JP4626989B2 - トナー補給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置の現像ユニットにトナーを供給するトナー補給装置に関し、特に、トナー補給装置内のトナー攪拌方法に関するものである。
コピー機、プリンタ、FAX等の電子写真方式を用いる画像形成装置においては、主に粉末の現像剤(以下、トナーという)が使用され、感光体ドラム等の像担持体上に形成された静電潜像をトナーによって可視化し、そのトナー像を記録媒体上に転写した後、定着処理を行うプロセスが一般的である。
図6は、現像ユニット21を用いた従来の画像形成装置(例えばプリンタ)100である。この画像形成装置100は、感光体ドラム41、帯電部42、画像書込部(レーザスキャンユニット)43、現像ユニット21、トナー補給装置44、トナー補給装置検知センサ45、転写部46、クリーニング部47、シート収容部51、搬送部52、定着部53、および排紙部54から構成されている。
感光体ドラム41は、例えばアルミドラムに感光層が積層されたものであり、帯電部42により、表面を帯電させるようになっている。そして、後述する画像書込部43からのレーザビームを受けた表面に、帯電を減衰させた静電潜像を形成する。なお、上記の感光層は、特に限定するものではないが、例えば耐久性に優れるアモルファスシリコン(a―Si)等が好ましい。
帯電部(帯電チャージャー)42は、放電(例えばコロナ放電)することで感光体ドラム41の表面を帯電させるものである。例えば帯電部42は、細いワイヤー等を有しており、これを電極として、高電圧を印加されることで放電するようになっている。画像書込部(LSU)43は、画像データに基づいて、光ビーム(例えばレーザビーム)を感光体ドラム41に照射させ、その感光体ドラム41に静電潜像を形成させるものである。なお、画像データは不図示のパーソナルコンピューター(PC)から送信されたものである。
現像ユニット21は、感光体ドラム41の静電潜像にトナーを付着させて、トナー像を形成させるものである。なお、現像ユニット21に収容されている現像剤としては、例えばトナーとキャリアとから構成される2成分現像剤やトナーのみから構成される1成分現像剤が挙げられる。
トナー補給装置44は、画像形成装置100に着脱自在に設けられており、現像ユニット21内部のトナーが不足するようになれば、その現像ユニット21にトナーを供給するとともに、トナーを貯留しておくものである。また、トナー補給装置44の詳細については後述する。トナー補給装置検知センサ45は、トナー補給装置44の装着の有無を検知する。
転写部46は、感光体ドラム41表面に形成されたトナー像を乱さずに搬送部52を搬送されてくるシートに移行させるものである。クリーニング部47は、トナー像がシートに移行(転写)された後に、感光体ドラム41の表面に残ったトナー(残留トナー)を除去するものである。例えば、感光体ドラム41の長手方向に線接触するブレード材等が挙げられる。シート収容部51は、最終的に画像(トナー像)が印刷されるシート(用紙やOHP等)を収容するとともに、搬送部52にシートを送り出すものである。
搬送部52は、シート収容部51から排紙部54までのシートの通路であり、定着部53は、シートに転写されたトナー像を安定な永久像とするものであり、例えば熱や圧力等のエネルギーを付与することにより、粉体状態のトナー像を溶融させるものである。排紙部54は、定着部53を経たシート、すなわち永久像が印刷されたシートを収容するものである。
そして、予め入力された画像データに基づいて、LSU43が感光体ドラム41上にレーザビーム(光線)を発することで、その画像データに基づく静電潜像をその感光体ドラム41表面に形成させる。その後、現像ユニット21が、静電潜像にトナーを付着させるとともに(トナー像を形成させるとともに)、転写部46が、シートにそのトナー像を転写させる。次に、定着部53が、そのトナー像の転写されたシートに熱等を加え、永久像とさせるようになっている。
図7は、トナー補給装置44の概略平面図であり、図8は、図7の矢印C方向から見た側面断面図、図9はトナー補給装置44を下方向から見た斜視図である。なお、ここでは粉体トナーを貯留、供給するトナー補給装置について説明する。図7に示すように、トナー補給装置44は、ケーシング(筐体)1、攪拌パドル2、搬送スクリュー3を含む構成である。ケーシング1は、トナーを貯留する容器であり、このケーシング1内に攪拌パドル2及び搬送スクリュー3が互いに平行に配設されている。
攪拌パドル2は、回転軸2aの周囲にアーム部2bが立設されており、先端が回転方向に湾曲可能な搬送シート4と、トナーが通過する窓部が形成された平板状の攪拌板5を、アーム部2bの先端に軸方向に互い違いの位置に2組設けた構成になっており、ケーシング1に回転可能に軸支されている。また、アーム部2bは、複数の支柱6と、支柱6の先端に回転軸2aと平行に固定された先端軸7とで構成されている。
攪拌パドル2が図7の矢印B方向に回転することにより、ケーシング1に貯留されているトナーが攪拌されて搬送スクリュー3に導かれる。搬送スクリュー3は、回転軸3aを中心とし、その周囲に螺旋羽3bを設けた構成となっており、所定方向に回転することにより、図9に示すケーシング1の底面に設けられたトナー供給口8より現像ユニット21(図6参照)にトナーを供給する。
次に、トナー補給装置44内の攪拌パドル2の駆動について説明する。図10(a)は、トナー補給装置44の駆動機構を示す概略平面図であり、図10(b)は図10(a)の左側から見た側面図である。なお、説明の便宜のため、搬送スクリュー3は記載を省略している。回転軸(駆動入力軸)2aの一端には、攪拌パドル2に駆動力を入力するパドル入力ギヤ9が固定されている。10は攪拌パドル2を回転駆動するためのモータであり、モータ駆動軸(駆動出力軸)10aは、ギヤ11、12から成るギヤ列を介してパドル入力ギヤ9に連結されている。
図10(b)においてモータ駆動軸10aを矢印A方向に回転させることにより、ギヤ11、12がそれぞれ矢印方向に回転し、パドル入力ギヤ9とともに攪拌パドル2も矢印B方向に回転してケーシング1内のトナーTが攪拌される。攪拌板5は比較的硬質の材料で形成されているため、攪拌、搬送できるトナーは回転半径の有効範囲内(図8の円S内)に位置するものだけであるが、搬送シート4は弾性力の強い材料で形成され、ケーシング1の内壁に沿って摺動するように配置されている。これにより、ケーシング1内のトナー量が少なくなっても搬送スクリュー3及びトナー供給口8(図9参照)を介して現像ユニット21(図6参照)に十分な量のトナーが供給される。
近年、オフィス内の環境向上のニーズに対応するため、画像形成装置にも更なる静音化が要求されている。しかしながら、上述したようなトナー補給装置では、搬送シート4がケーシング1の内壁を摺擦するため、搬送シート4と内壁との摺擦音が発生し、装置運転中の騒音を増大させるという問題がある。この摺擦音は、ケーシング1内のトナー量が比較的多い場合にはトナーに吸収されて低減されるが、トナー量が減少するにつれてトナーに吸収されずに外部に漏れ、不快なノイズとなる。
そこで、現像ユニットへのトナー供給を円滑に行うとともに攪拌パドルによる摺擦音を低減する方法が提案されており、例えば特許文献1には、トナー補給装置の内壁に沿って摺動する搬送シートの先端に、搬送シートよりも薄い摺動性部材を設ける方法が開示されている。また、特許文献2には、トナー補給装置の天板と側壁との接続箇所に、内面を滑らかに接続する曲面を形成し、搬送シートの先端を円滑に摺動させるトナー補給装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1、2の方法では、搬送シートの摺擦音をある程度低減することはできるものの、搬送シートが弾性力により内壁に押圧された状態で摺動することに変わりはなく、ノイズの発生を完全に抑えるのに十分な方法とはいえなかった。
特許第3504909号 特許第3515049号
本発明は、上記問題点に鑑み、装置内のトナーの攪拌及び現像ユニットへのトナー供給を安定化するとともに、装置内のトナー量に係わらずトナー攪拌に伴う摺擦音の発生を低減するトナー補給装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、トナーを貯留するケーシングと、該ケーシング内に貯留されるトナーを現像ユニットへ供給する搬送スクリューと、前記ケーシング内に貯留されるトナーの攪拌及び前記搬送スクリューへの供給を行う攪拌パドルとを備え、前記攪拌パドルが、回転軸と、該回転軸上に立設される複数の支柱の先端に前記回転軸と平行な先端軸が固定されたアーム部と、前記先端軸に連結される攪拌部材とから構成されるトナー補給装置において、前記攪拌部材は、トナーよりも比重が大きい棒状のトナー攪拌部と、該トナー攪拌部を前記先端軸に対し平行に且つ回動自在に連結する連結部とから成る分銅状に形成されており、前記トナー攪拌部の長さは前記支柱の間隔よりも短く、前記攪拌部材の回動半径は前記回転軸と前記先端軸との間隔よりも短いことを特徴としている。
また本発明は、上記構成のトナー補給装置において、前記連結部の長さは、前記攪拌パドルが回転したとき前記トナー攪拌部が前記ケーシングの底面に当接する長さに設定され、前記支柱の長さは、前記攪拌パドルが回転したとき前記回転軸に平行な前記ケーシングの内側面のうち近い方に前記先端軸が当接する長さに設定されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成のトナー補給装置において、前記ケーシングの底面は、前記トナー攪拌部の軌跡と略同じ曲率の湾曲面であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成のトナー補給装置において、前記トナー攪拌部の長さは、前記搬送スクリューの螺旋羽の間隔よりも長いことを特徴としている。
また本発明は、上記構成のトナー補給装置において、前記トナー攪拌部は、先端部が前記攪拌パドルの回動方向に湾曲したフック状に形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成のトナー補給装置において、前記連結部は、合成皮革で形成されることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、攪拌部材を、トナーよりも比重が大きい棒状のトナー攪拌部と、該攪拌棒をアーム部の先端軸に対し平行に回動自在に連結する連結部とから成る分銅状に形成することにより、攪拌部材を搬送シートとしたときのようにケーシング内壁との間で摺擦音が発生せず、且つトナーの攪拌及び搬送も効率良く行うことができる。また、トナー攪拌部の長さを支柱の間隔よりも短くし、攪拌部材の回動半径を回転軸と先端軸との間隔よりも短くすることにより、アーム部が回転する際、トナー攪拌部が支柱の間をすり抜けて元の状態に戻るため、トナー攪拌部と支柱或いは回転軸との衝突を避け、ノイズの発生を効果的に防止することができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成のトナー補給装置において、連結部の長さを、攪拌パドルが回転したときトナー攪拌部がケーシングの底面に当接する長さとし、支柱の長さを、攪拌パドルが回転したとき攪拌パドルに平行なケーシングの内側面のうち近い方に先端軸が届く長さとすることにより、分銅状の攪拌部材を用いてケーシングの底部及び内側面付近のトナーを効率良く攪拌することができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成のトナー補給装置において、ケーシングの底面を、トナー攪拌部の軌跡と略同じ曲率の湾曲面とすることにより、トナー攪拌部は攪拌パドルの回動に伴い、ケーシングの内面に沿って滑らかに移動するため、ノイズの発生を一層抑制するとともに、トナーの攪拌、搬送効率も向上する。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1乃至第3のいずれかの構成のトナー補給装置において、トナー攪拌部の長さを、搬送スクリューの螺旋羽の間隔よりも長くすることにより、攪拌パドルの回動時にトナー攪拌部が搬送スクリューの螺旋羽の間に入り込んでケーシングと搬送スクリューとの間に挟み込まれてしまい、攪拌パドルや搬送スクリューが破損することを防止する。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成のトナー補給装置において、トナー攪拌部の先端部を攪拌パドルの回動方向に湾曲したフック状に形成することにより、ケーシングの底部のトナーを一層効率良く攪拌、搬送可能となる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第1乃至第5のいずれかの構成のトナー補給装置において、連結部を摺動性、耐摩耗性に優れた合成皮革で形成することにより、攪拌部材によるトナーの攪拌、搬送を一層円滑に行うとともに、攪拌部材の長寿命化にも貢献する。
以下に、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態のトナー補給装置を示す側面断面図である。従来例の図8と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。図1において、アーム部2bの先端軸7には、図の紙面方向に延在する棒状のトナー攪拌部13と、トナー攪拌部13を先端軸7に連結する連結部14から構成される分銅状の攪拌部材15が連結されている。
図2は、第1実施形態のトナー補給装置に用いられる攪拌パドルの斜視図である。図2に示すように、連結部14はシート状に形成されており、その一端にはトナー攪拌部13が内包固定され、他端には先端軸7を内包するとともに、接着部16において連結部14同士を接着してループ部14aを形成している。従って、ループ部14aは先端軸7の周囲を摺動可能となり、トナー攪拌部13は連結部14を介して先端軸7に対し平行に且つ回動自在に連結される。
本実施形態においては、搬送シート4(図8参照)に代えて分銅状の攪拌部材15を先端軸7に装着したことを特徴としている。この構成とすれば、ケーシング1の内壁面を摺擦しながらトナーの攪拌及び搬送を行う搬送シート4のように不快な摺擦音が発生しない。また、アーム部2bの回転半径の有効範囲を超えてケーシング1の底部に貯留されるトナーも効果的に攪拌できるため、トナーを有効に活用することができる。
また、連結部14の長さは、アーム部2bが垂直下向きになった状態でトナー攪拌部13がケーシング1の底面に接する長さに設定することが好ましい。連結部14がこの長さよりも短い場合、ケーシング1の底部付近のトナーを十分に攪拌できず、連結部14がこの長さよりも長い場合、トナー攪拌部13がケーシング1に衝突してノイズ発生の原因となる。
連結部14の材質としては特に制限はなく、合成樹脂や金属等の種々の材質を用いることができるが、攪拌パドル2の回動に伴うノイズの発生をできるだけ抑えるため、軟らかく弾力性がある材質とすることが好ましく、摺動性、耐摩耗性にも優れた合成皮革とすることが特に好ましい。
また、トナー攪拌部13の長さLは、2本の支柱6間の間隔よりも短く、攪拌部材15の回動半径R(先端軸7からトナー攪拌部13までの距離)は、回転軸2aと先端軸7との間隔よりも短くなるように設定されている。これにより、トナー攪拌部13は支柱6や回転軸2aに衝突することなく回転軸2aの周囲を回動することができ、攪拌パドル2が回転しても攪拌部材15は支柱6の間をすり抜けるため、トナーを円滑に攪拌することができる。
トナー攪拌部13は、ケーシング1(図1参照)内に貯留されるトナーよりも比重の大きい材質で形成される。トナーの比重は、非磁性トナーの場合1.1〜1.4、磁性トナーの場合1.7程度であるため、これよりも比重の大きい材質、例えばアルミニウム、鉄、銅、鉛等の金属であれば、トナー攪拌部13がトナー内に沈み込んで攪拌可能となるが、中でも比重7.9の鉄、8.9の銅、11.4の鉛のような比重の大きい金属を用いることにより、攪拌パドル2の回転に伴いトナー攪拌部13がトナー内に深く沈み込み、ケーシング1の底部付近のトナーも十分に攪拌することができるためより好ましい。
なお、本実施形態では、シート状の連結部14を用いたが、例えば図3に示すように紐状の連結部14を用いてトナー攪拌部13の両端を先端軸7に連結させても良い。この場合、シート状の連結部14を用いた場合に比べて、連結部14がトナーから受ける攪拌抵抗が小さくなる。
また、ここではアーム部2bを構成する支柱6を、回転軸2aの両端に2本設けているが、攪拌パドル2の長さに応じて3本以上としても良い。その場合、各支柱6の間に複数の攪拌部材15を連結させ、トナー攪拌部13をそれぞれ支柱6の間隔よりも短くしておけば良い。なお、トナー攪拌部13の長さが搬送スクリュー3の螺旋羽3b(図7参照)の間隔よりも短くなると、攪拌パドル2の回動時にトナー攪拌部13が螺旋羽3bの間隔に入り込んでケーシング1と搬送スクリュー3との間に挟み込まれてしまい、その状態で攪拌パドル2が回動を続けると、攪拌パドル2或いは搬送スクリュー3が破損するおそれがある。そのため、トナー攪拌部13の長さは螺旋羽3bの間隔よりも長くしておくことが好ましい。
第1実施形態のトナー補給装置において、攪拌パドル2の回動によりトナーが攪拌、搬送される様子を図4を用いて説明する。図1の状態から攪拌パドル2が反時計回り(矢印D方向)に回動することにより、攪拌部材15のトナー攪拌部13もケーシング1の内側面1aに沿って下降し、底面付近のトナーを押しながら矢印D方向に移動する。図4(a)は、攪拌パドル2が約90°回動した状態を示しており、アーム部2bは略垂直下向きに位置している。連結部14の長さは、図4(a)の状態でトナー攪拌部13が底面1bに接するように設定されている。
図4(a)の状態から、さらに攪拌パドル2が矢印D方向に回動すると、トナー攪拌部13はケーシング1の底面1bの湾曲に沿って上昇し、トナー攪拌部13により底面1bに沿って矢印D方向に押されてきたトナーは、搬送スクリュー3上に搬送され、さらに底面1bに設けられたトナー供給口8(図9参照)より現像ユニット21(図6参照)に供給される。攪拌パドル2が図4(a)から約90°回動した状態を図4(b)に示す。
図4(b)の状態から、さらに攪拌パドル2が矢印D方向に90°回動すると、アーム部2bは徐々に上向きに立ち上がり、トナー攪拌部13も底面1bから離れて搬送スクリュー3近傍を上昇する。図4(b)から約90°回動した状態を図4(c)に示す。このとき、アーム部2bは略垂直上向きに位置している。そして、図4(c)の状態からさらに矢印D方向に回動すると、攪拌部材15は2本の支柱6の間をすり抜けて図中左側に移動し、再び図1の状態に戻る。
図4から明らかなように、トナー攪拌部13の軌跡は、アーム部2bと同じ半径の円となる。そのため、本実施形態のように、ケーシング1の底面1bを湾曲面とすることにより、トナー攪拌部13がケーシング1の内壁面に沿って滑らかに移動し、ノイズの発生を抑えつつトナーを効率良く攪拌可能となる。さらに、底面1bの曲率をトナー攪拌部13の軌跡と略同じ曲率とすれば、トナー攪拌部13の移動が一層円滑となるためより好ましい。
図5は、本発明の第2実施形態のトナー補給装置を示す側面断面図である。図1と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態においては、平板状のトナー攪拌部13の先端を、攪拌パドル2の回転方向にフック状に湾曲させている。他の部分の構成は第1実施形態と同様である。
本実施形態の構成とすることにより、ケーシング1の底面付近のトナーもトナー攪拌部13により残さず掻き上げて搬送スクリュー3上に効率よく搬送することができ、ケーシング1内に残存するトナー量も低減されるため、トナーを一層有効に利用可能となる。攪拌部材15を構成するトナー攪拌部13及び連結部14の材質や長さ、及び攪拌パドル2の回動に伴い攪拌部材15が回動する様子については、第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば上記各実施形態では、連結部14の一端に形成されたループ部14aで先端軸7を内包することにより、トナー攪拌部13を先端軸7に回動自在に連結させているが、連結部14の一端を先端軸7に固定しておき、支柱6で先端軸7を回転自在に支持するような構成としても良い。
また、ここではアーム部2bに分銅状の攪拌部材15のみが連結された攪拌パドル2について説明したが、他の攪拌部材、例えば図7に示したような、トナーが通過する窓部が形成された平板状の攪拌板5を、分銅状の攪拌部材15と共にアーム部2bに装着することにより、不快なノイズを発生させることなく、トナーの攪拌及び搬送をより一層効果的に行うことができる。
本発明は、トナーを貯留するケーシングと、該ケーシング内に貯留されるトナーを現像ユニットへ供給する搬送スクリューと、ケーシング内に貯留されるトナーの攪拌及び搬送スクリューへの供給を行う攪拌パドルとを備え、攪拌パドルが、回転軸と、該回転軸上に立設される複数の支柱の先端に回転軸と平行な先端軸が固定されたアーム部と、先端軸に連結される攪拌部材とから構成されるトナー補給装置において、攪拌部材は、トナーよりも比重が大きい棒状のトナー攪拌部と、該トナー攪拌部を先端軸に対し平行に且つ回動自在に連結する連結部とから成る分銅状に形成されており、トナー攪拌部の長さは支柱の間隔よりも短く、攪拌部材の回動半径は回転軸と先端軸との間隔よりも短いこととする。
これにより、攪拌パドルの回動時に摺擦音等のノイズが発生せず、且つトナーの攪拌及び搬送も効率良く行うことができる簡易な構成のトナー補給装置を低コストで提供する。また、トナー攪拌部の長さを支柱の間隔よりも短くし、攪拌部材の回動半径を回転軸と先端軸との間隔よりも短くしたので、トナー攪拌部は支柱の間をすり抜けて元の状態に戻り、トナー攪拌部と支柱、或いはトナー攪拌部と回転軸との衝突を効果的に防止してトナーの攪拌及び搬送を円滑にする。
また、連結部の長さを、攪拌パドルが回転したときトナー攪拌部がケーシングの底面に当接する長さにし、支柱の長さを、攪拌パドルの回転時にケーシングの内側面に先端軸が当接する長さに設定したので、ノイズの発生や攪拌不足を防ぎ、分銅状の攪拌部材及び先端軸を用いてケーシングの底部や内壁面付近のトナーまで効率良く攪拌するトナー補給装置となる。
さらに、ケーシングの底面を、トナー攪拌部の軌跡と略同じ曲率の湾曲面としておけば、トナー攪拌部はケーシング内面に沿って滑らかに移動することができ、ノイズの発生を一層抑制するとともに、トナーの攪拌、搬送効率も向上する。
また、トナー攪拌部の長さを、搬送スクリューの螺旋羽の間隔よりも長くしたので、攪拌パドルの回動時にトナー攪拌部が搬送スクリューの螺旋羽の間へ入り込んでケーシングと搬送スクリューとの間に挟み込まれるおそれのないトナー補給装置となる。
また、トナー攪拌部の先端部を攪拌パドルの回動方向に湾曲させてフック状に形成しておけば、ケーシングの底面付近のトナーも残さず掻き上げて効率よく攪拌、搬送することができ、ケーシング内に残存するトナー量も低減されるため、トナーを一層有効に利用可能なトナー補給装置となる。
また、連結部を摺動性、耐摩耗性に優れた合成皮革で形成したので、攪拌部材によるトナーの攪拌、搬送を一層円滑に行うとともに、攪拌部材の長寿命化及びトナー補給装置の低ランニングコスト化にも貢献する。
は、本発明の第1実施形態のトナー補給装置を示す側面断面図である。 は、第1実施形態のトナー補給装置に用いられる攪拌パドルの構成を示す斜視図である。 は、攪拌パドルの他の例を示す斜視図である。 は、第1実施形態のトナー補給装置の攪拌パドルが回動する状態を示す側面断面図である。 は、本発明の第2実施形態のトナー補給装置を示す側面断面図である。 は、従来の画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 は、従来のトナー補給装置の平面図である。 は、従来のトナー補給装置の側面断面図である。 は、従来のトナー補給装置を下方から見た斜視図である。 は、従来のトナー補給装置の駆動機構を示す平面図及び側面図である。
符号の説明
1 ケーシング
1a 内側面
1b 底面
2 攪拌パドル
2a 回転軸
2b アーム部
3 搬送スクリュー
3a 回転軸
3b 螺旋羽
4 搬送シート
5 攪拌板
6 支柱
7 先端軸
13 トナー攪拌部
14 連結部
15 攪拌部材
44 トナー補給装置
100 画像形成装置

Claims (6)

  1. トナーを貯留するケーシングと、
    該ケーシング内に貯留されるトナーを現像ユニットへ供給する搬送スクリューと、
    前記ケーシング内に貯留されるトナーの攪拌及び前記搬送スクリューへの供給を行う攪拌パドルと、を備え、
    前記攪拌パドルが、回転軸と、該回転軸上に立設される複数の支柱の先端に前記回転軸と平行な先端軸が固定されたアーム部と、前記先端軸に連結される攪拌部材とから構成されるトナー補給装置において、
    前記攪拌部材は、トナーよりも比重が大きい棒状のトナー攪拌部と、該トナー攪拌部を前記先端軸に対し平行に且つ回動自在に連結する連結部とから成る分銅状に形成されており、前記トナー攪拌部の長さは前記支柱の間隔よりも短く、前記攪拌部材の回動半径は前記回転軸と前記先端軸との間隔よりも短いことを特徴とするトナー補給装置。
  2. 前記連結部の長さは、前記攪拌パドルが回転したとき前記トナー攪拌部が前記ケーシングの底面に当接する長さに設定され、前記支柱の長さは、前記攪拌パドルが回転したとき前記回転軸に平行な前記ケーシングの内側面のうち近い方に前記先端軸が当接する長さに設定されることを特徴とする請求項1に記載のトナー補給装置。
  3. 前記ケーシングの底面は、前記トナー攪拌部の軌跡と略同じ曲率の湾曲面であることを特徴とする請求項2に記載のトナー補給装置。
  4. 前記トナー攪拌部の長さは、前記搬送スクリューの螺旋羽の間隔よりも長いことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のトナー補給装置。
  5. 前記トナー攪拌部は、先端部が前記攪拌パドルの回動方向に湾曲したフック状に形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のトナー補給装置。
  6. 前記連結部は、合成皮革で形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のトナー補給装置。
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