JP2007101949A - 画像形成装置及びこれに用いられる現像剤戻し機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 クリーナ3と現像器2との間に現像剤戻し機構4を備えた態様において、現像剤戻し機構4には、横方向搬送路5a及び縦方向搬送路5bが含まれる戻し搬送路5と、横方向搬送路5aに沿って往復移動可能な横方向搬送部材7a及びこの横方向搬送部材7aに連動して縦方向搬送路5bに沿って移動可能な縦方向搬送部材7bを有し、これらの搬送部材7にて現像剤が強制的に移動させられる強制搬送機構6とを備え、強制搬送機構6が、各搬送部材7が対応する搬送路5の現像剤搬送面5cに対して接離する状態を持ち、少なくとも現像剤搬送面5cに対して横方向搬送部材7aが接触する条件では現像剤搬送面5cに対して縦方向搬送部材7bを少なくとも一時非接触配置する。
【選択図】 図1
Description
この特許文献1における電子写真装置は、クリーニング装置(クリーナ)に残トナー用排出口を設け、クリーニング装置の残トナー用排出口よりも低い位置となるように現像装置(現像器)に残トナー回収口を設け、クリーニング装置の残トナー排出口と現像装置の残トナー回収口との間に搬送経路(搬送路)を設けており、残トナーをクリーニング装置から搬送経路内で自然落下させて現像装置に戻している。
また、自然落下方式では、クリーニング装置と現像装置との位置関係に制約を設けなければならないため、レイアウトの自由度がなく、また、現像装置の不適切な位置に回収トナーを戻すと、例えば現像装置内において回収トナーの撹拌不良や帯電不十分のために、帯電不良による地汚れ(用紙等の記録材にトナーがかぶったり汚れたりする現象)等の画質欠陥が生じ易い。
更に、回収トナーが現像装置に戻される量にばらつきがあり、比較的少量の回収トナーが現像装置に戻されたり大量の回収トナーが戻されたりする場合があり得る。少量のときには問題が生じないが、例えば記録材のジャム時など一度に大量の回収トナーが現像装置に戻されると、現像装置内において回収トナーの撹拌不良や帯電不十分のために、帯電不良による地汚れ等の画質欠陥が生じ易い。
尚、図1(b)は(a)のうち現像剤戻し機構4の概要を示す説明図である。
ここで、現像器2としては二成分現像方式のみならず一成分現像方式をも含む。また、現像器2とクリーナ3とのレイアウトは任意であるが、本願の適用し易さからすれば、現像器2に対しクリーナ3を上方に配置するのが好ましく、この場合、自然落下による現像剤の戻し動作を効果的に使用することができる。更に、像担持体1、現像器2、クリーナ3及び現像剤戻し機構4が一体化されたプロセスカートリッジであってもよい。
そして、横方向搬送路5aは横方向に延びる成分を備えたものであれば全て含むが、斜め下方に向けて配置することが好ましい。このように斜め下方に延びる傾斜部を設ければ、現像剤が傾斜部に沿って縦方向搬送路5b側へ移動し易く、現像剤の搬送効率が上昇する。
一方、縦方向搬送路5bは略鉛直方向に延びる態様であるから、縦方向搬送路5bでは原則的には自然落下による戻し動作が可能である。
このとき、横方向搬送部材7a往動時の移動軌跡としては、搬送効率の点から直線軌跡を含むことが好ましいが、直線軌跡を含まずに楕円状軌跡でもよい。
更に、各搬送部材7(7a,7b)は対応する戻し搬送路5(5a,5b)の現像剤搬送面5cに対して接触すると共に、離間(非接触)することが必要である。これは、常時接触又は非接触であると、現像剤がせき止められたり、現像剤の堆積現象が起こり、現像剤の搬送性が損なわれることを考慮したものである。
ここで、‘現像剤搬送面5c’は横方向搬送路5a又は縦方向搬送路5bで現像剤が搬送される面を指し、戻し搬送路5の内壁面は勿論であるが、内壁面上に現像剤が固着堆積した面をも含む。つまり、各搬送部材7(7a,7b)は戻し搬送路5の内壁面に直接接触する態様が好ましいが、必ずしも接触しない態様をも対象とする。
更に、搬送部材7の代表的態様としては、横方向搬送部材7aは横方向搬送路5aの現像剤搬送面5cに対向した部位に定量搬送可能に区画された区画部8bを備えている。この態様によれば、区画部8bにて区画された領域により現像剤が定量搬送される。
また、搬送部材7が突出部8a又は区画部8bを有している態様において、クリーナ3と戻し搬送路5との連通口近傍に位置する突出部8a又は区画部8bについては背抜き構造にすることが好ましい。このような背抜き構造を採用することで、大量の現像剤が連通口から排出されたとしても、突出部8a、区画部8b間に現像剤が詰まる事態を回避することができる。
また、各搬送部材7は別々に設けられていてもよいが、製造性を考慮すると、例えば樹脂成型品として、横方向搬送部材7aと縦方向搬送部材7bとを一体的に形成することが好ましい。
つまり、横方向搬送部材7a往動時には横方向搬送路5aの現像剤搬送面5cに沿って接触移動すればよく、これにより、現像剤搬送面5c上の現像剤を強制的に移動させることが可能である。一方、横方向搬送部材7a復動時には往動時の移動軌跡に対し横方向搬送路5aの現像剤搬送面5cから離間した側に位置する移動軌跡にて横方向搬送部材7aを移動させるものであればよく、これにより、横方向搬送路5aの現像剤搬送面5c上の現像剤に対し接触、非接触は問わない。但し、非接触移動すれば、現像剤の逆流を有効に回避することが可能である。
ここで、駆動入力部8cへの代表的な駆動入力態様としては、駆動入力部8cに回転軌跡状の駆動力を入力するものがある。この場合、回転軌跡状の駆動力がクランク軸や偏心軸などで簡単に形成可能であるため、最も利用し易い点で好ましい。そして、駆動効率という点からすれば、クリーナ3の現像剤排出オーガー等の回転力を利用することが好ましい。
更に、駆動入力部8cとしては、駆動入力部8cに回転軌跡状の駆動力を鉛直方向に扁平な楕円軌跡に変換するようにしてもよい。この種の駆動変換は例えば上下方向に延びる長孔付リンク部材などを用いれば可能であり、これにより、駆動入力部8cの上下位置変動幅を小さく抑え、搬送部材7による現像剤の搬送動作を効率的に行うことができる。
更に、強制搬送機構6の好ましい態様としては、縦方向搬送路5bの現像剤搬送面5cの一部に沿って縦方向搬送部材7bを直線運動させるものが挙げられる。この場合、縦方向搬送路5bの現像剤搬送面5cに付着する現像剤を掻き取ることが可能である。
例えば横方向搬送部材7aの往復動作の途中にて縦方向搬送部材7bに振り子動作が与えられる挙動規制部9を有し、縦方向搬送路5bの現像剤搬送面5cに振り子動作状態の縦方向搬送部材7bを衝合させるものが挙げられる。この‘挙動規制部9’としては、例えば横方向搬送部材7aの下流側に横方向搬送路5aの現像剤搬送面5cに対向する突出部8aを設け、横方向搬送部材7a往動時に現像剤搬送面5cと突出部8aとの接触状態を解除するようにすればよい。
更に、別の態様としては、横方向搬送部材7aが現像剤搬送方向下流側に向かう往動時に、縦方向搬送部材7bが縦方向搬送路5bの現像剤搬送面5cから離間する方向に移動させられる挙動規制部9を有するものが挙げられる。この‘挙動規制部9’としては、例えば横方向搬送部材7aに横方向搬送路5aの現像剤搬送面5cに対向する複数の突出部8aを設け、横方向搬送部材7aの下流側に向かって突出部8aの長さを徐々に長く設定すればよい。
また、別の態様としては、横方向搬送部材7aが現像剤搬送方向上流側に向かう復動時の少なくとも一時期にて各搬送部材7が対応する戻し搬送路5の現像剤搬送面5cと非接触配置させられる挙動規制部9を有するものが挙げられる。この‘挙動規制部9’としては、各搬送部材7がいずれも対応する戻し搬送路5の現像剤搬送面5cと非接触配置される構造であれば適宜選定して差し支えない。このように、両搬送部材7が対応する戻し搬送路5の現像剤搬送面5cに対して非接触配置されると、搬送部材7と現像剤搬送面5cとの間に間隙を確保することができ、現像剤の逆流を有効に防止することが可能である。
この種の挙動規制部9の代表的態様としては、横方向搬送部材7a及び横方向搬送路5aの内壁面の一方に案内壁部を設けると共に他方には案内壁部に係合する案内係合部を設けるものが挙げられる。
また、この種の挙動規制部9はクリーナ3と戻し搬送路5との連通口の上方に配設されていることが好ましい。この種の挙動規制部9の設置箇所がクリーナ3から排出される現像剤の連通口の上方であるから、現像剤をこすり合わせて塊ができることを有効に防止することができる。
また、本発明によれば、各搬送部材の接離動作を工夫することにより、横方向搬送路、縦方向搬送路での現像剤の搬送性を確保することができる。このため、戻り搬送路内での現像剤の詰まりを回避することができるほか、現像剤の戻し量を定量的に調整する(現像剤のレベリング効果)ことが可能である。このため、現像剤の戻し搬送効率を高めることができると共に、現像器に一度に多量の現像剤が戻ると、地汚れなどの画質欠陥が生ずる懸念があるが、これを確実に回避することができる。
更に、本発明に係る現像剤戻し機構によれば、小型で且つ信頼性の高いリクレーム型の画像形成装置を簡単に構築することができる。
図2は、本実施の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。ここでは、装置内部をフロント側(手前側)から眺めた状態を示している。同図に示す画像形成装置は、電子写真方式を用いて画像を形成する画像形成装置本体10と、原稿を読み取る原稿読取り装置11と、原稿読取り装置11の読取り位置まで原稿を搬送する自動原稿送り装置12とを備えている。画像形成装置本体10では、原稿読取り装置11から出力される画像データや、図示しないPC等から出力される画像データを用いて、画像形成ユニット13によりトナー像を形成し、このトナー像を用紙(記録材)に転写した後に定着して、プリント画像を出力している。
ここで、画像形成装置本体10における画像形成プロセスについて説明する。
画像形成ユニット13の感光体ドラム14では、図示しない帯電器によって表面が帯電された後、入力される画像データに基づいてROS15により露光され、静電潜像が形成される。一方、現像器16では、トナーボックス19からトナーが供給され、現像器16内部で現像剤が撹拌される。感光体ドラム14上に形成される静電潜像は、現像器16の例えば現像ロールを介して現像され、感光体ドラム14上にトナー像が形成される。形成されたトナー像は、転写ローラ17が感光体ドラム14に当接する転写部にて用紙に転写され、定着器18にて加熱定着されて出力される。一方、転写後に感光体ドラム14上に残るトナー(残留トナー)は、クリーナ20により感光体ドラム14上から剥ぎ取られて回収される。
同図において、クリーナ20は、現像後の段階で感光体ドラム14に当接して残存トナーを除去するための図示しないブレードと、このブレードで除去したトナーをイン側(図3の右手前側)に収集するように回転するクリーナオーガー61と、クリーナオーガー61の一端部に設けられてクリーナオーガー61を回転させるための駆動系の一部を構成する円形状の駆動部品62と、クリーナオーガー61の下流端に設けられたオーガー排出口(図示せず)とを有する。なお、オーガー排出口は、クリーナオーガー61の回転軸回りにリング形状に形成されており、また、感光体ドラム14の現像領域よりも軸方向外側に位置している。
このトナー戻し機構70は、クリーナ20のオーガー排出口と現像器16のリクレームトナー供給口65との間をダクト部材71にて連通接続し、このダクト部材71内にクリーナ20で回収したトナーを現像器16へ搬送するための戻し搬送路(リクレームトナー搬送路)72を形成し、戻し搬送路72内に強制搬送機構80(図5,図6参照)を配設したものである。
ここで、戻し搬送路72について詳述すると、戻し搬送路72は、図3乃至図5に示すように、クリーナ20のオーガー排出口の位置から斜め下方に向けて例えばトナー安息角以下で傾斜している横方向搬送路72aと、現像器16のリクレームトナー供給口65から略鉛直方向(縦方向)に延びる縦方向搬送路72bとを滑らかな屈曲部72cを介して連通させたもので、横方向搬送路72aの下面及び当該下面に連なる縦方向搬送路72bの一側面をトナー搬送面72dとしたものである。
ここで、搬送部材81(横方向搬送部材81a,縦方向搬送部材81b)の形状について説明すると、以下の通りである。
特に、本実施の形態では、羽根部材85の先端部は鋭利な突起851として構成されており、これにより、横方向搬送部材81aの重量でトナー搬送面72dに滞留するトナーに突き刺さり、トナーの掻き取り効果を向上させることができる。
また、横方向搬送部材81aについては、係止リング83の周囲にも放射状に延びる複数の補助羽根部材87が適宜間隔に配列されている。そしてまた、羽根部材85の全部若しくは一部(本例では851〜853)は板状基材82の上側にも突出しており、板状基材82に直交配置された案内リブ88と交差結合されている。尚、トナー搬送方向上流側に位置する羽根部材85(本例では851)の背面側は切欠89にて背抜きされている。
(1) 横方向搬送部材81aの羽根部材85:
図5に示すように、羽根部材85(851〜853)の突出寸法をh1〜h3とした場合、羽根部材85(851〜853)のうちトナー搬送方向下流側に位置するものの突出寸法が上流側のものに比べて長くなるように設定されている。つまり、h1<h2<h3になっている。
(2) 縦方向搬送部材81bの羽根部材92:
図5に示すように、羽根部材92(921〜925)の突出寸法をh4、最下端に位置する羽根部材92(926)の突出寸法をh5とする場合、h5<h4の関係を満たすように設定されている。
この案内機構100は、横方向搬送路72aのトナー搬送方向上流側に位置する上面にて断面円弧状に突出する案内凸部101(案内壁部に相当)を有し、これを横方向搬送部材81aの案内リブ88(案内係合部に相当)に当接させ、横方向搬送部材81aの復動時における横方向搬送部材81aの姿勢に変化を与えるようにしたものである。
更に、この案内機構100は、横方向搬送部材81aの案内リブ88のトナー搬送方向上流側に前記案内凸部101が嵌合する案内凹部102を設け、両者が嵌合した状態で戻し搬送路72のトナー搬送面72dに対し横方向搬送部材81a、縦方向搬送部材81bを離間配置するようにしたものである。
更にまた、本実施の形態において、案内機構100である案内凸部101はクリーナ20のオーガー排出口の上方に配置されており、この案内凸部101がオーガー排出口からのトナーの排出動作に支障をきたさないように配慮されている。
今、駆動部品62が回転し、その偏心ピン63が図4に示す位置にあると仮定する。
このとき、案内機構100の案内凸部101が横方向搬送部材81aの案内凹部102に嵌合した状態にあるため、横方向搬送部材81a及び縦方向搬送部材81bは対応する搬送路72a,72bのトナー搬送面72dからいずれも離間配置されている。
このとき、クリーナ20のオーガー排出口から多量のトナーが排出されたとしても、トナーの排出動作に案内機構100が障害になることはないばかりか、横方向搬送部材81a上に多量のトナーが排出されたとしても、切欠89状に背抜きされているため、横方向搬送部材81aと横方向搬送路72aとの間でトナーが詰まるという事態は有効に回避されている。
この後、駆動部品62が回転し、その偏心ピン63が図7に示す位置に移動したとすると、この偏心ピン63の動きに伴って横方向搬送部材81aの係止リング83位置が下降するため、これに伴って、横方向搬送部材81aが下方に移動する
この後、偏心ピン63が更に回転して図8に示す位置に至ると、横方向搬送部材81aの下方移動に連動して縦方向搬送部材81bが下方に移動し、これに伴って、縦方向搬送部材81bの羽根部材92がトナー搬送面72dに沿って下方に直線移動する。このため、縦方向搬送路72bのトナー搬送面72dにトナーが付着していたとしても、縦方向搬送部材81bにより効果的に掻き取られる。
また、図7及び図8に示すように、偏心ピン63の回転移動に伴って、横方向搬送部材81aの補助羽根部材87が横方向搬送路72aの上流側内壁面に沿って接触移動するため、横方向搬送路72aの上流側内壁面に付着していたトナーは有効に掻き落とされる。
特に、本実施の形態では、クリーナ20で回収したトナーを現像器16に横方向搬送部材81aのバケット86の容積ごとに順に搬送されるので、現像器16への供給量のばらつきを少なくすることができる。すなわち、現像器16へのトナー供給量をほぼ一定にすることができ、一度に多数のトナーが現像器16に供給されることを防止できる。このため、現像器16内におけるトナー撹拌不良によるかぶりや汚れ等を防止することができる。
更に、この状態において、図5に示すように、縦方向搬送部材81bの最下端に位置する羽根部材926の突出寸法h5は他の羽根部材92(921〜925)の突出寸法h4より短く設定されていることから、縦方向搬送部材81bの下端部が縦方向搬送路72bの下端開口より下方に突出していたとしても、当該縦方向搬送部材81bの下端部付近(例えば羽根部材926も含む)は縦方向搬送路72bの下端開口の直下領域内に配置されることになる。このため、縦方向搬送部材81bが上昇し、縦方向搬送部材81bの下端部が縦方向搬送路72b内に上昇したとしても、羽根部材926が縦方向搬送路72bの下端開口縁(具体的にはダクト部材71の下端開口縁)に引っかかる虞れはない。
しかる後、偏心ピン63が更に回転し、再び図4に示す位置まで到達すると、案内機構100の案内凸部101が横方向搬送部材81aの案内凹部102に嵌合し、搬送部材81の姿勢が所定の基準姿勢(本例では各搬送部材81a,81bの羽根部材85,92が各搬送路72a,72bのトナー搬送面72dから離間した姿勢)に調整される。
以後図4、図7〜図13に示す動作過程が繰り返される。
また、縦方向搬送部材81bも縦方向搬送路72bのトナー搬送面72dに対して接離動作可能であり、トナー搬送面72d接触時には直線的に移動すると共に、横方向搬送部材81aによるトナーの搬送動作が行われている間にはトナー搬送面72dから離間するようにしているため、トナー搬送面72dに付着したトナーは有効に掻き落とされ、しかも、横方向搬送路72aから縦方向搬送路72bへのトナーの自然落下を妨げることもない。よって、縦方向搬送路72b内でのトナーの搬送性も良好に保たれる。
このように、本実施の形態にあっては、横方向搬送路72a及び縦方向搬送路72bでのトナー搬送性はいずれも良好に保たれる。
本実施の形態では、戻し搬送路72の横方向搬送路72aを斜め下方にトナー安息角以下に傾斜させているが、これに限られず、横方向搬送路72aを、例えば水平方向に延びる部分や上方に傾斜する部分等に置き換えることができる。また、本実施の形態では、戻し搬送路72の上流側で強制的搬送をし、下流側で自然落下による搬送をしているが、上流側で自然落下による搬送をし、下流側で強制的搬送をするように構成してもよく、その他に、曲がり部を途中に有する戻し搬送路72の全区間を強制的搬送としてもよい。必要に応じて戻し搬送路72に屈曲部を複数設けてもよい。
更に、本実施の形態では、戻し搬送路72や搬送部材81等を感光体ドラム14の軸方向一端部側にのみ設けているが、クリーナオーガー61により軸方向両側にそれぞれトナーが回収される構成の場合には、各端部にそれぞれ設けることも可能である。
また、本実施の形態では、戻し搬送路72内で搬送部材81が往動時に直線運動するように構成されているが、これ以外の搬送運動、例えば扁平楕円運動等による搬送を行うように構成することもあり得る。また、搬送部材81の駆動源としてクリーナオーガー61の駆動系を利用しているが、別途駆動源を設けるようにしてもよい。
Claims (22)
- 粉体現像剤を用いて静電潜像を可視像化する画像形成装置において、
像担持体上の静電潜像を現像剤にて可視像化する現像器と、
像担持体上に残留した現像剤を除去して回収するクリーナと、
クリーナで回収された現像剤を現像器に向けて戻す現像剤戻し機構とを備え、
現像剤戻し機構は、クリーナと現像器とを連通し、少なくとも横方向に延びる横方向搬送路及びこの横方向搬送路に対し屈曲配置されて略鉛直方向に延びる縦方向搬送路が含まれる戻し搬送路と、
この戻し搬送路の横方向搬送路に沿って往復移動可能な横方向搬送部材及びこの横方向搬送部材に連動して前記縦方向搬送路に沿って移動可能な縦方向搬送部材を有し、これらの搬送部材にて現像剤が搬送方向下流側に強制的に移動させられる強制搬送機構とを具備し、
強制搬送機構は、各搬送部材が対応する搬送路の現像剤搬送面に対して接離する状態を持ち、少なくとも横方向搬送路の現像剤搬送面に対して横方向搬送部材が接触する条件では縦方向搬送路の現像剤搬送面に対して縦方向搬送部材を少なくとも一時非接触配置することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
戻し搬送路の横方向搬送路は少なくとも一部に斜め下方に傾斜する傾斜部を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
戻し搬送路の縦方向搬送路は横方向搬送路の下流側に設けられることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
強制搬送機構の少なくとも横方向搬送部材は対応する搬送路の現像搬送面側に向かって突出する突出部を備えたものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
強制移動機構の搬送部材は横方向搬送路の現像剤搬送面に対向した部位に定量搬送可能に区画された区画部を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項4又は5記載の画像形成装置において、
強制搬送機構の搬送部材は突出部又は区画部を有し、クリーナと戻し搬送路との連通口近傍に位置する突出部又は区画部については背抜き構造にしたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
強制搬送機構は、横方向搬送部材に縦方向搬送部材を一体的に形成したものを含むことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
強制搬送機構の横方向搬送部材は、現像剤搬送方向下流側へ向かう往動時には横方向搬送路の現像剤搬送面に沿って接触移動すると共に、現像剤搬送方向上流側に向かう復動時には往動時の移動軌跡と異なる移動軌跡にて前記現像剤搬送面に対して非接触移動することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
強制搬送機構は、横方向搬送部材の現像剤搬送方向上流側に駆動力が入力可能な駆動入力部を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
強制搬送機構は、少なくとも横方向搬送部材往動時に横方向搬送路の現像剤搬送面に沿って横方向搬送部材を直線運動させるものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
強制搬送機構は、縦方向搬送路の現像剤搬送面の一部に沿って縦方向搬送部材を直線運動させるものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
強制搬送機構は、横方向搬送部材の往復動作の途中にて縦方向搬送部材に振り子動作が与えられる挙動規制部を有し、縦方向搬送路の現像剤搬送面に振り子動作状態の縦方向搬送部材を衝合させることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
強制搬送機構は、横方向搬送部材が現像剤搬送方向下流側に向かう往動時に、縦方向搬送部材が縦方向搬送路の現像剤搬送面から離間する方向に移動させられる挙動規制部を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
強制搬送機構は、横方向搬送部材の往復動作の途中にて縦方向搬送部材が縦方向搬送路の現像剤搬送面に対して接触し且つ下方に移動させられる挙動規制部を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
強制搬送機構は、横方向搬送部材が現像剤搬送方向上流側に向かう復動時の少なくとも一時期にて各搬送部材が対応する搬送路の現像剤搬送面と非接触配置させられる挙動規制部を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載のうち縦方向搬送部材の下端部が縦方向搬送路の下端部より下方に突出するまで下降する態様の画像形成装置において、
強制搬送機構は、縦方向搬送部材の下端部が縦方向搬送路の下端部より下方に突出した条件下では縦方向搬送部材の下端部が縦方向搬送路の直下領域内に配置させられる挙動規制部を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
強制搬送機構は、横方向搬送部材と横方向搬送路の内壁面との間に設けられて横方向搬送部材及び縦方向搬送部材の挙動が規制される挙動規制部を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項17記載の画像形成装置において、
強制搬送機構の挙動規制部は、横方向搬送部材及び横方向搬送路の内壁面の一方に案内壁部を設けると共に他方には案内壁部に係合する案内係合部を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項17記載の画像形成装置において、
強制搬送機構の挙動規制部は、クリーナと戻し搬送路との連通口の上方に配設されていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
クリーナは現像器の上方に配置されていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
像担持体、現像器、クリーナ及び現像剤戻し機構が一体化されたプロセスカートリッジであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1ないし21いずれかに記載の画像形成装置で用いられる現像剤戻し機構。
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