JPH07157075A - 平板状塗装ワークの反転装置 - Google Patents
平板状塗装ワークの反転装置Info
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- JPH07157075A JPH07157075A JP30286593A JP30286593A JPH07157075A JP H07157075 A JPH07157075 A JP H07157075A JP 30286593 A JP30286593 A JP 30286593A JP 30286593 A JP30286593 A JP 30286593A JP H07157075 A JPH07157075 A JP H07157075A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】片面に塗料を塗布した平板状塗装ワークを、ウ
ェット状態のまま、未乾燥塗膜の損傷を少なく反転で
き、両面に塗料を塗布した後に1回のベーキングで両面
の塗膜を同時に乾燥できる平板状塗装ワークの反転装置
を提供する。 【構成】片面に塗膜を塗装した平板状塗装ワークを搬入
する搬入部1と、平板状塗装ワークを反転する反転部2
と、反転部2で反転した平板状塗装ワークを搬出する搬
出部3とを備えており、反転部2に、複数の受ローラ2
2をもち、搬入部1からの平板状塗装ワークを受け入れ
る受入台21と、受入台21に受入れた平板状塗装ワー
クを幅方向両側からクランプするクランプ装置23と、
受入台21とクランプ装置23の何れか一方を上下動さ
せる上下動装置29と、クランプ装置23を反転させる
反転装置25とを備えた。
ェット状態のまま、未乾燥塗膜の損傷を少なく反転で
き、両面に塗料を塗布した後に1回のベーキングで両面
の塗膜を同時に乾燥できる平板状塗装ワークの反転装置
を提供する。 【構成】片面に塗膜を塗装した平板状塗装ワークを搬入
する搬入部1と、平板状塗装ワークを反転する反転部2
と、反転部2で反転した平板状塗装ワークを搬出する搬
出部3とを備えており、反転部2に、複数の受ローラ2
2をもち、搬入部1からの平板状塗装ワークを受け入れ
る受入台21と、受入台21に受入れた平板状塗装ワー
クを幅方向両側からクランプするクランプ装置23と、
受入台21とクランプ装置23の何れか一方を上下動さ
せる上下動装置29と、クランプ装置23を反転させる
反転装置25とを備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平板状塗装ワークの両
面に塗膜形成のために塗装する際に、該平板状塗装ワー
クを反転させる反転装置、詳しくは、主としてプリント
回路を備えたプリント基板から成る平板状塗装ワークの
両面にソルダーレジストインキを塗布するために、該プ
リント基板を反転させる反転装置に関する。
面に塗膜形成のために塗装する際に、該平板状塗装ワー
クを反転させる反転装置、詳しくは、主としてプリント
回路を備えたプリント基板から成る平板状塗装ワークの
両面にソルダーレジストインキを塗布するために、該プ
リント基板を反転させる反転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント基板の両面にソルダーレ
ジストインキの塗膜を形成する場合、先ず片面に前記ソ
ルダーレジストインキを静電塗布により塗布して、ベー
キングによりその塗膜を乾燥固着し、その後に、このプ
リント基板を反転させて他方の面にソルダーレジストイ
ンキを前記同様塗布してベーキングにより乾燥固着する
所謂1コート1ベーク方式が採られている。
ジストインキの塗膜を形成する場合、先ず片面に前記ソ
ルダーレジストインキを静電塗布により塗布して、ベー
キングによりその塗膜を乾燥固着し、その後に、このプ
リント基板を反転させて他方の面にソルダーレジストイ
ンキを前記同様塗布してベーキングにより乾燥固着する
所謂1コート1ベーク方式が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
に1コート1ベーク方式を採用する場合、片面に塗布し
た塗膜を乾燥した後反転するため、この反転時、塗膜が
傷ついたりするのを少なくできるのであるが、反面、1
コート1ベーク方式であるが故に連続作業に難点が生ず
るだけでなく、片面に塗布した塗膜をベーキングにより
乾燥した後、他方の面に前記インキを塗布して再度ベー
キングする必要があるから、始めに塗布した面は2回ベ
ーキングされてしまうことになり、この結果、2回ベー
キングされる面に焼きムラが生じ易くなる問題もあっ
た。
に1コート1ベーク方式を採用する場合、片面に塗布し
た塗膜を乾燥した後反転するため、この反転時、塗膜が
傷ついたりするのを少なくできるのであるが、反面、1
コート1ベーク方式であるが故に連続作業に難点が生ず
るだけでなく、片面に塗布した塗膜をベーキングにより
乾燥した後、他方の面に前記インキを塗布して再度ベー
キングする必要があるから、始めに塗布した面は2回ベ
ーキングされてしまうことになり、この結果、2回ベー
キングされる面に焼きムラが生じ易くなる問題もあっ
た。
【0004】本発明は、以上の問題に鑑みて成したもの
で、その目的は、片面に塗料を塗布した平板状塗装ワー
クを、ウェット状態のまま、未乾燥塗膜の損傷を少なく
反転でき、両面に塗料を塗布した後に1回のベーキング
で両面の塗膜を同時に乾燥させられる反転装置を提供す
ることにある。
で、その目的は、片面に塗料を塗布した平板状塗装ワー
クを、ウェット状態のまま、未乾燥塗膜の損傷を少なく
反転でき、両面に塗料を塗布した後に1回のベーキング
で両面の塗膜を同時に乾燥させられる反転装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の平
板状塗装ワークの反転装置は、片面に塗膜を塗装した平
板状塗装ワークを搬入する搬入部1と、前記平板状塗装
ワークを反転する反転部2と、該反転部2で反転した前
記平板状塗装ワークを搬出する搬出部3とにより構成
し、前記反転部2を、前記平板状塗装ワークの幅方向端
部を受ける複数の受ローラ22をもち、前記搬入部1か
らの前記平板状塗装ワークを受け入れる受入台21と、
該受入台21に受入れた平板状塗装ワークを幅方向両側
からクランプするクランプ装置23と、前記受入台21
とクランプ装置23の何れか一方を上下動させる上下動
装置29と、前記クランプ装置23を反転させる反転装
置25とにより構成したのである。
板状塗装ワークの反転装置は、片面に塗膜を塗装した平
板状塗装ワークを搬入する搬入部1と、前記平板状塗装
ワークを反転する反転部2と、該反転部2で反転した前
記平板状塗装ワークを搬出する搬出部3とにより構成
し、前記反転部2を、前記平板状塗装ワークの幅方向端
部を受ける複数の受ローラ22をもち、前記搬入部1か
らの前記平板状塗装ワークを受け入れる受入台21と、
該受入台21に受入れた平板状塗装ワークを幅方向両側
からクランプするクランプ装置23と、前記受入台21
とクランプ装置23の何れか一方を上下動させる上下動
装置29と、前記クランプ装置23を反転させる反転装
置25とにより構成したのである。
【0006】請求項2記載の発明は、前記クランプ装置
23に、前記平板状塗装ワークのクランプ位置を該平板
状塗装ワークの幅方向に調節する幅方向調節装置24を
設けたのである。
23に、前記平板状塗装ワークのクランプ位置を該平板
状塗装ワークの幅方向に調節する幅方向調節装置24を
設けたのである。
【0007】請求項3記載の発明は、前記受入台21
に、複数の受ローラ22を設けた一対のローラ台21
1,211を設けて、これらローラ台211,211
を、平板状塗装ワークの搬送方向と直交する幅方向に往
復移動可能に支持し、かつ、前記ローラ台211,21
1を往復移動させて幅寄せする幅寄せ装置26を設けた
のである。
に、複数の受ローラ22を設けた一対のローラ台21
1,211を設けて、これらローラ台211,211
を、平板状塗装ワークの搬送方向と直交する幅方向に往
復移動可能に支持し、かつ、前記ローラ台211,21
1を往復移動させて幅寄せする幅寄せ装置26を設けた
のである。
【0008】請求項4記載の発明は、前記受ローラ22
が、前記平板状塗装ワークを受け止めるワーク受部22
4をもち、このワーク受部224の外周に、その外周面
より径方向外方に突出する弾性リング225を着脱可能
に取付けたのである。
が、前記平板状塗装ワークを受け止めるワーク受部22
4をもち、このワーク受部224の外周に、その外周面
より径方向外方に突出する弾性リング225を着脱可能
に取付けたのである。
【0009】請求項5記載の発明は、前記搬入部1及び
搬出部3に、複数の搬送ローラ12,32と、これら搬
送ローラ12,32を支持する一対の支持壁111,3
11とを備え、これら支持壁111,311のローラ支
持部位に、上向きに開放する軸受部112,312を設
けると共に、駆動装置13,33に連動する駆動軸1
4,34を平板状塗装ワークの搬送方向に沿って配設し
て、この駆動軸14,34に、前記搬送ローラ12,3
2に伝動する複数の伝動部15,35を設ける一方、前
記搬送ローラ12,32に前記伝動部15,35に係合
して受動する受動部16,36を設け、前記搬送ローラ
12,32を、前記支持壁111,311に着脱可能
で、かつ、塗装時強制駆動可能に支持したのである。
搬出部3に、複数の搬送ローラ12,32と、これら搬
送ローラ12,32を支持する一対の支持壁111,3
11とを備え、これら支持壁111,311のローラ支
持部位に、上向きに開放する軸受部112,312を設
けると共に、駆動装置13,33に連動する駆動軸1
4,34を平板状塗装ワークの搬送方向に沿って配設し
て、この駆動軸14,34に、前記搬送ローラ12,3
2に伝動する複数の伝動部15,35を設ける一方、前
記搬送ローラ12,32に前記伝動部15,35に係合
して受動する受動部16,36を設け、前記搬送ローラ
12,32を、前記支持壁111,311に着脱可能
で、かつ、塗装時強制駆動可能に支持したのである。
【0010】請求項6記載の発明は、前記反転部2に、
搬入部1から前記反転部2の受入台21へ平板状塗装ワ
ークを早送りする第1早送り装置27と、前記受入台2
1から搬出部3に前記平板状塗装ワークを早送りする第
2早送り装置28とを設けたのである。
搬入部1から前記反転部2の受入台21へ平板状塗装ワ
ークを早送りする第1早送り装置27と、前記受入台2
1から搬出部3に前記平板状塗装ワークを早送りする第
2早送り装置28とを設けたのである。
【0011】請求項7記載の発明は、前記搬入部1の搬
送ローラ12を、平板状塗装ワークの搬送方向と直交す
る幅方向両側に対向状に位置させ、かつ、一対の支持壁
111に支持されるローラ軸121と、このローラ軸1
21に取付けられ、前記平板状塗装ワークの幅方向中心
に向かって小径となるテーパーローラ123から形成し
たのである。
送ローラ12を、平板状塗装ワークの搬送方向と直交す
る幅方向両側に対向状に位置させ、かつ、一対の支持壁
111に支持されるローラ軸121と、このローラ軸1
21に取付けられ、前記平板状塗装ワークの幅方向中心
に向かって小径となるテーパーローラ123から形成し
たのである。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明では、前記反転部2に、前
記受ローラ22をもった受入台21と、前記クランプ装
置23とを設けたから、片面に塗料が塗布された前記平
板状塗装ワークが前記搬入部1から前記反転部2の受入
台21の受ローラ22上に受入れられて、前記クランプ
装置23でクランプされる時、塗膜の損傷を少なくクラ
ンプさせられ、斯くクランプされた状態で、前記反転装
置25で反転させられるのであり、さらに、前記平板状
塗装ワークが反転された後は、前記受入台21の受ロー
ラ22で前記平板状塗装ワークの幅方向端部を受け止め
られるから、反転後の塗膜損傷も少なくできるのであ
る。しかも、前記受入台21とクランプ装置23の何れ
か一方を上下動させる前記上下動装置29を設けたか
ら、反転時、前記受入台21が前記平板状塗装ワークの
反転の妨げとなることもないのである。従って、以上の
ように前記平板状塗装ワークを、該平板状塗装ワークの
片面がベーキングされない塗布状態のままで、塗膜の損
傷少なく反転させることができるのであるから、両面塗
布した状態で同時にベーキングが行え、従来の1コート
1ベーク方式のような焼きムラなく塗膜を固着させられ
るのである。
記受ローラ22をもった受入台21と、前記クランプ装
置23とを設けたから、片面に塗料が塗布された前記平
板状塗装ワークが前記搬入部1から前記反転部2の受入
台21の受ローラ22上に受入れられて、前記クランプ
装置23でクランプされる時、塗膜の損傷を少なくクラ
ンプさせられ、斯くクランプされた状態で、前記反転装
置25で反転させられるのであり、さらに、前記平板状
塗装ワークが反転された後は、前記受入台21の受ロー
ラ22で前記平板状塗装ワークの幅方向端部を受け止め
られるから、反転後の塗膜損傷も少なくできるのであ
る。しかも、前記受入台21とクランプ装置23の何れ
か一方を上下動させる前記上下動装置29を設けたか
ら、反転時、前記受入台21が前記平板状塗装ワークの
反転の妨げとなることもないのである。従って、以上の
ように前記平板状塗装ワークを、該平板状塗装ワークの
片面がベーキングされない塗布状態のままで、塗膜の損
傷少なく反転させることができるのであるから、両面塗
布した状態で同時にベーキングが行え、従来の1コート
1ベーク方式のような焼きムラなく塗膜を固着させられ
るのである。
【0013】請求項2記載の発明では、前記クランプ装
置23に、前記平板状塗装ワークのクランプ位置を該平
板状塗装ワークの幅方向に調節する幅方向調節装置24
を設けたから、この幅方向調節装置24により、前記平
板状塗装ワークの幅寸法が異なる場合でも、この幅寸法
に合わせて前記クランプ装置23のクランプ位置を簡単
に調節して、前記平板状塗装ワークの塗布面への影響の
少ない端縁でのクランプが確実にできるのである。
置23に、前記平板状塗装ワークのクランプ位置を該平
板状塗装ワークの幅方向に調節する幅方向調節装置24
を設けたから、この幅方向調節装置24により、前記平
板状塗装ワークの幅寸法が異なる場合でも、この幅寸法
に合わせて前記クランプ装置23のクランプ位置を簡単
に調節して、前記平板状塗装ワークの塗布面への影響の
少ない端縁でのクランプが確実にできるのである。
【0014】請求項3記載の発明では、前記受入台21
に、複数の受ローラ22を設けた一対のローラ台21
1,211を設けて、これらローラ台211,211
を、前記平板状塗装ワークの搬送方向と直交する幅方向
に往復移動可能に支持し、かつ、前記ローラ台211,
211を往復移動させて幅寄せする幅寄せ装置26を設
けたから、この幅寄せ装置26による前記ローラ台21
1,211の往復移動により前記ローラ台211の受ロ
ーラ22による前記平板状塗装ワークの受け止めを、該
平板状塗装ワークの塗布面への影響の少ない幅方向端部
において受け止めることができるのである。
に、複数の受ローラ22を設けた一対のローラ台21
1,211を設けて、これらローラ台211,211
を、前記平板状塗装ワークの搬送方向と直交する幅方向
に往復移動可能に支持し、かつ、前記ローラ台211,
211を往復移動させて幅寄せする幅寄せ装置26を設
けたから、この幅寄せ装置26による前記ローラ台21
1,211の往復移動により前記ローラ台211の受ロ
ーラ22による前記平板状塗装ワークの受け止めを、該
平板状塗装ワークの塗布面への影響の少ない幅方向端部
において受け止めることができるのである。
【0015】請求項4記載の発明では、前記受ローラ2
2が、前記平板状塗装ワークを受け止めるワーク受部2
24をもち、このワーク受部224の外周に、その外周
面より径方向外方に突出する弾性リング225を着脱可
能に取付けたから、前記平板状塗装ワークとの接触を少
なくするための前記受ローラ22の構成を簡単にできな
がら、塗料の付着が生じても、前記弾性リング225を
取り外して、交換するだけでそのメンテナンスを行える
のであり、そのメンテナンスを低コストで簡単に行える
のである。
2が、前記平板状塗装ワークを受け止めるワーク受部2
24をもち、このワーク受部224の外周に、その外周
面より径方向外方に突出する弾性リング225を着脱可
能に取付けたから、前記平板状塗装ワークとの接触を少
なくするための前記受ローラ22の構成を簡単にできな
がら、塗料の付着が生じても、前記弾性リング225を
取り外して、交換するだけでそのメンテナンスを行える
のであり、そのメンテナンスを低コストで簡単に行える
のである。
【0016】請求項5記載の発明では、前記搬入部1及
び搬出部3に、複数の搬送ローラ12,32と、これら
搬送ローラ12,32を支持する一対の支持壁111,
311とを設け、これら支持壁111,311のローラ
支持部位に、上向きに開放する軸受部112,312を
設けると共に、駆動装置13,33に連動する駆動軸1
4,34を平板状塗装ワークの搬送方向に沿って配設し
て、この駆動軸14,34に、前記搬送ローラ12,3
2に伝動する複数の伝動部15,35を設ける一方、前
記搬送ローラ12,32に前記伝動部15,35に係合
して受動する受動部16,36を設け、前記搬送ローラ
12,32を、前記支持壁111,311に着脱可能
で、かつ、塗装時強制駆動可能に支持したから、前記各
搬送ローラ12,32を前記駆動装置13,33により
搬送時強制駆動させることができながら、塗料の付着に
対し各搬送ローラ12,32を洗浄する際には、前記各
搬送ローラ12,32を支持する軸受部112,312
の開放部から前記各搬送ローラ12,32を簡単に取り
外すことができ、従って、これらローラ12,32の洗
浄作業を容易に行えるのである。
び搬出部3に、複数の搬送ローラ12,32と、これら
搬送ローラ12,32を支持する一対の支持壁111,
311とを設け、これら支持壁111,311のローラ
支持部位に、上向きに開放する軸受部112,312を
設けると共に、駆動装置13,33に連動する駆動軸1
4,34を平板状塗装ワークの搬送方向に沿って配設し
て、この駆動軸14,34に、前記搬送ローラ12,3
2に伝動する複数の伝動部15,35を設ける一方、前
記搬送ローラ12,32に前記伝動部15,35に係合
して受動する受動部16,36を設け、前記搬送ローラ
12,32を、前記支持壁111,311に着脱可能
で、かつ、塗装時強制駆動可能に支持したから、前記各
搬送ローラ12,32を前記駆動装置13,33により
搬送時強制駆動させることができながら、塗料の付着に
対し各搬送ローラ12,32を洗浄する際には、前記各
搬送ローラ12,32を支持する軸受部112,312
の開放部から前記各搬送ローラ12,32を簡単に取り
外すことができ、従って、これらローラ12,32の洗
浄作業を容易に行えるのである。
【0017】請求項6記載の発明は、前記反転部2に、
前記搬入部1から前記反転部2の受入台21へ平板状塗
装ワークを早送りする第1早送り装置27と、前記受入
台21から搬出部3に前記平板状塗装ワークを早送りす
る第2早送り装置28とを設けたから、前記反転部2に
一旦前記平板状塗装ワークを受け入れた後にクランプし
て反転させて、前記搬出部3に搬出させるまでの反転時
間を短縮でき、従って、前記搬送ローラ12,32によ
る搬送スピードを、反転時間に合わせることなく、塗装
部で塗装されて前記搬入部1に搬入される平板状塗装ワ
ークの加工ピッチに合わせられるのであって、前記反転
部2での反転時間がネックになることなく、連続作業を
行えるので全体として、塗膜形成作業の作業性を向上で
きるのである。
前記搬入部1から前記反転部2の受入台21へ平板状塗
装ワークを早送りする第1早送り装置27と、前記受入
台21から搬出部3に前記平板状塗装ワークを早送りす
る第2早送り装置28とを設けたから、前記反転部2に
一旦前記平板状塗装ワークを受け入れた後にクランプし
て反転させて、前記搬出部3に搬出させるまでの反転時
間を短縮でき、従って、前記搬送ローラ12,32によ
る搬送スピードを、反転時間に合わせることなく、塗装
部で塗装されて前記搬入部1に搬入される平板状塗装ワ
ークの加工ピッチに合わせられるのであって、前記反転
部2での反転時間がネックになることなく、連続作業を
行えるので全体として、塗膜形成作業の作業性を向上で
きるのである。
【0018】請求項7記載の発明では、前記搬入部1の
搬送ローラ12を、平板状塗装ワークの搬送方向と直交
する幅方向両側に対向状に位置させ、かつ、一対の支持
壁111に支持されるローラ軸121と、このローラ軸
121に取付けられ、前記平板状塗装ワークの幅方向中
心に向かって小径となるテーパーローラ123から形成
したから、該テーパーローラ123のテーパー面によ
り、前記平板状塗装ワークの幅に変動があっても、搬送
ローラ12を前記平板状塗装ワークの幅に合わせて移動
させることなく、それぞれの幅に対応して平板状塗装ワ
ークの端部のみを接触させて搬送できるので、前記平板
状塗装ワークの塗装面の端部の塗料が前記搬送ローラ1
2に付着しても、他の平板状塗装ワークの未塗装面への
汚れを塗膜の損傷の影響の少ない端部のみにできるの
で、前記平板状塗装ワークの汚れを最少限に抑えられる
のである。
搬送ローラ12を、平板状塗装ワークの搬送方向と直交
する幅方向両側に対向状に位置させ、かつ、一対の支持
壁111に支持されるローラ軸121と、このローラ軸
121に取付けられ、前記平板状塗装ワークの幅方向中
心に向かって小径となるテーパーローラ123から形成
したから、該テーパーローラ123のテーパー面によ
り、前記平板状塗装ワークの幅に変動があっても、搬送
ローラ12を前記平板状塗装ワークの幅に合わせて移動
させることなく、それぞれの幅に対応して平板状塗装ワ
ークの端部のみを接触させて搬送できるので、前記平板
状塗装ワークの塗装面の端部の塗料が前記搬送ローラ1
2に付着しても、他の平板状塗装ワークの未塗装面への
汚れを塗膜の損傷の影響の少ない端部のみにできるの
で、前記平板状塗装ワークの汚れを最少限に抑えられる
のである。
【0019】
【実施例】本発明の平板状塗装ワークの反転装置の実施
例を図面に基づいて説明する。図1乃至図3に示す平板
状塗装ワークの反転装置は、片面に塗料を塗装した平板
状塗装ワークを搬入する搬入部1と、前記平板状塗装ワ
ークを反転する反転部2と、該反転部2で反転した前記
平板状塗装ワークを搬出する搬出部3とから成り、前記
搬入部1の手前に、複数のテーパーローラ41を備え、
前記搬入部1に前記平板状塗装ワークを搬入するための
コンベア4を付設している。
例を図面に基づいて説明する。図1乃至図3に示す平板
状塗装ワークの反転装置は、片面に塗料を塗装した平板
状塗装ワークを搬入する搬入部1と、前記平板状塗装ワ
ークを反転する反転部2と、該反転部2で反転した前記
平板状塗装ワークを搬出する搬出部3とから成り、前記
搬入部1の手前に、複数のテーパーローラ41を備え、
前記搬入部1に前記平板状塗装ワークを搬入するための
コンベア4を付設している。
【0020】前記搬入部1は、図2に示すように、平板
状塗装ワークの搬送方向と直交する幅方向両側に複数の
搬送ローラ12を支持するローラ台11をそれぞれ配設
して、前記各搬送ローラ12を対向状に位置させると共
に、前記ローラ台11に、図4及び図5に示すように、
前記各搬送ローラ12のローラ軸121の両端を支持す
る一対の支持壁111,111を設けている。さらに、
これら支持壁111,111の上部には、図6に示すよ
うに、上向きに開放した軸受部112を複数設けて、こ
れら軸受部112に、前記ローラ軸121の両軸端に設
ける滑り軸受122,122を着脱可能に支持すると共
に、前記ローラ台11には、該ローラ台11の下方に配
設する駆動装置13に連動する駆動軸14を、前記ロー
ラ台11の支持壁111,111間で、平板状塗装ワー
クの搬送方向に沿って配設して、この駆動軸14に、前
記搬送ローラ12に伝動するウォーム歯車から成る複数
の伝動部15を設ける一方、前記搬送ローラ12の前記
ローラ軸121に前記伝動部15に係合して受動するウ
ォーム歯車から成る受動部16を設け、前記搬送ローラ
12を、前記支持壁111に着脱可能で、かつ、塗装時
強制駆動可能に支持したのである。
状塗装ワークの搬送方向と直交する幅方向両側に複数の
搬送ローラ12を支持するローラ台11をそれぞれ配設
して、前記各搬送ローラ12を対向状に位置させると共
に、前記ローラ台11に、図4及び図5に示すように、
前記各搬送ローラ12のローラ軸121の両端を支持す
る一対の支持壁111,111を設けている。さらに、
これら支持壁111,111の上部には、図6に示すよ
うに、上向きに開放した軸受部112を複数設けて、こ
れら軸受部112に、前記ローラ軸121の両軸端に設
ける滑り軸受122,122を着脱可能に支持すると共
に、前記ローラ台11には、該ローラ台11の下方に配
設する駆動装置13に連動する駆動軸14を、前記ロー
ラ台11の支持壁111,111間で、平板状塗装ワー
クの搬送方向に沿って配設して、この駆動軸14に、前
記搬送ローラ12に伝動するウォーム歯車から成る複数
の伝動部15を設ける一方、前記搬送ローラ12の前記
ローラ軸121に前記伝動部15に係合して受動するウ
ォーム歯車から成る受動部16を設け、前記搬送ローラ
12を、前記支持壁111に着脱可能で、かつ、塗装時
強制駆動可能に支持したのである。
【0021】さらに、前記搬入部1の搬送ローラ12
は、図2及び図4,図5に示すように、前記平板状塗装
ワークの幅方向中心に向かって小径となるテーパーロー
ラ123から形成して、前記平板状塗装ワークの幅に変
動があっても、前記搬送ローラ12を前記平板状塗装ワ
ークの幅に合わせて移動させることなく、該平板状塗装
ワークの端縁のみを常に前記テーパーローラ123のテ
ーパー面に接触するようにしている。
は、図2及び図4,図5に示すように、前記平板状塗装
ワークの幅方向中心に向かって小径となるテーパーロー
ラ123から形成して、前記平板状塗装ワークの幅に変
動があっても、前記搬送ローラ12を前記平板状塗装ワ
ークの幅に合わせて移動させることなく、該平板状塗装
ワークの端縁のみを常に前記テーパーローラ123のテ
ーパー面に接触するようにしている。
【0022】また、前記搬入部1には、図4及び図5に
示すように、該搬入部1から前記反転部2に平板状塗装
ワークを搬入するときに、該平板状塗装ワークを前記反
転部2の幅方向中心に位置させるための幅寄せ装置17
を配設している。該幅寄せ装置17は、前記搬送ローラ
12より上方に突出するピン171を複数突設し、幅方
向にスライド可能とした支持部172に、該支持部17
2を幅方向に移動させるシリンダ173のロッド174
に接続したもので、前記搬入部1の幅方向両側に配設し
ている。
示すように、該搬入部1から前記反転部2に平板状塗装
ワークを搬入するときに、該平板状塗装ワークを前記反
転部2の幅方向中心に位置させるための幅寄せ装置17
を配設している。該幅寄せ装置17は、前記搬送ローラ
12より上方に突出するピン171を複数突設し、幅方
向にスライド可能とした支持部172に、該支持部17
2を幅方向に移動させるシリンダ173のロッド174
に接続したもので、前記搬入部1の幅方向両側に配設し
ている。
【0023】前記反転部2は、前記平板状塗装ワークの
幅方向端部を受ける複数の受ローラ22をもち、前記搬
入部1からの前記平板状塗装ワークを受け入れる受入台
21と、該受入台21に受入れた平板状塗装ワークを幅
方向両側からクランプするクランプ装置23と、前記受
入台21とクランプ装置23の何れか一方を上下動させ
る上下動装置29と、前記クランプ装置23を反転させ
る反転装置25とを備えている。
幅方向端部を受ける複数の受ローラ22をもち、前記搬
入部1からの前記平板状塗装ワークを受け入れる受入台
21と、該受入台21に受入れた平板状塗装ワークを幅
方向両側からクランプするクランプ装置23と、前記受
入台21とクランプ装置23の何れか一方を上下動させ
る上下動装置29と、前記クランプ装置23を反転させ
る反転装置25とを備えている。
【0024】前記受入台21は、幅方向両側に、フリー
回転する複数の前記受ローラ22を設けた一対のローラ
台212,212を備えており、該ローラ台212に
は、前記受ローラ22のローラ軸221の両端に設けた
滑り軸受223,223を支持する支持壁212,21
2を備え、該支持壁212に、前記搬入部1の支持壁1
11と同様に上向きに開放した軸受部213を複数設け
ている。
回転する複数の前記受ローラ22を設けた一対のローラ
台212,212を備えており、該ローラ台212に
は、前記受ローラ22のローラ軸221の両端に設けた
滑り軸受223,223を支持する支持壁212,21
2を備え、該支持壁212に、前記搬入部1の支持壁1
11と同様に上向きに開放した軸受部213を複数設け
ている。
【0025】さらに、前記受ローラ22は、図7に示す
ように、前記平板状塗装ワークの幅方向端部を受け止め
るワーク受部224をもち、このワーク受部224の外
周に、その外周面より径方向外方に突出する弾性リング
225を着脱可能に取付けている。
ように、前記平板状塗装ワークの幅方向端部を受け止め
るワーク受部224をもち、このワーク受部224の外
周に、その外周面より径方向外方に突出する弾性リング
225を着脱可能に取付けている。
【0026】また、前記受入台21には、図8及び図9
に示すように、幅方向に螺杆261配設すると共に、前
記受入台21の側面に前記螺杆261を回転させるハン
ドル262を設ける一方、前記各ローラ台211,21
1を、前記螺杆261に連結して、前記ハンドル262
の操作により平板状塗装ワークの搬送方向と直交する幅
方向に往復移動可能に前記受入台21に支持しており、
前記ハンドル262と螺杆261とにより、前記ローラ
台211,211を往復移動させて幅寄せする幅寄せ装
置26を形成している。
に示すように、幅方向に螺杆261配設すると共に、前
記受入台21の側面に前記螺杆261を回転させるハン
ドル262を設ける一方、前記各ローラ台211,21
1を、前記螺杆261に連結して、前記ハンドル262
の操作により平板状塗装ワークの搬送方向と直交する幅
方向に往復移動可能に前記受入台21に支持しており、
前記ハンドル262と螺杆261とにより、前記ローラ
台211,211を往復移動させて幅寄せする幅寄せ装
置26を形成している。
【0027】さらに、前記反転部2の前記クランプ装置
23は、図2に示すように、前記受入台21に受入れた
平板状塗装ワークを幅方向両側からクランプするため
に、幅方向両端にそれぞれ配設しており、前記各クラン
プ装置23は、図10乃至図12に示すように、搬送方
向に延びるアーム231の両端に空気圧で動作するエア
ハンド232を取付けて、この各エアハンド232に、
図13に示すように、噛み合わせ部が歯型と成ってい
て、前記平板状塗装ワークを最小接触面積でクランプす
るワニ口のクランプ金具233を取付けると共に、前記
アーム231の中心部をエアシリンダ241のロッド2
42で支持している。前記シリンダ241は、前記平板
状塗装ワークのクランプ位置を該平板状塗装ワークの幅
方向に調節する幅方向調節装置24を形成するものであ
って、前記シリンダ241のロッド242が幅方向中心
に向かって進退可能となるように、前記シリンダ241
を前記反転部2のケーシングに取付ける軸受251に支
持している。
23は、図2に示すように、前記受入台21に受入れた
平板状塗装ワークを幅方向両側からクランプするため
に、幅方向両端にそれぞれ配設しており、前記各クラン
プ装置23は、図10乃至図12に示すように、搬送方
向に延びるアーム231の両端に空気圧で動作するエア
ハンド232を取付けて、この各エアハンド232に、
図13に示すように、噛み合わせ部が歯型と成ってい
て、前記平板状塗装ワークを最小接触面積でクランプす
るワニ口のクランプ金具233を取付けると共に、前記
アーム231の中心部をエアシリンダ241のロッド2
42で支持している。前記シリンダ241は、前記平板
状塗装ワークのクランプ位置を該平板状塗装ワークの幅
方向に調節する幅方向調節装置24を形成するものであ
って、前記シリンダ241のロッド242が幅方向中心
に向かって進退可能となるように、前記シリンダ241
を前記反転部2のケーシングに取付ける軸受251に支
持している。
【0028】さらに、前記クランプ装置23は、前記軸
受251を介して前記シリンダ241を回転可能にして
おり、該軸受251に支持される前記シリンダ241の
支持軸部243にスプロケット252を設けて、該スプ
ロケット252にチェーン253を噛み合わせ、該チェ
ーン253を多数の他のスプロケット252を介して図
3に示す反転用モータ254に連結し、該反転用モータ
254及び前記スプロケット252により前記クランプ
装置23を反転させる反転装置25を形成している。
受251を介して前記シリンダ241を回転可能にして
おり、該軸受251に支持される前記シリンダ241の
支持軸部243にスプロケット252を設けて、該スプ
ロケット252にチェーン253を噛み合わせ、該チェ
ーン253を多数の他のスプロケット252を介して図
3に示す反転用モータ254に連結し、該反転用モータ
254及び前記スプロケット252により前記クランプ
装置23を反転させる反転装置25を形成している。
【0029】また、前記シリンダ241における前記ア
ーム231の取付け側に、前記ロッド242の進出を規
制するコの字形のストッパー244を取付けている。
ーム231の取付け側に、前記ロッド242の進出を規
制するコの字形のストッパー244を取付けている。
【0030】さらに、前記上下動装置29は、前記クラ
ンプ装置23で前記平板状塗装ワークをクランプした
後、反転させる際に、前記平板状塗装ワークが前記受入
台21により反転の妨げにならないようにするために設
けるのであって、実施例では図3のように、前記受入台
21を上下動させ、反転部2の上方空間を確保してい
る。また、前記上下動装置29は、受入台21を支持す
る脚部をX状に交差させ、これら脚部の交差の状態を油
圧シリンダ等により変化させて、前記受入台21を上下
動させるようにしている。尚、本実施例では、前記受入
台21を上下動させたが、前記クランプ装置23を上下
動させるようにしてもよい。
ンプ装置23で前記平板状塗装ワークをクランプした
後、反転させる際に、前記平板状塗装ワークが前記受入
台21により反転の妨げにならないようにするために設
けるのであって、実施例では図3のように、前記受入台
21を上下動させ、反転部2の上方空間を確保してい
る。また、前記上下動装置29は、受入台21を支持す
る脚部をX状に交差させ、これら脚部の交差の状態を油
圧シリンダ等により変化させて、前記受入台21を上下
動させるようにしている。尚、本実施例では、前記受入
台21を上下動させたが、前記クランプ装置23を上下
動させるようにしてもよい。
【0031】また、前記反転部2には、図2に示すよう
に、前記搬入部1から前記反転部2の受入台21へ平板
状塗装ワークを早送りする第1早送り装置27と、前記
受入台21から前記搬出部3に前記平板状塗装ワークを
早送りする第2早送り装置28とを備えている。前記第
1及び第2早送り装置27,28は、シールパッドでシ
ールしたスリットをもつロッドレスタイプのエアシリン
ダを使用しており、該シリンダの長さ方向に設けるスリ
ット部移動可能にピストンを配設して、該ピストンに前
記平板状塗装ワークを搬送方向に押し出す押し出し部2
7a,28aを取付けて、該押し出し部が前記シリンダ
の全長を移動できるようにしている。尚、前記押し出し
部27a,28aは、前記平板状塗装ワークを押し出す
ときにのみ上方に突出するピンシリンダにより形成して
いる。
に、前記搬入部1から前記反転部2の受入台21へ平板
状塗装ワークを早送りする第1早送り装置27と、前記
受入台21から前記搬出部3に前記平板状塗装ワークを
早送りする第2早送り装置28とを備えている。前記第
1及び第2早送り装置27,28は、シールパッドでシ
ールしたスリットをもつロッドレスタイプのエアシリン
ダを使用しており、該シリンダの長さ方向に設けるスリ
ット部移動可能にピストンを配設して、該ピストンに前
記平板状塗装ワークを搬送方向に押し出す押し出し部2
7a,28aを取付けて、該押し出し部が前記シリンダ
の全長を移動できるようにしている。尚、前記押し出し
部27a,28aは、前記平板状塗装ワークを押し出す
ときにのみ上方に突出するピンシリンダにより形成して
いる。
【0032】また、前記第1早送り装置27は、詳しく
は、前記搬入部1側に配設されており、シリンダの長さ
をその一端が該搬入部1の入口部に位置し、他端が、前
記搬入部1の出口部に位置する長さとしており、前記搬
入部1に前記平板状塗装ワークが受入れられると、該搬
入部1の入口部において前記押し出し部27aのピンが
突出して、該押し出し部27aが前記搬入部1の出口側
まで移動し、前記平板状塗装ワークを前記反転部2に早
送りするようにしているのであり、また、第2早送り装
置28は、前記受入台21に取付けられており、シリン
ダの長さをその一端側が前記搬入部1の搬送方向中間部
に位置し、他端が前記反転部2の出口部に位置するよう
にして、前記平板状塗装ワークが反転されると、前記押
し出し部28aのピンが突出して、該押し出し部28a
が前記反転部2の出口部に移動し、前記平板状塗装ワー
クを前記搬出部3へ早送りするようにしている。
は、前記搬入部1側に配設されており、シリンダの長さ
をその一端が該搬入部1の入口部に位置し、他端が、前
記搬入部1の出口部に位置する長さとしており、前記搬
入部1に前記平板状塗装ワークが受入れられると、該搬
入部1の入口部において前記押し出し部27aのピンが
突出して、該押し出し部27aが前記搬入部1の出口側
まで移動し、前記平板状塗装ワークを前記反転部2に早
送りするようにしているのであり、また、第2早送り装
置28は、前記受入台21に取付けられており、シリン
ダの長さをその一端側が前記搬入部1の搬送方向中間部
に位置し、他端が前記反転部2の出口部に位置するよう
にして、前記平板状塗装ワークが反転されると、前記押
し出し部28aのピンが突出して、該押し出し部28a
が前記反転部2の出口部に移動し、前記平板状塗装ワー
クを前記搬出部3へ早送りするようにしている。
【0033】前記搬出部3は、図2に示すように、平板
状塗装ワークの搬送方向と直交する幅方向両側に複数の
搬送ローラ32を支持するローラ台31をそれぞれ配設
して、前記各搬送ローラ32を対向状に位置させると共
に、前記ローラ台31に、図14に示すように、前記各
搬送ローラ32のローラ軸321の両端を支持する一対
の支持壁311,311を設けている。さらに、これら
支持壁311,311の上部に、前記した搬入部1及び
反転部2の各ローラ台11,211の支持壁111,2
12と同様に、前記ローラ軸321の両軸端に設ける滑
り軸受322,322を支持する上向きに開放した軸受
部312を複数設けると共に、前記ローラ台31の下方
に配設する駆動装置33に連動する駆動軸34を、前記
ローラ台31の支持壁311,311間で、平板状塗装
ワークの搬送方向に沿って配設して、この駆動軸34
に、前記搬送ローラ32に伝動するウォーム歯車から成
る複数の伝動部35を設ける一方、前記搬送ローラ32
の前記ローラ軸321に前記伝動部35に係合して受動
するウォーム歯車から成る受動部36を設け、前記搬送
ローラ32を、前記支持壁311に着脱可能で、かつ、
塗装時強制駆動可能に支持したのである。
状塗装ワークの搬送方向と直交する幅方向両側に複数の
搬送ローラ32を支持するローラ台31をそれぞれ配設
して、前記各搬送ローラ32を対向状に位置させると共
に、前記ローラ台31に、図14に示すように、前記各
搬送ローラ32のローラ軸321の両端を支持する一対
の支持壁311,311を設けている。さらに、これら
支持壁311,311の上部に、前記した搬入部1及び
反転部2の各ローラ台11,211の支持壁111,2
12と同様に、前記ローラ軸321の両軸端に設ける滑
り軸受322,322を支持する上向きに開放した軸受
部312を複数設けると共に、前記ローラ台31の下方
に配設する駆動装置33に連動する駆動軸34を、前記
ローラ台31の支持壁311,311間で、平板状塗装
ワークの搬送方向に沿って配設して、この駆動軸34
に、前記搬送ローラ32に伝動するウォーム歯車から成
る複数の伝動部35を設ける一方、前記搬送ローラ32
の前記ローラ軸321に前記伝動部35に係合して受動
するウォーム歯車から成る受動部36を設け、前記搬送
ローラ32を、前記支持壁311に着脱可能で、かつ、
塗装時強制駆動可能に支持したのである。
【0034】さらに、前記搬出部3の搬送ローラ32
は、図14に示すように、前記反転部2の受ローラ22
と同様、前記平板状塗装ワークを受け止めるワーク受部
324をもち、このワーク受部324の外周に、その外
周面より径方向外方に突出する弾性リング325を着脱
可能に取付けている。
は、図14に示すように、前記反転部2の受ローラ22
と同様、前記平板状塗装ワークを受け止めるワーク受部
324をもち、このワーク受部324の外周に、その外
周面より径方向外方に突出する弾性リング325を着脱
可能に取付けている。
【0035】また、前記搬出部3には、図2及び図15
に示すように、前記反転部2と同様に、幅方向に螺杆3
71を配設すると共に、前記搬出部3の枠部側面に前記
螺杆371を回転させるハンドル372を設ける一方、
前記各ローラ台31,31を、前記螺杆371に連結し
て、前記ハンドル372の操作により平板状塗装ワーク
の搬送方向と直交する幅方向に往復移動可能に前記枠部
に支持しており、前記ハンドル372と螺杆371とに
より、前記ローラ台31,31を往復移動させて幅寄せ
する幅寄せ装置37を形成している。
に示すように、前記反転部2と同様に、幅方向に螺杆3
71を配設すると共に、前記搬出部3の枠部側面に前記
螺杆371を回転させるハンドル372を設ける一方、
前記各ローラ台31,31を、前記螺杆371に連結し
て、前記ハンドル372の操作により平板状塗装ワーク
の搬送方向と直交する幅方向に往復移動可能に前記枠部
に支持しており、前記ハンドル372と螺杆371とに
より、前記ローラ台31,31を往復移動させて幅寄せ
する幅寄せ装置37を形成している。
【0036】以上説明したように、本発明の平板状塗装
ワークの反転装置により、前記コンベア4から運ばれて
きた上面が塗布された平板状塗装ワークは、まず、前記
搬入部1に搬入され、該搬入部1の搬送ローラ12が前
記駆動装置13により強制駆動されているので前記平板
状塗装ワークは、前記反転部2に送られる。前記搬入部
1に搬入される平板状塗装ワークは、幅寸法が変動して
も、前記搬送ローラ12がテーパーローラ123である
ので、前記搬送ローラ12を移動させることなく、テー
パー面によって、常に平板状塗装ワークの端部のみを前
記搬送ローラ12に接触させることができる。
ワークの反転装置により、前記コンベア4から運ばれて
きた上面が塗布された平板状塗装ワークは、まず、前記
搬入部1に搬入され、該搬入部1の搬送ローラ12が前
記駆動装置13により強制駆動されているので前記平板
状塗装ワークは、前記反転部2に送られる。前記搬入部
1に搬入される平板状塗装ワークは、幅寸法が変動して
も、前記搬送ローラ12がテーパーローラ123である
ので、前記搬送ローラ12を移動させることなく、テー
パー面によって、常に平板状塗装ワークの端部のみを前
記搬送ローラ12に接触させることができる。
【0037】そして、前記搬入部1から反転部2に送ら
れる前記平板状塗装ワークは、前記第1早送り装置27
により前記搬送ローラ12の搬送スピードより速く前記
反転部2に早送りされて、前記受入台21に受け入れら
れた時点で、前記クランプ装置23のクランプ金具23
3で前記平板状塗装ワークの端部をクランプして反転さ
せるのである。この反転時には、前記受入台21は、前
記上下動装置29により下方に移動させられ、反転終了
により上に移動し、前記受入台21の受ローラ22上に
置かれる。そして、前記第2早送り装置28により、反
転された前記平板状塗装ワークを前記搬出部3に搬送ロ
ーラ32による搬送スピードより速く送り、該搬出部3
から次の裏面塗布行程へ送られるのである。
れる前記平板状塗装ワークは、前記第1早送り装置27
により前記搬送ローラ12の搬送スピードより速く前記
反転部2に早送りされて、前記受入台21に受け入れら
れた時点で、前記クランプ装置23のクランプ金具23
3で前記平板状塗装ワークの端部をクランプして反転さ
せるのである。この反転時には、前記受入台21は、前
記上下動装置29により下方に移動させられ、反転終了
により上に移動し、前記受入台21の受ローラ22上に
置かれる。そして、前記第2早送り装置28により、反
転された前記平板状塗装ワークを前記搬出部3に搬送ロ
ーラ32による搬送スピードより速く送り、該搬出部3
から次の裏面塗布行程へ送られるのである。
【0038】従って、前記反転部2に一旦前記平板状塗
装ワークを受け入れた後にクランプして反転させて、前
記搬出部3に搬出させるまでの反転時間を短縮でき、前
記搬送ローラ12,32による搬送スピードを、反転時
間に合わせることなく、塗装部で塗装されて前記搬入部
1に搬入される平板状塗装ワークの加工ピッチに合わせ
られるのであって、前記反転部2での反転時間がネック
になることなく、連続作業を行えるので全体として、塗
膜形成作業の作業性を向上できるのである。
装ワークを受け入れた後にクランプして反転させて、前
記搬出部3に搬出させるまでの反転時間を短縮でき、前
記搬送ローラ12,32による搬送スピードを、反転時
間に合わせることなく、塗装部で塗装されて前記搬入部
1に搬入される平板状塗装ワークの加工ピッチに合わせ
られるのであって、前記反転部2での反転時間がネック
になることなく、連続作業を行えるので全体として、塗
膜形成作業の作業性を向上できるのである。
【0039】また、前記平板状塗装ワークは、その縁1
0mmにおいては、塗布乾燥後にカットしてしまうよう
にしており、前記反転部2の受ローラ22及び前記搬出
部3の搬送ローラ32の位置は、各ローラ22,32の
ワーク受部224,324に取付けた弾性リング22
5,325上に捨てしろが位置するように前記各幅寄せ
装置26,37により、前記平板状塗装ワークの幅に合
わせてセットし、かつ、前記クランプ装置23の前記ク
ランプ金具233の位置も、幅方向調節装置24により
調節して、前記平板状塗装ワークの捨てしろにおいてク
ランプするようにしている。
0mmにおいては、塗布乾燥後にカットしてしまうよう
にしており、前記反転部2の受ローラ22及び前記搬出
部3の搬送ローラ32の位置は、各ローラ22,32の
ワーク受部224,324に取付けた弾性リング22
5,325上に捨てしろが位置するように前記各幅寄せ
装置26,37により、前記平板状塗装ワークの幅に合
わせてセットし、かつ、前記クランプ装置23の前記ク
ランプ金具233の位置も、幅方向調節装置24により
調節して、前記平板状塗装ワークの捨てしろにおいてク
ランプするようにしている。
【0040】さらに、前記各ローラ12,22,32
は、上向きに開放された各支持壁111,212,31
1の軸受部112,213,312に支持されているだ
けなので、前記各ローラ12,22,32を洗浄する時
には、前記上向きに開放した前記軸受部112,21
3,312から取り外すだけの簡単な作業でローラの取
り外しが行えるので、ローラが汚れたときの洗浄が簡単
に行えるのである。特に、前記各搬送ローラ12,32
は、前記受動部16,36を前記駆動軸14,34の伝
動部15,35に噛み合わせるだけの簡単な構造で強制
駆動できるようにしているので、各搬送ローラ12,3
2を強制駆動させることができながら、ローラの取り外
しを簡単に行えるのである。さらに、塗布された面を支
持する前記反転部2の受ローラ22と前記搬出部3の搬
送ローラ32は、弾性リング225,325で前記平板
状塗装ワークを支持していることから、前記受ローラ2
2及び搬送ローラ32への前記平板状塗装ワークの接触
を前記弾性リング225,325上だけで行えるので、
接触をできる少なくできるし、前記各ローラ22,32
への塗料の付着も前記弾性リング225,325にだけ
付着するので、該弾性リング225,325を取り外し
て、交換するだけで汚れを取り除くことができるから、
メンテナンスを低コストで簡単にできるのである。
は、上向きに開放された各支持壁111,212,31
1の軸受部112,213,312に支持されているだ
けなので、前記各ローラ12,22,32を洗浄する時
には、前記上向きに開放した前記軸受部112,21
3,312から取り外すだけの簡単な作業でローラの取
り外しが行えるので、ローラが汚れたときの洗浄が簡単
に行えるのである。特に、前記各搬送ローラ12,32
は、前記受動部16,36を前記駆動軸14,34の伝
動部15,35に噛み合わせるだけの簡単な構造で強制
駆動できるようにしているので、各搬送ローラ12,3
2を強制駆動させることができながら、ローラの取り外
しを簡単に行えるのである。さらに、塗布された面を支
持する前記反転部2の受ローラ22と前記搬出部3の搬
送ローラ32は、弾性リング225,325で前記平板
状塗装ワークを支持していることから、前記受ローラ2
2及び搬送ローラ32への前記平板状塗装ワークの接触
を前記弾性リング225,325上だけで行えるので、
接触をできる少なくできるし、前記各ローラ22,32
への塗料の付着も前記弾性リング225,325にだけ
付着するので、該弾性リング225,325を取り外し
て、交換するだけで汚れを取り除くことができるから、
メンテナンスを低コストで簡単にできるのである。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、平板状塗
装ワークの反転装置を、片面に塗膜を塗装した平板状塗
装ワークを搬入する搬入部1と、前記平板状塗装ワーク
を反転する反転部2と、該反転部2で反転した前記平板
状塗装ワークを搬出する搬出部3とから構成し、前記反
転部2を、前記平板状塗装ワークの幅方向端部を受ける
複数の受ローラ22をもち、前記搬入部1からの前記平
板状塗装ワークを受け入れる受入台21と、該受入台2
1に受入れた平板状塗装ワークを幅方向両側からクラン
プするクランプ装置23と、前記受入台21とクランプ
装置23の何れか一方を上下動させる上下動装置29
と、前記クランプ装置23を反転させる反転装置25と
から構成したから、片面に塗料が塗布された前記平板状
塗装ワークが前記搬入部1から前記反転部2の受入台2
1の受ローラ22上に受入れられて、前記クランプ装置
23でクランプされる時、塗膜の損傷を少なくクランプ
でき、斯くクランプされた状態で、前記反転装置25で
反転できるのであり、さらに、前記平板状塗装ワークが
反転された後は、前記受入台21の受ローラ22で前記
平板状塗装ワークの幅方向端部を受け止められるから、
反転後の塗膜損傷も少なくできるのである。しかも、前
記受入台21とクランプ装置23の何れか一方を上下動
させる前記上下動装置29を設けたから、反転時、前記
受入台21が前記平板状塗装ワークの反転の妨げとなる
こともないのである。従って、以上のように前記平板状
塗装ワークを、該平板状塗装ワークの片面がベーキング
されない塗布状態のままで、塗膜の損傷少なく反転させ
ることができるのであるから、両面塗布した状態で同時
にベーキングが行え、従来の1コート1ベーク方式のよ
うな焼きムラなく塗膜を固着させられるのである。
装ワークの反転装置を、片面に塗膜を塗装した平板状塗
装ワークを搬入する搬入部1と、前記平板状塗装ワーク
を反転する反転部2と、該反転部2で反転した前記平板
状塗装ワークを搬出する搬出部3とから構成し、前記反
転部2を、前記平板状塗装ワークの幅方向端部を受ける
複数の受ローラ22をもち、前記搬入部1からの前記平
板状塗装ワークを受け入れる受入台21と、該受入台2
1に受入れた平板状塗装ワークを幅方向両側からクラン
プするクランプ装置23と、前記受入台21とクランプ
装置23の何れか一方を上下動させる上下動装置29
と、前記クランプ装置23を反転させる反転装置25と
から構成したから、片面に塗料が塗布された前記平板状
塗装ワークが前記搬入部1から前記反転部2の受入台2
1の受ローラ22上に受入れられて、前記クランプ装置
23でクランプされる時、塗膜の損傷を少なくクランプ
でき、斯くクランプされた状態で、前記反転装置25で
反転できるのであり、さらに、前記平板状塗装ワークが
反転された後は、前記受入台21の受ローラ22で前記
平板状塗装ワークの幅方向端部を受け止められるから、
反転後の塗膜損傷も少なくできるのである。しかも、前
記受入台21とクランプ装置23の何れか一方を上下動
させる前記上下動装置29を設けたから、反転時、前記
受入台21が前記平板状塗装ワークの反転の妨げとなる
こともないのである。従って、以上のように前記平板状
塗装ワークを、該平板状塗装ワークの片面がベーキング
されない塗布状態のままで、塗膜の損傷少なく反転させ
ることができるのであるから、両面塗布した状態で同時
にベーキングが行え、従来の1コート1ベーク方式のよ
うな焼きムラなく塗膜を固着させられるのである。
【0042】請求項2記載の発明によれば、前記クラン
プ装置23に、前記平板状塗装ワークのクランプ位置を
該平板状塗装ワークの幅方向に調節する幅方向調節装置
24を設けたから、この幅方向調節装置24により、前
記平板状塗装ワークの幅寸法が異なる場合でも、この幅
寸法に合わせて前記クランプ装置23のクランプ位置を
簡単に調節して、前記平板状塗装ワークの塗布面への影
響の少ない端縁でのクランプが確実にできるのである。
プ装置23に、前記平板状塗装ワークのクランプ位置を
該平板状塗装ワークの幅方向に調節する幅方向調節装置
24を設けたから、この幅方向調節装置24により、前
記平板状塗装ワークの幅寸法が異なる場合でも、この幅
寸法に合わせて前記クランプ装置23のクランプ位置を
簡単に調節して、前記平板状塗装ワークの塗布面への影
響の少ない端縁でのクランプが確実にできるのである。
【0043】請求項3記載の発明によれば、前記受入台
21に、複数の受ローラ22を設けた一対のローラ台2
11,211を設けて、これらローラ台211,211
を、前記平板状塗装ワークの搬送方向と直交する幅方向
に往復移動可能に支持し、かつ、前記ローラ台211,
211を往復移動させて幅寄せする幅寄せ装置26を設
けたから、この幅寄せ装置26による前記ローラ台21
1,211の往復移動により前記ローラ台211の受ロ
ーラ22による前記平板状塗装ワークの受け止めを、該
平板状塗装ワークの塗布面への影響の少ない幅方向端部
において受け止めることができるのである。
21に、複数の受ローラ22を設けた一対のローラ台2
11,211を設けて、これらローラ台211,211
を、前記平板状塗装ワークの搬送方向と直交する幅方向
に往復移動可能に支持し、かつ、前記ローラ台211,
211を往復移動させて幅寄せする幅寄せ装置26を設
けたから、この幅寄せ装置26による前記ローラ台21
1,211の往復移動により前記ローラ台211の受ロ
ーラ22による前記平板状塗装ワークの受け止めを、該
平板状塗装ワークの塗布面への影響の少ない幅方向端部
において受け止めることができるのである。
【0044】請求項4記載の発明によれば、前記受ロー
ラ22が、前記平板状塗装ワークを受け止めるワーク受
部224をもち、このワーク受部224の外周に、その
外周面より径方向外方に突出する弾性リング225を着
脱可能に取付けたから、前記平板状塗装ワークとの接触
を少なくするための前記受ローラ22の構成を簡単にで
きながら、塗料の付着が生じても、前記弾性リング22
5を取り外して、交換するだけでそのメンテナンスを行
えるのであり、そのメンテナンスを低コストで簡単に行
えるのである。
ラ22が、前記平板状塗装ワークを受け止めるワーク受
部224をもち、このワーク受部224の外周に、その
外周面より径方向外方に突出する弾性リング225を着
脱可能に取付けたから、前記平板状塗装ワークとの接触
を少なくするための前記受ローラ22の構成を簡単にで
きながら、塗料の付着が生じても、前記弾性リング22
5を取り外して、交換するだけでそのメンテナンスを行
えるのであり、そのメンテナンスを低コストで簡単に行
えるのである。
【0045】請求項5記載の発明によれば、前記搬入部
1及び搬出部3に、複数の搬送ローラ12,32と、こ
れら搬送ローラ12,32を支持する一対の支持壁11
1,311とを設け、これら支持壁111,311のロ
ーラ支持部位に、上向きに開放する軸受部112,31
2を設けると共に、駆動装置13,33に連動する駆動
軸14,34を平板状塗装ワークの搬送方向に沿って配
設して、この駆動軸14,34に、前記搬送ローラ1
2,32に伝動する複数の伝動部15,35を設ける一
方、前記搬送ローラ12,32に前記伝動部15,35
に係合して受動する受動部16,36を設け、前記搬送
ローラ12,32を、前記支持壁111,311に着脱
可能で、かつ、塗装時強制駆動可能に支持したから、前
記各搬送ローラ12,32を前記駆動装置13,33に
より搬送時強制駆動させることができながら、塗料の付
着に対し各搬送ローラ12,32を洗浄する際には、前
記各搬送ローラ12,32を支持する軸受部112,3
12の開放部から前記各搬送ローラ12,32を簡単に
取り外すことができ、従って、これらローラ12,32
の洗浄作業を容易に行えるのである。
1及び搬出部3に、複数の搬送ローラ12,32と、こ
れら搬送ローラ12,32を支持する一対の支持壁11
1,311とを設け、これら支持壁111,311のロ
ーラ支持部位に、上向きに開放する軸受部112,31
2を設けると共に、駆動装置13,33に連動する駆動
軸14,34を平板状塗装ワークの搬送方向に沿って配
設して、この駆動軸14,34に、前記搬送ローラ1
2,32に伝動する複数の伝動部15,35を設ける一
方、前記搬送ローラ12,32に前記伝動部15,35
に係合して受動する受動部16,36を設け、前記搬送
ローラ12,32を、前記支持壁111,311に着脱
可能で、かつ、塗装時強制駆動可能に支持したから、前
記各搬送ローラ12,32を前記駆動装置13,33に
より搬送時強制駆動させることができながら、塗料の付
着に対し各搬送ローラ12,32を洗浄する際には、前
記各搬送ローラ12,32を支持する軸受部112,3
12の開放部から前記各搬送ローラ12,32を簡単に
取り外すことができ、従って、これらローラ12,32
の洗浄作業を容易に行えるのである。
【0046】請求項6記載の発明によれば、前記反転部
2に、前記搬入部1から前記反転部2の受入台21へ平
板状塗装ワークを早送りする第1早送り装置27と、前
記受入台21から搬出部3に前記平板状塗装ワークを早
送りする第2早送り装置28とを設けたから、前記反転
部2に一旦前記平板状塗装ワークを受け入れた後にクラ
ンプして反転させて、前記搬出部3に搬出させるまでの
反転時間を短縮でき、従って、前記搬送ローラ12,3
2による搬送スピードを、反転時間に合わせることな
く、塗装部で塗装されて前記搬入部1に搬入される平板
状塗装ワークの加工ピッチに合わせられるのであって、
前記反転部2での反転時間がネックになることなく、連
続作業を行えるので全体として、塗膜形成作業の作業性
を向上できるのである。
2に、前記搬入部1から前記反転部2の受入台21へ平
板状塗装ワークを早送りする第1早送り装置27と、前
記受入台21から搬出部3に前記平板状塗装ワークを早
送りする第2早送り装置28とを設けたから、前記反転
部2に一旦前記平板状塗装ワークを受け入れた後にクラ
ンプして反転させて、前記搬出部3に搬出させるまでの
反転時間を短縮でき、従って、前記搬送ローラ12,3
2による搬送スピードを、反転時間に合わせることな
く、塗装部で塗装されて前記搬入部1に搬入される平板
状塗装ワークの加工ピッチに合わせられるのであって、
前記反転部2での反転時間がネックになることなく、連
続作業を行えるので全体として、塗膜形成作業の作業性
を向上できるのである。
【0047】請求項7記載の発明によれば、前記搬入部
1の搬送ローラ12を、平板状塗装ワークの搬送方向と
直交する幅方向両側に対向状に位置させ、かつ、一対の
支持壁111に支持されるローラ軸121と、このロー
ラ軸121に取付けられ、前記平板状塗装ワークの幅方
向中心に向かって小径となるテーパーローラ123から
形成したから、該テーパーローラ123のテーパー面に
より、前記平板状塗装ワークの幅に変動があっても、搬
送ローラ12を前記平板状塗装ワークの幅に合わせて移
動させることなく、それぞれの幅に対応して平板状塗装
ワークの端部のみを接触させて搬送できるので、前記平
板状塗装ワークの塗装面の端部の塗料が前記搬送ローラ
12に付着しても、他の平板状塗装ワークの未塗装面へ
の汚れを塗膜の損傷の影響の少ない端部のみにできるの
で、前記平板状塗装ワークの汚れを最少限に抑えられる
のである。
1の搬送ローラ12を、平板状塗装ワークの搬送方向と
直交する幅方向両側に対向状に位置させ、かつ、一対の
支持壁111に支持されるローラ軸121と、このロー
ラ軸121に取付けられ、前記平板状塗装ワークの幅方
向中心に向かって小径となるテーパーローラ123から
形成したから、該テーパーローラ123のテーパー面に
より、前記平板状塗装ワークの幅に変動があっても、搬
送ローラ12を前記平板状塗装ワークの幅に合わせて移
動させることなく、それぞれの幅に対応して平板状塗装
ワークの端部のみを接触させて搬送できるので、前記平
板状塗装ワークの塗装面の端部の塗料が前記搬送ローラ
12に付着しても、他の平板状塗装ワークの未塗装面へ
の汚れを塗膜の損傷の影響の少ない端部のみにできるの
で、前記平板状塗装ワークの汚れを最少限に抑えられる
のである。
【図1】本発明における平板状塗装ワークの反転装置の
全体側面図。
全体側面図。
【図2】本発明における平板状塗装ワークの反転装置の
上面側からみた内部構造図。
上面側からみた内部構造図。
【図3】本発明における平板状塗装ワークの反転装置の
側面側からみた内部構造図。
側面側からみた内部構造図。
【図4】搬入部におけるローラ台の側面図。
【図5】搬入部におけるローラ台の一部切欠上面図。
【図6】搬入部におけるローラ台支持壁の一部切欠斜視
図。
図。
【図7】反転部における受ローラの側面図。
【図8】反転部における受入台の上面図。
【図9】反転部における受入台の側面図。
【図10】反転部におけるクランプ装置の上面図。
【図11】反転部におけるクランプ装置の側面図。
【図12】反転部におけるクランプ装置の正面図。
【図13】反転部におけるクランプ装置のクランプ金具
及びエアハンドの斜視図。
及びエアハンドの斜視図。
【図14】搬出部におけるローラ台の一部切欠上面図。
【図15】本発明における平板状塗装ワークの反転装置
の搬出部側側面からみた内部構造図。
の搬出部側側面からみた内部構造図。
1 搬入部 2 反転部
3 搬出部 111 支持壁 21 受入台
311 支持壁 112 軸受部 211 ローラ台
312 軸受部 12 搬送ローラ 22 受ローラ
32 搬送ローラ 121 ローラ軸 224 ワーク受部
33 駆動装置 123 テーパーローラ 225 弾性リング
34 駆動軸 13 駆動装置 23 クランプ装置
35 伝動部 14 駆動軸 24 幅方向調節装置
36 受動部 15 伝動部 25 反転装置 16 受動部 26 幅寄せ装置 27 第1早送り装置 28 第2早送り装置 29 上下動装置
3 搬出部 111 支持壁 21 受入台
311 支持壁 112 軸受部 211 ローラ台
312 軸受部 12 搬送ローラ 22 受ローラ
32 搬送ローラ 121 ローラ軸 224 ワーク受部
33 駆動装置 123 テーパーローラ 225 弾性リング
34 駆動軸 13 駆動装置 23 クランプ装置
35 伝動部 14 駆動軸 24 幅方向調節装置
36 受動部 15 伝動部 25 反転装置 16 受動部 26 幅寄せ装置 27 第1早送り装置 28 第2早送り装置 29 上下動装置
Claims (7)
- 【請求項1】片面に塗膜を塗装した平板状塗装ワークを
搬入する搬入部(1)と、前記平板状塗装ワークを反転
する反転部(2)と、該反転部(2)で反転した前記平
板状塗装ワークを搬出する搬出部(3)とを備え、前記
反転部(2)は、前記平板状塗装ワークの幅方向端部を
受ける複数の受ローラ(22)をもち、前記搬入部
(1)からの前記平板状塗装ワークを受け入れる受入台
(21)と、該受入台(21)に受入れた平板状塗装ワ
ークを幅方向両側からクランプするクランプ装置(2
3)と、前記受入台(21)とクランプ装置(23)の
何れか一方を上下動させる上下動装置(27)と、前記
クランプ装置(23)を反転させる反転装置(25)と
を備えていることを特徴とする平板状塗装ワークの反転
装置。 - 【請求項2】クランプ装置(23)は、平板状塗装ワー
クのクランプ位置を該平板状塗装ワークの幅方向に調節
する幅方向調節装置(24)を備える請求項1記載の平
板状塗装ワークの反転装置。 - 【請求項3】受入台(21)は、複数の受ローラ(2
2)を設けた一対のローラ台(211)(211)を備
え、これらローラ台(211)(211)は、平板状塗
装ワークの搬送方向と直交する幅方向に往復移動可能に
支持され、かつ、前記ローラ台(211)(211)を
往復移動させて幅寄せする幅寄せ装置(26)を備えて
いる請求項1記載の平板状塗装ワークの反転装置。 - 【請求項4】受ローラ(22)は、平板状塗装ワークを
受け止めるワーク受部(224)をもち、このワーク受
部(224)の外周に、その外周面より径方向外方に突
出する弾性リング(225)を着脱可能に取付けている
請求項1又は請求項2記載の平板状塗装ワークの反転装
置。 - 【請求項5】搬入部(1)及び搬出部(3)は、複数の
搬送ローラ(12)(32)と、これら搬送ローラ(1
2)(32)を支持する一対の支持壁(111)(31
1)とを備え、これら支持壁(111)(311)のロ
ーラ支持部位には、上向きに開放する軸受部(112)
(312)を設けると共に、駆動装置(13)(33)
に連動する駆動軸(14)(34)を平板状塗装ワーク
の搬送方向に沿って配設して、この駆動軸(14)(3
4)に、前記搬送ローラ(12)(32)に伝動する複
数の伝動部(15)(35)を設ける一方、前記搬送ロ
ーラ(12)(32)に前記伝動部(15)(35)に
係合して受動する受動部(16)(36)を設け、前記
搬送ローラ(12)(32)を、前記支持壁(111)
(311)に着脱可能で、かつ、塗装時強制駆動可能に
支持している請求項1記載の平板状塗装ワークの反転装
置。 - 【請求項6】反転部(2)は、搬入部(1)から前記反
転部(2)の受入台(21)へ平板状塗装ワークを早送
りする第1早送り装置(27)と、前記受入台(21)
から搬出部(3)に前記平板状塗装ワークを早送りする
第2早送り装置(28)とを備える請求項1記載の平板
状塗装ワークの反転装置。 - 【請求項7】搬入部(1)の搬送ローラ(12)は、平
板状塗装ワークの搬送方向と直交する幅方向両側に対向
状に位置し、かつ、一対の支持壁(111)に支持され
るローラ軸(121)と、このローラ軸(121)に取
付けられ、前記平板状塗装ワークの幅方向中心に向かっ
て小径となるテーパーローラ(123)から成る請求項
1または請求項5記載の平板状塗装ワークの反転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30286593A JPH07157075A (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 平板状塗装ワークの反転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30286593A JPH07157075A (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 平板状塗装ワークの反転装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07157075A true JPH07157075A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=17914033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30286593A Withdrawn JPH07157075A (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 平板状塗装ワークの反転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07157075A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106586558A (zh) * | 2017-01-20 | 2017-04-26 | 东莞市意艾迪数控科技有限公司 | 一种翻转油边机及其工作方法 |
CN113967570A (zh) * | 2020-07-23 | 2022-01-25 | 群翊工业股份有限公司 | 基板涂布设备及基板涂布方法 |
CN114056905A (zh) * | 2021-12-06 | 2022-02-18 | 重庆工程学院 | 一种工业流水线工件送料装置 |
JP2023061011A (ja) * | 2021-10-19 | 2023-05-01 | 株式会社シモンズ | 乾燥・塗装台および塗装物の生産方法 |
-
1993
- 1993-12-02 JP JP30286593A patent/JPH07157075A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106586558A (zh) * | 2017-01-20 | 2017-04-26 | 东莞市意艾迪数控科技有限公司 | 一种翻转油边机及其工作方法 |
CN106586558B (zh) * | 2017-01-20 | 2019-08-16 | 东莞市意艾迪数控科技有限公司 | 一种翻转油边机及其工作方法 |
CN113967570A (zh) * | 2020-07-23 | 2022-01-25 | 群翊工业股份有限公司 | 基板涂布设备及基板涂布方法 |
JP2023061011A (ja) * | 2021-10-19 | 2023-05-01 | 株式会社シモンズ | 乾燥・塗装台および塗装物の生産方法 |
CN114056905A (zh) * | 2021-12-06 | 2022-02-18 | 重庆工程学院 | 一种工业流水线工件送料装置 |
CN114056905B (zh) * | 2021-12-06 | 2023-05-12 | 重庆工程学院 | 一种工业流水线工件送料装置 |
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