JP2002301632A - ワークパレット - Google Patents

ワークパレット

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JP2002301632A
JP2002301632A JP2001106325A JP2001106325A JP2002301632A JP 2002301632 A JP2002301632 A JP 2002301632A JP 2001106325 A JP2001106325 A JP 2001106325A JP 2001106325 A JP2001106325 A JP 2001106325A JP 2002301632 A JP2002301632 A JP 2002301632A
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JP
Japan
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work
groove
work pallet
pallet
mounting surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001106325A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Kado
義隆 門
Katsuhiro Kitabayashi
勝博 北林
Takehiro Noyama
孟煕 野山
Katsuyoshi Konishi
勝芳 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Seiki KK
Original Assignee
Fuji Seiki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワークパレットの載置面に載置したワークの下
縁に沿って瞬間接着剤を塗布して仮固定する場合、ワー
クの保持力が弱い。また、ワークの下面と載置面との間
の入り込んだ接着剤の層の影響で、ワークの位置決め精
度が悪い。 【解決手段】図3(a)のように、ワーク4をワークパ
レット1の載置面2に位置決め状態にセットし、押圧す
る。図3(b)のようにワーク4の周囲から載置面2の
溝3に瞬間接着剤5を供給すると、瞬間接着剤5がワー
ク4の下面4aに沿って溝3内を延びていく。図3
(c)のように、溝3を除く載置面2の基準面2aがワ
ーク4の下面4aに直接接触できるので、ワークの位置
決め精度が高い。深さが10〜100μmである溝3内
の接着層6により強固に仮固定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークを接着剤を
介して載置面に仮固定した状態で加工装置にセットされ
るワークパレットに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
放電加工機や、削り代の少ないミーリング等では、加工
すべきワークに負荷される力が小さい。そこで、加工す
べきワークをワークパレットの載置面に瞬間接着剤を用
いて仮固定し、このワークパレットを加工装置の加工テ
ーブルに取り付けるようにしている。
【0003】通例、ワークはプリセッタを用いてワーク
パレットに正確に位置決めされた状態にセットされる。
そして、図5に示すように、セットされたワーク10の
下縁11と、ワークパレット12の載置面13とのなす
隅角に沿って液状の瞬間接着剤14を塗布し、乾燥させ
て仮固定しているが、ワーク10をワークパレット12
に保持する力が弱いという問題がある。そこで、従来、
瞬間接着剤の他、磁気保持手段も併用しているが、仮固
定の作業が煩雑になるという問題がある。
【0004】一方で、液状の瞬間接着剤14がワーク1
0の下面16と載置面13との間に部分的に入り込む場
合があり、そうした場合、図6に示すように、ワーク1
0の下面15と載置面13との間に部分的に接着剤の層
16ができるため、ワーク10が載置面13に対して傾
き、ワーク10の位置決め精度が悪くなってしまうとい
う問題もある。本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
であり、瞬間接着剤のみでもワークを高い保持力で仮固
定することができ、しかもワークの位置決め精度を高く
することのできるワークパレットを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するため、本発明は、ワークを接着剤を介して載
置面に仮固定した状態で加工装置にセットされるワーク
パレットであって、上記載置面には深さが10〜100
μmである複数の溝が形成されていることを特徴とする
ものである。本発明では、ワークの仮固定面、例えば下
面を載置面に位置決めして押圧する状態にセットする。
次いで、ワークの周囲から載置面の溝に瞬間接着剤を供
給すると、瞬間接着剤がワークの下面に沿って溝の中へ
延びていき、この状態で乾く。溝を除く載置面はワーク
の下面に直接に接触できるので、ワークが傾いたりせ
ず、ワークの位置決め精度が高い。しかも、ワークの下
面は溝内の瞬間接着剤を介してワークパレットに強固に
仮固定される。
【0006】溝の深さを10〜100μmにしてあるの
は、溝の深さが10μm未満であったり、100μmを
超えたりする場合には、接着による仮固定力が弱くなる
おそれがあるからである。上記の複数の溝は等間隔に配
置されて所定方向に平行に延びていれば、ワークの仮固
定面の面積に応じた数の溝をワークの仮固定に利用する
ことができ、汎用性を高くできる点で好ましい。特に、
上記複数の溝間の間隔を1〜10mmとしておけば、種
々の大きさのワークに対応でき、汎用性を高めることが
できる点で好ましい。また、上記溝の幅を1〜10mm
としておけば、種々の大きさのワークに対応でき、汎用
性を高めることができる点で好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を添
付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施の
形態のワークパレットの概略平面図であり、図2はその
要部の模式的断面図である。これらの図を参照して、ワ
ークパレット1は、例えば方形板からなり、その上面を
ワークを載置するための載置面2としている。
【0008】方形をなす載置面2には、その一辺に平行
な方向Xに沿って延びる多数の溝3が形成されている。
溝3を除く載置面2が基準面2aを構成している。図2
を参照して、溝3の深さDは一定とされ、この深さD
は、後述するように溝3に供給される瞬間接着剤の接着
性を考慮して、例えば10〜100μmの範囲、好まし
くは30〜40μm、より好ましくは25〜35μmに
設定されている。隣接する溝3間の距離Pは一定とさ
れ、例えば、1〜10mmの範囲に設定されている。こ
の範囲であれば、種々の大きさのワークに対応でき汎用
性が高い。また、各溝3の幅Wは一定とされ、例えば1
〜10mmの範囲に設定されている。この範囲であれ
ば、種々の大きさのワークに対応でき汎用性が高い。
【0009】次いで、本ワークパレット1にワーク4を
仮固定する手順について説明する。まず、図3(a)に
示すように、ワーク4の仮固定面である下面4aをワー
クパレット1の載置面2の基準面2aに押圧接触させ、
ワーク4を位置決めした状態でセットする。次いで、図
3(b)に示すように、ワーク4の周囲から載置面2の
溝3に瞬間接着剤5を供給すると、瞬間接着剤5が溝3
の中をワーク4の下面4aに沿って延びていき、この状
態で乾く。
【0010】これにより、図3(c)に示すように、ワ
ーク4の下面4aは溝3内の瞬間接着剤5を介してワー
クパレット1に強固に仮固定される。しかも、溝3を除
く載置面2の基準面2aはワーク4の下面4aに直接に
接触できるので、ワークが傾いたりせず、ワークの位置
決め精度が高い。次いで、本ワークパレット1にワーク
4を仮固定する別の手順について説明する。
【0011】まず、図4(a)に示すように、ワーク4
の仮固定面である下面4aに液状の瞬間接着剤5を塗布
し、これをワークパレット1の載置面2に位置決めした
状態でセットし押圧する。すると、図4(b)に示すよ
うに、瞬間接着剤5は載置面2の基準面2aから溝3内
へ押しやられ、溝3内を溝3の延びる方向に伸びてい
く。この状態で、瞬間接着剤5が乾き、図4(c)に示
すように、概ね、溝3のみに形成される接着層6を介し
てワーク4が仮固定される。
【0012】本実施の形態によれば、溝3を除く載置面
2の基準面2aが、ワーク4の下面4aに直接接触でき
るので、ワーク4が傾いたりせず、ワーク4の位置決め
精度が高い。しかも、ワーク4の下面4aは溝3内に拡
がっている接着層6を介してワークパレット12に強固
に仮固定される。したがって、従来、仮固定に併用して
いた磁気保持手段を不要にでき、仮固定の作業が簡便に
なる。なお、本発明は上記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の特許請求の範囲で種々の変更を施す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のワークパレットの平面
図である。
【図2】ワークパレットの要部の拡大断面図である。
【図3】(a)、(b)及び(c)はワークをワークパ
レットに仮固定する場合の手順を示す概略図である。
【図4】(a),(b)及び(c)は、ワークをワーク
パレットに仮固定する場合の別の手順を示す概略図であ
る。
【図5】従来のワークパレットを用いてワークを固定す
る方法を説明する概略斜視図である。
【図6】従来のワークパレットにワークを固定した場合
の不具合を説明するための概略図である。
【符号の説明】
1 ワークパレット 2 載置面 2a 基準面 3 溝 4 ワーク 4a 下面 5 瞬間接着剤 6 接着層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野山 孟煕 奈良県橿原市飯高町113−1 不二精機株 式会社内 (72)発明者 小西 勝芳 奈良県橿原市飯高町113−1 不二精機株 式会社内 Fターム(参考) 3C016 DA15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを接着剤を介して載置面に仮固定し
    た状態で加工装置にセットされるワークパレットであっ
    て、上記載置面には深さが10〜100μmである複数
    の溝が形成されていることを特徴とするワークパレッ
    ト。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記の複数の溝は等間
    隔に配置されて所定方向に平行に延びることを特徴とす
    るワークパレット。
  3. 【請求項3】請求項2において、上記複数の溝間の間隔
    は1〜10mmであることを特徴とするワークパレッ
    ト。
  4. 【請求項4】請求項1,2又は3において、上記溝の幅
    は1〜10mmであることを特徴とするワークパレッ
    ト。
JP2001106325A 2001-04-04 2001-04-04 ワークパレット Pending JP2002301632A (ja)

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