JPH0693103A - エポキシ樹脂用強化剤としての高モジュラス・シリコーン - Google Patents

エポキシ樹脂用強化剤としての高モジュラス・シリコーン

Info

Publication number
JPH0693103A
JPH0693103A JP3231952A JP23195291A JPH0693103A JP H0693103 A JPH0693103 A JP H0693103A JP 3231952 A JP3231952 A JP 3231952A JP 23195291 A JP23195291 A JP 23195291A JP H0693103 A JPH0693103 A JP H0693103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phenyl
group
silicone resin
amino
carbon atoms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3231952A
Other languages
English (en)
Inventor
Gary Thomas Decker
ゲイリー・トーマス・デッカー
Gerald A Gornowicz
ジェラルド・アルフォンス・ゴルノビッツ
Kuniaki Tobukuro
國昭 戸袋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Dow Silicones Corp
Original Assignee
Toray Industries Inc
Dow Corning Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc, Dow Corning Corp filed Critical Toray Industries Inc
Publication of JPH0693103A publication Critical patent/JPH0693103A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L63/00Compositions of epoxy resins; Compositions of derivatives of epoxy resins
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/0353Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/902High modulus filament or fiber
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/249921Web or sheet containing structurally defined element or component
    • Y10T428/249924Noninterengaged fiber-containing paper-free web or sheet which is not of specified porosity
    • Y10T428/24994Fiber embedded in or on the surface of a polymeric matrix
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/249921Web or sheet containing structurally defined element or component
    • Y10T428/249924Noninterengaged fiber-containing paper-free web or sheet which is not of specified porosity
    • Y10T428/24994Fiber embedded in or on the surface of a polymeric matrix
    • Y10T428/24995Two or more layers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/30Self-sustaining carbon mass or layer with impregnant or other layer

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規の高モジュラスのシリコーン、該シリコ
ーンから製造される強化、エポキシ熱硬化樹脂系、およ
び新規の強化エポキシ樹脂系から製造される複合物の提
供。 【構成】 本発明によるシリコーン樹脂は、フエニル基
を含有するポリシロキサンおよびアミノ官能基を含有す
るシロキサンである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規の高モジュラス・
シリコーン、該シリコーンから製造した強化エポキシ熱
硬化樹脂系および新規の強化エポキシ樹脂系から製造さ
れる複合物に関する。
【0002】
【従来の技術】最も広く使用されているエンジニアリン
グ樹脂の1つであるエポキシ樹脂は、高強度繊維を利用
する複合物に使用されることは周知である。複合品は、
金属で作った同一品より軽く、しかも同等の強度および
剛性を保持するエポキシ樹脂から作ることができる。今
日まで、エポキシ複合物はマトリックス樹脂の脆性のた
めに比較的脆かった。この脆性は、それに伴う種々の問
題点のためにエポキシ複合物の用途の拡大を妨げてい
る。
【0003】この問題点は種々の方法、例えばロウエら
(Rowe,E.H.及びSiebert,A.R.,
Mod.Plast.47,110(1970)によっ
て研究された、そしてマックガリ(McGarry,
F,J.,Proc.RoySoc.Lond.
.,319,59(1970)は、線状ポリブタジエ
ン−ポリアクリロニトリル共重合体を使用してエポキシ
樹脂を強化している。かかる方法は、そのように改良さ
れたエポキシ樹脂からの積層品を強化する加工を行って
いるが、熱−湿潤特性が著しく低下している。
【0004】ジヤブロナー(Jablonar,et
al.)は、1987年4月7日付け米国特許第4,6
56,207号にエポキシ樹脂の強化にアミノ末端ポリ
スルホンの使用を開示している。これらのポリスルホン
は、ポリブタジエン−ポリアクリロニトリル共重合体よ
りも著しく有効な強化剤である。しかしながら、これら
のポリスルホンは少なくとも40重量%以上の高水準で
使用しなければならない。従って混合されたエポキシ樹
脂の粘度が増大する。
【0005】有機官能性ポリシロキサンは、エポキシ樹
脂と共同で(強化の意味ではない)使用されてきた。例
えば、広瀬らは欧洲特許公告第0293,733A2号
に硬化性重合体組成物を開示している。さらに詳しく
は、彼等は、エポキシ樹脂と、分子内にSi含有反応性
基を介してシロキサン結合の形成を通して橋かけ性であ
る少なくとも1つのSi含有基を有する有機弾性重合体
からなる硬化性組成物を開示している。この材料はワン
パック型の組成物に容易に混合できて、室温においても
硬化性であって、剛性および強度のような優れた機械的
性質をもった硬化製品を与える。従って、彼等は、実際
に弾性であって、複合物用におけるエポキシ樹脂の強化
に有用であることが示されていない共重合体を提供して
いる。
【0006】エポキシ樹脂と他のポリシロキサンとの組
合せにおいて、ヨ−クギテイスおよび共同研究者ら[Y
okgitis,E,E,;Trans,C.;Eis
s,Jr.,N.S.;Hu,T.Y.;Yilgo
r,I;Wilkes,G.L.and McGrat
h,J.E.;“Siloxane Modifier
s for Epoxy Resins”in Ad
v. Chem.Ser.208(Rubber Mo
dified Thermoset Resins)1
37to161(1984)]は、本質的にジフエニル
−ジメチル−シロキサンの線状アミノアルキル末端封鎖
不規則共重合体およびメチルトリフルオロプロピル−ジ
メチルシロキサンの不規則共重合体を使用してエポキシ
樹脂を強化している。これらの材料は、ヨークギテイス
らによって前記市販のポリブタジエン−ポリアクリロニ
トリル共重合体とほゞ同じように効果的に強化すること
が見出されたが、これらの材料も複合物の熱−湿潤特性
の激的損失をもたらす。
【0007】ヨークギテイスらは、「強化材料とは、機
械的な強度又はモジュラスの実質的損失を伴うことな
く、破壊耐性における改善を特徴とする」と正確に述べ
ている。彼等は、次に上記のオリゴマーのポリシロキサ
ンはベースのエポキシ樹脂の曲げ強さに少ししか影響を
与えなかったと説明しており、「予想通り、曲げ強さ
(モジュラス)はゴム含量の増加と共に低下する。その
低下は、TFP(トリフルオロプロピルメチルポリシロ
キサン)又はDP(ジメチルポリシロキサン)の含量の
増加と共に顕著でなくなる。」と述べている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来技術に開
示されていることから、本質的に線状又は本質的に弾性
の有機官能性ポリシロキサンは既知であるが、それらは
複合物用のエポキシ樹脂の強化に有効に使用されなかっ
たと考えられる。
【0009】従って、硬くて脆い有機官能性シリコーン
樹脂が硬くてガラス質で脆い熱硬化エポキシ樹脂を硬化
するということは、予想外であった。換言すると、本発
明者らはこれが硬くて脆いエポキシ樹脂の強化に硬くて
脆オルガノシロキサン樹脂の使用の最初の開示であると
信じている。
【0010】従って、本発明の目的は、新規のフエニル
含有およびアミノ官能基含有のシロキサン樹脂を提供す
ることにある。さらに、本発明の目的は、本発明の新規
シリコーンを含有しないエポキシ樹脂に比べて高い破壊
剛性を有すると共に、元の非強化エポキシ樹脂の機械的
および熱−湿潤特性の全てを保持する複合構造物の製造
に有用であるシリコーン−エポキシ混合組成物の提供に
ある。
【0011】本発明の混合シリコーン−エポキシ樹脂を
使用して調製された複合物は、さらに高温の用途に熱安
定性および硬化複合物による水の低吸収性を有する。
【0012】従って、本発明は、強化エポキシ樹脂系、
エポキシ樹脂系の強化に有用な有機官能性ポリシロキサ
ン、および該強化エポキシ樹脂系から作った複合物から
なる。
【0013】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、強化
エポキシ樹脂系、エポキシ樹脂系の強化に有用な有機官
能性ホルリシロキサン、およびかかる強化エポキシ樹脂
系から作った複合物からなる。
【0014】従って、一態様における本発明は、(A)
硬化性樹脂又は硬化性樹脂の混合物、および(B)
(i)PhSiO3/2単位、(ii)RSiO単位
および(iii)本質的に、(a)HNRSiO
3/2、(b)RivHNRiiSiO/2、(c)
(Riv)HNRii3−y(R)ySiO1/2
(d)(HNRi)3−x(RSiO
1/2、および(e)、(a)、(b)、(c)および
(d)の混合物からなる群から選んだアミノ官能性シロ
キシ基〔但し、上式におけるPhはフエニル基;各Rは
炭素原子が1〜3のフエニル基およびアルキル基から独
立に選ぶ、但し、それぞれの場合にRがアルキル基であ
るとき、シリコーン樹脂に存在する(ii)は10重量
%以上にできない、そして1つのRがアルキル基であっ
て1つのRが同一ケイ素原子上のフエニル基であると
き、シリコーン樹脂に存在する(ii)は15重量%以
上にできない;Rは炭素原子1〜10を有するアルキ
レン、アリーレン、アルカリーレンおよびアラルキレ
ン、および−RiiNHRiii−(RiiおよびR
iiiはそれぞれ炭素原子1〜10を有するアルキレ
ン、アリーレン、アルカリーレン、およびアラルキレン
から独立に選ぶ)から選んだ二価の炭化水素基である;
xおよびyの各々は0、1又は2の値を有する;Riv
はメチル、エチル、プロピル又はフエニルから選ぶ;R
はメチルおよびフエニルから選ぶ;そしてアミノ官能
性シリコーン樹脂は350〜1000の範囲内の−NH
−当量を有する]からなるアミノ官能性シリコーン樹脂
の混合物からなる組成物からなる。
【0015】本発明の別の態様は、(i)PhSiO
3/2単位、(ii)RSiO単位および(iii)
本質的に、(a)HNRSiO3/2、(b)R
ivHNRiiSiO3/2、(c)(RivHNR
ii3−y(RSiO1/ 、(d)(H
ii3−x(RSiO1/2、および(e)
(a)、(b)、(c)および(d)の混合物からなる
群から選んだアミノ官能性シロキシ基〔但し、上式にお
けるPhはフエニル基;各Rは炭素原子が1〜3のフエ
ニル基およびアルキル基から独立に選ぶ、但し、それぞ
れの場合にRがアルキル基であるとき、シリコーン樹脂
に存在する(ii)は10重量%以上にできない、そし
て1つのRがアルキル基であって1つのRが同一ケイ素
原子上のフエニル基であるとき、シリコーン樹脂に存在
する(ii)は15重量%以上にできない;Rは炭素
原子1〜10を有するアルキレン、アリーレン、アルカ
リーレンおよびアラルキレン、および−RiiNHR
iii−(RiiおよびRiiiはそれぞれ炭素原子1
〜10を有するアルキレン、アリーレン、アルカリーレ
ンおよびアラルキレンから独立に選ぶ)から選んだ二価
の炭化水素基である;xおよびyの各々は0、1又は2
の値を有する;Rivはメチル、エチル、プロピル又は
フエニルから選ぶ;Rはメチルおよびフエニルから選
ぶ;そしてアミノ官能性シリコーン樹脂は350〜10
00の範囲内の−NH−当量を有する〕からなるアミノ
官能性シリコーン樹脂からなるエポキシ樹脂を強化する
新規の硬くて脆い樹脂質の有機官能性ポリシロキサン
(アミノ官能性シリコーン樹脂)である。
【0016】本発明のさらに別の態様は、(I)(i)
PhSiO3/2単位、(ii)RSiO単位および
(iii)本質的に、(a)HNRSiO3/2
(b)RivHNRiiSiO3/2、(c)(Riv
HNRii3−y(RSiO1/2、(d)
(HNRii3−x(RSiO1/2、およ
び(e)(a)、(b)、(c)および(d)の混合物
からなる群から選んだアミノ官能性シロキシ基〔但し、
上式におけるPhはフエニル基;各Rは炭素原子が1〜
3のフエニル基およびアルキル基からなる独立に選ぶ、
但し、それぞれの場合にRがアルキル基であるとき、シ
リコーン樹脂に存在する(ii)は10重量%以上にで
きない。そして1つのRがアルキル基であって1つのR
が同一ケイ素原子上のフエニル基であるとき、シリコー
ン樹脂に存在する(ii)は15重量%以上にできな
い;Rは炭素原子1〜10を有するアルキレン、アリ
−レン、アルカリ−レンおよびアラルキレン、および−
iiNHRiii−(RiiおよびRiiiはそれぞ
れ炭素原子1〜10を有するアルキレン、アリ−レン、
アルカリーレンおよびアラルキレンから独立に選ぶ)か
ら選んだ二価の炭化水素基である;xおよびyの各々は
0、1又は2の値を有する;Rivはメチル、エチル、
プロピル又はフエニルから選ぶ;Rはメチルおよびフ
エニルから選ぶ;そしてアミノ官能性シリコーン樹脂は
350〜1000の範囲内の−NH−当量を有する〕か
らなるアミノ官能性シリコーン樹脂を含有する硬化エポ
キシ樹脂又は硬化エポキシ樹脂の混合物と、(II)硬
化前に複合物に埋め込んだ補強繊維からなる複合物であ
る。
【0017】本発明の最後の態様は、(I)アミノ官能
性シリコーン樹脂を少なくとも1つの硬化性エポキシ樹
脂および少なくとも1つのエポキシ硬化剤と混合する工
程;(II)補強繊維に前記混合物を含浸さす工程;
(III)前記被含浸繊維の少なくとも2層を積層する
工程;(IV)積層された積層品をエポキシ樹脂を硬化
させるのに十分な温度で十分な時間加熱することによっ
て、硬化、補強、強化エポキシ樹脂を含有する複合物を
得る工程、からなることを特徴とする硬化、補強、強化
エポキシ樹脂を含有する複合物の製造方法である。
【0018】
【実施例】本発明のために、本発明の範囲に企図される
新規の有機官能性ポリシロキサンはエポキシ樹脂および
エポキシ樹脂用硬化剤と相容性又は容易分散ができるも
のである。さらに、本発明者らは、エポキシ樹脂に容易
に分散して均質で均一な分散系を与えることができるシ
リコーン樹脂も本発明の範囲内にあると考えている。こ
の相容性および分散性の要件は未硬化状態におけるシリ
コーン変性エポキシ樹脂に固有である。未硬化状態にお
けるエポキシ樹脂およびその硬化剤と相容性でない、又
は容易に分散できないシロキサン樹脂は、特許請求され
た本発明の範囲にあるとは考えない。しかしながら、有
用なシリコーン樹脂は、エポキシ樹脂の硬化時に分離し
てエポキシ樹脂および硬化剤に別の相を形成するもので
あることを理解しなければならない。
【0019】その分離現象は、ポリシロキサン樹脂のN
−H当量、ポリシロキサン樹脂の組成およびその硬化剤
と共に使用されるエポキシ樹脂の組成に左右される。
【0020】或る種のアミノ官能性オルガノポリシロキ
サンは先行技術において既知である。例えば、英国特許
第942、587号にワニスおよびラッカーの変性に有
用であることがわかった本発明に開示され特許請求され
ているものに類似したアミノ官能性樹脂の製造法が開示
されている。その英国特許におけるポリシロキサン樹脂
のあるものは、本発明のポリシロキサン樹脂について記
載されているアミン当量に近い値を有しているが、それ
らのアミン当量は本発明のポリシロキサン樹脂について
記載されている臨界範囲に入っていないので、その英国
特許のポリシロキサン樹脂は本発明のポリシロキサン樹
脂の部分を形成していない。従って、気づかれるよう
に、該刊行物の樹脂はいずれも本発明において特許請求
されていない。 従って、本発明に有用なアミノ官能性
シリコーン樹脂は、(i)PhSiO3/2単位、(i
i)RSiO単位および(iii)本質的に、(a)
NRSiO3/2、(b)(RivHNRii
iO3/2、(c)(RivHNRii
3−y(RSiO1/2、(d)(H
ii3−x(RSiO1/2、および(e)
(a)、(b)、(c)および(d)の混合物からなる
群から選んだアミノ官能性シロキシ基〔但し、上式にお
けるPhはフエニル基、;各Rは炭素原子が1〜3のフ
エニル基およびアルキル基から独立に選ぶ、但し、それ
ぞれの場合にRがアルキル基であるとき、シリコーン樹
脂に存在する、(ii)は10重量%以上にできない、
そして1つのRがアルキル基であって1つのRが同一ケ
イ素原子上のフエニル基であるとき、シリコーン樹脂に
存在する(ii)は15重量%以上にできない;R
素原子1〜10を有するアルキレン、アリーレン、アル
カリーレンおよびアラルキレン、および−R NHR
iii−(RiiおよびRiiiはそれぞれ炭素原子1
〜10を有するアルキレン、アリーレン、アルカリーレ
ンおよびアラルキレンから独立に選ぶ)から選んだ二価
の炭化水素基である;xおよびyの各々は0、1又は2
の値を有する;Rivはメチル、エチル、プロピル又は
フエニルから選ぶ;Rはメチルおよびフエニルから選
ぶ;そしてアミノ官能性シリコーン樹脂は350〜10
00の範囲内の−NH−当量を有する〕からなる。
【0021】従って、アミノ官能性シリコーン樹脂単位
SiOは、例えばジメチルシロキシ、フエニルメチ
ルシロキシ、ジフエニルシロキシ、メチルプロピルシロ
キシおよびフエニルプロピルシロキシ、等からなる単位
のように、Rを炭素原子1〜3個を持ったフエニル基お
よびアルキル基から独立に選択するように選ぶことがで
きる。本発明のために、Rがそれぞれの場合にアルキル
基であるとき、シリコーン樹脂に存在するこの種のシロ
キシ単位は10重量%以上にできない、そしてさらに1
つのRがアルキル基であって1つのRが同一ケイ素原子
上のフエニル基であるとき、シリコーン樹脂に存在する
この種のシロキシ単位は15重量%以上にできない。
【0022】本発明のためのRは、炭素原子を1〜1
0個持ったアルキレン、アリーレン、アルカリーレンお
よびアラルキレンおよび−RiiNHRiii−(但
し、RiiおよびRiiiはそれぞれ炭素原子1〜10
を持ったアルキレン、アリーレン、アルカリーレンおよ
びアラルキレンから独立に選ぶ)から選択される二価の
炭化水素基である。従って、本発明に望ましいRは2
〜8の炭素原子を有し、最適には3個の炭素原子を持っ
た二価の基である。Riiも3つの炭素原子を有するこ
とが最適である。Riiはメチル基又はフエニル基であ
ることが望ましく、メチルが最適である。Rivは、メ
チル、エチル、プロピル又はフエニルから選ぶ、そして
はメチルおよびフエニルから選ぶが、メチルは両方
の場合に望ましい。 本発明における硬化エポキシ樹脂
の性質を得るのに必要なシリコーン樹脂のアミン量は、
350〜1000の範囲内の−NH−当量を有する量で
ある。400〜900の範囲の−NH−当量を有するシ
リコーン樹脂がさらに望ましく、500〜800の範囲
の−NH−当量を有するシリコーン樹脂が最適である。
【0023】さらに、使用できるアミノ官能性シリコー
ン樹脂の量は成分のシロキシ単位に依存して変わる。典
型的に、シリコーン樹脂は、シリコーン樹脂とエポキシ
樹脂の混合物の5〜30重量%の範囲内の量で使用され
る。使用するシリコーン樹脂の量は、未硬化エポキシ樹
脂におけるシリコーン樹脂の初溶解度又は分散性によっ
て決まる。シリコーン樹脂が(CHSiO単位を
含有するときには、僅か約10%までのシリコーン樹脂
をその混合物に使用できることがわかっている。さら
に、(Ph)(CH)SiO単位が使用されるときの
シリコーン樹脂は混合物に20重量%まで使用できるこ
とがわかっている。さらに、本発明の或る材料、すなわ
ち、ジフエニルシロキシ単位を有するものは、エポキシ
樹脂系のあるものだけに作用することがわかっている。
そのシリコーン樹脂が本発明に有用であるか否かを決定
するのを助ける簡単な溶解度試験が実施例の前文に記載
されている。
【0024】本発明のエポキシ熱硬化樹脂および複合物
は、(a)ガラス転移温度が50℃以下の少なくとも1
つのポリエポキシ成分と、(b)少なくとも1つのエポ
キシ硬化剤からなる熱硬化性エポキシ樹脂から得られ
る。
【0025】物理的および他の性質を最適化するために
反応性エポキシ樹脂を混合することは一般的でないが、
本発明者らは本発明にかかる使用を意図している。
【0026】ポリエポキシ成分は少なくとも2つのエポ
キシ基を含有する、そして1分子当り2〜約4のエポキ
シ基と50℃以下のガラス転移温度を持った芳香族ポリ
エポキシ化合物が望ましい。適当なポリエポキシ化合物
は、例えば、ウイルミングトン・ケミカル社(Wilm
ington Chemizal)によって商品名HE
LOXY69として市販されているレソルシノール・
グリシジル・エーテル{1,3−ビス−(2,3−エポ
キシプロポキシ)ベンゼン};ビスフエノールAのグリ
シジル・エーテル{2,2−ビス(p−{2,3−エポ
キシプロポキシ}フエニル)プロパン};トリグリシジ
ル−p−アミノフエノール{4−2,3−エポキシプロ
ポキシ)−N,N−ビス(2,3−エポキシプロピル)
−アニリン};ブロモビスフエノールAのジグリシジル
・エーテル{2,2−ビス(4−(2,3−エポキシプ
ロポキシ)−3−ブロモ−フエニル)プロパン};ビス
フエノールFのジグリシジルエーテル{2,2−ビス
(p−(2,3−エポキシプロポキシ)フエニル)メタ
ン};メタおよび/またはパラ−アミノフエノールのト
リグリシジル・エーテル{(3−(2,3−エポキシプ
ロポキシ)−N,N−ビス(2,3−エポキシプロピ
ル)アニリン};およびテトラグリシジル・メチレン・
ジアニリン{N,N,N′,N′−テトラ(2,3−エ
ポキシプロピル)−4,4′−ジアミノジフエニル・メ
タン}である、或いは2つ以上のポリエポキシ化合物の
混合体を本発明に使用することができる。本発明に有用
であることがわかっているエポキシ樹脂のさらに徹底的
なリストはリーらによる刊行物(Lee,H.and
Neville,K.,Handbook of Ep
oxy Resins,McGrow−Hill Bo
ok Company,1982年重版)に見られる。
【0027】本発明の別の態様は芳香族オリゴマーの使
用である。従って本発明のエポキシ熱硬化樹脂および複
合物は、(a)約50℃以下のガラス転移温度をもった
少なくとも1つのポリエポキシ成分;(b)少なくとも
1つのエポキシ硬化剤;および(c)(a)又は(b)
又は(a)および(b)と反応性であって、約2000
〜10,0000の分子量(数平均)および約120℃
〜250℃のガラス転移温度を持った少なくとも1つの
芳香族オリゴマーからなる熱硬化性エポキシ樹脂組成物
(A)から得られる。
【0028】その芳香族のオリゴマーは組成物のポリエ
ポキシ成分および/またはエポキシ硬化剤と反応性の官
能基を含有する。好適な実施態様におけるオリゴマーは
エポキシ反応性であって、1分子当り約1.4のエポキ
シ反応性基を持っている。反応性の芳香族オリゴマー
は、同一又は異なる二価の非芳香族結合基と結合した二
価の芳香族基、例えばフエニレン、ジフエニレン又はナ
フタレン基を含有することが望ましい。そのような結合
基は、例えば酸素、スルホニル、オキシアルキレン又は
オキシアルキレンオキシ、例えば−OR−又は−ORO
−(ここでRは望ましくは1〜3の炭素原子を持った低
級アルキレン);−R−又は−R(R−(ここで
RおよびRはそれぞれ低級アルキレンであり、yは1
又は2である)のような低級アルキレン又はアルキルイ
デン;−(RCOO(R)y−(ここでR
よびRはそれぞれ望ましくは1〜3の炭素原子を持っ
た低級アルキレンであり、xおよびyはそれぞれ0又は
1である)のようなエステル基;および−(R
OR−(ここでRおよびRはそれぞれ低級ア
ルキレンであり、xおよびyはそれぞれ0又は1であ
る)のようなオキソアルキレンである。芳香族の単位は
塩素、低級アルキル、フエニル、等のような非妨害性置
換基と置換できる。一般に、反応性芳香族オリゴマーに
おける炭素原子の総数の少なくとも25%が芳香族構造
体に存在し、全炭素原子の少なくとも約50%が芳香族
構造体に存在することが望ましい。
【0029】望ましい反応性芳香族オリゴマーはポリエ
ーテルからなるが、2つの異なる種類の単位を持ったポ
リエーテルがさらに望ましい。これらの単位の半分以上
の部分が芳香族であることが望ましい。
【0030】橋かけされていないもの、例えばナフタレ
ン、又は本質的に非極性である基によって橋かけている
もの、例えばイソプロピルイデン架橋のようなアルキル
イデンの如き芳香族や脂環式の単位も望ましい。
【0031】反応性芳香族のオリゴマーの主鎖上の末端
基である反応性基を持つことが望ましく、少しの枝分れ
のない反応性基がさらに望ましい。反応性芳香族のオリ
ゴマーの望ましい反応性基は第一級アミン、ヒドロキシ
ル、カルボキシル、無水物、チオ、第二級アミンおよび
エポキシである。1分子当り少なくとも約1.7の反応
性基を持ち、第一級アミン基として存在する反応性基の
全数の少なくとも約70%を持った反応性芳香族オリゴ
マーが特に望ましい。
【0032】エポキシ硬化剤はエポキシ基と反応するこ
とができる反応性基を持った化合物にすることができ
る。アミノ基、酸基、無水物基又はアジド基を持った化
合物からの選択が望ましい。さらに望ましいエポキシ硬
化剤はジアミノジフエニルスルホンのような芳香族アミ
ン;4,4′−メチレンジアニリンのようなメチレンジ
アニリン;ジアミノジフエニルエーテル;ベンジジン;
4,4′−チオジアニリン;4−メトキシ−6−m−フ
エニレンジアミン;2,6−ジアミノピリジン;2,4
−トルエンジアミンおよびジアニジンである。メタンジ
アミンのような脂環式アミンおよびピリジンのような複
素環式アミンも使用することができる。場合によって
は、通常速く反応する硬化剤である第二級アルキレルア
ミンのような脂肪族アミンは単独使用、又は濃度および
/または硬化温度が十分低くて硬化速度を制御できる他
のエポキシ硬化剤と併用することができる。本発明のエ
ポキシ樹脂の製造に使用できる他の速く反応する硬化剤
はジシアンジアミドおよびトリフッ化ホウ素である。
【0033】触媒、調節剤などのような他の成分および
助剤もそれらの存在および量が本発明の利点を損なわな
い限り存在できる。
【0034】本発明のエポキシ樹脂および複合物は従来
の方法で製造てきるが、かかる慣用手段における唯一つ
の相違は、硬化前に本発明のシロキサンをエポシ樹脂に
導入することである。
【0035】本発明のシロキサンを含有するエポキシ樹
脂の硬化には、少なくとも40℃から200℃までの温
度において数分から数時間を要する。さらに後処理も可
能であって、かかる後処理は普通約100℃〜200℃
の温度において行われる。硬化は発熱を防止するように
実施される、そしてその実施は約180℃以下の温度で
の開始が望ましい。
【0036】本発明のエポキシ樹脂マトリックスは、炭
素(黒鉛)、ガラス、ホウ素、等のような高密度フイラ
メント又は繊維を含有する複合物に特に有用である。複
合構造物には、複合物の全体積を基準にしてこれらの繊
維を約30%〜70%、さらに望ましくは約40%〜7
0%含有する複合物が望ましい。
【0037】プリプレグの好適な製造法はホット・メル
ト・プリプレギングによる方法である。このプリプレギ
ング(prepregging)法は、連続繊維の帯又
は布に溶融状態の熱硬化性エポキシ樹脂およびシリコー
ン樹脂およびシリコヘン樹脂組成物を含浸させて、プリ
プレグを生成し、それを積層そして硬化させ、繊維とシ
ロキサン含有熱硬化樹脂の複合物を提供する方法であ
る。
【0038】一般に、ホットメルト加工には、50℃以
下のTgを持ったポリエポキシド成分と、100℃にお
いて約100〜10,000センチポアズ、さらに望ま
しくは200〜約5,000センチポアズの粘度を持っ
た混合エポキシド樹脂を提供するアミノ官能性シリコー
ン樹脂を選ぶことが望ましい。ホットメルト・プリプレ
ギングにおいて、ポリエポキシ成分、アミノ官能性シリ
コーン樹脂および硬化剤の配合物の粘度は100℃にお
いて15,000センチポアズ以下であることが望まし
い。
【0039】他の加工法を用いて、本発明のエポキシ樹
脂硬化物を含有する複合物を生成することができる。例
えば、フイラメントワインデイング、溶媒のプリプレギ
ングおよびパルトル−ジョン(pultrusion,
これは進歩した複合物用の連続的繊維を製造する方法で
あって、強化材を熱硬化樹脂のタンク、予備成形装置そ
してダイを介して引っ張って、最終の形状の製品を成形
する。)は未硬化エポキシ樹脂を使用する典型的な加工
技術である。さらに、束の形の繊維は未硬化エポキシ樹
脂組成物を塗工し、フイラメントワインデイングによっ
て積層させ、硬化させて本発明の複合物を生成すること
ができる。
【0040】本発明のエポキシ樹脂マトリックスおよび
複合物は、特に航空宇宙産業用構造物および電子産業用
回路板、等、並びにスキー、スキーポール、釣竿および
他の屋外スポーツ装置用に有用である。
【0041】被試験材料の溶液を2片のガラスから作っ
た型に注入した。そのガラス片の各々は、溶液と接触す
る表面上でシリコーンはく離塗料(商品名ダウコーニン
20)で処理した。ガラスの型は2枚のガラス板か
らなり、外周の回りの内表面上に約2〜3mm厚さの硬
化シリコーンゴム・スペーサである狭いストリップを有
し、1つの縁部を除いて、2片のガラス片の間にスペー
サを提供して、溶液を注入できる凹みを与える。ガラス
片は約150mmであって約22,500mm×2
〜3mm厚さの成形片を与える。そのガラスの型は樹脂
を注入する前に110℃で予熱した。110℃におい
て、漏斗を使用して溶液を型に開口縁部を通してガラス
板の最上部レベルまで注入した。得られた注型製品(被
注入物)は、その注型製品から全ての空気が放出されて
ガラスに対して気泡が本質的に含まれない平滑な表面に
なるまで110℃に保持した。次にその温度を130℃
に上げて、この温度に2〜4時間保持してエポキシ樹脂
をゲル化した。その注型製品は次に温度を180℃へ
0.208℃/分の速度で上昇させることによって硬化
させた。温度を180℃で2時間保持した後、1.3℃
/分の速度で室温に冷却した。 硬化変性エポキシ樹脂
は、リーによって教示された方法(Lee,S.M.
“Double Torsion Fracture
ToughnessTest For Evaluat
ing Transvarse Cracking i
n Composites”,Journal of
Materials Science letter
(1982),511〜515,)によって試験し
た。3mm厚さの複合物試料を2片(60×120m
m)に切断した。プラスチック・カッターでの試料の中
心の切込みから広い引っかき傷を作る。次にその引っか
き傷部にレザー・カーペット・ナイフでさらに深い切れ
目を作った。試料の破壊靱性G1Cは、上記リーの刊行
物に示されている装置を使用してインストロン1122
型試験機で測定した。その試料はホルダーの上にカット
した側を下にし、縁部をステンレス鋼ロッドの上に置い
た。切込み(ノッチ)部はステンレス鋼ボール間に配置
した。試料には試料が割れるまで圧力を加えた。試料が
割れたら直ちにクロスヘッドを停止し、試料の割れに必
要な力(P,kg)、クロスヘッドの移動距離(d,m
m)および割れの長さ(a,mm)を測定する。用いた
クロスヘッドの速度は1mm/分であった。そのクロス
ヘッドを再び作動させて、試料が割れるまでそのプロセ
スを続けた。G1cは次式を用いて計算する:
【0042】
【化6】
【0043】上式におけるtは割れ延在部分における厚
さ、Cはコンプライアンスである。コンプライアンスC
は、クロスヘッドが移動する距離(d)をPで割ること
によって得られる。dc/daの値は、cとaとの関係
曲線の傾斜から得られる。G はそれぞれの割れにつ
いて測定する。それぞれの場合における最初の値は、最
初の割れをつくるのに異常に大きな力を必要とするので
捨てた。残る割れのG 値の平均を試料のG1cとし
た。ここに報告したG1cは一般に4試料の平均であ
る。
【0044】試料の曲げモジュラスは、ダウコーニング
社の試験方法No.0491A(表題:Fiexual
Strergth−Rigid and Semir
igid Plastics)によって測定した。その
方法はASTM D790に基づいて、ボールドウイン
の万能試験機を使用する。1984年版は整理番号AS
TM790−84Aを有し、「非強化および強化プラス
チックおよび電気絶縁材料の曲げ特性」なる標題がつい
ている。それらの結果はkg/mmで報告されてい
る。本発明のシリコーン材料はエポキシ樹脂の強化を提
供すると同時に、強化されたエポキシ樹脂の曲げモジュ
ラスを本質的に下げない。本発明に有用な材料は硬化樹
脂の曲げモジュラスを約11%以上下げない。
【0045】吸水試験は、約2mm厚さの曲げモジュラ
ス試験片を採って、それらを秤量して基準重量を得た
後、それらをチーズ・クロスで巻いて沸騰水中に吊し
た。各試料を定期的に取り出して、ふき取り乾燥し、秤
量した。取り出して、ふき取り乾燥した試料の重量に対
する初乾燥試料からの重量増加%を「増加%」として報
告する。
【0046】実施例1 非アミノ官能性樹脂がエポキシ樹脂と共に複合物に適当
な性質を与え、かつ本発明の樹脂の優位性を示すか否か
を決定すべく非アミノ官能性シリコーン樹脂とアミノ官
能性シリコーン樹脂を比較するために、本発明の範囲内
にない非アミノ官能性シリコーン樹脂も試験した。使用
した樹脂はアミン官能性を含まない典型的なシリコーン
樹脂で在る。それらはエアボーンの刊行物(Eabor
n,C.,“Organosilicon Compo
unds”,Butterworths Scient
ific Publications London
1960 pp.227 et soq.)に示されて
いる周知のクロロシランの加水分解法によって調製され
た。
【0047】OS−1は、高フエニル含量を有し、40
モル%フエニルシロキシ単位、45モル%メチルシロキ
シ単位、10モル%ジフエルシロキシ単位および5モル
%フエニルメチルシロキシ単位からなった。
【0048】OS−2は、70モル%フエニルシロキシ
単位および30モル%プロピルシロキシ単位からなっ
た。
【0049】便宜上、それらOS樹脂の組成を表1に示
す。
【0050】OS−1およびOS−2はそれぞれ硬化性
エポキシ樹脂系で試験した。DDSにより硬化性である
Epon828は、シリコーン樹脂のトリエン溶液を使
用してそれぞれ別の試料において30重量%のOS−1
およびOS−2で処理された。そのトルエンは溶液を1
50℃の油浴中で加熱することによって除去された。O
S−2の場合、DDSを溶解させた後シリコーンはゲル
粒子として沈殿した、そしてこの混合物はキャステイン
グしなかった。OS−1は透明な溶液を与えた、そして
キャステイングした。硬化中、シリコーン相は分離し、
注型製品全体に均一に分散しないで注型の底部に沈降し
た。以下に示す挙動のためにいずれの材料も硬化エポキ
シ樹脂を強化しない。
【0051】 相 溶 性 シリコーン MY720 Epon828 OS−1 不溶性 可溶性 OS−2 分散性 可溶性
【0052】
【表1】
【0053】アミノ官能性シリコーン樹脂の調製法の一
例は、空気作動かくはん機、水冷環流冷却器、添加漏斗
および温度計を備えた5リットルの丸底ガラスフラスコ
においてキシレン(1500g)にフエニルトリメトキ
シシラン5.7モル(1128.6g)を添加すること
からなる。この混合物を70℃に加熱し、その混合体へ
濃HCl水溶液(水500ml中HCl2ml,0.0
893モル)を徐々に添加した。加水分解により副生成
されるメタノールの存在のためキシレン中の水の溶解度
に帰因する潜在的に激しい発熱反応を回避するために酸
性水の慎重な添加を行った。全ての酸性水を添加後、そ
の反応を環流下1時間加熱した。その反応物質を60℃
以下に冷却した後、その存在する反応物質へKOH(2
0.96g、0.374ml)、オクタフエニルシクロ
テトラシロキサン(212g、1.07当量)およびア
ミノプロピルトリメトキシシラン(179g、1.0m
l)を添加した。その冷却器にDean−Stark式
共沸混合物トラップを取り付けて、混合体を加熱環流し
た。その混合体から水が共沸された。メタノールが有機
相と水相の分離を低下させて、かなりのキシレンが水相
と一緒に残った。さらに別のキシレン(1000ml)
を添加して、損失したキシレンを水に取り替えた。全て
の水を除去した後、その反応を環流下一晩(約16時
間)加熱した。次にその反応物質へ酢酸(23.58
g、0.374モル)を添加した。室温への冷却時に、
その反応が濁ってきたときに窒素圧力を用いて濾過し
た。ベーキング皿に注入して、キシレンをフードにおい
て蒸発させた。残留キシレンは真空炉内で5トールおよ
び約100℃で除去した。白色のガラス質物質が得ら
れ、この物質は弱くもろかった。
【0054】ゲル浸透クロマトグラフイー分析は、その
物質が約1790の平均分子量を持った樹脂であること
を示した。上記分子量の決定において、物質の試料を無
水酢酸で処理して試料のもっているアミン官能性(基)
をアミドに転化して、アミンがゲル浸透カラムのパッキ
ングに吸収されるのを防ぐ。このように、物質の分子量
の値はそれることはない。次に試料をトルエンに溶解さ
せ、メチル紫色指示薬を使用して酢酸中の過塩素酸で滴
定して、アミン当量1088を得た。この値は、1窒素
原子当り2個のアミン水素が存在するから、アミン−水
素(−NH−)当量544に変換される。この物質は以
後NH−1と呼ぶ。
【0055】NH−2F、オクタフエニルシクロテトラ
シロキサンの量を2倍にし、他の試薬を同一に保つたこ
と以外はNH−1と同じように調製された。
【0056】NH−3は、キシレン中60%の固体分に
おいて36/55/8重量%のフエニルシロキシ単位/
ジフエニルシロキシ単位/アミノプロピルシロキシ単位
を含有する樹脂であって、前駆物質のフエニルトリメト
キシシランはNHー1の調製法と類似の方法と類似の方
法を用いて水250mlと濃塩酸2mlで加水分解され
た。
【0057】NH−4は、ジフエニル単位をジメチル単
位に代えたこと以外はNH−1のように調製された。
【0058】NH−5は、ジフエニル単位をフエニルメ
チル単位に代えたこと以外はNHー1のように調製され
た。
【0059】NH−6は、使用されたアミノ官能性シラ
ンの量を2倍にしたこと以外はNH−1のように調製さ
れた。また、キシレン2000mlを1500mlの代
りに最初に使用して、反応によって生成した水の共沸中
に失われたキシレンを調節した。使用された水、塩酸、
水酸化カリウムおよび酢酸の量は上記の場合と同じであ
った。
【0060】NHー7は、フエニルトリメトキシシラン
なしに調製された、すなわち、最終の樹脂はPhSiO
3/2単位を含有しなかった。キシレン333gを使用
して60%固体分を得た。塩酸は使用しなかった。水酸
化カリウム(0.6g、0.011モル)は20〜30
mlの水に溶解させた。過剰の水は反応混合体から共沸
させた、そしてその反応物質は環流下一晩加熱した。さ
らに別の溶媒のトルエン(250ml)とTHF(25
0ml)を使用して、濾過が容易になるように溶液の粘
度を下げた。その混合物の濾過後、溶媒を濾過から蒸発
させた。
【0061】NH−8は、アミンの量が半分であったこ
と以外はNH−1のように調製された。
【0062】便宜上、これら樹脂の組成および性質を表
IIに示す。
【0063】
【表2】
【0064】この方法は、本明細書に示したエポキシ樹
脂試料の本質的に全てに用いた、そして硬化性エポキシ
樹脂が調製できる少なくとも1つの方法である。
【0065】アラルダイトMY720(チバ・ガイギー
社製の硬化性エポキシ樹脂であって、エポキシ当量12
4を有する)253.4g(2.01エポキシ当量)
と、4,4−ジアミノジフエニルスルホン(以下DDS
と記す、Aldrich Chemical社製のエポ
キシ樹脂硬化剤であって、アミン当量62を有する)1
24.8g(2.01NH当量)を900mlの凍結乾
燥フラスコ中で混合した。その混合体は透明溶液が得ら
れるまで150℃の油浴で加熱した。シリコーン樹脂強
化剤をもたないこの材料は、プレーンエポキシ樹脂の対
照材として使用したそして対照材−1と呼んだ。
【0066】これらの実施例に使用された他の硬化性エ
ポキシ樹脂の1つはエポン828(Shell Che
mical社製であってエポキシ当量191を有する)
であった、これは対照材−1と呼んだ。
【0067】本発明の範囲外のアミノ末端ポリスルホン
を本発明の材料と比較し、Jablonerらの使用法
(その特許の実施例のA部に示されている)に従って調
製した。そのアミン当量は2820であった、そしてゲ
ル浸透クロマトグラフイ−分析は分子量(Mw)585
0そして(Mn)3770を示した。分析はJablo
nerの文献と値と極めてよく一致した。この材料はポ
リスルホンと呼び、吸水性を試験した(図3参照)。
【0068】Jablonerらは、ポリスルホンは最
終の樹脂組成物の40重量%以上を構成しなくてはなら
ないと教示している。40重量%において、MY72/
DDSにおけるポリスルホンはゲル化した。MY720
/DDS中20重量%において、良好なキヤステイング
が得られたが、試験は試験結果が間違っていたので有効
なG1cの結果を与えなかった。
【0069】シリコーン樹脂(0.5g)をトルエン
(5ml)に溶解させた、そしてエポキシ樹脂は必要な
水準で添加する。得られた溶液又は混合物は150℃の
油浴に配置して、トルエンを蒸発させた。シロキサンの
エポキシ樹脂との相容性は全てのトルエンが蒸発した後
に記録した。樹脂が相容性であるか、或いはシリコーン
樹脂がエポキシ樹脂に均一に分散すると、トルエンの蒸
発後に系は、本発明の他の臨界条件が満たされている限
り本発明の範囲内で作用することができる。
【0070】実施例2 アラルダイトMY720(150g、1.19当量)と
NH−1(56.1g、0.1当量)を凍結乾燥フラス
コに入れた。トルエン300mlを添加してその混合物
を透明になるまでかくはんした。フラスコは150℃の
油浴中で約30分間加熱した。この時間内にトルエンを
蒸発させた。残留トルエンは減圧下で除去した。そのフ
ラスコを約80℃に冷却し、DDS(67.6g、1.
09当量)を添加して、その混合物を滑らかで均一なペ
ーストが得られるまでへらでかくはんした。そのフラス
コを全てのDDSが溶解するまで(約30分間)油浴に
戻した。この混合物は透み切ることがなく。極めて僅か
半透明であった。それらの結果を表IIIおよびIVに
示す。
【0071】
【表3】
【0072】
【表4】
【0073】実施例3 NH−1は、そのエポキシ強化能について市販の有機材
料と比較した。市販の材料はCTBN(カルボキシ末端
ブタジエン/アクリロニトリル共重合体)であった。
【0074】各材料は加熱未硬化MY720およびDD
Sに可溶化された、そして各溶液は前記のようにガラス
の型に注入された。硬化後、シリコーンを含有する材料
は半透明であった、これは本発明に必要な相分離が生じ
たことを示す、CTBNは試料は透明であった。
【0075】アミン官能性シリコーンは、破壊靱性をシ
リコーン又はCTBNを含有しない硬化エポキシ対照材
よりも2.5倍高めた、そして曲げモジュラスの損失は
10%以下であった。10重量%では、アミン官能性シ
リコーンとCTBNは匹敵できる強化を与えたが、20
重量%ではシリコーンの方がG1c を2.5倍まで高
めた。さらにCTBNは許容できない損失の曲げモジユ
ラスをもたらすが、アミン官能性シリコーンはそのよう
なことはない。
【0076】実施例4 つぎのA及びB成分からなる一方向性プリプレグを調製
した: A.補強繊維:東レ株式会社製の炭素繊維T3000。
【0077】B.マトリックスの樹脂:次の(1)〜
(5)成分からなる樹脂組成物 (1)ビスフエノールA型エポキシ樹脂(Yuka S
hell Epoxy k.k製のEpikote83
4)。
【0078】(2)フエノール・ノボラック型エポキシ
樹脂(大日本インキK.K.製のEpicron N−
740) (3)日本カーバイド社製のジシアン・ジアミド (4)デュポン(米国デラウエア州ウイルミングトン)
社製の3−(3,4−ジクロロフエニル)1,1−ジメ
チルユリア。
【0079】(5)NH−1アミノ官能性シリコーン樹
脂(前記)。
【0080】それらの材料は次の量で使用された。
【0081】 プリプレグの樹脂含量は35%であった。単位面積当り
の樹脂の量は78g/mであった、そして単位面積当
りの炭素繊維の量は145g/mであった。複合物の
積層品を積層して、オートクレーブ中で130℃で2時
間硬化差せた。積層品の引張特性はASTM D303
9に規定された試料を使用して測定し、圧縮強度はAS
TM D695に規定された試料を使用して測定した。
二重片持ちばり試料({0}26、33.02×1.2
7cm)を使用して、モードIの臨界歪エネルギー放出
速度G1cを測定した。テフロンのストリップを積層品
の中央面に挿入して割れの開始を調節した。大きな変位
の作用を回避するために、試験中のオープン・アングル
は15°以下に保った。クロスヘッドの速度は2.5m
m/分であった。それらの結果を次の表Vに示す。
【0082】
【表 5】
【0083】実施例5 本発明の材料であるNH−1の吸水能を試験した。
【0084】図1は、種々の水準のNH−1でのエポキ
シ樹脂系、MY720/DDSによって吸収された水の
量を示す。
【0085】図2は、対照材として未処理のMY720
/DDSエポキシ樹脂を使用したNH−1の吸水能を示
す。
【0086】図3は、対照材として未処理のエポキシ樹
脂を使用してポリスルホンと比較したNH−1の吸水能
を示す。
【0087】図4は、対照材として未処理のエポン82
8/DDSエポキシ樹脂を使用したNH−1の吸水能を
示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 種々の水準のNH−1でのエポキシ樹脂系、
MY720/DDSによって吸収された水の量を示す曲
線である。
【図2】 対照材として未処理のMY720/DDSエ
ポキキシ樹脂を使用したNH−1の吸収能を示す曲線で
ある。
【図3】対照材として未処理のエポキシ樹脂を使用して
ポリスルホンと比較したNH−1の吸水能を示す曲線で
ある。
【図4】対照材として未処理のエポン828/DDSエ
ポキシ樹脂を使用したNH−1の吸水能を示す曲線であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェラルド・アルフォンス・ゴルノビッツ アメリカ合衆国ミシガン州ミッドランド、 ブリストル ・コート 4613 (72)発明者 戸袋 國昭 滋賀県大津市園山3丁目3−3

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 【化1】 からなる群から選んだアミノ官能性シロキシ単位からな
    るアミノ官能性シリコーン樹脂[但し、上式におけるP
    hはフエニル基;各Rは炭素原子が1〜3のフエニルお
    よびアルキル基から独立に選ぶ、但し、(B)(ii)
    におけるRがそれぞれの場合にアルキル基であるとき、
    シリコーン樹脂に存在する(B)(ii)は10重量%
    以上にできない、そして(B)(ii)における1つの
    Rがアルキル基であって、(B)(ii)における1つ
    のRが同一ケイ素原子上のフエニル基であるとき、シリ
    コーン樹脂に存在する(B)(ii)は15重量%以上
    にできない;Rは炭素原子1〜10を有するアルキレ
    ン、アリーレン、アルカリーレン、およびアラルキレ
    ン、および−RiiNHRiii−(RiiおよびR
    iiはそれぞれ炭素原子1〜10を有するアルキレン、
    アリーレン、アルカリーレンおよびアラルキレンから独
    立に選ぶ)から選んだ二価の炭化水素基である;xおよ
    びyの各々は0、1又は2の値を有する;Rivはメチ
    ル、プロピル又はフエニルから選ぶ;Rはメチルおよ
    びフエニルから選ぶ;そしてアミノ官能性シリコーン樹
    脂は350〜1000の範囲内の−NH−当量を有す
    る]の混合物からなることを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】 (I)アミノ官能性シリコーン樹脂を少
    なくとも1つの硬化性エポキシ樹脂および少なくとも1
    つのエポキシ硬化剤と混合する工程; (II) 補強繊維に前記混合物を含浸さす工程; (III) 前記被含浸繊維の少なくとも2層を積層する工
    程; (IV) 積層された積層品をエポキシ樹脂を硬化させるの
    に十分な温度で十分な時間加熱することによって、硬
    化、補強、強化エポキシ樹脂を含有する複合物を得る工
    程、からなることを特徴とする硬化、補強、強化エポキ
    シ樹脂を含有する複合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 【化2】 からなる群から選んだアミノ官能性シロキシ単位からな
    るアミノ官能性シリコーン樹脂[但し、上式におけるP
    hはフエニル基;各Rは炭素原子が1〜3のフエニル基
    およびアルキル基から独立に選ぶ、但し、(B)(i
    i)におけるRがそれぞれの場合にアルキル基であると
    き、シリコーン樹脂に存在する(B)(ii)は10重量%
    以上にできない、そして(B)(ii)における1つの
    Rがアルキル基であって、(B)(ii)における1つ
    のRが同一のケイ素原子上のフエニル基であるとき、シ
    リコーン樹脂に存在する(ii)は15重量%以上にで
    きない;Rは炭素原子1〜10を有するアルキレン、
    アリレーン、アルカリーレン、およびアラルキレン、お
    よび−RiiNHRiii−(RiiおよびRiii
    それぞれ炭素原子1〜10を有するアルキレン、アリ−
    レン、アルカリ−レンおよびアラルキレンから独立に選
    ぶ)から選んだ二価の炭化水素基である;xおよびyの
    各々は0、1又は2の値を有する;Rivはメチル、プ
    ロピル又はフエニルから選ぶ;Rはメチルおよびフエ
    ニルから選ぶ;そしてアミノ官能性シリコーン樹脂は3
    50〜1000の範囲内の−NH−当量を有する]を含
    有する硬化エポキシ樹脂又は硬化エポキシ樹脂の混合
    物、および (II) 硬化前に複合物に埋め込んだ補強繊維、からなる
    ことを特徴とする複合物。
  4. 【請求項4】 アミノ官能性シリコーン樹脂と、少なく
    とも1つの硬化性樹脂、少なくとも1つのエポキシ硬化
    剤および少なくとも1つの芳香族オリゴマーとの混合物
    からなり、前記アミノ官能性シリコーン樹脂が、 【化3】 からなる群から選んだアミノ官能性シロキシ単位[但
    し、上式におけるPhはフエニル基;各Rは炭素原子が
    1〜3のフエニル基およびアルキル基から独立に選ぶ、
    但し、(B)(ii)におけるRがそれぞれの場合にア
    ルキル基であるとき、シリコーン樹脂に存在する(B)
    (ii)は10重量%以上にできない、そして(B)
    (ii)における1つのRがアルキル基であって、
    (B)(ii)における1つのRが同一ケイ素原子上の
    フエニル基であるとき、シリコーン樹脂に存在する(i
    i)は15重量%以上にできない;Rは炭素原子1〜
    10を有するアルキレン、アリーレン、アルカリーレ
    ン、およびアラルキレン、および−R NHRiii
    −(RiiおよびRiiiはそれぞれ炭素原子1〜10
    を有するアルキレン、アリレーン、アルカリーレンおよ
    びアラルキレンから独立に選ぶ)から選んだ二価の炭化
    水素基である;xおよびyの各々は0、1又は2の値を
    有する;Rivはメチル、プロピル又はフエニルから選
    ぶ;Rはメチルおよびフエニルから選ぶ;そしてアミ
    ノ官能性シリコーン樹脂は250〜1000の範囲内の
    −NH−当量を有する]からなることを特徴とする組成
    物。
  5. 【請求項5】 (I)アミノ官能性シリコーン樹脂を少
    なくとも1つの硬化性エポキシ樹脂、少なくとも1つの
    エポキシ硬化剤および少なくとも1つの芳香族オリゴマ
    ーと混合する工程; (II) 補強繊維に前記混合物を含浸さす工程; (III) 前記被含浸繊維の少なくとも2層を積層する工
    程; (IV) 積層された積層品をエポキシ樹脂を硬化させるの
    に十分な温度で十分な時間加熱することによって、硬
    化、補強、強化エポキシ樹脂を含有する複合物を得る工
    程、からなることを特徴とする硬化、補強、強化エポキ
    シ樹脂を含有する複合物の製造方法。
  6. 【請求項6】 (I)少なくとも1つの芳香族オリゴマ
    ーとアミノ官能性シリコーン樹脂を含有し、該アミノ官
    能性シリコーン樹脂が、 【化4】 からなる群から選んだアミノ官能性シロキシ単位[但
    し、上式におけるPhはフエニル基;各Rは炭素原子が
    1〜3のフエニル基およびアルキル基から独立に選ぶ、
    但し、(B)(ii)におけるRがそれぞれの場合にア
    ルキル基であるとき、シリコーン樹脂に存在する(B)
    (ii)は10重量%以上にできない、そして(B)
    (ii)における1つのRがアルキル基であって、
    (B)(ii)における1つのRが同一ケイ素原子上の
    フエニル基であるとき、シリコーン樹脂に存在する(i
    i)は15重量%以上にできない;Rは炭素原子1〜
    10を有するアルキレン、アリーレン、アルカリーレ
    ン、およびアラルキレン、および−R NHRiii
    −(RiiおよびRiiiはそれぞれ炭素原子1〜10
    を有するアルキレン、アリーレン、アルカリーレンおよ
    びアラルキレンから独立に選ぶ)から選んだ二価の炭化
    水素基である。xおよびyの各々は0、1又は2の値を
    有する;Rivはメチル、プロピル又はフエニルから選
    ぶ;Rはメチルおよびフエニルから選ぶ;そしてアミ
    ノ官能性シリコーン樹脂は350〜1000の範囲内の
    −NH−当量を有する]からなる硬化エポキシ樹脂又は
    硬化エポキシ樹脂の混合物;および (II)複合物に埋め込んだ補強繊維、からなることを
    特徴とする複合物。
  7. 【請求項7】 【化5】 からなる群から選んだアミノ官能性シロキシ単位[但
    し、上式におけるPhはフエニル基;各Rは炭素原子が
    1〜3のフエニル基およびアルキル基から独立に選ぶ、
    但し、(B)(ii)におけるRがそれぞれの場合にア
    ルキル基であるとき、シリコーン樹脂に存在する(B)
    (ii)は10重量%以上にできない、そして(B)
    (ii)における1つのRがアルキル基であって、
    (B)(ii)における1つのRが同一ケイ素原子上の
    フエニル基であるとき、シリコーン樹脂に存在する(i
    i)は15重量%以上にできない;Rは炭素原子1〜
    10を有するアルキレン、アリレーン、アルカリレー
    ン、およびアラルキレン、および−R NHRiii
    −(RiiおよびRiiiはそれぞれ炭素原子1〜10
    を有するアルキレン、アリレーン、アルカリーレンおよ
    びアラルキレンから独立に選ぶ)から選んだ二価の炭化
    水素基である。xおよびyの各々は0.1又は2の値を
    有する;Rivはメチル、プロピル又はフエニルから選
    ぶ;Rはメチルおよびフエニルから選ぶ;そしてアミ
    ノ官能性シリコーン樹脂は350〜1000の範囲内の
    −NH−当量を有する]からなることを特徴とするアミ
    ノ官能性シリコーン樹脂。
JP3231952A 1990-09-11 1991-09-11 エポキシ樹脂用強化剤としての高モジュラス・シリコーン Pending JPH0693103A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/580,741 US5135993A (en) 1990-09-11 1990-09-11 High modulus silicones as toughening agents for epoxy resins
US07/580741 1990-09-11

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0693103A true JPH0693103A (ja) 1994-04-05

Family

ID=24322360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3231952A Pending JPH0693103A (ja) 1990-09-11 1991-09-11 エポキシ樹脂用強化剤としての高モジュラス・シリコーン

Country Status (5)

Country Link
US (4) US5135993A (ja)
EP (1) EP0475611B1 (ja)
JP (1) JPH0693103A (ja)
CA (1) CA2049180C (ja)
DE (1) DE69126488T2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007523964A (ja) * 2003-07-16 2007-08-23 ダウ・コーニング・コーポレイション エポキシ樹脂及びアミノ官能性シリコーン樹脂を含むコーティング組成物
JP2007525559A (ja) * 2003-07-16 2007-09-06 ダウ・コーニング・コーポレイション アミノ官能性シリコーン樹脂とそれらを含むエマルジョン
WO2012099131A1 (ja) * 2011-01-18 2012-07-26 日立化成工業株式会社 プリプレグ及びこれを用いた積層板並びにプリント配線板
JP2012525486A (ja) * 2009-04-30 2012-10-22 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 熱硬化性樹脂組成物
JP2013515090A (ja) * 2009-12-21 2013-05-02 ダウ コーニング コーポレーション アルコキシ含有アミノ官能性シリコーン樹脂を有するコーティング組成物

Families Citing this family (72)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3869089B2 (ja) * 1996-11-14 2007-01-17 株式会社日立製作所 半導体集積回路装置の製造方法
EP1508261B1 (en) * 2002-05-23 2010-09-22 3M Innovative Properties Company Electronic assembly and method of making an electronic assembly
WO2005010078A1 (en) * 2003-07-16 2005-02-03 Dow Corning Corporation Coating compositions containing aminofunctional silicone resins
WO2005037887A1 (en) * 2003-10-10 2005-04-28 Dow Corning Corporation Urethane compositions containing carbinol-functional silicone resins
US7858697B2 (en) * 2003-10-10 2010-12-28 Dow Corning Corporation Carbinol functional silicone resins
US7807012B2 (en) * 2004-10-25 2010-10-05 Dow Corning Corporation Moldable compositions containing carbinol functional silicone resins or anhydride functional silicone resins
US7727595B2 (en) * 2004-10-25 2010-06-01 Dow Corning Corporation Coating compositions containing a carbinol functional silicone resin or an anhydride functional silicone resin
US20070066786A1 (en) * 2005-09-22 2007-03-22 The Hanson Group, Llc Methods of preparing and using polyurea elastomers
DE102006039572A1 (de) * 2006-08-23 2008-05-08 Saertex Gmbh & Co. Kg Verfahren zur Herstellung eines textilen Halbzeuges beinhaltend einen zähigkeitssteigernden Werkstoff
US7914256B2 (en) * 2007-04-17 2011-03-29 General Electric Company Articles made from composite materials having toughened and untoughened regions
US8017188B2 (en) 2007-04-17 2011-09-13 General Electric Company Methods of making articles having toughened and untoughened regions
CO6030030A1 (es) * 2007-05-23 2009-04-30 Mi Llc Uso de emulsiones epoxicas inversas para estabilizacion de orificio de pozo
CA2606367C (en) * 2007-05-23 2011-01-11 M-I Llc Use of direct epoxy emulsions for wellbore stabilization
CN101711262A (zh) * 2007-05-29 2010-05-19 陶氏环球技术公司 用于改进固化控制的异氰酸酯-环氧配方
US8404310B2 (en) * 2007-08-02 2013-03-26 Dow Global Technologies Llc Thermoset dampener material
JP5336485B2 (ja) * 2007-08-02 2013-11-06 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 熱硬化性ポリマーの性能を向上させるための両親媒性ブロックコポリマーおよび無機ナノフィラー
WO2009055666A1 (en) 2007-10-26 2009-04-30 Dow Global Technologies Inc. Epoxy resin composition containing isocyanurates for use in electrical laminates
US8058349B2 (en) * 2007-11-29 2011-11-15 Styron Europe Gmbh Microwave heatable monovinyl aromatic polymers
ATE509053T1 (de) * 2007-11-29 2011-05-15 Dow Global Technologies Llc Dimethylformamidfreie formulierungen mit dicyanadiamid als härtemittel für wärmehärtende epoxidharze
BRPI0907275A2 (pt) 2008-04-14 2015-07-21 Dow Global Technologies Inc Processo para formar um catalisador de epóxi-imidazol sólido, catalisador de epóxi-imidazol sólido, composição curável, processo para formar uma composição curável e processo para formar uma composição termofixa
WO2010025165A1 (en) * 2008-08-28 2010-03-04 Dow Global Technologies Inc. Phosphorus-containing compounds and polymeric compositions comprising same
SG172201A1 (en) 2008-12-16 2011-07-28 Dow Global Technologies Llc Homogeneous bismaleimide - triazine - epoxy compositions useful for the manufacture of electrical laminates
WO2010078690A1 (en) * 2009-01-06 2010-07-15 Dow Global Technologies Inc. Metal stabilizers for epoxy resins and dispersion process
EP2401314A1 (en) 2009-02-24 2012-01-04 Dow Global Technologies LLC Curable epoxy resin compositions and cured products therefrom
WO2010138346A1 (en) 2009-05-27 2010-12-02 Dow Global Technologies Inc. Polymeric glycidyl ethers reactive diluents
WO2011005420A1 (en) 2009-06-22 2011-01-13 Dow Global Technologies Inc. Hardener composition for epoxy resins
JP5689886B2 (ja) 2009-09-22 2015-03-25 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー エピスルフィド樹脂の調製方法
JP2013506030A (ja) 2009-09-25 2013-02-21 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 硬化性エポキシ樹脂組成物及びこれから製造された複合材
CN102549069B (zh) 2009-09-30 2015-06-10 陶氏环球技术有限责任公司 环氧树脂组合物
US8871892B2 (en) 2009-11-12 2014-10-28 Dow Global Technologies Llc Polyoxazolidone resins
EP2507325B1 (en) 2009-12-02 2014-05-21 Dow Global Technologies LLC Coating compositions
EP2507285A2 (en) 2009-12-02 2012-10-10 Dow Global Technologies LLC Composite compositions
EP2507283B1 (en) 2009-12-02 2013-10-23 Dow Global Technologies LLC Epoxy resin compositions
WO2011068858A1 (en) 2009-12-03 2011-06-09 Dow Global Technologies Llc Adducts based on divinylarene oxides
KR20120114296A (ko) 2009-12-08 2012-10-16 다우 글로벌 테크놀로지스 엘엘씨 하이드록실-작용성 폴리에스터 수지
CN102666649A (zh) 2009-12-09 2012-09-12 陶氏环球技术有限责任公司 环氧树脂组合物
TW201136976A (en) 2009-12-09 2011-11-01 Dow Global Technologies Llc Divinylarene dioxide resins
WO2011097009A2 (en) 2010-02-02 2011-08-11 Dow Global Technologies Llc Curable epoxy resin compositions
KR20130062915A (ko) 2010-03-24 2013-06-13 다우 글로벌 테크놀로지스 엘엘씨 강인화제로서 폴리(프로필렌 옥사이드) 폴리올을 포함하는 에폭시 수지 조성물
TWI557100B (zh) 2010-05-21 2016-11-11 藍色立方體有限責任公司 用於可熱固樹脂組成物之硬化劑
EP2585520A2 (en) 2010-06-25 2013-05-01 Dow Global Technologies LLC Polymer concrete composition
KR20130039760A (ko) 2010-06-25 2013-04-22 다우 글로벌 테크놀로지스 엘엘씨 경화성 에폭시 수지 조성물 및 이로부터 제조된 복합체
US9079376B2 (en) * 2011-01-18 2015-07-14 Hitachi Chemical Company, Ltd. Prepreg, laminate obtained with the same and printed-wiring board
CN103635531A (zh) 2011-04-26 2014-03-12 陶氏环球技术有限责任公司 可固化组合物
JP5385424B2 (ja) * 2011-06-23 2014-01-08 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 界面反応による再分散可能なエポキシ粉体
CN103764706B (zh) 2011-08-18 2016-12-14 蓝立方知识产权公司 可固化树脂组合物
JP6162698B2 (ja) 2011-08-18 2017-07-12 ブルー キューブ アイピー エルエルシー 硬化型樹脂組成物
CN104024329A (zh) 2011-11-08 2014-09-03 陶氏环球技术有限责任公司 用于可热固环氧树脂组合物的双峰增韧剂
CN103974993B (zh) 2011-12-01 2017-03-08 蓝立方知识产权有限责任公司 用于硬化剂的液体促进剂组合物
RU2014131476A (ru) 2011-12-30 2016-02-20 ДАУ ГЛОБАЛ ТЕКНОЛОДЖИЗ ЭлЭлСи Отверждаемая при низких температурах эпоксидная композиция
US9970246B2 (en) 2012-04-09 2018-05-15 M-I L.L.C. Triggered heating of wellbore fluids by carbon nanomaterials
RU2015128263A (ru) 2012-12-14 2017-01-23 БЛЮ КЬЮБ АйПи ЭлЭлСи Отверждаемые композиции
KR102123710B1 (ko) 2012-12-14 2020-06-16 블루 큐브 아이피 엘엘씨 개질된 에폭시 수지
US9677372B2 (en) 2013-06-06 2017-06-13 Halliburton Energy Services, Inc. Well system cementing plug
JP6426163B2 (ja) * 2013-07-03 2018-11-21 ローディア オペレーションズ 硬化性組成物およびエポキシ熱硬化性樹脂の製造方法
EP2829570A1 (en) 2013-07-22 2015-01-28 Rhodia Operations Curable composition and process for the manufacture of an epoxy thermoset
CA2940327A1 (en) * 2014-02-24 2015-08-27 Sika Technology Ag Furan-based amines as curing agents for epoxy resins in low voc applications
WO2016053641A1 (en) 2014-09-29 2016-04-07 Blue Cube Ip Llc Adduct composition
KR102391148B1 (ko) 2014-10-10 2022-04-26 다우 글로벌 테크놀로지스 엘엘씨 계면활성제 조성물
WO2016176568A1 (en) 2015-04-30 2016-11-03 Blue Cube Ip Llc Hardener composition
EP3400258A1 (en) 2016-01-04 2018-11-14 Dow Global Technologies, LLC Fiber composites with reduced surface roughness and methods for making them
CN105838303B (zh) * 2016-03-31 2019-03-12 航天材料及工艺研究所 一种环氧树脂防水胶粘剂及制备方法
WO2018156449A1 (en) 2017-02-26 2018-08-30 Dow Global Technologies Llc Fiber composite with reduced surface roughness and method for its manufacture
CN107325782A (zh) * 2017-05-19 2017-11-07 天永诚高分子材料(常州)有限公司 一种双组分灌封胶及其制备方法
WO2019036189A1 (en) 2017-08-15 2019-02-21 Covestro Llc ADDITIVE FOR ENOUGHING EPOXY-BASED RESINS FOR USE IN OIL FIELD APPLICATIONS
US11391297B2 (en) 2017-11-09 2022-07-19 Pratt & Whitney Canada Corp. Composite fan case with nanoparticles
US20190390063A1 (en) 2018-06-22 2019-12-26 Covestro Llc Solventborne compositions containing organic ion-exchangers to improve corrosion resistance
US20190390064A1 (en) 2018-06-22 2019-12-26 Covestro Llc Solventborne compositions containing inorganic ion-exchangers to improve corrosion resistance
US20190390065A1 (en) 2018-06-22 2019-12-26 Covestro Llc Waterborne compositions containing organic ion-exchangers to improve corrosion resistance
US20190390066A1 (en) 2018-06-22 2019-12-26 Covestro Llc Waterborne compositions containing inorganic ion-exchangers to improve corrosion resistance
WO2020005393A1 (en) 2018-06-26 2020-01-02 Dow Global Technologies Llc Fibre-reinforced composite and process of making this composite
CN110577817A (zh) * 2019-09-11 2019-12-17 丁爱顺 一种高柔韧性有机硅胶黏剂及其制备方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2819245A (en) * 1955-03-07 1958-01-07 Dow Corning Siloxane-epoxide resin reaction products
SU128463A1 (ru) * 1959-07-30 1959-11-30 К.А. Андрианов Способ получени теплостойкого электроизол ционного лака
DE1249529B (de) * 1960-05-13 1968-03-21 Dow Corning A.G., Basel (Schweiz) Verfahren zur Herstellung von Organosiloxanmischpolymeren
US3259518A (en) * 1962-03-15 1966-07-05 Union Carbide Corp Inorganic oxide materials coated with monoepoxide-aminoalkylsilicon compound adducts
US3630825A (en) * 1969-07-01 1971-12-28 Dow Corning Coupling agent for epoxy resin composite articles
US3655420A (en) * 1970-03-06 1972-04-11 Du Pont Synthetic organic textile fiber with improved, durable, soft, lubricated feel
US4287326A (en) * 1980-03-03 1981-09-01 Toray Silicone Company, Ltd. Siloxane-modified epoxy resin compositions
CA1235245A (en) * 1984-12-26 1988-04-12 Toshifumi Hirose Curable resinous composition comprising epoxy resin and silicon-containing elastomeric polymer
US4656207A (en) * 1985-02-19 1987-04-07 Hercules Incorporated Epoxy thermosets having improved toughness
US4624998A (en) * 1985-12-30 1986-11-25 Dow Corning Corporation Silicone-modified epoxy resins having improved impact resistance
JPH0721045B2 (ja) * 1987-05-25 1995-03-08 鐘淵化学工業株式会社 硬化性組成物
US5049627A (en) * 1988-05-13 1991-09-17 Investment Holding Corporation Epoxy-aromatic polysiloxane compositions

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007523964A (ja) * 2003-07-16 2007-08-23 ダウ・コーニング・コーポレイション エポキシ樹脂及びアミノ官能性シリコーン樹脂を含むコーティング組成物
JP2007525559A (ja) * 2003-07-16 2007-09-06 ダウ・コーニング・コーポレイション アミノ官能性シリコーン樹脂とそれらを含むエマルジョン
JP4939215B2 (ja) * 2003-07-16 2012-05-23 ダウ・コーニング・コーポレイション アミノ官能性シリコーン樹脂とそれらを含むエマルジョン
JP2012525486A (ja) * 2009-04-30 2012-10-22 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 熱硬化性樹脂組成物
JP2013515090A (ja) * 2009-12-21 2013-05-02 ダウ コーニング コーポレーション アルコキシ含有アミノ官能性シリコーン樹脂を有するコーティング組成物
WO2012099131A1 (ja) * 2011-01-18 2012-07-26 日立化成工業株式会社 プリプレグ及びこれを用いた積層板並びにプリント配線板
JPWO2012099131A1 (ja) * 2011-01-18 2014-06-30 日立化成株式会社 プリプレグ及びこれを用いた積層板並びにプリント配線板

Also Published As

Publication number Publication date
DE69126488D1 (de) 1997-07-17
CA2049180C (en) 2000-11-14
US5362821A (en) 1994-11-08
DE69126488T2 (de) 1998-01-22
CA2049180A1 (en) 1992-03-12
US5135993A (en) 1992-08-04
EP0475611A2 (en) 1992-03-18
EP0475611A3 (en) 1992-07-01
US5378532A (en) 1995-01-03
US5405688A (en) 1995-04-11
EP0475611B1 (en) 1997-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0693103A (ja) エポキシ樹脂用強化剤としての高モジュラス・シリコーン
US4656208A (en) Thermosetting epoxy resin compositions and thermosets therefrom
EP0127198B1 (en) Preimpregnated reinforcements and high strength composites therefrom
US5431765A (en) Preparing epoxy resin/aminopolysiloxane/aromatic oligomer composite
EP0148493B1 (en) Thermoplastic modified epoxy compositions
EP0217657B1 (en) Low-viscosity epoxy resin, resin composition containing it, and fibre-reinforced composite material containing cured product of the composition
EP0161576B1 (en) Epoxy resin composition
US5599856A (en) Epoxy resin systems containing modifiers
EP0311341A2 (en) Polycyanate esters of polyhydric phenols blended with thermoplastic polymers
JPS642609B2 (ja)
JPS6178824A (ja) 熱硬化性樹脂前駆体の製造方法
EP0126494B1 (en) Impact resistant matrix resins for advanced composites
US5262507A (en) High modulus silicones as toughening agents for epoxy resins
KR20120116424A (ko) 복합체 조성물
JPS63250351A (ja) 新規低重合体ジアミン硬化剤及びエポキシ樹脂系硬化のためのそれらの用途
EP0130270B1 (en) Epoxy compositions containing oligomeric diamine hardeners and high strength composites therefrom
US4822832A (en) Thermosetting epoxy resin compositions and thermosets therefrom
JP3026372B2 (ja) 複合材料中間体
JPH0326750A (ja) 繊維強化複合材料
KR930003162B1 (ko) 방향족폴리실옥산조성물
JP2715512B2 (ja) エポキシ樹脂組成物およびそれを硬化せしめてなる成形品
KR100194365B1 (ko) 중합체 조성물 및 이들의 구성성분
JPS63289016A (ja) エポキシ樹脂組成物
JPH04339852A (ja) エポキシ樹脂組成物
JPH04120160A (ja) 熱硬化性樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000307