複
数枚の原稿5は、原稿搬送方向に対して、ある角度をも
って配置された第1分離パッド23の表面を進行しなが
ら分離される。次に、原稿は、第2分離パッド24、及
び送りゴムローラ11によって、最終的に1枚ずつの原
稿に分離されて、メインゴムローラ2へと送られる。原
稿分離に分離パッド方式を採用する場合は、分離パッド
の位置に対して、原稿をセットする位置が分離性能に大
きく影響するため、原稿の位置決めが重要な要素にな
る。なお、第1分離パッド23、第2分離パッド24、
及び送りゴムローラ11は、原稿重送防止機構を構成し
ている。
【0053】従って、原稿ピックアップ部79,83に
おいて、原稿の位置を決める位置決めレバー16は、原
稿セット時には原稿が通過する原稿通路41(図5
(a)参照)内に位置して、原稿送り出し時には原稿通
路41外に退避する、可動式であり、しかも、モータ1
の回転で可動するようになっている。このため、原稿ピ
ックアップ部79,83は、原稿の位置決めと、位置決
め解除とを確実に行えるようになっている。
【0054】さらに、原稿セット時に、原稿セット位置
を決める位置決めレバー16は、原稿を押し込む力など
の、外部力により動かないよう、ストップレバー13に
よって、所定位置に保持されるようになっている。この
ため、原稿ピックアップ部79,83は、原稿セット時
には、常に同じ位置に原稿を位置決めすることができ
る。しかも、ストップレバー13もモータ1の回転によ
り原稿セット時、及びセット解除時の使い分けが可能に
なっており、原稿の位置決めと、位置決め解除とを確実
に行えるようになっている。
【0055】(第1実施形態の原稿送り装置102の補
助搬送部50、及びメイン搬送部81)図8は、第1実
施形態の原稿送り装置102の補助搬送部50、及びメ
イン搬送部81の概略平面図である。メイン搬送ゴムロ
ーラ57は、一方向回転クラッチ58を内部に備えてお
り、この一方向回転クラッチ58を介してメイン搬送ゴ
ムローラ軸(主駆動軸)51に連結している。メイン搬
送ゴムローラ57は、図2に示すようにメイン搬送ゴム
ローラ軸51に間を空けて3つ設けてある。図8に戻っ
て、補助ローラ連結アーム(回転リンク)68,68
は、メイン搬送ゴムローラ軸51に回動自在に設けら
れ、止め輪67,67によって、スラスト方向へ移動し
ないように規制されている。また、補助ローラ連結アー
ム68,68は、上流側に延びて、上流側端部に、補助
ローラ支持軸(補助回転軸)59を回転自在に支持して
いる。補助ローラ支持軸59は、止め輪60,60によ
って、補助ローラ連結アーム68,68に対して、スラ
スト方向へ移動しないように規制されている。
【0056】メイン搬送ゴムローラ軸51の回転力は、
メイン搬送ゴムローラ軸51に平行ピン56で固定され
た補助ローラ歯付きプーリ55、及び補助ローラ伝達歯
付きベルト(回転力伝達部)54によって、歯付き伝達
プーリ65に伝達されるようになっている。
【0057】補助ローラ支持軸59上の伝達プーリ押し
付けばね64は、補助ローラ支持軸59上の止め輪63
と歯付き伝達プーリ65との間に設けられている。この
ため、歯付き伝達プーリ65は、伝達プーリ押し付けば
ね64の側圧力を受けて、摩擦パッド(スリップ機構)
66を介して補助ローラ連結アーム68に圧接されてい
る。この圧接力によって、メイン搬送ゴムローラ軸51
から伝達された回転力が連結アーム68を上下運動させ
る動力源になるようにしてある。
【0058】従って、伝達プーリ押し付けばね64の弾
力と摩擦パッド66の摩擦係数との少なくとも一方を変
えることによって、補助ゴムローラ(補助回転体)61
を原稿5に圧接する圧接力を調節して、メイン搬送ゴム
ローラ57への原稿の送り込み力を所望の送り込み力に
設定することができる。
【0059】歯付き伝達プーリ65に伝達された回転力
は、補助ローラクラッチばね62を介して、補助ゴムロ
ーラ61に伝達されるようになっている。この補助ゴム
ローラ61は、補助ローラ支持軸59に対して回動自在
に設けられている。補助ゴムローラ61は、原稿5をメ
イン搬送ゴムローラ57へ送り込むだけの働きをするよ
うになっている。このため、補助ゴムローラ61の外周
周速度は、メイン搬送ゴムローラ57の外周周速度より
遅くなるように、補助ゴムローラ61、及びメイン搬送
ゴムローラ57の外径や、回転伝達比率を設定してあ
る。従って、メイン搬送ゴムローラ57によって、原稿
5の搬送を開始すると、補助ゴムローラ61は、原稿5
表面からの接触摩擦力を受けて、補助ローラクラッチば
ね62によって連れまわりの回転ができるようになって
いる。
【0060】以上の構成において、補助搬送部50は、
メイン搬送ゴムローラ軸51、補助ローラ連結アーム6
8、補助ローラ駆動歯付きプーリ55、補助ローラ伝達
歯付きベルト54、歯付き伝達プーリ65、補助ローラ
支持軸59、伝達プーリ押し付けばね64、摩擦パッド
66、補助ローラクラッチばね62、補助ゴムローラ6
1等によって構成されている。なお、メイン搬送ゴムロ
ーラ軸51の周速度が、メイン搬送ゴムローラ57の周
速度と同一である場合、補助ローラクラッチばね62
は、必ずしも必要としない。また、メイン搬送部81
は、メイン搬送ゴムローラ軸51、一方向回転クラッチ
58、メイン搬送ゴムローラ57等によって構成されて
いる。
【0061】(第1実施形態の原稿送り装置102の動
作説明)図9、図10は、第1実施形態の原稿送り装置
102の動作説明用の図である。
【0062】駆動軸6、及び送りゴムローラ11は、モ
ータ1(図2参照)からの回転力を受けて回転する。同
時に、原稿ピックアップゴムローラ18も反時計の回転
力を受けて回転する。但し、原稿ピックアップゴムロー
ラ18は、原稿5の表面に当接して原稿5をトレイ4
(図2参照)から取り出し、送りゴムローラ11と協働
してメイン搬送ゴムローラ57とピンチローラ53との
ニップに原稿5の先端5bを当接させる。なお、ピンチ
ローラ53は、図3に示すように、ピンチローラ板ばね
52の両端に設けられて、一方のピンチローラ53は、
メイン搬送ゴムローラ57に圧接され、他方のピンチロ
ーラ53は、メインゴムローラ2に圧接されている。
【0063】このとき、図9に戻って、メイン搬送ゴム
ローラ軸51は時計方向に回転しているが、一方向回転
クラッチ58の働きでメイン搬送ゴムローラ57に回転
力が伝達されていない。このため、メイン搬送ゴムロー
ラ57は回転していない。また、メイン搬送ゴムローラ
軸51に連動している補助ゴムローラ61は、メイン搬
送ゴムローラ軸51の時計方向への回転により、上方に
逃げて原稿5の進行を妨げないようにしている。
【0064】次に、図10において、モータ1(図2参
照)の回転方向が反転すると、メイン搬送ゴムローラ軸
51も反転して反時計方向に回転する。すると、メイン
搬送ゴムローラ57は、一方向回転クラッチ58のロッ
クによって、メイン搬送ゴムローラ軸51から回転力を
受けてメイン搬送ゴムローラ軸51と一体に反時計方向
に回転して、原稿5の先端5bを取り込んでメイン搬送
を開始する。このとき、メイン搬送ゴムローラ軸51に
連動している補助搬送部50が下降する。これにともな
って、補助ゴムローラ61が原稿5の表面に当接して、
原稿5にメイン搬送ゴムローラ57とピンチローラ53
とのニップに送り込む搬送力を付与する。
【0065】従って、第1実施形態の原稿送り装置10
2は、原稿ピックアップ部79とメイン搬送部81との
間で、原稿5に撓みを殆んど生じさせることなく、原稿
5をメイン搬送部81に確実に送り込むことができる。
特に、原稿5の表面が滑りやすく、メイン搬送ゴムロー
ラ57とピンチローラ53とのニップに食い込みにくい
原稿であっても確実にそのニップに原稿を送り込むこと
ができる。
【0066】(第2実施形態の原稿送り装置104)図
11は第2実施形態の原稿送り装置(シート送り装置)
104の概略平面図である。第1実施形態のシート送り
装置102と同一部分については、同一符号を付してそ
の部分の説明は省略する。
【0067】(第2実施形態の原稿送り装置104の構
成)第2実施形態の原稿送り装置104も、原稿ピック
アップ部(上流側シート搬送手段)84、補助搬送部
(シート補助搬送手段)85、メイン搬送部(下流側シ
ート搬送手段)86を備えている。この原稿送り装置1
04は、補助搬送部85を駆動軸(搬送駆動軸)6に支
持させて、補助搬送部85の駆動力を駆動軸6からギヤ
によって受けるようになっている。すなわち、図12に
おいて、原稿ピックアップ部84の原稿ピックアップゴ
ムローラ18は、駆動軸6からローラ駆動ギヤ(搬送回
転力伝達部)76、伝達ギヤ(搬送回転力伝達部)7
5、ピックアップローラ駆動ギヤ(搬送回転力伝達部)
88によって回転力を受けるようになっている。
【0068】なお、本実施形態の原稿送り装置104に
おけるメイン搬送部86は、図11に示すように、モー
タ1の回転力を、駆動力伝達機構7を介して受ける駆動
軸87と、この駆動軸87に間をおいて設けられた複数
のメインゴムローラ(主回転体)2等で構成されてい
る。
【0069】駆動軸6には、1対の可動連結アーム(回
転リンク)72が回転自在に設けられている。1対の可
動連結アーム72の両端には、支持軸21と補助ローラ
軸(補助回転軸)74とが回転自在に設けられている。
回動連結アーム72は図13に示すに側面視「へ」の字
状に形成されている。駆動軸6には、平行ピン77によ
ってローラ駆動ギヤ76が駆動軸6と一体に回転するよ
うに設けてある。図12において、右側の可動連結アー
ム72には、伝達ギヤ75が回転自在に設けてある。支
持軸21には、連結部32の片側の部材32aと一体の
ピックアップローラ駆動ギヤ88が回転自在に設けてあ
る。伝達ギヤ75は、両方のローラ駆動ギヤ76とピッ
クアップローラ駆動ギヤ88に噛合している。
【0070】補助ローラ軸74には、平行ピン77によ
って補助ローラギヤ(搬送回転力伝達部)73が補助ロ
ーラ軸74と一体に回転するように設けてある。補助ロ
ーラギヤ73は、ローラ駆動ギヤ76に噛合している。
補助ローラ軸74の両端には、一方向回転クラッチ78
が設けてある。一方向回転クラッチ78には、補助ゴム
ローラ(補助回転体)71が、一方向回転クラッチ78
を覆って設けてある。
【0071】(第2実施形態の原稿送り装置104の動
作)図13において、駆動軸6が反時計方向に回転する
と、図12に示す、駆動軸6からローラ駆動ギヤ76、
伝達ギヤ75をへて、ピックアップローラ駆動ギヤ88
に回転力が伝達される。すると、図13において、可動
連結アーム72が駆動軸6を中心に反時計方向に回転し
て、原稿ピックアップゴムローラ18が原稿5の表面に
当接して、原稿5をトレイ4から送り出す。すると、原
稿5の先端5bが、図14に示すように、メインゴムロ
ーラ2とピンチローラ53とのニップに当接する。その
後、モータ1が回転を反転する。
【0072】すると、図14に示すように、メインゴム
ローラ2が反時計方向に回転して原稿5の先端5bをニ
ップに取り込む動作を開始する。これと同時に、駆動軸
6は、時計方向に回転して、原稿ピックアップゴムロー
ラ18を原稿から離し、且つ可動連結アーム72の他端
に補助ローラ軸74を介して設けられた補助ゴムローラ
71を原稿5の表面に当接させる。すると、補助ゴムロ
ーラ71は、原稿5をメインローラ2へ押し込む。補助
ゴムローラ71の外周周速度は、メインゴムローラ2の
外周周速度よりも遅くなるように補助ゴムローラ71と
メインゴムローラ2の外径と駆動伝達比を設定してあ
る。
【0073】従って、原稿5の先端5bがメインゴムロ
ーラ2とピンチローラ53とのニップに食い込み、メイ
ンゴムローラ2がメイン搬送を開始すると、補助ゴムロ
ーラ71は原稿5の表面摩擦動力による引っ張り力を受
けて、内在の一方向回転クラッチ78の働きによって、
連れ回り空転する。なお、補助ゴムローラ11の周速度
がメインゴムローラ2の周速度とほぼ同じ場合には、一
方向回転クラッチ78は、必ずしも必要としない。
【0074】
【発明の効果】本発明のシート送り装置は、シート補助
搬送手段を備えて、シートを撓ませることなく搬送する
ようになっているので、シートの材質、厚み、摩擦係数
等の特性のバラツキにかかわらず、常時、安定した状態
でシートを搬送することができる。さらに、本発明のシ
ート搬送装置は、シートを撓ませる必要がないことか
ら、シートの搬送力を小さくすることができ、シートを
搬送する駆動源を小さくして、小型にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の原稿送り装置(シート
送り装置)を装置本体に備えた画像読み取り装置(シー
ト取り扱い装置)の概略正面断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態の原稿送り装置の平面図
である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】原稿ピックアップ部(上流側シート搬送手段)
の平面図である。
【図5】原稿ピックアップ部の動作説明図である。 (a) 原稿を位置決めしている状態の図である。 (b) 位置決めされた後の原稿をトレイから送り出す
状態の図である。
【図6】位置決めレバーとストップレバーとの相対位置
関係を説明するための図である。
【図7】他の実施形態の原稿送り装置の主要部を原稿送
り方向に沿って見た概略図である。
【図8】図2の原稿送り装置の原稿ピックアップ搬送部
(下流側シート搬送手段)と補助搬送部(シート補助搬
送手段)の平面図である。
【図9】図2の原稿送り装置の動作説明図であり、補助
搬送部(シート補助搬送手段)の非作動状態を示した図
である。
【図10】図2の原稿送り装置の動作説明図であり、補
助搬送部(シート補助搬送手段)の作動状態を示した図
である。
【図11】本発明の第2実施形態の原稿送り装置(シー
ト送り装置)の平面図である。
【図12】図11の原稿送り装置の原稿ピックアップ搬
送部と補助搬送部との平面図である。
【図13】図11の右側面図であり、原稿ピックアップ
搬送部によって原稿が搬送されている状態図である。
【図14】図11の右側面図であり、補助搬送部とメイ
ン搬送部とで原稿を搬送している状態図である。
【図15】従来の原稿送り装置の動作説明図であり、原
稿をメインゴムローラに送り込んだ状態の図である。
【図16】従来の原稿送り装置の動作説明図であり、原
稿をメインゴムローラで搬送している状態の図である。
【符号の説明】
L 位置決めレバーの背部とストッパ片との当接位
置と駆動軸(回動中心)の中心を結ぶ線 1 モータ 2 メインゴムローラ(主回転体) 4 トレイ 5 原稿(シート) 5a 原稿の撓み 5b 原稿の先端 6 駆動軸(搬送駆動軸) 7 駆動力伝達機構 8 連結アーム(回転リンク) 9 伝達プーリ(回転力伝達部) 10 伝達ベルト(回転力伝達部) 11 送りゴムローラ(搬送回転体) 18 原稿ピックアップゴムローラ(シートピック
アップ回転体) 20 伝達プーリ(回転力伝達部) 21 支持軸(シートピックアップ回転軸) 22 摩擦パッド(スリップ機構) 28 一方向回転クラッチ 50 補助搬送部(シート補助搬送手段) 51 メイン搬送ゴムローラ軸(主駆動軸) 54 補助ローラ伝達歯付きベルト(回転力伝達
部) 55 補助ローラ駆動歯付きプーリ 57 メイン搬送ゴムローラ(主回転体) 58 一方向回転クラッチ 59 補助ローラ支持軸(補助回転軸) 61 補助ゴムローラ(補助回転体) 66 摩擦パッド(スリップ機構) 68 補助ローラ連結アーム(回転リンク) 71 補助ゴムローラ(補助回転体) 72 可動連結アーム(回転リンク) 73 補助ローラギヤ(搬送回転力伝達部) 74 補助ローラ軸(補助回転軸) 75 伝達ギヤ(搬送回転力伝達部) 76 ローラ駆動ギヤ(搬送回転力伝達部) 78 一方向回転クラッチ 79 原稿ピックアップ部(上流側シート搬送手
段) 81 メイン搬送部(下流側シート搬送手段) 83 原稿ピックアップ部(上流側シート搬送手
段) 84 原稿ピックアップ部(上流側シート搬送手
段) 85 補助搬送部(シート補助搬送手段) 86 メイン搬送部(下流側シート搬送手段) 88 ピックアップローラ駆動ギヤ(搬送回転力伝
達部) 101 画像読み取り装置 102 第1実施形態の原稿送り装置(シート送り
装置) 103 画像読み取り装置の装置本体 104 第2実施形態の原稿送り装置(シート送り
装置) 116 読み取り中の原稿 121 画像読み取り部(画像読み取り手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 108 H04N 1/00 108M (72)発明者 横田 勇二 埼玉県秩父市大字下影森1248番地 キヤノ ン電子株式会社内 Fターム(参考) 2H076 BA15 BA20 BA24 BA33 BA35 BA46 BA48 BA63 3F049 AA01 DA14 LA01 LB02 3F343 FA03 FB01 FC01 FC13 GA01 GB01 GC01 GD01 HB02 JA14 JA16 JA18 JA19 JA20 KB04 KB05 LD24 LD25 LD27 LD29 LD30 5C062 AA02 AA05 AB17 AB22 AB32 AD06 BA00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを搬送する上流側シート搬送手段
    と、 前記上流側シート搬送手段によって搬送されてきた前記
    シートを搬送する下流側シート搬送手段と、 前記上流側シート搬送手段と前記下流側シート搬送手段
    との間で前記シートを搬送するシート補助搬送手段と、
    を備え、 前記シート補助搬送手段は、前記シートの下流端部が前
    記下流側シート搬送手段に到達したとき、該シートの搬
    送を補助することを特徴とするシート送り装置。
  2. 【請求項2】 前記下流側シート搬送手段は主回転体を
    有し、前記シート補助搬送手段は補助回転体を有し、前
    記上流側シート搬送手段によって前記シートが送られて
    きたとき、前記主回転体が始動し、且つ前記補助回転体
    が前記シートに接触して該シートの搬送を補助すること
    を特徴とする請求項1に記載のシート送り装置。
  3. 【請求項3】 前記下流側シート搬送手段は、正逆回転
    可能な主駆動軸と、前記主駆動軸に設けられた一方向回
    転クラッチと、前記一方向回転クラッチに設けられた主
    回転体とを有し、 前記シート補助搬送手段は、前記主駆動軸に回転可能に
    設けられて上流側に延長した回転リンクと、前記回転リ
    ンクの上流側端部に回転自在に支持された補助回転軸
    と、前記補助回転軸に回転可能に設けられて前記シート
    に接触回転して前記シートを搬送する補助回転体と、前
    記主駆動軸の回転力を前記補助回転体に伝達する回転力
    伝達部と、前記補助回転軸と前記回転力伝達部との間に
    設けられたスリップ機構とを有し、 前記主駆動軸が一方に回転したとき、前記回転リンクが
    一方に回転して前記補助回転体を前記シートに圧接さ
    せ、前記主回転体と前記補助回転体とで前記シートを搬
    送し、前記主駆動軸が他方に回転したとき、前記回転リ
    ンクが他方に回転して補助回転体を前記シートから離間
    させることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート
    送り装置。
  4. 【請求項4】 前記上流側シート搬送手段は、正逆回転
    可能な搬送駆動軸と、前記搬送駆動軸に設けられた搬送
    回転体と、前記搬送駆動軸に回転可能に設けられて上流
    側に延長した回転リンクと、前記回転リンクの上流側端
    部に回転自在に支持されたシートピックアップ回転軸
    と、前記シートピックアップ回転軸に回転可能に設けら
    れて前記シートに接触回転してシートを搬送するシート
    ピックアップ回転体と、前記搬送駆動軸の回転力を前記
    シートピックアップ回転体に伝達する回転力伝達部と、
    前記回転リンクと前記回転力伝達部との間に設けられた
    スリップ機構とを有し、 前記搬送駆動軸が一方に回転したとき、前記回転リンク
    が一方に回転して前記シートピックアップ回転体を前記
    シートに圧接させ、前記搬送回転体と前記シートピック
    アップ回転体とで前記シートを搬送し、前記搬送駆動軸
    が他方に回転したとき、前記回転リンクが他方に回転し
    て前記シートピックアップ回転体を前記シートから離間
    させることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート
    送り装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送回転体は、前記搬送駆動軸に一
    方向回転クラッチを介して設けられ、前記一方向回転ク
    ラッチによって、前記搬送駆動軸からシート搬送方向の
    回転力を受け、シート逆送方向の回転力を受けたとき空
    転状態になることを特徴とする請求項4に記載のシート
    送り装置。
  6. 【請求項6】 前記上流側シート搬送手段は、正逆回転
    可能な搬送駆動軸と、前記搬送駆動軸に回転可能に設け
    られた搬送回転体と、前記搬送駆動軸に回転可能に設け
    られて上流側と下流側に延長した回転リンクと、前記回
    転リンクの上流側端部に回転自在に支持されたシートピ
    ックアップ回転軸と、前記シートピックアップ回転軸に
    回転可能に設けられて前記シートに接触回転して前記シ
    ートを搬送するシートピックアップ回転体と、前記搬送
    駆動軸の回転力を前記シートピックアップ回転体に伝達
    する搬送回転力伝達部と、前記搬送回転体と前記搬送回
    転力伝達部との間に設けられた一方向回転クラッチと、
    前記シートピックアップ回転軸と前記搬送回転力伝達部
    との間に設けられたスリップ機構とを有し、 前記シート補助搬送手段は、前記回転リンクの下流側端
    部に回転自在に支持された補助回転軸と、前記補助回転
    軸に設けられて前記シートに接触回転して前記シートを
    搬送する補助回転体と、前記搬送駆動軸の回転力を前記
    補助回転体に伝達する補助回転力伝達部と、を有し、 前記一方向回転クラッチは、前記搬送駆動軸がシート搬
    送方向に回転したとき前記搬送回転体に回転力を伝達し
    て、シート逆送方向に回転したとき前記搬送回転体を空
    転状態にし、 前記搬送駆動軸がシート搬送方向に回転したとき、前記
    回転リンクが一方に回転して前記シートピックアップ回
    転体を前記シートに圧接させ、前記搬送回転体と前記シ
    ートピックアップ回転体とで前記シートを搬送し、前記
    シート搬送駆動軸がシート逆送方向に回転したとき前記
    回転リンクが他方に回転して前記シートピックアップ回
    転体を前記シートから離間させて、且つ前記補助回転体
    を前記シートに接触させて前記補助回転体で前記シート
    を搬送することを特徴とする請求項1又は2に記載のシ
    ート送り装置。
  7. 【請求項7】 前記シート補助搬送手段の前記補助回転
    体と前記補助回転力伝達部との間に、前記補助回転体が
    下流方向に移動するシートから回転力を受けたとき前記
    補助回転体を連れ回り回転可能にする一方向回転クラッ
    チを備えたことを特徴とする請求項6に記載のシート送
    り装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7の内、いずれか1項に
    記載のシート送り装置と、 前記シート送り装置によって送られてきたシートに形成
    された画像を読み取る画像読み取り手段と、 を備えたことを特徴とするシート取り扱い装置。
JP2001346458A 2001-11-12 2001-11-12 シート送り装置とこの装置を備えたシート取り扱い装置 Pending JP2003146475A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012045876A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Seiko Epson Corp 連続用紙搬送機構の搬送制御方法およびプリンター
CN101888459B (zh) * 2009-05-15 2012-04-25 虹光精密工业(苏州)有限公司 馈纸机构与应用其的影像处理装置
JP2016124662A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 ブラザー工業株式会社 シート搬送装置、及び画像読取装置

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