JPH0695225B2 - トナ−用バインダ−組成物 - Google Patents

トナ−用バインダ−組成物

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JPH0695225B2
JPH0695225B2 JP60148290A JP14829085A JPH0695225B2 JP H0695225 B2 JPH0695225 B2 JP H0695225B2 JP 60148290 A JP60148290 A JP 60148290A JP 14829085 A JP14829085 A JP 14829085A JP H0695225 B2 JPH0695225 B2 JP H0695225B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真、静電記録、静電印刷などにおける
静電荷像を現像するためのトナーに用いられるバインダ
ー組成物に関する。
〔従来の技術〕
電子写真法は一般には光導電性物質を利用し、種々の手
段により感光体上に電気的潜像を形成し、次いで該潜像
をトナーを用いて現像し、紙等の被定着シート上にトナ
ー画像を転写した後、加熱、加圧或いは溶剤蒸気などに
より定着し、被写物を得る方法である。上述のトナー像
を紙などの被定着シート上に定着する工程に関しては種
々の方法や装置が開発されているが、現在最も一般的な
方法は熱ローラーによる加熱圧着方式である。熱ローラ
ーによる加熱圧着方式はトナーに対し離型性が良い材料
で表面を形成した加熱された熱ローラーで被定着シート
上のトナー画像を加圧下で接触しながら通過させること
により定着を行う。熱ローラーで定着させる方法は、加
熱加圧下で定着を行うので迅速でしかも熱効率が極めて
良好であり、したがつて定着効率が良い。高速機電子写
真複写機には有効な定着方式である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記方法においては熱ローラー表面とト
ナーが溶融状態で接触するためにトナーの一部が熱ロー
ラー表面に付着、転移し、次の被着シートにこれが再転
移して、所謂オフセツト現像を生じる。熱ローラー表面
に付着させないようにすることが、熱ローラー方式の課
題である。熱ローラーの温度が高ければ高いほど定着性
は向上するが、オフセツト性は逆に悪化する。従つて、
従来加熱定着方式においてはこの矛盾する性質を両立さ
せる極く狭い温度領域、即ち約160〜240℃にて定着が行
われていたのが実情である。
しかし近年複写スピードの高速化や省エネルギーの観点
から複写の立ち上り時間(電源を入れてから複写可能と
なる迄の時間)の短縮が望まれており、この点から特に
低温でも定着性のよいトナーの実現が要望されている。
特に省エネルギータイプの複写機においては使用してい
ない時は熱ロールの加熱を一部中止し、使用する時に加
熱を行うという事が行われている為、トナーの低温定着
性が重要である。しかし低温定着性のよいトナーは高温
で使用した場合に著しくオフセツトが悪化する。もちろ
ん常に低温定着を行うのであれば高温のオフセツト性を
問題にすることはないが、日本のような気象条件、特に
湿度変化が大きいところでは梅雨等の高湿時には使用す
る紙が吸湿して熱容量が大となる為、どうしても熱ロー
ラーの温度を上げざると得ない場合がある。従つて130
〜260℃のように広範囲の温度領域、特に130〜160℃の
低温に於ける定着性と220〜260℃の比較的高温に於いて
のオフセツト性の優れたトナーの開発が望まれている。
本発明は、従来のトナーの欠陥を改善し、優れたトナー
を製造し、供給するためのバインダー組成物の性能向上
を目的とするものである。すなわち、定着温度巾が130
℃〜260℃と広範囲でありしかもオフセツト発生の限界
温度が220℃以上を有するトナーバインダー組成物であ
る。さらに、カーボンブラツク等との分散性が向上し、
均一に分散され、適度は硬さ、モジユラス、衝撃値等機
械的特性を有し、粉砕性が良好で、かつ定着性、オフセ
ツト性に影響を与えることなく、ブロツキング性の良い
トナーを製造する為のトナー用バインダー組成物を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決する為の手段〕
本発明は、上記に記載した課題を達成するために、実質
的に酸基を有しない低分子スチレン系共重合体と−COOH
基等の酸基を含有する高分子スチレン系共重合体とを適
度な比率で混合することにより、熱溶融特性は改善さ
れ、温度依存性の小さい溶融粘度のトナーが得られるこ
とを見い出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、重量平均分子量が8×103〜8×104
で酸価が1以下のスチレン系共重合体10〜90重量%と重
量平均分子量が1×105〜1×106で酸価が9〜100であ
るスチレン系共重合体10〜90重量パーセントとを混合し
た樹脂を主成分とすることを特徴とするトナー用バイン
ダー組成物を提供するものである。
本発明の重量平均分子量が8×103〜8×104で酸価1以
下のスチレン系共重合体とは、スチレンを主体に他のビ
ニル単量体を共重合させ比較的低分子量のスチレン共重
合体である。通常、懸濁重合法もしくは溶液重合法にて
製造される。他のビニル単量体とはたとえば、アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、ア
クリル酸ブチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸シク
ロヘキシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリ
ル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸フルフリル、アク
リル酸テトラヒドロフリフリル、アクリル酸ヒドロキシ
エチル、アクリル酸ヒドロキシブチル等のアクリル酸エ
ステル類、メタアクリレート酸メチル、メタアクリル酸
エチル、メタアクリル酸プロピル、メタアクリル酸ブチ
ル、メタアクリル酸オクチル、メタアクリル酸ラウリ
ル、メタアクリル酸ステアリル、メタアクリル酸シクロ
ヘキシル、メタアクリル酸ベンジル、メタアクリル酸フ
リフリル、メタアクリル酸テトラヒドロフリフリル、メ
タアクリル酸ヒドロキシエチル、メタアクリル酸ヒドロ
キシプロピル、メタアクリル酸ヒドロキシブチル等のメ
タアクリル酸エステル類、ビニルトルエン、α・メチル
スチレン、クロルスチレン等の芳香族ビニル単量体、マ
レイン酸ジブチル、マレイン酸ジオクチル、フマール酸
ジブチル、フマール酸ジオクチル等の不飽和二塩基酸ジ
アルキルエステル類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル
等のビニルエステル類、アクリルニトリル、メタアクリ
ルニトリル等の含窒素ビニル単量体等である。スチレン
と他の単量体との割合は通常重量比で95:5〜20:80、好
ましくは80:20〜50:50である。
また重量平均分子量が105〜106で酸価が1〜100のスチ
レン系共重合体とは、スチレンを主体に他のビニル単量
体と不飽和酸類とを共重合させた比較的高分子の共重合
体である。この共重合体は通常、塊状重合法もしくは溶
液重合法にて製造される。ここで他のビニル単量体と
は、上記に記載したものである。不飽和酸類とは、たと
えばアクリル酸、メタアクリル酸、ケイヒ酸、等の不飽
和カルボン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマール
酸、イタコン酸等の不飽和ジカルボン酸、マイレン酸モ
ノメチル、マレイン酸モノエチル、マイレン酸モノブチ
ル、マレイン酸モノオクチル、フマール酸モノメチル、
フマール酸モノエチル、フマール酸モノブチル、フマー
ル酸モノオクチル等の不飽和ジカルボン酸モノエステル
類等である。スチレンと他のビニル単量体の割合は通常
重量比で95:5〜20:80、好ましくは80:20〜50:50であ
る。不飽和酸類の量は共重合体の酸価が処定の範囲とな
るように選択される。
本発明は特許請求の範囲内で実用上の効果が出るが、低
分子スチレン系共重合体は重量平均分子量が104〜3.0×
104の範囲が好ましい。また高分子スチレン系共重合体
は重量平均分子量が2.5×105〜7.0×105で酸価が10〜70
の範囲が好ましい。また低分子スチレン系共重合体と高
分子スチレン系共重合体の混合比は30〜60重量パーセン
トと70〜40重量パーセントの範囲が好ましい。
本発明で高分子スチレン系共重合体に酸基を導入するこ
とにより、著しく、凝集力が向上し、溶融粘度が改善さ
れる。しかし、低分子スチレン系共重合体に酸基を導入
すると、溶融粘度が高すぎて、低温時の定着性を悪化さ
せてしまう。したがって、低分子スチレン系共重合体は
酸価1以下、高分子スチレン系共重合体は酸価1〜100
にすることにより定着性、オフセツト性に著しい改善が
なされる。
また、耐ブロツキング性、現像性、転写性、クリーニン
グ性、粉砕性、帯電安定性等のトナー特性についても本
発明のバインダー組成物を使用したものは従来に比較し
て劣らない。
トナー製造にあたつては本発明のバインダー組成物を常
法により粉砕した粉末と、カーボンブラツクに代表され
る各種着色剤、及び必要に応じて摩擦帯電性を調整する
ための、例えばニグロシン、含金染料等の荷電調整剤、
オフセツト防止を助長させるポリオレフインワツクス、
ステアリン酸誘導体、シリコンオイル等の助剤、または
磁性トナーとする場合には磁性酸化鉄、還元鉄粉等を混
合し、ニーダ等で混練後、粉砕、分級してトナーを製造
する。また本発明の効果を阻害しない範囲で他の樹脂成
分を混合することも可能である。
本発明のバインダー組成物と上記各種材料を混合し、溶
融混練、粉砕、分級されたトナーは定着性、オフセツト
性、耐ブロツキング性、現像性、転写性、クリーニング
性、粉砕性、帯電安定性の良好なるものが得られる。
〔実施例〕
以下に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
なお各種の測定、評価は次の方法によつた。
a、分子量測定法 GPC法による。装置及び測定条件は下記のとおりであ
る。
検出器 SHODEX RI SE-31 カラム A−80M×2+KF-802 溶 媒 THF 吐出量 1.2ml/分 試 料 0.25%THF溶液 b、酸価(AV)測定法 JIS K−5400に準じて測定した。
c、Tg(℃)測定法 DSC(セイコー電子工業製)にて測定した。
試料 35±5mg 昇温(昇温速度30℃/分、室温→200℃) Tgl,降温(200℃→0℃)TgII, 昇温(昇温速度10℃/分)Tglllを測定。
Tglllをデータとする。
d、粉砕性 試作トナー混練品をチヨツパーミル等で粉砕し、16〜32
メツシユの固形粉をジエツト粉砕機(日本ニユーマ製、
PJM-100NP)にて粉砕。
粉砕品をMDSセパレーター(日本ニユーマ製)にて分
級。
粒径5〜15μm分級、収率75%以上:○、収率70%〜60
%:△、 収率60%以下:× e、耐ブロツキング性 分級されたトナーを50℃乾燥機にて24時間の耐熱性を評
価。
○:固形化されず粉体状態、△:わずかに固形化、×:
固形化 f、定着下限温度 分級されたトナーを定着機を用いて定着し、その定着状
態をセロテープ剥離テストにて評価。
セロテープにトナーが付着しない下限温度を測定。
g、オフセツト温度 分級されたトナーを定着機を用いてオフセツト温度(定
着ロールにトナーが付着し、次の被着シートに再転移す
る温度)を評価。
〔実施例1及び比較例1〕 スチレン80重量部とメタアクリル酸ブチル20重量部をキ
シロール溶媒存在下で開始剤アゾビスイソブチルニトリ
ルを用い溶液重合させ、重量平均分子量2.0×104、Tg72
℃、酸価0.1のスチレン系共重合低分子ポリマー(A)
を得た。
次にスチレン57重量部とメタアクリル酸ブチル40重量部
とメタアクリル酸3重量部とを塊状重合させ、ついでキ
シロール溶媒存在下で溶液重合し、重量平均分子量3.0
×105、Tg60℃、酸価18のスチレン系共重合高分子ポリ
マー(B)溶液を得た。
次にスチレン系共重合低分子ポリマー(A)とスチレン
系共重合高分子ポリマー(B)を評価結果表1に示す通
り各種割合にて混合し、脱溶媒し、各種トナーバインダ
ー組成物を得た。
この各種トナーバインダー組成物を用い、下記要領にて
トナーを試作した。トナーバインダー組成物100重量
部、カーボンブラツク5重量部、ポリエチレンワツクス
2重量部、スピロンブラツクTRH 1重量部とを混合し、
二軸押出機で溶融混練後、ジエツト粉砕機にて粉砕し、
分級を行つて粒子径5〜15μmのトナーを製造した。
このトナーを複写機を用い評価した。評価結果を表1に
示す。
〔実施例2及び比較例2〕 スチレン80重量部とメタアクリル酸ブチル20重量部をキ
シロール溶媒存在下で開始剤アゾビスイソブチルニトリ
ルを用い溶液重合させた。キシロール溶媒量、開始剤ア
ゾビスイソブチルニトリル量、重合温度を各種変動させ
評価結果表2に示す通り、各種分子量のスチレン系共重
合低分子ポリマー溶液を得た。
次に各種分子量のスチレン系共重合低分子ポリマー50重
量部と実施例1で得られたスチレン系共重合高分子ポリ
マー(B)50重量部を混合し、脱溶媒し、各種トナーバ
インダー組成物を得た。
この各種トナーバインダー組成物を用い、実施例1と同
様な方法でトナーを試作し、粒子径5〜15μmのトナー
を得た。
このトナーを複写機を用い評価した。評価結果を表2に
示す。
〔実施例3及び比較例3〕 スチレン57重量部とメタアクリル酸ブチル40重量部とメ
タアクリル酸3重量部とを塊状重合させ、ついで溶液重
合させた。塊状重合時の重合率及び溶液重合時の溶媒
量、開始剤量、重合温度を変動させることにより評価結
果表3に示す通り、各種分子量のスチレン系共重合高分
子ポリマーを得た。
次に実施例1で得られたスチレン系共重合低分子ポリマ
ー(A)50重量部と上記で得られた各種分子量のスチレ
ン系共重合高分子ポリマー50重量部を混合し、脱溶媒し
て各種トナーバインダー組成物を得た。
この各種トナーバインダー組成物を用い、実施例1と同
様な方法でトナーを試作し、粒子径5〜15μmのトナー
を得た。
このトナーを複写機を用い、評価した。評価結果を表3
に示す。
〔実施例4及び比較例4〕 スチレン、メタアクリル酸ブチル及びメタアクリル酸を
下記表4に示す組成比にて塊状重合ついで溶液重合さ
せ、評価結果表5に示す通り各種酸価のスチレン系共重
合高分子ポリマーを得た。
実施例1で得られたスチレン系共重合低分子ポリマー
(A)50重量部と上記で得られた各種酸価のスチレン系
共重合高分子ポリマー50重量部を混合し、脱溶媒して各
種トナーバインダー組成物を得た。
この各種トナーバインダー組成物を用い、実施例1と同
様な方法でトナーを試作し、粒子径5〜15μmのトナー
を得た。
このトナーを複写機を用い、評価した。評価結果を表5
に示す。
〔比較例5〕 スチレン65重量部とメタアクリル酸ブチル35重量部とを
塊状重合及び溶液重合させ、重量平均分子量1.5×105
スチレン系共重合ポリマー(C)溶液を得た。
このスチレン系共重合ポリマー(C)溶液を脱溶媒し、
トナーバインダー組成物を得た。この組成物の物性は表
6に示す。
このトナーバインダー組成物を用い実施例1と同様な方
法でトナーを試作し、平均粒径5〜15μmのトナーを得
た。
このトナーを複写機を用い、評価した。評価結果を表6
に示す。
〔実施例5〕 スチレン60重量部とメタアクリル酸メチル20重量部とメ
タアクリル酸ブチル20重量部とをキシロール溶媒存在下
で開始剤アゾビスイソブチルニトリルを用い溶液重合さ
せ、重量平均分子量1.5×104、Tg72℃、酸価0.1のスチ
レン系共重合低分子ポリマー(D)を得た。
次にスチレン37重量部とメタアクリル酸メチル20重量部
とメタアクリル酸ブチル40重量部とメタアクリル酸エチ
ル3重量部とを塊状重合させ、ついで溶液重合し、重量
平均分子量2.5×105Tg60℃、酸価18のスチレン系共重合
高分子ポリマー(E)を得た。
スチレン系共重合低分子ポリマー(D)50重量部とスチ
レン系共重合ポリマー(E)50重量部を混合し脱溶媒し
てトナーバインダー組成物を得た。
このトナーバインダー組成物を実施例1と同様な方法で
トナーを試作し、平均粒径5〜15μmのトナーを得た。
このトナーを複写機を用い、評価した。評価結果を表6
に示す。
〔実施例6〕 スチレン88重量部とフマール酸ジオクチル12重量部をキ
シロール溶媒存在下で開始剤アゾビスイソブチルニトリ
ルを用い溶液重合させ、重量平均分子量2.2×104、Tg72
℃、酸価0.1のスチレン系共重合低分子ポリマー(F)
を得た。
次にスチレン系共重合低分子ポリマー(F)50重量部と
実施例1で得られたスチレン系共重合高分子ポリマー
(B)50重量部を混合して、脱溶媒し、トナーバインダ
ー組成物を得た。
このトナーバインダー組成物を用い、実施例1と同様な
方法でトナーを試作し、平均粒径5〜15μmのトナーを
得た。
このトナーを複写機を用い、評価した。評価結果を表6
に示す。
〔発明の効果〕 以上より、本発明のトナー用バインダー組成物を用いる
ことにより、トナーの定温定着性と高温のオフセツト性
をはじめとする各種性能が向上することが明白である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量平均分子量が8×103〜8×104で酸価
    が1以下のスチレン系共重合体10〜90重量パーセントと
    重量平均分子量が1×105〜1×106で酸価が9〜100の
    スチレン系共重合体10〜90重量パーセントとを混合した
    樹脂を主成分とすることを特徴とする電子写真用のトナ
    ー用バインダー組成物。
JP60148290A 1985-07-08 1985-07-08 トナ−用バインダ−組成物 Expired - Lifetime JPH0695225B2 (ja)

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JPS629356A (ja) 1987-01-17

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