JP3397770B2 - 電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジ及び現像装置 - Google Patents

電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジ及び現像装置

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JP3397770B2
JP3397770B2 JP2001057971A JP2001057971A JP3397770B2 JP 3397770 B2 JP3397770 B2 JP 3397770B2 JP 2001057971 A JP2001057971 A JP 2001057971A JP 2001057971 A JP2001057971 A JP 2001057971A JP 3397770 B2 JP3397770 B2 JP 3397770B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真画像形成
装置等に使用可能な現像装置、プロセスカートリッジ及
び電子写真画像形成装置に関するものである。
【0002】ここで、電子写真画像形成装置とは、電子
写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するも
のである。そして、電子写真画像形成装置の例として
は、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば
レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファク
シミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】なお前述のプロセスカートリッジとは、帯
電手段、現像手段、又はクリーニング手段と電子写真感
光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジ
を画像形成装置本体に対して着脱可能とするものであ
る。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少な
くとも一つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ
化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするもの
である。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体と
を一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本
体に着脱可能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】電子写真を用いた画像形成装置では、そ
の使用が長時間に及ぶと感光体ドラムの交換、現像剤の
補給や交換、その他(帯電器、クリーナ容器等)の調整
・清掃・交換が必要となるが、このような保守作業は専
門知識を有するサービスマン以外は事実上困難であっ
た。
【0005】そこで、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電
子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカート
リッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に
着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されて
いる。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置の
メンテナンスをサービスマンによらずユーザー自身で行
うことができるので、格段に操作性を向上させることが
できた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、画像
形成装置において広く用いられている。
【0006】図5、図6、図7に基づいて従来の技術の
説明を行う。図5はプロセスカートリッジを装着したレ
ーザープリンタ、図6はプロセスカートリッジ、図7は
現像装置を示す。
【0007】レーザープリンタの構成、動作については
発明の実施の形態と同様であり、ここではその説明を省
略する。
【0008】現像ローラ41へのトナーの供給は次のよ
うに行われる。
【0009】トナー室45内において、トナー供給開口
43a近傍には、撹拌部材80が配置される。トナー室
45の底面は、前記撹拌部材80に向って下方へ傾斜し
た傾斜面90を形成する。傾斜面90は、プロセスカー
トリッジ2を装置本体1へ装着した状態でトナーが自重
で滑り落ちる角度(安息角)となる65度以上に設定さ
れる。傾斜面90上のトナーは自重によって該傾斜面9
0を滑り落ち、撹拌部材80に供給される。撹拌部材8
0はR3方向に回転駆動されており、撹拌部材80近傍
のトナーは撹拌部材80の回転に伴ってトナー供給開口
43a方向へ送られる。
【0010】ここで、トナー室45内に残留するトナー
を最小とするため、撹拌部材80近傍ではトナー室底面
を凹部91とし、かつ、傾斜面90の延長線が撹拌部材
80の回転領域と接する或いは交差するようにした構成
(特開平05−35095号公報)が知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題(目的)】前述のように
単純な回転運動を行う撹拌部材を用いた場合、撹拌され
るのが撹拌部材近傍のトナーに限定されるため、トナー
室底面はトナーの安息角即ちトナーが自重で滑り落ちる
角度、具体的には65度以上に傾けた傾斜面とする必要
があった。しかし、該傾斜面の傾斜角度は小さい方がス
ペース効率の高い設計が可能であり、そのために、該傾
斜角が小さくても確実にトナーを送れる構成が望まれて
いる。
【0012】一方で全てのトナーが確実に搬送される構
成も、トナー残量検知機構を用いない構成においては必
ずしも好ましくなく、適量のトナーが予備トナーとして
現像装置内に留まる構成が望ましい。より具体的には、
トナーの供給不足による画像かすれが発生した時点で、
10〜20%のトナーが予備トナーとして留まり、か
つ、簡単な操作で前記予備トナーを使用可能な構成とす
ることが望ましい。
【0013】本発明は上記の2項目を簡単かつ安価な構
成で両立する現像装置、プロセスカートリッジ及び電子
写真画像形成装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0014】
【0015】主要な本発明は請求項と対応する番号を付
して示せば以下のとおりである。
【0016】本出願に係る第1の発明は電子写真感光体
に形成された静電潜像を現像するための現像装置におい
て、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するた
めの現像部材と、前記現像部材によって、前記静電潜像
を現像するために用いられる現像剤を収納するための現
像剤収納部であって、前記現像装置が電子写真画像形成
装置本体に装着された際に、前記現像剤収納部の底面
、前記現像部材に向って下方へ傾斜している傾斜面
有する現像剤収納部と、回転することによって、前記現
像剤収納部に収納されている現像剤を撹拌搬送 する撹
拌部材と、前記傾斜面の傾斜方向に沿って、前記撹拌部
材の回転領域に突出して前記傾斜面に設けられた弾性部
材であって、前記撹拌部材が回転する際に、前記撹拌部
材と接触して振動する弾性部材と、現像剤を前記撹拌部
材によって攪拌搬送する搬送方向において、前記弾性部
材よりも上流側に設けられた後方領域であって、前記弾
性部材の振動が伝達されない後方領域と、を有すること
を特徴とする現像装置である。
【0017】本出願に係る第の発明は電子写真画像形
成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおい
て、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成され
た静電潜像を現像するための現像部材と、前記現像部材
によって、前記静電潜像を現像するために用いられる現
像剤を収納するための現像剤収納部であって、前記プロ
セスカートリッジが電子写真画像形成装置本体に装着さ
れた際に、前記現像剤収納部の底面に、前記現像部材に
向って下方へ傾斜している傾斜面を有する現像剤収納部
と、回転することによって、前記現像剤収納部に収納さ
れている現像剤を撹拌搬送する撹拌部材と、前記傾斜面
の傾斜方向に沿って、前記撹拌部材の回転領域に突出し
前記傾斜面に設けられた弾性部材であって、前記撹拌
部材が回転する際に、前記撹拌部材と接触して振動する
弾性部材と、現像剤を前記撹拌部材によって攪拌搬送す
る搬送方向において、前記弾性部材よりも上流側に設け
られた後方領域であって、前記弾性部材の振動が伝達さ
れない後方領域と、を有することを特徴とするプロセス
カートリッジである。
【0018】本出願に係る第11の発明は記録媒体に画
像を形成するための電子写真画像形成装置において、 (a)電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する
ための現像部材と、前記現像部材によって、前記静電潜
像を現像するために用いられる現像剤を収納するための
現像剤収納部であって、前記現像装置が電子写真画像形
成装置本体に装着された際に、前記現像剤収納部の底面
に、前記現像部材に向って下方へ傾斜している傾斜面を
有する現像剤収納部と、回転することによって、前記現
像剤収納部に収納されている現像剤を撹拌搬送する撹拌
部材と、前記傾斜面の傾斜方向に沿って、前記撹拌部材
の回転領域に突出して前記傾斜面に設けられた弾性部材
であって、前記撹拌部材が回転する際に、前記撹拌部材
と接触して振動する弾性部材と、現像剤を前記撹拌部材
によって攪拌搬送する搬送方向において、前記弾性部材
よりも上流側に設けられた後方領域であって、前記弾性
部材の振動が伝達されない後方領域と、、を有する現像
装置と、 (b)前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有
することを特徴とする電子写真画像形成装置である。
【0019】本出願に係る第12の発明はプロセスカー
トリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成するための
電子写真画像形成装置において、 (a)電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成さ
れた静電潜像を現像するための現像部材と、前記現像部
材によって、前記静電潜像を現像するために用いられる
現像剤を収納するための現像剤収納部であって、前記プ
ロセスカートリッジが電子写真画像形成装置本体に装着
された際に、前記現像剤収納部の底面に、前記現像部材
に向って下方へ傾斜している傾斜面を有する現像剤収納
部と、回転することによって、前記現像剤収納部に収納
されている現像剤を撹拌搬送する撹拌部材と、前記傾斜
面の傾斜方向に沿って、前記撹拌部材の回転領域に突出
して前記傾斜面に設けられた弾性部材であって、前記撹
拌部材が回転する際に、前記撹拌部材と接触して振動す
弾性部材と、現像剤を前記撹拌部材によって攪拌搬送
する搬送方向において、前記弾性部材よりも上流側に設
けられた後方領域であって、前記弾性部材の振動が伝達
されない後方領域と、を有するプロセスカートリッジを
取り外し可能に装着するための装着手段と、 (b)前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有
することを特徴とする電子写真画像形成装置である。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係わる画像形成
装置を構成する装置本体1及びプロセスカートリッジ2
の断面図、図2は本発明に係わるプロセスカートリッジ
2の断面図、図3は本発明に係わる現像装置40の断面
図、図4は本発明に係わる現像装置40の部分断面斜視
図である。
【0021】以下、図1〜図4に沿って、本出願に係わ
る画像形成装置について説明する。
【0022】(全体構成)この画像形成装置は、プロセ
スカートリッジ2を装置本体1に着脱自在とした、電子
写真技術を利用したレーザープリンタである。プロセス
カートリッジ2が装置本体1に装着されたとき、プロセ
スカートリッジ2の上側には露光装置(レーザースキャ
ナユニット)3が配置され、前記プロセスカートリッジ
2の下側には画像形成対象となる記録媒体(シート材)
Pを収容したシートトレイ4が配置されている。更に、
前記画像形成装置本体1には、シート材Pの搬送方向に
沿って、ピックアップローラ5、給紙ローラ(不図
示)、搬送ローラ対(不図示)、転写ガイド6、転写用
帯電ローラ7、搬送ガイド8、定着装置9、排紙ローラ
対10、排紙トレイ11等が配置されている。
【0023】(プロセスカートリッジの構成)プロセス
カートリッジ2は、像担持体(感光ドラム)20と、帯
電装置30と、現像装置40と、クリーニング装置50
との4種のプロセス装置を一体的に収容している。感光
ドラム20と帯電装置30はクリーニング装置50の枠
体51に取り付けられる。一方、現像装置40はその両
端部付近に結合アーム48を有する。
【0024】現像装置40は、その結合アーム48先端
領域において不図示の手段によって、枠体51に回転自
在に取り付けられる。更に、現像装置40と枠体51と
の間にはコイルバネである付勢手段60が配置され、現
像装置40は図の時計周り方向に付勢される。
【0025】ここで、現像ローラ41の両端部には間隔
保持部材(不図示)が取り付けられ、現像ローラ41は
感光ドラム20から所定の間隔をもって保持される。
【0026】(画像形成プロセスの説明)次に、画像形
成の概略を説明する。プリントスタート信号に基づい
て、感光ドラム20は矢印R1方向に所定の周速度(プ
ロセススピード)をもって回転駆動される。感光ドラム
20の外周面にはバイアス電圧が印加された帯電装置3
0が接触していて、この帯電装置30によって前記感光
ドラム20の外周面は、一様均一に帯電される。
【0027】レーザースキャナユニット3からは、目的
画像情報の時系列的電気デジタル画素信号に対応して変
調されたレーザー光Lが出力され、プロセスカートリッ
ジ2の上面の露光窓部53からプロセスカートリッジ2
内部に入光して感光ドラム20の外周面を走査露光す
る。これにより、感光ドラム20の外周面には目的画像
情報に対応した静電潜像が形成されていく。この静電潜
像は、現像装置40の現像剤規制部材(現像ブレード)
42によってトリボ付与と層厚規制を受けた、現像剤担
持体(現像ローラ)41上の現像剤(トナー)Tによっ
てトナー像として現像される。
【0028】一方、レーザー光Lの出力するタイミング
とあわせて、ピックアップローラ5、給紙ローラ(不図
示)、搬送ローラ対(不図示)によってシート材Pがシ
ートトレイ4から給紙されて、転写ガイド6を経由し
て、感光ドラム20と転写用帯電ローラ7との間の転写
位置へタイミング供給される。この転写位置において、
トナー像は感光ドラム20からシート材Pに順次転写さ
れていく。
【0029】トナー像が転写されたシート材Pは、感光
ドラム20から分離されて搬送ガイド8に沿って定着装
置9に搬送され、定着装置9を構成する定着ローラ9a
と加圧ローラ9bとのニップ部を通過するが、このニッ
プ部で加圧・加熱定着処理が行われて前記トナー像はシ
ート材Pに定着される。トナー像の定着処理を受けたシ
ート材Pは排紙ローラ対10まで搬送され、排紙トレイ
11に排紙される。
【0030】一方、転写後の感光ドラム20は、クリー
ニング装置50のクリーニングブレード52により外周
面上の残留トナーが除去されて、再び、帯電から始まる
作像に供される。
【0031】(現像装置の構成)トナー室45のトナー
Tは、後述するトナー送り機構によって、トナー供給開
口45aを通じて現像剤供給室44へ搬送される。現像
剤供給室44に搬送されたトナーTは、現像ローラ41
に内包されたマグネット41aによって現像ローラ41
に引き寄せられ、現像ローラ41のR2方向への回転に
伴って現像ブレード42方向に搬送され、現像ブレード
42によってトリボ付与と層厚規制を受けて感光ドラム
20方向に搬送される。
【0032】ここで、現像ローラ41には直流電圧に交
流電圧を重畳した所定の現像バイアスが印加され、感光
ドラム20は接地されている。感光ドラム20と現像ロ
ーラ41との対向領域では電界が発生するため、前述の
帯電されたトナーTによって感光ドラム20表面の前記
潜像が現像される。
【0033】(トナー送り機構)トナー送り機構は、図
3に示すように撹拌部材80、傾斜面90、弾性部材7
0と、固定手段である両面テープ71とで構成される。
【0034】撹拌部材80はトナー室45のトナー供給
開口43a近傍に配置され、不図示の駆動手段によって
矢印R3方向に回転駆動される。撹拌部材80は取付軸
80aに撹拌翼80bを設けたものである。傾斜面90
はトナー室45の底面の一部を構成し、現像部材である
現像ローラ41方向に向って、即ち、撹拌部材80に向
って下方へ傾斜した傾斜面90、本実施例ではプロセス
カートリッジ2を装置本体1へ装着した状態で35度の
傾斜面90を形成している。なお、撹拌部材80の極近
傍においてトナー室底面は撹拌部材80の回転半径に沿
った凹部91を形成し、傾斜面90と凹部91の境界部
にはエッヂ92が形成されている。凹部91は撹拌部材
80の回転経路に沿っており、断面が図示のように円弧
である。なお、凹部91、撹拌部材80はトナー室45
の長手方向の全幅にわたる大きさである。弾性部材70
は厚み50μmのポリエチレンテレフタレートであり、
自由端70cの先端を有する可動部70aと、固定部7
0bとを有する。弾性部材70は、自由端70cの先端
領域が前記撹拌部材80の回転領域に突入するように配
置される。ここで、弾性部材70の自由端70cはエッ
ヂ92から凹部91上へ4.0mm突出するように設定
されており、撹拌部材80の回転領域には3.2mm突
入する。
【0035】弾性部材70は両面テープ71によって傾
斜面90に固定され、固定部70bとされる。固定部7
0bは現像剤の移動方向に関し可動部70aの上流側に
配置されている。ここで両面テープ71は、該両面テー
プ71から後方(撹拌部材80から遠方)の領域Zに収
納されるトナーが全トナーの約15%となるように設定
されている。より具体的には、本実施例における両面テ
ープ71は5.0mmの幅を有し、その壁面側端面(図
中右側端面)がトナー室の後壁面45aから約7.0m
mとなる位置に配置されている。ここで、弾性部材70
は傾斜面90のほぼ全領域にわたって配置されている。
ここで弾性部材70は傾斜面90の高い側であるZ領域
よりも低い側に配置されている。
【0036】ここで固定部70bの傾斜面90の傾斜方
向における領域の長さL1は可動部70cの同領域の長
さL2の5%〜30%の割合の長さである。上述のよう
に傾斜面90の傾斜方向において弾性部材70は傾斜面
90上のトナーの移動方向に関し、上流側から外れた下
流側に配置されている。即ち、トナー室45の後壁面4
5aと弾性部材70は離れている。
【0037】弾性部材70の材質は、ポリエステル、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリフェ
ニレンサルファイド、セルロースの何れか1つである、
また、弾性部材70の厚さは、10マイクロメートル以
上100マイクロメートル未満である。
【0038】プロセスカートリッジ2が前記画像形成装
置本体1に装着された際に、下方であるエッヂ92側へ
向って傾斜している傾斜面90の傾斜角度は、水平方向
に対して20度以上65度未満である。
【0039】固定部70bは、両面テープ、接着剤、或
いは、ピボットによって、弾性部材70を傾斜面90に
固定した部分である。なお、固定部70bをピボットと
した場合においては、弾性部材70がピボットを中心へ
上方へ移動する位置を制限するストッパーを設ける。
【0040】装置本体1が稼働状態にあるとき、撹拌部
材80は前述のように、R3方向に回転駆動される。撹
拌部材80の回転駆動に伴って、撹拌部材80近傍のト
ナーは撹拌されると共に、その一部は前記トナー供給開
口43aを通じて現像剤供給室44に送り込まれる。更
に、本実施例においては、弾性部材70の自由端70c
先端領域が撹拌部材80の回転領域内に突出しているた
め、撹拌部材80は周期的に弾性部材70と干渉する。
この際、厚さ50マイクロメートルのポリエチレンテレ
フタレート材で形成された弾性部材70は、撹拌部材8
0と干渉中は凹部91方向に弾性変形し、撹拌部材80
通過後に平面形状に復元する。このとき、弾性部材80
の弾性変形及び形状復元時の振動は、弾性部材70の自
由端70cから固定部70bに至る可動部70aの範囲
にて弾性部材70を経由してトナーに伝達可能であるた
め、傾斜面90の角度が安息角より小さくてもトナーは
該傾斜面90を滑り落ちる。
【0041】一方、前記振動はトナーの移動方向に関し
可動部70aの上流側に配置されている固定部70bよ
り後方まで伝達しないため、固定部70bより後方の領
域Zのトナーは予備トナーとしてトナー室45内に残留
する。従って、画像かすれが出た際に、プロセスカート
リッジ45を装置本体1から取り外してふるだけでZ領
域の予備トナーが凹部91側へ移動できる。
【0042】実施の形態はプロセスカートリッジについ
て述べたが、現像装置についても同様である。ここで、
現像装置には画像形成装置本体に着脱可能で現像手段と
トナー容器が一体とされた現像カートリッジ、据置形で
トナー補給容器からトナーを補給される据置形の現像器
が含まれる。
【0043】以上説明したように本出願に係わる発明の
実施の形態においては、フィルム状の弾性部材70を、
その一端側が撹拌部材80の回転領域に突出し、かつ、
トナー室45底面を形成する傾斜面90に沿うように配
置し、その他端側にて弾性部材70を前記傾斜面90に
固定した構成を提供することで、プロセスカートリッジ
2を装置本体1へ装着した状態において、該傾斜面90
の傾斜角をトナーの安息角より小さく設けても傾斜面9
0上のトナーを加振する構成とすることでトナーを確実
に搬送できる構成を実現するとともに、前記弾性部材7
0を傾斜面90へ固定した構成とすることで、前記トナ
ーが加振される範囲を設計的に制限し、予備トナーを確
保可能としている。このため、前記可動部70c側のト
ナーが消費された時点でも、ユーザーは、プロセスカー
トリッジ2を取り出して振ることで前記固定部70b側
の予備トナーを用いることができる。
【0044】更に実施例では、弾性部材の固定手段を両
面テープとしその固定位置を枠体壁面から7.0mmと
したが本発明はこれに限定されるものではなく、接着や
熱溶着等の手段でも同様の効果が得られ、更に、固定位
置は目標とする残量トナー量にあわせて適切に調整して
も構わない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、前記弾性部材が振動するので、傾斜面に沿って現像
剤を確実に供給することができる。また、現像剤収容部
の現像剤の収納量を多くすることができる。更に、後方
領域には、弾性部材の振動が伝達されないので、現像剤
を所定量残留させることができる。そこで、いきなり現
像剤収容部内の全ての現像剤がなくなることがない。こ
れによって、代わりの新しいプロセスカートリッジを入
手する準備を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の縦断面図である。
【図2】プロセスカートリッジの縦断面図である。
【図3】現像装置の縦断面図である。
【図4】現像装置の部分断面斜視図である。
【図5】従来例の画像形成装置の縦断面図である。
【図6】従来例のプロセスカートリッジの縦断面図であ
る。
【図7】従来例の現像装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1…画像形成装置本体(装置本体) 2…プロセスカートリッジ 3…露光装置(レーザースキャナユニット) 4…シートトレイ 5…ピックアップローラ 6…転写ガイド 7…転写用帯電ローラ 8…搬送ガイド 9…定着装置 9a…定着ローラ 9b…加圧ローラ 10…排紙ローラ対 11…排紙トレイ 20…感光ドラム 30…帯電装置 40…現像装置 41…現像剤担持体(現像ローラ) 41a…マグネッ
ト 42…現像剤規制部材(現像ブレード) 43a…トナー供給開口 44…現像剤供給室 45…トナー室 45a…後壁面 48…結合アーム 50…クリーニング装置 51…枠体 52…クリーニングブレード 53…露光窓部 60…付勢手段 70…弾性部材 70a…可動部 70b…固定部 7
0c…自由端 71…両面テープ 80…撹拌部材 80a…取付軸 80b…撹拌翼 90…傾斜面 91…凹部 92…エッヂ P…記録媒体(シート材) T…現像剤(トナー)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/08 - 13/095 G03G 15/08 - 15/095

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体に形成された静電潜像を
    現像するための現像装置において、 電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための
    現像部材と、 前記現像部材によって、前記静電潜像を現像するために
    用いられる現像剤を収納するための現像剤収納部であっ
    、前記現像装置が電子写真画像形成装置本体に装着さ
    れた際に、前記現像剤収納部の底面、前記現像部材に
    向って下方へ傾斜している傾斜面を有する現像剤収納部
    、 回転することによって、前記現像剤収納部に収納されて
    いる現像剤を撹拌搬送する撹拌部材と、 前記傾斜面の傾斜方向に沿って、前記撹拌部材の回転領
    域に突出して前記傾斜面に設けられた弾性部材であっ
    て、前記撹拌部材が回転する際に、前記撹拌部材と接触
    して振動する弾性部材と、現像剤を前記撹拌部材によって攪拌搬送する搬送方向に
    おいて、前記弾性部材よりも上流側に設けられた後方領
    域であって、前記弾性部材の振動が伝達されない後方領
    域と、 を有することを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記傾斜面の低い側において、前記傾斜
    面は前記撹拌部材の回転経路に沿って設けられた凹部を
    有する、そして、前記弾性部材の先端が前記凹部の上方
    へ突出して設けられていることを特徴とする請求項1に
    記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材は、前記傾斜面の傾斜方向
    に沿って可動状態に設けられた可動部と、前記弾性部材
    を前記傾斜面に取りつけるために、前記傾斜面の傾斜方
    向に沿って領域を有して前記傾斜面に固定されている固
    定部とを有し、 前記搬送方向において、前記固定部は前記可動部より
    流側に配置されていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記傾斜面の傾斜角度は、前記現像装置
    が前記画像形成装置本体に装着された際の水平方向に対
    して20度以上65度未満であることを特徴とする請求
    項1から3の何れか1つに記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記後方領域は、前記現像剤収納部に収
    納できる現像剤の略15%を収納することを特徴とする
    請求項1から4の何れか1つに記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するた
    めの現像部材と、 前記現像部材によって、前記静電潜像を現像するために
    用いられる現像剤を収納するための現像剤収納部であっ
    て、前記プロセスカートリッジが電子写真画像形成装置
    本体に装着された際に、前記現像剤収納部の底面に、前
    記現像部材に向って下方へ傾斜している傾斜面を有する
    現像剤収納部と、 回転することによって、前記現像剤収納部に収納されて
    いる現像剤を撹拌搬送する撹拌部材と、 前記傾斜面の傾斜方向に沿って、前記撹拌部材の回転領
    域に突出して前記傾斜面に設けられた弾性部材であっ
    て、前記撹拌部材が回転する際に、前記撹拌部材と接触
    して振動する弾性部材と、現像剤を前記撹拌部材によって攪拌搬送する搬送方向に
    おいて、前記弾性部材よりも上流側に設けられた後方領
    域であって、前記弾性部材の振動が伝達されない後方領
    域と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記傾斜面の低い側において、前記傾斜
    面は前記撹拌部材の回転経路に沿って設けられた凹部を
    有する、そして、前記弾性部材の先端が前記凹部の上方
    へ突出して設けられていることを特徴とする請求項6に
    記載のプロセスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記弾性部材は、前記傾斜面の傾斜方向
    に沿って可動状態に設けられた可動部と、前記弾性部材
    を前記傾斜面に取りつけるために、前記傾斜面の傾斜方
    向に沿って領域を有して前記傾斜面に固定されている固
    定部とを有し、 前記搬送方向において、前記固定部は前記可動部より上
    流側に配置されていることを特徴とする請求項6又は7
    に記載のプロセスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記傾斜面の傾斜角度は、前記プロセス
    カートリッジが前記画像形成装置本体に装着された際の
    水平方向に対して20度以上65度未満であることを特
    徴とする請求項6から8の何れか1つに記載のプロセス
    カートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記後方領域は、前記現像剤収納部に
    収納できる現像剤の略15%を収納することを特徴とす
    る請求項6から9の何れか1つに記載のプロセスカート
    リッジ。
  11. 【請求項11】 記録媒体に画像を形成するための電子
    写真画像形成装置において、 (a)電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する
    ための現像部材と、前記現像部材によって、前記静電潜
    像を現像するために用いられる現像剤を収納するための
    現像剤収納部であって、前記現像装置が電子写真画像形
    成装置本体に装着された際に、前記現像剤収納部の底面
    に、前記現像部材に向って下方へ傾斜している傾斜面を
    有する現像剤収納部と、回転することによって、前記現
    像剤収納部に収納されている現像剤を撹拌搬送する撹拌
    部材と、前記傾斜面の傾斜方向に沿って、前記撹拌部材
    の回転領域に突出して前記傾斜面に設けられた弾性部材
    であって、前記撹拌部材が回転する際に、前記撹拌部材
    と接触して振動する弾性部材と、現像剤を前記撹拌部材
    によって攪拌搬送する搬送方向において、前記弾性部材
    よりも上流側に設けられた後方領域であって、前記弾性
    部材の振動が伝達されない後方領域と、、を有する現像
    装置と、 (b)前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有
    することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  12. 【請求項12】 プロセスカートリッジを着脱可能で記
    録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成装置に
    おいて、 (a)電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成さ
    れた静電潜像を現像するための現像部材と、前記現像部
    材によって、前記静電潜像を現像するために用いられる
    現像剤を収納するための現像剤収納部であって、前記プ
    ロセスカートリッジが電子写真画像形成装置本体に装着
    された際に、前記現像剤収納部の底面に、前記現像部材
    に向って下方へ傾斜している傾斜面を有する現像剤収納
    部と、回転することによって、前記現像剤収納部に収納
    されている現像剤を撹拌搬送する撹拌部材と、前記傾斜
    面の傾斜方向に沿って、前記撹拌部材の回転領域に突出
    して前記傾斜面に設けられた弾性部材であって、前記撹
    拌部材が回転する際に、前記撹拌部材と接触して振動す
    弾性部材と、現像剤を前記撹拌部材によって攪拌搬送
    する搬送方向において、前記弾性部材よりも上流側に設
    けられた後方領域であって、前記弾性部材の振動が伝達
    されない後方領域と、を有するプロセスカートリッジを
    取り外し可能に装着するための装着手段と、 (b)前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有
    することを特徴とする電子写真画像形成装置。
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