JPH0674782A - 駆動装置 - Google Patents

駆動装置

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JPH0674782A
JPH0674782A JP25401492A JP25401492A JPH0674782A JP H0674782 A JPH0674782 A JP H0674782A JP 25401492 A JP25401492 A JP 25401492A JP 25401492 A JP25401492 A JP 25401492A JP H0674782 A JPH0674782 A JP H0674782A
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Shigeaki Tamura
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  • Measurement Of Distances Traversed On The Ground (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 被測定量に応じて発生するパルス信号を不揮
発性のメモリ4に記憶の各種パラメータに基づいて制御
手段3が演算する。この結果に応じて表示器6が前記被
測定量に応じた表示を行う。前記各種パラメータのビッ
ト誤りを検出して訂正する誤り検出訂正手段7を設け
る。 【効果】 更新されることのない各種パラメータを記憶
しているメモリのビット誤りに対応できるため、各種パ
ラメータの信頼性が向上し、指示計器の駆動装置として
の全体的な信頼性を高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指示計器の駆動装置に
関し、特に電子式走行距離計等の車両用指示計に使用さ
れる駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用指示計のうち、電子式走行距離計
においては、被測定量である走行距離を不揮発性のメモ
リに記憶するのが一般的である(例えば、特開昭57−
198810号公報)。かかる電子式走行距離計におい
て、メモリの記憶領域(ビット)にノイズ等の影響でエ
ラー(ビット誤り)が生じてもこのエラーに基づく誤表
示を行わないようにして信頼性を高めることが種々考え
られている(例えば、特開昭62−201312号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ビット
は、単位走行距離(例えば1Km)走行毎に記憶している
距離距離を更新(書込/消去)する他、例えば、車両の
トランスミッションに連結されたスピードメータケーブ
ルが単位走行距離当り何回転し、その場合何個のパルス
信号が発生するかといったパルスレイト等の各種パラメ
ータが予め記憶されている。
【0004】かかる構成では、距離距離は単位走行距離
走行毎に更新されるのに対し、各種パラメータは一度初
期設定されるのみでその後更新されることはなく、例え
ば各種パラメータを記憶しているビットにエラーが発生
しても正常な表示が行われないだけで、運転者はどこの
異常によるものか、すなわち、パラメータを記憶してい
るビットの異常を知ることはできなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題に着
目し、被測定量に応じて発生するパルス信号を不揮発性
のメモリに記憶の各種パラメータに基づいて演算し、前
記被測定量に応じた表示を表示器で行わせる駆動装置に
おいて、前記各種パラメータのビット誤りを検出した場
合には訂正する誤り検出訂正手段を設けたものである。
【0006】
【作用】更新されることのない各種パラメータを記憶し
ている不揮発性のメモリのビットのエラー発生に対し対
応することができるため、各種パラメータの信頼性が向
上し、指示計器の駆動装置としての全体的な信頼性を高
めることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明について、添付図面の実施例に
基づいて説明する。
【0008】図1は、本発明に係る電子式走行距離計を
車両のオドメータとして用いたブロック図を示してお
り、距離検出手段1は車両の車輪あるいは車軸に設けら
れ、回転数毎にパルス信号を出力し、距離演算手段2の
距離入力とする。
【0009】距離演算手段2は距離入力を受けてそのパ
ルス数をカウントし、所定の単位走行距離(1Km)毎に
制御手段3へ制御信号を出力する。その際、何パルスカ
ウントして単位走行距離とするかはセンサ軸回転数とパ
ルスレイトにより決まる。例えばセンサ軸回転数637
回転/Km,パルスレイト4パルス/回転とすれば637
×4=2548パルス/Kmとなり、2548パルスカウ
ントして単位距離走行と判断する。そして、このセンサ
軸回転数とパルスレイトは、電子式走行距離計のパラメ
ータとして予め後述する主メモリ4に記憶しておき、イ
グニションスイッチのオン時に制御手段3はこの内容を
読み出し距離演算手段2に渡しておく。
【0010】制御手段3は制御信号を受けてEEPRO
M等の不揮発性メモリから成る主メモリ4の記憶内容を
更新するためのデータを出力し、ドライバ5を介して表
示器6の表示内容を更新するように表示信号を出力す
る。
【0011】主メモリ4への書き込み並びに表示器6へ
の表示信号の出力方法を図2に示す割付表を加えながら
説明する。
【0012】主メモリ4は、アドレス00〜99に総走
行距離の上位桁(例えば6桁表示とすると上位4桁、即
ち1桁当り4ビットで全16ビット)を各アドレス00
〜99のデータが1種類又は2種類(本実施例では「1
・2・3・3」と「1・2・3・4」の2種類)となる
よう100Km毎に書き込まれ、このデータに基づき制御
手段3はドライバ5へ表示信号を出力し、表示器6が最
新値を表示するものである(なお、ここまでの書き込み
並びに表示信号の出力の方法は、前述した特開昭62−
201312号公報参照)。
【0013】図2において、最新値はアドレス56の記
憶内容であると制御手段3が前記所定の処理により判断
すると、制御手段3は、アドレス56のデータ「1・2
・3・4」を読み出し、このデータとアドレス56に基
づき総走行距離「123456Km」を求める。また、各
種パラメータであるセンサ軸回転数は、アドレスF0,
パルスレイトはアドレスF1へ検査ビットを付加して記
憶している。
【0014】本発明の特徴は、主メモリ4のビット誤り
の検出及び訂正のため、誤り検出訂正手段7を付加した
ことにある。即ち、主メモリ4の記憶内容である走行距
離を更新する時、制御手段3からのデータを第1検査ビ
ット生成手段71へ出力して第1検査ビットを生成し、
主メモリ4に対応して100ワード×5ビットの検査ビ
ット領域を有する補助メモリ72へ記憶させる。主メモ
リ4の読み出し時は、主メモリ4の記憶内容を第2検査
ビット生成手段73へ出力して第2検査ビットと補助メ
モリ72の記憶内容に対応する第1検査ビットに基づい
て主メモリ4のビット誤りの検出及び訂正を行う。
【0015】また、主メモリ4の記憶内容である各種パ
ラメータについても同様である。つまり、主メモリ4に
記憶時第1検査ビット生成手段71で各パラメータに応
じた第1検査ビットを生成し、主メモリ4に対応した2
ワード×5ビットの検査ビット領域を有する補助メモリ
72へ記憶させる。イグニションスイッチオン時の主メ
モリ4の読み出し時は、主メモリ4の記憶内容を第2検
査ビット生成手段73へ出力して第2検査ビットと補助
メモリ72の記憶内容に対応する第1検査ビットに基づ
いて主メモリ4のビット誤りの検出及び訂正を行う。
【0016】次に、図3の検査ビットの生成原理図を用
いて補助メモリ72による主メモリ4のビット誤り検出
訂正について説明する。
【0017】主メモリ4の情報用のビットb16〜b1
と補助メモリ72の検査ビットc4〜c0を加えた21
ビットを次のように並べて考える。一般にcxは2↑x
の位置に置く。 位置 21 20 19 18 17 16 15 14 13 ビット b16 b15 b14 b13 b12 c4 b11 b10 b9 位置 12 11 10 9 8 7 6 5 4 ビット b8 b7 b6 b5 c3 b4 b3 b2 c2 位置 3 2 1 ビット b1 c1 c0 検査ビットc4〜c0は、図3に示す原理によって、 c4=b16 XOR b15 XOR b14 XOR b13 XOR b12 c3=b11 XOR b10 XOR b9 XOR b8 XOR b7 XOR
b6 XOR b5 c2=b16 XOR b15 XOR b11 XOR b10 XOR b9 XOR
b8 XOR b4XOR b3 XOR b2 c1=b14 XOR b13 XOR b11 XOR b10 XOR b7 XOR
b6 XOR b4XOR b3 XOR b1 c0=b16 XOR b14 XOR b12 XOR b11 XOR b9 XOR
b7 XOR b5XOR b4 XOR b2 XOR b1 のように生成する。従って、これによればビット誤りが
生じた時その位置を直ちに知ることができる。例えば位
置11すなわちビットb7に誤りが生じた場合には、当
然それを含む検査ビットc3,c1,c0に誤りが生じ
るので、誤った位置が11すなわちビットb7であるこ
とがわかる。従って、ビットb7を訂正すれば良く、訂
正すなわち元に戻すということは反転することに他なら
ないから、この誤りが生じたという信号とXOR (排他的
論理和)をとれば良く、訂正手段74の前記訂正回路が
排他的論理和をとることはそのためである。ちなみに、
検査ビットの個数kは、検査対象となる情報用のビット
の個数jとの関係において、j=5〜11のときk=
4、j=12〜26のときk=5、j=27〜57のと
きk=6、j=58〜120のときk=7である。
【0018】ここで、例えば、主メモリ4のアドレス5
6のビットb1に1ビット誤りが生じても、補助メモリ
72の検査ビットc4〜c0により検出でき、この誤り
は訂正手段74で訂正し、制御手段3へ渡せる。従っ
て、制御手段3は主メモリ4の記憶内容を使用する問題
はない。
【0019】なお、補助メモリ72にパリテイビットを
1ビット追加して2ビット誤りが生じたことを検出でき
る。この場合、ビット位置までは特定できないため、制
御手段3へは2ビット誤りの生じたことのみ報告する。
制御手段3はその結果を受け、主メモリ4の記憶内容か
ら誤データを推測して訂正する。但し、2ビット以上の
ビット誤りの生じる可能性は極めて低く、実際の使用に
際しては1ビット誤りの検出と訂正で十分である。
【0020】なお、第1検査ビット生成手段71と第2
検査ビット生成手段73とは、同一回路であり、共用す
ることも可能である。また、ビット誤りの検出及び訂正
に係る手段は、必ずしも論理回路で行う必要はなく、制
御手段3にマイクロコンピュータを用いてソフト的に処
理することも可能である。
【0021】次に他の実施例について説明する。
【0022】前記実施例の主メモリ4及び補助メモリ7
2(何れも図1参照)で使われているものと同様なEE
PROM等の不揮発性のメモリから成る第1,第2,第
3メモリ44,45,46の割付図である図4,図5を
用いながら記憶方法を具体的に説明する。この実施例で
は、第1,第2メモリ44,45の許容更新回数を1万
回、単位走行距離を1Km、許容総走行距離を10万Km以
下を目安にビット数(メモリ容量)を決めている。
【0023】第1メモリ44は、20ワード×5ビット
で3組のメモリ44a〜44c、第2メモリ45は、4
ワード×5ビットで3組のメモリ45a〜45c、第3
メモリ46は、2ワード×5ビットで3組のメモリ46
a〜46cから成り、初期値は第1,第2メモリ44,
45とも消去状態(本実施例では「1」を消去用とし、
「0」を前記単位走行距離毎の書込用として用いる。
「0」と「1」の意味付けは逆でも良い。)とする。な
お、図5において、第1メモリ44ではメモリ44a、
第2メモリ45ではメモリ45aのみ図示しており、以
下の説明において、他のメモリ44b,44c,45
b,45cは、特に必要のない限り省略する。
【0024】第1メモリ44は、走行距離の100Km未
満である下位桁の数値をデータとして保持する下位カウ
ンタであり、メモリ44aには1Km毎に「0」を書込
み、アドレスに沿って0〜99Kmまで数える。但し、2
0Km毎に記憶した「0」を「1」に戻し、同一ワード
(5ビット)の「0」の個数を常に1個となるようにし
ている。また、第2メモリ45は、走行距離の100Km
以上である上位桁の数値をデータとして保持する上位カ
ウンタであり、ワード(5ビット)単位で100Km桁
用、1000桁用、10000Km桁用、100000Km
桁用に区分けされ、各々が数値{0}〜{9}をBCD
で保持すると共にメモリ44a及びメモリ45a内の下
位が所定データとなった時点で上位をカウントアップす
るようになっている。更に、メモリ45aの各ワードの
最上位ビットはパリティビットとして設定されており、
奇数パリティにて同一ワードの「0」の個数を常に奇数
個となるようにしている。
【0025】なお、図4において、各種パラメータを記
憶している第3メモリ46の各メモリ46a〜46cの
各々最上位ビットはパリティ用であり、アドレス1A〜
1Cはセンサ軸回転数用、アドレス1Dはパルスレイト
用に使われ、本実施例ではセンサ軸回転数=637を1
6進で記憶するため、アドレス1Aの各メモリ46a〜
46cの各々に{2}、アドレス1Bの各メモリ46a
〜46cの各々に{7}、アドレス1Cの各メモリ46
a〜46cの各々に{D}が夫々記憶され、また、パル
スレイトは図5で示すように3種類が設定され本実施例
ではパルスレイト=4が選択されてアドレス1Dの各メ
モリ46a〜46cの各々に前記パルスレイトに応じた
データが夫々記憶されている。
【0026】イグニションスイッチオン時、制御手段6
3は、第1,第2メモリ44,45のデータを全て読出
す。その結果、制御手段63は、第1メモリ44のメモ
リ44aのアドレス00の最下位ビットa0と、アドレ
ス01〜19の最上位ビットa81〜a99のデータが
「0」である(図6(a)参照)ことから、1つ前の時
点での総走行距離を0Kmと判断し、その後車両が1Km走
行するとメモリ44aのアドレス01のビットa1に
「0」を記憶すると共にビットa81は「1」に戻す
(図6(b)参照)。これら総走行距離が0Km,1Kmの
場合の第2メモリ45のデータは、メモリ45aのパリ
ティビットb4,c4,d4,e4が「0」で他のビッ
トは「1」となっており、即ち、走行距離の100Km桁
以上は数値{0}であることが分かる。以下同様に、1
9Kmまでワード方向へ順次「0」を記憶し、車両が20
Kmに達すると、アドレス00の下位から2番目のビット
a20にデータ「0」を記憶すると共にビットa0は
「1」に戻す(図6(c)参照)。
【0027】以下順次繰返し99Kmに達すると、メモリ
44aのアドレス00〜19の最上位ビットa80〜a
99に「0」が記憶される(図6(d)参照)。
【0028】100Kmに達すると、先頭に戻り、メモリ
44aのビットa0を「0」及びビットa80を「1」
に更新して第1メモリ44は0Kmの状態に戻る。その
際、制御手段63は、第2メモリ45のメモリ45aの
走行距離の100Km桁を記憶するアドレス0Aのビット
b0〜b3をカウントアップして数値{1}をBCDで
記憶する。
【0029】以下、第2メモリ45は、メモリ44aの
データが数値{99}から{00}になった時点でメモ
リ45aのアドレス0Aをカウントアップし、アドレス
0Aのデータが数値{9}から{0}になった時点で走
行距離の1000Km桁を記憶するアドレス0Bのビット
c0〜c3をカウントアップし、アドレス0Bのデータ
が数値{9}から{0}になった時点で走行距離の10
000Km桁を記憶するアドレス0Cのビットd0〜d3
をカウントアップし、アドレス0Cのデータが数値
{9}から{0}になった時点で走行距離100000
Km桁を記憶するアドレス0Dのビットe0〜e3をカウ
ントアップする。なお、図6(f),(g),(h)
は、夫々車両の1000Km,10000Km,29999
9Km走行時の記憶状態を示している。
【0030】次に、図7,図8を加えて本発明の特徴で
ある誤り検出訂正方法について説明する。なお図7にお
いて、符号61,62,67,68は、夫々図1の実施
例における距離検出手段1,距離演算手段2,ドライバ
5,表示器6に対応する相当部材であり、その作用は前
記実施例と同様であり詳細な説明を除く。
【0031】誤り検出訂正手段69は、記憶手段66か
らの出力である第1〜第3メモリ44〜46のデータを
順次読出す。前述の通り、第1〜第3メモリ44〜45
は、各々3組のメモリ44a〜44c,45a〜45
c,46a〜46cで構成され、アドレス単位で見ると
メモリ44a〜44cあるいはメモリ45a〜45cあ
るいはメモリ46a〜46cは同じデータを保持してお
り、図8のPAD(Problem Analysis Diagram)で示す
ようにメモリ44a(44b,44c)のデータを[4
4a]([44b],[44c])、メモリ45a(4
5b,45c)のデータを[45a]([45b],
[45c])、メモリ46a(46a,46c)のデー
タを[46a]([46b],[46c])とすると、
通常パリティエラーが生じていない場合は、[44a]
=[44b]=[44c],[45a]=[45b]=
[45c],[46a]=[46b]=[46c]が成
立している。なお、パリティエラーが生じた場合の各々
のデータを<44a>(<44b>,<44c>),<
45a>(<45b>,<45c>),<46a>(<
46b>,<46c>)で表している。
【0032】誤り検出訂正手段69は、図8のステップ
801で、記憶手段66からアドレス単位でデータを順
次読出し、メモリ44a〜44c(メモリ45a〜45
c,メモリ46a〜46cについても同様であり、以下
は特に必要のない限り説明を省く。)のメモリ単位でパ
リティチェックを行う。
【0033】ステップ801の判定結果に基づき、ステ
ップ802でメモリ44a〜44cのデータの比較を行
い、アドレス単位で1ビットあるいは2ビット誤りの場
合には検出及び訂正、3ビット以上誤りの場合は検出を
行う。
【0034】即ち、ステップ801でのパリティチェッ
クの結果、メモリ44a〜44cの何れにもエラー無
[44a][44b][44c]の場合(ステップ80
2の(a))、ステップ803,805,807で2つ
ずつ比較してみる。通常は[44a]=[44b]=
[44c]で正データとなるので、ステップ803でス
テップ804が選択されて誤り検出訂正手段69の動作
は終了する。ところで、パリティチェック方法として、
前記実施例では、本明細書の第0024項で記載した通
り、第1メモリ44については「0」の個数が1個の場
合にエラー無と判断し、第2,第3メモリ45,46に
ついては「0」の個数が奇数個の場合にエラー無と判断
するが、回路の簡略化のため同じパリティチェック方法
の回路で共通化することがある。本実施例では「0」の
個数が偶数個か奇数個かでエラー有無を判別する奇数パ
リティにより、第1〜第3メモリ44〜46のパリティ
チェックを共通化できる。この場合、カウンタ44a〜
44cの少なくとも1つにおいて2ビット誤りが生じて
「0」の個数が3個になっても、エラー無と判断され
る。
【0035】これを防ぐため、ステップ804〜809
が用意されており、多数決により正データを得ようとし
ている。しかし、カウンタ44a〜44cの2つにおい
て各々2ビット誤り(アドレス単位で見ると4ビット誤
り)が生じてもやはりエラー無と判断されるが、一般的
には2ビット誤りが生じているカウンタのデータが等し
くなることは極めて希なため多数決で誤データが選択さ
れることはなく、[44a][44b][44c]は全
て異なり、この場合には、ステップ809でエラー有を
検出するに止まり、誤り検出訂正手段69からはエラー
有を示す特別な(通常の数値を示すものとは異なる)デ
ータ出力して表示器68は特別な表示(例えばブランク
表示)を行う。従って、アドレス単位で2ビット誤りは
正データに訂正した5ビットのデータを制御手段63へ
出力する。
【0036】また、ステップ801でのパリティチェッ
クの結果、メモリ44a〜44cの1つにエラー有例え
ば<44a>[44b][44c]の場合(ステップ8
02の(b))、ステップ810でエラー無の[44
b]と[44c]とを比較する。通常は[44b]=
[44c]で正データとなるのでステップ810でステ
ップ811が選択され、このようなアドレス単位で1ビ
ット誤りは正データに訂正した5ビットのデータを制御
手段63へ出力する。一方、[44b]と[44c]と
が異なると、[44b]又は[44c]の少なくとも1
つに2ビット誤りが生じてアドレス単位では3ビット以
上誤りが生じることになり、このような場合はステップ
712でエラーの検出のみ行い、前記同様誤り検出訂正
手段69からはエラー有りを示す特別なデータを出力し
て表示器68は特別な表示を行う。なお、[44a]<
44b>[44c]の場合(ステップ802の(c))
又は[44a][44b]<44c>の場合(ステップ
802の(d))も前記同様ステップ813〜815又
はステップ816〜818にて誤りの検出及び訂正ある
いは検出が行われる。
【0037】また、ステップ801でのパリティチェッ
クの結果、メモリ44a〜44cの2つにエラー有例え
ば<44a><44b>[44c]の場合(ステップ8
02の(e))、ステップ819で[44c]を正デー
タと推定してこのデータに応じて訂正した5ビットのデ
ータを制御手段3へ出力する。なお、<44a>[44
b]<44c>の場合(ステップ802の(f))又は
[44c]<44b><44c>の場合(ステップ80
2の(g))も、前記同様ステップ820又はステップ
821にて誤りの検出及び訂正が行われる。
【0038】また、ステップ801でのパリティチェッ
クの結果、メモリ44a〜44cの全てにエラー有<4
4a><44b><44c>の場合(ステップ802の
(h))、アドレス単位で3ビット以上誤りであるか
ら、ステップ822でエラー有を検出するに止まり、前
記同様誤り検出訂正手段69からはエラー有を示す特別
なデータを出力して表示器68は特別な表示を行う。
【0039】このように、誤り検出訂正手段69は、記
憶手段66の記憶内容の比較を行い、アドレス単位で1
ビットあるいは2ビット誤りの場合には検出及び訂正、
3ビット以上誤りの場合は検出を行う。
【0040】なお、第1メモリ44は、20ワード×5
ビットに限定されるものではなく、記憶領域が10×1
0↑x(xは1以上の整数)個となる組合せで総走行距
離の下位x+1桁分を保持ものであれば良い。
【0041】また、第1メモリ44は、「0」の個数が
1個の場合にエラー無と判断するものとしたが、n×p
(pは1以上の整数)個であれば良い。
【0042】また、第1〜第3メモリ44〜46は、夫
々q(qは1以上の整数)組のメモリにて構成すること
により、前記データのq−1ビット誤りの検出及び訂正
とqビット以上誤りの検出を行うことができるが、3組
以上が望ましい。
【0043】なお、本発明は、前記各実施例に限定され
るものではなく、例えば各種パラメータは前記説明した
ものでなくても良い。また、電子式走行距離計の駆動回
路を例に説明したが他の被測定量を指示する指示計器の
駆動回路にも同様に適用することができる。
【0044】また、前記各実施例では、走行距離と各種
パラメータとの記憶形態を同一としたことにより、誤り
検出訂正手段7,69を共用することができ、回路構成
が簡略化できる。
【0045】
【発明の効果】本発明は、被測定量に応じて発生するパ
ルス信号を不揮発性のメモリに記憶の各種パラメータに
基づいて演算し、前記被測定量に応じた表示を表示器で
行わせる駆動装置において、前記各種パラメータのビッ
ト誤りを検出した場合には訂正する誤り検出訂正手段を
設けたものであり、メモリに記憶された各種パラメータ
のエラー発生に対し対応(訂正あるいはエラー発生の表
示)することができるため、各種パラメータの信頼性が
向上し、指示計器の駆動装置としての全体的な信頼性を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成図。
【図2】同上実施例のメモリの割付図。
【図3】同上実施例の検査ビットの生成の原理図。
【図4】本発明の他の実施例のメモリの構成図。
【図5】同上実施例のパルスレイトの設定図。
【図6】同上実施例のメモリの割付図。
【図7】同上実施例の構成図。
【図8】同上実施例の誤りの検出及び訂正を説明するた
めの説明図。
【符号の説明】
1,61 距離検出手段 2,62 距離演算手段 3,63 制御手段 4,72,44,45,46 不揮発性のメモリ 5,67 ドライバ 6,68 表示器 7,69 誤り検出訂正手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定量に応じて発生するパルス信号を
    不揮発性のメモリに記憶の各種パラメータに基づいて演
    算し、前記被測定量に応じた表示を表示器で行わせる駆
    動装置において、前記各種パラメータのビット誤りを検
    出した場合には訂正する誤り検出訂正手段を設けたこと
    を特徴とする駆動装置。
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