JP4720094B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関するものである。
上記電子写真方式を適用した複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、例えば、感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像剤を用いた現像装置(現像器)によって現像して、感光体ドラム上にトナー像を形成し、この感光体ドラム上に形成されたトナー像を、記録媒体上に転写・定着することにより、画像を形成するように構成されている。感光体ドラムのトナー像を記録媒体上に転写した後に感光体ドラムに残存したトナーはクリーナーにて除去されて回収される。
最近では、クリーナーにて回収されたトナー(回収トナー)を現像装置に戻して再利用するように構成されている画像形成装置(トナーリクレーム)があり、回収トナーを現像装置に戻すための構造として種々のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1における電子写真装置は、クリーニング装置に残トナー用排出口を設け、クリーニング装置の残トナー用排出口よりも低い位置となるように現像装置に残トナー回収口を設け、クリーニング装置の残トナー排出口と現像装置の残トナー回収口との間に搬送経路(搬送路)を設けてなり、残トナーをクリーニング装置から搬送経路内で自然落下させて現像装置に戻している。
特開平10−186991号公報(第4〜5頁、図4)
しかしながら、回収トナーは感光体ドラムに付着する前の状態よりも凝集して流れにくくなっていることから、特許文献1による自然落下方式では、回収トナーが通過するための空間を大きくして搬送経路内で回収トナーが詰まらないようにする必要がある。搬送経路は、感光体ドラムよりも軸方向外側に設けられるため、搬送経路の横断面積を大きくすると、感光体ドラムよりも軸方向に突出する部分が長くなり、結果的に装置全体が大型化する。
また、回収トナーが現像装置に戻される量にばらつきがあり、比較的少量の回収トナーが現像装置に戻されたり大量の回収トナーが戻されたりする場合があり得る。少量のときには問題が生じないが、一度に大量の回収トナーが現像装置に戻されると、現像装置内において回収トナーの撹拌不良や帯電不十分のために記録媒体にかぶったり汚れたりしてしまうおそれがある。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、回収トナーを現像装置に戻す構造を設けても装置全体の大型化を抑制することにある。
また別の目的は、現像装置に戻す回収トナーを再利用しても記録媒体上に形成される画像の品質低下を防止することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される画像形成装置は、クリーナーで回収したトナーをリクレームトナー搬送路内において搬送部材により積極的に搬送させて現像器に戻すような構成を有する。すなわち、像担持体と、像担持体で形成された静電潜像を現像剤で現像する現像器と、現像器により静電潜像を現像した後に像担持体に残存した現像剤を除去して回収するクリーナーと、クリーナーで回収された現像剤の搬送方向を変える曲がり部を途中に有し、現像剤を現像器に搬送するための搬送路と、前記搬送路内にて、直線的な往復運動ではなく往復運動する方向に対して直交する方向にも移動量をもつ近似往復運動を行い、前記クリーナーで回収された現像剤を前記搬送路内で強制的に前記現像器に向けて搬送する搬送手段とを含み、前記搬送路は、前記クリーナーで回収された現像剤を当該クリーナーから受ける傾斜部分であって下側壁面部を有する第1の部分と、前記曲がり部の前記現像器側に位置し当該現像剤が自然落下する第2の部分とを有し、前記搬送手段は、前記搬送路の前記第1の部分および前記第2の部分に伸びた長手部材であり、当該第1の部分の上端部にて回転部材の回転軸と偏心する偏心位置に回動自在に連結されることで当該回転軸の回転に伴って前記近似往復運動を行い、前記近似往復運動に際して当該搬送路の当該第2の部分に当接部が当接することで当該第1の部分の前記下側壁面部とは離間し、その後の当該回転軸の回転に伴って、当該第1の部分にて下方および現像剤を搬送する方向に移動することにより当該搬送路の当該第2の部分から当該当接部が離間し、当該当接部が離間することで当該偏心位置にて回動して自重により姿勢を変え、自重による姿勢の変化で当該第1の部分の当該下側壁面部に接触し、その後の当該回転軸の回転に伴って当該下側壁面部に沿ってスライドすることを特徴とする。
搬送路は、曲がり部にクリーナー側で接続する第1の部分と曲がり部に現像器側で接続する第2の部分とを有し、クリーナーで回収された現像剤が搬送路の第1の部分内で搬送手段により曲がり部に搬送され、かつ搬送路の第2の部分内において自然落下して現像器に搬送されることを特徴とすることができる。すなわち、強制的な搬送と自然落下とを組み合わせることにより、強制的な搬送路を短くすることができ、コンパクトに構成することができる。
また、搬送手段は、搬送路内で現像剤の搬送方向に関して近似往復運動して現像剤を搬送することを特徴とすることができる。搬送手段が例えば単純な回転運動を行う場合に比べて、搬送路の横断面積を小さくすることができ、装置の大型化を抑制することができる。ここにいう近似往復運動とは、直線的な往復運動ではなく、往復運動する方向に対して直交する方向にも移動量をもち、軌跡が変形楕円形状となるような運動をいう。
他の観点から捉えると、本発明が適用される画像形成装置は、像担持体と、像担持体で形成された静電潜像を現像剤で現像する現像器と、現像器により静電潜像を現像した後に像担持体に残存した現像剤を除去して像担持体の軸方向一端部で回収するクリーナーと、クリーナーで回収された現像剤を現像器に搬送するための搬送路と、クリーナーを駆動する駆動系を利用して駆動され、クリーナーで回収された現像剤を搬送路内で強制的に現像器に向けて搬送する搬送手段とを含む。
搬送手段の端部が、クリーナーを回転させる回転部品に回転軸と偏心する位置に連結され、クリーナーの回転に伴って搬送手段が搬送路内で近似往復運動することを特徴とすることができる。これによって簡易な構成で近似往復運動させることができる。
また、搬送路は、クリーナーで回収された現像剤の搬送方向を変える曲がり部を途中に有することを特徴とすることができる。このように構成すると、クリーナーと現像器との位置関係に影響を受けずに搬送路を設定することができる。
更に本発明を別の観点から捉えると、本発明が適用される画像形成装置は、像担持体と、像担持体で形成された静電潜像を現像剤で現像する現像器と、現像器により静電潜像を現像した後に像担持体に残存した現像剤を除去して像担持体の軸方向一端部で回収するクリーナーと、クリーナーで回収された現像剤を現像器に搬送するための壁面を有する搬送路と、搬送路に沿って延びる基部と基部から搬送路の壁面に向けて突出して現像剤を収容できる空間を形成する羽根形状部とを有し、搬送路内で搬送方向に関して近似往復運動することにより羽根形状部が搬送路の壁面に接触しながら現像剤を現像器に向けて搬送する羽根部材とを含む。
羽根部材の基部から搬送路の壁面に向けて突出する羽根形状部が、上方向に突出する部分と下方向に突出する部分とからなることを特徴とすることができる。このように構成すると、搬送路内において羽根部材による搬送可能領域が大きくなる。
また、搬送路は、クリーナーで回収された現像剤をクリーナーから受ける第1の部分と、現像剤を搬送する方向を第1の部分とは異なる方向に変える曲がり部と、曲がり部の現像器側に位置し現像剤が自然落下する第2の部分とを有することを特徴とすることができる。このように構成すると、強制的な搬送路を短くすることができ、装置をコンパクトに構成することができる。
また、羽根部材で搬送された現像剤を現像器内に押し込む押込部をさらに含むことを特徴とすることができる。クリーナーで回収され羽根部材により現像器に搬送された現像剤が現像器内に入るときのつまりを防止することができる。
本発明によれば、回収トナーを現像装置に戻す構造を設けても装置全体の大型化を抑制することが可能となる。
また、現像装置に戻す回収トナーを再利用しても記録媒体上に形成される画像の品質低下を防止することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。ここでは、装置内部をフロント側(手前側)から眺めた状態を示している。同図に示す画像形成装置は、電子写真方式を用いて画像を形成する画像形成装置本体10と、原稿を読み取る原稿読取り装置11と、原稿読取り装置11の読取り位置まで原稿を搬送する自動原稿送り装置12とを備えている。画像形成装置本体10では、原稿読取り装置11から出力される画像データや、図示しないPC等から出力される画像データを用いて、画像形成ユニット13によりトナー像を形成し、このトナー像を用紙(シート)に転写した後に定着して、プリント画像を出力している。
この画像形成ユニット13は、トナー像を担持するための感光体ドラム14と、帯電された感光体ドラム14を露光する画像書込装置(ROS)15と、ROS15により露光されて形成された感光体ドラム14上の静電潜像を現像する現像器16と、現像器16により現像され感光体ドラム14上に担持されたトナー像を用紙に転写する転写ローラ17と、転写ローラ17により転写されたトナー像を用紙に定着させる定着器18と、感光体ドラム14に残存したトナーを除去回収するクリーナー20とを備えている。現像器16で使用されるトナーは、トナーボックス19から現像器16に供給される。また、本実施の形態では、用紙へのトナー像の転写後に感光体ドラム14上に残存した残留トナーをクリーナー20により除去回収し、除去回収されたこの残留トナーを再度、現像器16に供給するように構成されている。
また画像形成装置本体10は、一連の用紙搬送系を備えており、画像形成装置本体10の下側には、用紙を収容する用紙収容カセット21、22、23、24を内装している。これら用紙収容カセット21、22、23、24には、用紙を供給する用紙供給機構25、26、27、28が備えられている。これら用紙供給機構25、26、27、28は、ピックアップローラ29と用紙さばきローラ30とをそれぞれ有し、これにより用紙収容カセット21、22、23、24から取り出した用紙を用紙搬送路31に向けて送り出している。
この用紙搬送路31には、用紙さばきローラ30の近傍に設けられた搬送ローラ32と、画像形成装置本体10の排出部近傍で用紙の搬送方向を切り換えるゲート33、34と、ゲート33、34の間に設けられた搬送ローラ35と、フェースダウン(記録面を下にした状態)で排出トレイ36に排出する排出ローラ37と、フェースアップ(記録面を上にした状態)でフェースアップトレイ38に排出するフェースアップロール39とが設けられている。また、用紙に対して両面記録する場合に、片面に記録した用紙を転写部(感光体ドラム14と転写ローラ17との当接部)に反転して送るための用紙反転用搬送路40が設けられている。また、画像形成装置本体10の側面には、例えばこれら4段の用紙収容カセット21〜24に収容されていないサイズや種類のシートを供給するための開閉自在の手差しトレイ41が設けられている。更に、画像形成装置本体10は、用紙搬送及び画像形成等に関して装置の全体を制御する制御部42を備えている。
画像形成装置本体10は、後処理装置50に接続されている。後処理装置50は、後処理用搬送路51から排出される用紙を束ねた用紙束をステープル綴じするステープラ52と、ステープル綴じされた用紙束を受ける昇降可能なスタッカートレイ53とを有する。なお、ステープラ52は、一箇所綴じもしくは複数箇所綴じを任意に選択できるようになっている。
ここで、画像形成装置本体10における画像形成プロセスについて説明する。画像形成ユニット13の感光体ドラム14では、図示しない帯電器によって表面が帯電された後、入力される画像データに基づいてROS15により露光され、静電潜像が形成される。一方、現像器16では、トナーボックス19からトナーが供給され、現像器16内部で現像剤が撹拌される。感光体ドラム14上に形成される静電潜像は、現像器16の例えば現像ロールを介して現像され、感光体ドラム14上にトナー像が形成される。形成されたトナー像は、転写ローラ17が感光体ドラム14に当接する転写部にて用紙に転写され、定着器18にて加熱定着されて出力される。一方、転写後に感光体ドラム14上に残るトナー(残留トナー)は、クリーナー20により感光体ドラム14上から剥ぎ取られて回収される。この剥ぎ取られて回収されたトナーは、再利用のために現像器16に戻される。
次に、図1に示した感光体ドラム14からクリーナー20で回収したトナーを現像器16に戻す(搬送する)ためのトナーリクレーム経路について説明する。
図2及び図3は、画像形成ユニット13の一部の構成を説明するための図であり、いずれの図も、図1とは反対側である画像形成装置のイン側(裏側)から見た図である。図3は、図2の左側上方から見た画像形成ユニット13の斜視図である。
クリーナー20は、現像後の段階で感光体ドラム14に当接して残存トナーを除去するための図示しないブレードと、このブレードで除去したトナーをイン側(図3の右手前側)に収集するように回転するクリーナーオーガー61と、クリーナーオーガー61の一端部に設けられてクリーナーオーガー61を回転させるための図示しない駆動部品と、クリーナーオーガー61の下流端に設けられたオーガー排出口63とを有する。なお、オーガー排出口63は、クリーナーオーガー61の回転軸回りにリング形状に形成されており、また、感光体ドラム14の現像領域よりも軸方向外側に位置している。
現像器16は、クリーナー20の下方に位置する現像器本体64と、現像器本体64の上部に設けられてクリーナー20からのリクレームトナーが供給されるリクレームトナー供給口65と、現像器本体64の上部に設けられてトナーボックス19からの新トナーが供給される新トナー供給口66と、現像器本体64内に供給されたトナーを撹拌する撹拌部材67、68と、感光体ドラム14側に配置されたトナー担持体としての現像ロール69等とを有する。リクレームトナー供給口65は、現像ロール69に近い側の撹拌部材67寄りに設けられ、新トナー供給口66は、現像ロール69に遠い側の撹拌部材68寄りに設けられている。
現像器16は、現像器本体64の一端部の筐体側壁を利用して形成された搬送領域(搬送路)70を有する。すなわち、搬送領域70の周囲が壁面部(壁面)71で構成され、これにより、クリーナー20で回収したトナーを現像器16へ搬送するためのリクレームトナー搬送経路を形成している。この搬送領域70は、上側に位置するクリーナー20のオーガー排出口63と、下側に位置する現像器16のリクレームトナー供給口65とを包含するように形成されている。なお、図2においては、壁面部71の一部の図示を省略している。
搬送領域70について更に詳述すると、搬送領域70は、オーガー排出口63の位置から下方に向けて傾斜している傾斜部分(第1の部分ないしは上流側部分)70aと、リクレームトナー供給口65から略鉛直方向に延びる垂直部分(第2の部分ないしは下流側部分)70bと、傾斜部分70aと垂直部分70bとを滑らかに連結させる連結部(曲がり部)70cとを有する。
このように構成された搬送領域70内には、羽根部材(搬送手段)72が設けられている。羽根部材72は、搬送領域70の搬送方向に沿って延びた長手部材であり、その上端部は、クリーナーオーガー61の一端に取り付けられている。この取付けは、クリーナーオーガー61の回転軸に偏心する位置においてピン73を介して回動自在になされている。羽根部材72の取付け位置がクリーナーオーガー61の回転軸とは偏心しているため、羽根部材72が図示しない駆動部品に対していわゆるカム接続していることになる。よって、図示しない駆動部品によりクリーナーオーガー61が回転すると、後述するように羽根部材72の全体が近似往復運動を行って回収トナーを強制的に現像器16へと搬送する。近似往復運動の際に、羽根部材72は、前述したようにピン73を中心に回動自在に設けられている。
羽根部材72の形状について具体的に説明する。図4は、羽根部材72単体の形状を説明するための図であり、同図の(a)は羽根部材72の正面図であり、(b)は(a)の矢印IVbから見た側面図であり、(c)は(a)の矢印IVcから見た部分的な側面図である。
羽根部材72は、同図に示すように、2つの略直線部を含む、くの字形状に延びる板状の基部72aと、基部72aの一端部に形成されたピン挿入用穴72bと、ピン挿入用穴72bに近接した位置で基部72aから横方向に突出する羽根形状部72cと、基部72aの他端部に形成された押込部72dと、押込部72dに近接した位置で基部72aから三角形状に突出する三角形状部72eを有する。
羽根形状部72cは、横方向の両方向に向けて互い違いに突出しており、基部72aと羽根形状部72cとによって、搬送するトナーを収容できるトナー収容空間72fが形成される。すなわち、羽根部材72は複数の分割されたトナー貯蔵空間を有する。
押込部72dは、基部72aの仮想延長方向に行くにしたがって基部72aから離れていくように傾斜したパドル部72gと、基部72aの長手方向に沿って延びる小突起部72hとを備えている。なお、羽根形状部72cは、図2に示すように、搬送領域70内では傾斜部分70aに位置する。
次に、搬送領域70内において羽根部材72がどのように動いてトナーを搬送するかについて説明する。図5〜図8は、羽根部材72の動きを順に段階的に示した図である。
図5に示す段階では、羽根部材72の三角形状部72eが搬送領域70の壁面部71と当接しているため、羽根形状部72cは、傾斜部分70aの下側壁面部とは離間している。また、羽根部材72の下端に位置する押込部72dは、現像器16のリクレームトナー供給口65に位置している。
図6に示す段階では、ピン73の位置が下方に移行したために、羽根部材72が図5の位置から下方に移動し、押込部72dはリクレームトナー供給口65から現像器16内に進行している。押込部72dの進行により、押込部72dのパドル部72g及び小突起部72hの作用により、現像器16のリクレームトナー供給口65でトナーを押し込むので、トナー詰まりを防ぐことができる。
また、羽根部材72の三角形状部72eが搬送領域70の壁面部71と当接しないため、羽根部材72がピン73で吊り下げられた状態となり、羽根部材72が自重によりその姿勢を変え、羽根形状部72cが傾斜部分70aの下側壁面部に近づき、やがて接触する。羽根形状部72cが接触すると、傾斜部分70aの下側壁面部にあるトナーが、羽根形状部72cのトナー収容空間72f内に収容される。その後、羽根部材72が更に傾斜部分70aの下側壁面部に沿ってスライドしていく。
図7に示す段階では、ピン73の位置が更に上方に移行している。羽根部材72の羽根形状部72cが傾斜部分70aの下側壁面部と離間すると、トナー収容空間72f内に収容されているトナーが自然落下し、搬送領域70の連結部70c及び垂直部分70bを介して現像器16のリクレームトナー供給口65に搬送される。このように、トナー収容空間72fの容積ごとに現像器16に搬送されるので、一定量が現像器16に供給され、従来のように一度に多量のトナーが現像器16に供給されることを防止することができる。
ここで、羽根部材72はさらに同図における左方向に移動していって壁面部71のいずれかの部分に当たるので、もしトナー収容空間72f内にトナーが残っていてもそのときの振動によりトナーを自然落下させることができる。
なお、羽根部材72が図6の位置から上方に移動し始めるため、羽根部材72の押込部72dは、現像器16から後退している。
図8に示す段階では、ピン73の位置が更に上方に移行している。羽根形状部72cはその後に傾斜部分70aの上側壁面部に接触するので、上側壁面部に付着しているトナーも掻き取って現像器16へと搬送することができる。すなわち、羽根部材72は、搬送領域70内におけるほぼすべての範囲にわたってカバーすることができる。
羽根部材72は、搬送領域70内で図5〜図8で示す動きを繰り返す。羽根部材72全体のこのような動きは、傾斜部分70aの下側壁面部に沿ったスライド移動と、そのスライド移動の方向に直交する方向に沿った昇降移動とを組み合わせた、いわゆる近似往復運動である。
本実施形態では、上記のように構成されているので、次のような作用効果を有する。
(1)クリーナー20で回収したトナーを現像器16に羽根部材72のトナー収容空間72fの容積ごとに順に搬送されるので、現像器16への供給量のばらつきを少なくすることができる。すなわち、現像器16へのトナー供給量をほぼ一定にすることができ、一度に多数のトナーが現像器16に供給されることを防止できる。このため、現像器16内におけるトナー撹拌不良によるかぶりや汚れ等を防止することができる。
(2)羽根部材72の下端に押込部72dが設けられ、現像器16のリクレームトナー供給口65において押込部72dがトナーを内部に押し込むので、例えば供給量が一定量であっても比較的大きな塊の状態でリクレームトナー供給口65に供給された場合でも詰まりを効果的に防止することができる。
(3)クリーナー20で回収したトナーを羽根部材72で強制的に現像器16へ搬送するので、画像形成装置内におけるリクレームトナー搬送経路(搬送領域70)のレイアウトの自由度が大きくなる。また、本実施形態を適用する場合に、クリーナー20が現像器16よりも高い位置関係の画像形成装置以外にも適用することができる。また、自然落下のみの場合に比べてレイアウト上のドラム軸方向を短くすることができ、装置の小型化を実現できる。
(4)搬送領域70に、トナーが羽根部材72により強制的に搬送される傾斜部分70aと自然落下する垂直部分70bとを含んでいるので、傾斜部分70aを短くして羽根部材72をコンパクトに構成することができるので、装置の大型化を抑制することができる。
(5)羽根部材72の駆動源としてクリーナーオーガー61の駆動系(図示しない駆動部品)を利用しているので、駆動源を新たに設けなくても実施可能であり、装置の大型化やコストアップを抑制することができる。また、羽根部材72をクリーナーオーガー61の駆動系に接続する際に偏心カム連結しているので、カム部品を別途設けずに羽根部材72を搬送領域70内で近似往復運動を行うように構成することができる。
なお、本実施形態では、搬送領域70の傾斜部分70aを下方にトナー安息角以下に傾斜させているが、これに限られず、傾斜部分70aを、例えば水平方向に延びる部分や上方に傾斜する部分等に置き換えることができる。また、本実施形態では、搬送領域70の上流側で強制的搬送をし、下流側で自然落下による搬送をしているが、上流側で自然落下による搬送をし、下流側で強制的搬送をするように構成してもよく、その他に、曲がり部を途中に有する搬送領域70の全区間を強制的搬送としてもよい。必要に応じて搬送領域70に曲がり部を複数設けることも考えられる。
さらに、本実施形態では、搬送領域70や羽根部材72等を感光体ドラム14の軸方向一端部側にのみ設けているが、クリーナーオーガー61により軸方向両側にそれぞれトナーが回収される構成の場合には、各端部にそれぞれ設けることも考えられる。
また、本実施形態では搬送領域70内で羽根部材72が近似往復運動するように構成しているが、これ以外の搬送運動、例えば回転運動等による搬送を行うように構成することも考えられる。また、羽根部材72の駆動源としてクリーナーオーガー61の駆動系を利用しているが、別途駆動源を設けることも考えられる。
また、本実施形態では、羽根部材72に押込部72dを一体に形成しているが、別体に設けることも考えられる。
本発明の活用例としては、現像剤で画像形成を行う現像装置や、プリンタまたは複写機等の画像形成装置への活用がある。
本実施の形態が適用される画像形成装置の全体構成を示した図である。 画像形成ユニットの構成を説明するためのリヤ側から見た図である。 図2の構成部品の一部の位置関係を示す斜視図である。 羽根部材の形状を説明するための図である。 搬送領域内での羽根部材の近似往復運動を説明するための図である。 搬送領域内での羽根部材の近似往復運動を説明するための図である。 搬送領域内での羽根部材の近似往復運動を説明するための図である。 搬送領域内での羽根部材の近似往復運動を説明するための図である。
符号の説明
10…画像形成装置本体、13…画像形成ユニット、14…感光体ドラム、15…画像書込装置(ROS)、16…現像器、17…転写ローラ、18…定着器、19…トナーボックス、20…クリーナー、61…クリーナーオーガー、63…オーガー排出口、64…現像器本体、65…リクレームトナー供給口、66…新トナー供給口、67,68…撹拌部材、69…現像ロール、70…搬送領域、70a…傾斜部分、70b…垂直部分、70c…連結部、71…壁面部、72…羽根部材、72a…基部、72b…ピン挿入用穴、72c…羽根形状部、72d…押込部、72e…三角形状部、72f…トナー収容空間、72g…パドル部、72h…小突起部、73…ピン

Claims (3)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体で形成された静電潜像を現像剤で現像する現像器と、
    前記現像器により静電潜像を現像した後に前記像担持体に残存した現像剤を除去して回収するクリーナーと、
    前記クリーナーで回収された現像剤の搬送方向を変える曲がり部を途中に有し、当該現像剤を前記現像器に搬送するための搬送路と、
    前記搬送路内にて、直線的な往復運動ではなく往復運動する方向に対して直交する方向にも移動量をもつ近似往復運動を行い、前記クリーナーで回収された現像剤を前記搬送路内で強制的に前記現像器に向けて搬送する搬送手段とを含み、
    前記搬送路は、前記クリーナーで回収された現像剤を当該クリーナーから受ける傾斜部分であって下側壁面部を有する第1の部分と、前記曲がり部の前記現像器側に位置し当該現像剤が自然落下する第2の部分とを有し、
    前記搬送手段は、前記搬送路の前記第1の部分および前記第2の部分に伸びた長手部材であり、当該第1の部分の上端部にて回転部材の回転軸と偏心する偏心位置に回動自在に連結されることで当該回転軸の回転に伴って前記近似往復運動を行い、前記近似往復運動に際して当該搬送路の当該第2の部分に当接部が当接することで当該第1の部分の前記下側壁面部とは離間し、その後の当該回転軸の回転に伴って、当該第1の部分にて下方および現像剤を搬送する方向に移動することにより当該搬送路の当該第2の部分から当該当接部が離間し、当該当接部が離間することで当該偏心位置にて回動して自重により姿勢を変え、自重による姿勢の変化で当該第1の部分の当該下側壁面部に接触し、その後の当該回転軸の回転に伴って当該下側壁面部に沿ってスライドする
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記搬送手段は、前記搬送路に沿って延びる基部と当該基部から当該搬送路の壁面に向けて突出して前記現像剤を収容できる空間を形成する羽根形状部とを有し、当該搬送路内で搬送方向に関して近似往復運動することにより当該羽根形状部が当該搬送路の壁面に接触しながら当該現像剤を前記現像器に向けて搬送することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記基部から前記搬送路の壁面に向けて突出する前記羽根形状部が、上方向に突出する部分と下方向に突出する部分とからなることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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