JPH0645461B2 - 磁気記録用板状Baフエライト微粒子粉末の製造法 - Google Patents

磁気記録用板状Baフエライト微粒子粉末の製造法

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JPH0645461B2
JPH0645461B2 JP11954085A JP11954085A JPH0645461B2 JP H0645461 B2 JPH0645461 B2 JP H0645461B2 JP 11954085 A JP11954085 A JP 11954085A JP 11954085 A JP11954085 A JP 11954085A JP H0645461 B2 JPH0645461 B2 JP H0645461B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気記録用板状Baフェライト微粒子粉末の製
造法に関するものであり、詳しくは、Fe(III)、Baイオ
ン、Ti(IV)及び2価金属イオンM(II)として少なくともC
o(II)が含まれたアルカリ性懸濁液を水熱処理する方法
において、適当な抗磁力を有し、且つ、平均径が0.3μ
m程度以下の分散性に優れたマグネトプランバイト型板
状BaO・n{(Fe1-x-yTix M y)2O3(但し、0.01≦x≦0.
095、0.01≦y≦0.095、4≦n≦6)微粒子を高濃度反
応により経済的、工業的に有利に得ることを目的とす
る。
〔従来の技術〕
近年、適当な抗磁力と適当な平均粒度を有し、且つ、分
散性に優れた強磁性の非針状粒子が記録用磁性材料、特
に垂直磁気記録用磁性材料として要望されつつある。
一般に、強磁性の非針状粒子としては板状Baフェライト
粒子がよく知られている。
従来から板状Baフェライトの製造法の一つとして、Baイ
オンとFe(III)とが含まれたアルカリ性懸濁液を反応装
置としてオートクレーブを用いて水熱処理する方法(以
下、これを単に水熱処理法という。)が知られている。
先ず、磁気記録用板状Baフェライト微粒子粉末の粒度に
ついて言えば、出来るだけ微細な粒子、殊に0.3μm以
下であることが要求されている。
この事実は、例えば、特開昭56-125219号公報の「……
垂直磁気記録が面内記録に対して、その有為性が明らか
となるのは、記録波長が1μm以下の領域である。しか
してこの波長領域で十分な記録・再生を行うためには、
上記フェライトの結晶粒径は、略0.3μm以下が望まし
い。しかし、0.01μm程度となると、所望の強磁性を呈
しないため、適切な結晶粒径としては0.01〜0.3μm程
度が要求される。」なる記載等の通りである。
次に、磁気記録用板状Baフェライト粒子としては、出来
るだけ分散性に優れていることが必要であり、前述した
水熱処理法による場合には、生成する板状Baフェライト
粒子が1個1個ばらばらの状態で存在する為、優れた分
散性を有するものであり、磁気記録用板状Baフェライト
粒子粉末として好ましいものである。
この事実は、例えば特公昭46-3545号公報の「……本発
明方法によって得られるBaフェライト沈澱はその粒子の
1個々々がばらばらの状態で存するものである為、これ
をフェライト焼結体の材料とすれば優秀な異方性バリウ
ムフェライト焼結体が得られる。又磁気記憶用材料例え
ば磁気テープの原料に用いれば1個々々がばらばらの状
態で存する為に有機媒体に均一且つ高密度に充填され易
いので高忠実度の磁気テープを得ることが出来る。」な
る記載から明らかである。
また、磁気記録用板状Baフェライト粒子粉末の抗磁力に
ついて言えば、一般に300〜1500Oe程度のものが要求さ
れており、例えば特公昭60-12973号公報、特開昭59-175
707号公報、特開昭56-149328号公報に見られる通り、抗
磁力を低減させ適当な抗磁力とする為にBaフェライト中
のFe(III)の一部をTi(IV)及びCo(II)及びMn、Zn等の2
価の金属イオンM (II)で置換することが提案されてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
適当な抗磁力と大きな平均粒度を有した分散性の良好な
板状Baフェライト微粒子粉末は現在最も要求されている
ところであり、水熱処理法による場合には、上述した通
り、分散性の優れた板状Baフェライト粒子が得られる
が、一方、オートクレーブという特殊な装置を必要とす
る為、収率に限界があり経済的、工業的ではないという
欠点があった。
水熱処理法において、生成粒子の収率を高め、経済的、
工業的に有利に板状Baフェライト粒子を得る為には、高
濃度反応の実施が必要である。
従来、水熱処理法においてFe(III)原料として含水酸化
第二鉄粒子を用いた場合には、Fe(III)濃度が1.0mol/
程度以上の高濃度反応が可能であることが知られてい
る。
例えば、特公昭49-6636号公報に記載の発明の「実施例
5」は板状Baフェライト粒子粉末の製造法に関するもの
であるが、Fe(III)原料として含水酸化第二鉄粒子を使
用しており、Fe(III)濃度は1.9mol/である。
因に、Fe(III)原料として硝酸鉄又は塩化鉄を用いた場
合のFe(III)濃度は特公昭46-3545号公報に記載の発明の
実施例によれば高々1mol/程度である。
上述した通り、水熱処理法においてFe(III)原料として
含水酸化第二鉄粒子を用いた場合は、高濃度反応が可能
であるが、一方、生成する板状Baフェライト粒子は1〜
2μm程度の粗大粒子であり、磁気記録用板状Baフェラ
イト粒子としては好ましいものではなかった。
この事実は、特公昭47-25796号公報の「針状のα−FeO
・OH(ゲータイト)結晶粒子を含むPH>11の水酸化バリ
ウム水溶液を260℃〜300℃の温度範囲で加熱することに
より、六角板状の形状でその大きさは1〜2μ、厚さ0.
2μ以下であるBaO・6Fe2O3沈澱粒子を生ぜしめ……」な
る記載から明らかである。
そこで、適当な抗磁力を有し、且つ、平均径が0.3μm
程度以下の分散性に優れた板状Baフェライト粒子を高濃
度反応により経済的、工業的に有利に得る方法が強く要
望されている。
〔問題点を解決する為の手段〕
本発明者は、上述したところに鑑み、適当な抗磁力を有
し、且つ、平均径が0.3μm程度以下の分散性に優れた
板状Baフェライト粒子を高濃度反応により経済的、工業
的に有利に得るべく種々検討を重ねた結果、本発明に到
達したのである。
即ち、本発明は、Ti(IV)及び2価金属イオンM(II)とし
て少なくともCo(II)を含む、含水酸化第二鉄粒子とFe(I
II)塩水溶液とからなる混合物が、含水酸化第二鉄とFe
(III)塩との割合がFe(III)のモル比で1:4〜4:1と
なるような割合で懸濁されているBaイオンを含む強アル
カリ性懸濁液を200〜330℃の温度範囲で水熱処理するこ
とによりマグネトプランバイト型板状BaO・n{(Fe
1-x-yTix M y)2O3}(但し、0.01≦x≦0.095、0.01≦
y≦0.095、4≦n≦6)微粒子を生成させるか、又
は、次いで、該微粒子を900℃以下の温度で熱処理する
ことからなる磁気記録用板状Baフェライト微粒子粉末の
製造法である。
〔作 用〕
先ず、本発明に於いて最も重要な点は、Fe(III)原料と
して含水酸化第二鉄粒子と鉄(III)塩水溶液を用い、含
水酸化第二鉄とFe(III)塩の割合がFe(III)のモル比で
1:4〜4:1となるような範囲で使用した場合には、
Fe(III)濃度が1.0mol/以上という高濃度反応が可能で
あり、しかも、生成する板状Baフェライト粒子の平均粒
度を0.3μm程度以下の微細粒子とすることができると
いう点である。
Fe(III)原料として含水酸化第二鉄粒子と鉄(III)塩水溶
液とを特定の割合で使用した場合には、何故微細な板状
Baフェライト粒子が得られるかは未だ明らかではないが
本発明者はFe(III)とBaの反応に際して鉄(III)塩の反応
速度が含水酸化第二鉄粒子のそれと比べて早い為、反応
初期に、Fe(III)源としてFe(OH)3を主体とする反応によ
り非常に微細な板状Baフェライト粒子の核が生成し、そ
の後、含水酸化第二鉄粒子を主体とする反応により該核
が成長する為であろうと考えている。
また、本発明において、水溶液中から生成される板状Ba
フェライト粒子粉末は、磁化値が高々38emu/g程度であ
るが、該微粒子を900℃以下の温度で熱処理することに
より磁化値を一層向上させることができる。
次に、本発明実施にあたっての諸条件について述べる。
本発明におけるTi(IV)及び二価金属イオンM(II)の添加
は、含水酸化第二鉄粒子とFe(III)塩水溶液とからなる
混合物中に添加することができ、あらかじめ含水酸化第
二鉄粒子中に含有させる方法及び、Fe(III)塩水溶液中
に添加する方法はもちろん、両者を併用するいずれの方
法でもよい。
本発明において使用する含水酸化第二鉄粒子又はTi(IV)
及び2価金属イオンM(II)を含有する含水酸化第二鉄粒
子はいかなる方法により得られたものでもよく、酸性領
域、アルカリ領域又は中性領域で得られるいずれの含水
酸化第二鉄粒子をも使用することができる。また、使用
にあたっては粉末状態でも、また、ペースト状態でも使
用することが出来る。
本発明における鉄(III)塩としては、硝酸鉄、塩化鉄、
硫酸鉄を使用することができるが、硝酸鉄が好ましい。
本発明におけるTi(IV)としては、四塩化チタン、オキシ
硫酸チタン、アルカリチタニウムを使用することができ
る。
本発明における2価金属イオンとしては、Co(II)又はCo
(II)とCo(II)以外のNi、Zn、Mn等の2価金属の塩化物、
硝酸塩を使用することができる。
Ti(IV)及び2価金属イオンM(II)の添加量は、BaO・n
{(Fe1-x-yTix M y)2O3}において各々0.01〜0.095の範
囲である。
0.01未満である場合には、生成する板状Baフェライト粒
子粉末の抗磁力を1500Oe以下とすることができず、ま
た、0.095を越える場合には、抗磁力が300Oe以下となる
為、磁気記録用として好ましくない。
本発明における含水酸化第二鉄粒子と鉄(III)塩の割合
は、Fe(III)のモル比で1:4〜4:1である。
含水酸化第二鉄粒子の割合がFe(III)のモル比で1:4
よりも少ない場合には、Fe(III)濃度を1mol/以上の
高濃度とすることができない。含水酸化第二鉄粒子の割
合がFe(III)のモル比で4:1よりも多くなる場合に
は、生成する板状Baフェライト粒子粉末は粗大化し、微
細粒子を得ることができない。
本発明におけるBaイオンとしては、硝酸バリウム、塩化
バリウム、硫酸バリウムを使用することができる。
本発明におけるBaイオンは、BaO・n{(Fe1-x-yTix M
y)2O3}において、n=4〜6の範囲である。
n=6を越える場合には、生成する板状Baフェライト粒
子粉末中にα−Fe2O3粒子が混在してくる。n=4未満
である場合には、非磁性のBaフェライトが生成し、好ま
しくない。
本発明における反応温度は200〜330℃である。
200℃未満である場合には、ゲータイト粒子が未反応物
として残存する。
330℃を越える場合にも板状Baフェライト粒子の生成は
可能であるが、装置上の安全性を考慮した場合、温度の
上限は330℃である。
本発明における熱処理温度は、900℃以下である。900℃
を越える場合には、粒子及び粒子相互間の焼結が著し
い。
板状Baフェライト粒子の磁化値及び粉体特性を考慮した
場合、700〜900℃が好ましい。
本発明における熱処理に際しては、あらかじめマグネト
プランバイト型板状Baフェライト粒子の粒子表面を焼結
防止効果を有する水可溶性ケイ酸塩等で被覆しておくこ
とが好ましい。
〔実施例〕
次に、実施例並びに比較例により本発明を説明する。
尚、以下の実施例並びに比較例における粒子の平均径
は、電子顕微鏡写真から測定した数値で示したものであ
る。
また、磁化値及び抗磁力は粉末状態で10 KOeの磁場にお
いて測定したものである。
実施例1 Co及びTi(IV)を含有(Co/Fe=11.8mol%、Ti/Fe=11.8m
ol%)するα−FeO(OH)をFe換算で0.28mol、Fe(NO3)30.
56mol(含水酸化第二鉄粒子とFe(NO3)3の割合は、Fe(II
I)のモル比で1:2に該当する。)、Ba(OH)20.099mol
とNaOH5.9molとをオートクレーブ内に投入し、次いで、
水を加えて全量を0.7に調整し(Fe(III)濃度1.2mol/
に該当する。)、300℃まで加熱し、機械的に撹拌し
つつこの温度に5時間保持し、強磁性茶褐色沈澱を生成
した。
室温まで冷却後、強磁性茶褐色沈澱を別し、充分水洗
して吸着Ba(II)を除去し、乾燥した。
得られた強磁性茶褐色粒子粉末は、螢光X線分析の結
果、BaO・4.6{(Fe0.927Ti0.036Co0.036)2O3}であり、
X線回折の結果、マグネトプランバイト型結晶構造を有
していた。
この強磁性粉末は、電子顕微鏡観察の結果、平均径0.12
μmであり、分散性の優れたものであった。
また、磁気特性は、抗磁力481Oe、磁化値37.2emu/gであ
った。
実施例2 Co及びTi(IV)を含有(Co/Fe=8.57mol%、Ti/Fe=8.57m
ol%)したα−FeO(OH)をFe換算で0.933mol、Fe(NO3)
30.467mol(含水酸化第二鉄粒子とFe(NO3)3の割合は、F
e(III)のモル比で2:1に該当する。)、Ba(OH)20.136
molとNaOH5.6molとをオートクレーブ内に投入し、次い
で、水を加えて全量を0.7に調整し(Fe(III)濃度2.0m
ol/に該当する。)、280℃まで加熱し、機械的に撹拌
しつつこの温度に5時間保持し、強磁性茶褐色沈澱を生
成した。
室温まで冷却後、強磁性茶褐色沈澱を別し、充分水洗
して吸着Ba(II)を除去し、乾燥した。
得られた強磁性茶褐色粒子粉末は、螢光X線分析の結
果、BaO・5.8{(Fe0.897Ti0.051Co0.051)2O3}であり、
X線回折の結果、マグネトプランバイト型結晶構造を有
していた。
この強磁性粉末は、図1に示す電子顕微鏡写真(×10,0
000)から明らかな通り、平均径0.1μmであり、分散性
の優れたものであった。
また、磁気特性は、抗磁力301Oe、磁化値32.1emu/gであ
った。
次いで、上記強磁性茶褐色粒子粉末をFe(III)に対しSiO
2換算で1.8重量%のケイ酸ソーダ3号(SiO228.55重量
%)で被覆処理した後空気中810℃で加熱処理した。
加熱処理することにより得られた強磁性BaO・5.8{(Fe
0.897Ti0.051Co0.051)2O3}粒子粉末は、電子顕微鏡観
察の結果、粒度が均斉であって、平均径0.1μmを有す
る板状粒子であり、比表面積(S)値は40.2m2g-1であっ
た。磁性は磁化(M)値が53.9emu/g-1、抗磁力(Hc)値が10
89 Oeであった。
実施例3 Co及びTi(IV)を含有(Co/Fe=20.0mol%、Ti/Fe=20.0m
ol%)するα−FeO(OH)をFe換算で0.525mol、Fe(NO3)
30.525mol(含水酸化第二鉄粒子とFe(NO3)3の割合は、F
e(III)のモル比で1:1に該当する。)、Ba(OH)20.110
molとNaOH5.8molとをオートクレーブ内に投入し、次い
で、水を加えて全量を0.7に調整し(Fe(III)濃度1.5m
ol/に該当する。)、250℃まで加熱し、機械的に撹拌
しつつこの温度に5時間保持し、強磁性茶褐色沈澱を生
成した。
室温まで冷却後、強磁性茶褐色沈澱を別し、充分水洗
して吸着Ba(II)を除去し、乾燥した。
得られた強磁性茶褐色粒子粉末は、螢光X線分析の結
果、BaO・5.8{(Fe0.833Ti0.083Co0.083)2O3}であり、
X線回折の結果、マグネトプランバイト型結晶構造を有
していた。
次いで、上記強磁性茶褐色粒子粉末をFe(III)に対しSiO
2換算で1.8重量%のケイ酸ソーダ3号(SiO228.55重量
%)で被覆処理した後空気中830℃で加熱処理した。
加熱処理することにより得られた強磁性BaO・5.8{(Fe
0.833Ti0.083Co0.083)2O3}粒子粉末は、電子顕微鏡観
察の結果、粒度が均斉であって、平均径0.1μmを有す
る板状粒子であり、比表面積(S)値は39.2m2g-1であっ
た。
磁性は磁化(M)値が54.9emug-1、抗磁力(Hc)値が541 Oe
であった。
実施例4 Co及びTi(IV)を含有(Co/Fe=8.57mol%、Ti/Fe=8.57m
ol%)するα−FeO(OH)をFe換算で0.933mol、Fe(NO3)
30.467mol(含水酸化第二鉄粒子とFe(NO3)3の割合は、F
e(III)のモル比で2:1に該当する。)、Ba(OH)20.149
mol、Co(NO3)及びTiCl4の各々を0.04molとNaOH5.8molと
をオートクレーブ内に投入し、次いで、水を加えて全量
を0.7に調整し(Fe(III)濃度2.0mol/に該当す
る。)、280℃まで加熱し、機械的に撹拌しつつこの温
度に5時間保持し、強磁性茶褐色沈澱を生成した。
室温にまで冷却後、強磁性茶褐色沈澱を別し、充分水
洗して吸着Ba(II)を除去し、乾燥した。
得られた強磁性茶褐色粒子粉末は、螢光X線分析の結
果、BaO・5.5{(Fe0.854Ti0.073Co0.073)2O3}であり、
X線回折の結果、マグネトプランバイト型結晶構造を有
していた。
次いで、上記強磁性茶褐色粒子粉末をFe(III)に対しSiO
2換算で1.8重量%のケイ酸ソーダ3号(SiO228.55重量
%)で被覆処理した後空気中880℃で加熱処理した。
加熱処理することにより得られた強磁性BaO・5.5{(Fe
0.854Ti0.073Co0.073)2O3}粒子粉末は、電子顕微鏡観
察の結果、粒度が均斉であって、平均径0.1μmを有す
る板状粒子であり、比表面積(S)値は40.9m2g-1であっ
た。
磁性は磁化(M)値が53.2emug-1、抗磁力(Hc)値が 721 Oe
であった。
実施例5 α−FeO(OH)0.84mol、Fe(NO3)30.21mol(含水酸化第二
鉄粒子とFe(NO3)3の割合は、Fe(III)のモル比で4:1
に該当する。)、Ba(OH)20.131mol、Co(NO3)及びTiCl4
の各々を0.023molとNaOH5.0molとをオートクレーブ内に
投入し、次いで、水を加えて全量を0.7に調整し(Fe
(III)濃度1.5mol/に該当する。)、300℃まで加熱
し、機械的に撹拌しつつこの温度に5時間保持し、強磁
性茶褐色沈澱を生成した。
室温まで冷却後、強磁性茶褐色沈澱を別し、充分水洗
して吸着Ba(II)を除去し、乾燥した。
得られた強磁性茶褐色粒子粉末は、螢光X線分析の結
果、BaO・4.2{(Fe0.959Ti0.021Co0.021)2O3}であり、
X線回折の結果、マグネトプランバイト型結晶構造を有
していた。
この強磁性粉末は、電子顕微鏡観察の結果、平均径0.13
μmであり、分散性の優れたものであった。
また、磁気特性は、抗磁力809 Oe、磁化値38.0emu/g で
あった。
比較例1 Co及びTi(IV)を含有(Co/Fe=0.09mol%、Ti/Fe=0.09m
ol%)するα−FeO(OH)1.05mol、Ba(OH)20.131molとNaO
H4.2molとをオートクレーブ内に投入し、水を加えて0.7
に調整し(Fe(III)濃度1.5mol/に該当する。)、30
0℃まで加熱し、機械的に撹拌しつつこの温度に5時間
保持し、強磁性茶褐色沈澱を生成した。
室温にまで冷却後、強磁性茶褐色沈澱を別し、充分水
洗して吸着Ba(II)を除去し、乾燥した。
得られた強磁性茶褐色粒子粉末は図2に示す電子顕微鏡
写真(×10,000)から明らかな通り、平均径1.0μmで
あった。
また、磁気特性は、抗磁力180Oe、磁化値30.7emu/gであ
った。
〔効 果〕
本発明における板状BaFフェライト微粒子粉末の製造法
によれば、前出実施例に示した通り、適当な抗磁力を有
し、且つ、平均径が0.3μm程度以下の分散性の優れた
板状BaO・n{(Fe1-x-yTix M y)2O3}粒子を得ることが
できるので、磁気記録用磁性材料粉末として好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
図1及び図2は、いずれも板状Baフェライト粒子粉末の
粒子構造を示す電子顕微鏡写真であり、図1は実施例2
によって得られた板状BaO・4.8{(Fe0.854Ti0.073Co
0.073)2O3}粒子粉末の電子顕微鏡写真(×100,000)、
図2は比較例1により得られた板状粒子粉末の電子顕微
鏡写真(×10,000)である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Ti(IV)及び2価金属イオンM(II)として少
    なくともCo(II)を含む、含水酸化第二鉄粒子とFe(III)
    塩水溶液とからなる混合物が、含水酸化第二鉄とFe(II
    I)塩との割合がFe(III)のモル比で1:4〜4:1とな
    るような割合で懸濁されているBaイオンを含む強アルカ
    リ性懸濁液を200〜330℃の温度範囲で水熱処理すること
    によりマグネトプランバイト型板状BaO・n{(Fe1-x-yT
    ix M y)2O3}(但し、0.01≦x≦0.095、0.01≦y≦0.0
    95、4≦n≦6)微粒子を生成させることを特徴とする
    磁気記録用板状Baフェライト微粒子粉末の製造法。
  2. 【請求項2】Fe(III)塩が硝酸鉄である特許請求の範囲
    第1項記載の磁気記録用板状Baフェライト微粒子粉末の
    製造法。
  3. 【請求項3】Ti(IV)及び2価金属イオンM (II)として少
    なくともCo(II)を含む、含水酸化第二鉄粒子とFe(III)
    塩水溶液とからなる混合物が、含水酸化第二鉄とFe(II
    I)塩との割合がFe(III)のモル比で1:4〜4:1とな
    るような割合で懸濁されているBaイオンを含む強アルカ
    リ性懸濁液を200〜330℃の温度範囲で水熱処理すること
    によりマグネトプランバイト型板状BaO・n{(Fe1-x-yT
    ix M y)2O3}(但し、0.01≦x≦0.095、0.01≦y≦0.0
    95、4≦n≦6)微粒子を生成させ、次いで、該微粒子
    を900℃以下の温度で熱処理することを特徴とする板状B
    aフェライト微粒子粉末の製造法。
  4. 【請求項4】Fe(III)塩が硝酸鉄である特許請求の範囲
    第3項記載の磁気記録用板状Baフェライト微粒子粉末の
    製造法。
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