JPH0682463A - 自動分注装置における漏れ検出方法 - Google Patents

自動分注装置における漏れ検出方法

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JPH0682463A
JPH0682463A JP23460392A JP23460392A JPH0682463A JP H0682463 A JPH0682463 A JP H0682463A JP 23460392 A JP23460392 A JP 23460392A JP 23460392 A JP23460392 A JP 23460392A JP H0682463 A JPH0682463 A JP H0682463A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノズルチップに接続されているポンプの内圧
を測定し、客観的に漏れを判断する自動分注装置におけ
る漏れ検出方法を提供する。 【構成】 ステップ202では、蒸留水90を吸引し、
吸引終了後のポンプの内圧P1 が大気圧に近い場合に
は、漏れが生じていると判断する。また、ステップ20
3では、ステップ202における吸引終了後のポンプの
内圧P1 を測定後、例えば30秒間チップ36を上昇さ
せることなく停止させておき、圧力センサにて再度ポン
プの内圧P2 を測定する。この内圧P2 と先に測定した
内圧P1 とが異なれば、漏れが生じたと判断する。さら
に、ステップ204では、吸引した蒸留水90を同一の
試験管62に吐出し、圧力センサにてポンプの内圧を監
視しながら、内圧の急激な変動があれば、漏れが生じた
と判断する。これにより、漏れを検出した時点で、漏れ
検出測定を終了させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動分注装置における
漏れ検出方法、特に自動分注装置において、吸引及び吐
出用のポンプの内圧による液体試料の漏れ検出方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】試料の分注を行う分注装置が知られてお
り、例えば人体から採取された血液中の血清、血漿等を
複数個の容器に分注する装置として用いられている。
【0003】試料の吸引は、例えばディスポーザブル化
されたノズルチップによって行われる。ここで、試料の
分注を設定された所定量ずつ正確に行うためには、まず
吸引時に、その吸引量は適正でなければならない。しか
し、ノズルチップから圧力センサを介してポンプに至る
試料の吸引経路のいずれかの接合部分、主にノズルベー
スの汚れ付着や摩滅によりディスポーザブルチップとノ
ズルベースとの嵌合部に漏れが生じ、正確な吸引を行え
ず、その後の吐出量が不足する結果、分注精度が低下す
るという問題があった。
【0004】そこで、現行の分注装置においては、例え
ば朝の使用開始前及び夜の使用終了時程度の頻度で試料
を吸引したノズルチップを液面より上昇させた後に、操
作者が、装置を一時停止させ、肉眼で重力により試料が
ノズルチップより落下しないかどうかを監視し、漏れの
有無を判断していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、操作者
は、30秒〜2分程度の間継続してノズルチップを監視
しなければならず、装置の前に拘束され、他の作業を行
えず、操作者にとっては負担であった。また、操作者の
経験に頼るところが大きく、客観性に乏しく、漏れの定
量性に欠けるという問題があった。特に、漏れが僅かな
場合には、吸引後直ちに容器に吐出すれば、分注精度に
は漏れの影響はほとんどない。したがって、操作者が、
どの程度の漏れを許容すべきかを判断することも難しか
った。
【0006】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、ノズルチップに接続されてい
るポンプの内圧を測定することにより、客観的に漏れを
判断する自動分注装置における漏れ検出方法を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、液体試料の吸引及び吐出を行うノズルチ
ップと、前記ノズルチップに接続されたシリンダとピス
トンとから成る吸引及び吐出用のポンプと、前記ポンプ
内の圧力を検出する圧力センサと、を含む自動分注装置
において、前記液体試料吸引後に、前記圧力センサによ
り検出された第1のポンプ内圧と、大気圧とを比較し、
液体試料の漏れを検出する第1の漏れ検出工程と、前記
第1のポンプ内圧と、吸引後一定時間経過の後に前記圧
力センサにより検出された第2のポンプ内圧とを比較
し、液体試料の漏れを検出する第2の漏れ検出工程と、
前記ノズルチップにより吸引した液体試料を吐出させ、
前記圧力センサにより時間の経過と共にポンプ内圧を監
視し、漏れにより所定吸引量より液量が減少する場合の
吐出時のポンプ内圧の急激な変動を検出し、液体試料の
漏れを検出する第3の漏れ検出工程と、を有することを
特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成によれば、液体試料吸引後に、圧力セ
ンサにより検出された第1のポンプ内圧と、大気圧とを
比較し、液体試料の漏れを検出する第1の漏れ検出工程
を設けたことにより、試料吸引不可能な漏れを検出する
ことができる。
【0009】また、前記第1のポンプ内圧と、吸引後一
定時間経過の後に前記圧力センサにより検出された第2
のポンプ内圧とを比較し、液体試料の漏れを検出する第
2の漏れ検出工程を設けたことにより、少量の漏れを検
出することができる。
【0010】さらに、ノズルチップにより吸引した液体
試料を吐出させ、前記圧力センサにより時間の経過と共
にポンプ内圧を監視し、漏れにより所定吸引量より液量
が減少する場合の吐出時のポンプ内圧の急激な変動を検
出し、液体試料の漏れを検出する第3の漏れ検出工程を
設けたことにより、ごく僅かな漏れを検出することがで
きる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0012】図1には、本発明に係る漏れ検出方法を適
用した自動分注装置30の外観が示されており、図1は
その斜視図である。
【0013】この分注装置30は、本実施例において、
成分分析を行うための試料を分注するものである。
【0014】図中ほぼ中央に図示される試料の吸引を行
うノズル部32は、XYZロボット34によって保持さ
れており、ノズル部32は、三次元的に自在に移動可能
とされている。
【0015】図2には、ノズル部32の要部断面図が示
されており、ノズル部32は、ノズルベース35とノズ
ルチップを成すディスポーザブルチップ(以下、チップ
という)36とで構成されている。すなわち、本実施例
の分注装置においては、ノズルチップとしてディスポー
ザブルなものが用いられている。なお、このチップ36
の上部開口には、ノズルベース35の先端部が加圧挿入
され、このようにチップ36の上部開口にノズルベース
35の先端部が嵌合することによって、チップ36がノ
ズルベース35に確実に固定される。チップ36の下方
先端部には、小孔36aが形成され、この小孔36aか
ら試料が吸引され、あるいは吐出されることになる。な
お、チップ36は例えば硬質プラスチック等で構成さ
れ、ノズルベース35は金属等で構成される。
【0016】図1において、前記XYZロボット34
は、X駆動部34xと、Y駆動部34yと、Z駆動部3
4zとで構成され、Z駆動部34zには、ノズル部32
を備えたエレベータ部38が昇降自在に連結されてい
る。このエレベータ部38はジャミングセンサ等の機能
をなすリミットスイッチ40を有し、このリミットスイ
ッチ40は、ノズル部32に加えられる上方への一定以
上の外的作用力を検出する。
【0017】Z駆動部34zには希釈液の吐出を行う希
釈ノズル42が固定されている。ノズル部32には、エ
アホース44の一端が接続され、エアホース44の他端
は吸引・吐出ポンプの作用を成すシリンダ46に接続さ
れている。また、希釈ノズル42には、希釈液ホース4
8の一端が接続され、その他端は電磁バルブ50を介し
てシリンダ52に接続されている。
【0018】シリンダ46とノズル部32との間には、
エアホース44内の内圧を測定するための圧力センサ5
4が接続されている。なお、リミットスイッチ40から
の信号は信号ケーブル56を介して装置本体に送られて
いる。
【0019】分注台58に載置された試験管ラック60
には、試料を入れた複数個の試験管62が起立保持され
ている。また、分注台58上に設けられた水平台64に
は、トレイ68と、マイクロプレート70とが載置され
ている。ここで、トレイ68は分注される試料を入れる
容器66を複数個備え、マイクロプレート70には、分
注される試料を入れる容器であるウェルが複数個形成さ
れている。なお、試料が分注される容器は、試験管62
をトレイ68又はマイクロプレート70の代わりに配置
してもよい。
【0020】本実施例の分注装置は、ノズルチップがデ
ィスポーザブル、すなわち使い捨て型であるため、チッ
プ立て72には複数個の新品のチップ36が用意され、
順次新しいチップ36に交換される。また、チップ廃棄
トレイ74が設けられている。
【0021】したがって、以上の分注装置によれば、ノ
ズル部32のチップ36によって試料を吸引してそれら
を他の容器に移すことが自在に行える。
【0022】図3には、本実施例の分注装置の概略的な
構成がブロック図で示されている。ポンプ47は、ピス
トン76とシリンダ46からなり、ピストン76を進退
させることによりシリンダ46の内容積が可変し、これ
による吸引圧力あるいは吐出圧力は、エアホース44を
介してノズル部32のチップ36へ伝達され、試料の吸
引や吐出が行われる。エアホース44の内圧は圧力セン
サ54によって検出され、そのセンサ信号はDCアンプ
78にて増幅された後、リミッタ回路80を介してA/
D変換器82へ送られている。ここで、リミッタ回路8
0は過大入力を抑制する保護回路である。A/D変換器
82は、センサ信号をデジタル信号に変換して、それを
制御部84に送出している。
【0023】制御部84は例えばコンピュータ等で構成
されるものであって、シリンダ46の内容積制御やXY
Zロボット34の制御等を行うものである。そして、本
実施例において制御部84は漏れ測定部86を含んでい
る。
【0024】次に、以上の分注装置において採用される
漏れ検出方法の具体的な実施例について説明する。
【0025】図4には図1に示した分注装置の漏れ検出
工程が示されている。
【0026】図4において、ステップ200では、XY
Zロボット34によって、漏れ検出用の蒸留水90が入
った試験管62の上方にチップ36を位置決めする。
【0027】ステップ201では、チップ36の下降に
おいて、いわゆる液面検出が行われている。この液面検
出は、圧力センサ54によってエアホース44の内圧を
監視することにより行われており、制御部84はエアホ
ース44の内圧が急変したときにチップ36の先端が液
面に達したことを検出している。
【0028】ステップ202では、蒸留水90の吸引が
行われている。すなわち、ピストン76を引き出し、シ
リンダ46の内容積を増大させ、ポンプ47の内圧を負
圧にすることによってチップ36内に蒸留水90を吸い
込む。例えば200μl〜500μl程度が吸引され
る。このとき、液面からチップ36の先端が出ないよ
う、チップ36を下降させて蒸留水90を吸引する。そ
して吸引終了後、例えば500ms後のポンプ47の内
圧P1 を圧力センサ54にて測定する。この内圧P1
大気圧に近くなければ、この時点では漏れが生じていな
いと判断する。
【0029】ステップ203では、ステップ202にお
ける吸引終了後のポンプ47の内圧P1 を測定後、例え
ば30秒間チップ36を上昇させることなく停止させて
おき、圧力センサ54にて再度ポンプ47の内圧P2
測定する。この内圧P2 と先に測定した内圧P1 とが等
しければ、この時点では漏れが生じていないと判断す
る。
【0030】ステップ204では、吸引した蒸留水90
を同一の試験管62に吐出する。このとき、圧力センサ
54にてポンプ47の内圧を監視しながら、内圧の大幅
な変動がなければ、この時点では漏れが生じていないと
判断する。ステップ202、203及び204について
の漏れ検出については、後に詳細に述べる。
【0031】次に、図5〜図7には、吸引不可能な漏れ
の場合、少量の漏れの場合及びごく僅かな漏れの場合の
吸引時の経過時間とポンプ内圧との関係が示されてい
る。また、実線は、漏れのない正常な吸引時のポンプ4
7の内圧を示しており、一点鎖線は、漏れを生じている
時のポンプ47の内圧を示している。
【0032】漏れを検査する場合には、操作者は、蒸留
水90を例えば1〜3ml入れた試験管62をセット
し、漏れチェック開始のスイッチをONする。これによ
って、分注装置30は自動的に漏れチェックを開始す
る。
【0033】図5を用いて、前述のステップ202にお
ける吸引不可能な漏れ検出の方法を説明する。吸引不可
能な漏れとは、チップ36が、ほとんど蒸留水90を吸
引することができず、空気しか入らない状態をいい、例
えば500μl吸引しようとしても200μl以下しか
吸引できないことをいう。このような場合、チップ36
により蒸留水90を吸引すると、吸引開始から吸引終了
まで一貫して、ポンプ47の内圧は正常な場合に比べ大
気圧に近くなる。
【0034】したがって、圧力センサ54によって、吸
引終了後例えば500ms経過後のポンプ47の内圧を
測定し、大気圧と比較することによって、漏れを検出す
ることができる。具体的には、制御部84の漏れ測定部
86において、吸引終了後500msの後の内圧P1
の電圧と大気圧時の電圧を比較し、その差が170mV
以下の場合には、漏れが発生したと自動的に判断する。
すなわち、図5に示した内圧P1 ′のように大気圧に近
い場合には、漏れが発生したと判断し、この時点で測定
を終了する。
【0035】次に、ステップ203における少量の漏れ
検出方法について説明する。少量の漏れとは、例えば1
秒間に8μl以上の漏れをいい、500μl吸引後その
まま放置すると、チップ36の液柱がどんどん低下して
しまう状態の漏れである。図6に示されるように、吸引
後、例えば500ms経過後のポンプ47の内圧P
1が、大気圧と比較して正常である場合には、チップ3
6を上昇させることなく、例えば30秒停止させた後の
ポンプ47の内圧P2 を圧力センサ54により測定す
る。そして、内圧P1 と内圧P2 とを比較し、漏れを検
出する。具体的には、制御部84の漏れ測定部86にお
いて、内圧P2 時の電圧と内圧P1 時の電圧との差が1
00mV以上である場合には、漏れが発生したと自動的
に判断する。すなわち、図6に示した内圧P2 ′のよう
に内圧P1 より大気圧に近い場合には、漏れが発生した
と判断し、この時点で測定を終了する。
【0036】また、ステップ204におけるごく僅かな
漏れ検出方法について説明する。ごく僅かな漏れとは、
例えば1秒間に1μl以上8μl未満の漏れをいう。図
7に示されるように、吸引後30秒停止させた後のポン
プ47の内圧P2 と吸引後500ms経過後のポンプ4
7の内圧P1 とがほぼ等しい場合には、チップ36から
吸引したときと同一の試験管62に吸引した蒸留水を、
吸引した量の、例えば90%の量を吐出させる。そし
て、ポンプ47の内圧を圧力センサ54にて監視しなが
ら吐出させていき、そのときの圧力変化によって漏れを
検出する。このグラフ上に複数の山となって現れる圧力
変化は、漏れにより蒸留水が減少し、代わりに入って来
たチップ36内の空気が、吐出時に気泡となって放出さ
れる際のものである。具体的には、制御部84の漏れ測
定部86において、吐出後500msから吐出時の内圧
の電圧を随時比較し、100ms毎の圧力変化が60m
Vを超えた場合には、漏れが発生したと自動的に判断す
る。すなわち、図7に示す内圧が一点鎖線のような複数
の山を有する場合には、漏れが発生したと判断し、この
時点で測定を終了する。
【0037】そして、自動分注装置30は、チップ36
を上昇させ、操作者に漏れについての検査結果を、装置
の画面又はプリンタによって報告する。
【0038】なお、漏れの検出感度は、チップ36の停
止時間を30秒より長くすることによって高めることが
できる。一方、この停止時間を短くすることによって、
漏れ検出時間を短縮することができる。
【0039】また、この漏れ検出は、分注毎に行っても
よいが、作業効率を上げるならば、1日に1回、例えば
分注作業前又は分注作業終了後等に行えばよく、これに
より分注精度が保持されていることを確認することがで
きる。
【0040】本実施例においては、ポンプ内圧を圧力セ
ンサで測定し、この内圧を電気信号に変えて圧力の変動
を検知し漏れを検出したが、検出の方法はこれに限定さ
れることはなく、例えば光学的にチップ36に吸引され
た液面の高さを検知して漏れを検出してもよいし、直接
吸引した試料とチップ36等の重量を測定し、漏れを検
出してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液体試料吸引後に、圧力センサにより検出された第1の
ポンプ内圧と、大気圧とを比較し、液体試料の漏れを検
出する第1の漏れ検出工程を設けたことにより、試料吸
引不可能な漏れを検出することができる。
【0042】また、前記第1のポンプ内圧と、吸引後一
定時間経過の後に前記圧力センサにより検出された第2
のポンプ内圧とを比較し、液体試料の漏れを検出する第
2の漏れ検出工程を設けたことにより、少量の漏れを検
出することができる。
【0043】さらに、ノズルチップにより吸引した液体
試料を吐出させ、前記圧力センサにより時間の経過と共
にポンプ内圧を監視し、漏れにより所定吸引量より液量
が減少する場合の吐出時のポンプ内圧の急激な変動を検
出し、液体試料の漏れを検出する第3の漏れ検出工程を
設けたことにより、ごく僅かな漏れを検出することがで
きる。
【0044】したがって、操作者は、漏れの有無、多少
の確認の際に監視のため分注装置の前に拘束されること
はなくなり、操作者の負担は軽減される。
【0045】また、装置の設定条件によって、装置とし
て許容できる漏れ、すなわち吸引から吐出までの時間内
では漏れが生じない程わずかな漏れと、分注精度に支障
を来す程度の漏れとを容易に判別することができる。
【0046】また、液面検出等を行う圧力センサを備え
た装置であれば、容易に本発明の漏れ検出方法を適応で
き、経済性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る漏れの検出方法を適用した分注装
置の実施例を示す外観図である。
【図2】ノズル部32の要部断面を示す断面図である
【図3】図1に示した分注装置の概略的構成を示すブロ
ック図である。
【図4】図1に示した分注装置の漏れ検出工程を示す説
明図である。
【図5】吸引不可能な漏れの場合に吸引時の経過時間と
ポンプ内圧との関係を示す図である。
【図6】少量の漏れの場合に、吸引時の経過時間とポン
プ内圧との関係を示す図である。
【図7】ごく僅かな漏れの場合に吸引時の経過時間とポ
ンプ内圧との関係を示す図である。
【符号の説明】
30 分注装置 32 ノズル部 34 XYZロボット 35 ノズルベース 36 ディスポーザブルチップ 54 圧力センサ 62 試験管 84 制御部 86 漏れ測定部 90 蒸留水

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体試料の吸引及び吐出を行うノズルチ
    ップと、前記ノズルチップに接続されたシリンダとピス
    トンとから成る吸引及び吐出用のポンプと、前記ポンプ
    内の圧力を検出する圧力センサと、を含む自動分注装置
    において、 前記液体試料吸引後に、前記圧力センサにより検出され
    た第1のポンプ内圧と、大気圧とを比較し、液体試料の
    漏れを検出する第1の漏れ検出工程と、 前記第1のポンプ内圧と、吸引後一定時間経過の後に前
    記圧力センサにより検出された第2のポンプ内圧とを比
    較し、液体試料の漏れを検出する第2の漏れ検出工程
    と、 前記ノズルチップにより吸引した液体試料を吐出させ、
    前記圧力センサにより時間の経過と共にポンプ内圧を監
    視し、漏れにより所定吸引量より液量が減少する場合の
    吐出時のポンプ内圧の急激な変動を検出し、液体試料の
    漏れを検出する第3の漏れ検出工程と、を有することを
    特徴とする自動分注装置における漏れ検出方法。
JP23460392A 1992-09-02 1992-09-02 自動分注装置における漏れ検出方法 Expired - Lifetime JP2578296B2 (ja)

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