JPH07103608B2 - 柱脚構造 - Google Patents

柱脚構造

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JPH07103608B2
JPH07103608B2 JP19166592A JP19166592A JPH07103608B2 JP H07103608 B2 JPH07103608 B2 JP H07103608B2 JP 19166592 A JP19166592 A JP 19166592A JP 19166592 A JP19166592 A JP 19166592A JP H07103608 B2 JPH07103608 B2 JP H07103608B2
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plate
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、H形鋼からなる鉄骨
柱の無溶接柱脚構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、H形鋼からなる鉄骨柱の柱脚構造
として、図6および図7に示す無溶接柱脚構造が採られ
ている。すなわち、鉄骨柱30の両フランジ30aの外
面の下端に、ステーアングル31の立片31aを高力ボ
ルト32で接合すると共に、その横片31bを高力ボル
ト33でベースプレート34の上面に接合する。一方、
鉄骨柱30のウェブ30bの下端両面を別の一対のステ
ーアングル35で挟み、その立片35bを高力ボルト3
6でウェブ30bに接合すると共に、横片35aをベー
スプレート33の上面に接合する。このベースプレート
34を基礎38上に載置し、前記各ステーアングル35
の横片35aと共に、アンカーボルト39に締付け固定
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の柱
脚構造では、各ステーアングル31,35は鉄骨柱30
に対する接合と、ベースプレート34に対する接合とに
それぞれボルトが必要であり、そのためボルト本数が非
常に多くなり、それだけボルト締め作業にも手間がかか
るという問題点がある。また、ステーアングル31,3
5とベースプレート34とを接合するボルト33,37
のボルト頭がベースプレート34の下面に突出するた
め、そのボルト頭を収容する凹部を基礎38上にハツリ
等によって形成しなくてはならず、施工性が悪いという
問題点がある。
【0004】この発明の目的は、ボルト本数を削減で
き、かつ施工性の向上が図れる無溶接の柱脚構造を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の柱脚構造は、
4個のベース金物を用い、これらベース金物をベースプ
レートと共にアンカーボルトに接合したものである。す
なわち、H形鋼からなる柱の下端における両フランジと
ウェブとでなす各入隅部に、各々互いに垂直な2枚の側
板部および底板部からなる4個のベース金物をボルト接
合し、これらベース金物を基礎上に敷かれたベースプレ
ートに載置する。前記基礎のアンカーボルトを、ベース
プレートおよびベース金物の底板部に各々設けたボルト
挿通孔にわたって挿通させ、アンカーボルトに螺着した
ナットを前記の底板部に締め付ける。
【0006】
【作用】この構成によると、H形鋼からなる柱の各入隅
部にベース金物をボルト接合し、これらの各ベース金物
をベースプレートと共に基礎上にアンカーボルトで固定
する構造としたため、アンカーボルトでベース金物とベ
ースプレートとの接合が行えて、ボルト本数が削減でき
る。ベース金物は、互いに垂直な2枚の側板部および底
板部からなり、柱のウェブおよびフランジの両方に接合
させるため、少ないボルト本数でも堅固な接合が行え
る。また、ベースプレートの下面にボルト頭等の突出物
がなく、そのため基礎の天端面に凹部を設ける必要がな
くて、施工性が良い。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図4に基づ
いて説明する。柱1はH形鋼からなり、その下端におけ
る両フランジ1a,1aとウェブ1bとでそれぞれ囲ま
れる各入隅部に、図3に斜視図で示す構造のベース金物
2をそれぞれボルト接合する。ベース金物2は、互いに
垂直な側板部2a,2bを構成する1枚の曲げ加工板
と、これに溶接した底板部2cとからなる。各側板部2
a,2bは各々1つのボルト挿通孔3および2つのボル
ト挿通孔4が形成され、底板部2cには1つのボルト挿
通孔5が形成される。このベース金物2を、その一方の
側板部2aが前記入隅部のフランジ1aに重なり、他方
の側板部2bが入隅部のウェブ1bに重なるように、各
入隅部にそれぞれ配置し、高力ボルト6とナット7とで
フランジ1aに、また高力ボルト8とナット9とでウェ
ブ1bにそれぞれ摩擦ボルト接合する。
【0008】このように柱1の各入隅部にボルト接合し
たベース金物2を、基礎10上に敷かれたベースプレー
ト11上に載置し、基礎10に突設されたアンカーボル
ト12をベースプレート11に形成したボルト挿通孔1
2およびベース金物2の底板部2cのボルト挿通孔5に
挿通させる。このアンカーボルト13にナット14を螺
着し、ナット14でベース金物2の底板部2cとベース
プレート11とを基礎10上に締付け固定する。なお、
ベースプレート11には、基礎10の天端面のモルタル
部10aを施工するときの空気抜き孔15を形成してお
く。
【0009】上記構成の施工手順を図5を参照して説明
する。先ず、図5(A)に示すように基礎10から突出
するアンカーボルト13にレベル調整用ナット16を螺
着し、ベースプレート11の各ボルト挿通孔12にアン
カーボルト13を挿通させて、レベル調整用ナット16
でベースプレート11を受け止める。ベースプレート1
1は、基礎10の打設前に、予めレベル調整用ナット1
6と他のナット(図示せず)とで挟み込み状態に取付け
ておいても良く、このようにして施工することにより、
ベースプレート11をアンカーボルト12の位置決めの
ための添プレートとして利用することができる。
【0010】レベル調整用ナット16によるベースプレ
ート11の高さ調整を終えると、図5(B)に示すよう
に基礎10の天端のモルタル部10aをベースプレート
11の下面まで施工する。このとき、ベースプート11
の上面は、適宜のカバーシート等で養生しておく。
【0011】モルタル部10aが硬化すると、図5
(C)に示すように柱1の各入隅部にボルト接合したベ
ース金物2の底板部2cを、そのボルト挿通孔5にアン
カーボルト13を挿通させてベースプレート11上に載
置する。最後に、アンカーボルト13にナット14を螺
着し、このナット14でベース金物2の底板部2cおよ
びベースプレート11を基礎10上に締付け固定する。
【0012】この柱脚構造によると、このようにアンカ
ーボルト12でベースプレート11と共にベース金物を
固定することができて、ボルト本数が削減でき、しかも
ベースプレート11の下面にボルト頭等の突出物が無く
て、施工性が向上する。
【0013】
【発明の効果】この発明の柱脚構造は、H形鋼からなる
柱の各入隅部にベース金物をボルト接合し、これらの各
ベース金物をベースプレートと共に基礎にアンカーボル
トで固定する構造としたため、ベース金物とベースプレ
ートとの接合にボルトを必要とせず、ボルト本数が削減
でき、またベースプレートの下面にボルト頭等の突出物
が無くて、施工性が向上する。ベース金物は、互いに垂
直な2枚の側板部および底板部からなり、柱のウェブお
よびフランジの両方に接合させるため、少ないボルト本
数でも堅固な接合が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の正面図である。
【図2】その平面図である。
【図3】その実施例に使用するベース金物の斜視図であ
る。
【図4】その実施例に使用するベースプレートの平面図
である。
【図5】その実施例の組付け手順を示す説明図である。
【図6】従来例の正面図である。
【図7】その平面図である。
【符号の説明】
1…柱、1a…フランジ、1b…ウェブ、2…ベース金
物、2a,2b…側板部、2c…底板部、5…ボルト挿
通孔、6,8…高力ボルト、10…基礎、11…ベース
プレート、12…アンカーボルト、13…ボルト挿通
孔、14…ナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに垂直な2枚の側板部および底板部
    からなる4個のベース金物を、H形鋼からなる柱の下端
    における両フランジとウェブとでなす各入隅部にボルト
    接合し、基礎上に敷かれたベースプレートに前記各ベー
    ス金物を載置し、前記基礎のアンカーボルトを、前記ベ
    ースプレートおよび前記ベース金物の底板部に各々設け
    たボルト挿通孔にわたって挿通させ、前記アンカーボル
    トに螺着したナットを前記底板部に締付けた柱脚構造。
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JP6835886B2 (ja) * 2019-02-05 2021-02-24 日鉄鋼板株式会社 中空部材の設置構造

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