JP3238560B2 - 現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JP3238560B2 JP00856994A JP856994A JP3238560B2 JP 3238560 B2 JP3238560 B2 JP 3238560B2 JP 00856994 A JP00856994 A JP 00856994A JP 856994 A JP856994 A JP 856994A JP 3238560 B2 JP3238560 B2 JP 3238560B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトナーを用いて画像を形
成するための現像装置及び前記現像装置を有するプロセ
スカートリッジ及び前記プロセスカートリッジを装着可
能な画像形成装置に関する
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置等におけるトナー残
量の有無を検出する構成として、発光素子と受光素子と
を対向させて設けたフォトインタラプタを用い、光照射
してトナーの有無を検出する光透過式の検出方式が知ら
れている。
【0003】例えば、トナー収納容器内の上面及び下面
に光透過窓を設けると共に、該窓に光透過性部材を嵌め
込み、一方側の窓近傍に発光素子を設けると共に、他方
側の窓近傍に受光素子を設け、トナー収納容器内に光を
通過させるものである。これはトナー収納容器内にトナ
ーがなければ発光素子からの光は容器内を通過して受光
素子に到達するが、容器内にトナーがあるとトナーによ
って光が遮られ、受光素子に到達しない。このため、受
光素子の出力値によってトナーの有無を判別し得るもの
である。
【0004】前記のようなトナー検出構成にあっては、
光透過性部材にトナーが付着するために、これを清掃し
なければならない。このため、従来はトナー収納容器と
して円筒状の容器を用い、その内部に回転可能なトナー
攪拌部材を設けているが、前記トナー攪拌部材に可撓性
部材を取り付け、攪拌部材が回転したときに前記可撓性
部材の先端がトナー収納容器の内面に接触して回転する
ようにしている。
【0005】これにより、画像形成時にトナー攪拌部材
を回転させると、可撓性部材が容器壁面に取り付けた光
透過性部材をワイピングするようになり、このとき光透
過性部材に付着したトナーを清掃するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような構成にあっては、トナーの攪拌と光透過性部材の
清掃を両立させることが容易でない。即ち、近年の画像
形成装置にあっては省エネルギーの観点から、より低い
温度で記録媒体に定着する低融点のトナーが採用されて
おり、低融点のトナーは光透過性部材を清掃しようとし
て必要以上に攪拌部材を回転させると、摩擦熱等によっ
てトナー同士がくっつきあって粗粒化し、或いは融着し
て画質を損なうおそれがある。
【0007】そのため、攪拌部材の回転を必要以上にす
ることは出来ず、光透過性部材の清掃をあるレベル以上
に高めることは困難であった。
【0008】また今日では装置の小型化を図るためにト
ナー収納容器として変則的な形状をしたものを用いる必
要があるが、従来は攪拌部材の回転によって光透過性部
材の清掃を行うために、トナー収納容器の形状は略円筒
形状に限定されてしまい、偏平状にしたり、角型にした
りといった設計上の自由がきき難かった。
【0009】本発明は従来の前記課題を解決するもので
あり、その目的とするところは、光透過性部材の清掃と
トナーの攪拌とを両立させながら前記清掃効果を高め、
またトナー収納部の形状が円筒形状に限定されることな
く、装置の小型化に図ることが可能な現像装置及び前記
現像装置を有するプロセスカートリッジ及び前記プロセ
スカートリッジを装着可能な画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、現像装置において、ト
ナーを収納するトナー収納部と、前記トナー収納部に収
納されているトナーを攪拌するために往復移動可能な攪
拌手段と、前記トナー収納部に設けられた第一及び第二
の光透過性部材と、回動軸を中心に回動可能で両端部で
前記第一及び第二の光透過性部材を清掃する清掃部材
と、前記回動軸とは偏心した位置に設けられ攪拌手段と
係合して前記清掃部材を駆動する駆動軸と、を有し、前
記駆動軸は前記攪拌手段の往復移動によって駆動力を得
ることを特徴とする。
【0011】また、トナーを収納するトナー収納部と、
前記トナー収納部に収納されているトナーを攪拌するた
めに往復移動可能な攪拌手段と、前記トナー収納部に設
けられた第一及び第二の光透過性部材と、回動軸を中心
に回動可能で両端部で前記第一及び第二の光透過性部材
を清掃する清掃部材と、前記回動軸とは偏心した位置に
設けられ攪拌手段と係合して前記清掃部材を駆動する駆
動軸と、を有し、前記駆動軸は前記攪拌手段の往復移動
によって駆動力を得て、前記清掃部材が前記攪拌手段の
往復移動のストロークよりも大きなストロークで往復移
動することを特徴とする。
【0012】
【作用】前記構成にあっては、トナー収納部内のトナー
を往復移動によって攪拌するようにしているために、ト
ナー収納部を円筒形状にする必要がなく、変則的な形状
のトナー収納部とすることが可能となる。このため、省
スペースに対応することが可能で、装置の小型化を図る
ことが出来る。
【0013】そして、撹拌手段の往復移動によって清掃
手段が駆動力を得て第一及び第二の光透過性部材を清掃
することにより、光透過性部材の清掃を効率よく行うこ
とができる。また清掃部材の往復移動ストロークを攪拌
部材の往復移動ストロークよりも大きくすることによ
り、トナー収納部内のトナーを攪拌し過ぎることなく、
光透過性部材の充分な清掃を行うことが出来る。
【0014】
【実施例】次に本発明の好適な実施例として、まず第1
実施例について説明し、次に第2実施例及び第3実施例
について説明し、更にその他の実施例について説明す
る。
【0015】〔第1実施例〕 本発明に係る第1実施例としてファクシミリ装置に適用
した例を、図面を参照して具体的に説明する。ここで
は、説明の順序として、以下の順に説明する。ファク
シミリ装置の全体構成、情報を読み取るための読取装
置の構成、受信情報を記録するための画像形成装置の
各部の構成、前記画像形成装置に使用するプロセスカ
ートリッジの各部の構成、トナー収納容器内のトナー
を攪拌するための攪拌手段の構成、前記トナー収納容
器内のトナー残量を検出する残量検出手段の構成、ト
ナー残量検出のための光透過窓を清掃する清掃手段の構
成、プロセスカートリッジの組み立て構成、シャッ
タ部材の開閉と前記光透過窓との関係。
【0016】{ファクシミリ装置の全体構成} 図1は本発明に係るプロセスカートリッジを装着した画
像形成装置を有するファクシミリ装置の構成説明図であ
り、図2はその外観斜視図、図3は前記プロセスカート
リッジの構成説明図であり、図4はその外観斜視図であ
る。
【0017】このファクシミリ装置は、図1に示すよう
に、上方に原稿読取装置Aを有し、その下方に画像形成
装置Bを配置している。そして読取装置Aで読み取った
情報を、ファクシミリモードの場合は他機のファクシミ
リ装置へ送信し、コピーモードの場合には自己の画像形
成装置Bで記録する。
【0018】前記画像形成装置Bは、図1に示すよう
に、光学手段1から画像情報に基づいた光像を照射して
像担持体である感光体ドラムにトナー像を形成する。そ
して前記トナー像の形成と同期して記録媒体2を搬送手
段3によって搬送し、且つプロセスカートリッジCとし
てカートリッジ化された画像形成部において前記感光体
ドラムに形成したトナー像を転写手段4によって記録媒
体2に転写し、その記録媒体2を定着手段5に搬送し、
転写トナー像を定着して排出トレイ6へ排出する。
【0019】前記画像形成部を構成するプロセスカート
リッジCは、図3に示すように、感光体ドラム7を回転
してその表面を帯電手段8によって一様に帯電し、前記
光学系1からの光像を露光部9を介して感光体ドラム7
に露光して潜像を形成し、現像手段10で前記潜像に応じ
たトナー像を形成することにより可視像化する。そして
前記転写手段4でトナー像を記録媒体2に転写した後
は、クリーニング手段11によって感光体ドラム7に残留
したトナーを除去する。尚、前記感光体ドラム7等の各
部品は樹脂製の第1フレームである上枠体12aと、第2
フレームである下枠体12bを結合して構成したハウジン
グ12内に収納されてカートリッジ化されている。
【0020】前記プロセスカートリッジCのトナー収納
容器にはトナーを攪拌するための攪拌手段及び光透過性
部材を清掃するための清掃手段が設けてあり、また本体
側にはトナー収納容器内のトナー残量を検出するための
残量検出手段が設けてある。
【0021】{読取装置} 読取装置Aは原稿13を搬送し、原稿記載情報を読み取る
ものである。その構成は、図1に示すように、原稿載置
台14a上に積層した原稿13を予備搬送押圧片14b1と圧接
した予備搬送ローラ14b2、及び逆転ローラ14cと圧接し
た分離ローラ14dで一枚ずつ分離し、押圧手段14eで原
稿13を読取手段15の密着型センサに押圧して密着させつ
つ原稿13の情報を読み取った後、その原稿13を排出ロー
ラ14fによって原稿排出トレイ14gに排出するものであ
る。
【0022】前記読取手段15は、光源としてのLED15
aから原稿13の情報記載面に光照射し、その反射光を短
焦点結像レンズ15bを介して光電変換素子15cに結像し
て情報を読み取るものであり、その信号は後述する制御
手段を介してファクシミリモードのときは他機へ送信
し、コピーモードのときは自己の画像形成装置Bに送信
する。
【0023】尚、原稿載置台14aには原稿13の搬送方向
と直角方向(原稿13の幅方向)にスライド可能なスライ
ダ14hが設けてあり、該スライダ14hを原稿13の幅に合
わせてスライドさせることで、原稿載置台14a上に積載
された原稿13の両サイドを揃えることが出来る。
【0024】{画像形成装置} 次に記録信号に応じて画像を形成する画像形成装置Bの
各部の構成について、光学手段、搬送手段、転写
手段、定着手段、カートリッジ装着手段の順に説明
する。
【0025】(光学手段) 光学手段1は外部装置等から読み込んだ画像情報に基づ
いて光照射することによって感光体ドラム7へ光像を照
射するものであり、図1に示すように、光学ユニット1
a内にレーザーダイオード1b、ポリゴンミラー1c、
スキャナーモータ1d、結像レンズ1eが収納してあ
る。
【0026】そして例えば他機のファクシミリ装置から
画像信号が与えられると、レーザーダイオード1bが前
記画像信号に応じて発光し、ポリゴンミラー1cに画像
光として照射する。このポリゴンミラー1cはスキャナ
ーモータ1dによって高速回転し、該ポリゴンミラー1
cで反射した画像光が結像レンズ1e及び反射ミラー1
fを介して回転する感光体ドラム7へ照射し、該ドラム
7の表面を選択的に露光して画像情報に応じた潜像を形
成する。
【0027】(記録媒体搬送手段) 次に記録媒体2(例えば記録紙、OHPシート、布或い
は薄板等)を搬送するための搬送手段3は、画像形成装
置Bの下方位置に配置され、給紙部Dの一端から引き出
し可能に装着された給送カセット3a内に積載した記録
媒体2の最上位の1枚を、記録媒体2の先端角隅部に設
けた分離爪3a1と、円形の一部を切り欠いた形状の給送
ローラ3bとによって一枚ずつ分離して給送し、カセッ
ト搬送ローラ対3cによって搬送ローラ対3dに送り、
この搬送ローラ対3dが画像形成動作と同期するように
記録媒体2を画像転写部に搬送する。そして画像転写後
の記録媒体2を、ガイド板3eによって定着手段5に搬
送し、定着後の記録媒体2を排出ローラ対3fによって
排出トレイ6に排出する。
【0028】(転写手段) 転写手段4は画像形成部で感光体ドラム7に形成された
トナー像を記録媒体2に転写するものであり、本実施例
の転写手段4は図1に示すように、転写ローラ4によっ
て構成している。即ち、装着したプロセスカートリッジ
Bの感光体ドラム7に転写ローラ4によって記録媒体2
を押圧し、該転写ローラ4に感光体ドラム7に形成され
たトナー像と逆極性の電圧を印加することにより、感光
体ドラム7上のトナーを記録媒体2に転写する。
【0029】(定着手段) 定着手段5は前記転写ローラ4の電圧印加によって記録
媒体2に転写したトナー像を定着させるものである。そ
の構成は図1に示すように、駆動回転する駆動ローラ5
aと、内部にヒータ5bを有し、前記駆動ローラ5aと
圧接して従動回転するシート部材を有する定着部材5c
とからなる。即ち、画像形成部でトナー像を転写された
記録媒体2が前記駆動ローラ5aと定着部材5c間を通
過する際に、両者5a,5cの押圧によって圧力が印加
され、且つヒータ5bの発熱によって熱を印加され、記
録媒体2上のトナーが記録媒体2に定着する。
【0030】(プロセスカートリッジ装着手段) 前記画像形成装置B内にはプロセスカートリッジCを装
着するためのカートリッジ装着手段が設けてある。プロ
セスカートリッジCの装置本体に16に対する着脱は、開
閉カバー17を開くことによって行う。即ち、図5に示す
ように、装置本体16の上部にはヒンジ17aによって開閉
可能な開閉カバー17が取り付けてある。そして前記開閉
カバー17を開くと装置本体16内にはカートリッジ装着ス
ペースが設けてあり、そのスペースの左右壁面にはガイ
ド溝18が設けてある。このガイド溝18にドラム軸7aを
沿わせてプロセスカートリッジCを挿入し、開閉カバー
17を閉じることによってプロセスカートリッジCを画像
形成装置Bに装着するようにしている。
【0031】{プロセスカートリッジ} 次に前記画像形成装置Bに装着されるプロセスカートリ
ッジCの各部の構成について説明する。
【0032】このプロセスカートリッジBは像担持体
と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたものであ
る。ここでプロセス手段としては、例えば像担持体の表
面を帯電させる帯電手段、像担持体にトナー像を形成す
る現像手段、像担持体表面に残留したトナーをクリーニ
ングするためのクリーニング手段等がある。本実施例の
プロセスカートリッジCは、図3に示すように、像担持
体である電子写真感光体ドラム7の周囲に帯電手段8、
露光部9、現像手段10、クリーニング手段11を配置し、
これらをハウジング12で覆って一体化し、更にシャッタ
部材28を取り付けて構成し、これを装置本体16に着脱可
能に構成してる。
【0033】次にプロセスカートリッジCの各部の構成
を、感光体ドラム、帯電手段、露光部、現像手
段、クリーニング手段、シャッタ部材、の順に説明
する。
【0034】(感光体ドラム) 本実施例に係る感光体ドラム7は円筒状のアルミニウム
からなるドラム基体の外周面に有機感光層を塗布して構
成している。この感光体ドラム7を枠体に回動可能に取
り付け、後述するように感光体ドラム7の長手方向一方
端に固着したフランジギヤに装置本体側に設けた駆動モ
ータの駆動力を伝達することにより、感光体ドラム7を
画像形成動作に応じて図1の矢印方向へ回転させる。
【0035】(帯電手段) 帯電手段は前記感光体ドラム7の表面を一様に帯電させ
るためのものであり、本実施例では枠体に帯電ローラ8
を回動自在に取り付けた、所謂接触帯電方法を用いてい
る。帯電ローラ8は金属製のローラ軸8aに導電性の弾
性層を設け、更にその上に高抵抗の弾性層を設け、更に
その表面に保護膜を設けてなる。導電性の弾性層はEP
DMやNBR等の弾性ゴム層にカーボンを分散したもの
で構成し、ローラ軸8aに供給されるバイアス電圧を導
く作用をなす。また高抵抗の弾性層はウレタンゴム等で
構成し、微量の導電性微粉末を含有するものが一例とし
てあげられ、感光体ドラム7のピンホールや導電度の高
い帯電ローラが相対した場合でも、感光体ドラム7への
リーク電流を制限してバイアス電圧の急降下を防ぐ作用
をなす。また保護層はN−メチルメトキシ化ナイロンで
構成し、導電性弾性層や高抵抗の弾性層の組成物質が、
感光体ドラム7に触れて感光体ドラム7の表面を変質さ
せることがないように作用する。
【0036】そして前記帯電ローラ8を感光体ドラム7
に接触させ、画像形成に際しては帯電ローラ8が感光体
ドラム7の回転に従動して回転し、このとき帯電ローラ
8に直流電圧と交流電圧とを重畳して印加することによ
り感光体ドラム7の表面を均一に帯電させる。
【0037】(露光部) 露光部9は前記帯電ローラ8によって均一に帯電した感
光体ドラム7の表面に、光学系1から照射される光像を
露光して該ドラム7表面に静電潜像を形成するためのも
のであり、カートリッジ枠体の上面に前記光像を導くた
めの開口9を設けることによって露光部を構成してい
る。
【0038】(現像手段) 現像手段10は、図3に示すように、トナー収納部である
トナー収納容器10a内にトナーを収納してあり、且つ後
述するように前記トナーを送り出すと共に攪拌する攪拌
部材が往復移動可能に設けてある。そしてトナー収納容
器10aの開口部には内部に非回転の磁石10bを有し、回
転することによって表面に薄いトナー層を形成する現像
スリーブ10cが感光体ドラム7と微小間隔を隔てて設け
てある。
【0039】現像スリーブ10cはアルミニウム製円筒状
部材の表面をサンドブラスト処理等により粗面化し、そ
の上に顔料分散した導電性塗料を塗布して構成してお
り、この現像スリーブ10cの表面にトナー層が形成され
るとき、トナーと現像スリーブ10cとの摩擦によって感
光体ドラム7上の静電潜像を現像するのに充分な摩擦帯
電電荷を得る。またトナーの層厚を規制するために現像
ブレード10dが設けてある。
【0040】尚、前記トナー収納容器10a内にはトナー
を攪拌するための攪拌部材が設けられているが、トナー
攪拌構成については後述する。 (クリーニング手段) クリーニング手段11の構成は、図3に示すように、感光
体ドラム7の表面に接触し、該ドラム7に残留したトナ
ーを掻き落とすためのクリーニングブレード11aと、前
記掻き落としたトナーを掬い取るために前記ブレード11
aの下方に位置し、且つ感光体ドラム7の表面に弱く接
触したスクイシート11bと、前記掬い取った廃トナーを
溜めるための廃トナー溜め11cとで構成している。
【0041】(シャッタ部材) シャッタ部材28はプロセスカートリッジCの下枠体12b
に設けた開口部12b1を開閉するものであり、プロセスカ
ートリッジCを装置本体16に装着すると、前記開口部12
b1を開いて感光体ドラム7を開口部12b1から露出し(図
1参照)、プロセスカートリッジCを装置本体16から取
り外すと、前記開口部12b1を閉じて感光体ドラム7を覆
い、該ドラム7の被曝による劣化を防止するものであ
る。
【0042】尚、前記シャッタ部材28の開閉構成及び光
透過窓との関係については、後述する。
【0043】{攪拌手段} 攪拌手段は、トナー収納容器10a内のトナーを攪拌して
現像スリーブ10cへ送り出すものであり、図6に示すよ
うに、トナー収納容器10a内に攪拌部材19と攪拌アーム
20とを設けて構成している。
【0044】攪拌部材19は、断面が三角形状の棒状部材
を複数本一定間隔を隔てて連結して一体化したものであ
り、この攪拌部材19の先端辺側に設けた軸19aを、攪拌
アーム20の孔20aに嵌合している。尚、攪拌部材19には
後述するトナー残量検出手段の光路Rを遮らないように
開口部19bが設けてあり、その両側にU字型をした溝19
cを設けたリブ19dを形成している。
【0045】攪拌アーム20は、トナー収納容器10aの側
面壁10a1,10a2に、回動軸20cを中心に回動可能に軸支
され、その一端はトナー収納容器10aの側面壁10a2より
外側に延び、その先端には駆動アーム20bが一体的に形
成してある。
【0046】トナー収納容器10aの側面壁10a2の外側に
は攪拌ギア21が設けてあり、感光体ドラム7の回転と共
に回転軸21aを中心に回転する。この攪拌ギア21の側面
には回転軸21aより偏心した偏心ダボ21bが設けてあ
り、駆動アーム20bの長孔20b1に嵌合している。
【0047】感光体ドラム7の回転に伴って同一駆動源
から駆動伝達を受けて攪拌ギア21が回転すると、攪拌ア
ーム20は回動軸20cを中心に、図6の矢印X方向へ往復
回動し、攪拌部材19はトナー収納容器10aの底面壁10a3
に沿って、図6の矢印Y方向へ往復移動してトナーの凝
集や偏在を防止する。
【0048】また前記トナー収納容器10aの底面壁10a3
は、トナーが現像スリーブ10cへ送られ易いように、現
像スリーブ10c側が下がった斜面に形成してあり、攪拌
部材19がトナー収納容器10aの底面に沿って矢印Y方向
へ往復移動することにより、トナーが現像スリーブ10c
方向へ送り込まれる。
【0049】{残量検出手段} 残量検出手段は、前記トナー収納容器10a内に収納した
トナーの残量を光センサによって検出するものである。
その構成は、図1、図3及び図6に示すように、開閉カ
バー17の天面壁内側に設けた発光手段としての発光素子
22を設けてあり、前記発光素子22aからの光照射位置で
ある装置本体16の所定位置には受光手段としての受光素
子22bが設けてある。前記発光素子22aと受光素子22b
とは、前述したプロセスカートリッジCを装置本体16に
装着し、開閉カバー17を閉じた状態で、前記プロセスカ
ートリッジCのトナー収納容器10aを挟んで対向する位
置に設けてある。
【0050】そして前記トナー収納容器10aの上面壁10
a4及び底面壁10a3の凹部10a5には光透過窓10a6,10a7が
形成してあり、この窓に第一の光透過性部材23aと第二
の光透過性部材23bが取り付けてある。発光素子22aか
らの光は前記光透過性部材23a,23bを透過することに
より、トナー収納容器10a内を通って受光素子22bに至
るものである。従って、トナー収納容器10a内にトナー
が充分あるときは、発光素子22aからの光はトナーに遮
られて受光素子22bに至らないが、トナー収納容器10a
内にトナーが無くなると、発光素子22aからの光はトナ
ー収納容器10a内を通過して受光素子22bに至る。これ
により、トナー収納容器10a内のトナー残量有無を検出
することが出来る。
【0051】尚、ここでいう光透過とは、発光素子22a
の光を透過するという意味である。また、図3におい
て、Sは発光素子22aの中心と受光素子22bの中心とを
結ぶ光軸であり、Rは発光素子22aより発し、受光素子
22bに到達する検出光の光路である。
【0052】{清掃手段} 次に清掃手段について説明すると、これは前記光透過性
部材23a,23bに付着したトナー等を清掃するものであ
り、清掃部材Eのワイピング動作によって行われる。こ
の清掃手段の構成について、清掃構成、清掃部材と
光透過窓等との位置関係、清掃部材のストローク、
光透過性部材の取り付け構成、に分けて説明する。
【0053】(清掃構成) 清掃部材Eは、図6及び図7に示すように、可撓性のあ
るワイパーブレード24と、剛性のあるワイパーアーム25
からなる。ワイパーブレード24はポリエチレンテレフタ
レート(PET)の薄板部材であり、その中央部24aに
おいてワイパーアーム25に固定され、両端部はワイパー
アーム25の先端辺25a,25bに設けたスリット25cより
外側へ突出している。
【0054】ワイパーアーム25は回動軸25dを中心に回
動可能に軸受26によって軸支されている。またワイパー
アーム25には前記回動軸25dに対して偏心した位置に駆
動軸25eが設けてあり、この駆動軸25eが攪拌部材19の
U字溝19cに嵌合する。
【0055】従って、前述したように攪拌部材19が図6
の矢印Y方向へ往復移動すると、駆動軸25eは攪拌部材
19のリブ19dより力を受け、清掃部材Eを回動軸25dを
中心に、図6の矢印Z方向へ往復回動させる。これによ
りワイパーブレード24の回動先端辺24b,24cが光透過
窓10a6,10a7に取り付けた光透過性部材23a,23bの内
側面を回動の往路及び復路で接触して該部材23a,23b
を清掃する。このように、攪拌部材19の移動により清掃
部材Eをワイピングさせることにより、清掃部材Eを駆
動するために別の駆動源を設ける必要がなく、装置構成
を簡単にしてコストを低く抑えることが出来る。
【0056】尚、ワイパーブレード24には前述した発光
素子22aの光を遮蔽しないように開口部24dが設けてあ
る。これにより、回動軸25dが光軸Sを遮る位置に配置
したとしても、光路Rが遮られるのはワイパーアーム25
の先端辺25a,25b及びワイパーブレード24が光路Rを
横切るときのみとなり、ワイパーアーム25の先端辺25
a,25b及びワイパーブレード24が光路Rを遮らない間
にトナーの有無を検出することか出来る。
【0057】 (清掃部材と光透過窓等との位置関係) 次に前記清掃部材Eと発光素子22a,受光素子22b及び
光透過窓10a6,10a7との位置関係について、図8を参照
して説明する。
【0058】前述した通り、プロセスカートリッジCを
装置本体16に装着し、開閉カバー17を閉じた状態で、発
光素子22a及び受光素子22bはトナー収納容器10aを間
に挟んで対向するように、装置本体16に取り付けてい
る。また清掃部材Eの回動軸25dは、光軸Sの近傍に設
けている。
【0059】光透過窓10a6,10a7は、発光素子22a及び
受光素子22bにそれぞれ対向するように位置し、且つ前
記光透過性部材23a,23bの姿勢は、内面が清掃部材E
の回動軸25dを中心とする円に接するように構成してい
る。
【0060】このため、光透過性部材23a,23bと光軸
Sとの角度は垂直に極めて近くなり、よって光透過性部
材23a,23bを光軸Sに対して斜めに設けた場合と比較
して、光透過性部材23a,23bの大きさを必要最小限ま
で小さくすることが出来る。これにより、迷光がプロセ
スカートリッジC内に侵入することによる、画質の低下
や感光体ドラム7、トナーの変質劣化を最小限に抑える
ことが出来る。
【0061】また光透過性部材23a,23bの内部を通過
する光路長が、該部材が斜めの場合と比較して短くなる
ため、光透過性部材23a,23bによる吸収や散乱等によ
って生ずる光エネルギーの損失を小さく抑えることが出
来る。
【0062】更に発光素子22aの光が光透過性部材23
a,23bに対して略垂直に入射するために、表面反射に
よる光エネルギーの損失を小さく抑えることが出来る。
【0063】このため、前記損失を補うために、高輝度
広指向性の発光素子や、感度の高い受光素子、受光素子
出力の増幅装置等を使用する必要がなく、装置のコスト
を低く抑えることが出来る。
【0064】以上の効果は、清掃部材Eの回動軸25dが
光軸Sを横切る位置とし、その結果光透過性部材23a,
23bが光軸Sと垂直になるように構成したときに最大と
なる。
【0065】また前記清掃部材Eの上側各部と上側の光
透光性部材23a等との距離を、それぞれ以下のように規
定する。
【0066】 H…回動軸25dと上側の光透過性部材23aの内面との距
離、 I…回動軸25dとワイパーアーム25の上側先端辺25aと
の距離、 J…回動軸25dとワイパーブレード24の上側先端辺24b
との距離、 K…回動軸25dとトナー収納容器10aの上面壁10a4との
距離、 このとき、I<H<J<Kの関係を有するように構成し
ている。
【0067】同様に、清掃部材Eの下側各部と下側の光
透光性部材23b等との距離を、それぞれ以下のように規
定する。
【0068】 H′…回動軸25dと下側の光透過性部材似23aの内面と
の距離、 I′…回動軸25dとワイパーアーム25の下側先端辺25b
との距離、 J′…回動軸25dとワイパーブレード24の下側先端辺24
cとの距離、 K′…回動軸25dとトナー収納容器10aの底面の凹部10
a5との距離、 このとき、I′<H′<J′<K′の関係を有するよう
に構成している。
【0069】これにより、清掃部材Eが往復回動する
と、ワイパーブレード24の先端辺24b,24cが光透過性
部材23a,23bの内面に当接しつつ往復回動し、前記部
材23a,23bの内面に付着したトナーを拭き取ることが
出来る。
【0070】また弾性変形可能な弾性部材であるワイパ
ーブレード24が光透過性部材23a,23bから離れたとき
は、ワイパーブレード24の撓みはなくなっている。従っ
て、ワイパーブレード24の往復回動において、一方向と
他方向とで、光透過性部材23a,23bに当接したときの
撓み方向が逆になる。その結果、ワイパーブレード24
は、常に回動方向と逆方向に撓みつつ光透過性部材23
a,23bを清掃する。これにより、光透過性部材23a,
23bの清掃は、一方向と他方向とで同一の条件で行われ
る。
【0071】前述のように、画像形成動作に応じて清掃
部材Eは往復回動し、ワイパーブレード24が光透過性部
材23a,23bの内面に付着したトナーを拭き取るが、ト
ナーが充分ある間は、ワイパーブレード24が光透過性部
材23a,23bの内面のトナーを拭き取ってもすぐにトナ
ーが前記部材23a,23bを覆うため、発光素子22aの光
はトナーに遮られて受光素子22bに達しないか、或いは
達しても短時間で再び遮蔽される。
【0072】しかし、トナーの残量が減少すると、光透
過性部材23a、23bの清掃後にトナーが前記部材23a,
23bを覆うまでの時間が長くなり、やがてトナーが無く
なるとワイパーアーム25の先端辺25a,25b及びワイパ
ーブレード24が光路Rを横切るとき以外は、発光素子22
aの光が受光素子22bに到達するようになる。
【0073】図9は上記検出過程における受光素子22b
からの出力信号を、出力値を縦軸に、時間を横軸にして
表した模式図である。この図からわかるように、発光素
子22aの光が受光素子22bに到達すると、受光素子22b
の出力値が増加するために、受光素子22bの出力信号
は、受光素子22bに光が到達した状態の高い出力値と、
光が遮られた状態の低い出力値が繰り返し現れ、ノコギ
リ歯状となる。
【0074】トナーが充分ある間は図9(a)のよう
に、高い出力信号の持続時間が短く、出力値も小さい
が、トナーが少なくなるにつれて図9(b)のように、
高い出力信号の持続時間が長くなり、出力値も上昇す
る。このため、所定の値V以上の出力信号持続時間tが
所定時間T以上になった時点で後述する制御部がトナー
無しと判定する。
【0075】(清掃部材のストローク) 次に清掃部材Eの回動ストロークについて説明する。図
10は清掃部材Eの往復移動範囲及びワイパーブレード24
の清掃範囲を光透過性部材23a,23bの大きさと比較し
た図である。
【0076】さて、図7及び図10において、清掃部材E
は回動軸25dと駆動軸25eとの距離L1 が、回動軸25d
とワイパーブレード24の上側先端辺24bとの距離L2
び回動軸25dとワイパーブレード24の下側先端辺24cと
の距離L3 よりも小さくなるように構成している。従っ
て、攪拌部材19が距離Mだけ移動すると、清掃部材Eの
駆動軸25eが攪拌部材19と同距離Mだけ移動し、ワイパ
ーブレード24の上側先端辺24b及び下側先端辺24cは、
それぞれ、 N1 =(L2 /L1 )×M、 また、 N2 =(L3 /L1 )×M だけ移動する。
【0077】上側の光透過窓10a6の大きさをW1 、下側
の光透過窓10a7の大きさをW2 とすると、清掃部材Eの
回動軸25dと駆動軸25eとの距離L1 は、 L1 ≦(M×L2 )/W1 、且つ L1 ≦(M×L3 )/W2 とすることで、ワイパーブレード24の先端辺24b,24c
の移動量N1 及びN2 は光透過窓10a6,10a7の大きさW
1 及びW2 よりもそれぞれ大きくなり、光透過性部材23
a,23bの全体を清掃することが出来る。
【0078】前記の如く構成することにより、攪拌部材
19の移動量を小さくしても、ワイパーブレード24のスト
ロークを大きくとることが出来る。その結果、攪拌部材
19の移動量はトナー攪拌に最適な量に保ちつつ、清掃部
材Eのストロークを光透過性部材23a,23bの清掃に充
分な量を得ることが可能となり、画像品質を低下させる
ことなく精度の高いトナー有無検出を行うことが出来
る。
【0079】前記清掃部材Eの往復回動角度は、駆動軸
25e及び攪拌部材19のリブ19dの材質に合わせて、駆動
軸25eとリブ19dとがスムーズに摺動する角度とする。
本実施例では、駆動軸25e及びリブ19dの材質としてA
BS樹脂を使用しており、往復回動の角度は約 140度よ
りも小さくなるように構成している。
【0080】そのために、清掃部材Eが所定角度以上回
動することを防止するストッパ27を設けている。このス
トッパ27は、図11に示すように、回動軸25dが嵌合して
いる軸受26に一体的に設けている。
【0081】本実施例における攪拌アーム20と攪拌部材
19との嵌合部及び攪拌部材19のU字溝19cと清掃部材E
の駆動軸25eとの嵌合部は、嵌合部にトナーが詰まって
動きを阻害しないように、ガタをもって嵌合している。
このため、ワイパーブレード24が撓みながら光透過性部
材23a,23bを清掃し、ワイパーブレード先端が光透過
性部材23a,23bから離れるとき、ワイパーブレード24
の反発力によって清掃部材Eが跳ね上がり、その結果、
駆動軸25eがU字溝19cから外れたり、回動軸25dと駆
動軸25eとを結ぶ直線と、U字溝19cの摺動面19c1,19
c2との角度が90度に近くなり、攪拌部材19が逆方向に動
いたときに駆動軸25eとU字溝19cとが滑らかに摺動せ
ず、清掃部材Eの動作が妨げられるおそれがある。
【0082】本実施例では、清掃部材Eの回動軸25dと
駆動軸25eとを結ぶ直線と、U字溝19cの摺動面19c1,
19c2との角度θ1 及びθ2 が、駆動軸25eとU字溝19c
とが滑らかに摺動する角度となるように、ストッパ27を
設けている。
【0083】これにより、ワイパーブレード24の反発力
によって清掃部材Eが跳ね上がっても、清掃部材Eがス
トッパ27と当接して所定の角度以上回動することはな
く、その結果、清掃部材Eは滑らかに往復回動する。
尚、本実施例では前記角度θ1 及びθ2 は、それぞれ70
度以下になるように構成している。
【0084】本実施例では、ストッパ27を清掃部材Eの
軸受26に一体的に設けることにより、簡単な構成でスト
ッパ27と清掃部材Eとの相対位置を高精度に定めること
が出来る。従って、清掃部材Eの回動角θ1 +θ2 を高
精度に保つことが出来、清掃部材Eの駆動軸25eと攪拌
部材19のU字溝19cとの滑らかな摺動を実現出来る。
【0085】また本実施例では図8に示すように、トナ
ー収納容器10aの底面壁10a3に凹部10a5が設けてあり、
ワイパーブレード24の下側先端辺24cがトナー収納容器
10aの底面に触れないようにしている。そして光透過窓
10a7は前記凹部10a5の最深部に設けてあり、光透過性部
材23bの内面高さは前記凹部10a5の底面よりも高く、ト
ナー収納容器10aの底面壁10a3よりも低くなるように取
り付けてある。
【0086】この実施例において、トナー収納容器10a
の底面壁10a3の現像スリーブ10c側の位置及び底面壁10
a3の傾斜角度は、トナーの攪拌及び現像スリーブ10cへ
の送り込み性が最適になるように、トナーに合わせて構
成する。
【0087】一方、清掃部材Eのストロークを大きくす
るためには、清掃部材Eの回動軸25dと駆動軸25eとの
距離L1 を短くして清掃部材Eの回動角を大きくする
か、或いは清掃部材Eの回動軸25dとワイパーブレード
24の先端辺24b,24cとの距離L2 及びL3 を大きくす
る2つの方法がある。
【0088】しかしながら、前者の方法では、攪拌部材
19のストロークの僅かな変化で清掃部材Eの回動角度が
大きく変化するため、光透過性部材23a,23bを清掃す
るのに充分な清掃部材Eのストロークを得つつ、駆動軸
25eとU字溝19cとの摺動を滑らかに保つためには、攪
拌部材19のストロークを正確に保つ必要があり、装置の
精度を高めるためにコストが高くなるおそれがある。
【0089】また後者の方法では、光透過性部材23a,
23bの内面間の距離を大きくとる必要がある。本実施例
では光透過窓10a6,10a7をトナー収納容器10aの上下に
配置しているために、上側の光透過窓10a6をより上方に
配置すると、清掃部材Eの回動軸25d及び駆動軸25eと
もより上方に位置させ、攪拌部材19のU字溝19cをより
上方へ設けなければならない。すると、清掃部材Eを駆
動する抵抗によって攪拌部材19が受ける回転モーメント
が大きくなって攪拌部材19の前端或いは後端が浮き上が
り、トナーの攪拌及び現像スリーブ10cへの送り込みが
阻害されるおそれがある。
【0090】本実施例では、トナー収納容器10aの底面
壁10a3の一部に凹部10a5を設け、凹部10a5に下側の光透
過性部材23bを設けることにより、上下の光透過性部材
23a,23bの内面間の距離を大きく確保している。この
ため、清掃部材Eの回動軸25d及び駆動軸25eが、より
トナー収納容器10aの底面壁10a3に近づいた位置にあ
る。その結果、清掃部材Eを駆動する抵抗によって攪拌
部材19が受ける回転モーメントが小さく保たれ、攪拌部
材19のトナー収納容器底面壁10a3に沿った往復動作が妨
げられることはない。
【0091】更に本実施例では、下側の光透過性部材23
bの内面が凹部10a5の周辺のトナー収納容器の底面壁10
a3よりも低くなるように構成している。このため、凹部
10a5周辺にトナーが充分ある間は、トナーが凹部10a5に
流れ込んで光透過性部材23bにかかるため、トナーがあ
るにも拘わらずトナー無しと判定されるおそれはない。
従って、トナーの有無の検出精度をより高める効果を有
する。
【0092】尚、前記凹部10a5においては、現像スリー
ブ10c側が下がった斜面形状をなしていないため、攪拌
部材19によるトナー送り込み性が他の部分と比較して悪
化するおそれがあるが、清掃部材Eが攪拌部材19の往復
動作と同期して往復回動することにより、これを補填す
る。このため、総合的なトナー送り込み性は均一とな
る。
【0093】(光透過性部材の取り付け構成) 次に前記光透過性部材23a,23bを光透過窓10a6,10a7
に取り付けるための構成について説明する。
【0094】本実施例ではプロセスカートリッジCを低
コストで生産するために、トナー収納容器10aを構成す
る枠体12a,12bの材質として、ポリスチロール樹脂
(PS)を使用している。またトナーの成分中にはスチ
レン系の樹脂が含まれている。一方、光透過性部材23
a,23bの材質はポリカーボネイト(PC)を用い、ワ
イパーブレード24の材質はポリエチレンテレフタレート
(PET)を用いている。このような材質を組み合わせ
ることにより、光透過性部材23a,23bの清掃性が良好
に保たれることが実験によって確認されている。
【0095】しかしながら、ポリスチロール製のトナー
収納容器10aにポリカーボネイト製の光透過性部材23
a,23bを取り付けるとき、両者の分子構造が異なるた
めに溶着のような方法では充分な強度が得られず、光透
過性部材23a,23bがトナー収納容器10aから剥がれて
しまうおそれがある。
【0096】一方、光透過性部材23a,23bの材質をポ
リスチロールにすると、溶着等の容易な方法で前記部材
23a,23bをトナー収納容器10aに取り付けることは出
来るが、その反面スチレン系の樹脂を含んだトナーが光
透過性部材23a,23bに付着し易くなり、ポリエチレン
テレフタレート製のワイパーブレード24では充分な清掃
性が得られないおそれがある。
【0097】そのため本実施例では、図12に示すよう
に、光透過性部材23a,23bはポリカーボネイト製の光
透過製部23a1,23b1の周囲に、トナー収納容器10aと同
材質のポリスチロール製のフランジ部23a2,23b2を二色
成形によって一体的に設けている。前記光透過性部23a
1,23b1とフランジ部23a2,23b2との界面23a3,23b3は
アンダーカット形状にすることにより、フランジ部23a
2,23b2が光透過性部23a1,23a2から外れないように成
形している。
【0098】尚、前記成形に際しては二色成形の中でも
インサート成形により構成するのが、成形の容易性から
して好ましい。
【0099】そして前記フランジ23a2,23b2を光透過窓
10a6,10a7に溶着することにより、光透過性部材23a,
23bをトナー収納容器10aに取り付けている。
【0100】前記のようにすることにより、材質の異な
る光透過性部23a1,23b1をトナー収納容器10aに容易
に、且つ低コストで取り付けることが出来、且つ前記界
面23a3,23b3はインサート成形によって隙間なく密着し
ているために、光透過性部23a1,23b1とフランジ部23a
2,23b2間からトナーが漏れるおそれもない。更に光透
過性部23a1,23b1の表面にコーティング等を施す必要も
ないために耐久性も向上する。
【0101】尚、本実施例では前記のように光透過性部
23a1,23b1の周囲にフランジ部23a2,23b2を二色成形し
たが、トナー収納容器10aの光透過窓10a6,10a7に対し
て直接光透過性部23a1,23b1をアンダーカット形状で二
色成形することによって取り付けるようにしても同様の
効果を得ることが可能である。
【0102】 {プロセスカートリッジの組み立て} 次に前述した攪拌手段や清掃手段等を有するプロセスカ
ートリッジCの組み立て工程について説明する。
【0103】まず上枠体12aの上側透過窓10a6に、上側
の光透過性部材23aのフランジ部23a2を超音波溶着によ
って取り付け、同様に下側の光透過窓10a7に、下側の光
透過性部材23bのフランジ部23b2を超音波溶着によって
取り付ける。前記溶着方法としては、他にも例えば高周
波溶着等があるが、前記超音波溶着がより簡易になし得
る。
【0104】尚、前記トナー収納容器10aは攪拌部材19
や清掃部材E等を組み込むために、上面壁10a4はトナー
収納容器本体とは別体の蓋部材12cとして構成してあ
り、この蓋部材12cに前記上側の光透過性部材23aを取
り付けるものである。
【0105】次に攪拌部材19の軸19aを攪拌アーム20の
孔20b1と嵌合して両者を連結し、この攪拌アーム20の回
動軸20cをトナー収納容器10aに対して回動可能に取り
付ける。そしてワイパーブレード24をワイパーアーム25
に取り付けた清掃部材Eを軸受26に回動可能に取り付
け、ワイパーアーム25の駆動軸25eを攪拌部材19のU字
溝19cに嵌合させると共に、前記軸受26をトナー収納容
器10aに固定する。
【0106】そして前記蓋部材12cをトナー収納容器本
体に溶着し、攪拌部材19や清掃部材Eを内蔵したトナー
収納容器10aを組み立てる。
【0107】更に前記上枠体12aの内天面に帯電ローラ
8を取り付け、トナー収納容器10aの側面壁10a1に設け
たトナー充填開口10a8(図6参照)からトナーを充填
し、該開口10a8をキャップで密封する。
【0108】次に下枠体12bに感光体ドラム7を取り付
け、且つ現像スリーブ10cや現像ブレード10d等の現像
手段を構成する部材を取り付け、更にクリーニングブレ
ード11a等を取り付ける。
【0109】前記上枠体12a及び下枠体12bには所定位
置に、それぞれ係止突起及び前記突起が係止可能な係止
孔が設けてあり(図示せず)、前述した各部材を取り付
けた上下枠体12a,12bを前記係止突起と係止孔とを係
止することによって結合する。そして最後にシャッタ部
材28を取り付けてプロセスカートリッジCを組み立て
る。
【0110】 {シャッタ部材の開閉と光透過窓との関係} 前記シャッタ部材28は感光体ドラム7を保護するもので
ある。ここでシャッタ部材28の開閉構成について説明す
る。シャッタ部材28は、図13に示すように、シャッタア
ーム28aと、シャッタ継手28bと、シャッタ部28cと、
軸押さえ28dと、ネジリコイルバネ28eとからなる。
【0111】そしてシャッタアーム28aは、その軸部28
a1の両端部付近が前記軸押さえ28dによって回動可能に
押さえられる。このシャッタアーム28aにはシャッタ継
手28bが回動可能に支持されているが、シャッタ継手28
bはその回動が前記シャッタアーム28aの回動規制部28
a2によって、図13の矢印a方向に一定角度以上回転しな
いように規制されている。また前記シャッタ継手28bに
は、シャッタ部28cが回動可能に支持されているが、こ
のシャッタ部28cもその回動が前記シャッタ継手28bの
回動規制部28b1によって、図13の矢印b方向へ一定角度
以上回動しないように規制されている。
【0112】また前記シャッタアーム28の長手方向一方
端には捩じりコイルバネ28eが係止し、前記シャッタ部
28cが下枠体12bの開口部12b1を閉じる方向へ付勢す
る。更に、前記シャッタアーム28の長手方向両側には外
方へ突出する突出部28a3が形成してあり(図4参照)、
この突出部28a3はプロセスカートリッジCを装置本体16
に装着するときに、装置本体16の所定位置に係止してシ
ャッタ部材28を開放する機能を有する。
【0113】前記シャッタ部材28の取り付けは、図4に
示すように、シャッタアーム28aの軸部28a1を蓋部材12
cの溝部12c1に落とし込むと共に、軸押さえ28dを上枠
体12aに係止して取り付け、且つ捩じりコイルバネ28e
を係止して取り付ける。
【0114】前記シャッタ部材28はプロセスカートリッ
ジCを装置本体16に未装着の状態では捩じりコイルバネ
28eの付勢によって開口部12b1を閉じている。そしてプ
ロセスカートリッジCを装置本体16に挿入していくと、
図14に示すように、突出部28a3が装置本体16の上面部に
当接する。この状態から更にプロセスカートリッジCを
挿入していくと、シャッタアーム28aがプロセスカート
リッジCに対して相対的に反時計回り方向に回転し、図
15に示すように、シャッタ部28cが下枠体12bの開口12
b1を開放し、プロセスカートリッジCを完全に挿入し終
わると、図1に示すように、感光体ドラム7を露出す
る。
【0115】逆に前記装着してあるプロセスカートリッ
ジCを装置本体16から取り外すと、前記と逆の動作によ
りシャッタ部材28は捩じりコイルバネ28eの付勢によっ
て自動的に閉じる。
【0116】ここで、前記プロセスカートリッジCを装
置本体16に装着してシャッタ部28cが移動したときに、
該シャッタ部28cが前述した下側の光透過窓10a7を覆っ
てしまうと、発光素子22aの光が受光素子22bに達しな
くなってトナー残量の検出が出来なくなってしまう。
【0117】本実施例におけるプロセスカートリッジC
にあっては、下枠体12bに設けた開口部12b1の幅(記録
媒体の搬送方向長さ)は約24mmであり、この開口部12b1
を覆って感光体ドラム7を充分に保護し得るシャッタ部
28cの幅(記録媒体の搬送方向長さ)は約42mmである。
一方、前記開口部12b1と下側の光透過窓10a7との間隔は
約35mmである。
【0118】トナー有無を高精度で検出するためには前
記光透過窓10a7は現像スリーブ10cに充分近い位置に設
けることが望ましく、前記開口部12b1と光透過窓10a7と
の間隔を大きくすると、感光体ドラム7に隣接した現像
スリーブ10cと光透過窓10a7とが大きく離れてしまい、
トナー有無の検出精度が悪化するおそれがある。
【0119】そこで、本実施例では前記下側の光透過窓
10a7を前記開口部12b1に近づけて設け、プロセスカート
リッジCを装置本体16に装着したときに、シャッタ部28
cが前記下側の光透過窓10a7を越えて光路Rを遮らない
位置まで移動するように構成している(図1参照)。
【0120】これにより、プロセスカートリッジCを装
置本体16から取り外した状態における感光体ドラム7の
充分な保護と、トナー有無の検出に充分な検出精度を得
ることが出来る。
【0121】尚、前記光透過性部材23a,23bは、図12
を見ても分かるように、凹型形状をしており、光透過窓
10a6,10a7に取り付けたときに、光透過部分は枠体12a
の外表面よりも内側に突出するように構成している。こ
のため、カートリッジCを手で持っても、光透過性部材
23a,23bの光透過性部23a1,23b1を指等で触れてしま
うことがない。またシャッタ部28cが光透過性部材23b
を越えて移動する場合でも、シャッタ部28cが光透過性
部23b1を擦って傷つけることはない。尚、シャッタ部23
cとの擦れを防止するために、下側の光透過性部材23b
の光透過性部23b1のみが枠体外表面よりも内側に突出す
るように構成してもよい。
【0122】{制御手段} 次に前記各部を駆動するための制御手段について、図16
のブロック図を参照して説明する。
【0123】図16において、読取装置Aは原稿13を光電
的に読み取ってデジタル信号として制御部29に出力し、
原稿搬送用のローラを駆動するモータ等が前記制御部29
によって駆動制御される。
【0124】制御部29は画像データの各ラインイメージ
データを格納するラインメモリ29aを有し、原稿の送信
或いはコピーのときは前記読取装置Aからの1ライン分
のイメージデータが格納され、画像データの受信のとき
は復号された受信画像データの1ラインデータが格納さ
れる。そして格納されたデータが画像形成装置Bに出力
されることによって、画像形成が行われる。
【0125】29bは送信する画像情報をMH符号化等に
より符号化すると共に、受信した符号化画像データを復
号してイメージデータを変換する符号化/復号化部であ
る。また29cは送信する、或いは受信された符号化画像
データを格納するバッファメモリである。これら制御部
29の各部は、例えばマイクロプロセッサ等のCPU29d
により制御される。制御部29には前記CPU29dの他
に、CPU29dの制御プログラムや各種データを記憶し
ているROM29e、CPU29dのワークエリアとして各
種データを一時保存するRAM29f等を備えている。画
像形成装置Bは前記制御部29によって駆動制御される。
【0126】30は送信開始等の各種機能指示キーや電話
番号の入力キー等を含む操作部、31は通常、操作部30に
設けられている各種機能やトナー有無等の装置の状態等
を表示する表示部である。
【0127】32は装置全体に電力を供給するための電源
部であり、33はモデム(変復調器)、34は網制御部(N
CU)、35は電話機である。
【0128】前記制御部29は読取装置Aや画像形成装置
Bの駆動を制御して原稿読取動作及び画像形成動作を行
う。また、前述したトナー残量検出手段を構成する受光
素子22bからの信号を受けてトナー無しと判別したとき
は、前記表示部に『トナー無し』表示をすると共に、画
像形成装置Bの駆動を停止する。
【0129】〔第2実施例〕 次に第2実施例として、清掃部材Eの回動角度を規制す
るストッパ構成の他例を、図17を参照して説明する。
尚、第1実施例と同一機能を有する部材は同一符号を付
して説明を援用する。
【0130】この攪拌部材19及び清掃部材Eも、前述し
た第1実施例と同様の機構によって攪拌部材19は往復移
動し、清掃部材Eは往復回動する。しかし、攪拌部材19
に設けたリブ19dには、前述した第1実施例ではU字溝
19cを設けていたが、第2実施例ではU字溝の代わりに
長孔36を設けている。
【0131】前記長孔36の上端部36aの位置は、清掃部
材Eが回動したときに、清掃部材Eの回動軸25dと駆動
軸25eとを結ぶ直線と、長孔36の摺動面36b,36cとの
角度θ3 及びθ4 が所定の角度になったところで、駆動
軸25eと長孔上端部36aが当接するように構成してい
る。その他の構成は第1実施例と同一である。
【0132】前記のように構成することにより、清掃部
材Eが所定の角度を越えて回動しようとすると、長孔36
の上端部36aと清掃部材Eの駆動軸25eとが当接して、
清掃部材Eの更なる回動を規制する。このため、清掃部
材Eの回動軸25dと駆動軸25eとを結ぶ直線と長孔36の
摺動面36b,36cとの角度θ3 及びθ4 が所定の角度以
下となり、清掃部材Eは滑らかに往復回動する。
【0133】更に清掃部材Eの回動角度を規制するスト
ッパの役割を、清掃部材Eに駆動を伝える攪拌部材19の
リブ19dにもたせているために、ストッパの機能をもつ
長孔上端部36aと、清掃部材Eを駆動する機能をもつリ
ブ19dとの相対位置が簡単な構成で高精度に保たれる。
その結果、清掃部材Eの回動軸25dと駆動軸25eとを結
ぶ直線と、長孔36の摺動面36b,36cとの角度θ3 及び
θ4 を高い精度に保つことが出来る。これにより、清掃
部材Eの駆動軸25eと、長孔36の摺動面36b,36cとの
摺動は滑らかに行われる。
【0134】尚、この実施例にあっても第1実施例と同
様に、清掃部材Eの回動角度は駆動軸25e及び攪拌部材
19のリブ19dの材質に合わせて駆動軸25eとリブ19dと
がスムーズに摺動する角度に設定する。
【0135】〔第3実施例〕 次に第3実施例としてトナー残量を検出する光センサの
他の実施例を、図18を参照して説明する。尚、この場合
も第1実施例と同一機能を有する部材については同一符
号を付して説明を援用する。
【0136】前述した第1実施例では発光素子22aから
の光がトナー収納容器10a内を通過して受光素子22bに
至るように構成した例を示したが、この実施例では図18
に示すように、装置本体16に装着したプロセスカートリ
ッジCの下方に発光素子37a及び受光素子37bを配置
し、発光素子37aからの光がトナー収納容器10aの底面
に設けた光透過窓10a7に取り付けた光透過性部材23bで
反射し、その反射光が受光素子37bに至るように構成し
ている。
【0137】前記構成にあっては、トナー収納容器10a
内にトナーがある場合には前記光透過性部材23bの部分
をトナーが覆っている。このトナーは、例えば黒トナー
の場合は光の反射率が低いため、発光素子37aからの光
は受光素子37bへは達し難く、受光素子37bの出力値が
低くなる。一方、トナー収納容器10a内にトナーがな
く、光透過性部材23b部分にトナーがない場合には、前
記光透過性部材23bからトナー収納容器10a内の部材
(例えば攪拌部材19等)が露出しており、その部材の色
に応じた反射率の光量が受光素子37bへ至る。このた
め、攪拌部材19等を前記トナーと異なる反射率の部材で
構成することにより、トナー有無が判別し得る。
【0138】この第3実施例の構成にあっては、光透過
窓10a7及び光透過性部材23bはプロセスカートリッジC
の下側のみでよく、清掃部材Eも光透過性部材23bのみ
を清掃すればよいことになる。
【0139】尚、前記のように光反射型センサによって
トナー残量を検出する場合には、光透過窓をプロセスカ
ートリッジCの底面に設けるのが好ましいが、必ずしも
底面でなくても、例えば上面のみに設ける構成であって
もよい。
【0140】〔他の実施例〕 前述した本発明に係るプロセスカートリッジBは前述の
ように単色の画像を形成する場合のみならず、現像手段
を複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、3色画像
或いはフルカラー等)を形成するカートリッジにも好適
に適用することが出来る。
【0141】また現像方法としても、公知の2成分磁気
ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像
法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可
能である。
【0142】また像担持体としては、前記感光体ドラム
に限定されることなく、例えば次のものが含まれる。ま
ず感光体としては光導電体が用いられ、光導電体として
は例えばアモルファスシリコン、アモルファスセレン、
酸化亜鉛、酸化チタン及び有機光導電体(OPC)等が
含まれる。また前記感光体を搭載する形状としては、例
えばドラム状、ベルト状等の回転体及びシート状等が含
まれる。尚、一般的にはドラム状又はベルト状のものが
用いられており、例えばドラムタイプの感光体にあって
は、アルミ合金等のシリンダー上に光導電体を蒸着又は
塗工等を行ったものである。
【0143】また帯電手段の構成も、前述した第一実施
例では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として従
来から用いられているタングステンワイヤーの三方周囲
にアルミ等の金属シールドを施し、前記タングステンワ
イヤーに高電圧を印加することによって生じた正又は負
のイオンを感光体ドラムの表面に移動させ、該ドラムの
表面を一様に帯電する構成を用いても良いことは当然で
ある。
【0144】尚、前記帯電手段としては前記ローラ型以
外にも、ブレード型(帯電ブレード)、パッド型、ブロ
ック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。
【0145】また感光体ドラムに残存するトナーのクリ
ーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気
ブラシ等を用いてクリーニング手段を構成しても良い。
【0146】また前述したプロセスカートリッジとは、
像担持体としての例えば電子写真感光体等と、少なくと
もプロセス手段の1つとしての現像手段を備えたもので
ある。従って、そのプロセスカートリッジの態様として
は、前述した実施例のもの以外にも、例えば像担持体と
現像手段と、帯電手段とを一体的にカートリッジ化し、
装置本体に着脱可能にするもの。像担持体と現像手段と
を一体化的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能に
するもの。像担持体と現像手段と、クリーニング手段と
を一体的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にす
るもの等がある。
【0147】即ち、前述したプロセスカートリッジと
は、帯電手段、クリーニング手段、現像手段と電子写真
感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッ
ジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものであ
る。また帯電手段、又はクリーニング手段と、現像手段
及び電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、こ
のカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能と
するものである。更に少なくとも現像手段と電子写真感
光体とを一体的にカートリッジ化して装置本体に着脱可
能とするものをいう。
【0148】また前述した実施例では感光体ドラムや現
像スリーブをカートリッジ化し、このプロセスカートリ
ッジを装着して画像を形成する装置を例示したが、これ
ら感光体ドラムや現像スリーブをカートリッジ化するこ
となく、装置本体に直接取り付けた画像形成装置にも、
本発明に同様に適用し得るものである。即ち、トナー収
納容器を装置本体に直接設けてあり、このトナー収納容
器内のトナーに対して、前述した攪拌手段やトナー残量
検出手段、清掃手段等を設けるようにして構成したもの
でもよい。
【0149】更に前述した実施例では画像形成装置を用
いる例として、ファクシミリ装置を例示したが、本発明
はこれに限定する必要はなく、例えば電子写真複写機、
レーザービームプリンタ装置、或いはワードプロセッサ
等の他の画像形成装置に使用することも当然可能であ
る。
【0150】
【発明の効果】本発明は前述したように、トナー収納部
内のトナーを往復移動によって攪拌するようにしたため
に、トナー収納部の形状を円筒にする必要がなく、変則
的な形状のトナー収納部とすることが可能となる。この
ため、省スペースに対応することが可能で、装置の小型
化を図ることが出来る。
【0151】そして、撹拌手段の往復移動によって清掃
手段が駆動力を得て第一及び第二の光透過性部材を清掃
することにより、光透過性部材の清掃を効率よく行うこ
とができる。また清掃部材の往復移動ストロークを攪拌
部材の往復移動ストロークよりも大きくすることによ
り、トナー収納部内のトナーを攪拌し過ぎることなく、
光透過性部材の充分な清掃を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るファクシミリ装置の構
成説明図である。
【図2】ファクシミリ装置の外観斜視図である。
【図3】プロセスカートリッジの構成説明図である。
【図4】プロセスカートリッジの外観斜視図である。
【図5】プロセスカートリッジの装着構成説明図であ
る。
【図6】トナー収納容器内のトナー攪拌手段、トナー残
量検出手段、清掃手段の構成斜視説明図である。
【図7】清掃部材の平面説明図である。
【図8】清掃部材と光透過窓等との長さ関係を示す説明
図である。
【図9】受光素子によるトナー有無検出出力状態の説明
図である。
【図10】清掃部材と光透過窓等との位置関係を示す説
明図である。
【図11】清掃部材の回動角及びストッパの説明図であ
る。
【図12】光透過性部材の取り付け構成説明図である。
【図13】シャッタ部材の斜視説明図である。
【図14】プロセスカートリッジの挿入を装置本体に挿
入したときの、シャッタ部材の開放状態説明図である。
【図15】プロセスカートリッジの挿入を装置本体に挿
入したときの、シャッタ部材の開放状態説明図である。
【図16】制御系のブロック図である。
【図17】清掃部材の回動角を規制するストッパ構成の
他の実施例の説明図である。
【図18】反射型光センサを用いた実施例の説明図であ
る。
【符号の説明】
A…読取装置、B…画像形成装置、C…プロセスカート
リッジ、D…供給部、E…清掃部材、S…光軸、R…光
路、1…光学手段、1a…光学ユニット、1b…レーザ
ーダイオード、1c…ポリゴンミラー、1d…スキャナ
ーモード、1e…結像レンズ、1f…反射ミラー、2…
記録媒体、3…搬送手段、3a…給送カセット、3a1…
分離爪、3b…給送ローラ、3c…カセット搬送ローラ
対、3d…搬送ローラ対、3e…ガイド板、3f…排出
ローラ対、4…転写手段、5…定着手段、5a…駆動ロ
ーラ、5b…ヒータ、5c…定着部材、6…排出トレ
イ、7…感光体ドラム、7a…ドラム軸、8…帯電手
段、8a…ローラ軸、9…露光部、10…現像手段、10a
…トナー収納容器、10a1,10a2…側面壁、10a3…底面
壁、10a4…上面壁、10a5…凹部、10a6,10a7…光透過
窓、10a8…トナー充填開口、10b…磁石、10c…現像ス
リーブ、10d…現像ブレード、11…クリーニング手段、
11a…クリーニングブレード、11b…スクイシート、11
d…廃トナー溜め、12…ハウジング、12a…上枠体、12
b…下枠体、12c…蓋部材、12c1…溝部、13…原稿、14
a…原稿載置台、14b1…予備搬送押圧片、14b2…予備搬
送ローラ、14c…逆転ローラ、14d…分離ローラ、14e
…押圧手段、14f…排出ローラ、14g…原稿排出トレ
イ、14h…スライダ、15…読取手段、15a…LED、15
b…短焦点結像レンズ、15c…光電変換素子、16…装置
本体、17…開閉カバー、17a…ヒンジ、18…ガイド溝、
19…攪拌部材、19a…軸、19b…開口部、19c…U字
溝、19c1,19c2…摺動面、19d…リブ、20…攪拌アー
ム、20a…孔、20b…駆動アーム、20b1…孔、20c…回
動軸、21…攪拌ギア、21a…回転軸、21b…偏心ダボ、
21b1…長孔、22a…発光素子、22b…受光素子、23a,
23b…光透過性部材、23a1,23b1…光透過性部、23a2,
23b2…フランジ部、23a3,23b3…界面、24…ワイパーブ
レード、24a…中央部、24b,24c…先端辺、24d…開
口部、25…ワイパーアーム、25a,25b…先端辺、25c
…スリット、25d…回動軸、25e…駆動軸、26…軸受、
27…ストッパ、28…シャッタ部材、28a…シャッタアー
ム、28a1…軸部、28a2…回動規制部、28a3…突出部、28
b…シャッタ継手、28b1…回動規制部、28c…シャッタ
部、28d…軸押さえ、28e…捩じりコイルバネ、29…制
御部、29a…ラインメモリ、29b…符号化/復号化部、
29c…バッファメモリ、29d…CPU、29e…ROM、
29f…RAM、30…操作部、31…表示部、32…電源部、
33…モデム、34…網制御部、35…電話機、36…長孔、36
a…上端部、36b,36c…摺動面、37a…発光部材、37
b…受光部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 正英 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 清水 康史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 岡野 啓司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−181359(JP,A) 特開 平2−210479(JP,A) 実開 昭62−81959(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像装置において、 トナーを収納するトナー収納部と、 前記トナー収納部に収納されているトナーを攪拌するた
    めに往復移動可能な攪拌手段と、 前記トナー収納部に設けられた第一及び第二の光透過性
    部材と、 回動軸を中心に回動可能で両端部で前記第一及び第二の
    光透過性部材を清掃する清掃部材と、 前記回動軸とは偏心した位置に設けられ攪拌手段と係合
    して前記清掃部材を駆動する駆動軸と、 を有し、 前記駆動軸は前記攪拌手段の往復移動によって駆動力を
    得ることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記光透過性部材は前記トナー収納部に
    二箇所設けられており、一方の光透過性部材は外部から
    の光を通過させ、他方の光透過性部材は内部を通過した
    光を通過させることを特徴とする請求項1に記載の現像
    装置。
  3. 【請求項3】 前記清掃部材は弾性部材であって、往路
    及び復路共に前記光透過性部材に接触してその表面を清
    掃することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記清掃部材の回動軸と駆動軸とは位置
    がずれていることを特徴とする請求項1に記載の現像装
    置。
  5. 【請求項5】 画像形成装置に着脱可能なプロセスカー
    トリッジにおいて、 像担持体と、 トナーを収納するトナー収納部と、 前記トナー収納部に収納されているトナーを攪拌するた
    めに往復移動可能な攪拌手段と、 前記トナー収納部に設けられた第一及び第二の光透過性
    部材と、 回動軸を中心に回動可能で両端部で前記第一及び第二の
    光透過性部材を清掃する清掃部材と、 前記回動軸とは偏心した位置に設けられ攪拌手段と係合
    して前記清掃部材を駆動する駆動軸と、 を有し、 前記駆動軸は前記攪拌手段の往復移動によって駆動力を
    得る現像装置を有することを特徴とするプロセスカート
    リッジ。
  6. 【請求項6】 前記プロセスカートリッジは、プロセス
    手段としての前記現像装置と、前記像担持体としての電
    子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して、このカ
    ートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とする
    ものであることを特徴とする請求項5に記載のプロセス
    カートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記プロセスカートリッジは、少なくと
    もプロセス手段としての前記現像装置と、前記像担持体
    としての電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し
    て画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである
    ことを特徴とする請求項5に記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  8. 【請求項8】 プロセスカートリッジを装着可能であっ
    て、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、 (a)像担持体と、 トナーを収納するトナー収納部と、 前記トナー収納部に収納されているトナーを攪拌するた
    めに往復移動可能な攪拌手段と、 前記トナー収納部に設けられた第一及び第二の光透過性
    部材と、 回動軸を中心に回動可能で両端部で前記第一及び第二の
    光透過性部材を清掃する清掃部材と、 前記回動軸とは偏心した位置に設けられ攪拌手段と係合
    して前記清掃部材を駆動する駆動軸と、を有し、 前記駆動軸は前記攪拌手段の往復移動によって駆動力を
    得る現像装置と、を有するプロセスカートリッジを装着
    可能な装着手段と、 (b)前記第一の光透過性部材を通過する光を発光する
    発光手段と、 (c)前記第二の光透過性部材を通過した光を受光する
    受光手段と、 (d)記録媒体を搬送する搬送手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記画像形成装置はファクシミリ装置で
    あることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記画像形成装置は電子写真複写機で
    あることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記画像形成装置はレーザービームプ
    リンタであることを特徴とする請求項8に記載の画像形
    成装置。
  12. 【請求項12】 現像装置において、 トナーを収納するトナー収納部と、 前記トナー収納部に収納されているトナーを攪拌するた
    めに往復移動可能な攪拌手段と、 前記トナー収納部に設けられた第一及び第二の光透過性
    部材と、 回動軸を中心に回動可能で両端部で前記第一及び第二の
    光透過性部材を清掃する清掃部材と、 前記回動軸とは偏心した位置に設けられ攪拌手段と係合
    して前記清掃部材を駆動する駆動軸と、を有し、 前記駆動軸は前記攪拌手段の往復移動によって駆動力を
    得て、前記攪拌手段の往復移動のストロークよりも大き
    なストロークで往復移動することを特徴とする現像装
    置。
  13. 【請求項13】 前記清掃部材の回動軸と駆動軸の位置
    をずらして、また前記位置のずれ量は前記清掃部材の回
    動軸から先端までの距離よりも小さいことを特徴とする
    請求項12に記載の現像装置。
  14. 【請求項14】 前記清掃部材は可撓性を有するワイパ
    ーブレードと剛性を有するワイパーアームとを有するこ
    とを特徴とする請求項12に記載の現像装置。
  15. 【請求項15】 前記清掃部材の往復移動は、攪拌部材
    からワイパーアームを介して駆動力を伝達されることを
    特徴とする請求項14に記載の現像装置。
  16. 【請求項16】 前記清掃部材の往復移動の可動限界位
    置にストッパーを設けたことを特徴とする請求項12に
    記載の現像装置。
  17. 【請求項17】 前記ストッパーは、前記清掃部材の往
    復移動の軸受と一体に形成されていることを特徴とする
    請求項16に記載の現像装置。
  18. 【請求項18】 前記光透過性部材は第一の光透過性部
    材と第二の光透過性部材とを有し、少なくともいずれか
    一方の光透過性部材は、フレームの外表面よりも、内側
    に突出して設けられていることを特徴とする請求項12
    に記載の現像装置。
  19. 【請求項19】 前記光透過性部材は前記トナー収納部
    に二箇所設けられており、一方の光透過性部材は外部か
    らの光りを通過させ、他方の光透過性部材は内部を通過
    した光りを通過させることを特徴とする請求項12に記
    載の現像装置。
  20. 【請求項20】 画像形成装置に着脱可能なプロセスカ
    ートリッジにおいて、 (a)像担持体と、 (b)トナーを収納するトナー収納部と、 前記トナー収納部に収納されているトナーを攪拌するた
    めに往復移動可能な攪拌手段と、 前記トナー収納部に設けられた第一及び第二の光透過性
    部材と、 回動軸を中心に回動可能で両端部で前記第一及び第二の
    光透過性部材を清掃する清掃部材と、 前記回動軸とは偏心した位置に設けられ攪拌手段と係合
    して前記清掃部材を駆動する駆動軸と、を有し、 前記駆動軸は前記攪拌手段の往復移動によって駆動力を
    得て、前記攪拌手段の往復移動のストロークよりも大き
    なストロークで往復移動する現像装置と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  21. 【請求項21】 前記プロセスカートリッジは、プロセ
    ス手段としての前記現像装置と、前記像担持体としての
    電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して、この
    カートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とす
    るものであることを特徴とする請求項20に記載のプロ
    セスカートリッジ。
  22. 【請求項22】 前記プロセスカートリッジは、少なく
    ともプロセス手段としての前記現像装置と、前記像担持
    体としての電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化
    して画像形成装置本体に対して着脱可能とするものであ
    ることを特徴とする請求項20に記載のプロセスカート
    リッジ。
  23. 【請求項23】 プロセスカートリッジを装着可能であ
    って、記録媒体に画像を形成する画像形成装置におい
    て、 (a)像担持体と、 トナーを収納するトナー収納部と、 前記トナー収納部に収納されているトナーを攪拌するた
    めに往復移動可能な攪拌手段と、 前記トナー収納部に設けられた第一及び第二の光透過性
    部材と、 回動軸を中心に回動可能で両端部で前記第一及び第二の
    光透過性部材を清掃する清掃部材と、 前記回動軸とは偏心した位置に設けられ攪拌手段と係合
    して前記清掃部材を駆動する駆動軸と、を有し、 前記駆動軸は前記攪拌手段の往復移動によって駆動力を
    得て、前記攪拌手段の往復移動のストロークよりも大き
    なストロークで往復移動する現像装置と、 を有するプロセスカートリッジを装着可能な装着手段
    と、 (b)前記第一の光透過性部材を通過する光を発光する
    発光手段と、 (c)前記第二の光透過性部材を通過した光を受光する
    受光手段と、 (d)記録媒体を搬送する搬送手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記画像形成装置はファクシミリ装置
    であることを特徴とする請求項23に記載の画像形成装
    置。
  25. 【請求項25】 前記画像形成装置は電子写真複写機で
    あることを特徴とする請求項23に記載の画像形成装
    置。
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