JPH0673305A - 耐擦傷性及び帯電防止性に優れた合成樹脂成形品用被覆剤組成物 - Google Patents

耐擦傷性及び帯電防止性に優れた合成樹脂成形品用被覆剤組成物

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JPH0673305A
JPH0673305A JP6206091A JP6206091A JPH0673305A JP H0673305 A JPH0673305 A JP H0673305A JP 6206091 A JP6206091 A JP 6206091A JP 6206091 A JP6206091 A JP 6206091A JP H0673305 A JPH0673305 A JP H0673305A
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JP
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group
compound
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hydrogen atom
coating composition
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Application number
JP6206091A
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English (en)
Inventor
Naoki Yamamoto
直己 山本
Hiroki Hatakeyama
宏毅 畠山
Suehiro Tayama
末広 田山
Tetsuya Sawano
哲哉 沢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 少なくとも2個のアクリロイルオキシ基(又
はメタクリロイルオキシ基)を有する重合性化合物
(A)、1個のα、β─エチレン系不飽和結合を有する
化合物(B)、並びに四級アンモニウム塩基を有する化
合物及び共重合可能な1個の不飽和二重結合を有する化
合物の共重合体(C)より成る被覆剤組成物に関するも
のであって、活性エネルギー線を照射することにより、
合成樹脂成形品の表面に保護層を形成することができ
る。 【効果】 この表面保護層を有する成形品は、優れた耐
摩耗性、耐溶剤性及び帯電防止性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に空気雰囲気下で活
性エネルギー線を照射することにより、耐摩耗性、耐溶
剤性、及び帯電防止性の優れた皮膜を形成しうる合成樹
脂成形品被覆剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、合成樹脂は種々な摩擦作用によ
って傷がつきやすく、かつ静電気を帯びてゴミが付着し
やすい。これらの欠点に対して、従来より多くの改良が
試みられてきたが、両者の耐摩耗性及び帯電防止性に関
する欠点を解決する有効な手段は、殆ど知られていな
い。エチレングリコールジメタクリレート等の多官能単
量体の樹脂皮膜を、基材樹脂表面に接着せしめて、基材
の耐摩耗性を向上する方法はすでに知られているが、こ
れらの樹脂皮膜は全く帯電防止性を有していない。
【0003】特公昭54-15074号公報に見られるように、
四級アンモニウム塩基を有する単量体、及びエチレング
リコールジメタクリレート等の多官能性単量体を共重合
して得られる樹脂皮膜を、基材樹脂表面に接着せしめて
基材の耐摩耗性、及び帯電防止性を向上する方法はすで
に知られている。この公報に示された明細書に記載され
た方法によると、四級アンモニウム塩基を有する単量体
の吸湿性が余りに高いために、皮膜を形成する樹脂原料
中に多くの水分が含まれ、このため皮膜の重合時に重合
硬化ムラ、及び表面がミカンの表面状になる表面荒れの
如き品質ムラを発生する。さらに、四級アンモニウム塩
基を有する単量体中の水分を除去しようとしても、四級
アンモニウム塩基を有する単量体の重合性が高いため、
加熱及び減圧操作中に重合反応を生じ、実質的に無水の
四級アンモニウム塩基を有する単量体を得ることは不可
能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
合成樹脂表面に耐擦傷性、耐溶剤性、及び帯電防止性を
付与する有効な方法は、今日まで知られていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点について鋭意検討の結果、特定の四級アンモニウム塩
基を有する(共)重合体を多官能性単量体に混合し、該
混合物を合成樹脂成形品表面に塗布して硬化することに
より、合成樹脂表面に耐擦傷性、耐溶剤性、及び帯電防
止性を同時に付与できることを見いだした。
【0006】本発明は、すなわち分子中に少なくとも2
個のアクリロイルオキシ基及び/又はメタクリロイルオ
キシ基を有する重合性化合物(A)30〜99.5重量部、分
子中に1個のα、β─エチレン系不飽和結合を有する化
合物(B)0〜69.5重量部並びに一般式(I)
【化6】 (但し、R1 は水素原子またはメチル基、R2 〜R4
水素原子または炭素数1〜9個の置換基を含んでいても
良いアルキル基、mは1〜10の整数、そしてX-は四級
化剤のアニオン)で表される四級アンモニウム塩基を有
する化合物(a)20〜99重量%と共重合可能な1つの不
飽和二重結合を有する化合物(b)80〜1重量%とを重
合して得られた(共)重合体(C)0.5 〜40重量部とよ
りなり、例えば空気中で活性エネルギー線を照射するこ
とにより、耐擦傷性及び帯電防止性に優れた皮膜を形成
しうることを特徴とする合成樹脂成形品用被覆剤組成物
に関する。
【0007】本発明は、特定の四級アンモニウム塩基を
有する(共)重合体を使用するので、重合反応を生ずる
恐れがないため完全に脱水することができ、被覆剤組成
物中の水分が原因となって生ずる各種の欠陥を解消する
ことができる。
【0008】本発明において、(共)重合体(C)を構
成する四級アンモニウム塩基を有する単量体(a)は、
一般式(I)
【化7】 (但し、R1 は水素原子又はメチル基、R2 〜R4 は水
素原子または炭素数1〜9個の置換基を含んでいても良
いアルキル基、mは1〜10の整数、そしてY- は四級化
剤のアニオン)で表され、これはアミノ基を有するアク
リレート又はメタクリレートを四級化剤により四級化す
ることにより得られる。アミノ基を有するアクリレート
又はメタクリレートとしては、例えばジメチルアミノエ
チルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレ
ート、ジメチルアミノプロピルメタクリレート、ジメチ
ルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルア
クリレート、ジメチルアミノブチルメタクリレート、ジ
ヒドロキシエチルアミノエチルメタクリレート、ジプロ
ピルアミノエチルメタクリレート、ジブチルアミノエチ
ルメタクリレート等が挙げられる。
【0009】四級化剤としては、例えばジメチル硫酸、
ジエチル硫酸、ジプロピル硫酸等のアルキル硫酸類、p
−トルエンスルホン酸メチル、ベンゼンスルホン酸メチ
ル等のスルホン酸エステル類、トリメチルホスファイト
等のアルキルリン酸、アルキルベンジルクロライド、ベ
ンジルクロライド、アルキルクロライド、アルキルブロ
マイド等の各種ハライドが用いられ、特にアルキル硫酸
類、スルホン酸エステル類が耐熱分解性を考慮すると、
より好ましいものである。一般式中のmは1〜10の整数
であるが、特に2〜6の整数が好ましい。
【0010】共重合可能な1つの不飽和二重結合を有す
る化合物(b)としては、公知の種々の化合物が使用で
きる。例えば、メチルメタクリレート、エチルメタクリ
レート等のメタクリル酸エステル類、メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート等のアクリル酸エステル類、ア
クリル酸、メタクリル酸等の不飽和カルボン酸、無水マ
レイン酸、無水イタコン酸等の酸無水物、N−フェニル
マレイミド等のマレイミド類、2−ヒドロキシエチルア
クリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート等
のヒドロキシ基含有単量体、アクリルアミド、アクリロ
ニトリル等の窒素含有単量体、アリルグリシジルエーテ
ル、グリシジルメタクリレート等のエポキシ基含有単量
体、末端メタクリレートポリメチルメタクリレート、末
端スチリルポリメチルメタクリレート、末端メタクリレ
ートポリスチレン、末端メタクリレートポリエチレング
リコール、末端メタクリレートアクリロニトリルスチレ
ン共重合体等のマクロモノマー類などが使用できる。
【0011】これらの共重合可能な1つの不飽和二重結
合を有する化合物(b)としては、一般式(II)
【化8】 (但し、R5 は水素原子又はメチル基、R6 は水素原子
又は炭素数1〜18個のアルキル基、アリール基、アラル
キル基、Aは炭素数2〜4個のアルキレン基、そしてn
は0〜500の整数)で表される化合物が挙げられる。
【0012】一般式(II)において、n=0又は1の整
数で表される化合物としては、例えば、メチルメタクリ
レート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレー
ト、ラウリルメタクリレート、エチルヘキシルメタクリ
レート、ステアリルメタクリレート、メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、ベンジルメタクリレート、フ
ェニルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレート等が挙げられ
る。
【0013】一般式(II)において、n=2〜500の整
数で表される化合物としては、例えばポリエチレングリ
コール(4)モノメタクリレート、ポリエチレングリコ
ール(23)モノメタクリレート、ポリエチレングリコー
ル(300)モノメタクリレート、ポリエチレングリコー
ル(23)モノアクリレート、ポリプロピレングリコール
(23)モノメタクリレート、ポリブチレングリコール
(23)モノメタクリレート、ポリエチレングリコール
(23)モノメタクリレートモノメチルエーテル、ポリエ
チレングリコール(23)モノメタクリレートモノブチル
エーテル、ポリエチレングリコール(23)モノメタクリ
レートモノステアリルエーテル、ポリエチレングリコー
ル(23)モノメタクリレートモノフェニルエーテル、ポ
リエチレングリコール(23)モノメタクリレートモノベ
ンジルエーテル、ポリエチレングリコール(23)モノメ
タクリレートモノオレイルエーテル(カッコ内はポリア
ルキレングリコールユニットの数)等が挙げられる。
【0014】一般式(II)において、特にn=0又は1
の整数で表される化合物を用いると、皮膜形成樹脂と基
材合成樹脂との密着性が良好となり、好ましい。一般式
(II)において、n=2〜500の整数で表される化合物
を用いる場合、(共)重合体(C)と重合性化合物
(A)及び(B)との相溶性が良好となり、皮膜形成性
樹脂が均一に硬化できるため、更に好ましい。
【0015】本発明における(共)重合体(C)は、一
般式(I)で表される化合物(a)20〜99重量%、好ま
しくは20〜90重量%、及び一般式(II)で表される化合
物(b)80〜1重量%、好ましくは80〜10重量%からな
る。化合物(a)が20重量%未満であると、良好な帯電
防止性を付与することができない。また化合物(b)の
使用は、皮膜形成性樹脂の均一性、及び基材合成樹脂と
の密着性の点より好ましい。
【0016】本発明で使用される重合性化合物(A)
は、分子内に少なくとも2個の(メタ)アクリロイルオ
キシ基(アクリロイルオキシ基及び/又はメタクリロイ
ルオキシ基の意味であって、以下同様である)を有する
架橋重合性化合物であって、各(メタ)アクリロイルオ
キシ基を結合する残基が炭化水素またはその誘導体であ
り、その分子内には、例えばエーテル結合、チオエーテ
ル結合、エステル結合、アミド結合、ウレタン結合等を
含むことができる。
【0017】これらの重合性化合物(A)として、下記
一般式
【化9】 (但し、Y11, 12, 13, 22, 23, ……YP2,
P3, 14のうち少なくとも2個はアクリロイルオキシ基
及び/又はメタクリロイルオキシ基、残りは、水酸基、
アミノ基、アルキル基、又は置換されたアルキル基、そ
してpは2〜5の整数)
【化10】 (但し、R8 は水素原子又はメチル基、R9 は2〜20個
の炭素原子を有する脂肪族炭化水素基又はその誘導体の
基、R10は2〜20個の炭素原子を有する脂肪族若しくは
芳香族の炭化水素基又はその誘導体の基、そしてqは1
〜20の整数を示す)
【化11】 (但し、R11及びR12は水素原子またはメチル基、rは
2〜20の整数、そしてsは1〜50の整数)で表される化
合物より選ばれた、少なくとも1種類を用いることが好
ましい。
【0018】一般式(III )で表される化合物は、モノ
又はポリペンタエリスリトールポリ(メタ)アクリレー
ト(アクリレートまたはメタクリレートの意、以下同
じ)、であり、例えばペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メ
タ)アクリレート、トリペンタエリスリトールヘキサ
(メタ)アクリレート、テトラペンタエリスリトールオ
クタ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0019】一般式(IV)で表される化合物は、基本的
には多価アルコールのヒドロキシル基と多価カルボン酸
及び(メタ)アクリル酸(アクリル酸及び/又はメタク
リル酸の意、以下同じ)両者のカルボキシル基とが、最
終的に等量となるような混合物を反応させることにより
得られる。本発明の特に好ましい物としては、一般式H
O−R9 −OHで表されるグリコール類、またはその誘
導体(α)、一般式HOCO−R10−COOHで表され
るジカルボン酸、これらの酸の塩化物、無水物、もしく
はエステル(β)、及び(メタ)アクリル酸又はこれら
の酸の塩化物もしくはエステル(γ)とを、例えば
(α):(β):(γ)=q+1:q:2〜2.2 (モル
比)の割合で反応させて得られる化合物である。
【0020】なお、化合物(α)としては、例えばエチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、テトラエチレングリコール、平均分子量が
300〜1000程度のポリエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパ
ンジオール、1,3−ブタンジオール、2,3−ブタン
ジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグ
リコール、2,2−ジメチル1,3−プロパンジオー
ル、2−エチル1,3−ヘキサンジオール、2,2’−
チオジエタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル等が挙げられる。化合物(β)としては、例えばコハ
ク酸、アジピン酸、セバシン酸などの脂肪族ジカルボン
酸、テトラヒドロフタル酸、3,6−エンドメチレンテ
トラヒドロフタル酸などの脂環族ジカルボン酸、フタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の芳香族ジカルボン
酸、チオジグリコール酸、チオジバレリン酸、ジグリコ
ール酸など主鎖に異種原子を含むジカルボン酸など、又
はこれらの塩化物、無水物及びエステルを用いることが
でき、これらと(メタ)アクリル酸またはこれらの酸の
塩化物若しくはエステルとから得られる特に好ましい化
合物としては、エチレングリコール、フタル酸及びアク
リル酸若しくはメタクリル酸とから合成される、qが1
〜10の整数、特に1〜5の整数のジ(メタ)アクリレー
トである。
【0021】一般式(V)で表される化合物は、ポリア
ルキレングリコールのジ(メタ)アクリレートであり、
例えばエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ト
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、平均分子
量が300 〜2000程度のポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、プロパンジオールジ(メタ)アクリレート、ブ
タンジオールジ(メタ)アクリレート、ペンタンジオー
ルジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。以上の本発明で使用
される重合性化合物(A)の中で、特に好ましい架橋重
合性化合物は、一般式(III )で表される化合物であ
る。
【0022】本発明で使用する化合物(B)としては、
通常使用される公知の、分子内に1個のα、β−エチレ
ン系不飽和結合を有する化合物が使用される。特に、重
合性化合物(A)と(共)重合体(C)の両者に相溶性
を有する化合物であって、分子内に極性基を有する物が
好ましい。重合性化合物(A)と(共)重合体(C)の
種類及び量によって適宜選択できるが、一般にはアクリ
ル酸、メタクリル酸、及びそれらのアミド、アミドのメ
チロール化物、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート等が
挙げられる。
【0023】本発明で使用する化合物(B)として最も
好ましいものは、分子中の側鎖に水酸基及び/又は環状
エーテル結合及び/又は鎖状エーテル結合を有する化合
物であり、これらのものは空気中における重合活性に特
に優れている。分子中の側鎖に水酸基及び/又は環状エ
ーテル結合及び/又は鎖状エーテル結合を有する化合物
としては、例えば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、グリシジル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフ
ルフリル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メ
タ)アクリレート、エチルカルビトール(メタ)アクリ
レート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、1,4
−ブチレングリコール(メタ)アクリレート、ジプロピ
レングリコール(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0024】本発明で使用する重合性化合物(A)、化
合物(B)、(共)重合体(C)の割合は、目的とする
耐摩耗性、帯電防止性の度合いにより決定されるが、一
般的に重合性化合物(A)が30〜99.5重量部、好ましく
は60〜95重量部、化合物(B)が0〜69.5重量部、好ま
しくは0〜20重量部、(共)重合体(C)が0.5 〜40重
量部、好ましくは5〜20重量部である。重合性化合物
(A)が30重量部より少ないと、良好な耐摩耗性を付与
することができず、また(共)重合体(C)が0.5 重量
部より少ないと、良好な帯電防止性を付与することがで
きない。
【0025】本発明においては、被覆剤組成物を合成樹
脂成形品表面に塗布し硬化させるわけであるが、塗布に
際しては、均一に塗布を行なうために、有機溶剤で希釈
された被覆剤組成物を使用することが好ましい。本発明
において使用される有機溶剤は、被覆剤組成物と混合
して均一な溶液を形成する、常圧での沸点が50℃以上
200 ℃以下であること、常温での粘度が10センチポイ
ズ以下であること、等の条件を満足させることが、特に
好ましい。具体的には、エタノール、イソプロパノー
ル、ノルマルプロパノール、ノルマルブタノールなどの
アルコール、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素
類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ジオ
キサン等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエ
ステル類、N,N−ジメチルホルムアミドなどが挙げら
れ、そしてこれらの有機溶剤は、単独で又は2種以上を
混合して使用することができる。これらの溶剤の使用量
は、一般には被覆剤組成物5〜90重量部に対し95〜10重
量部であることが好ましい。
【0026】また、本発明においては、必要に応じて表
面平滑剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、あるいは貯蔵安
定剤などの添加剤を適宜添加して使用することができ
る。これらの被覆剤組成物を硬化させる方法としては、
光増感作用を有する化合物を添加して紫外線を照射する
方法、電離性放射線を照射する方法、あるいはまたこれ
らの組み合わせによる方法などがある。これらの方法の
中で、最も好ましいものは、光増感作用を有する化合物
を添加して、紫外線を照射する方法である。
【0027】光増感作用を有する化合物としては、波長
2000〜5000Åの範囲において活性化し得るラジカル発生
剤が効果的であり、一般にカルボニル化合物、アゾ化合
物、過酸化物、硫黄化合物、ハロゲン化物、キノン系化
合物等が使用可能で、これらの化合物は、1種のみなら
ず2種以上組み合わせて使用することもできる。電離性
放射線による重合の場合、全吸収線量としては0.1 〜10
0 Mradの範囲が利用され、好ましくは1〜50Mradの範囲
である。電離性放射線としては、加速機から得られる電
子線、その他加速粒子、中性子線、α線、β線等が用い
られるが、特に好ましいのは加速電子線である。
【0028】本発明は、被覆剤組成物を合成樹脂成形品
表面に塗布し、重合硬化せしめるものである。架橋重合
性樹脂原料を鋳型及び/又は合成樹脂成形品表面に塗布
する方法としては、刷毛塗り法、流延法、ローラーコー
ト法、バーコート法、噴霧コート法、エアーナイフコー
ト法、ディッピング法等が挙げられるが、特にいづれに
限定する必要はない。これらの中で、作業性あるいは生
産性の点より、ディッピング法が好ましい。被覆剤組成
物の合成樹脂表面に対する塗布量としては、膜厚が1〜
30μの厚みになるように塗布する必要がある。膜厚が1
μ未満の場合は、帯電防止性、耐摩耗性において劣り、
膜厚が30μを越える場合には、硬化皮膜にクラック等が
入り易く好ましくない。
【0029】本発明で使用される合成樹脂成形品として
は、公知の合成樹脂成形品が使用できるが、特にポリメ
チルメタクリレートまたはメチルメタクリレートを主構
成成分とする共重合体、ポリスチレン、スチレン−メチ
ルメタクリレート共重合体、スチレン−アクリロニトリ
ル共重合体、ポリカーボネート、セルロースアセテート
ブチレート樹脂、ポリアリルジグリコールカーボネート
樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂が好まし
い。
【0030】
【実施例】次に、実施例によりさらに具体的に本発明を
説明するが、本発明はこれらによって限定されるもので
はない。すべての試料の電気的性質は、20℃65%相対湿
度で1日間、調湿して測定した。電荷半減時間は、スタ
ティックオネストメーター(宍戸商会製)を使用し、印
加電圧10000 V、試料回転速度1550rpm、印加時間30
秒、測定温度20℃、測定湿度65%の条件で測定し、電圧
印加時の試料電圧が印加電圧切断後半分になるまでの時
間を電荷半減時間(sec)とした。表面抵抗率は、超
絶縁抵抗計(タケダ理研製、TR−8601)を使用し、測
定温度20℃、測定湿度65%の条件で、印加電圧500 Vで
1分後の表面抵抗率(Ω)を測定した。
【0031】耐摩耗性は、試験片を水平方向と45°の角
度で傾斜させておき、鉛直軸の回りに11rpmの速度で
回転させ、70cm上方より60メッシュのカーボランダム20
0 gを落下させ、落砂前後の表面反射率を測定し、反射
率の減少率をもって表した。 (なお実施例中、部及び%は、各々重量部及び重量%を
表わす)
【0032】〔実施例1〕攪拌羽根付きガラス製フラス
コに、ジエチルアミノエチルメタクリレート187部、及
びメタノール220 部を入れ、攪拌しながらジメチル硫酸
126.2 部、メタノール80部の混合物を内温30℃以下にな
るように滴下し、滴下終了後30分間攪拌を続け、その結
果四級アンモニウム塩基を有する単量体(M−1)溶液
を得た。この溶液に、アゾビスイソブチロニトリル3
部、n−オクチルメルカプタン2.5 部、メタノール243
部、ポリエチレングリコール(23)モノメタクリレート
モノメチルエーテル(カッコ内はポリエチレングリコー
ルユニットの数)311.4 部を加え、60℃窒素雰囲気下で
6時間反応させて重合し、そしてその後70℃で1日真空
乾燥することによって、静電性を有する共重合体を得
た。
【0033】化合物(A)として、ジペンタエリスリト
ールペンタアクリレート80部、化合物(B)として、テ
トラヒドロフルフリルアクリレート10部、(共)重合体
(C)として、上記共重合体10部、そして光増感剤とし
て、ベンゾイソエチルエーテル1.5 部、有機溶剤として
イソプロピルアルコール150 部、トルエン25部を混合
し、この得られたものを皮膜樹脂原料とした。この皮膜
樹脂原料混合物に、3mm厚のメタクリル樹脂板を浸漬し
て、0.5 cm/secの速度で板を引き上げ皮膜を形成させ
た。そのまま10分間放置した後、空気中で高圧水銀灯
(岩崎電気製2KW HO−L21)の紫外線を板の両面
各々20cmの距離から15秒間照射し、表面処理されたメタ
クリル樹脂板を得た。得られたメタクリル樹脂板の、表
面抵抗率は3.7 ×1011Ω、電荷半減時間は1.1 秒、耐摩
耗性は93%であった。
【0034】〔実施例2〜13〕共重合体(C)中の化合
物(a)の種類を表1に示すように、また共重合体
(C)の単量体種類、組成及び添加量、化合物(A)及
び化合物(B)の種類及び添加量を表2に示すように、
それぞれに変えて用いたが、その他は実施例1と同様に
して厚み3mmのメタクリル樹脂板を得た。得られた樹脂
板の評価結果を表2に示す。
【0035】〔比較例1〜5〕同様にして、化合物
(A)又は共重合体(C)を使用しない場合の結果も、
併せて表2に示す。比較例1〜5における皮膜樹脂組成
が、本発明で使用される範囲の外であると、良好な耐摩
耗性又は帯電防止性が得られないことが分かる。
【表1】
【表2】
【表3】
【0036】〔実施例14〜18〕基材合成樹脂成形品とし
てメタクリル樹脂板のかわりに、ポリスチレン樹脂板、
ポリカーボネート樹脂板、ABS樹脂(アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン樹脂)板、AS樹脂(アクリ
ロニトリル−スチレン樹脂)板、フェノール樹脂板を使
用して、実施例1に準じて厚み約3mmの樹脂板を得た。
得られた樹脂板の評価結果を表4に示す。
【0037】〔比較例6〜10〕同様にして、架橋硬化性
樹脂を使用しない場合の結果も、併せて表4に示す。
【表4】
【0038】〔比較例11〕実施例1で得られた四級アン
モニウム塩基を有する単量体(M−1)溶液を、40℃減
圧下濃縮し、単量体(M−1)を得た。得られた単量体
(M−1)10部、化合物(A)として、ジペンタエリス
リトールペンタアクリレート80部、化合物(B)とし
て、テトラヒドロフルフリルアクリレート10部、光増感
剤として、ベンゾイソエチルエーテル1.5 部、有機溶剤
として、イソプロピルアルコール150部、トルエン25部
を混合して皮膜樹脂原料を準備し、次に実施例1と同様
に処理して、厚み約3mmのメタクリル樹脂板を得た。し
かしながら、表面にミカンの表面状の肌荒れがあり商品
価値のないものとなった。
【0039】〔比較例12〕実施例1で得られた四級アン
モニウム塩基を有する単量体(M−1)溶液を、80℃減
圧下で濃縮し、単量体(M−1)を得ようとしたが、単
量体(M−1)が重合固化したため、単量体(M−1)
は単離できなかった。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、良好な耐摩耗性、及び
良好な帯電防止性を有する樹脂成形品が得られ、そして
合成樹脂を利用する上で問題となる静電気によるトラブ
ル、及びキズによる審美性の低下を解消することができ
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年7月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】なお、化合物(α)としては、例えばエチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、テトラエチレングリコール、平均分子量が
300〜1000程度のポリエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−
プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、2,3−
ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペ
ンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペン
チルグリコール2,2−ジメチル1,3−プロパンジ
オール、2−エチル1,3−ヘキサンジオール、2,
2′−チオジエタノール、1,4−シクロヘキサンジメ
タノール等が挙げられる。化合物(β)としては、例え
ばコハク酸、アジピン酸、セバシン酸などの脂肪族ジカ
ルボン酸、テトラヒドロフタル酸、3,6−エンドメチ
レンテトラヒドロフタル酸などの脂環族ジカルボン酸、
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の芳香族ジカ
ルボン酸、チオジグリコール酸、チオジバレリン酸、ジ
グリコール酸など主鎖に異種原子を含むジカルボン酸な
ど、又はこれらの塩化物、無水物及びエステルを用いる
ことができ、これらと(メタ)アクリル酸またはこれら
の酸の塩化物若しくはエステルとから得られる特に好ま
しい化合物としては、エチレングリコール、フタル酸及
びアクリル酸若しくはメタクリル酸とから合成される、
qが1〜10の整数、特に1〜5の整数のジ(メタ)ア
クリレートである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】〔実施例1〕攪拌羽根付きガラス製フラス
コに、ジエチルアミノエチルメタクリレート187部、
及びメタノール220部を入れ、攪拌しながらジメチル
硫酸126.2部、メタノール80部の混合物を内温3
0℃以下になるように滴下し、滴下終了後30分間攪拌
を続け、その結果四級アンモニウム塩基を有する単量体
(M−1)溶液を得た。この溶液に、アゾビスイソブチ
ロニトリル3部、n−オクチルメルカプタン2.5部、
メタノール243部、ポリエチレングリコール(23)
モノメタクリレートモノメチルエーテル(カッコ内はポ
リエチレングリコールユニットの数)311.4部を加
え、60℃窒素雰囲気下で6時間反応させて重合し、そ
してその後70℃で1日真空乾燥することによって、
電性を付与する共重合体を得た。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】化合物(A)として、ジペンタエリスリト
ールペンタアクリレート80部、化合物(B)として、テ
トラヒドロフルフリルアクリレート10部、(共)重合体
(C)として、上記共重合体10部、そして光増感剤とし
て、ベンゾイエチルエーテル1.5 部、有機溶剤として
イソプロピルアルコール150 部、トルエン25部を混合
し、この得られたものを皮膜樹脂原料とした。この皮膜
樹脂原料混合物に、3mm厚のメタクリル樹脂板を浸漬し
て、0.5 cm/secの速度で板を引き上げ皮膜を形成させ
た。そのまま10分間放置した後、空気中で高圧水銀灯
(岩崎電気製2KW HO−L21)の紫外線を板の両面
各々20cmの距離から15秒間照射し、表面処理されたメタ
クリル樹脂板を得た。得られたメタクリル樹脂板の、表
面抵抗率は3.7 ×1011Ω、電荷半減時間は1.1 秒、耐摩
耗性は93%であった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】〔実施例11〕実施例1で得られた四級ア
ンモニウム塩基を有する単量体(M−1)溶液を、40
℃減圧下濃縮し、単量体(M−1)を得た。得られた単
量体(M−1)10部、化合物(A)として、ジペンタ
エリスリトールペンタアクリレート80部、化合物
(B)として、テトラヒドロフルフリルアクリレート1
0部、光増感剤として、ベンゾイエチルエーテル1.
5部、有機溶剤として、イソプロピルアルコール150
部、トルエン25部を混合して皮膜樹脂原料を準備し、
次に実施例1と同様に処理して、厚み約3mmのメタクリ
ル樹脂板を得た。しかしながら、表面にミカンの表面状
の肌荒れがあり商品価値のないものとなった。
フロントページの続き (72)発明者 沢野 哲哉 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイヨ ン株式会社大竹事業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子中に少なくとも2個のアクリロイル
    オキシ基及び/又はメタクリロイルオキシ基を有する重
    合性化合物(A)30〜99.5重量部、分子中に1個のα、
    β─エチレン系不飽和結合を有する化合物(B)0〜6
    9.5重量部、並びに一般式(I) 【化1】 (但し、R1 は水素原子またはメチル基、R2 〜R4
    水素原子または炭素数1〜9個の置換基を含んでいても
    良いアルキル基、mは1〜10の整数、そしてX-は四級
    化剤のアニオン)で表される四級アンモニウム塩基を有
    する化合物(a)20〜99重量%と共重合可能な1つの不
    飽和二重結合を有する化合物(b)80〜1重量%とを重
    合して得られた(共)重合体(C)0.5 〜40重量部とよ
    りなる組成物であって、活性エネルギー線を照射するこ
    とにより皮膜を形成しうることを特徴とする合成樹脂成
    形品被覆剤組成物。
  2. 【請求項2】 共重合可能な1つの不飽和二重結合を有
    する化合物(C)(b)として一般式(II) 【化2】 (但し、R5 は水素原子またはメチル基、R6 は水素原
    子または炭素数1〜18個のアルキル基、アリール基、ア
    ラルキル基、Aは炭素数2〜4個のアルキレン基、そし
    てnは0〜500 の整数)で表される化合物を使用する請
    求項1記載の被覆剤組成物。
  3. 【請求項3】 四級アンモニウム塩基のカウンターアニ
    オンが一般式 R7 SO3 - または R7 OSO3 - (但し、R7は水素原子または炭素数1〜20個の置換基
    を含んでいても良いアルキル基、アリール基又はアラル
    キル基)で表される請求項1記載の被覆剤組成物。
  4. 【請求項4】 分子中に少なくとも2個のアクリロイル
    オキシ基及び/又はメタクリロイルオキシ基を有する重
    合性化合物(A)として、下記一般式(III、IV、V) 【化3】 (但し、Y11, 12, 13, 22, 23, ……YP2,
    P3, 14のうち少なくとも2個はアクリロイルオキシ基
    及び/又はメタクリロイルオキシ基、残りは、水酸基、
    アミノ基、アルキル基、又は置換されたアルキル基、そ
    してpは2〜5の整数) 【化4】 (但し、R8 は水素原子またはメチル基、R9 は2〜20
    個の炭素原子を有する脂肪族炭化水素基又はその誘導体
    の基、R10は2〜20個の炭素原子を有する脂肪族若しく
    は芳香族の炭化水素基又はその誘導体の基、そしてqは
    1〜20の整数を示す) 【化5】 (但し、R11及びR12は水素原子またはメチル基、rは
    2〜20の整数、そしてsは1〜50の整数)で表される化
    合物より選ばれた少なくとも1種類を用いることを特徴
    とする請求項1記載の被覆剤組成物。
  5. 【請求項5】 分子中に1個のα、β─エチレン系不飽
    和結合を有する化合物(B)が、分子中に1個のアクリ
    ロイルオキシ基またはメタクリロイルオキシ基を有し、
    かつ分子中の側鎖に水酸基、環状エーテル結合及び/又
    は鎖状エーテル結合を有する化合物である請求項1記載
    の被覆剤組成物。
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