JPH07110631B2 - スク−タ型車両の冷却構造 - Google Patents

スク−タ型車両の冷却構造

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JPH07110631B2
JPH07110631B2 JP62050966A JP5096687A JPH07110631B2 JP H07110631 B2 JPH07110631 B2 JP H07110631B2 JP 62050966 A JP62050966 A JP 62050966A JP 5096687 A JP5096687 A JP 5096687A JP H07110631 B2 JPH07110631 B2 JP H07110631B2
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雄三 原田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスクータ型車両において、足載板の後方に搭載
されたエンジンに冷却風を導入するための冷却構造に関
する。
〔従来の技術〕
一般にスクータ型車両においては、エンジンは足載板後
方で、かつサイドカバーに囲まれた冷却風の導入されに
くい部分に搭載されている。そのため従来からエンジン
の冷却性を確保できるように、強制空冷機構を採用する
のが一般的であり、さらに該エンジン部分に走行風を効
率よく導入する冷却風導入通路を設けた例がある。この
冷却風導入通路としては、例えば特開昭59−114179号公
報に記載されているように、走行前輪とともに回動する
可動フェンダを備えたスクータ型車両において、足載板
内にトンネル状の冷却風導入通路を設け、該通路の前端
部と後端部とを開口させたものがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、スクータ型車両には、上記可動フェンダと異
なり車体に固定された固定フェンダを備えたものもある
が、この固定フェンダ付き車両に上記公報記載の冷却風
導入通路を採用すると、前輪が跳ね上げた泥等が該通路
内に溜まり易いおそれがある。即ち、可動フェンダ付き
車両では、フェンダによって上記泥等の通路への侵入は
阻止できるが、固定フェンダの場合は、その構造上フェ
ンダと前輪との間に比較的大きな空間があることから、
上記泥等の侵入を完全に阻止することは困難である。
また、上記従来構造の冷却風導入通路では、前輪が前端
開口の直前方にあることから、走行風が前輪開口に導入
される際の抵抗となる問題もあり、この点は固定フェン
ダを備えた車両に上記構造を採用した場合も同様であ
る。
そこで本発明の目的は、上記従来の問題点に鑑み、泥等
の侵入を確実に防止でき、かつ足載板後方のエンジンに
冷却風をより効率よく導入できるスクータ型車両の冷却
構造を提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、車体に固定され、操向前輪の上方を覆う固定
フェンダを備えたスクータ型車両において、足載板の下
面に該足載板とで冷却風導入通路を構成するカバー部材
を取り付け、該冷却風導入通路の後端を上記エンジン取
付部に向けて開口させ、前端部に該通路を閉塞する端面
板を設けるとともに、該端面板の車幅方向両外側部に空
気導入穴を形成したことを特徴とする冷却構造である。
〔作用〕
本発明に係る冷却構造によれば、冷却風導入導入通路の
前端を端面板で閉塞するとともに、該端面板の左,右両
外側部に空気導入穴を形成したので、前輪で跳ね上げら
れた泥等はこの端面板で遮蔽され、冷却風導入通路内に
侵入することはほとんどなく、従って冷却風導入通路内
に泥等が溜まる問題は解決される。また、上記空気導入
穴は車両前方に露出する外方に位置しており、前輪が走
行風の抵抗となることはなく、走行風の動圧が直接作用
するから、それだけ冷却風の導入効率を向上できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例による冷却構造
を説明するための図である。
図において、1は本実施例構造が適用されたスクータ型
自動二輪車であり、これの車体フレーム2の前端には操
向軸筒3が固定され、該操向軸筒3に回動自在に支持さ
れた前フォーク4の下端には操向用前輪5が軸支され、
上端には操向ハンドル6が固定されている。また、この
操向ハンドル6は樹脂製のハンドルカバー7で囲まれて
いる。
上記操向軸筒3は上下方向に延びる樹脂製のレッグシー
ルド8で囲まれており、該レッグシールド8の前半部の
下端部には、前輪5の前半部上方を覆うアウタフェンダ
9aが一体形成されている。また、上記操向軸筒3の下端
部には、前輪5の後半部上方を覆うインナフェンダ9bが
固定されており、このインナ,アウタフェンダ9b,9aで
前輪5の上方を覆う固定フェンダ9が構成されている。
また、上記車体フレーム2の後端部にはシート10が搭載
され、該シート10の下方部分は樹脂製のサイドカバー11
で囲まれている。また、車体フレーム2の略中央下部に
はスイング式のエンジンユニット12の前端部が上下に揺
動自在に支持されており、該エンジンユニット12は上記
サイドカバー11の下方に位置している。また、上記エン
ジンユニット12の伝動ケース12aの後端部には、後輪13
が回転自在に支持されている。
また、上記車体フレーム2の略中央部には上記レッグシ
ールド8の下端からサイドカバー11の下端に延びる樹脂
製の足載板14が配設されており、上記エンジンユニット
12は該足載板14の後方に位置している。そして上記足載
板14の下方には、カバー板であるアンダーカウル15が車
体フレーム2を挟んで配設されている。このアンダーカ
ウル15は前半部16と後半部17とからなり、それぞれの車
幅方向の左,右側縁部は上記足載板14と当接するよう上
方に折り曲げ形成されており、該アンダーカウル15と足
載板14とでトンネル状の冷却風導入ダクト18が構成され
ている。該ダクト18の後端部17aは上記エンジンユニッ
ト12の前部にて開口している。また、上記前半部16の前
端には端面部16aが折り曲げ形成されている。該端面部1
6aは上記インナフェンダ9bに当接し、かつ前方上方に延
びており、これにより該冷却風導入ダクト18の前端部を
閉塞している。そして、この端面部16aの車幅方向左,
右外側部には外気導入穴16b,16cが形成されており、該
外気導入穴16b,16cは車両前方から見て、前輪5より外
方に位置している。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例の冷却構造では、走行風は冷却風導入穴16b,16
cから冷却風導入ダクト18内に導入され、該ダクト18内
を通ってエンジンユニット12部分に導入される。この場
合、空気導入穴16b,16cはアンダーカウル15の端面部16a
の車幅方向外方に位置しており、即ち、前輪5の後方に
は開口部はない。従って、前輪5で跳ね上げられた泥等
はこの端面部16aで遮蔽され、冷却風導入ダクト18内に
侵入することはほとんどなく、その結果上記従来の泥等
の堆積の問題は解消できる。
また、上記のとおり、空気導入穴16b,16cは前輪5より
車幅方向外方に位置しているから、前輪5が走行風の抵
抗となることはなく、走行風の動圧が該導入穴16b,16c
に直接作用することとなり、その結果冷却風をより多量
に導入できる。
なお、上記実施例では、スクータ型自動二輪車を例にと
って説明したが、本発明は、足載板の後方にエンジンを
配置した他の車両、例えばスクータ型自動三輪車にも適
用できる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明に係るスクータ型車両の冷却構造に
よれば、足載板の下方にカバー板を配置して冷却風導入
通路を形成し、該通路の前端部を閉塞するとともに、該
閉塞部の車幅方向左,右外側部に空気導入穴を形成した
ので、前輪の跳ね上げた泥等が冷却風導入通路内に堆積
するのを防止できる効果があり、また走行風の導入効率
を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第3図は本発明の一実施例による冷却構造
を説明するための図であり、第1図は該構造が適用され
た自動二輪車の正面図、第2図はその側面図、第3図は
冷却風導入通路部分の断面側面図である。 図において、1はスクータ型自動二輪車、3は操向軸
筒、5は操向前輪、8はレッグシールド、9は固定フェ
ンダ、12はエンジン、14は足載板、15はアンダーカウル
(カバー板)、16aは端面部(端面板)、16b,16cは空気
導入穴、18は冷却風導入ダクト(通路)である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操向前輪の上方を覆うフェンダを車体に固
    定し、操向軸筒を囲むように配置されたレッグシールド
    の下端から足載板を車両後方に延設し、該足載板の後方
    にエンジンを配置したスクータ型車両において、該エン
    ジンに走行風を導入するための冷却構造であって、上記
    足載板の下面に該足載板とで冷却風導入通路を構成する
    カバー板を取り付け、該冷却風導入通路の後端を上記エ
    ンジン取付部に向けて開口させ、前端を閉塞する端面板
    を設けるとともに、該端面板の車幅方向両外側部に空気
    導入穴を形成したことを特徴とするスクータ型車両の冷
    却構造。
JP62050966A 1987-03-04 1987-03-04 スク−タ型車両の冷却構造 Expired - Fee Related JPH07110631B2 (ja)

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JPS63215471A JPS63215471A (ja) 1988-09-07
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JPH0277382A (ja) * 1988-09-14 1990-03-16 Suzuki Motor Co Ltd スクーターのアンダーカウル
JP2508512Y2 (ja) * 1989-10-20 1996-08-28 本田技研工業株式会社 電動車両のモ―タ冷却装置
JP2523743Y2 (ja) * 1990-02-18 1997-01-29 本田技研工業株式会社 自動2輪車の強制空冷エンジン冷却装置
JP2012245795A (ja) * 2009-09-25 2012-12-13 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車

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