JPH069514Y2 - 物品の位置決め装置 - Google Patents

物品の位置決め装置

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JPH069514Y2
JPH069514Y2 JP1984099432U JP9943284U JPH069514Y2 JP H069514 Y2 JPH069514 Y2 JP H069514Y2 JP 1984099432 U JP1984099432 U JP 1984099432U JP 9943284 U JP9943284 U JP 9943284U JP H069514 Y2 JPH069514 Y2 JP H069514Y2
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positioning
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positioning claws
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保 吉村
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ロ−ム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、リードフレーム上の所定位置にボンディン
グする前の半導体チップ、あるいは、基板上に実装する
前の電子部品などの物品の方向を揃えるための位置決め
装置に関する。
【従来の技術】
この種の位置決め装置の大略構成としては、たとえば、
特公昭56−22139号公報に開示されたものが一般
的である。この公報に示された位置決め装置は、本願の
第4図および第5図に示すように、図示しない駆動装置
によって互いにその前端面1,2が近接離間するように
往復移動させられ、かつ任意の進退位置で停止可能な一
対の位置決め爪3,4と、この位置決め爪3,4と連動
して互いにその前端面5,6が近接離間するように上記
位置決め爪3,4の運動方向と直交する方向に往復移動
させられ、かつ任意の進退位置で停止可能な他の一対の
位置決め爪7,8とを有している。上記各一対の位置決
め爪3,4および7,8の前端面1,2および、5,6
は、それぞれ互いに正確に平行となるように精密加工さ
れており、したがってこれら端面1,2,5,6は、仮
想の四角形の各辺の一部を構成する。互いに離間させら
れた上記位置決め爪3,4,7,8の中心に位置する作
業面9上にたとえばエアピンセットで運ばれる半導体ピ
ップなどの平面視四辺形の物品10をラフに載置したの
ち、上記各位置決め爪3,4,7,8をその前端面1,
2,5,6が互いに近接するように動かすと、第4図に
示すように、上記物品10は、その各辺が上記位置決め
爪3,4,7,8の端面1,2,5,6に押さえられる
ようにして一定の方向を向くように位置決めされる。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の位置決め装置の場合、大きさ
が異なる多種類の物品の位置決めをするのには適さない
という問題がある。 位置決め装置は、位置決めステージを囲み、かつステー
ジ中心に向けて進退可能な上記各位置決め爪で、ステー
ジ上の物品の方向姿勢の設定を行うように構成されてお
り、また各位置決め爪はその進退位置を無段階に変えう
るので、物品のある程度の大きさの変化には対応できる
ものの、位置決め爪の端面の幅に対し、物品の大きさが
あまりに大きくなると、位置決めを適切に行うことが困
難になるのである。すなわち、第4図に示す物品よりも
相当大きな物品の位置決めを行おうとしても、第5図に
示すように、その物品10′の一辺の長さに対して位置
決め爪3,4,7,8の各端面1,2,5,6の幅があ
まりに小さい場合には、この物品10′を安定的に位置
決めすることができない。 電子部品の中には、第6図に示すように、特定のニーズ
に対応させて、大きさの相当異なるトランジスタチップ
やICチップなどの部品を導体を印刷したアルミナ基板
に組み込んで構成される、いわゆるハイブリッドICと
称されるものがあり、上記の各部位は、位置決め装置に
よってその方向を所定に定めた後にマウンタによって基
板上に定置する必要があるが、こうした場合に従来の位
置決め装置では、到底対応できない。 本願考案は、以上のような事情のもとで考え出されたも
のであって、小さな物品から大きな物品まで、各種の大
きさの物品の位置決めを行いうる物品の位置決め装置を
提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願考案では、次の技術的手
段を講じている。 すなわち、本願考案は、先端に互いに平行な直線状の端
面を有するとともに、水平平面状の作業面の上面に沿っ
て互いに近接離間するように往復運動させられ、かつ任
意の進退位置で停止可能な第一の一対の位置決め爪と、
先端に互いに平行な直線状の端面を有するとともに、上
記第一の一対の位置決め爪の運動方向と直交する方向に
おいて上記作業面の上面に沿って互いに近接離間するよ
うに往復運動させられ、かつ任意の進退位置で停止可能
な第二の一対の位置決め爪とを有する物品の位置決め装
置において、 上記第一の一対の位置決め爪と第二の一対の位置決め爪
のそれぞれの上面に、各端面から所定距離後退した部位
において上記端面の幅より大きな幅を有し、かつ上記端
面と平行な少くとも1箇所の立て壁を形成するととも
に、各位置決め爪における上記各立て壁から端面までの
上面を上記作業面に対して一定距離隔てて平行な平坦面
とし、上記作業面もしくは各位置決め爪の上記平坦面に
載置される平面視矩形状の物品の各側面に、これに対し
近接移動する各位置決め爪の上記端面もしくは上記立て
壁を当てることにより、上記物品の方向設定を行うこと
を特徴とする。
【考案の作用および効果】
小さな方形の物品の位置決めは、第一の一対の位置決め
爪おび第二の一対の位置決め爪の4つの位置決め爪の各
端面によって、従来と同様に行われる。すなわち、それ
ぞれ後退した4つの位置決め爪の中心に位置する作業面
上に、たとえばエアピンセットで物品をラフに置き、そ
して各位置決め爪を前進させると、平面視矩形の物品
は、その各辺を上記位置決め爪の各端面に押さえられて
位置決めされる。 一方、大きな方形の物品は、各位置決め爪の端面から所
定距離後退した位置に形成された合計4つの立て壁によ
って位置決めされる。すなわち、各爪の上面における立
て壁から端面にいたる上面は作業面に対して一定間隔を
隔てた平行な平坦面となっており、物品は、4つの爪の
上記上面の上に、あたかも水平平面状の作業面上に置か
れると同様にして安定的に置かれる。そして、各位置決
爪を前進させると、大きな方形の物品は、その各辺が各
位置決め爪の立て壁によって押さえられて位置決めされ
るのである。また、上記立て壁は、その幅が上記端面の
幅より大きいから、大きな物品であってもその各辺に安
定した状態で当接することができる。したがって、第5
図に示す従来例のように幅が小さい位置決め爪の端面が
物品の長い辺に当接する場合の不安定さは解消される。
すなわち、位置決めを正確に行いうる。なお、この場
合、物品は、エアピンセットなとで保持したまま位置決
めすることが好ましい。 以上のとおり本願考案の物品の位置決め装置によれば、
小さな物品の位置決めと、大きな物品の位置決めとを、
位置決め爪を変更することなく行うことができる。ま
た、そもそも各位置決め爪は、任意の進退位置で停止可
能であるので、すなわち無段階に進退位置を変えること
ができるので、上述のように大きな物品にも対応可能と
なったことにより、上記端面によって位置決めしうる物
品の大きさと、上記立て壁によって位置決めしうる物品
の大きさとの間で、対応しうる物品の大きさの種類がほ
ぼ無限となり、位置決めしうる物品の大きさの範囲が大
幅に拡大される。
【実施例の説明】
以下、本願考案の実施例を図面を参照しつつ具体的に説
明する。 第1図に示すように、位置決め装置21は、適当な水平
平面状の作業面22上において、作業面22と平行なあ
る直線方向において、図示しない駆動装置により、互い
に近接・離間するように往復運動させられ、かつ無段階
に進退位置を変えうる第一の一対の位置決め爪23,2
4と、この第一の一対の位置決め爪23,24の移動方
向と直交する方向において、第一の一対の位置決め爪2
3,24と連動して、互いに近接・離間するように往復
運動させられ、かつ無段階に進退位置を変えうる第二の
一対の位置決め爪25,26とを有する。それぞれの一
対の位置決め爪23,24および、25,26の先端に
は、互いに平行状に対向し、かつ、小さな方形の物品A
に対応させて形成された、比較的幅が小さい直線状の端
面23a,24a,25a,26aが設けられている。 さらに、本願考案では、上記各位置決め爪23,24,
25,26の各端面23a,24a,25a,26aか
ら所定距離後退した部位に、上記各端面23a,24
a,25a,26aと平行であって、かつ、この端面よ
り幅が大きい立て壁23b,24b,25b,26bが
形成されているとともに、この立て壁23b,24b,
25b,26bから先端に向かう各位置決め爪23,2
4,25,26の上面23c,24c,25c,26c
を上記作業面22に対して一定距離隔てた平坦面として
いる。上記各立て壁23b,24b,25b,26b
は、各端面23a,24a,25a,26aが形成する
仮想の四角形より大きな仮想の四辺形の各辺の一部を形
成する。また、図示例の場合、各位置決め爪23,2
4,25,26を一定の厚みを有する短冊状の板材を素
材とし、その先端部を段状に削り出して上記立て壁23
b,24b,25b,26bおよび平坦状の上面23
c,24c,25c,26cを形成し、この上面部23
c,24c,25c,26cを先細状の台形状の平面視
形状としている。なお、上記端面や立て壁の形成方法は
種々考えられ、たとえば、薄板短冊状の平面板の先端部
に先細り部を設けるとともに、別体構成の立て壁を先端
から所定距離後退した上面に取付けるようにしてもよ
い。 さて、以上の構成において、小さな物品Aの位置決め
は、第1図に示すように、作業面22上にラフに載置さ
れた物品Aの各辺が一斉に前進する4つの位置決め爪2
3,24,25,26の各端面23a,24a,25
a,26aで押さえることにより行われる。 また、大きな物品Bの位置決めは、第2図に示すよう
に、その物品Bを各位置決め爪23,24,25,26
の先端の平坦な上面部23c,24c,25c,26c
上にラフに置いた状態で、各位置決め爪23,24,2
5,26を一斉に前進させて、その各立て壁23b,2
4b,25b,26bで物品Bの各辺を押さえることに
より行われる。 この場合、上記各立て壁23b,24b,25b,26
bの幅が上記各端面23a,24a,25a,26aよ
りも大きいので、大きな物品Bの位置決めも適切に行え
るのである。 このように、本願考案の物品の位置決め装置によれば、
小さな物品の位置決めと、大きな物品の位置決めとを行
うことができる。また、各決め爪は無段階に進退位置を
変えうることから、上記端面によって位置決めしうる物
品の大きさと、上記立て壁によって位置決めしうる物品
の大きさとの間で、対応しうる物品の大きさの数はほぼ
無限であり、したがって、対応しうる物品の大きさの範
囲は、従来に比して大幅に拡がる。 ところで、本願考案の範囲は、上述した実施例されるも
のでないことはもちろんである。たとえば、第1図およ
び第2図に示す例では、各位置決め爪23,24,2
5,26に一箇所ずつの立て壁23b,24b,25
b,26bが設けられているが、第3図に示すように、
第一の立て壁23b,24b,25b,26bからさら
に後退した位置に、第二の立て壁23b′,24b′,
25′,26b′を設けるようにしてもよい。この場
合、上記第二の立て壁23b′,24b′,25b′,
26bの幅は、第一の立て壁23,24b,25b,2
6bの幅よりも大きくし、かつ第一の立て壁から第二の
立て壁までの位置決め爪の上面を平坦面とする。このよ
うにすることにより、位置決めしうる物品の大きさの範
囲がさらに拡がる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案の実施例に係る位置決め装置の要部の
斜視図、第2図は実施例に係る位置決め装置の作用説明
断面図、第3図は他の実施例の断面図、第4図および第
5図は従来例説明図、第6図は一般的なハイブリッドI
Cの斜視図である。 23,24……第一の一対の位置決め爪、25,26…
…第二の一対の位置決め爪、23a,24a,25a,
26a……(各位置決め爪の)端面、23b,24b,
25b,26b……(各位置決め爪の)立て壁、23
c,24c,25c,26c……(各位置決め爪の)平
坦面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に互いに平行な直線状の端面を有する
    とともに、水平平面状の作業面の上面に沿って互いに近
    接離間するように往復運動させられ、かつ任意の進退位
    置で停止可能な第一の一対の位置決め爪と、 先端に互いに平行な直線状の端面を有するとともに、上
    記第一の一対の位置決め爪の運動方向と直交する方向に
    おいて上記作業面の上面に沿って互いに近接離間するよ
    うに往復運動させられ、かつ任意の進退位置で停止可能
    な第二の一対の位置決め爪とを有する物品の位置決め装
    置において、 上記第一の一対の位置決め爪と第二の一対の位置決め爪
    のそれぞれの上面に、各端面から所定距離後退した部位
    において上記端面の幅より大きな幅を有し、かつ上記端
    面と平行な少くとも1箇所の立て壁を形成するととも
    に、 各位置決め爪における上記各立て壁から端面までの上面
    を上記作業面に対して一定距離隔てて平行な平坦面と
    し、 上記作業面もしくは各位置決め爪の上記平坦面に載置さ
    れる平面視矩形状の物品の各側面に、これに対し近接移
    動する各位置決め爪の上記端面もしくは上記立て壁を当
    てることにより、上記物品の方向設定を行うことを特徴
    とする、物品の位置決め装置。
JP1984099432U 1984-06-29 1984-06-29 物品の位置決め装置 Expired - Lifetime JPH069514Y2 (ja)

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JPS6113935U JPS6113935U (ja) 1986-01-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5539021A (en) * 1978-09-14 1980-03-18 Hitachi Electronics Eng Co Ltd Automatic plate tester

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