JP2535299B2 - フレ―ム保護装置を有する自動二輪車 - Google Patents

フレ―ム保護装置を有する自動二輪車

Info

Publication number
JP2535299B2
JP2535299B2 JP5098321A JP9832193A JP2535299B2 JP 2535299 B2 JP2535299 B2 JP 2535299B2 JP 5098321 A JP5098321 A JP 5098321A JP 9832193 A JP9832193 A JP 9832193A JP 2535299 B2 JP2535299 B2 JP 2535299B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front wheel
body frame
frame
wires
protective plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5098321A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH068866A (ja
Inventor
典 雄 滝
山 茂 秋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP5098321A priority Critical patent/JP2535299B2/ja
Publication of JPH068866A publication Critical patent/JPH068866A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2535299B2 publication Critical patent/JP2535299B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機体フレームの前輪に
近接した部分を保護する保護装置を有する自動二輪車ま
たは自動三輪車(以下「自動二輪車」という)に関する
ものであり、機体フレームの前輪に近接した部分に沿っ
て配線されるハーネス、操作ワイヤ等のワイヤ類の配線
を容易にし、これらワイヤ等の支持の安定化、保護の強
化を図り、さらに機体フレームの前輪に近接した部分の
外観を簡潔に纏めることができるものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、前フェンダを前輪と共に転向可
能にした可動フェンダを設けた自動二輪車では、その可
動フェンダ後方に金属製の機体フレームが裸のまま位置
している。そのために、前輪によって跳ね上げられた泥
が機体フレームに付着してこれを汚損し、その耐久性を
損なう。特に、上記可動フェンダ後端を前輪の最後端上
方位置までに止めて下方まで延長しないようにし、前輪
の上方のみを覆うようにした構成のものでは、フェンダ
後端の回動スペースを小さくするため、その小さくなっ
たスペース分だけ後方の足載せ板を前方へ移動させて、
乗車スペースが大きくできるメリットが期待できるので
あるが、フェンダが前輪後部全体を覆う構造ではないた
め、上記泥が機体フレームに対する付着傾向を大きく
し、フレーム寿命を短くする。上記問題は機体フレーム
の前面を着脱自在なカバーで覆うことによって解決され
るが、その場合機体フレームに沿って配線されるハーネ
ス、操作ワイヤ等のワイヤ類の配線を上記カバーに対し
てどのように収納するか、ワイヤ類の機体への固定機構
を上記カバーに対してどのように納めるかが問題として
残る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題の解
消を目的とし、前輪によって跳ね上げられる泥から機体
フレームの前面を保護すると共に、機体フレーム前面を
着脱自在なカバーによって覆うについて、上記ワイヤ
類、およびその取付手段と上記カバーとが干渉すること
なく、ワイヤ類を上記カバーの後方にきちんと納められ
るように上記カバーの構造を工夫することをその課題と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた手段は次の要素(イ)、(ロ)および(ハ)に
よって構成されるものである。 (イ)前輪の後方に近接して配置した単独の保護板を機
体フレームの前面に着脱自在に固定したこと、 (ロ)上記単独の保護板と前記機体フレームの後方の脚
シールドとにより前記機体フレームを覆い囲んだこと、 (ハ)前記単独の保護板を機体フレームの外面よりも左
右両側に延長すると共に、保護板の該延長部に後向き凹
状の保持溝を設け、該保持溝にワイヤ類を装着したこ
と。
【0005】
【作 用】前輪の後方に近接して配置した単独の保護板
を機体フレームの前面に着脱自在に固定したことによっ
て、上記単独の保護板によって、前輪によって跳ね上げ
られた泥から機体フレームの前面が保護される。また、
上記単独の保護板と前記機体フレームの後方の脚シール
ドとにより前記機体フレームを覆い囲んだことによっ
て、前記機体フレームに沿った空間であって、かつ保護
板によってカバーされたワイヤ類の配線のための空間を
上記保護板の後方に確保することができる。前記単独の
保護板を機体フレームの外面よりも左右両側に延長する
と共に、保護板の該延長部に後向き凹状の保持溝を設
け、該保持溝にワイヤ類を装着したことによって、保護
板を機体フレームに取付けるときは、ワイヤ類を上記保
護溝に整理して装着することができるので、ワイヤ類が
保護板と機体フレームの間に挾まれることがなく、した
がって、ワイヤ類の組み付けおよび保護板の取付作業を
簡単、容易に行うことができる。また、ワイヤ類の取付
手段と干渉することなく上記保護板を機体フレームに密
着させて、しっかりと固定することができる。ワイヤ類
が単独の保護板と機体フレームに挾まれた状態で保護板
が取付けられて、その結果ワイヤ類の作動が円滑でなく
なるという事態を確実に回避することができる。
【0006】
【実 施 例】次いで図面を参照しつつ実施例を説明す
る。一本のパイプからなる機体フレーム1はヘッドパイ
プ2から下方に延長され、さらに後方に延びていて、前
輪7の後方に位置している。ヘッドパイプ2に操向軸3
が回動自在に支持されている。操向軸3の下端には前フ
ォーク4が固定され、この前フォーク4にリンク5と緩
衝器6を介して前輪7が支持されている。また、操向軸
3には、樹脂製の前フェンダ8が固定され、一体になっ
て左右に回動するようになっている。前フェンダ8の後
端8aは前輪7の最後端上方の位置に止められ、下方ま
で延長しない形状とし、前輪の上方のみを覆うようにな
っている。また、前フェンダ8には操向軸3の軸受部前
方位置に取付突壁8bが設けられていて、この突壁8b
により前フェンダ8上面に沿って入り込もうとする雨水
等が操向軸3の軸受等に浸入することを防止する。一
方、機体フレーム1の前面には、前輪7に近接させ、上
記前フェンダ後端8aの下方解放部に対応するように樹
脂製の単独の保護板9が装着されており、これと機体フ
レーム1の後方の脚シールド23により、機体フレーム
1を覆い囲んでいる。単独の保護板9は側面視において
略L状に形成され、その前部上端は、機体フレーム1に
固定した下向きのピン11に差し込まれ、中間部は機体
フレーム1の上面に掛け渡した支持板12にボルト13
により固定され、また後部は切欠きを介して横パイプ1
4に差し込まれ、機体フレーム1側に着脱可能に固定さ
れている。上記単独の保護板9の上端は、前フェンダ8
の後端8aを通る前輪7外周の接線Tよりも上方まで延
長し、かつ上端を前方に屈曲させてある。このような、
位置関係とすることにより、前輪7が後方へ跳ね上げた
泥水等は単独の保護板9の前面部と上端の屈曲部に衝突
して下方へ流下することになり、保護板9の上端を乗り
越えて後方の金属製の機体フレーム1を濡らすことがな
い。このため、泥水等が機体フレーム1に付着しにくく
なる。また、単独の保護板9は、機体フレーム1を覆う
半円状部分から左右両側に延長されていて、この延長部
に車体後方向き凹状の保持溝9a、9aを有しており、
この保持溝の後方向き開口面を脚シールド23により覆
われている。この保持溝9a、9aの中にワイヤ用ハー
ネス15、スロットルワイヤ16、ブレーキワイヤ17
等のワイヤ類を収納して案内し、かつ保持させている。
これによって、ワイヤ類の取り回しをこの保持溝9a、
9aによって規定するので、保護板9の組み付け時にワ
イヤ類が予め整理され、保護板9と機体フレーム1との
間に挾まれることはなく、したがって、保護板9の機体
フレーム1への組付作業を簡単、容易にすることができ
る。また特別のワイヤ類の取付け手段によってワイヤ類
を機体フレームに固定する場合は、これが保護板あるい
は機体フレーム1と干渉して保護板の組付作業の邪魔に
なるが、ワイヤ類は保持溝9a、9aに収納、保持され
るので、ワイヤ類の取付手段が不要であり、したがっ
て、ワイヤ類の取付手段の存在によって保護板の取付作
業が阻害されることはない。機体フレーム1の上面に設
けた樹脂製の足載せ板18は左右の金属製のブラケット
19に対しボルト20により固定されている。このブラ
ケット19と足載せ板18との間に樹脂製の側面カバー
21が挟持、固定され、この側面カバー21は側面上部
を足載せ板18の縁板18a内面に規制され、また下端
のリブ21aをブラケット19の外側面に規制されて、
位置決めされている。
【0007】
【効 果】以上のとおり、本発明は前記課題を解決して
従来技術の前記問題を解消することができたものであ
る。すなわち、機体フレームに保護板を固定してその前
面を覆うので、前輪によって跳ね上げた泥が機体フレー
ムの前面に付着してこれを腐食させることを防止するこ
とができ、また、上記保護板の後方に前記機体フレーム
に沿ったワイヤ類の配線のための、カバーされた空間を
確保することができる。この空間にワイヤ類、およびそ
の取付手段を納めることができ、さらに、前記単独の保
護板を機体フレームの外面よりも左右両側に延長すると
共に、該保護板の左右に延長した部分に後向き凹状の保
持溝を設け、この保持溝にワイヤ類を装着したことによ
って、保護板を機体フレームに取付けるときは、予めワ
イヤ類を上記保持溝に整理して装着することができるの
で、ワイヤ類が保護板と機体フレームの間に挾まれるこ
とはない。したがって、ワイヤ類の組み付けおよび保護
板の取付作業を簡単、容易に行うことができる。またワ
イヤ類の取付手段と干渉することなく、上記保護板を機
体フレームに密着させてしっかりと固定することができ
る。ワイヤ類が単独の保護板と機体フレームに挾まれた
状態で保護板が取付けられて、その結果ワイヤ類の作動
が円滑でなくなるという事態を確実に回避することがで
きる。ワイヤ類を予め保護板の保持溝に収納して固定し
てから、保護板を機体フレームに取付けることができる
ので、保護板を取付ける時、多数のワイヤ類があるにも
関わらず、これらに煩わされることなく、簡単、容易、
かつ迅速に保護板を機体フレームに取付けることができ
る。さらに、これらワイヤ類の支持の安定化、保護の強
化を図ることができ、機体フレームの前輪に近接した部
分の外観を簡潔に纏めることができるものである。さら
に、保護板は単独の保護板であるから、例えば脚シール
ド等の外の部材とは無関係にそれだけを単独で着脱する
ことができるので、ワイヤ類の保守、点検等のための、
その取外し、取付作業を簡単、容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の側面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【符号の説明】
1・・・機体フレーム 2・・・ヘッドパイプ 8・・・前フェンダ 9・・・単独の保護板 9a・・・保持溝 23・・・脚シールド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドパイプに転向可能に支持した前輪
    と、該前輪の上方のみを覆い、前輪と共に転向する前フ
    ェンダと、前記ヘッドパイプから下方へ延長し、前輪後
    方に位置する、一本のパイプからなる機体フレームとを
    備えた自動二輪車において、 前輪の後方に近接して配置した単独の保護板を機体フレ
    ームの前面に着脱自在に固定し、 上記単独の保護板と前記機体フレームの後方の脚シール
    ドとにより前記機体フレームを覆い囲み、 前記単独の保護板を機体フレームの外面よりも左右両側
    に延長すると共に、保護板の該延長部に後向き凹状の保
    持溝を設け、該保持溝にワイヤ類を装着したフレーム保
    護装置を有する自動二輪車。
JP5098321A 1993-04-02 1993-04-02 フレ―ム保護装置を有する自動二輪車 Expired - Lifetime JP2535299B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5098321A JP2535299B2 (ja) 1993-04-02 1993-04-02 フレ―ム保護装置を有する自動二輪車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5098321A JP2535299B2 (ja) 1993-04-02 1993-04-02 フレ―ム保護装置を有する自動二輪車

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4142283A Division JPS59167383A (ja) 1983-03-15 1983-03-15 自動二輪車等のフレーム保護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH068866A JPH068866A (ja) 1994-01-18
JP2535299B2 true JP2535299B2 (ja) 1996-09-18

Family

ID=14216647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5098321A Expired - Lifetime JP2535299B2 (ja) 1993-04-02 1993-04-02 フレ―ム保護装置を有する自動二輪車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2535299B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4657077B2 (ja) * 2005-10-21 2011-03-23 本田技研工業株式会社 小型車両
JP4657079B2 (ja) * 2005-10-21 2011-03-23 本田技研工業株式会社 電動小型車両
JP4657078B2 (ja) * 2005-10-21 2011-03-23 本田技研工業株式会社 電動小型車両

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5867578A (ja) * 1981-10-19 1983-04-22 本田技研工業株式会社 スク−タのフロントシ−ルド装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH068866A (ja) 1994-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6257362B1 (en) Motorcycle fender mounting system
US6378643B1 (en) Motorcycle saddlebag mounting system
US7581615B2 (en) Saddle-ride type vehicle
US10377436B2 (en) Side cover structure for motorcycle
CN110937047B (zh) 鞍乘型车辆的灯体结构
US11371674B2 (en) Protection structure of rear combination lamp
JP2535299B2 (ja) フレ―ム保護装置を有する自動二輪車
JP6448157B2 (ja) 自動二輪車用ヘッドライトガード構造
US20220250702A1 (en) Front fairing for a scooter
JP4031502B2 (ja) 自動二輪車用のフロントフェンダおよび自動二輪車
JP2011063068A (ja) 鞍乗り型車両におけるフロント構造
JP2010221908A (ja) 車両
WO2018047127A1 (en) Support structure for rear panel of step-through scooter type motorcycle
JP3367760B2 (ja) 車両の車体構造
JP2006069438A (ja) 自動二輪車の後部車体構造
JPH0747985A (ja) 自動二輪車のシートカウル
JPS629190Y2 (ja)
JPH0442227Y2 (ja)
JP3018691B2 (ja) スクータ型自動二輪車のレッグシールド構造
WO2017134832A1 (ja) 鞍乗型車両
JPS59167383A (ja) 自動二輪車等のフレーム保護装置
EP4403447A1 (en) Straddled vehicle
JP2725293B2 (ja) 自動2輪車のフロントフェンダ装置
JP2021011236A (ja) 鞍乗型車両
JP4030891B2 (ja) 鞍乗り型車両の前部車体構造