JPH07140776A - 現像剤残量検出装置及び画像形成装置 - Google Patents
現像剤残量検出装置及び画像形成装置Info
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Abstract
ロセスカートリッジにも容易に適用できる高精度かつ簡
便であり、経済的な光透過式現像剤残量検出装置を提供
することにある。 【構成】 払拭部材17を、可撓性シート部材と、該可
撓性シート部材を保持する保持部材から形成し、該保持
部材には回転軸と、撹拌部材16から駆動を受けるため
の揺動軸を設け、撹拌部材16と連動させることにより
払拭部材17の上端部及び下端部が弧を描くように矢印
e方向に往復運動を行わせる。これにより、払拭部材1
7が透明窓13a、13bの表面と摺擦し、付着してい
る現像剤7を除去することができ、発光素子14及び受
光素子15による現像剤残量の高精度の検知をすること
ができる。
Description
ター、ファクシミリ等の電子写真記録方式の画像形成装
置に用いられる現像剤残量検出装置に関する。
クシミリ等の電子写真記録方式の画像形成装置には、現
像剤容器内の現像剤が減少し、濃度の薄いかすれた画像
を出力する以前に、ユーザーにその警告を発するための
現像剤残量検出装置を具備するものが多い。現像剤残量
検出装置には、現像剤容器内の現像剤量の変化を、
(1)重さ、(2)静電容量、(3)撹拌部材のトルク
変化、(4)光透過量等によって検知する方式がある。
この中で(4)の方式は装置が簡便であり、コストも安
く、検知精度も比較的良好なことから、広く用いられて
いる。この方式は画像形成装置本体に発光素子と受光素
子を設け、現像剤容器内に、発光素子から照射される光
を透過させるための透明窓を設け、現像剤容器内の現像
剤の減少による受光素子出力の変化によって現像剤残量
を検知するものである。また、透明窓表面に現像剤が付
着すると十分に光が透過することができず検知精度が悪
くなるため、現像剤容器内に透明窓表面の現像剤を除去
せしめる払拭部材を有している。一般にこの払拭部材
は、可撓性のシート部材から成り、現像剤容器内の現像
剤を撹拌及び搬送するための撹拌部材に付随しており、
回転運動により透明窓表面に摺擦し、透明窓表面に付着
した現像剤を除去している。これにより安定かつ精度の
高い現像剤残量検出を行うことができる。
述のように従来の現像剤残量検知装置によれば、以下の
ような問題点があった。
ファクシミリ等の画像形成装置の小型化の要請が強く、
必然的にこれに包含される現像装置や、プロセスカート
リッジを小型化しなければならなくなってきた。これに
伴い、現像剤容器の容積も小さくなるのだが、従来の方
式では光透過式の現像剤残量検出を行う際に大きな困難
が生じた。すなわち、残量検出をより正確に行うには、
透明窓を現像剤担持体の近傍に配置しなければならない
のだが、従来の回転運動を行う払拭部材を用いると、払
拭部材が現像剤担持体に接触し易くなり、透明窓を現像
剤担持体から遠ざけなければならなくなる。よって、十
分な残量検出精度を確保できなくなってしまう。また、
現像剤容器内に多量の現像剤を残したまま、現像装置或
はプロセスカートリッジが使用不可能な状態になり、不
経済である。
接圧が適正でない場合、透明窓表面に対する摺擦力が弱
くなり、透明窓表面に現像剤が残存し、正規の受光出力
電圧を確保できなくなる。その結果、ユーザーに現像剤
無しの警告を発する前に、所定の濃度の薄い画像を出力
してしまうという問題が生じてしまう。具体的には、上
記従来の現像装置においては、払拭部材としてPET
(ポリエチレンテレフタレート)、ウレタンゴム等の可
撓性のシートを用いており、変形状態で長期間に亘り放
置されると永久変形を起こす特性がある。このため透明
窓或は現像剤容器に払拭部材が圧接した状態で現像装置
の動作が終了し、長期間に亘り放置された場合に払拭部
材が永久変形してしまう。その結果、透明窓に対する払
拭部材の当接圧が不十分になり、良好なクリーニングが
行えず、透明窓を透過する光量が不安定になるという問
題があった。この現象は、特に高温高湿下で顕著にな
る。
ッジが小型化すると、払拭部材を有することによるトル
クの増大や変動が、画像問題を引き起こしてしまう可能
性が大きくなる。
決し、小型の現像装置やプロセスカートリッジにも容易
に適用できる高精度かつ簡便であり、経済的な光透過式
現像剤残量検出装置及びそれを備えた画像形成装置を提
供することを目的とする。
上記目的のうち現像剤残量検出装置に関しては、現像剤
を収容せしめる現像剤容器と、該現像剤容器内の該現像
剤を撹拌及び現像剤担持体へ搬送せしめる撹拌部材と、
画像形成装置本体に配設された発光素子と受光素子に対
向するように現像剤容器の壁面に設けられた二つの透明
窓と、該透明窓表面に付着した現像剤を除去せしめる払
拭部材を該現像剤容器内に具備する光透過式現像剤残量
検出装置において、該払拭部材の運動中心と該払拭部材
の先端の距離が、該払拭部材の運動中心と、上記現像剤
担持体との最短距離よりも長く、該払拭部材が上記撹拌
部材と連動し、往復運動することにより、該払拭部材の
両端部が上記透明窓と摺擦することにより達成される。
せしめる現像剤容器内に、透明窓と、該透明窓表面に付
着した現像剤を除去せしめる払拭部材を有する光透過式
現像剤残量検出装置において、該現像剤残量検出装置を
含む画像形成装置が非動作時に、該払拭部材が該透明窓
に対し、非当接状態であることにより達成される。
うち画像形成装置に関しては、上記第二発明の現像剤残
量検出装置を装着する画像形成装置本体において、上記
払拭部材の位置を検知及び制御する手段を設けたことに
より達成される。
ち現像剤残量検出装置に関しては、現像剤を収容せしめ
る現像剤容器内に、透明窓と、該透明窓表面に付着した
現像剤を除去せしめる払拭部材を有する光透過式現像剤
残量検出装置において、該透明窓の該払拭部材との接触
面が、曲率中心が該払拭部材の回転中心と一致するよう
な曲率を有することにより達成される。
容せしめる現像剤容器内に、透明窓と、該透明窓表面に
付着した現像剤を除去せしめる二つの払拭部材を有し、
該払拭部材が可撓性シート部材及びこれを保持する保持
部材とから成る光透過式現像剤残量検出装置において、
該払拭部材の運動中心を中心として該保持部材が成す角
度と、該払拭部材の運動中心を中心として二つの該透明
窓中心が成す角度が等しいことにより達成される。
せしめる現像剤容器内に、透明窓と、該透明窓表面に付
着した現像剤を除去せしめる払拭部材を有する光透過式
現像剤残量検出装置において、該払拭部材の該当面窓と
の接触部分が可撓性シート部材により形成され、該可撓
性シート部材の先端部の長手方向の幅が、該透明窓の長
手方向の幅より短いことにより達成される。
容せしめる現像剤容器内に、透明窓と、該透明表面に付
着した現像剤を除去せしめる払拭部材を有する光透過式
現像剤残量検出装置において、該払拭部材の該透明窓と
の接触部分がブラシ状部材より形成されることにより達
成される。
収容せしる現像剤容器内に、透明窓と、該透明窓表面に
付着した現像剤を除去せしめる払拭部材を有する光透過
式現像剤残量検出装置において、該透明窓の該払拭部材
との接触面の表面粗さが0.6mm以下であることによ
り達成される。
該払拭部材の先端との距離が、該払拭部材と現像剤担持
体との最短距離よりも長い場合でも、該払拭部材を撹拌
部材と連動させて往復運動させることにより、該払拭部
材が現像剤容器内で動作する領域を、従来の回転運動を
行う払拭部材に比べて小さくできるので、透明窓を現像
剤担持体の近傍に配置しても、払拭部材の現像剤担持体
に対する干渉を防止し、確実に透明窓上の現像剤の除去
を行う。
画像形成装置の非動作時には、払拭部材を透明窓に対し
て非当接状態とするので、画像形成装置を非動作状態の
まま長期間に亘り放置した場合でも、払拭部材の永久変
形を防止し、良好な当接状態を維持する。
拭部材との接触面を、曲率中心が該払拭部材の運動中心
であるような曲率の面とすることにより、該払拭部材が
透明窓に摺擦している間、該払拭部材の透明窓に対する
侵入量が一定となり、良好な当接状態を維持する。
動中心を中心として二つの保持部材がなす角度と、該払
拭部材の運動中心を中心として二つの透明窓の中心がな
す角度が等しいので、二つの透明窓を二つの払拭部材で
拭いた直後に、現像剤量の検知を行うことによって、一
方の窓を拭いた後に舞い上がった現像剤が他方の窓に付
着する以前に検知動作を行うことができるので、検知精
度が向上する。
透明窓との接触部分を可撓性シート部材により形成し、
該可撓性シート部材の先端部を、透明窓に全て当接させ
ることにより、該可撓性シート部材の透明窓に対する払
拭部材の運動方向に垂直方向の当接分布が均一になり、
透明窓に付着した現像剤ムラを良好に除去する。
明窓との接触部分をブラシ状部材とすることにより、払
拭部材の透明窓との接触部分を平面状部材によって形成
する場合に比べ、透明窓との接触面積及び接触回数を増
やし、かつ長期間の当接による変形を抑え、透明窓表面
の現像剤を良好に除去する。
拭部材との接触面の表面粗さ(Ra)を0.6mm以下
とすることによって、透明窓表面には常に現像剤が残存
することになるが、残存現像剤量を一定量にして、画像
形成回数終了直前での透過光量を固体差無く一定にす
る。
説明する。
1ないし図3に基づいて説明する。本実施例ではプロセ
スカートリッジを例に挙げて説明を行うが、プロセスカ
ートリッジという形態をとらない現像装置にも本実施例
は適用可能である。
トリッジの断面図、図2は払拭部材の正面図及び縦断面
図である。
帯電ローラ1、潜像担持体2、現像装置3、クリーニン
グ装置4を、ハウジング5a、5bを用いてコンパクト
に一体化したものである。又、該プロセスカートリッジ
においては、帯電ローラ1と現像装置3の間には潜像担
持体2に露光手段6によって像露光するための開口部が
設けられている。
おり、潜像担持体2の図示矢印a方向の回転に従動し
て、図示矢印c方向に回転する。従って、帯電ローラ1
は交流電圧を印加されることにより、潜像担持体2表面
を均一に帯電することができる。
れており、画像形成装置本体側に設けられた駆動系(図
示せず)により図示矢印a方向に回転することによっ
て、上述のように帯電ローラ1によって表面を帯電さ
れ、その後露光手段6により露光されて、その表面上に
静電潜像を形成される。
た静電潜像を顕像化するための現像剤7と、図示矢印方
向bに回転し、潜像担持体2と一体間隔を保って配置さ
れ、図示矢印b方向に回転して現像剤7を搬送する中空
円筒状の現像剤担持体8と、現像剤担持体8の内部に両
端を固定され、回転運動を行わず静止していて、内部に
複数の磁極を有する円筒状のマグネットローラ9と、現
像剤担持体8に当接して現像剤担持体8上の現像剤7の
コート層厚さを規制している現像剤規制部材たる弾性ゴ
ムブレード10と、弾性ゴムブレード10を支持する金
属部材11と、現像剤7を収容する現像剤収容室12か
ら成る。潜像担持体表面に顕在化された像は、図示矢印
f方向に回転する転写ローラ22により、転写材Pに転
写され、定着装置(図示せず)により熱或は圧力により
転写材表面に定着し、画像形成装置外部に排出される。
面には、透明窓13a、13bが取り付けられており、
画像形成装置本体の各々の透明窓13a、13bに対向
する位置に発光素子14と受光素子15が配置されてい
る。又、現像剤収容室12には撹拌部材16が具備さ
れ、画像形成装置本体(図示せず)の駆動系から、潜像
担持体2の駆動ギアを介し駆動を受け、図示矢印d方向
に往復運動を行い、現像剤7を現像剤担持体8へと搬送
する。透明窓13a、13bに付着した現像剤7を払拭
せしめる払拭部材17は、図2に示すようにポリエチレ
ンテレフタレート(PET)のような可撓性シート部材
18aと、可撓性シート部材18aを保持する保持部材
18bから成り、保持部材18bには回転軸18cと、
撹拌部材16から駆動を受けるための揺動軸18dが設
けられており、撹拌部材16と連動することにより払拭
部材17の上端部及び下端部は弧を描くように図1の図
示矢印e方向に往復運動を行う。これにより、払拭部材
17が透明窓13a、13bの表面に摺擦し、付着して
いる現像剤7を除去することができる。又、図2中斜線
部は開孔されている。
上に残存する現像剤7を掻き取るためのクリーニングブ
レード19と、掻き取られた現像剤7(以下、廃現像剤
と呼ぶ)を収容する廃現像剤収容室20と、該廃現像剤
がプロセスカートリッジ外部に漏れ出ないためのスクイ
シート21から成る。
ついて詳細に説明する。本実施例の現像剤残量検知方法
は、画像形成装置本体に設けられた発光素子14、例え
ばLEDから照射される光が、現像剤収容室12に配設
される二枚の透明窓13a、13bを通過し、受光素子
15に到達し、出力電圧に変換される。この出力電圧は
現像剤収容室12内の現像剤量及び画像形成回数と図3
のような相関関係がある。現像剤収容室12内の現像剤
量は画像形成を行う度に減少していく。払拭部材17
は、現像剤7が現像剤収容室12内に十分存在している
ときには現像剤7の抵抗が大きいため不完全な動作、す
なわち撹拌部材16と連動することによる可撓性シート
部材13aの先端の最大振幅に満たない距離の往復運動
しか行えない。この時、出力電圧は0Vである(図3の
A部)。しかし、画像形成を繰り返し行うと、現像剤収
容室12の現像剤7は減少し、払拭部材17にかかる抵
抗が徐々に小さくなり、遂には可撓性シート部材13a
の先端の最大振幅での往復運動を行うようになる。下方
にある透明窓13bは現像剤7に埋没されているが、可
撓性シート部材13aが透明窓13bに摺擦することに
より、透明窓13b上の現像剤を除去し、出力電圧は徐
々に大きくなっていく(図3のB部)。更に画像形成回
数を重ねていくと、現像剤7が減少し、下方にある透明
窓13b表面が現像剤7に埋没されることなく露出し始
め、可撓性シート部材13aにより摺擦され、透明窓1
3a、13b表面の現像剤7が除去されることにより画
像形成装置本体に設けられている発光素子14から照射
される光が、現像剤7に遮られることなく十分に画像形
成装置本体に設けられている受光素子15に到達し、最
大出力電圧を得ることができる(図3のC部)。この出
力電圧がある値になったときに、現像剤無し警告を画像
形成装置の操作パネル上に表示するようにする。
a、13bをより現像剤担持体8の近傍に配置すればす
るほど、現像剤無し警告表示時に現像剤収容室12に残
存する現像剤量を少なくすることができ、経済的であ
る。しかし、該払拭部材の運動中心と該払拭部材の先端
の距離が、該払拭部材と該現像剤担持体との最短距離よ
のりも長い場合、従来の回転自在の払拭部材を用いる構
成では、透明窓を現像剤担持体近傍に配置すると可撓性
シート部材13aの先端が現像剤担持体に干渉してしま
い、現像剤担持体上の現像剤コート状態が乱れてしま
い、画像弊害が生じてしまう。
を往復運動させることにより現像剤7を現像剤担持体8
へと搬送させ、透明窓13a、13b表面の現像剤7を
除去せしめる払拭部材17を撹拌部材16に連動させ、
往復運動させることによって、従来の回転自在の撹拌部
材及び払拭部材を有する現像剤残量検出装置に比べ、透
明窓13a、13bをより現像剤担持体8近傍に配置す
ることができる。又、払拭部材17の中央が開孔部であ
るため、現像剤7から受ける負荷が軽減でき、払拭部材
17を設けたことによるトルクの増大を抑えることがで
きる。
で高精度かつ経済的な現像剤残量検出装置を提供するこ
とができる。
4ないし図8に基づいて説明する。実施例2は、払拭部
材とこれに付随する保持部材に関して実施例1と異な
る。その他の構成は実施例1と同様であり、よって実施
例1と重複する説明は省略する。
3a、13b表面に付着する現像剤7を除去するため
の、払拭部材17が不可欠である。しかし、払拭部材1
7は、画像形成装置本体の駆動系から潜像担持体2の駆
動ギアを介し、駆動を受ける撹拌部材17と連動し、透
明窓13a、13bと摺擦するため、払拭部材17が存
在することにより潜像担持体2を回転させるのに必要な
トルクが増大してしまう。このトルクは可撓性シート部
材18aの透明窓13a、13bに対する当接圧により
変化し、これは可撓性シート部材18aの厚さ、透明窓
13a、13bへの侵入量、透明窓13a、13bと保
持部材18bの位置関係で決まる自由長によって変化す
る。本実施例では、自由長を保持部材18b先端から、
これに対向する透明窓までの最短距離と定義する。トル
クを低減するには、より薄い可撓性シート部材13aを
用い、自由長を長くし、侵入量を小さくして、可撓性シ
ート部材18aの透明窓13a、13bに対する当接圧
を小さくすればよいのである。しかしながら、この場
合、可撓性シート部材13aの透明窓13a、13bに
対する摺擦が弱くなり、透明窓13a、13b表面に付
着している現像剤7を除去しにくくなり、十分な受光出
力電圧を得られなくなる。すなわち、トルクの低減と可
撓性シート部材13aの払拭力の確保は相反するもので
あるといえる。これに対し本実施例は、透明窓13a、
13b表面の現像剤7を除去し、十分な受光出力電圧を
維持しつつ、可撓性シート部材18aの透明窓13a、
13bに対する当接圧を小さくし、トルクの低減を図る
ものである。
説明していく。比較例を図5に示す。可撓性シート部材
13aの透明窓13a、13bへの侵入量δ1、δ2、
δ’1、δ’2はすべて等しいものとする。又、上下可撓
性シート部材13aの厚さは等しい。
材13aを保持する保持部材18bの形状の図4中に示
す四つの長さL1、L’1、L2、L’2の関係が、L1>
L’1、L2>L’2となるようにすることである。図5
のように、L1=L’1=L2=L’2の場合、上下払拭部
材17に係る負荷は図6のように変動する。この場合、
上下の払拭部材それぞれには同様な負荷がかかる。しか
し、図4のようにL1>L’1、L2>L’2とすることに
より、例えば、L1=8mm、L’1=6mm、L2=8
mm、L’2=6mmとすることにより、図4中矢印1
方向に払拭部材17が動くときには図7に示すような状
態になり、図8に示すように負荷が変動し、払拭部材1
7の上部と下部にかかるトルクの総和が図6に示す場合
よりも小さくすることができる。これは上部払拭部材の
見かけ上の自由長が長くなり、上部払拭部材にかかる負
荷が小さくなる。すなわち、上部可撓性シート部材18
の透明窓13aに対する当接圧が小さくなるためであ
り、その結果、トルクを低減できるのである。このと
き、下部透明窓13b表面の現像剤7は十分に除去でき
る。又、図4中矢印2方向に払拭部材17が動くときも
同様であり、この場合は下部払拭部材の見かけ上の自由
長が長くなり、下部払拭部材にかかる負荷が小さくな
り、その結果としてトルクを低減できるのである。この
とき、上部透明窓13a表面の現像剤7は十分に除去で
き、これらの動作を繰り返していくと、十分な受光出力
電圧を得ることができるようになる。更に、払拭部材1
7による過剰な摺擦を避けることができ、透明窓13
a、13b表面が傷ついたり、現像剤7が融着すること
を防ぎ、安定した透過光量を得ることができる。
13b表面の現像剤7を完全に除去し、十分な受光出力
電圧を得つつ、払拭部材17を付加したことによるトル
クの増加を低減することが可能となるものである。
9に基づいて説明する。実施例3は、払拭部材に関して
実施例1と異なる。その他の構成は実施例1と同様であ
り、よって実施例1と重複する説明は省略する。
3a、13b表面に付着する現像剤7を除去するため
の、払拭部材17が不可欠である。しかし、実施例2で
述べたように、払拭部材17が存在することによりトル
クが増大するという問題がある。これに対し本実施例
は、透明窓13a、13b表面の現像剤7を除去し、十
分な受光出力電圧を維持しつつ、トルクの低減を図るも
のである。
べ、長時間現像剤7に埋没しており、埋没された状態で
可撓性シート部材13aと摺擦するため現像剤が付着し
易い。一方、上方の透明窓13aは現像剤7に埋没され
ることはないため、現像剤7は払拭部材17の運動によ
って巻き上げられたときにしか付着しない。従って、透
明窓13a、13b表面の現像剤7の除去するために必
要な力、すなわち可撓性シート部材13aの透明窓13
a、13bに対する当接圧は、上方の透明窓13aに対
しては小さく、下方の透明窓13bに対しては大きくす
れば良い。透明窓13a、13b表面の現像剤7を除去
するために必要な力は上述したように可撓性シート部材
18aの厚さ、透明窓13a、13bへの侵入量、透明
窓13a、13bと保持部材18bの位置関係で決まる
自由長によって変化する。上下の可撓性シート部材18
aの透明窓13a、13bへの侵入量が等しい場合、上
部の可撓性シート部材18aに必要以上の力を加えるこ
とになり、トルクを低減することはできない。本実施例
では、上下の可撓性シート部材18aの厚さT3、T4が
等しく、L3=L4のとき、上方の透明窓13aの侵入量
δ3、下方の透明窓13bへの侵入量δ4をδ3<δ4と設
定することにより、例えば、δ3=1.8mm、δ4=
2.8mmとすることにより、δ3=δ4である場合に比
べ、上部払拭部材にかかる負荷を低減でき、トルクの増
大を抑えることが可能になる。又、T3=T4、δ3=δ4
としたとき、L3>L4とすることにより、例えばL3=
6.8mm、L4=5.8mmとすることにより、同様
の効果を得ることができる。更に、L3=L4、δ3=δ4
としたとき、T3<T4とすることにより、例えばT3=
50μm、T4=75μmとすることによっても同様の
効果を得ることができる。更に、払拭部材17による過
剰な摺擦を避けることができ、透明窓13a、13b表
面が傷ついたり、現像剤7が融着することを防ぎ、安定
し透過光量を得ることができる。
13b表面の現像剤7を完全に除去し、十分な受光出力
電圧を得つつ、払拭部材17を負荷したことによるトル
クの増加を低減するものである。
10ないし図14に基づいて説明する。本実施例は透明
窓の断面形状に関して、実施例1ないし実施例3と異な
る。その他の構成は実施例1と同様であり、重複する説
明は省略する。
図10に示すように可撓性シート部材18aの先端の最
大振幅M1、M2が、払拭部材の運動方向の窓幅W1、W2
より大きい場合、すなわちM1>W1、M2>W2であると
き、例えばM1=M2=20mm、W1=W2=10mmと
するとき、可撓性シート部材18aが透明窓13a、1
3bと非接触である状態と、接触する状態とが存在す
る。透明窓13a、13bの払拭部材17の運動方向に
垂直な方向から見た断面形状が長方形もしくは正方形で
ある場合には、可撓性シート部材18aが透明窓13
a、13bに接触する際、可撓性シート部材18aの透
明窓13a、13bに対する侵入量が急激に大きくなる
ため、払拭部材17にかかる負荷変動が図11に示すよ
うに大きくなってしまう。本実施例では払拭部材17は
撹拌部材16に連動し、撹拌部材16は画像形成装置本
体の駆動系より駆動されるため、この場合、可撓性シー
ト部材18aが透明窓13a、13bに侵入する度に、
その負荷変動が駆動系に伝達してしまい、画像ムラが生
じてしまう。
bの払拭部材17の運動方向に垂直な方向から見た断面
形状を図12の如く可撓性シート部材18aの侵入箇所
に曲率を設ける。もしくは図13の如く傾斜部分を設け
る。これにより、可撓性シート部材18aの透明窓13
a、13bに対する侵入量が急激に変化することなく徐
々に増大し、図14に示す如く、負荷が徐々に増大し、
急激なトルク変動を解消できる。従って、画像ムラのな
い良好な画像を提供できるようになる。
変動を抑え、安定した画像形成を行うことが可能にな
る。
15に基づいて説明する。本実施例は払拭部材と透明窓
の位置関係が実施例1ないし実施例4と異なる。その他
の構成は実施例1と同様であり、重複する説明は省略す
る。
変化することにより画像ムラが生じる。トルクの急激な
変化は、可撓性シート部材18aが透明窓13a、13
bに侵入する際に発生するものである。
透明窓13a、13bの払拭部材17の運動方向の幅W
3、W4を可撓性シート部材18aの先端の最大振幅
M3、M4よりも大きくすることにより、すなわちM3≦
W3、M4≦W4とする。例えば、M3=M4=15mm、
W3=W4=20mmとすることにより、可撓性シート部
材18aが常に透明窓13a、13bと接触している状
態にする。これにより、払拭部材17には常時、負荷が
かかっており、可撓性シート部材18aが透明窓13
a、13bに侵入することはなくなるため、トルクの急
激な変化を抑えることができるのである。従って、画像
ムラのない良好な画像を提供できるようになる。
変動を抑え、安定した画像形成を行うことが可能にな
る。
16ないし図19に基づいて説明する。図16は本発明
に係る現像装置を備えるプロセスカートリッジの縦断面
図、図17、図18は同プロセスカートリッジの部分斜
視図である。
置本体に対して着脱自在に構成されており、これのハウ
ジング5内の図16中右側には潜像担持体としての感光
ドラム2が回転自在に配設されている。この感光ドラム
2は、ハウジング5の図16中左側に形成されたスリッ
ト状の露光窓106を介して画像形成装置本体に形成さ
れた光像露光光(原稿画像のスリット露光光、レーザー
ビーム走査露光光等)Lの照射をその光像露光工程部1
19に受ける。又、図16中感光ドラム2の右側に対向
した位置に、転写帯電器22が画像形成装置本体側に設
けられている。
置3、クリーニング装置4が設けられているが、帯電装
置1とクリーニング装置4は、光像露光工程部119に
対して、感光ドラム2の図16中矢印A方向の上流側に
位置し、現像装置3は、その下流側に位置する。上記帯
電装置1は、感光ドラム2に摺擦して回転する帯電ロー
ラ1Aを含んで構成され、該帯電ローラ1Aは、クリー
ニング装置4の凹部120内に収納されている。尚、帯
電装置1は、コロナ帯電器であってもよい。又、上記ク
リーニング装置4は、ウレタンゴム等からなるクリーニ
ングブレード19を含んで構成されるが、クリーニング
ブレード19は、帯電ローラ1Aよりも感光ドラム2の
回転方向上流側の感光ドラム2上面部に対して接触して
いる。
てなる現像器3aと、その左側に連接具備される現像剤
容器12を有し、現像器3aと現像剤容器12は、両者
の隔壁に設けた連通孔3bを介して連通せしめられてい
る。一成分磁性現像剤である現像剤tを収容した現像剤
容器12内には、現像剤撹拌手段たる撹拌板16及び撹
拌板16の先端側に取り付けられた搬送部材たる払拭部
材17が設けられ、所定の速度で矢印C方向に回転駆動
されている。現像ローラ8は、矢印B方向に回転駆動さ
れ、その内部にはマグネット9が設けられている。そし
て、現像ローラ8の表面は、現像剤tの搬送を良好に行
うための適度な凹凸を有し、ウレタンゴム、シリコーン
ゴム、SUS薄板等の弾性体からなる現像ブレード10
がその表面に圧接されている。
ドラム2は、帯電ローラ1Aにより正又は負の一様帯電
を受け、光像露光工程部119で光像露光光Lを受ける
ことにより潜像形成がなされ、感光ドラム2の矢印A方
向の回転に伴い潜像形成部は、現像ローラ8との対向部
すなわち現像部に送られる。一方、現像剤容器12内の
現像剤tは、現像剤撹拌手段たる撹拌板16が所定の速
度で回転駆動されることにより撹拌を受けると共に、撹
拌板16の先端側に取り付けられた搬送部材たる払拭部
材17により、その一部が連通孔3dから現像器3a内
に撹拌板16の一回転毎に間欠的に送り込まれて補給さ
れる。そして、この現像剤tは、マグネット9の働きに
より現像ローラ8表面に供給され、現像ローラ8の矢印
B方向の回転に伴い現像ブレード10の圧接下に送ら
れ、ここで適正なトリボ(摩擦帯電量)を受けると共に
現像ローラ8上に薄層形成される。上記現像部におい
て、感光ドラム2上の潜像は、現像ローラ8に所定の電
圧(現像バイアス)を印加することによって現像剤像と
して現像される。次に、この現像剤像は、所定の電圧を
印加された転写帯電器22と感光ドラム2間の像転写工
程部にて、画像形成装置本体内の給紙機構(図示せず)
から給送された転写材P面に順次転写される。この後感
光ドラム2面から分離された転写材Pは、定着装置(図
示せず)へ搬送され転写材P上の現像剤像が定着され
て、画像形成動作を終了し機外へ排出される。他方、像
転写後の感光ドラム1面クリーニング装置4のクリーニ
ングブレード19により、転写残現像剤その他の付着物
の拭掃除去を受けて清浄面化され、繰り返して像形成に
供される。
による画像形成の回数は、現像剤容器12内現像剤tの
量に依存しており、現像剤tの量が所定量以下になった
場合良好な画像形成を行うことが困難になるため、プロ
セスカートリッジ100の交換を行う必要がある。本発
明においては、上記所定現像剤量を検知するために現像
剤量検知手段を設け、交換時期を知るようになってい
る。
について説明する。現像剤容器12の側面及び底面に
は、透明窓71、72がそれぞれ嵌め込まれているが、
これらの透明窓71、72は、撹拌板16の回転中心か
ら等距離の位置に配されており、その内面71a、72
aは、現像剤容器12の内面12aと同一面上か、又は
更に内側に突出している。又、プロセスカートリッジ1
00外の現像装置3の側方には、L字状を成すセンサー
台70が、上記透明窓71、72を外側から覆うように
画像形成本体側に配されており、図17に示すようにセ
ンサー台70には、発光部74と受光部73が透明窓7
1、72を挟むようにして対向配置されている。ここ
で、発光部74は、ランプ、発光ダイオード等で構成さ
れ、受光部73は、光電セルの如き光を電流に変換する
素子で構成されている。
像剤容器3c内の現像剤tが撹拌板16の回転によって
現像器3a内に送られて消費されると、現像剤容器12
内の現像剤量(残量)が、徐々に減少する。それに伴
い、発光部74から透明窓71、72を透過し受光部7
3に到達する光量が増加し、受光部73がその光量に応
じた電圧を発生する。そのため、この電圧レベルを検知
することによって現像剤容器12内の現像剤tの残量を
知ることが可能となる。
現像剤残量の検知を正確に行うためには、透明窓71、
72表面の払拭部材17によるクリーニングを良好に安
定して行うことが重要となる。そこで、払拭部材17と
しては、ウレタンシート、ポリエチレンテレフタレート
(PET)等の可撓性シートを透明窓71、72表面を
摺擦するように構成することによって、透明窓71、7
2表面からの現像剤tの除去を良好に行っている。本実
施例においては、厚さ50μmのPETを用いている。
回転軸に連結したギア16aは、現像剤容器12の外部
に位置し、位置決め用の突起Gを有しており、このギア
16aは、プロセスカートリッジ100を画像形成装置
本体に装着した際、画像形成装置本体側にある駆動ギア
83と噛み合うよう構成されている。更に、本実施例に
おいては、突起Gの位置を検知するセンサー80を有し
ている。このセンサー80は、上述した現像剤量検知手
段と同様の構成をとっており、発光部81と受光部82
を有している。
置すなわち突起Gの位置関係について述べる。プロセス
カートリッジ100を画像形成装置本体に装着する前
(すなわち工場出荷時)においては、図19に記したよ
うに払拭部材17が、現像剤容器12の内壁及び透明窓
71、72に対し非接触状態となる位置Hになるよう突
起Gの位置を調整してある。そして、画像形成装置本体
に装着した後は、まず、画像形成動作中において、ギア
16aは駆動ギア83から駆動を受け、撹拌板16及び
払拭部材17は回転して透明窓71、72表面からの現
像剤tの除去を行っている。次に、画像形成動作終了時
においても、駆動ギア83は回転しており、突起Gの位
置がI(すなわち払拭部材17が位置H)になり、セン
サー80内の発光部81と受光部82間の光路を遮断す
る時に駆動ギア83の回転が止まるように制限されてい
る。
形成動作以外(プロセスカートリッジ100の未使用状
態を含めて)は、払拭部材17が現像剤容器12の内壁
及び透明窓71、72に対し非接触状態となり、払拭部
材17が変形状態で長期間に亘り放置されるのを完全に
無くすことが可能となる。その結果、払拭部材17の永
久変形を防ぎ、透明窓71、72表面に対する払拭部材
17の当接圧を安定させ、良好なクリーニング性を維持
し現像剤残量の検知を長期間精度良く行うことが可能と
なった。
20及び図21に基づいて説明する。本実施例において
は、図示したように撹拌板16の回転軸の軸受部分16
bが長穴になっており、軸位置が可変となるように構成
されている。すなわち、プロセスカートリッジ100を
画像形成装置本体に装着する前(すなわち工場出荷時)
及び非画像形成動作時においては、図中Xの位置にな
り、画像形成動作時においては、図中Yの位置になるよ
うに長手方向の両端部で構成されている。
ロセスカートリッジ100の画像形成装置本体への非装
着時及び非画像形成動作時においては、撹拌板16の回
転軸が図中Xの位置に納まるように、バネ部材16cが
回転軸を加圧している。プロセスカートリッジ100を
画像形成装置本体に装着した際に、上記回転軸は、装置
本体にあるホルダー84に保持される。そして、非画像
形成時において図中Xの位置に納まっていた回転軸は、
画像形成動作時において、装置本体に設けられたソレノ
イド85がホルダー84を引くように制御することによ
り、図中Yの位置に納まる。
合、図21に記したように撹拌板16が360°のどの
位置にあっても、その先端側に取り付けられた払拭部材
17が、現像剤容器12の内壁及び透明窓71、72に
接触しないように構成されている。回転軸が図中Yの位
置にある場合は、ギア16aと装置本体側の駆動ギア
(図示せず)とが噛み合い、撹拌板16及び払拭部材1
7は回転する。このとき撹拌板16の回転半径、払拭部
材17の長さ、透明窓71,72の位置関係等を、払拭
部材17先端が透明窓71、72を確実に摺擦するよう
な構成としている。
施例6の場合と同様に、画像形成動作時以外(プロセス
カートリッジ100の未使用状態も含めて)は、払拭部
材17が現像剤容器12の内壁及び透明窓71、72に
対し非接触状態となり、払拭部材17が変形状態で長期
間に亘り放置されるのを完全に無くすことが可能とな
る。又、本実施例は、実施例6に比べ、画像形成装置本
体側に撹拌板16及び払拭部材17の位置を検知する手
段が不要となるため、構成が簡略化できる効果がある。
のではなく、本発明の範囲内で種々変更可能である。
22ないし図24に基づいて説明する。本実施例は透明
窓の形状について、実施例6と異なり、その他の構成は
実施例6と同様である。従って、重複する説明は省略す
る。
容器側の表面の形状を、払拭部材17の回転に沿うよう
なR形状、すなわち撹拌部材16の運動中心と一致する
曲率中心を持つ曲面とした。払拭部材17が回転して透
明窓71、72をクリーニングするときに、透明窓7
1、72と接するどの位置においても、払拭部材17の
侵入量δは常に一定になる。ここで、侵入量δは、払拭
部材17の自由長をL、払拭部材17の支点と透明窓7
1、72との距離をdとした時、δ=L−dとする。
7にかかる負荷の変動を図24に示す。従来に比べて、
トルクは低く安定になる。本実施例では、払拭部材17
の自由長Lを図23に示す従来タイプのL’に比べて短
くすることができるのでトルクを低減することができ
る。又、侵入量δが従来δ’に比べて小さくできるの
で、払拭部材17を大きく曲げる必要が無くトルク変動
を小さく安定にすることができる。
の自由長を小さくしたままで、透明窓71、72の面積
を大きく設定できるので、トルクを抑えながら、現像剤
量の検知を安定化させることができる。
17の過剰な摺擦を避けることができるので、耐久によ
る現像剤の融着や、傷等を低減することができ、検知精
度を良くすることができた。
透明窓をクリーニングするタイプの現像剤量検出装置に
も適用可能である。
25ないし図27に基づいて説明する。本実施例は、払
拭部材17と透明窓71、72の位置に関するものであ
る。その他の構成は実施例6と同様である。従って、重
複する説明は省略する。
71、72をクリーニングするタイプの現像装置に適用
した実施例を図25に示す。これは図16の現像剤容器
12周りを拡大したものである。
二個設けて(17、17’)、そのアームの角度θ1を
撹拌中心と二つの透明窓71、72がなす角度θ2と等
しくなるように配置した。そして、二つの払拭部材1
7、17’が回転して透明窓71、72を拭いた直後1
秒以内に現像剤量検知を行うことにする。
ことによって、一方を拭いた後に舞い上がった現像剤が
他方の窓に付着して汚す以前に検知を行うので、検知精
度の向上が図れる。
窓を清掃するタイプの現像装置に適用した実施例を図2
6に示す。図27は図26矢印V方向より見た払拭部材
の概略図である。この場合は、光軸が払拭部材の回転中
心を通るようにする。こうすることにより、往復タイプ
の払拭部材を使用した現像剤残量検出装置においても、
二つの透明窓を同時に清掃し、直後に現像剤量検知を行
うことができる。
を図28及び図29に基づいて説明する。本実施例は、
払拭部材と透明窓の形状を規定するものであり、その他
の構成は図1と同様であるため、重複する説明は省略す
る。
3bを現像剤担持体8から見たものである。このように
本実施例の特徴は、可撓性シート部材18aの幅Wと透
明窓13a、13bの幅Mの関係をW≦Mとすることに
ある。これとは逆にW>Mの場合には、可撓性シート部
材18aの透明窓13a、13bの図28中矢印A方向
の当接圧状態は図29のようになる。すなわち、透明窓
13a、13bの中央部に対する当接圧が弱く、摺擦力
も低下するため、透明窓中央部の表面に付着した現像剤
を除去しにくくなってしまう。そこで、本実施例の如
く、W≦Mとすることにより、例えば、W=7mm、M
=10mmとすることにより、透明窓13a、13bの
矢印A方向の当接圧が均一になる。よって、摺擦力も均
一になり、透明窓13a、13b表面の現像剤を良好に
除去することが可能になり、十分な受光出力電圧を確保
できる。又、可撓性シート部材18aの幅Wを狭くする
ことによって、払拭部材17にかかる負荷を低減するこ
とも可能である。
を図30に基づいて説明する。本実施例は払拭部材と透
明窓の形状を規定するものであり、その他の構成は図1
と同様であるため、重複する説明は省略する。
拭部材17との当接面側は、すりガラス状に荒らされて
おり、又払拭部材17は、多数の毛を有するブラシ状部
材18e(例えば、直径50μmの豚毛など)、これを
保持する保持部材18b、回転軸18c、揺軸18dよ
り構成されている。これにより、透明窓13a、13b
上の現像剤7は、微小な領域ではランダムであるが、数
mmの単位の領域では、常に均一な状態が保たれ、透明
窓13a、13b上は、場所むらもなく一様にクリーニ
ングされ、現像剤量の消費における透過光量の変化は、
図30に示すようにピーク時の透過光量は減少するもの
の、透過光量が0からピーク値への移行は、ぱらつきの
少ない安定した動きを常に示す。
粗さは、Ra=0.2mmであるが、Raが0.6mm
以下程度までなら、クリーニングされたときにも、均一
な表面が得られ、又、ピーク時には、必要な光量も得ら
れた。
eを使用したが、スポンジなど、柔軟性を持ち、表面が
細かく不均一な材質のものでも良い。
3a、13b両方の現像剤容器内側の面に荒れを持たせ
たが、クリーニングが不十分になり易いのは、現像剤が
常に残っている下方の窓であり、本実施例のように両方
の窓に荒れを持たせた場合に透過光量が不十分な場合で
は、現像剤が残る下方の透明窓13bだけに荒れを持た
せるだけでも、ほぼ同等のクリーニング能力は得られ
る。本実施例を実施することにより、現像剤7の不足を
示す残量検知は、常に安定して行われ、電子写真装置の
使用者に、現像剤が無くなる直前に、正確に現像剤がな
くなることを知らせることができるようになった。
れば、払拭部材の運動中心と該払拭部材の先端との距離
が、該払拭部材と現像剤担持体との最短距離よりも長い
場合でも、該払拭部材を撹拌部材と連動させて往復運動
させることにより、新たな駆動系を付加することなく、
簡易な構成で、高精度かつ経済的な現像剤残量検出装置
を提供できる。
画像形成装置の非動作時には、払拭部材を透明窓に対し
て非当接状態とするので、払拭部材の永久変形を防止
し、透明窓表面の現像剤を安定して除去することがで
き、高精度の現像剤残量検知が可能になる。
拭部材との接触面を、曲率中心が該払拭部材の運動中心
であるような曲率の面とすることにより、該払拭部材が
透明窓に摺擦している間、該払拭部材の透明窓に対する
侵入量が一定となり、払拭部材を付加したことによるト
ルクの増大を、高い現像剤残量検知精度を維持しながら
最小限を抑えることが可能になった。
動中心を中心として二つの保持部材がなす角度と、該払
拭部材の運動中心を中心として二つの透明窓の中心がな
す角度が等しいので、二つの透明窓を二つの払拭部材で
拭いた直後に、現像剤量の検知を行うことによって、一
方の窓を拭いた後に舞い上がった現像剤が他方の窓に付
着して汚すことが無く、透明窓表面の現像剤を安定して
除去することができ、高精度の現像剤残量検知が可能に
なる。
透明窓との接触部分を可撓性シート部材により形成し、
該可撓性シート部材の先端部を、透明窓に全て当接させ
ることにより、該可撓性シート部材の先端部の長手方向
の当接分布が均一になり、透明窓表面の現像剤を安定し
て除去することができ、高精度の現像剤残量検知が可能
になる。
明窓との接触部分をブラシ状部材とすることにより、払
拭部材の透明窓との接触部分を平面状部材によって形成
する場合に比べ、透明窓との接触面積及び接触回数を増
やし、かつ長期間の当接による変形を抑え、透明窓表面
の現像剤を安定して除去することができ、高精度の現像
剤残量検知が可能になる。
拭部材との接触面の表面粗さ(Ra)を0.6mm以下
とすることによって、透明窓表面には常に現像剤が残存
することになるが、残存現像剤量を一定量にして、画像
形成回数終了直前での透過光量を固体差無く一定にし
て、透明窓表面の現像剤を安定して除去することがで
き、高精度の現像剤残量検知が可能になる。
含むプロセスカートリッジの断面図である。
断面図である。
出装置の画像形成回数と受光出力電圧の関係を示す図で
ある。
置関係を表す断面図である。
拭部材の負荷状態を示した図である。
の位置関係を表す断面図である。
示す図である。
置関係を表す断面図である。
払拭部材と透明窓の位置関係を表す断面図である。
払拭部材の負荷状態を示す図である。
位置関係を表す断面図である。
位置関係を表す断面図である。
を示す図である。
位置関係を表す断面図である。
ジの断面図である。
置に配置される発光手段及び受光手段の位置関係を示す
部分斜視図である。
部材のギアを説明するための部分斜視図である。
内部を示す断面図である。
配設状態を説明する部分斜視図である。
す断面図である。
位置関係を表す断面図である。
払拭部材と透明窓の位置関係を表す断面図である。
を示す図である。
位置関係を表す断面図である。
位置関係を表す断面図である。
の位置関係を表す正面図である。
に対する当接圧を示す図である。
を表す斜視図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 現像剤を収容せしめる現像剤容器と、該
現像剤容器内の該現像剤を撹拌及び現像剤担持体へ搬送
せしめる撹拌部材と、画像形成装置本体に配設された発
光素子と受光素子に対向するように現像剤容器の壁面に
設けられた二つの透明窓と、該透明窓表面に付着した現
像剤を除去せしめる払拭部材を該現像剤容器内に具備す
る光透過式現像剤残量検出装置において、該払拭部材の
運動中心と該払拭部材の先端の距離が、該払拭部材の運
動中心と、上記現像剤担持体との最短距離よりも長く、
該払拭部材が上記撹拌部材と連動し、往復運動すること
により、該払拭部材の両端部が上記透明窓と摺擦するこ
とを特徴とする現像剤残量検出装置。 - 【請求項2】 往復運動する払拭部材の透明窓に対する
最大当接圧が、運動方向によって異なり、該払拭部材の
一端に最大当接圧がかかっているときに、該払拭部材の
もう一端には最大当接圧がかからないことを特徴とする
請求項1に記載の現像剤残量検出装置。 - 【請求項3】 下方にある透明窓に対する最大当接圧
が、上方にある透明窓に対する最大当接圧よりも大きく
なるような払拭部材を備えることを特徴とする請求項1
に記載の現像剤残量検出装置。 - 【請求項4】 払拭部材の往復運動の中心を基準位置と
して先端の振幅が最大のとき、該払拭部材が透明窓に当
接せず、該払拭部材が中心方向に運動する時、該透明窓
に対する侵入量が徐々に増加するような形状の透明窓を
有することを特徴とする請求項1に記載の現像剤残量検
出装置。 - 【請求項5】 払拭部材が、常時透明窓と接触すること
を特徴とする請求項1に記載の現像剤残量検出装置。 - 【請求項6】 現像剤を収容せしめる現像剤容器内に、
透明窓と、該透明窓表面に付着した現像剤を除去せしめ
る払拭部材を有する光透過式現像剤残量検出装置におい
て、該現像剤残量検出装置を含む画像形成装置が非動作
時に、該払拭部材が該透明窓に対し、非当接状態である
ことを特徴とする現像剤残量検出装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載の現像剤残量検出装置を
装着する画像形成装置本体において、上記払拭部材の位
置を検知及び制御する手段を設けたことを特徴とする画
像形成装置。 - 【請求項8】 払拭部材の回転ないし円弧運動の中心位
置が、上記透明窓及び上記現像剤容器に対して画像形成
動作時と非画像形成動作時で変わることとする請求項6
に記載の現像剤残量検出装置。 - 【請求項9】 現像剤を収容せしめる現像剤容器内に、
透明窓と、該透明窓表面に付着した現像剤を除去せしめ
る払拭部材を有する光透過式現像剤残量検出装置におい
て、該透明窓の該払拭部材との接触面が、曲率中心が該
払拭部材の回転中心と一致するような曲率を有すること
を特徴とする現像剤残量検出装置。 - 【請求項10】 現像剤を収容せしめる現像剤容器内
に、透明窓と、該透明窓表面に付着した現像剤を除去せ
しめる二つの払拭部材を有し、該払拭部材が可撓性シー
ト部材及びこれを保持する保持部材とから成る光透過式
現像剤残量検出装置において、該払拭部材の運動中心を
中心として該保持部材が成す角度と、該払拭部材の運動
中心を中心として二つの該透明窓中心が成す角度が等し
いことを特徴とする現像剤残量検出装置。 - 【請求項11】 現像剤を収容せしめる現像剤容器内
に、透明窓と、該透明窓表面に付着した現像剤を除去せ
しめる払拭部材を有する光透過式現像剤残量検出装置に
おいて、該払拭部材の該当面窓との接触部分が可撓性シ
ート部材により形成され、該可撓性シート部材の先端部
の長手方向の幅が、該透明窓の長手方向の幅より短いこ
とを特徴とする現像剤残量検出装置。 - 【請求項12】 現像剤を収容せしめる現像剤容器内
に、透明窓と、該透明表面に付着した現像剤を除去せし
める払拭部材を有する光透過式現像剤残量検出装置にお
いて、該払拭部材の該透明窓との接触部分がブラシ状部
材より形成されることを特徴とする現像剤残量検出装
置。 - 【請求項13】 現像剤を収容せしる現像剤容器内に、
透明窓と、該透明窓表面に付着した現像剤を除去せしめ
る払拭部材を有する光透過式現像剤残量検出装置におい
て、該透明窓の該払拭部材との接触面の表面粗さが0.
6mm以下であることを特徴とする現像剤残量検出装
置。
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