JPS6090829A - バリウムフエライトの処理法 - Google Patents

バリウムフエライトの処理法

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JPS6090829A
JPS6090829A JP58198395A JP19839583A JPS6090829A JP S6090829 A JPS6090829 A JP S6090829A JP 58198395 A JP58198395 A JP 58198395A JP 19839583 A JP19839583 A JP 19839583A JP S6090829 A JPS6090829 A JP S6090829A
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barium ferrite
flux
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particles
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Kyoji Odan
恭二 大段
Morihito Yasumura
安村 守人
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、バリウムフェライトに融剤を混在させて加熱
処理し、バリウムフェライトの粒子形状分散性、配向性
等を改良するノミリウムフェライトの処理法に関するも
のである。
バリウムフェライトは、フェライトゴム磁石の原料とし
て多用されているが、近年は垂直磁気記録媒体の原料と
して注目されるようになってきた。
バリウムフェライトの製造法としては、(1)酸化鉄と
炭酸バリウム等の混合物を1100〜1400°Cの高
温で加熱焼成する乾式法・(2)バリウムイオンと鉄イ
オンとを含むpH8以上の溶液をオートクレーブ中で加
熱する水熱合成法、(3)バリウムイオンと鉄イオンと
を含む溶液から直接沈殿を生成させ、沈殿物を800°
C以上の高温で焼成する共沈殿法等が知られている。
これらの方法で得られるバリウムフェライト粒子は、そ
の製造法によっても若干具なるが2粒子間で焼結してい
たり1粒子同志が凝集していたり。
また粒子形状が不定形であったりして1例えば垂直磁気
記録媒体の原料として使用しようとした場合1分散性が
悪かったシ、配向性が劣るという難点がある。
従来バリウムフェライトの上述の難点を改良する方法と
しては、バリウムフェライトに融剤を混在させた後、該
融剤の融点以上の温度で加熱処理する方法が9例えば特
開昭55−145303号公報、特開昭55−1453
04号公報、特開昭56−50200号公報、特開昭5
6−73698号公報、特開昭56−92199号公報
、特開昭56−1252’99号公報等で提案されてい
る。
しかしながら従来提案された方法は、いずれも融剤の融
点が高(、’900〜1200’(1’程度と高温で加
熱処理する必要がある。
本発明の目的は、バリウムフェライトに新規な融剤を混
在させた後、該融剤の融点以上の温度で加熱処理するバ
リウムフェライトの改良された処理法を提供することに
ある。本発明の他の目的は。
加熱処理に高温を必要とせずに1粒子形状2分散性、配
向性等を改良することができるバリウムフェライトの処
理法を提供することにある。
本発明の目的は、バリウムフェライトに、(A)硝酸カ
リウムと亜硝酸ナトリウムとの混合物、(B)塩化第一
銅と塩化カルシウムとの混合物および(0)塩化ナトリ
ウムと塩化第一銅との混合物よりなる群から選択された
融剤を混在させた後、該融剤の融点以上の温度で加熱処
理することを特徴とするバリウムフェライトの処理法に
よって達成される。
本発明によると250〜450°C程度の低い温度でバ
リウムフェライトの品質を改良することができる。
本発明において使用されるバリウムフェライトは、乾式
法、水熱合成法、共沈法などいずれの方法で得られた粒
子でもよい。またバリウムフェライトの鉄原子は、その
一部がコバルト、チタン・インジウム、亜鉛、マンガン
、ニッケル等で置換されていてもさしつかえない。
本発明において使用される融剤は、硝酸カリウムと亜硝
酸ナトリウムとの混合物、塩化第一銅と塩化カルシウム
との混合物、および塩化ナトリウムと塩化第一銅との混
合物であり、各融剤を構成する2種の化合物の混合割合
(モル比)は、一般にはKNO3:NaN02=1:0
.3〜31OuC4:CaCt2=1 : 0.2〜0
.5. NaCt: 0uC4=1 : 1〜3が適当
である。また各融剤の融点は、2種の化合物の混合割合
によっても若干具なり5例えばKNO3:NaN02=
1:1の場合は220°C,CuC!t:0a042=
1 :0.25の場合は400°C,NaCt:0u0
7=1:3の場合は口14°Cである。融剤の調製は両
者の化合物を単に混合する方法で調製しても、また溶融
させて混合する方法で調製してもよい。
バリウムフェライトに混在させる融剤の量は。
66〜67重量%、好ましくは50〜60重量%になる
ようにするのが適当である。融剤の混在量が少なすぎる
とバリウムフェライトの品質改良効果の発現が不十分に
なり易く、また混在量が多くなるとバリウムフェライト
粒子の板状比が大きくなる傾向が見られるが、多すぎて
も特に多くしたことによる利点はないので混在量は前記
範囲が適当である。なお融剤は複数種混在させてもさし
つかえない。
バリウムフェライトに融剤を混在させる方法は特に制限
されないが、一般にはバリウムフェライトの粉末粒子と
粉末状の融剤とを乾式で混合する方法が採用される。
融剤を混在させたバリウムフェライトは、融剤の融点以
上の温度で加熱処理する必要がある。加熱処理温度が融
剤の融点より低いと、バリウムフェライトの比表面積が
小さく、透過型電子顕微鏡で観察した場合1粒子の形状
が不揃いで凝集していたシ、六角板状を呈しないものが
多かったりし。
また有機バインダを併用して磁気記録媒体層を形成する
場合等において分散性が悪かったり、配向性が劣ったシ
する。加熱処理温度は融剤の融点以上であれば特に制限
されないが、あまり高温にすると低温で処理できるとい
う利点が損われるので。
一般には250〜450°C程度で加熱処理するのが適
当である。加熱処理時間は普通1〜10時間であシ、加
熱処理は酸素含有ガス雰囲気下1例えば空気雰囲気下に
行うのが適当である。
加熱処理物は、これを常法に従って例えば水。
鉱酸水溶液等で洗浄した後、乾燥すると、形状の揃った
六角板状の分散性、配向性等のすぐれたバリウムフェラ
イトの粉末状粒子が得られる。
実施例1 水800m/に、硝酸バリウム(B a (N 03 
’)2 ’357.97および硝酸第二鉄(Fe(N0
3)39H20)581.87を加え、窒素雰囲気下に
攪拌しながら約80°Cまで加温して溶解させ、これに
水酸化ナトリウム〔NaOH〕 218.62を水40
0m1!に溶解させた溶液を攪拌下に滴下し、沈殿を生
成させ、オートクレーブ中で200’Cで1時間保持し
、さらに昇温して270’Cで1時間保持して水熱合成
反応を行い、得られた沈殿を水洗、ろ過し1次いで沈殿
を希塩酸で処理、水洗した後乾燥し、電気炉で700°
Cで16時間空気雰囲気下に処理し、粉砕して水熱合成
法によるバリウムフェライト結晶粒子を得た。このバリ
ウムフェライト結晶粒子は透過型電子顕微鏡での観察に
よると2粒子同志の凝集が多く2粒子形状も不揃いであ
った。
次いで上記バリウムフェライト結晶粒子1002に硝酸
カリウムと亜硝酸ナトリウムとのモル比が1:1の融剤
(融点220°C)100グを混合した後、電気炉で空
気雰囲気下に300°Cで3時間溶融加熱処理し、急冷
、固化させた。次いで固化物を約60゛Cの温水で水洗
、乾燥してバリウムフェライト結晶粒子を得た。得られ
たバリウムフェライト結晶粒子を透過型電子顕微鏡で観
察した結果、結晶粒子は揃った六角板状を呈しており。
粒子1個1個がバラバラで凝集した粒子はほとんど認め
られなかった。
この融剤処理バリウムフェライトの飽和磁化(Bm )
、保磁力(He)、角形比(Br73m)、比表面積(
SA)等の特性は、第1表のとおりであった。
また融剤処理バリウムフェライト107を、有機バイン
ダのVAGH(商品名、ユニオンカーバイド社製)1.
3sr、分散剤のステアリン酸0.47およびレシチン
0.25f、可塑剤のポリウレタン2、OS’、溶剤の
メチルエチルケトン13、ろ52゜メチルイソブチルケ
トン1ろ、ろ57およびシクロヘキサノン1135r、
および硬化剤のコロネートL(商品名1日本ポリウレタ
ン社製) 0.49とボールミルで混合、塗料化した後
、ポリエステルフィルムに塗布し、乾燥させて保磁力(
Hc)および角形比(Br73m)を測定した。その結
果を第1表に示す。
比較例1 実施例1で得られた融剤処理前のバリウムフェライトの
特性およびこのバリウムフェライトを実施例1と同様に
塗料化した後の特性を第1表に示す。
実施例2 水800m1に塩化バリウム[Ba0Q・2H20:]
 43.77、塩化第二鉄〔FeC1a ・6H20)
140.6 f 、塩化コ−バルト[:0oCA2・6
H20’:l 9’、5 Fおよび四塩化チタン[:T
iCA417.69を溶解させた溶液に、水酸化ナトリ
ウム(NaOH) 20 Offおよび炭酸ナトリウム
[Na2003 ]50 f!を水1600rrlに溶
解させた溶液を加え、60’Cで1時間攪拌し、生成し
た沈殿物をろ過、水洗した後、乾燥させて電気炉で空気
雰囲気下に900°Cで2時間焼成し、粉砕して共沈法
によるバリウムフェライト結晶粒子を得た。透過型電子
顕微鏡でこのバリウムフェライト結晶粒子を観察した結
果、実施例1の場合とほぼ同様であった。
次いで上記バリウムフェライト結晶粒子10f!に硝酸
カリウムと亜硝酸ナトリウムとのモル比が1:1の融剤
107を混合した後、電気炉で空気雰囲気下に300”
C’で5時間溶融加熱処理し、急冷、固化させた。次い
で固化物を約bo’cの温水で水洗、乾燥してバリウム
フェライト結晶粒子を得た。得られたバリウムフェライ
ト結晶粒子を透過型電子顕微鏡で観察した結果、結晶粒
子は揃った六角板状を呈しており1粒子1個1個がバラ
バラで凝集した粒子はほとんど認められなかった。
この融剤処理バリウムフェライトの特性および実施例1
と同様にして塗料化した後の特性は第2表に示す。
比較例2 実施例2で得られた融剤処理前のバリウムフェライトの
特性およびこのバリウムフェライトを実施例1と同様に
して塗料化した後の特性を第2表に示す。
実施例3 実施例2と同様にして得られた共沈法によるバリウムフ
ェライト結晶粒子10fに、塩化ナトリウムと塩化第一
銅とのモル比が1:3の融剤(融点314°C)を混合
した後、電気炉で空気雰囲気下に400°Cで3時間溶
融加熱処理し、実施例1と同様にしてバリウムフェライ
ト結晶粒子を得た。
このバリウムフェライト結晶粒子の透過型電子顕微鏡に
よる観察結果は実施例2の場合とほぼ同様であった。実
施例1と同様に塗料化した後の特性および塗料化前の特
性は第6表に示す。
第 3 表 実施例4 実施例2と同様にして共沈法によるバリウムフェライト
結晶粒子102に・塩化第1銅と塩化カルシウムとのモ
ル比が4:1の融剤(融点400°C)102を混合し
た後、電気炉で、空気雰囲気下に450”Cで3時間溶
融加熱処理し、急冷・固化させた。次いで固化物を約6
0°Cの温水で、水洗次いテ乾燥してバリウムフェライ
ト結晶粒子を得た。
実施例1と同様に塗料化した後の特性および。
塗料化前の特性は第4表に示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) バリウムフェライトに、(A)硝酸カリウムと
    亜硝酸ナトリウムとの混合物、(B)塩化第一銅と塩化
    カルシウムとの混合物および(c)塩化ナトリウムと塩
    化第一銅との混合物よりなる群から選択された融剤を混
    在させた後、該融剤の融点以上の温度で加熱処理するこ
    とを特徴とするバリウムフェライトの処理法。
  2. (2)融剤の混在量が33〜67重量%である特許請求
    の範囲第1項記載のバリウムフェライトの処理法。
JP58198395A 1983-10-25 1983-10-25 バリウムフエライトの処理法 Granted JPS6090829A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60161343A (ja) * 1984-01-26 1985-08-23 Hitachi Maxell Ltd 六方晶系フエライト磁性粉末の製造方法
JPS6252134A (ja) * 1985-08-29 1987-03-06 Toda Kogyo Corp 板状BaO・6Fe↓2O↓3微粒子粉末の製造方法
JPS6260209A (ja) * 1985-09-10 1987-03-16 Sony Corp 六方晶系フエライト磁性粉末の製造方法

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