JPH068866A - フレーム保護装置を有する自動二輪車 - Google Patents

フレーム保護装置を有する自動二輪車

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JPH068866A
JPH068866A JP9832193A JP9832193A JPH068866A JP H068866 A JPH068866 A JP H068866A JP 9832193 A JP9832193 A JP 9832193A JP 9832193 A JP9832193 A JP 9832193A JP H068866 A JPH068866 A JP H068866A
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Japan
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body frame
wires
frame
machine body
front wheel
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JP9832193A
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Norio Taki
典 雄 滝
Shigeru Akiyama
山 茂 秋
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】機体フレームの前輪に近接した部分に沿って配
線されるハーネス、操作ワイヤ等のワイヤ類の配線を容
易にし、これらワイヤ等の支持の安定化、保護の強化を
図り、さらに機体フレームの前輪に近接した部分の外観
を簡潔に纏めることを目的とする。 【機構】前輪7の後方に近接して配置した保護板9を機
体フレーム1の前面に固定し、上記保護板と前記機体フ
レームの後方の脚シールドとにより前記機体フレームを
覆い囲み、前記保護板9の内側にワイヤ類15、16、
17を保持する保持手段9aを設けたフレーム保護装置
を自動二輪車の機体フレームに取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機体フレームの前輪に
近接した部分を保護する保護装置を有する自動二輪車ま
たは自動三輪車(以下「自動二輪車」という)に関する
ものであり、機体フレームの前輪に近接した部分に沿っ
て配線されるハーネス、操作ワイヤ等のワイヤ類の配線
を容易にし、これらワイヤ等の支持の安定化、保護の強
化を図り、さらに機体フレームの前輪に近接した部分の
外観を簡潔に纏めることができるものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、前フェンダを前輪と共に操向可
能にした可動フェンダを設けた自動二輪車では、その可
動フェンダ後方に金属製の機体フレームが裸のまま位置
している。そのために、前輪によって跳ね上げられた泥
が機体フレームに付着してこれを汚損し、その耐久性を
損なう。特に、上記可動フェンダ後端を前輪の最後端上
方位置までにとどめ、下方まで延長しないようにし、前
輪の上方のみを覆うようにした構成のものでは、フェン
ダ後端の回動スペースを小さくでき、その小さくなった
スペース分だけ後方の足載せ板を前方へ移動させて、乗
車スペースが大きくできるメリットが期待できるのであ
るが、フェンダが後輪後部全体を覆う構造ではないた
め、上記泥が機体フレームに対する付着傾向を大きく
し、フレーム寿命を短くする。上記問題は機体フレーム
の前面をカバーで覆うことによって解決されるが、その
場合機体フレームに沿って配線されるハーネス、操作ワ
イヤ等のワイヤ類の配線を上記カバーに対してどのよう
に収納するか、ワイヤ類の機体への固定機構を上記カバ
ーに対してどのように納めるかが問題として残る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題の解
消を目的とし、前輪によって跳ね上げられる泥から機体
フレームの前面を保護すると共に、機体フレーム前面を
カバーによって覆うにつき、上記ワイヤ類、およびその
取付け手段と上記カバーとが干渉することなく、ワイヤ
類を上記カバーの後方にきちんと納められるように上記
カバーの構造を工夫することをその課題とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた手段は次の要素(イ)、(ロ)および(ハ)に
よって構成されるものである。 (イ)前輪の後方に近接して配置した保護板を機体フレ
ームの前面に固定したこと、(ロ)上記保護板と前記機
体フレームの後方の脚シールドとにより前記機体フレー
ムを覆い囲んだこと、(ハ)前記保護板の内側にワイヤ
類を保持する保持手段を設けたこと。
【0005】
【作 用】前輪の後方に近接して配置した保護板を機体
フレームの前面に固定したことによって、上記保護板に
よって、前輪によって跳ね上げられた泥から機体フレー
ムの前面が保護される。また、上記保護板と前記機体フ
レームの後方の脚シールドとにより前記機体フレームを
覆い囲んだことによって前記機体フレームに沿った空間
であって、かつ保護板によってカバーされたワイヤ類の
配線のための空間を上記保護板の後方に確保することが
できる。この空間にワイヤ類、およびその取付け手段を
納めることができ、さらに、保護板の内側に設けたワイ
ヤ類の保持手段によってワイヤ類を保護板に保持させる
ことになるので、保護板の組付け時にワイヤ類が機体フ
レームとの間に挾まれることはなく、またワイヤ類の取
付け手段が保護板あるいは機体フレームと干渉すること
なく上記保護板を機体フレームに密着させて、しっかり
と固定することができる。
【0006】
【実 施 例】次いで図面を参照しつつ実施例を説明す
る。機体フレーム1はヘッドパイプ2から下方に延長さ
れ、前輪7の後方に位置している。ヘッドパイプ2に操
向軸3が回動自在に支持されている。操向軸3の下端に
は前フォーク4が固定され、この前フォーク4にリンク
5と緩衝器6を介して前輪7が支持されている。また、
操向軸3には、樹脂製の前フェンダ8が固定され、一体
になって左右に回動するようになっている。前フェンダ
8の後端8aは前輪7の最後端上方の位置に止められ、
下方まで延長しない形状とし、前輪の上方のみを覆うよ
うになっている。また、前フェンダ8には操向軸3の軸
受部前方位置に取付け突壁8bが設けられていて、この
突壁8bにより前フェンダ8上面に沿って入り込もうと
する雨水等が操向軸3の軸受等に浸入することを防止す
る。一方、機体フレーム1の前面には、前輪7に近接さ
せ、上記前フェンダ後端8aの下方解放部に対応するよ
うに樹脂製の保護板9が装着されており、これと機体フ
レーム1の後方の脚シールド23により、機体フレーム
1を覆い込んでいる。保護板9は側面視において略L状
に形成され、その前部上端は、機体フレーム1に固定し
た下向きのピン11に差し込まれ、中間部は機体フレー
ム1の上面に掛け渡した支持板12にボルト13により
固定され、また後部は切欠きを介して横パイプ14に差
し込まれ、機体フレーム側に着脱可能に固定されてい
る。上記保護板9の上端は、前フェンダ8の後端8aを
通る前輪7外周の接線Tよりも上方まで延長し、かつ上
端を前方に屈曲させてある。このような、位置関係とす
ることにより、前輪7が後方へ跳ね上げた泥水等は保護
板9の前面部と上端の屈曲部に衝突して下方へ流下する
ことになり、保護板9上端を乗り越えて後方の金属製の
機体フレーム1を濡らすことがない。このため、泥水等
が機体フレーム1に付着しにくくなる。また、保護板9
は、機体フレーム1を覆う内面両側に溝9a、9aを有
しており、その開口側上面を脚シールド23により覆わ
れている。この溝9a、9aの中にワイヤ用ハーネス1
5、スロットルワイヤ16、ブレーキワイヤ17等のワ
イヤ類を収納して案内し、かつ保持させている。これに
よって、ワイヤ類の取り回しをこの溝9a、9aによっ
て規定するので、保護板9の組付け時にワイヤ類が機体
フレーム1との間に挾まれることはなく、またワイヤ類
の取付け手段が保護板あるいは機体フレーム1と干渉す
ることがないので、これによって保護板の組付け作業が
阻害されることはない。機体フレーム1の上面に設けた
樹脂製の足載せ板18は左右の金属製のブラケット19
に対しボルト20により固定されている。このブラケッ
ト19と足載せ板18との間に樹脂製の側面カバー21
が挟持固定され、この側面カバー21は側面上部を足載
せ板18の縁板18a内面に規制され、また下端のリブ
21aをブラケット19の外側面に規制されて、位置決
めされている。なお、符号22は機体フロント部の前側
を覆うようにした樹脂製の脚シールドである。
【0007】
【効 果】以上のとおり、本発明は前記課題を解決して
従来技術の前記問題を解消することができたものであ
る。すなわち、機体フレームに保護板を固定してその前
面を覆うので、前輪によって跳ね上げた泥が機体フレー
ムの前面に付着してこれを腐食させることを防止するこ
とができ、また、上記保護板の後方に前記機体フレーム
に沿ったワイヤ類の配線のための、カバーされた空間を
確保することができる。この空間にワイヤ類、およびそ
の取付け手段を納めることができ、さらに、保護板の内
側に設けたワイヤ類の保持手段によってワイヤ類を保護
板に保持させることになるので、保護板の組付け時にワ
イヤ類が機体フレームとの間に挾まれることはなく、ま
たワイヤ類の取付け手段が保護板あるいは機体フレーム
と干渉することなく上記保護板を機体フレームに密着さ
せて、かつ、しっかりと固定することができる。ワイヤ
類を予め保護板の裏側に収納して固定してから、保護板
を機体フレームに取付けることができるので、保護板を
取付ける時、多数のワイヤ類があるにも関わらず、これ
らに煩わされることなく、簡単、容易、かつ迅速に保護
板を機体フレームに取付けることができる。さらに、こ
れらワイヤ類の支持の安定化、保護の強化を図ることが
でき、機体フレームの前輪に近接した部分の外観を簡潔
に纏めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の側面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【符号の説明】
1・・・機体フレーム 2・・・ヘッドパイプ 3・・・操向軸 4・・・前フォーク 5・・・リンク 6・・・緩衝器 7・・・前輪 8・・・前フェンダ 9・・・保護板 9a・・・溝 15・・・ワイヤ用ハーネス 16・・・スロットル用ワイヤ 17・・・ブレーキ用ワイヤ 18・・・足載板 23・・・脚シールド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドパイプに操向可能に支持した前輪
    と、該前輪の上方のみを覆い、前輪と共に操向する前フ
    ェンダと、前記ヘッドパイプから下方へ延長し、前輪後
    方に位置する機体フレームとを備えた自動二輪車におい
    て、 前輪の後方に近接して配置した保護板を機体フレームの
    前面に固定し、 上記保護板と前記機体フレームの後方の脚シールドとに
    より前記機体フレームを覆い囲み、 前記保護板の内側にワイヤ類を保持する保持手段を設け
    た、 フレーム保護装置を有する自動二輪車。
JP5098321A 1993-04-02 1993-04-02 フレ―ム保護装置を有する自動二輪車 Expired - Lifetime JP2535299B2 (ja)

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