JPH0672018B2 - 磁気記録用板状複合フェライト微粒子粉末及びその製造法 - Google Patents
磁気記録用板状複合フェライト微粒子粉末及びその製造法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、大きな磁化値と適当な抗磁力とを有し、且
つ、温度安定性に優れた、殊に、温度安定性が−0.5Oe/
℃〜+2.0Oe/℃の範囲にある磁気記録用板状複合フェラ
イト微粒子粉末及びその製造法に関するものである。
つ、温度安定性に優れた、殊に、温度安定性が−0.5Oe/
℃〜+2.0Oe/℃の範囲にある磁気記録用板状複合フェラ
イト微粒子粉末及びその製造法に関するものである。
近年、例えば、特開昭55-86103号公報にも述べられてい
る通り、強磁性の非針状粒子が記録用磁性材料、特に垂
直磁気記録用磁性材料として要望されつつある。
る通り、強磁性の非針状粒子が記録用磁性材料、特に垂
直磁気記録用磁性材料として要望されつつある。
一般に、強磁性の非針状粒子としてはBaを含む板状フェ
ライト粒子がよく知られている。
ライト粒子がよく知られている。
従来から板状フェライトの製造法の一つとして、Baイオ
ン又はSrイオンとFe(III)とが含まれたアルカリ性懸
濁液を反応装置としてオートクレーブを用いて水熱処理
をする方法(以下、これを単に水熱処理法という。)が
知られている。
ン又はSrイオンとFe(III)とが含まれたアルカリ性懸
濁液を反応装置としてオートクレーブを用いて水熱処理
をする方法(以下、これを単に水熱処理法という。)が
知られている。
磁気記録用板状フェライト微粒子粉末は、粒度が出来る
だけ微細であると共に、磁気特性について言えば、適当
な抗磁力と大きな磁化値を有し、しかも温度安定性に優
れていることが要求される。
だけ微細であると共に、磁気特性について言えば、適当
な抗磁力と大きな磁化値を有し、しかも温度安定性に優
れていることが要求される。
この事実について以下に詳述する。
先ず、磁気記録用板状フェライト微粒子粉末の粒度につ
いて言えば、出来るだけ微細な粒子、殊に0.3μm以下
であることが要求されている。
いて言えば、出来るだけ微細な粒子、殊に0.3μm以下
であることが要求されている。
この事実は、例えば、特開昭56-125219号公報の「‥‥
垂直磁化記録が面内記録に対して、その有為性が明らか
となるのは、記録波長が1μm以下の領域である。しか
してこの波長領域で充分な記録・再生を行うためには、
上記フェライトの結晶粒径は、略0.3μm以下が望まし
い。しかし0.01μm程度になると、所望の強磁性を呈し
ないため、適切な結晶粒径としては0.01〜0.3μm程度
が要求される。」なる記載の通りである。
垂直磁化記録が面内記録に対して、その有為性が明らか
となるのは、記録波長が1μm以下の領域である。しか
してこの波長領域で充分な記録・再生を行うためには、
上記フェライトの結晶粒径は、略0.3μm以下が望まし
い。しかし0.01μm程度になると、所望の強磁性を呈し
ないため、適切な結晶粒径としては0.01〜0.3μm程度
が要求される。」なる記載の通りである。
次に、磁気特性について言えば、磁気記録用板状フェラ
イト微粒子粉末の抗磁力は、一般に300〜2000Oe程度の
ものが要求されており、板状フェライト微粒子粉末の抗
磁力を低減させ適当な抗磁力とする為に前記水熱処理法
においてフェライトの中のFe(III)の一部をTi(IV)
及びCo(II)又はCo(II)並びにMn、Zn等の2価の金属
イオンM(II)で置換することが提案されている。
イト微粒子粉末の抗磁力は、一般に300〜2000Oe程度の
ものが要求されており、板状フェライト微粒子粉末の抗
磁力を低減させ適当な抗磁力とする為に前記水熱処理法
においてフェライトの中のFe(III)の一部をTi(IV)
及びCo(II)又はCo(II)並びにMn、Zn等の2価の金属
イオンM(II)で置換することが提案されている。
磁化値について言えば、出来るだけ大きいことが必要で
あり、この事実は、例えば特開昭56-149328号公報の
「‥‥磁気記録媒体材料に使われるマグネトプランバイ
トフェライトについては可能な限り大きな飽和磁化‥‥
が要求される。」と記載されている通りである。
あり、この事実は、例えば特開昭56-149328号公報の
「‥‥磁気記録媒体材料に使われるマグネトプランバイ
トフェライトについては可能な限り大きな飽和磁化‥‥
が要求される。」と記載されている通りである。
また、板状フェライト粒子粉末は、例えば、アイイーイ
ーイー トランザクション オン マグネティックス
(IEEE TRANSACTIONS ON MAGNETICS)MAG−18 NO.6第11
23頁の「Fig.4」からも明らかな通り、温度が高くなる
程抗磁力が上昇する傾向にあり、温度に対する磁気的
(特に、抗磁力)安定性(以下、単に、温度安定性とい
う。)が劣る為、温度安定性が優れていること、殊に、
2.0Oe/℃以下であることが要求されている。
ーイー トランザクション オン マグネティックス
(IEEE TRANSACTIONS ON MAGNETICS)MAG−18 NO.6第11
23頁の「Fig.4」からも明らかな通り、温度が高くなる
程抗磁力が上昇する傾向にあり、温度に対する磁気的
(特に、抗磁力)安定性(以下、単に、温度安定性とい
う。)が劣る為、温度安定性が優れていること、殊に、
2.0Oe/℃以下であることが要求されている。
〔発明が解決しようとする課題〕 大きな磁化値と適当な抗磁力とを有し、且つ、温度安定
性に優れた板状フェライト微粒子粉末は、現在最も要求
されているところであるが、上述した通りの水熱処理法
においては、反応条件を選ぶことによって各種のフェラ
イト粒子が沈澱してくる。この沈澱粒子は通常六角板状
を呈しており、生成条件によってその粒度分布や平均径
等の粉体特性及び抗磁力、磁化値、温度安定性等の磁気
的特性が異なる。
性に優れた板状フェライト微粒子粉末は、現在最も要求
されているところであるが、上述した通りの水熱処理法
においては、反応条件を選ぶことによって各種のフェラ
イト粒子が沈澱してくる。この沈澱粒子は通常六角板状
を呈しており、生成条件によってその粒度分布や平均径
等の粉体特性及び抗磁力、磁化値、温度安定性等の磁気
的特性が異なる。
例えば、抗磁力を低減させ適当な抗磁力とする為にフェ
ライト中のFe(III)の一部をCo(II)及びTi(IV)で
置換したCo(II)−Ti(IV)を含有する板状Baフェライ
ト微粒子を水熱処理法によって生成させ、当該粒子を加
熱焼成することにより得られたCo(II)−Ti(IV)を含
有する板状複合フェライト微粒子粉末は、Co(II)−Ti
(IV)の抗磁力低減効果が大きく、従って、少量の添加
量で適当な抗磁力に制御することできる為、添加物によ
る磁化値の低下は小さく、50〜60emu/g程度と比較的大
きな磁化値を有するものであるが、温度安定性は+2.5O
e/℃〜6.0Oe/℃と劣ったものであった。即ち、Co(II)
−Ti(IV)を含有する板状複合フェライト微粒子粉末の
抗磁力は温度が高くなる程上昇する傾向にある。この現
象は、ジャーナル オブ マグネティズム、アンド マ
グネティック マテリアルス(Journal of Magnetism a
nd Magnetic Materials)15−18号(1980年)第1459頁
の「Fig.1」からも推定される。
ライト中のFe(III)の一部をCo(II)及びTi(IV)で
置換したCo(II)−Ti(IV)を含有する板状Baフェライ
ト微粒子を水熱処理法によって生成させ、当該粒子を加
熱焼成することにより得られたCo(II)−Ti(IV)を含
有する板状複合フェライト微粒子粉末は、Co(II)−Ti
(IV)の抗磁力低減効果が大きく、従って、少量の添加
量で適当な抗磁力に制御することできる為、添加物によ
る磁化値の低下は小さく、50〜60emu/g程度と比較的大
きな磁化値を有するものであるが、温度安定性は+2.5O
e/℃〜6.0Oe/℃と劣ったものであった。即ち、Co(II)
−Ti(IV)を含有する板状複合フェライト微粒子粉末の
抗磁力は温度が高くなる程上昇する傾向にある。この現
象は、ジャーナル オブ マグネティズム、アンド マ
グネティック マテリアルス(Journal of Magnetism a
nd Magnetic Materials)15−18号(1980年)第1459頁
の「Fig.1」からも推定される。
従来、Co(II)−Ti(IV)等の抗磁力低減の為の元素を
含有する板状複合フェライト微粒子粉末の温度安定性を
改良する方法として、例えば、特開昭61-152003号公報
及び特開昭62-132732号公報に記載の方法がある。
含有する板状複合フェライト微粒子粉末の温度安定性を
改良する方法として、例えば、特開昭61-152003号公報
及び特開昭62-132732号公報に記載の方法がある。
前者に記載の方法は、Co(II)−Ti(IV)等の抗磁力低
減の為の元素を含有する板状複合フェライト微粒子粉末
を還元性雰囲気中300〜700℃で加熱処理するものである
が、当該加熱処理を施すことによって抗磁力が加熱処理
前の値の倍以上に増加し、適当な抗磁力に制御すること
が困難であるという欠点を有する。
減の為の元素を含有する板状複合フェライト微粒子粉末
を還元性雰囲気中300〜700℃で加熱処理するものである
が、当該加熱処理を施すことによって抗磁力が加熱処理
前の値の倍以上に増加し、適当な抗磁力に制御すること
が困難であるという欠点を有する。
後者に記載の方法は、板状複合フェライト微粒子粉末の
粒子形状を平均径1.0μm以下、c軸方向の厚み0.2μm
以下、板状比(板面の平均径/c軸方向の厚み)を5以上
とするものであり、温度安定性を改良する為には、粒子
形態による制約を受けるという欠点がある。
粒子形状を平均径1.0μm以下、c軸方向の厚み0.2μm
以下、板状比(板面の平均径/c軸方向の厚み)を5以上
とするものであり、温度安定性を改良する為には、粒子
形態による制約を受けるという欠点がある。
そこで、本発明は、Co(II)−Ti(IV)を有するBaを含
む板状複合フェライト微粒子が有する適当な抗磁力と大
きな磁化値を維持し、且つ、粒子形態による制約を受け
ることなく温度安定性に優れたBaを含む板状複合フェラ
イト微粒子を得ることを技術的課題とするものである。
む板状複合フェライト微粒子が有する適当な抗磁力と大
きな磁化値を維持し、且つ、粒子形態による制約を受け
ることなく温度安定性に優れたBaを含む板状複合フェラ
イト微粒子を得ることを技術的課題とするものである。
本発明者は、Co(II)−Ti(IV)を含有するBaを含む板
状複合フェライト微粒子が有する適当な抗磁力と大きな
磁化値を維持し、且つ、粒子形態による制約を受けるこ
となく温度安定性に優れたBaを含む板状複合フェライト
微粒子を得るべく種々研究を重ねた結果、本発明に到達
したものである。
状複合フェライト微粒子が有する適当な抗磁力と大きな
磁化値を維持し、且つ、粒子形態による制約を受けるこ
となく温度安定性に優れたBaを含む板状複合フェライト
微粒子を得るべく種々研究を重ねた結果、本発明に到達
したものである。
即ち、本発明は、モル比で0.02≦Ni/Fe≦0.10、0.01≦C
o/Fe≦0.10及び0.01≦Ti/Fe≦0.10、但し、0.03≦(Ni
+Co)/Fe≦0.14、Ti/(Ni+Co)<1となる割合でNi、
Co及びTiを含有するBaを含む板状複合フェライト微粒子
であって、当該粒子の粒子表面近傍に亜鉛が固溶されて
おり、且つ、−20〜120℃の温度範囲における抗磁力の
変化が−0.5Oe/℃〜2.0Oe/℃の範囲内であるBaを含む板
状複合フェライト微粒子からなる磁気記録用板状複合フ
ェライト微粒子粉末及びBaイオンを含むアルカリ性水酸
化鉄(III)懸濁液を90〜300℃の温度範囲における水熱
処理することによりBaを含む板状複合フェライト微粒子
を生成させるにあたり、前記アルカリ性水酸化鉄(II
I)懸濁液にあらかじめモル比で0.02≦Ni/Fe≦0.10、0.
01≦Co/Fe≦0.10及び0.01≦Ti/Fe≦0.10、但し、0.03≦
(Ni+Co)/Fe≦0.14、Ti/(Ni+Co)<1となる割合の
Ni化合物、Co化合物及びTi化合物を添加することによっ
てNi、Co及びTiを含有するBaを含む板状複合フェライト
微粒子を生成させ、次いで、当該微粒子を、pH4.0〜12.
0の亜鉛を含む水溶液中に懸濁させ、粒子表面に亜鉛の
水酸化物が沈着している前記Baを含む板状複合フェライ
ト微粒子を得、当該微粒子を別、水洗、乾燥した後、
600〜900℃の温度範囲で加熱焼成することからなるモル
比で0.02≦Ni/Fe≦0.10、0.01≦Co/Fe≦0.10及び0.01≦
Ti/Fe≦0.10、但し、0.03≦(Ni+Co)/Fe≦0.14、Ti/
(Ni+Co)<1となる割合でNi、Co及びTiを含有するBa
を含む板状複合フェライト微粒子であって、当該粒子の
粒子表面近傍に亜鉛が固溶されており、且つ、−20〜12
0℃の温度範囲における抗磁力の変化が−0.5Oe/℃〜+
2.0Oe/℃の範囲内であるBaを含む板状複合フェライト微
粒子からなる磁気記録用板状複合フェライト微粒子粉末
の製造法である。
o/Fe≦0.10及び0.01≦Ti/Fe≦0.10、但し、0.03≦(Ni
+Co)/Fe≦0.14、Ti/(Ni+Co)<1となる割合でNi、
Co及びTiを含有するBaを含む板状複合フェライト微粒子
であって、当該粒子の粒子表面近傍に亜鉛が固溶されて
おり、且つ、−20〜120℃の温度範囲における抗磁力の
変化が−0.5Oe/℃〜2.0Oe/℃の範囲内であるBaを含む板
状複合フェライト微粒子からなる磁気記録用板状複合フ
ェライト微粒子粉末及びBaイオンを含むアルカリ性水酸
化鉄(III)懸濁液を90〜300℃の温度範囲における水熱
処理することによりBaを含む板状複合フェライト微粒子
を生成させるにあたり、前記アルカリ性水酸化鉄(II
I)懸濁液にあらかじめモル比で0.02≦Ni/Fe≦0.10、0.
01≦Co/Fe≦0.10及び0.01≦Ti/Fe≦0.10、但し、0.03≦
(Ni+Co)/Fe≦0.14、Ti/(Ni+Co)<1となる割合の
Ni化合物、Co化合物及びTi化合物を添加することによっ
てNi、Co及びTiを含有するBaを含む板状複合フェライト
微粒子を生成させ、次いで、当該微粒子を、pH4.0〜12.
0の亜鉛を含む水溶液中に懸濁させ、粒子表面に亜鉛の
水酸化物が沈着している前記Baを含む板状複合フェライ
ト微粒子を得、当該微粒子を別、水洗、乾燥した後、
600〜900℃の温度範囲で加熱焼成することからなるモル
比で0.02≦Ni/Fe≦0.10、0.01≦Co/Fe≦0.10及び0.01≦
Ti/Fe≦0.10、但し、0.03≦(Ni+Co)/Fe≦0.14、Ti/
(Ni+Co)<1となる割合でNi、Co及びTiを含有するBa
を含む板状複合フェライト微粒子であって、当該粒子の
粒子表面近傍に亜鉛が固溶されており、且つ、−20〜12
0℃の温度範囲における抗磁力の変化が−0.5Oe/℃〜+
2.0Oe/℃の範囲内であるBaを含む板状複合フェライト微
粒子からなる磁気記録用板状複合フェライト微粒子粉末
の製造法である。
先ず、本発明において最も重要な点は、Baイオンを含む
アルカリ性水酸化鉄(III)懸濁液を90〜300℃の温度範
囲において水熱処理することによりBaを含む板状複合フ
ェライト微粒子を生成させるにあたり、前記アルカリ性
水酸化鉄(III)懸濁液にあらかじめモル比で0.02≦Ni/
Fe≦0.10、0.01≦Co/Fe≦0.10及び0.01≦Ti/Fe≦0.10、
但し、0.03≦(Ni+Co)/Fe≦0.14、Ti/(Ni+Co)<1
となる割合のNi化合物、Co化合物及びTi化合物を添加す
ることによってNi、Co及びTiを特定の割合で含有するBa
を含む板状複合フェライト微粒子を生成させ、次いで、
当該微粒子の粒子表面近傍に亜鉛を固溶させた場合に
は、適当な抗磁力と大きな磁化値を有し、且つ温度安定
性に優れたBaを含む板状複合フェライトが得られるとい
う事実である。
アルカリ性水酸化鉄(III)懸濁液を90〜300℃の温度範
囲において水熱処理することによりBaを含む板状複合フ
ェライト微粒子を生成させるにあたり、前記アルカリ性
水酸化鉄(III)懸濁液にあらかじめモル比で0.02≦Ni/
Fe≦0.10、0.01≦Co/Fe≦0.10及び0.01≦Ti/Fe≦0.10、
但し、0.03≦(Ni+Co)/Fe≦0.14、Ti/(Ni+Co)<1
となる割合のNi化合物、Co化合物及びTi化合物を添加す
ることによってNi、Co及びTiを特定の割合で含有するBa
を含む板状複合フェライト微粒子を生成させ、次いで、
当該微粒子の粒子表面近傍に亜鉛を固溶させた場合に
は、適当な抗磁力と大きな磁化値を有し、且つ温度安定
性に優れたBaを含む板状複合フェライトが得られるとい
う事実である。
本発明においては、殊に、Ti/(Ni+Co)<1であるこ
とが肝要であり、温度安定性を考慮すれば、Tiの量は、
NiとCoの総和に対し0.25〜0.70の範囲であることが好ま
しい。
とが肝要であり、温度安定性を考慮すれば、Tiの量は、
NiとCoの総和に対し0.25〜0.70の範囲であることが好ま
しい。
本発明においては、温度安静性が−0.5Oe/℃〜+2.0Oe/
℃の範囲、殊に、−0.5Oe/℃〜+1.5Oe/℃の範囲にある
Baを含む板状複合フェライト微粒子を得ている。
℃の範囲、殊に、−0.5Oe/℃〜+1.5Oe/℃の範囲にある
Baを含む板状複合フェライト微粒子を得ている。
本発明においては、磁化値が55〜65emu/gの範囲のBaを
含む板状複合フェライト微粒子粉末を得ている。
含む板状複合フェライト微粒子粉末を得ている。
本発明者は、後出実施例及び比較例に示す通り、特定の
割合で粒子中に含まれるNi及びTiと粒子表面に固溶して
いる亜鉛との相乗効果によって温度安定性に優れている
Co(II)−Ti(IV)を含有するBaを含む板状複合フェラ
イト微粒子粉末が得られていることを確認している。
割合で粒子中に含まれるNi及びTiと粒子表面に固溶して
いる亜鉛との相乗効果によって温度安定性に優れている
Co(II)−Ti(IV)を含有するBaを含む板状複合フェラ
イト微粒子粉末が得られていることを確認している。
本発明における粒子表面に固溶している亜鉛は、上記温
度安定性を改良するとともに、後出実施例及び比較例に
示す通り、抗磁力を低下させて適当な抗磁力に制御する
という作用を有し、また、Coとの相乗効果により磁化値
をより効果的に大きくすることができるという作用をも
有する。
度安定性を改良するとともに、後出実施例及び比較例に
示す通り、抗磁力を低下させて適当な抗磁力に制御する
という作用を有し、また、Coとの相乗効果により磁化値
をより効果的に大きくすることができるという作用をも
有する。
尚、Baを含む板状複合フェライト微粒子粉末の温度安定
性を改良することを目的としてNi化合物を添加するもの
として、特開昭61-156303号公報に記載の発明がある。
性を改良することを目的としてNi化合物を添加するもの
として、特開昭61-156303号公報に記載の発明がある。
しかしながら、この発明は、Co(II)−Ti(IV)を含有
するBaを含む板状複合フェライト微粒子粉末の温度安定
性を改良するものではなく、また、添加するNi量とTi量
とが当モルであり、Ti/(Ni+Co)<1の割合でNi及びT
iを添加する本発明とはその構成が相違するものであ
る。
するBaを含む板状複合フェライト微粒子粉末の温度安定
性を改良するものではなく、また、添加するNi量とTi量
とが当モルであり、Ti/(Ni+Co)<1の割合でNi及びT
iを添加する本発明とはその構成が相違するものであ
る。
次に、本発明実施にあたっての諸条件について述べる。
本発明におけるアルカリ性水酸化鉄(III)懸濁液は、F
e(III)塩とアルカリ水溶液との反応により生成するこ
とができる。Fe(III)塩としては、硝酸鉄、塩化鉄等
を使用することができる。
e(III)塩とアルカリ水溶液との反応により生成するこ
とができる。Fe(III)塩としては、硝酸鉄、塩化鉄等
を使用することができる。
本発明におけるBaイオンとしては、水酸化バリウム、塩
化バリウム、硝酸バリウム等を使用することができる。
化バリウム、硝酸バリウム等を使用することができる。
本発明における反応温度は、90〜300℃である。90℃未
満の場合には、Baを含む板状複合フェライト微粒子の生
成が困難となる。300℃を超える場合にもBaを含む板状
複合フェライト微粒子の生成は可能であるが、経済性や
装置の安定性等を考慮した場合、温度の上限は300℃で
ある。
満の場合には、Baを含む板状複合フェライト微粒子の生
成が困難となる。300℃を超える場合にもBaを含む板状
複合フェライト微粒子の生成は可能であるが、経済性や
装置の安定性等を考慮した場合、温度の上限は300℃で
ある。
本発明におけるNi化合物としては、塩化ニッケル、硝酸
ニッケル等の水可溶性Ni塩を使用することができる。
ニッケル等の水可溶性Ni塩を使用することができる。
本発明におけるCo化合物としては、塩化コバルト、硝酸
コバルト等の水可溶性Co塩を使用することができる。
コバルト等の水可溶性Co塩を使用することができる。
本発明におけるTi化合物としては、四塩化チタン、硫酸
チタニル等の水可溶性Ti塩を使用することができる。
チタニル等の水可溶性Ti塩を使用することができる。
本発明におけるNi化合物、Co化合物及びTi化合物の添加
量は、モル比で0.02≦Ni/Fe≦0.10、0.01≦Co/Fe≦0.10
及び0.01≦Ti/Fe≦0.10、但し、0.03≦(Ni+Co)/Fe≦
0.14、Ti(Ni+Co)<1である。
量は、モル比で0.02≦Ni/Fe≦0.10、0.01≦Co/Fe≦0.10
及び0.01≦Ti/Fe≦0.10、但し、0.03≦(Ni+Co)/Fe≦
0.14、Ti(Ni+Co)<1である。
Ni/Feがモル比で0.02未満の場合には、本発明の目的と
する温度安定性の改良されたNi、Co及びTiを含有するBa
を含む板状複合フェライト微粒子粉末を得ることができ
ない。0.10を超える場合にも本発明の目的とする温度安
定性は改良できるが、得られるNi、Co及びTiを含有する
Baを含む板状複合フェライト微粒子粉末の磁化値が低下
する。
する温度安定性の改良されたNi、Co及びTiを含有するBa
を含む板状複合フェライト微粒子粉末を得ることができ
ない。0.10を超える場合にも本発明の目的とする温度安
定性は改良できるが、得られるNi、Co及びTiを含有する
Baを含む板状複合フェライト微粒子粉末の磁化値が低下
する。
Co/Feがモル比で0.01未満の場合には、得られるNi、Co
及びTiを含有するBaを含む板状複合フェライト微粒子粉
末の磁化値が低下する。0.10を超える場合には、本発明
の目的とする温度安定性の改良されたNi、Co及びTiを含
有するBaを含む板状複合フェライト微粒子粉末を得るこ
とが出来ない。
及びTiを含有するBaを含む板状複合フェライト微粒子粉
末の磁化値が低下する。0.10を超える場合には、本発明
の目的とする温度安定性の改良されたNi、Co及びTiを含
有するBaを含む板状複合フェライト微粒子粉末を得るこ
とが出来ない。
Ti/Feがモル比で0.01未満の場合には、本発明の目的と
する温度安定性の改良されたNi、Co及びTiを含有するBa
を含む板状複合フェライト微粒子粉末を得ることができ
ない。0.10を超える場合には、得られるNi、Co及びTiを
含有するBaを含む板状複合フェライト微粒子粉末の磁化
値が低下する。
する温度安定性の改良されたNi、Co及びTiを含有するBa
を含む板状複合フェライト微粒子粉末を得ることができ
ない。0.10を超える場合には、得られるNi、Co及びTiを
含有するBaを含む板状複合フェライト微粒子粉末の磁化
値が低下する。
(Ni+Co)/Feがモル比で0.03未満の場合には、得られ
るNi、Co及びTiを含有するBaを含む板状複合フェライト
微粒子粉末の抗磁力が2000Oeを超え、磁気記録用磁性粒
子粉末として好ましくない。0.14を超える場合には、得
られるNi、Co及びTiを含有するBaを含む板状複合フェラ
イト微粒子粉末の抗磁力が300Oe未満となり磁気記録用
磁性粒子粉末として好ましくない。
るNi、Co及びTiを含有するBaを含む板状複合フェライト
微粒子粉末の抗磁力が2000Oeを超え、磁気記録用磁性粒
子粉末として好ましくない。0.14を超える場合には、得
られるNi、Co及びTiを含有するBaを含む板状複合フェラ
イト微粒子粉末の抗磁力が300Oe未満となり磁気記録用
磁性粒子粉末として好ましくない。
Ti/(Ni+Co)が1以上の場合には、本発明の目的とす
る温度安定性の改良されたNi、Co及びTiを含有するBaを
含む板状複合フェライト粒子を得ることができない。
る温度安定性の改良されたNi、Co及びTiを含有するBaを
含む板状複合フェライト粒子を得ることができない。
本発明における亜鉛の水酸化物の沈着は、Baを含む板状
複合フェライト微粒子をpH4.0〜12.0の亜鉛を含む水溶
液中に懸濁させればよい。
複合フェライト微粒子をpH4.0〜12.0の亜鉛を含む水溶
液中に懸濁させればよい。
亜鉛を含む水溶液としては、塩化亜鉛、臭化亜鉛、ヨウ
化亜鉛等のハロゲン化物、硝酸亜鉛、硫酸亜鉛、酢酸亜
鉛等を使用することができる。
化亜鉛等のハロゲン化物、硝酸亜鉛、硫酸亜鉛、酢酸亜
鉛等を使用することができる。
pHが4未満又は12を超える場合には亜鉛の沈着が困難と
なる。
なる。
本発明における加熱焼成温度は、600〜900℃である。
600℃未満である場合には、Baを含む板状複合フェライ
ト粒子の粒子表面への亜鉛の固溶が十分ではない。
ト粒子の粒子表面への亜鉛の固溶が十分ではない。
900℃を超える場合には、粒子及び粒子相互間の焼結が
顕著となる。
顕著となる。
本発明における加熱焼成にあたっては、Baを含む板状複
合フェライト微粒子の粒子表面をあらかじめ、焼結防止
効果を有するSi化合物、Al化合物、P化合物等により被
覆しておいてもよい。
合フェライト微粒子の粒子表面をあらかじめ、焼結防止
効果を有するSi化合物、Al化合物、P化合物等により被
覆しておいてもよい。
加熱焼成に際しては、周知の融剤を使用してもよく、融
剤としては、例えば、アルカリ金属、アルカリ土類金属
のハロゲン化物及び硫酸塩等の一種又は二種以上を用い
ることができる。
剤としては、例えば、アルカリ金属、アルカリ土類金属
のハロゲン化物及び硫酸塩等の一種又は二種以上を用い
ることができる。
本件発明における粒子表面近傍に亜鉛が固溶しているBa
を含む板状複合フェライト微粒子への亜鉛の固溶量はZn
換算で0.2〜5.0重量%である。
を含む板状複合フェライト微粒子への亜鉛の固溶量はZn
換算で0.2〜5.0重量%である。
0.2重量%未満である場合には、本発明の目的を十分達
成することができない。
成することができない。
5.0重量%を超える場合にも本発明の目的を達成するこ
とはできるが必要以上に添加することは意味がない。
とはできるが必要以上に添加することは意味がない。
次に、実施例及び比較例により本発明を説明する。
尚、以下の実施例並びに比較例における粒子の平均径
は、電子顕微鏡写真により測定した値である。
は、電子顕微鏡写真により測定した値である。
また、磁化値及び抗磁力は粉末状態で10KOeの磁場にお
いて測定したものである。
いて測定したものである。
温度安定性は、120℃における抗磁力値と−20℃におけ
る抗磁力値との差を120℃と−20℃との温度差(140℃)
で除した値をOe/℃で示した。
る抗磁力値との差を120℃と−20℃との温度差(140℃)
で除した値をOe/℃で示した。
〈水溶液中からのBaを含む板状複合フェライト微粒子粉
末の製造〉 実施例1 FeCl314mol、NiCl20.42mol(Ni/Feがモル比で0.03に該
当する。)、CoCl20.84mol(Co/Feがモル比で0.06に該
当する。)、TiCl40.42mol(Ti/Feがモル比で0.03に該
当する。)及びBaCl2・2H2O1/4molとNaOH169.0molとの
アルカリ性懸濁液をオートクレーブ中で160℃まで加熱
し、機械的に撹拌しつつこの温度を3.0時間保持し、強
磁性茶褐色沈澱を生成させた。
末の製造〉 実施例1 FeCl314mol、NiCl20.42mol(Ni/Feがモル比で0.03に該
当する。)、CoCl20.84mol(Co/Feがモル比で0.06に該
当する。)、TiCl40.42mol(Ti/Feがモル比で0.03に該
当する。)及びBaCl2・2H2O1/4molとNaOH169.0molとの
アルカリ性懸濁液をオートクレーブ中で160℃まで加熱
し、機械的に撹拌しつつこの温度を3.0時間保持し、強
磁性茶褐色沈澱を生成させた。
室温にまで冷却後、強磁性茶褐色沈澱を別し、十分水
洗した後乾燥した。
洗した後乾燥した。
得られた強磁性茶褐色粉末は、蛍光X線分析及びX線回
折の結果、Ni/Feがモル比で0.03のNi、Co/Feがモル比で
0.06のCo及びTi/Feがモル比で0.03のTiを含有するBaを
含む板状複合フェライト粒子であった。
折の結果、Ni/Feがモル比で0.03のNi、Co/Feがモル比で
0.06のCo及びTi/Feがモル比で0.03のTiを含有するBaを
含む板状複合フェライト粒子であった。
実施例2〜8、比較例1〜4 第二鉄塩溶液の種類、Ba塩水溶液の種類、Ni化合物の種
類及び量、Co化合物の種類及び量、Ti化合物の種類及び
量並びに反応温度及び時間を種々変化させた以外は実施
例1と同様にして、Baを含む板状複合フェライト微粒子
粉末を得た。この時の主要製造条件及び諸特性を表1に
示した。
類及び量、Co化合物の種類及び量、Ti化合物の種類及び
量並びに反応温度及び時間を種々変化させた以外は実施
例1と同様にして、Baを含む板状複合フェライト微粒子
粉末を得た。この時の主要製造条件及び諸特性を表1に
示した。
〈加熱処理して得られるBaを含む板状複合フェライト微
粒子粉末の製造〉 実施例9〜16 比較例5〜8; 実施例9 実施例1で得られたNi、Co及びTiを含有するBaを含む板
状複合フェライト粒子粉末100gを0.06molの塩化亜鉛水
溶液中に分散混合し、pH9において粒子表面に亜鉛の水
酸化物を沈着させた後、別し、乾燥し、次いで850℃
において1.5時間加熱焼成した。
粒子粉末の製造〉 実施例9〜16 比較例5〜8; 実施例9 実施例1で得られたNi、Co及びTiを含有するBaを含む板
状複合フェライト粒子粉末100gを0.06molの塩化亜鉛水
溶液中に分散混合し、pH9において粒子表面に亜鉛の水
酸化物を沈着させた後、別し、乾燥し、次いで850℃
において1.5時間加熱焼成した。
加熱焼成して得られた微粒子は、電子顕微鏡観察の結
果、平均径0.05μmの板状粒子であった。また、磁性
は、抗磁力Hcが830Oe、磁化値が57.5emu/gであり、温度
安定性は+1.0Oe/℃であった。
果、平均径0.05μmの板状粒子であった。また、磁性
は、抗磁力Hcが830Oe、磁化値が57.5emu/gであり、温度
安定性は+1.0Oe/℃であった。
また、この微粒子は、化学分析の結果、アルカリ水溶液
中で加熱抽出される亜鉛酸化物、亜鉛水酸化物が検出さ
れないことから亜鉛が固溶したものと認められた。
中で加熱抽出される亜鉛酸化物、亜鉛水酸化物が検出さ
れないことから亜鉛が固溶したものと認められた。
実施例10〜16、比較例5〜8 Zn化合物の種類及び添加量、加熱処理温度及び時間並び
に融剤の有無、種類及び添加量を種々変化させた以外
は、実施例9と同様にしてBaを含む板状複合フェライト
微粒子粉末を得た。
に融剤の有無、種類及び添加量を種々変化させた以外
は、実施例9と同様にしてBaを含む板状複合フェライト
微粒子粉末を得た。
この時の主要製造条件及び諸特性を表2に示す。
〔発明の効果〕 本発明に係るBaを含む板状複合フェライト微粒子粉末
は、大きな磁化値と適当な抗磁力とを有し、しかも、温
度安定性に優れた、殊に、温度安定性が−0.5Oe/℃〜+
2.0Oe/℃の範囲にある粒子粉末であるので、現在、最も
要求されている磁気記録用板状複合フェライト粒子粉末
として最適である。
は、大きな磁化値と適当な抗磁力とを有し、しかも、温
度安定性に優れた、殊に、温度安定性が−0.5Oe/℃〜+
2.0Oe/℃の範囲にある粒子粉末であるので、現在、最も
要求されている磁気記録用板状複合フェライト粒子粉末
として最適である。
Claims (2)
- 【請求項1】モル比で0.02≦Ni/Fe≦0.10、0.01≦Co/Fe
≦0.10及び0.01≦Ti/Fe≦0.10、但し、0.03≦(Ni+C
o)/Fe≦0.14、Ti/(Ni+Co)<1となる割合でNi、Co
及びTiを含有するBaを含む板状複合フェライト微粒子で
あって、当該粒子の粒子表面近傍に亜鉛が固溶されてお
り、且つ、−20〜120℃の温度範囲における抗磁力の変
化が−0.5Oe/℃〜+2.0Oe/℃の範囲内であるBaを含む板
状複合フェライト微粒子からなる磁気記録用板状複合フ
ェライト微粒子粉末。 - 【請求項2】Baイオンを含むアルカリ性水酸化鉄(II
I)懸濁液を90〜300℃の温度範囲において水熱処理する
ことによりBaを含む板状複合フェライト微粒子を生成さ
せるにあたり、前記アルカリ性水酸化鉄(III)懸濁液
にあらかじめモル比で0.02≦Ni/Fe≦0.10、0.01≦Co/Fe
≦0.10及び0.01≦Ti/Fe≦0.10、但し、0.03≦(Ni+C
o)/Fe≦0.14、Ti/(Ni+Co)<1となる割合のNi化合
物、Co化合物及びTi化合物を添加することによってNi、
Co及びTiを含有するBaを含む板状複合フェライト微粒子
を生成させ、次いで、当該微粒子を、pH4.0〜12.0の亜
鉛を含む水溶液中に懸濁させ、粒子表面に亜鉛の水酸化
物が沈着している前記Baを含む板状複合フェライト微粒
子を得、当該微粒子を別、水洗、乾燥した後、600〜9
00℃の温度範囲で加熱焼成することを特徴とする請求項
1記載の磁気記録用板状複合フェライト微粒子粉末の製
造法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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DE68918692T DE68918692T2 (de) | 1989-04-22 | 1989-10-27 | Plättchenförmige feine Ferritteilchen für magnetische Aufzeichnung und Verfahren zu ihrer Herstellung. |
US07/566,036 US5118575A (en) | 1989-04-22 | 1990-08-13 | Plate-like composite ferrite fine particles for magnetic recording and a process for producing the same |
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---|---|---|---|
JP1102580A JPH0672018B2 (ja) | 1989-04-22 | 1989-04-22 | 磁気記録用板状複合フェライト微粒子粉末及びその製造法 |
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JPH0672018B2 true JPH0672018B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=14331166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1102580A Expired - Fee Related JPH0672018B2 (ja) | 1989-04-22 | 1989-04-22 | 磁気記録用板状複合フェライト微粒子粉末及びその製造法 |
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US5378879A (en) * | 1993-04-20 | 1995-01-03 | Raychem Corporation | Induction heating of loaded materials |
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JP2001297423A (ja) * | 2000-04-10 | 2001-10-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録媒体 |
JP4001499B2 (ja) * | 2002-04-03 | 2007-10-31 | 富士フイルム株式会社 | 磁気記録媒体 |
WO2015025589A1 (ja) * | 2013-08-22 | 2015-02-26 | 株式会社村田製作所 | 酸化物セラミックス、及びセラミック電子部品 |
WO2015178080A1 (ja) * | 2014-05-21 | 2015-11-26 | 株式会社村田製作所 | 酸化物セラミックス、及びセラミック電子部品 |
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---|---|---|---|---|
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JPS632812A (ja) * | 1986-06-24 | 1988-01-07 | Toda Kogyo Corp | 磁気記録用板状Baフエライト微粒子粉末の製造法 |
US4781981A (en) * | 1986-12-19 | 1988-11-01 | Toda Kogyo Corp. | Plate-like magnetoplumbite ferrite particles for magnetic recording and process for producing the same |
JPS63171418A (ja) * | 1987-01-09 | 1988-07-15 | Hitachi Maxell Ltd | 磁気記録媒体 |
JP2620256B2 (ja) * | 1987-10-01 | 1997-06-11 | 日立マクセル株式会社 | 磁気記録媒体 |
-
1989
- 1989-04-22 JP JP1102580A patent/JPH0672018B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1989-10-27 EP EP89311094A patent/EP0394586B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-10-27 DE DE68918692T patent/DE68918692T2/de not_active Expired - Fee Related
-
1990
- 1990-08-13 US US07/566,036 patent/US5118575A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE68918692T2 (de) | 1995-02-23 |
EP0394586B1 (en) | 1994-10-05 |
US5118575A (en) | 1992-06-02 |
JPH02283622A (ja) | 1990-11-21 |
DE68918692D1 (de) | 1994-11-10 |
EP0394586A1 (en) | 1990-10-31 |
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