JP4677076B2 - 液面検知装置 - Google Patents

液面検知装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4677076B2
JP4677076B2 JP2000117767A JP2000117767A JP4677076B2 JP 4677076 B2 JP4677076 B2 JP 4677076B2 JP 2000117767 A JP2000117767 A JP 2000117767A JP 2000117767 A JP2000117767 A JP 2000117767A JP 4677076 B2 JP4677076 B2 JP 4677076B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
liquid level
tip
pressure sensor
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000117767A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001304938A (ja
Inventor
敏一 岩尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arkray Inc
Original Assignee
Arkray Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arkray Inc filed Critical Arkray Inc
Priority to JP2000117767A priority Critical patent/JP4677076B2/ja
Priority to CN01110743.XA priority patent/CN1213283C/zh
Priority to US09/836,277 priority patent/US6604418B2/en
Priority to EP01109680A priority patent/EP1148318A3/en
Publication of JP2001304938A publication Critical patent/JP2001304938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4677076B2 publication Critical patent/JP4677076B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/10Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices
    • G01N35/1009Characterised by arrangements for controlling the aspiration or dispense of liquids
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F23/00Indicating or measuring liquid level or level of fluent solid material, e.g. indicating in terms of volume or indicating by means of an alarm
    • G01F23/14Indicating or measuring liquid level or level of fluent solid material, e.g. indicating in terms of volume or indicating by means of an alarm by measurement of pressure
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/10Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices
    • G01N35/1009Characterised by arrangements for controlling the aspiration or dispense of liquids
    • G01N2035/1025Fluid level sensing

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液面を検知する液面検知装置に関するものであり、特に、ポンプにより配管を介してノズルの先端から気体を吸引又は吐出させながらノズルを液面へ向けて下降させ、配管の内圧が変化したときにノズルの先端が液面に接触したと判断する液面検知装置に関するものである。
このような液面検知装置は、例えば血液や尿などの試料を測定する生化学自動分析装置に適用される。
【0002】
【従来の技術】
このような液面検知方法は、例えば特開平2−196964号公報や特開平2−243960号公報などに記載されている。
特開平2−196964号公報に記載の液面検知方法は、ノズルチップ(チップ)内に予め空気を吸引しておく工程と、チップを検体チューブ上方に移動させる工程と、吸引している空気を吐出させながらチップを検体チューブ内の液面に向けて下降させる工程と、チップの下降開始から所定時間後にサンプリングして得られたエアホース(配管)内圧を基準値として設定する工程と、チップ吸入口が液面との接触によって閉止状態となることによる上記基準値に対する配管内圧変化を検出し、これが確認されたときにノズル先端が液面に到達したものと判定する工程とを含むものである。
【0003】
特開平2−243960号公報に記載の液面検知方法は、ポンプとピペット(チップに相当)と連接する流系(配管に相当)の圧力を検出する圧力センサーを設け、ポンプを動作させながらピペットを下降させ、圧力センサーで検出される流系内の圧力変化から液面を検出するものである。
これらの液面検知方法では、チップの先端が液面に接触すると、チップの先端からの空気の吐出が液面により妨げられて配管の内圧が上昇するので、そのときのチップの先端位置を液面位置と判断できる。
【0004】
例えば血液や尿などの試料を測定する自動分析装置では自動分注における試料の分注量の微少な違いが測定値に大きく反映することが知られている。そこで、試料の液面を検知してチップの浸入深さを最小限にすることにより、チップの外壁への試料の付着を少なくし、分注量の精度を向上させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
例えば試料が血液や尿などの液体の場合、試料が収容された容器内の試料液面より上の位置に泡や膜が存在していることがある。液面より上に泡や膜が存在している状態で液面検知を行なうと、チップの先端が泡や膜に接触したときに配管の内圧が上昇するため、制御部はそのチップの先端位置が液面位置であると判断して吸引動作を開始させてしまうので、試料を正確に吸引することができない。
そこで本発明は、液面上に泡や膜が存在していても液面を正確に検知することができる液面検知装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の基礎となる液面検知方法は、ポンプによりノズルの先端から気体を吸引又は吐出させながらノズルを液面へ向けて下降させる下降ステップと、ノズルにつながる配管の内圧が変化したときにポンプの吸引又は吐出及びノズルの下降を停止させる検知ステップと、配管の内圧が許容変化量範囲内で所定時間以上継続したときに、ノズルの先端が液面に接触したと判断する判断ステップとを含む。
ここで、ノズルの語は、先端にチップが取り付けられている場合にはそのチップも含めてノズルと称している。
【0007】
本発明にかかる液面検知装置は、気体を吸引及び吐出してノズルの先端から液体の吸引及び吐出を行なわせるポンプと、ノズルを昇降させるノズル駆動機構と、ノズルにつながる配管の内圧を測定する圧力センサーと、ポンプ及びノズル駆動機構を制御してノズルの先端から気体を吸引又は吐出させながらノズルを液面へ向けて下降させ、圧力センサーにより配管の内圧の変化が検出されたときにポンプ及びノズル駆動機構の動作を停止させ、圧力センサーの出力が許容変化量範囲内で所定時間以上継続したときにノズルの先端が液面に接触したと判断する制御部とを備えたものである。
【0008】
本発明にかかる液面検知装置では、ノズルにつながる配管の内圧が変化したときにポンプの吸引又は吐出及びノズルの下降を停止させ、配管の内圧が許容変化量範囲内で所定時間以上継続したか否かを判定する。配管の内圧の変化が液面上に存在する泡や膜に起因するものである場合、その圧力変化は一時的な現象であり、ノズル先端からの気体の吸引又は吐出を停止すると、配管の内圧は時間の経過とともに大気開放時の圧力に近づく方へ変動する。一方、配管の内圧の変化が液面に起因するものである場合は、ノズル先端からの気体の吸引又は吐出を停止し、時間が経過しても、配管の内圧はほとんど変動しない。
このように、本発明にかかる液面検知装置では、配管の内圧の変化を検出するとともにポンプの吸引又は吐出及びノズルの下降を停止させ、その後の圧力変動を監視することにより、配管の内圧の変化が液面に起因するものか、又は泡や膜に起因するものかを判断することができるので、泡や膜による誤検知を抑制することができ、液面を正確に検知することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる液面検知装置において、検知ステップにおける内圧変化の判断は内圧の微分信号としきい値との比較により行ない、判断ステップにおける判断は内圧の圧力信号自体に基づいて行なうことが好ましい。その結果、ノズルの先端の閉塞をより迅速に検出することができ、かつ内圧の大きさの変動をより正確に監視することができる。
【0010】
本発明にかかる液面検知装置において、制御部は、ノズルが大気に開放されているときの圧力センサーの出力を、この制御部のAD(アナログ・デジタル)コンバータの入力レンジのセンターにするALC(Auto Level Control)回路をさらに備えている
例えば10マイクロリットル程度の微量の試料の分注を行なう装置では、ノズルやノズルとポンプ間のチューブ等の配管の内径が小さく、ノズル先端が液面に接触したときの配管の内圧の変化も小さいので、圧力センサーの出力を大きなゲインで増幅しなければならない。しかし、大きなゲインで増幅すると、温度変化による圧力センサーや増幅器のオフセットの変化、もしくは経年変化による偏差の影響により、ダイナミックレンジが振り切れたり、一定値が確保できない虞れがある。そこで、ALC回路により、ノズルが大気に開放されているときの圧力センサーの出力を、ADコンバータの入力レンジのセンターにしておき、液面検知を開始する直前にALC回路をオフにすることにより、配管の内圧の大きさに応じた出力を適当なレンジで監視することができる。
【0011】
制御部は、圧力センサーの出力の変化率を出力する微分回路をさらに備え、微分回路の出力の変化に基づいて配管の内圧の変化を検出することが好ましい。圧力の大きさに応じた出力の変化に基づいて配管の内圧の変化を検出することに加えて、圧力センサーの出力の変化率に基づいて配管の内圧の変化を検出することにより、配管の内圧の変化をより迅速に検出することができる。
圧力センサーはノズルの先端付近に設置されていることが好ましい。その結果、ポンプの吸引又は吐出開始時のノズルの内圧の変化に基づく圧力センサーの出力の変動を抑制することができる。
【0012】
【実施例】
図1は一実施例としての分注装置を示す概略構成図である。図2はその一実施例のブロック図である。
容器1に収容された試料3の一部を内部に採取する使い捨て式のチップ5aがノズル5の一端に着脱可能に取り付けられている。ノズル5はアーム5bに設置されており、ノズル駆動機構7によりアーム5bとともに昇降移動させられる。
ノズル5の他端はチューブ9を介してポンプ11に接続されている。
【0013】
ノズル5にはチップ5a、ノズル5、チューブ9及びポンプ11を含む配管の内圧を測定する圧力センサー13が備えられている。圧力センサー13はノズル5の先端付近に設置されており、ポンプ11の吸引又は吐出開始時におけるノズル5の内圧の変化に基づく圧力センサー13の出力の変動を抑制することができる。圧力センサー13としてはFPM−07PG(株式会社フジクラの製品)を用いた。
【0014】
図2は本実施例の制御系を示したもので、図1のノズル5、チップ5a、アーム5b、ノズル駆動機構7、チューブ9及びポンプ11はノズルユニット19として示す。ノズルユニット19には、ノズル駆動機構7の動作を制御するためのノズル駆動回路7aとポンプ11の動作を制御するためのポンプ駆動回路11aが電気的に接続されている。ノズル駆動回路7a及びポンプ駆動回路11aはCPU17に電気的に接続されており、CPU17により動作が制御される。
ノズルユニット19の圧力センサー13は信号処理部15に電気的に接続されている。信号処理部15にはバッファAMP(増幅器をAMPと記す。)23と、圧力信号AMP25と、ALC回路27と、微分信号AMP29が設けられている。本発明を構成する微分回路は微分信号AMP29により実現される。
【0015】
図3は圧力センサー13及び信号処理部15の一例を示す回路図である。
圧力センサー13の出力はバッファAMP23に入力される。バッファAMP23は圧力センサー13の出力を例えば100倍に増幅して圧力信号AMP25及び微分信号AMP29へ出力する。圧力信号AMP25はバッファAMP23によって増幅された出力をさらに約50倍に増幅してCPU17へ出力する。ALC回路27は圧力信号AMP25の入力側に接続されており、CPU17によりオン/オフの切替えが制御され、オンのときに圧力信号AMP25の出力をCPU17へ取り込むADコンバータ(図示略)の入力レンジのセンターに維持する機能を果たす。微分信号AMP29はバッファAMP23によって増幅された出力の変化率をCPU17へ出力する。
【0016】
図4はこの実施例の液面検知動作及び試料吸引動作を示すフローチャートである。図1から図4を参照してその動作を説明する。
CPU17によりALC回路27をオンにして、圧力信号AMP25の出力をCPU17へ取り込むADコンバータの入力レンジのセンターに維持しておく(ステップS1)。CPU17によりノズル駆動回路7aを制御してノズル駆動機構7を作動させて、ノズル5及びチップ5aを容器1の真上のサンプリング位置へ移動させる(ステップS2)。
【0017】
CPU17によりALC回路27をオフにした後(ステップS3)、ポンプ駆動回路11aを制御してポンプ11を吐出動作させて、チューブ9及びノズル5を介してチップ5aの先端から空気の吐出を開始させる(ステップS4)。
チップ5aの先端から空気を吐出させながら、CPU17によりノズル駆動回路7aを制御してノズル駆動機構7を作動させて、ノズル5及びチップ5aを試料3の液面へ向けて下降させる(ステップS5)。このとき、CPU17により圧力信号AMP25の出力及び微分信号AMP29の出力を監視している(ステップS6)。
【0018】
図5から図8は、試料3として全血を用いたときの圧力信号AMP25の出力波形及び微分信号AMP29の出力波形を示す図であり、図5は真の液面によるもの、図6は泡によるもの、図7は膜によるもの、図8はチップ内の液だれによるものを示す。縦軸は信号強度、横軸は時間を示す。
図5から図8において、25aは圧力信号AMP25の出力波形(以下、圧力信号波形という)であり、ALC回路27はオフになっているが、オフにされる前のALC回路27の作用によりセンターレベル31から開始している。29aは微分信号AMP29の出力波形(以下、微分信号波形という)である。
【0019】
図5から図8も参照しながら実施例の動作の説明を続けると、チップ5aの先端が試料3の液面、泡もしくは膜に接触して閉塞されたとき、又はチップ内の液だれによりチップ5aの先端が閉塞されたとき、ノズル5の内圧が上昇し、微分信号波形29aが立ち下がる(微分信号AMP29はこのような極性になるように接続されている。)とともに圧力信号波形25aも立ち上がる。微分信号波形29aの立ち下がりがしきい値を越えたとき、CPU17によりノズル駆動回路7aを制御してノズル駆動機構7の動作を停止させてノズル5及びチップ5aの下降を停止させ、ポンプ駆動回路11aを制御してポンプ11の動作を停止させるとともに(ステップS7)、圧力信号波形25aの監視を続ける(ステップS8)。
【0020】
チップ5aの先端が真の液面に接触した場合、ノズル5の内圧はほぼ一定に維持される。図5に示すように、微分信号波形29aは立ち下がる前の出力に戻るが、圧力信号波形25aの出力は立ち上がった状態で維持される。CPU17は、圧力信号波形25a及び微分信号波形29aの変化後、圧力信号波形25aの立ち上がった状態が許容変化量範囲内で所定の判断時間にわたって継続されたときに、チップ5aの先端が真の液面に接触したと判断する。許容変化量とその判断時間は適当に設定することができる。例えば、許容変化量を50%とし、判断時間を6秒とする。そして、チップ5aの先端を液面から、所定量の試料3を確実に吸引でき、かつ最小限の深さまで浸入させ、ポンプ11を吸引動作させてチップ5a内に試料3を吸引させる(ステップS9)。試料3の吸引後、ノズル5及びチップ5aを上昇させる(ステップS10)。
【0021】
一方、ステップS6での圧力上昇が泡(図6参照)や膜(図7参照)、チップ内の液だれ(図8参照)に起因するものである場合、一旦上昇したノズル5の内圧は時間が経過すると大気開放時の状態に近づく。そのため、立ち上がった圧力信号波形25aはセンターレベル31に近づく。CPU17は、圧力信号波形25a及び微分信号波形29aの変化後、圧力信号波形25aが6秒間の判断時間の間に許容変化量範囲内を越えて変動した場合、チップ5aの先端は真の液面に接触していないと判断し、ノズル5及びチップ5aの下降を再開させる(ステップS11)。
【0022】
このように、本発明によれば泡や膜、チップ内の液だれによる液面の誤検知を回避することができ、真の液面を検知することができる。また、液面上に小さい泡のみが存在する場合、その小さい泡はノズル5aの先端から吐出される空気により払い除けられるので、正常に液面を検知することができる。
また、予想される液面位置より高い位置で圧力信号波形25a又は微分信号波形29aの変動が検出された場合は、外来ノイズやチップ内の液だれ等の原因による誤検知として認識させ、再動作させるようにしておくことが好ましい。
【0023】
また、本発明によれば、試料の粘度の違いも判断することができる。図9は試料3として70%エタノールを用い、真の液面を検知したときの圧力信号AMP25の出力波形及び微分信号AMP29の出力波形を示す図である。縦軸は信号強度、横軸は時間を示す。25bは圧力信号波形を示し、29b微分信号波形を示し、31はセンターレベルを示す。図9の信号強度は図5のものと同じゲインでの測定値である。
【0024】
試料3として全血を用いたとき(図5参照)と70%エタノールを用いたとき(図9参照)を比較すると、全血又は70%エタノールの液面とチップの先端とが接触して圧力信号波形25a,25bが立ち上がった状態において、全血液面検知時における圧力信号波形25aのセンターレベル31からの出力強度値Aは70%エタノール液面検知時における圧力信号波形25bのセンターレベル31からの出力強度値Bに比べて大きい。すなわち、圧力信号波形が立ち上がった状態において、試料の粘度の大きさに応じた出力強度値が示される。これにより、試料の粘度の違いを判断することができる。
【0025】
上記の実施例の分注装置ではノズルの先端にチップを着脱可能に設けているが、本発明はこれに限定されるものではなく、チップを用いずにノズル内に試料を吸引及び吐出する分注装置にも適用することができる。
上記の実施例では、図5から図9に示すように、配管の内圧の上昇を上に凸に表示し、内圧の変化率の増加を下に凸に表示するように増幅器の極性を定めているが、本発明はこれに限定されるものではなく、増幅器の極性はいずれでもよい。
また、上記の実施例ではチップの先端から空気を吐出させながらノズルを下降させて配管の内圧の上昇を監視しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、チップの先端から空気を吸引させながらノズルを下降させて配管の内圧の減少を監視するようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】
本発明にかかる液面検知装置では、ノズルにつながる配管の内圧が変化したときにポンプの吸引又は吐出及びノズルの下降を停止させ、配管の内圧が許容変化量範囲内で所定時間以上継続したか否かを判定するようにしたので、配管の内圧の変化が液面に起因するものか、又は泡や膜等に起因するものかを判断することができ、泡や膜による誤検知を抑制することができ、液面を正確に検知することができる。
【0027】
本発明において、検知ステップは内圧の微分信号としきい値との比較により行ない、判断ステップは内圧の圧力信号自体に基づいて行なうようにすれば、ノズルの先端の閉塞をより迅速に検出することができ、かつ内圧の大きさの変動をより正確に監視することができる。
【0028】
本発明にかかる液面検知装置において、制御部は、ノズルが大気に開放されているときの圧力センサーの出力を、この制御部のADコンバータの入力レンジのセンターにするALC回路をさらに備えているので、圧力センサーの出力を適当なレンジで監視することができる。
【0029】
制御部は圧力センサーの出力の変化率を出力する微分回路をさらに備え、微分回路の出力の変化に基づいて配管の内圧の変化を検出するようにすれば、ノズルの内圧の変化をより迅速に検出することができる。
圧力センサーをノズルの先端付近に設置するようにすれば、ポンプの吸引又は吐出開始時のノズルの内圧の変化に基づく圧力センサーからの出力の変動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例としての分注装置を示す概略構成図である。
【図2】 同実施例の制御系を示すブロック図である。
【図3】 同実施例の圧力センサー及び信号処理部の一例を示す回路図である。
【図4】 同実施例の液面検知動作及び試料吸引動作を示すフローチャートである。
【図5】 試料として全血を用い、チップの先端が真の液面に接触したときの圧力信号AMPの出力波形及び微分信号AMPの出力波形を示す図である。
【図6】 試料として全血を用い、チップの先端が泡に接触したときの圧力信号AMPの出力波形及び微分信号AMPの出力波形を示す図である。
【図7】 試料として全血を用い、チップの先端が膜に接触したときの圧力信号AMPの出力波形及び微分信号AMPの出力波形を示す図である。
【図8】 試料として全血を用い、チップ内の液だれによりチップの先端が閉塞したときの圧力信号AMPの出力波形及び微分信号AMPの出力波形を示す図である。
【図9】 試料として70%エタノールを用い、液面を検知したときの圧力信号AMP25の出力波形及び微分信号AMP29の出力波形を示す図である。
【符号の説明】
1 容器
3 試料
5 ノズル
5a チップ
5b アーム
7 ノズル駆動機構
7a ノズル駆動回路
9 チューブ
11 ポンプ
11a ポンプ駆動回路
13 圧力センサー
15 信号処理部
17 CPU
19 ノズルユニット
23 バッファAMP
25 圧力信号AMP
25a,25b 圧力信号波形
27 ALC回路
29 微分信号AMP
29a,29b 微分信号波形
31 センターレベル

Claims (3)

  1. 気体を吸引及び吐出してノズルの先端から液体の吸引及び吐出を行なわせるポンプと、
    試料を収容した容器の真上のサンプリング位置へ前記ノズルを移動させるとともに、前記サンプリング位置で前記ノズルを昇降させるノズル駆動機構と、
    前記ノズルにつながる配管の内圧を測定する圧力センサーと、
    ADコンバータを介して前記圧力センサーの出力を取り込み、前記ポンプ及び前記ノズル駆動機構を制御して前記ノズルの先端から気体を吸引又は吐出させながら前記ノズルを液面へ向けて下降させ、前記圧力センサーにより前記配管の内圧の変化が検出されたときに前記ポンプ及び前記ノズル駆動機構の動作を停止させ、前記圧力センサーの出力が許容変化量範囲内で所定時間以上継続したときに前記ノズルの先端が液面に接触したと判断する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記圧力センサーの出力を前記ADコンバータの入力レンジのセンターにするALC回路をさらに備え、前記ノズルが大気に開放されていて前記ノズルが前記サンプリング位置に位置決めされるまでは前記ALC回路を作動させて前記圧力センサーの出力を前記ADコンバータの入力レンジのセンターにし、前記ノズルが前記サンプリング位置に位置決めされた後に前記ALC回路をオフにすることにより、液面を検知するときは前記ALC回路を作動させないようにすることを特徴とする液面検知装置。
  2. 前記制御部は、前記圧力センサーの出力の変化率を出力する微分回路をさらに備え、前記微分回路の出力の変化に基づいて前記配管の内圧の変化を検出する請求項1に記載の液面検知装置。
  3. 前記圧力センサーは前記ノズルの先端付近に設置されている請求項1又は2に記載の液面検知装置。
JP2000117767A 2000-04-19 2000-04-19 液面検知装置 Expired - Fee Related JP4677076B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000117767A JP4677076B2 (ja) 2000-04-19 2000-04-19 液面検知装置
CN01110743.XA CN1213283C (zh) 2000-04-19 2001-04-18 液位检测装置
US09/836,277 US6604418B2 (en) 2000-04-19 2001-04-18 Liquid-level detection method and device thereof
EP01109680A EP1148318A3 (en) 2000-04-19 2001-04-19 Automatic liquid level detection device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000117767A JP4677076B2 (ja) 2000-04-19 2000-04-19 液面検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001304938A JP2001304938A (ja) 2001-10-31
JP4677076B2 true JP4677076B2 (ja) 2011-04-27

Family

ID=18629029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000117767A Expired - Fee Related JP4677076B2 (ja) 2000-04-19 2000-04-19 液面検知装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6604418B2 (ja)
EP (1) EP1148318A3 (ja)
JP (1) JP4677076B2 (ja)
CN (1) CN1213283C (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3926546B2 (ja) * 2000-09-22 2007-06-06 富士フイルム株式会社 点着検出方法および点着検出装置
JP3742580B2 (ja) * 2001-04-11 2006-02-08 株式会社堀場製作所 自動蓄尿検査装置
JP2003254983A (ja) * 2002-03-05 2003-09-10 Sakae:Kk 液面検知装置及びこれを用いた自動分析装置
JP4898270B2 (ja) * 2006-04-17 2012-03-14 ベックマン コールター, インコーポレイテッド 液面検知装置および自動分析装置
JP2009025249A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Olympus Corp 分注装置および自動分析装置
JP5517467B2 (ja) * 2009-02-20 2014-06-11 株式会社日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置
KR101110017B1 (ko) * 2009-09-14 2012-02-29 주식회사 탑 엔지니어링 액체 잔량 검출장치
CN102338651A (zh) * 2010-07-19 2012-02-01 中国核动力研究设计院 医用同位素生产堆堆芯液位测量方法
JP5536727B2 (ja) * 2011-08-01 2014-07-02 株式会社日立ハイテクノロジーズ 分注方法及び分注装置
CN102393471B (zh) * 2011-08-16 2013-04-17 杨晓勇 一种移液装置装吸样头、液面接触及吸样检测系统以及使用该系统进行检测的方法
JP5941692B2 (ja) * 2012-02-13 2016-06-29 株式会社日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置
CN103185622B (zh) * 2013-01-18 2017-04-12 厦门优迈科医学仪器有限公司 一种液体加样装置及其控制方法
CN103495442B (zh) * 2013-10-16 2015-12-23 佛山市顺德区罗恩科学仪器有限公司 电动移液器及其自动计量方法、自动分液方法
CN104501904B (zh) * 2014-12-31 2018-06-19 烟台艾德康生物科技有限公司 一种水气交换负压探测装置及其工作原理
WO2016132793A1 (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 コニカミノルタ株式会社 検出方法および反応装置
CN104713614B (zh) * 2015-03-20 2018-01-16 迪瑞医疗科技股份有限公司 一种液面检测装置及检测方法
CN105159339A (zh) * 2015-08-12 2015-12-16 成都易思科科技有限公司 一种采用太阳能供电基于单片机设计的液位检测调节方法
CN105786031B (zh) * 2016-04-27 2018-08-31 广州鹏微电子有限公司 一种智能水位控制器和水位监控方法
CN107449712B (zh) * 2016-05-31 2021-01-08 深圳市锦瑞生物科技有限公司 一种通道内检测试剂的方法、装置及细胞分析仪系统
JP6807778B2 (ja) * 2017-03-06 2021-01-06 テラメックス株式会社 ピペットチップ先端検知装置、ピペットチップ先端検知プログラム
CN110146415B (zh) * 2019-05-10 2022-03-29 深圳市万臣科技有限公司 液面接触的检测方法及装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63109330A (ja) * 1986-10-27 1988-05-14 Kyoto Daiichi Kagaku:Kk 液面検出方法及びその装置
JPH0217448A (ja) * 1988-05-13 1990-01-22 Abbott Lab 空気式検出方式
JPH0560638A (ja) * 1991-08-30 1993-03-12 Toshiba Corp 差圧伝送器
JPH05249124A (ja) * 1992-03-03 1993-09-28 Aloka Co Ltd 分注装置
JPH06501558A (ja) * 1990-11-09 1994-02-17 アボット・ラボラトリーズ サンプルのピペッティング法
JPH0915248A (ja) * 1995-06-29 1997-01-17 Nissho Corp 分注動作判別装置及びその方法
JPH09189705A (ja) * 1996-01-12 1997-07-22 Olympus Optical Co Ltd 自動分注装置の液面検出方法及び液面検出装置
JPH10132640A (ja) * 1996-10-31 1998-05-22 Kdk Corp 液面検出装置及び液面検出方法、並びに自動分析装置
JPH11271328A (ja) * 1998-03-23 1999-10-08 Olympus Optical Co Ltd 液面検知装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0690214B2 (ja) * 1989-01-25 1994-11-14 アロカ株式会社 自動分注装置の液面検出方法
US5463895A (en) * 1990-11-09 1995-11-07 Abbott Laboratories Sample pipetting method
CA2148248C (en) * 1993-08-31 2000-04-04 Masaaki Takeda Pipetting apparatus with clot detection

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63109330A (ja) * 1986-10-27 1988-05-14 Kyoto Daiichi Kagaku:Kk 液面検出方法及びその装置
JPH0217448A (ja) * 1988-05-13 1990-01-22 Abbott Lab 空気式検出方式
JPH06501558A (ja) * 1990-11-09 1994-02-17 アボット・ラボラトリーズ サンプルのピペッティング法
JPH0560638A (ja) * 1991-08-30 1993-03-12 Toshiba Corp 差圧伝送器
JPH05249124A (ja) * 1992-03-03 1993-09-28 Aloka Co Ltd 分注装置
JPH0915248A (ja) * 1995-06-29 1997-01-17 Nissho Corp 分注動作判別装置及びその方法
JPH09189705A (ja) * 1996-01-12 1997-07-22 Olympus Optical Co Ltd 自動分注装置の液面検出方法及び液面検出装置
JPH10132640A (ja) * 1996-10-31 1998-05-22 Kdk Corp 液面検出装置及び液面検出方法、並びに自動分析装置
JPH11271328A (ja) * 1998-03-23 1999-10-08 Olympus Optical Co Ltd 液面検知装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1318740A (zh) 2001-10-24
US20010032505A1 (en) 2001-10-25
US6604418B2 (en) 2003-08-12
EP1148318A3 (en) 2005-03-30
JP2001304938A (ja) 2001-10-31
EP1148318A2 (en) 2001-10-24
CN1213283C (zh) 2005-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4677076B2 (ja) 液面検知装置
JP4753770B2 (ja) 分注装置における配管内の気泡の有無判定方法および分注装置
CA2131283C (en) Pipetting apparatus
WO2006123771A1 (ja) 分注量検出方法および吸液モニタ型分注装置
JP2010539510A (ja) 臨床サンプリング・ピペットにおける詰まりの検出
JP5093164B2 (ja) サンプリング機構
JP2007322285A (ja) 分注装置
JP3682138B2 (ja) 分注装置
US9052300B2 (en) Methods, systems, and apparatus to determine a clot carryout condition upon probe retraction during sample aspiration and dispensing
JP3700402B2 (ja) 吸引流路の詰まりまたは吸引量不足の検出方法、試料液吸引装置、及び分注装置
JPH0121911B2 (ja)
WO2007142155A1 (ja) サンプル分注装置
JP2004271266A (ja) 分注装置およびそれを用いた自動分析装置
JPH0682463A (ja) 自動分注装置における漏れ検出方法
JPH09218140A (ja) 分析装置用アスピレーター又はディスペンサー及び気液界面の検知方法
JP2711215B2 (ja) 自動分注装置
JPH1183868A (ja) サンプル分注装置
JP2002333449A (ja) サンプル分注装置及びそれを用いた自動分析装置
JPS63109330A (ja) 液面検出方法及びその装置
JPH09257805A (ja) 分注装置及びその良否の判定方法
JPH06109745A (ja) ノズルの詰まり検知装置
JP2001091524A (ja) 分注方法及び分注装置
JP3502588B2 (ja) 分注装置及び分注方法
JP2001242182A (ja) 自動分析装置のサンプル分注装置
JP2688163B2 (ja) 分注装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070410

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110131

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees