JP2000330440A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000330440A
JP2000330440A JP11136810A JP13681099A JP2000330440A JP 2000330440 A JP2000330440 A JP 2000330440A JP 11136810 A JP11136810 A JP 11136810A JP 13681099 A JP13681099 A JP 13681099A JP 2000330440 A JP2000330440 A JP 2000330440A
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JP
Japan
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developer
falling
forming apparatus
image forming
eccentric shaft
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JP11136810A
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English (en)
Inventor
Kenzo Tatsumi
謙三 巽
Hiroshi Mizusawa
浩 水沢
Hideki Yoshinami
英樹 善波
Masaru Tanaka
勝 田中
Toshitaka Yamaguchi
俊隆 山口
Masaru Amamiya
賢 雨宮
Haruji Mizuishi
治司 水石
Noriyuki Usui
則之 碓井
Mayumi Ohori
真由美 大堀
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部から特別な駆動伝達のための部材を設け
ることなく、落下路内全域において現像剤の堆積や架橋
を防止して良好な現像剤のリサイクルを達成する。 【解決手段】 像担持体10上の残留現像剤が回転搬送
部材30で搬送される落下路35に設けられた現像剤が
滑落する落下面36b上に、移動手段31bで現像剤落
下方向B及びそれと逆方向Cに往復移動される現像剤堆
積防止部材40を配置し、この現像剤堆積防止部材を落
下面に沿って延びる板状に形成して、その一部に凹凸状
の切り欠き部40aを設け、落下面36bや現像剤堆積
防止部材40上にある回収現像剤T1〜T3を現像剤堆
積防止部材40と切り欠き部40aによって掻き落と
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤回収機能を
有する複写機、プリンター、ファクシミリ、これらの複
合機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平7ー92875号公報には、落下
路下端に、現像剤を搬送する回転搬送部材と接触させて
球体を設け、この球体を回転搬送部材で動かして落下路
にぶつけて落下路の内面に付着した現像剤を落として回
収する発明が提案されている。特開平7ー319245
号公報には、落下路内に外部駆動を受けて回転するアジ
テータを設け、このアジテータの回転によって落下路の
内面に付着した現像剤を除去する発明が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平7ー92875
号公報で提案されている発明においては、落下路の下端
に設けた球体を落下路にぶつけるので、落下路下端付近
の現像剤の堆積や架橋の発生を防止できるが、落下路の
上端や中央付近から徐々に堆積する現像剤の架橋を防止
することができないという問題点がある。
【0004】特開平7ー319245号公報で提案され
ている発明においては、落下路内に外部駆動を受けて回
転するアジテータを設けているので、外部からの駆動伝
達のための部品が必要となり、コスト上昇を招いてしま
う。
【0005】落下路内を移動する現像剤は、周囲の環境
が高湿度であると思うように落下せず、落下路の途中で
部分的に滞留したり、この滞留する現像剤量にバラツキ
があるため、現像手段へ回収される現像剤量が極端に多
くなる時がある。このように極端な現像手段への現像剤
の回収は、画像地汚れ、転写材上への現像剤の落ち等の
不具合を発生させることがある。このような問題は、落
下路が傾斜していて、現像剤の自重による落下搬送が、
落下路が略垂直なもの比べて比較的緩やかな場合に起こ
り易い。
【0006】本発明は、外部から特別な駆動伝達のため
の部材を設けることなく、落下路内全域において現像剤
の堆積や架橋を防止して、良好な現像剤のリサイクルを
達成できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】本発明は、現像手段へ回収される現像剤量
のバラツキを抑えて、画像地汚れや転写材上への現像剤
の落ち等の不具合を防止できる画像形成装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、クリーニング手段で除去し
た画像転写後の像担持体上に残った残留現像剤を回転搬
送部材で落下路へ搬送し、この落下路を通して自重で落
下させて現像手段へ回収する画像形成装置において、落
下路に設けられた現像剤が滑落する落下面上に、移動手
段によって現像剤落下方向及びそれと逆方向に往復移動
される現像剤堆積防止部材を配置し、この現像剤堆積防
止部材を落下面に沿って延びる板状に形成し、その一部
に凹凸状の切り欠き部を設けたことを特徴としている。
現像剤堆積防止部材が落下路で往復移動することで、落
下路や現像剤堆積防止部材上に現像剤が滞留したり架橋
して現像剤の流れが妨げられることを防止されるだけで
なく、現像剤堆積防止部材に設けた切り欠き部により現
像手段へ落下する現像剤量のバラツキを小さくでき、画
像地汚れ、転写材上への現像剤の落ち等の不具合の発生
を防止することができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、移動手段が、回転搬送部材の回転
運動を往復運動に変換して現像剤堆積防止部材に伝達す
る回転搬送部材に形成された偏心軸部であることを特徴
としている。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の画像形成装置において、現像剤堆積防止部材にお
ける切り欠き部と反対側に位置する部位に、現像剤堆積
防止部材上の現像剤を現像剤落下方向に案内する案内壁
を設けたことを特徴としている。現像剤堆積防止部材の
往復運動が行われると、現像剤堆積防止部材上を移動す
現像剤が、案内壁によって現像剤堆積防止部材の側面か
らはみ出すのを防止され、効率よく現像剤落下方向に案
内することができる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項2または3
記載の画像形成装置において、偏心軸部の両端に、この
偏心軸部の外周面よりも外方向に突出して偏心軸部の円
周方向に延びる突起部をそれぞれ設けたことを特徴とし
ている。各突起部によって回転搬送部材と現像剤堆積防
止部材とがかかわる部位での、現像剤堆積防止部材の軸
方向への移動やひっかかりが抑えられ、現像剤堆積防止
部材の傾斜やねじれを防止でき、現像剤堆積防止部材の
スムーズな往復移動が可能となる。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項4記載の画
像形成装置において、突起部の間における各突起部から
等距離でない位置に、偏心軸部の外周面よりも外方向に
突出して偏心軸部の円周方向に延びる係合部を設け、現
像剤堆積防止部材に形成した偏心軸部と係合するフック
部に、係合部を係止する係止部を設けたことを特徴とし
ている。このため、偏心軸部とフック部との位置関係
を、突起部の間に設けた係合部と現像剤堆積防止部材の
フック部に設けた係止部とで規定することができ、現像
剤堆積防止部材の取り付け向き等の間違えを回避でき、
組み立て問題を低減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。図2は、本発明が適用された
画像形成装置の一形態であるレーザ複写機の要部概略構
成を示す。符号10で示す像担持体としてのドラム状の
感光体のまわりには、図2においてその左横に設けられ
る接触帯電部材の一例である周知の帯電ローラ11を備
えた帯電装置から感光体10の矢印Aで示す回転方向
に、現像手段12、転写手段13、記録材分離手段1
4、クリーニング手段15を順に感光体10と対向する
ように配備されている。画像形成時(コピー時)は、周
知の如く、図示しない原稿載置台としてのコンタクトガ
ラス上に原稿をセットしてから、コピースイッチを押
す。そして、図示しない周知の光学読み取り装置で原稿
の画像を読み取ると同時に、感光体10と転写手段13
の間の転写部に記録材の一形態である転写紙Pを搬送す
る。記録材は、OHP等に用いられる樹脂製のシート材
であってもよい。帯電ローラ11は、図示しない電源と
接続していて、感光体10表面を帯電するようになって
いる。
【0014】レーザ複写機では、感光体10の回転にと
もない帯電ローラ11で感光体表面を一様に帯電し、そ
の表面に図示しない光書き込み装置からレーザ光Lを照
射して書き込みを行って、読み取った原稿画像の静電潜
像を感光体10上に形成し、現像手段12との対向位置
を通るときに、現像材としてのトナーを付着して静電潜
像を逐次可視像化する。この可視像化して形成したトナ
ー像は、上述した如く感光体10と転写手段13の間に
搬送した転写紙P上に転写手段13から供給される転写
バイアスを受けて転写される。
【0015】レーザ複写機は、静電的に感光体10の表
面に付着した転写紙Pを転写後において、記録材分離手
段14による放電によって感光体表面から分離し、熱と
圧力を転写紙Pに加える図示しない周知の定着手段へ搬
送して、そこで転写画像を定着し、排紙部の一形態であ
る図示しない排紙トレイへと排出する。用紙分離手段1
4に代えて感光体表面近傍に分離爪を設け、感光体表面
から機械的に転写紙Pを分離するようにしてもよい。排
紙部としては、排紙トレイではなく、排紙された転写紙
Pを仕分けしたり、綴じたりあるいはこれ以外の処理を
行う、所謂、記録材後処理装置であっても良い。
【0016】画像転写後の感光体10の表面は、クリー
ニング手段15に設けられたクリーニング部材としての
クリーニングブレード17によって残留トナーを掻き落
とされて清掃され、この後、図示しない除電ランプで除
電されて表面電位を初期化される。
【0017】レーザ複写機では、感光体10、帯電ロー
ラ11、現像手段12、クリーニング手段15などを、
図1に示す1つのユニットケース19で一体化して感光
体ユニット20を構成している。感光体ユニット20
は、図示しない複写機本体内で前後に対向して設ける側
板間に交換可能に装着されている。現像手段12は感光
体ユニット20の下部に配置され、クリーニング手段1
5は感光体ユニット20の上部に配置されている。
【0018】現像装置12は、図2に示すように、その
下部側に現像剤収納部21を設けられ、その上部側に現
像剤担持部22を設けられている。現像剤収納部21に
は、この形態では二成分現像剤を収納し、その現像剤を
攪拌しながら搬送する現像剤攪拌部材としての第1攪拌
部材23と第2攪拌部材24が回転可能に設けられてい
る。現像剤収納部21には、図示を省略するが、現像剤
中のトナーとキャリアとの混合比を検知する周知のトナ
ー濃度検知手段としてのトナー濃度センサが設けられて
いる。現像剤収納部21は、使用前においては現像剤担
持部22との間を図示しないシール部材でシールされ、
使用する際に、このシール部材を取り除かれるようにな
っている。
【0019】現像剤収納部21には、図3に示すよう
に、その片側に、新規トナーの補給口25と回収したト
ナー(以下「リサイクルトナー」と記す)の補給口26
がそれぞれ上向きに開口して設けられている。これら補
給口25、26からそれぞれ現像剤収納部21内に入る
トナーは、第1攪拌部材23及び第2攪拌部材24によ
って、図3中矢印方向(時計周り方向)に攪拌されなが
ら搬送されて循環するようになっている。
【0020】図2に示すように、現像剤担持部22に
は、感光体10との対向部に形成された開口27(以下
「現像窓27」と記す)を通して感光体10の表面との
対向部に臨む位置に、現像剤担持体の一形態としての現
像ローラ28が設けられている。現像ローラ28の近傍
には、その外周面に圧接または非圧接状態に配置され、
感光体10への現像剤の供給量を制御する現像剤規制部
材の一形態としての現像剤層厚規制ブレード29(以下
「ブレード29」と記す)が設けられている。
【0021】現像手段12では、コピー時、図示しない
駆動モータを駆動され、その駆動力を伝達して現像ロー
ラ28を回転するとともに、攪拌部材23,24を回転
して現像剤を攪拌し、トナーとキャリアを摩擦帯電しな
がら現像ローラ28へ搬送する。現像ローラ28は、所
定のバイアスを印加され、現像剤中のトナーを感光体1
0の表面に静電的に付着させて、感光体表面上の潜像を
可視像化する。
【0022】クリーニング手段15は、そのケース15
a内に、クリーニングブレード17で掻き落とした残留
トナーをリサイクルトナーとして搬送する回転搬送手段
としての搬送スクリュー30を収納されている。この搬
送スクリュー30は、感光体10の軸方向に配置され、
図示しない軸受部材を介してケース15aと、後述する
カバーに回転自在に支持されており、クリーニングブレ
ード17で掻き取った残留トナーを、図4に矢印Eで示
す回収方向(以下「回収方向E」と記す)に向かって搬
送するようになっている。搬送スクリュー30は、その
軸部31の一端部31Aに移動手段としてのクランク状
の偏心軸部31bが形成されている。
【0023】図1に示すように、搬送スクリュー30の
軸部31の一端部31Aと対向するユニットケース19
の前板部19a、すなわち、回収方向E側に位置するユ
ニットケース19の前板部19aには、搬送スクリュー
30で搬送される残留ナーの落下路入口33が開口形成
されている。前板部19a側には、クリーニング手段1
5と現像手段12とを連結する落下路35が、ユニット
ケース19と一体的に設けられている。一端部31A
は、この落下路入口33からケース外側に突出して落下
路35内に配置されている。
【0024】落下路35は、そのまわりを囲うように周
壁36を前板部19aの外面に形成されていて、その手
前側を取り外し可能な図示を省力したカバーで気密に被
ってその中に形成されている。一端部31Aの先端31
aは、このカバーに支持されている。落下路35には、
周壁36の平坦な底面36aに上述した現像手段12の
補給口26へ通ずる落下路出口37が形成されている。
落下路入口33と落下路出口37との間、すなわち落下
路35内には、周壁36の傾斜した部分を主に利用して
構成され、クリーニング手段15から搬送スクリュー3
0によって送り出されるリサイクルトナーが落下滑走す
る落下面36bが形成されている。
【0025】クリーニング手段15では、感光体10の
回転がギヤを介して搬送スクリュー30に伝達されて搬
送スクリュー30が回転駆動され、感光体10から除去
した残留トナーを搬送スクリュー30で搬送方向Eにリ
サイクルトナーとして搬送してクリーニングケース15
a内の手前側に集め、図1中、矢印で示すように落下路
入口33から落下面36b上に落とし、さらに矢印Bで
示すトナー落下方向(以下、「トナー落下方向B」と記
す)に落下面36b上を滑落させて、落下路出口37か
ら補給口26を通して現像剤収納部21内に回収してい
る。
【0026】このようなレーザ複写機においては、高温
多湿になると、傾斜した落下路35を通過する回収トナ
ーが途中で落下面36bに付着し易く、経時それが凝集
して徐々に堆積し、次第に落下路35が塞がれてトナー
架橋を発生し、トナー回収が妨げられることがある。
【0027】そこで、落下路35内には、図5に示すよ
うな現像材堆積防止部材としてのトナー架橋防止部材4
0が配置されている。トナー架橋防止部材40は、例え
ばABS、PC等の樹脂材料やSUS、SECC等の金
属材料を用いて弾性を有する薄板状の「くの字」状に屈
曲形成されている。トナー架橋防止部材40は、その屈
曲部を境に、トナー落下方向Bと逆方向Cとなる上方に
延びる細長い掛け止め部40bと、落下面36aに沿っ
て下方に延びる、すなわちトナー落下方向Bに延びるト
ナー受け板部40dに構成されている。掛け止め部40
bの上方側には、下向きU字状のフック部40cが形成
されていて、搬送スクリュー30の偏心軸部31bにそ
の開口pを弾性的に挿入することで、偏心軸部31bに
ワンタッチで係合するように構成されている。
【0028】図5に矢印Dで示すトナー受け板部40d
の幅方向(以下「幅方向D」と記す)に位置する一側縁
には、トナー受け板部40dの中央部に向かって凹凸状
の切り欠き部40aが複数形成されている。切り欠き部
40aと反対側に位置するトナー受け板部40dの部位
となる他側縁には、トナー受け板部40d上のトナーを
トナー落下方向Bに案内する案内壁40eが、落下面3
6bから上方に向かって突出する向きに設けられてい
る。この案内壁40eは、本形態では板金部材の曲げに
よりトナー堆積防止部材40のトナー受け板部40dに
一体成形されている。ここでは案内壁40eをトナー堆
積防止部材40と一体成形しているが、個別に設けたも
のを接着やビスなどを用いてトナー堆積防止部材40に
固定する形態でも良い。
【0029】このようなトナー架橋防止部材40の動作
を図7、図8を主に用いて説明する。搬送スクリュー3
0によって搬送されて落下路入口33から落下路35内
に入るリサイクルトナーT1〜T3の多くは、図7に示
すように落下面36bやトナー架橋防止部材40上や切
り欠き部40aに溜まり易くなる。図7、図8おいて、
搬送スクリュー30がZ方向に向かって回転すると、偏
心軸部31bの偏心回転によってトナー架橋防止部材4
0が、矢印X、Yで示すように、トナー受け板部40d
を落下面36bに対して接離しながらトナー落下方向B
と逆方向Cに往復移動する。このため切り欠き部40a
に溜まったリサイクルトナーT1〜T3は、切り欠き上
部40gによってそれぞれ掻き取られ下方へと順次落下
して行く。この落下したトナーは、さらにトナー架橋防
止部材40の最下部となる切り欠き下部40hで下方に
押し出され、自重による自然落下とこの押し出し作用に
よって落下路出口37へ向かって落下して落下路出口3
7を通して現像剤収納部21内に回収される。
【0030】このため、搬送スクリュー30が回転する
と、その回転運動が落下路35においてトナー架橋防止
部材40のトナー落下方向Bと逆方向Cへの往復運動へ
と変換されるので、落下路35全域でのトナーの堆積や
架橋を確実に防止することができる。また、トナー架橋
防止部材40は、外部からの駆動力ではなく、既存の搬
送スクリュー30の回転を利用して往復運動するため、
従来技術のように外部からの駆動源を設けなくて済み、
余分なコストアップを招かなくて済む。
【0031】この動作では切り欠き部40aに一定以上
のトナーが溜まり、切り欠き上部40gにかかったとき
にトナーが落下するのでトナー落下量が大きくバラつか
なくなる。トナー受け板部40dには、このトナー受け
板部40dより高い案内壁40eが形成されているの
で、トナー落下の過程においてトナー受け板部40d上
に溜まったトナーの、トナー架橋防止部材40の側面か
らのはみ出しを防止することができ、効率よく落下路出
口37に落下トナーを導くことができる。
【0032】上述したフック部40Cを係合させる偏心
軸部31bは、図5に示すように単なる円形の軸である
が、このような形態の場合、トナー架橋防止部材40の
フック部40cの内径と偏心軸部外径d(図4参照)と
の嵌め合いのガタにより、トナー架橋防止部材40が傾
いた時や、経時的なフック部40cの弾性変形により両
者の摺動がスムーズに行われなくなることが起こり得
る。すなわち、フック部40cが偏心軸部31bの軸方
向に移動したり、偏心軸部31bから外れる方向に傾い
てしまうことがある。
【0033】そこで、図6に示す搬送スクリュー30の
一端部31Bのように、偏心軸部31bの軸線方向に位
置する両端に、偏心軸部31bの軸径より大きく、円周
方向に延びる円形状の突起部としてのリブ31c、31
dを設ける。これにより、フック部40cをリブ31
c、31dの間に係合させることで、フック部40cと
偏心軸部41bとのガタを抑えられるため、トナー架橋
防止部材40の傾きを防止することができる。このよう
な関係から、リブ31c、31dの間隔Lは、図5に示
すフック部40cの幅L1と略同じとしたほうが良い
が、装着性を考慮すると、フック部40cが偏心軸部3
1bから外れる方向に傾かない程度の寸法差を持たせて
も良い。これにより、トナー架橋防止部材40と偏心軸
部31bとの摺動をスムーズかつ確実に行うことができ
る。
【0034】略「くの時」状に形成されたトナー架橋防
止部材40は、トナー受け板部40dが落下面36bに
沿うように、その屈曲開放側が上向きとなるようにフッ
ク部40Cを偏心軸部31bに取り付けたが、屈曲開放
側が落下面36bに向かって、トナー受け板部40dが
落下面36bから傾斜して浮いた状態に取り付けられて
しまう、所謂、取り付けミスも考えられる。
【0035】そこで、このような取り付けミスが発生し
ないように、図9に示す搬送スクリュー30の一端部3
1Cのように、偏心軸部31bの外周面よりも外方向に
突出して偏心軸部31bの円周方向に延びる係合部とし
ての円形状のリブ31eを、リブ31c、31dの間に
各リブから等距離でない位置に設ける。リブ31cから
リブ31eまでの間隔をm、リブ31dからリブ31e
間での間隔をnとしたとき、両者の関係はm≠nであ
り、本形態ではm<nとしている。
【0036】トナー架橋防止部材40のフック部40C
には、リブ31eを係止してリブ31eを逃がすための
係止部としての切り欠き溝41が形成されている。この
切り欠き溝41は、m<nの関係と対応するように、フ
ック部40Cの縁部40f1との間隔よりも、フック部
40Cの縁部40f2との間隔が大きくなる位置に形成
されている。
【0037】このため、トナー架橋防止部材40を表裏
反対に偏心軸部31bに装着すると、リブ31eと切り
欠き溝41とが係合しないので、トナー架橋防止部材4
0を所定の向きにしか偏心軸部31bに組み付けること
ができない。すなわち、トナー架橋防止部材40の組み
付け不良(逆付け)を防止することができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1、2記載の発明によれば、現像
剤堆積防止部材を落下路の落下面に沿って延びる板状に
形成し、凹凸状の切り欠き部を設けているので、現像剤
堆積防止部材上にトナーが滞留し、ブロッキングするこ
とを防止するだけでなく、現像剤堆積防止部材によって
現像剤収納部へトナーを落下させるトナー量のバラツキ
も小さくすることができる。これにより、画像地汚れ、
転写材上トナー落ち等の不具合の発生を未然に防止する
ことができる。
【0039】請求項3記載の発明によれば、板状の現像
剤堆積防止部材における切り欠き部と反対側に位置いる
部位に、現像剤堆積防止部材上の現像剤を現像剤落下方
向に案内する案内壁を設けているので、落下トナーの現
像剤堆積防止部材上の側面からの落下トナーのはみ出し
を防止でき、効率よく落下路出口にトナーを導くことが
できる。
【0040】請求項4記載の発明によれば、偏心軸部の
外周面よりも外方向に突出して偏心軸部の円周方向に延
びる突起部を偏心軸部に設けているので、現像剤堆積防
止部材の傾きを防止し、現像剤堆積防止部材と偏心軸部
との摺動をスムーズに、かつ確実に行わせることができ
る。
【0041】請求項5記載の発明によれば、偏心軸部の
外周面よりも外方向に突出して偏心軸部の円周方向に延
びる係合部を、突起部の間に各突起部から等距離でない
位置に設け、現像剤堆積防止部材が、偏心軸部と係合す
るフック部と、このフック部に設けられ係合部を係止す
る係止部とを有するので、現像剤堆積防止部材を逆に
(裏返し)に組み付けてしまうといった組み付け不良を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態である画像形成装置に装着され
る感光体ユニットの概略構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の一形態を示す画像形成装置の要部構成
を示す図である。
【図3】現像手段の現像剤収納部の構成を示す部分斜視
図である。
【図4】回転搬送部材の一形態を示す斜視図である。
【図5】本発明の要部となる現像剤堆積防止部材の構成
と配置形態を示す分解斜視図である。
【図6】突起部を備えた偏心軸部の構成を示す部分拡大
斜視図である。
【図7】現像剤堆積防止部材の取り付け状態と動作を示
す拡大断面図である。
【図8】現像剤堆積防止部材の動作を示す拡大断面図で
ある。
【図9】係止部を有する現像剤堆積防止部材の構成と係
合部を有する偏心軸部の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 像担持体 12 現像手段 15 クリーニング手段 30 回転搬送部材 31b 移動手段(偏心軸部) 31c、31d 突起部 31e 係合部 35 落下路 36b 落下面 40 現像剤堆積防止部材 40a 切り欠き部 40C フック部 40e 案内壁 41 係止部 B 現像剤落下方向 C 逆方向 T1〜T3 回収された現像剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 善波 英樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 田中 勝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 山口 俊隆 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 雨宮 賢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 水石 治司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 碓井 則之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 大堀 真由美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H034 CA01 2H077 AC01 AC16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クリーニング手段で除去した画像転写後の
    像担持体上に残った残留現像剤を回転搬送部材で落下路
    へ搬送し、この落下路を通して自重で落下させて現像手
    段へ回収する画像形成装置において、 上記落下路に設けられ回収された現像剤が滑落する落下
    面と、この落下面上に現像剤落下方向及びそれと逆方向
    に往復移動可能に設けられた現像剤堆積防止部材と、こ
    の現像剤堆積防止部材を往復移動させる移動手段とを有
    し、 上記現像剤堆積防止部材は、上記落下面に沿って延びる
    板状に形成され、凹凸状の切り欠き部が設けられている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、 上記移動手段は、上記回転搬送部材の回転運動を往復運
    動に変換して上記現像剤堆積防止部材に伝達する上記回
    転搬送部材に形成された偏心軸部であることを特徴とす
    る画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の画像形成装置にお
    いて、 上記現像剤堆積防止部材における上記切り欠き部と反対
    側に位置する部位に、現像剤堆積防止部材上の現像剤を
    現像剤落下方向に案内する案内壁を設けたことを特徴と
    する画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の画像形成装置にお
    いて、 上記偏心軸部の両端に、同偏心軸部の外周面よりも外方
    向に突出して偏心軸部の円周方向に延びる突起部をそれ
    ぞれ設けたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の画像形成装置において、 上記突起部の間に、上記偏心軸部の外周面よりも外方向
    に突出して偏心軸部の円周方向に延びる係合部を上記各
    突起部から等距離でない位置に設け、 上記現像剤堆積防止部材は、上記偏心軸部と係合するフ
    ック部と、このフック部に設けられ上記係合部を係止す
    る係止部とを有することを特徴とする画像形成装置。
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