JPS63234010A - 被覆材組成物 - Google Patents

被覆材組成物

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JPS63234010A
JPS63234010A JP6700687A JP6700687A JPS63234010A JP S63234010 A JPS63234010 A JP S63234010A JP 6700687 A JP6700687 A JP 6700687A JP 6700687 A JP6700687 A JP 6700687A JP S63234010 A JPS63234010 A JP S63234010A
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JP
Japan
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parts
meth
component
group
polymerizable
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Application number
JP6700687A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Tsuchiya
裕義 土屋
Keichu Morikawa
森川 敬忠
Shigeru Katayama
茂 片山
Yoshihiro Hieda
嘉弘 稗田
Mitsuo Yoshihara
吉原 三男
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、紫外線照射などにより、ステンレス鋼板の
如き金属、プラスチック上に湿式法や乾式法により金属
メッキを施した金属メッキ部品などの被被覆材の表面に
、これとの密着性にすぐれ、また耐摩耗性や耐水性にす
ぐれる高硬度な架橋硬化被膜を形成しうる被覆材組成物
に関する。
〔従来の技術〕    。
ステンレス鋼板の如き金属、プラスチック上に湿式法や
乾式法により金属メッキを施した金属メッキ部品などは
、表面加飾のほかに機能性にすぐれ高性能(耐久性)で
あるなどの観点から、多くの分野でその用途開発が進め
られているが、耐摩耗性やその他耐食性、耐候性などに
難があるため、これらを改良してその商品価値をさらに
上げることが望まれている。
このような要望に対して、金属表面や金属メッキ部品の
表面に適宜の樹脂被覆を行うことが知られており、かか
る被覆材としては、たとえばシリコーン系やメラミン系
あるいはウレタン系などの熱硬化型樹脂を用いたものや
、1分子中に2個ないしそれ以上の重合性不飽和結合を
有する化合物を用いてこれを金属表面や金属メッキ部品
の表面に施したのち活性エネルギー線を照射して、ラジ
カル重合させるものが知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、上記従来の被覆材のうち、熱硬化型樹脂を用
いたものでは、その硬化速度が遅いために生産性に劣る
ほか、硬化被膜の耐水性、特に熱水などに対する耐久性
が不充分であるという問題があった。一方、重合性化合
物をラジカル重合させるタイプのものでは、用いる化合
物の種類によっても異なるが、一般に硬化被膜の硬度が
低くなりがちであるか充分な耐摩耗性効果を得にくく、
またこれらの特性に比較的すぐれるものは金属表面に対
する密着性や耐水性に劣るなどの欠点がみられ、そのた
めに本来の被覆目的を充分に発揮できないという問題が
あった。
したがって、この発明は、上記従来の問題点を解決して
、硬化性にすぐれて生産性の向上を図れるとともに、前
記した如き金属や金属メッキ部品を主とする被被覆材の
表面にこれとの密着性が良好でかつ耐水性や耐摩耗性に
すぐれる高硬度の硬化被膜を形成しうる工業的に極めて
有用な被覆材組成物を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明者らは、上記の目的を達成するために鋭意検討
した結果、ある特定の重合性酸性リン酸エステルとこれ
以外の特定の重合性化合物とを特定割合で混合し、これ
にさらに特定のシリコン化合物を特定量加え、また重合
開始剤を含ませてなる被覆材組成物によれば、これを金
属や金属メッキ部品などの被被覆材の表面に塗布したの
ち加熱あるいは紫外線や電子線を照射することにより非
常に速やかに硬化でき、しかもこの硬化被膜は高硬度で
かつ′被被覆材との密着性にすぐれ、また耐・水性や耐
摩耗性にもすぐれたものとなることを知り、この発明を
完成するに至った。
すなわち、この発明は、a)つぎの式;%式% C式中、Aは水素またはYg−0(CH□)。
基、Yt、Ytは(メタ)アクリロイル基、m、nは1
〜5の整数である〕 で示される重合性酸性リン酸エステル5〜30重量%と
、b)1分子中に少なくとも1個の(メタ)アクリロイ
ル基を有する上記a成分以外の重合性化合物95〜70
重景%とからなる混合物に、C)この混合物100重量
部に対して0.5〜IO重量部となる割合のつぎの式; %式%) (式中、R1はメチル基またはエチル基、R:は末端に
アミノ基、置換アミノ基またはグリシジル基を有する一
価の有機基である) で示されるシリコン化合物と、d)重合開始剤とを含ま
せたことを特徴とする被覆材組成物に係るものである。
なお、この明細書において、(メタ)アクリロイル基と
は、次式; %式% (Rは水素またはメチル基である) で表されるアクリロイル基および/またはメタクリロイ
ル基を、(メタ)アクリレートとはアクリレートおよび
/またはメタクリレートを、(メタ)アクリル酸とはア
クリル酸および/またはメタクリル酸を、それぞれ意味
するものである。また、グリシジル基とは、次式; で表される基を意味する。
〔発明の構成・作用〕
この発明において使用するa成分としての重合性酸性リ
ン酸エステルは、前記の式にて示されるリン酸エステル
構造を有し、その分子末端に1個または2個の(メタ)
アクリロイル基を有する化合物であって、金属や金属メ
ッキ部品などの被被覆材との密着性に非常にすぐれる硬
化被膜を形成するのに特に有効な成分として作用し、ま
た後述するb成分と特定比率で併用することによって耐
水性の良好な硬化被膜を形成するのにも役立つものであ
る。なお、前記式中、m、 nを1〜5の整数としてい
るのは、5より大きくなると上述の作用を発揮させにく
くなるためである。
このような重合性酸性リン酸エステルの例としては、た
とえば(メタ)アクリロイルエチルフォスフェート、ジ
(メタ)アクリロイルエチルフォスフェート、(メタ)
アクリロイルプロピルフォスフェート、ジ(メタ)アク
リロイルプロピルフォスフェート、(メタ)アクリロイ
ルエチルフォスフェート、ジ(メタ)アクリロイルブチ
ルフォスフェートなどが挙げられる。
この発明において使用するb成分としての重合性化合物
は、1分子中に少なくとも1個、通常6個までの(メタ
)アクリロイル基を有する化合物であって、主として被
覆材組成物としての硬化性の向上に大きく寄与するとも
に、架橋密度の高い硬化被膜の形成に役立って上記被膜
の硬度や耐摩耗性を高めるのに特に有効な成分として作
用するものである。
この重合性化合物の分子量としては、通常3.000以
下、特に好適には2.000以下であるのがよく、また
下限としては通常200迄である。(メタ)アクリロイ
ル基1個当りの分子量であれば、1.000以下、特に
好適には500以下であって、下限が通常50迄である
。分子量があまり高くなりすぎると、硬化被膜の硬度や
耐摩耗性などを損なうおそれがあるため、好ましくない
このよう゛な重合性化合物の具体例としては、イソボル
ニルモノ (メタ)アクリレート、トリメチロールプロ
パントリ (メタ)アクリレート、ペンタグリセロール
トリ (メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールト
リまたはテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリス
リトールトリ、テトラ。
ペンタまたはヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエ
リスリトールのε−カプロラクトン付加物のヘキサ(メ
タ)アクリレート、フェノールノボラックグリシジルエ
ーテルやタレゾールノボラ・ンクグリシジルエーテルあ
るいはビスフェノールグリシジルエーテルなどから合成
したエポキシ(メタ)アクリレートなどを挙げることが
できる。これらはその一種を使用してもよいし、二種以
上を混合して使用してもよい。
この発明においては、上記a成分としての重合性酸性リ
ン酸エステルと上記す成分としての重合性化合物とから
なる混合物を必須成分として用いるが、これら化合物の
併用割合としては、両者の合計量中、a成分の重合性酸
性リン酸エステルが5〜30重景%、特に好適には10
〜20重量%、b成分の重合性化合物が95〜70重量
%、特に好適には90〜80重量%となるような割合と
すべきである。a成分の重合性酸性リン酸エステルが5
重量%未満の場合は金属や金属メッキ部品などの被被覆
材との密着性やさらに耐水性が悪くなり、また30重量
%を超えると充分な表面硬度や耐摩耗性を有する硬化被
膜を得にくく、また耐水性を却って損なう結果となるた
め、不適当である。
なお、上記a、b成分からなる混合物に必要に応じてさ
らに他の化合物、たとえば硬化被膜に制電性、スリップ
性、防曇性などの諸機能を付与する目的で紫外線などに
て重合可能な各種ビニル系化合物を加えることもできる
。これら任意成分としての他の化合物は、前記a、b成
分からなる化合物の特徴を損なわないように、全化合物
中通常10重量%以下に抑えるのが望ましい。
この発明において使用するC成分としてのシリコン化合
物は、前記の式へて示されるアルコキシシラン構造を有
し、かつ珪素原子に結合する一価の有機基としてその分
子末端にアミノ基、置換アミノ基またはグリシジル基を
有するものを含む化合物であり、上記−価の有機基は通
常炭素原子、水素原子および窒素原子から構成されてい
るか、または炭素原子、水素原子および酸素原子から構
成されている分子量が50〜200程度のものである。
この化合物は、前述のa成分としての重合性酸性リン酸
エステルのリン酸エステル部分と反応ないし塩を形成す
ることにより、被被覆材特に金属や金属メッキ部品との
密着性をさらに一層向上させ、また耐水性を向上させる
のに特に有効な成分として作用するものである。
このようなシリコン化合物の具体例としては、T−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、T−アミノプロピルト
リエトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−ア
ミノプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシランなどが挙げられる。
これらC成分としてのシリコン化合物の使用量は、前記
の混合物(前記a、b成分)100重量部に対して0.
5〜10重量部、好ましくは1〜5重量部である。0.
5重量部未満では所期の効果が得られず、10重量部よ
り多くなってもそれ以上の効果を期待できず、かえって
密着性や耐水性の低下を招くおそれがあり、不適当であ
る。
この発明において用いられるd成分としての重合開始剤
は、被覆材組成物の硬化手段に応じて適宜のものが選ば
れる。すなわち、この発明の被覆材組成物は一般に熱重
合や光(紫外線)、電子線、活性エネルギー線などの照
射によって硬化可能であるため、これら硬化手段に応じ
た重合開始剤を用いることができる。上記の硬化手段の
うち、紫外線照射は被覆材組成物を最も迅速に硬化させ
ることができるから、特に推奨できる方法であり、この
場合の重合開始剤としては、紫外線硬化型塗料の重合開
始剤、増感剤として知られている各種の光重合開始剤が
用いられる。
たとえば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベ
ンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチル
エーテル、2−メチルベンゾイン、ベンゾフェノン、ミ
ヒラーズケトン、■−ヒドロキシシクロへキシルフェニ
ルケトン、ベンジル、ベンジルジメチルケタール、ベン
ジルエチルケタール、アントラキノン、メチルアントラ
キノン、2・2−ジェトキシアセトフェノン、2−メチ
ルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、
2−クロロチオキサントン、アントラセン、l・1−ジ
クロロアセトフェノン、メチルオルソベンゾイルベンゾ
エートなど、またこれらとアミン類などの少樋の増感向
側と併用したものなどを挙げることができる。
この発明の被覆材組成物は、前述のとおり、熱重合によ
って硬化させることもできるが、この際用いる熱重合開
始剤としては、たとえば、三級ブチルパーオクトエート
や三級プチルパービバに一層などのパーエステル、ビス
−(4−三級フチルシクロヘキシル)−パーオキシジカ
ルボネートなどの如き過炭酸エステル、ベンゾイルパー
オキシドの如きジアシルパーオキシド、ジー三級ブチル
パーオキシドやジクミルパーオキシドの如きジアルキル
パーオキシド、シクロヘキサノンパーオキシド、メチル
エチルケトンパーオキシド、クメノヒドロパーオキシド
などのヒドロパーオキシド、およびこれらと2−エチル
ヘキサン酸やナフテン酸のコバルト−n塩の如き金属促
進剤との組み合わせなどの過酸化物系重合開始剤が挙げ
られ、その他アゾ化合物なども使用できる。
これらd成分の重合開始剤の使用量としては、前記の混
合物(前記a、b成分)100重量部に対して通常0.
1〜lO重量部程度、好ましくは0゜5〜6重量部であ
る。多量に使用しすぎると硬化被膜の着色化や耐水性の
低下を招くおそれがあり、また少なすぎると硬化性が悪
くなるため、いずれも好ましくない。
この発明の被覆材組成物は、以上のa、b、c。
d成分を必須とし、これらを20〜70℃程度の温度で
所定時間攪拌混合することによって得られるが、この組
成物にはさらに必要に応じて酸化防止剤、貯蔵安定剤な
どの各種添加剤を組成物全体の通常0.1〜10重量%
程度含ませるようにしてもよい。
このようにして得られる被覆材組成物を用いて金属や金
属メッキ部品などの被被覆材の表面に架橋した硬化被膜
を形成するには、まず被被覆材の表面に上記組成物を硬
化後の厚みが所定厚みとなるように塗布する。
被被覆材としては、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウ
ム板などの金属、各種のプラスチック上に銅、スズ、ク
ロムなどの金属メッキを施した金属メッキ部品などが主
として適用されるが、木材物品やプラスチック物品など
であってもよい。
このような被被覆材の表面にこの発明の被覆材組成物を
塗布する方法としては、刷毛塗り、流し塗り、スプレー
塗布、回転塗布、浸漬塗布などの各種方法が採用される
。このうち、塗布作業性。
被膜の平滑性、均一性、被被覆材に対する密着性などの
点からは、浸漬塗布法が最も好ましい。なお、このよう
な塗布方法、特に浸漬塗布法を採用するにあたって、前
記の被覆材組成物を適当な有機溶剤を用いて希釈するの
が望ましい。
希釈するために用いる有機溶剤としては、この発明の被
覆材組成物と混合して均一な溶液を形成でき、常圧での
沸点が50℃以上200℃以下で、常温での粘度が10
センチボイズ以下であるような有機溶剤が好ましい。
有機溶剤の種類としては、エタノール、イソプロパツー
ル、ノルマルプロパツール、イソブチルアルコール、ノ
ルマルブチルアルコールなどのアルコール類、ベンゼン
、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなどの芳香族炭
化水素類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン
類、ジオキサンなどのエーテル類、酢酸エチル、酢酸プ
ロピル、酢酸n−ブチル、プロピオン酸エチルなどの酸
エステル類などがある。これらのを機溶剤は1種を単独
で用いてもよいし、2種以上を混合して使用してもよい
有機溶剤の使用量としては、この有機溶剤に前記の被覆
材組成物を溶解させてなる溶液中、30〜70重量%程
度の割合とするのがよい。この使用量が少なすぎると硬
化被膜の平滑性や均一性に好結果が得られず、また多す
ぎると膜厚が薄くなりすぎて被被覆材の表面硬度や耐摩
耗性などを充分に改善しにくくなる。
被覆材組成物の塗布量としては、硬化被膜の膜厚が1〜
20μm1好ましくは5〜10μmの範囲となるように
するのが望ましい。上記の膜厚が薄くなりすぎる塗布量
では、前記のとおり被被覆材の耐摩耗性や表面硬度など
を充分に改善できず、また厚くなりすぎる塗布量では、
紫外線照射などによる硬化が不良となったり、被被覆材
との密着性が低下し、また硬化被膜にクラックやヘイズ
などが生じやすくなる。
このようにして被被覆材の表面にこの発明の被覆材組成
物を塗布したのち、適宜の手段で硬化させることにより
、上記表面に高硬度で耐摩耗性。
耐水性、密着性にすぐれる架橋した硬化被膜を形成する
ことができる。硬化する手段としては、通常20〜2.
000KVの電子線加速器から取り出される電子線、α
線、β線、γ線などの放射線などの活性エネルギー線を
照射するか、あるいは熱を加えるようにしてもよいが、
既述したとおり、紫外線を照射する方法を採用するのが
最も望ましい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明の被覆材組成物は、C成分とし
ての特定の重合性酸性リン酸エステルとb成分としての
特定の重合性化合物とを特定割合で併用してなる混合物
を主成分とし、これにd成分としての重合開始剤ととも
にC成分としての特定のシリコン化合物を特定蓋添加し
ているので、これを被被覆材の表面に塗布し硬化させる
ことにより、高硬度で耐摩耗性にすぐれ、しかも被被覆
材、特に金属や金属メッキ部品との密着性にすぐれ、か
つ耐水性にもすぐれる硬化被膜を硬化性良好に形成する
ことができる。
したがって、この発明によれば、電子・電気部品、自動
車部品、装飾品などの各種分野における種々の物品、特
に金属や金属メッキ部品の表面保護用の被覆材として極
めて有用な被覆材組成物を提供できるものである。
〔実施例〕
以下に、この発明の実施例を記載してより具体的に説明
する。なお、以下において、部とあるは重量部を意味す
るものとする。
実施例1 C成分としてモノメタクリロキシエチルフォスフェート
(日本化薬社製の商品名カヤマーPMI)20部と、b
成分としてビスフェノールAジグリシジルエーテル(油
化シェル社製の商品名エピコート#1002)から合成
したエポキシアクリレート20部および脂環式ジアクリ
レート(三菱油化ファイン社製の商品名5A−1002
)60部と、C成分としてT−アミノプロピルトリエト
キシシラン3部と、d成分としてl−ヒドロキシシクロ
へキシルフェニルケトン5部とを、20〜70℃の温度
で攪拌混合し、これをトルエンと酢酸・エチルとの重量
比l:lの混合溶剤200部にて希釈して被覆材組成物
溶液を得た。  ・実施例2 C成分としてジメタクリロキジエチルフォスフェート(
日本化薬社製の商品名カヤマーPM2)15部と、b成
分としてビスフェノールAジグリシジルエーテル(油化
シェル社製の商品名エピコート9828)から合成した
エポキシアクリレート30部およびビスフェノールFジ
エチレングリコールジアクリレート(三菱油化ファイン
社製の商品名5A−2006>55部と、C成分として
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン3部と、
d成分としてl−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケ
トン5部とを、20〜70℃の温度で攪拌混合し、これ
をトルエンと酢酸ブチルとの重量比1:1の混合溶剤1
50部にて希釈して被覆材組成物溶液を得た。
実施例3 C成分としてモノあるいはジアクリロキシエチルフオス
フエート(大へ化学社製の商品名AR−200)20部
と、b成分としてトリメチロールプロパントリアクリレ
ート30部および脂環式ジアクリレート(日本化薬社製
の商品名カヤラッドR−604)50部と、C成分とし
てN、−(β−アミノエチル)−r−アミノプロピルト
リメトキシシラン3部と、d成分としてベンジルジメチ
ルケタール5部とを、20〜70℃の温度で攪拌混合し
、これをキシレンと酢酸エチルとの重量比1:1の混合
溶剤100部にて希釈して被覆材組成物溶液を得た。
実施例4 C成分としてモノメタクリロキシエチルフォスフェート
(日本化薬社製の商品名カヤマーPM−1)25部と、
b成分屋してジペンタエリスリトールへキサアクリレー
ト30部、脂肪族ウレタンアクリレート(共栄油脂社製
の商品名U−306()20部および脂環式ジアクリレ
ート(三菱油化ファイン社製の商品名5A−1002)
25部と、C成分としてN−(β−アミノエチル)−γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン5部と、d成分と
して1−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン5部
とを、20〜70℃の温度で攪拌混合し、これをトルエ
ンと酢酸エチルとのff1l比l:1の混合溶剤200
部にて希釈して被覆剤組成物溶液を得た。
比較例1 C成分としてモノメタクリロキシエチルフォスフェート
(日本化薬社製の商品名カヤマーPM−1)20部と、
b成分としてビスフェノールAジグリシジルエーテル(
油化シェル社製の商品名エピコート#1002)から合
成したエポキシアクリレート20部および脂環式ジアク
リレート(三菱油化ファイン社製の商品名5A−100
2)60部と、d成分として1−ヒドロキシシクロへキ
シルフェニルケトンとを、20〜70℃の温度で攪拌混
合し、これをトルエンと酢酸エチルとの重量比1:1の
混合溶剤200部にて希釈して被覆材組成物溶液を得た
比較例2 C成分としてジメタクリロキジエチルフォスフェート(
日本化薬社製の商品名カヤマーPM−2)15部と、b
成分としてビスフェノールAジグリシジルエーテル(油
化シェル社製の商品名エピコート#82B)から合成し
たエポキシアクリレート30部およびビスフェノールF
ジエチレングリコールジアクリレート(三菱油化ファイ
ン社aJの商品名5A−2006)55部と、C成分と
してT−グリシドキシプロビルトリメトキシシラン0、
3部と、d成分としてl−ヒドロキシシクロへキシルフ
ェニルケトン5部とを、20〜70℃の温度で攪拌混合
し、これをトルエンと酢酸ブチルとの重量比1:1の混
合溶剤150部にて希釈して被覆剤組成物溶液を得た。
比較例3、 C成分としてモノあるいはジアクリロキシエチルフオス
フエート(大へ化学社製の商品名AR−200)3部と
、b成分としてトリメチロールプロパントリアクリレー
ト40部および脂環式ジアクリレート(日本北東社製の
商品名カヤラッドR−604)57部と、C成分として
N−(β−アミノエチル) −y−アミノプロピルトリ
メトキシシラン3部と、d成分としてベンジルジメチル
ケタール5部とを、20〜70℃の温度で攪拌混合し、
これをキシレンと酢酸エチルとの重量比l:1の混合溶
剤100部にて希釈して被覆材組成物溶液を得た。
比較例4 C成分としてジメタクリロキジエチルフォスフェート(
日本北東社製の商品名カヤマーPM−2)40部と、b
成分としてビスフェノールAジグリシジルエーテル(油
化シェル社製の商品名エピコート#828)から合成し
たエポキシアクリレート25部およびビスフェノールF
ジエチレングリコールジアクリレート(三菱油化ファイ
ン社製の商品名5A−2006)35部と、C成分とし
てT−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン3部と
、d成分として1−ヒドロキシシクロへキシルフェニル
ケトンとを、20〜70℃の温度で攪拌混合し、これを
トルエンと酢酸ブチルとの重量比l:lの混合溶剤15
0部にて希釈して被覆材組成物溶液を得た。
比較例5 C成分としてモノメタクリロキシエチルフォスフェート
(日本北東社製の商品名カヤマーPM−1) 25部と
、勢成分としてジペンタエリスリトールへキサアクリレ
ート30部、脂肪族ウレタンアクリレート(共栄油脂社
製の商品名U−3061) 20部および脂環式ジアク
リレート(三菱油化ファイン社製の商品名5A−100
2)25部と、C成分としてN−(β−アミノエチル)
 −r−アミノプロピルトリメトキシシラン15部と、
d成分として1−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケ
トン5部とを、20〜70℃の温度で攪拌混合し、これ
をトルエンと酢酸エチルとの重量比l:1の混合溶剤2
00部にて被覆材組成物溶液を得た。
以上の実施例および比較例の各被覆材組成物溶液を用い
て以下の方法で硬化被膜を形成した。すなわち、各溶液
に、厚さ0.5鶴のステンレス鋼板を浸漬し、引き上げ
て、上記鋼板表面に各溶液を硬化後の被膜厚みが10μ
mとなるように塗布し、5分間程度風乾したのち、水銀
ランプ(80W/cII+)を用いて照射量が500m
J/−となるように紫外線を照射して硬化させた。
このようにして形成した硬化被膜につき、以ドの方法で
鉛筆硬度、密着性、耐摩耗性および耐水性を調べた。結
果は、後記の表に示されるとおりであった。
く鉛筆硬度〉 JIS  K−5400に準じて行った。
く密着性〉 JIS  K−5400に準じて基盤目試験を行い、セ
ロテープにチバン製)を密着させて一気に剥がす操作を
3回繰り返し、残ったマス目の数を示した。
く耐摩耗性〉 JIS  K−7204に準じてテーパ式摩耗試験機を
用いて行った。外観評価は、100回転後目視により行
った。
O・・・サンプル表面にほとんど傷がついていない Δ・・・サンプル表面辷少し傷がついている×・・・サ
ンプル表面にひどく傷がついているく耐水性〉 サンプルを40℃の純水に浸漬し、240時間放置後、
JIS  K−5400に準じて基盤目試験を行った。
上記表の結果から明らかなように、この発明の被覆材組
成物によれば、ステンレス鋼板との密着性にすぐれると
ともに、耐摩耗性や耐水性にもすぐれる高硬度の硬化被
膜を容易に形成できるものであることが判る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a)つぎの式; ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Aは水素またはY_2−O−(CH_2)−_
    n基、Y_1、Y_2は(メタ)アクリロイル基、m、
    nは1〜5の整数である〕 で示される重合性酸性リン酸エステル5〜30重量%と
    、b)1分子中に少なくとも1個の(メタ)アクリロイ
    ル基を有する上記a成分以外の重合性化合物95〜70
    重量%とからなる混合物に、c)この混合物100重量
    部に対して0.5〜10重量部となる割合のつぎの式; R_2−Si(OR_1)_3 (式中、R_1はメチル基またはエチル基、R_2は末
    端にアミノ基、置換アミノ基またはグリシジル基を有す
    る一価の有機基である) で示されるシリコン化合物と、d)重合開始剤とを含ま
    せたことを特徴とする被覆材組成物。
JP6700687A 1987-03-20 1987-03-20 被覆材組成物 Pending JPS63234010A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0797415A (ja) * 1993-09-30 1995-04-11 Shinano Polymer Kk 高硬度樹脂組成物およびこれとオルガノポリシロキサン組成物との一体成形体
JP2008207093A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Dainippon Printing Co Ltd ナノ微粒子複合体の製造方法
WO2021246154A1 (ja) * 2020-06-05 2021-12-09 出光興産株式会社 硬化性組成物、射出成形用金型及び熱硬化性組成物の射出成形方法

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