JPS632813A - 磁気記録用板状Baフエライト微粒子粉末の製造法 - Google Patents

磁気記録用板状Baフエライト微粒子粉末の製造法

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JPS632813A
JPS632813A JP61147710A JP14771086A JPS632813A JP S632813 A JPS632813 A JP S632813A JP 61147710 A JP61147710 A JP 61147710A JP 14771086 A JP14771086 A JP 14771086A JP S632813 A JPS632813 A JP S632813A
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JP
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ferrite
particles
plate
shaped
flux
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JP61147710A
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Norimichi Nagai
規道 永井
Tsutomu Katamoto
勉 片元
Akihiko Hirayama
平山 彰彦
Masao Kiyama
木山 雅雄
Toshio Takada
高田 利夫
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Research Institute for Production Development
Toda Kogyo Corp
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Research Institute for Production Development
Toda Kogyo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気記録用板状Baフェライト微粒子粉末の
製造法に関するものであり、詳しくは、Baイオンを含
むアルカリ性水酸化鉄(2)Qi液を150〜330℃
の温度範囲において水熱処理することにより得られる板
状Baフェライト微粒子と塩化ナトリウム及び塩化バリ
ウム若しくは塩化ストロンチウムからなる融剤との混合
物を該融剤の融点以上の温度で加熱焼成することにより
、大きな磁化値と適当な抗磁力とを存し、且つ、適当な
平均粒度と優れた分散性を存する温度安定性に優れた板
状Baフェライト微粒子粉末を得ることを目的とする。
〔従来の技術〕
近年、例えば、特開昭55−86103号公報にも述べ
られている通り、大きな磁化値と適当な抗磁力とを有し
、且つ、適当な平均粒度を有する強磁性の非針状粒子が
記録用磁性材料、特に垂直磁気記録用磁性材料として要
望されつつある。
−般に、強磁性の非針状粒子とてはBaフェライト粒子
がよく知られている。
先ず、磁気記録用板状Baフェライト粒子粉末の磁気特
性について言えば、磁化値は、出来るだけ大きいことが
必要であり、この事実は、例えば特開昭56−1493
28号公報の「・・・・磁気記録媒体材料に使われるマ
グネトブランバイトフェライトについては可能な限り大
きな飽和磁化・・・・が要求される。」と記載されてい
る通りである。
また、抗磁力は、−般に300〜15000e程度のも
のが要求されており、BaフェライHk粒子粉末の抗磁
力を低減させ適当な抗磁力とする為にフェライト中のF
e(2)の−部をTi(5)及びC0(1)又はCo(
1)並びにMn5Zn、 Ni等の2価の金属イオン阿
(1)で置換することが提案されている。
次に、磁気記録用板状Baフェライト微粒子粉末の粒度
について言えば、出来るだけ微細な粒子、殊に、0.3
μm以下であることが要求されている。
この事実は、例えば、特開昭56−125219号公報
の「・・・・垂直磁化記録が面内記録に対して、その有
為性が明らかとなるのは、記録波長が1μm以下の領域
である。しかしてこの波長領域で十分な記録・再生を行
うためには、上記フェライトの結晶粒径は、略0.3μ
■以下が望ましい、しかし、0.01μm程度となると
、所望の強磁性を呈しないため、適切な結晶粒径として
は0.01〜0.3μm程度が要求される。」なる記載
等の通りである。
更に、磁気記録媒体の再生出力特性の安定の為には、使
用される磁性粒子粉末が磁気的に安定であることが要求
される。この事実は、例えば、株式会社総合技術センタ
ー「磁性材料の開発と磁粉の高分散化技術」 (昭和5
7年4月30日発行)の第317〜318真の[コバル
ト添加型磁性酸化鉄粒子の磁気的不安定性は、加熱減磁
、加圧減磁、経時変化等に現れた。このため以前は、コ
バルト添加型酸化鉄粒子粉末を原料に用いた磁気テープ
には、くり返し再生減磁、保磁力Heの温度依存性それ
に音声消去の経時変化等に解決すべき問題点があった。
」なる記載の通りである。
上記記載はコバルト添加型磁性酸化鉄粒子に関するもの
であるが、板状Baフェライト微粒子についても同様に
言える事実である。
従来、Haミツエライト子粉末を製造する為の代表的な
方法として、BaイオンとFe1)とが含まれたアルカ
リ性懸濁液を反応装置としてオートクレーブを用いて水
熱処理する、所謂水熱合成法、水溶液中からBaイオン
とFeイオンとを沈澱させ、該沈澱物を加熱焼成する所
謂共沈法及びBaフェライトの成分原料とガラス形成物
質とを混合、溶融した後、該溶融物を急速冷却する所謂
ガラス溶融法等が知られている。
磁気記録用Baフェライト粒子としては、ビヒクル中で
の分散性が優れていることが要求されており、このよう
な粒子を得る為には粒子が微細であり、且つ、1個1個
の粒子が独立した粒子が得られやすい水熱処理法が適し
ている。
本発明者は、永年に亘り、水熱合成法による板状Baフ
ェライト粒子の研究及び開発に携わっているものである
が、その過程において反応条件によって平均径0.05
〜0.3μ躍を有する板状Baフェライト微粒子が得ら
れるという知見を得ている。
しかしながら、上記平均径0.05〜0.3μmを有す
る板状Baフェライト粒子は、抗磁力を10000e以
下に制御しようとする場合には、磁化値を50e■u/
g以上に維持することが困難なものである。
従来、水熱合成法により得られた板状BaフェライHk
粒子の磁化値を向上させる方法として、例えば、特公昭
60−12973号公報、特開昭60−151224号
公報及び特開昭60−161343号公報に記載の方法
が知られている。
特公昭60−12973号公報に記載の方法は、水熱合
成法により水溶液中から生成した板状Baフェライト微
粒子を800℃以上の温度で加熱焼成するのである。
しかしながら、この方法による場合、磁化値は、加熱焼
成温度が高(なる程大きくなる傾向があり、大きな磁化
値を得ようとすれば900℃以上の高温が必要であり、
この場合には、粒子及び粒子相互間における焼結が顕著
となって塊状粒子となってしまい、磁気記録用磁性粒子
粉末として好ましくない。
特開昭60−151224号公報及び特開昭60−16
1343号公報に記載の方法は、いずれも水熱合成法に
より水溶液中から生成した板状Baフェライト微粒子を
加熱焼成するに際して塩化ナトリウム等の融剤を存在さ
せるものであり、加熱焼成時における粒子及び粒子相互
間の焼結を防止するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
大きな磁化値と適当な抗磁力とを有し、且つ、適当な平
均粒度と優れた分散性を有する温度安定性に優れた板状
Baフェライトi粒子粉末は、現在量も要求されている
ところであるが、上述した通りの公知方法による場合に
は、未だ、磁気的に安定な板状Baフェライト微粒子粉
末とは言い難い。
即ち、板状Baフェライト粒子粉末は、温度が高くなる
程、抗磁力が上昇する傾向にあり、温度に対する磁気的
(特に抗磁力)安定性(以下、単に、温度安定性)が劣
るものである。
そこで、温度安定性に優れた板状Baフェライト微粒子
粉末を得る方法の確立が強く要望されている。
〔問題点を解決する為の手段〕
本発明者は、温度安定性に優れた板状Baフェライト微
粒子粉末を得るべく種々、検討を重ねた結果、本発明に
到達したのである。
即ち、Baイオンを含むアルカリ性水酸化鉄(2)懸濁
液を150〜330℃の温度範囲において水熱処理する
ことにより板状Baフェライト微粒子を生成させ、次い
で、該板状Baフェライト微粒子と塩化ナトリウム及び
塩化バリウム若しくは塩化ストロンチウムからなる融剤
との混合物を該融剤の融点以上の温度で加熱焼成した後
、該加熱焼成物を洗浄して融剤を除去することにより温
度安定性に優れた板状Baフェライト微粒子を得ること
からなる磁気記録用板状Baフェライト微粒子粉末の製
造法である。
(作 用〕 先ず、本発明において最も重要な点は、水溶液中から生
成させた板状Baフェライト微粒子と塩化ナトリウム及
び塩化バリウム若しくは塩化ストロンチウムからなる融
剤との混合物を咳融剤の融点以上の温度で加熱焼成した
場合には、温度安定性に優れた板状Baフェライト微粒
子粉末が得られる点である。
本発明において、温度安定性に優れた板状Baミツエラ
イト微粒子得られる理由は未だ明らかではないが、本発
明者は、融剤として塩化ナトリウム又は塩化バリウム若
しくは塩化ストロンチウムをそれぞれ単独で使用した場
合には温度安定性に優れた板状Baフェライト粒子が得
られないことから、塩化ナトリウムと塩化バリウム若し
くは塩化ストロンチウムを併用したことによる相乗効果
によるものと考えている。
尚、従来、板状Baフェライト粒子粉末の製造にあたり
、加熱焼成時に融剤として塩化ナトリウム及び塩化バリ
ウム若しくは塩化ストロンチウムを用いるものとして特
公昭57−21517号公報に記載の方法がある。
しかしながら、特公昭57421517号公報に記載の
方法は、鉄原料と88原料との混合物を加熱焼成する、
所謂、乾式法により得られた不定形のBaフェライト粒
子を融剤の存在下で加熱焼成することにより板状形とす
ると同時に、粒子の幅、厚み、板状比を制御するもので
あり、温度安定性に優れた板状Baフェライトa粒子を
得る本発明とはその作用効果が全く相違するものである
次に、本発明方法実施にあたっての諸条件について述べ
る。
本発明におけるFe(2)塩としては、硝酸鉄、塩化鉄
等を使用することができる。
本発明におけるBaイオンとしては、水酸化バリウム、
塩化バリウム、硝酸バリウム等を使用することができる
本発明における反応温度は、150〜330℃である。
150℃以下である場合は、板状Baフェライト粒子の
生成が困難である。
330℃以上である場合にも板状Baフェライト粒子の
生成は可能であるが、装置上の安全性を考慮した場合、
温度の上限は330℃である。
本発明においては、生成する板状Baフェライト粒子の
抗磁力を制御する為に、通常添加されるTi(5)及び
CoGD又はCoco並びにhnSZns旧等の2価の
金属イオン−(9)をアルカリ性水酸化鉄G[D懸濁液
中に存在させた場合にも同様の効果を得ることができる
本発明における融剤の量は、板状Baフェライト微粒子
に対し3〜400重量%である。
3重量%以下である場合には加熱焼成時に粒子及び粒子
相互間で焼結が生起し、好ましくない。
400重量%以上である場合にも本発明の目的を達成す
ることができるが、必要以上に添加する意味がない。
本発明における融剤中の塩化バリウム若しくは塩化スト
ロンチウムの割合は、5 mo1%以上である。
5 mo1%以下である場合には、温度安定性に優れた
板状Baフェライト微粒子を得ることができない、 5
 mo1%以上であれば温度安定性に優れた板状Baフ
ェライト微粒子が得られるが磁化値等の磁気特性を考慮
すれば上限は955sol%である。
本発明における加熱焼成温度は、融点以上1000℃以
下であり、1000℃以上では得られる板状Baフェラ
イトa粒子の粒成長が生起し好ましくない。
本発明における融剤の洗浄は、水及び塩酸、酢酸、硝酸
、臭化水素等の水溶液の一種又は二種以上を用いて行う
ことができる。
〔実施例〕
次に、実施例及び比較例により本発明を説明する。
尚、実施例並びに比較例における粒子の平均径は、電子
顕微鏡写真により測定した値である。
また、磁化値及び抗磁力は粉末状態で10 KOeの磁
場において測定したものである。
板状Baフェライト粒子粉末の温度安定性は、20℃に
おける抗磁力値と120℃における抗磁力値との差を1
20℃と20°Cとの温度差(100℃)で除した値を
007℃で示した。
実施例I Fe(NOx)z 5.G mol−Co(NOs) 
0.35 mol、 TtCiaO,35mol及びB
a(OR)z ・8Hz0 0.56 molとNaO
H38、Omolとのアルカリ性懸濁液をオートクレー
ブ中で200℃まで加熱し、機械的に攪拌しつつこの温
度に5時間保持し、強磁性茶褐色沈澱を生成させた。
室温にまで冷却後、強磁性茶褐色沈澱を炉別し、十分水
洗した後乾燥した。
得られた強磁性茶褐色粒子粉末は、螢光X線分析及びX
線回折の結果、Fe010に対し7.0原子%のCo及
び7.1原子%のTiを含有するBaフェライト粒子で
あり、電子顕微鏡観察の結果、平均径0.15μmの微
細な板状粒子であって、且つ、粒子が1個1個バラバラ
な粒子であり、磁性は磁化値20emu/g 、抗磁力
950eであった。
上記強磁性茶褐色粒子粉末100gに5.38のNaC
1と4.7gのBaC1,(融剤中のBaCIzは20
 mo1%に該当する。)とからなる融剤(板状8aフ
工ライト粒子に対し10重量%に該当する。)を含む水
溶液を添加し、水分を蒸発後 750℃にて大気中2時
間焼成した。焼成物中の融剤を水洗して得られた茶褐色
磁性粉末は、電子顕微鏡観察の結果、平均径0.1μm
の微細な板状粒子であって、且つ、粒子が1個1個バラ
バラな粒子であり、磁性は磁化値55emu/g 、抗
磁力6000eであった。
また、温度安定性は1.40e/’Cであった。
実施例2 PeC1s 5.Omol 、 Co(NOa) 0.
25 mol、 TiCt、0.25mol及びBa(
01()z ・81(zG  O,5mat とNaG
tl 47.5sol とのアルカリ性懸濁液をオート
クレーブ中で280℃まで加熱し、機械的に攪拌しつつ
この温度に5時間保持し、強磁性茶褐色沈澱を生成させ
た。
室温まで冷却後、強磁性茶褐色沈澱を炉別し、十分水洗
した後乾燥した。
得られた強磁性茶褐色粒子粉末は、螢光X線分析及びX
線回折の結果、FeGIDに対し4.9原子%のCo及
び4.8原子%のTiを含有するBaフェライト粒子で
あり、電子顕微鏡観察の結果、平均径0.12μmの微
細な板状粒子であって、且つ、粒子が1個1個バラバラ
な粒子であり、磁性は磁化値29emu/g 、抗磁力
1250eであった。
上記強磁性茶褐色粒子粉末100gにl1gのNaC1
と39 gのBaC1t(融剤中のRaC12は50 
ma1%に該当する。)とからなる融剤(板状Baフェ
ライト粒子に対し5帽1%に該当する。)を含む水溶液
を添加し、水分を1発後 800℃にて大気中0.5時
間焼成した。焼成物中の融剤を水洗して得られた茶褐色
磁性粉末は、電子顕微鏡観察の結果、平均径0゜2μm
の微細な板状粒子であって、且つ、粒子が1個1個バラ
バラな粒子であり、磁性は磁化値55 emu/g 、
抗磁力11000eであった。
また、温度安定性は1.60e/T:であった。
実施例3 Fe(NOs)s 5.Omol、 CoC1z 0.
3mol、 TiC440,3mol及びBa(OH)
z・8flz0 0.625+nolとNaOH43,
Omol とのアルカリ性懸濁液をオートクレーブ中で
250℃まで加熱し、機械的に攪拌しつつこの温度に5
時間保持し、強磁性茶褐色沈澱を生成させた。
室温まで冷却後、強磁性茶褐色沈澱を炉別し、十分水洗
した後乾燥した。
得られた強磁性茶褐色粒子粉末は、螢光X線分析及びX
線回折の結果、Fe(至)に対し6.1原子%のCo及
び6.1原子%のTiを含有するBaフェライト粒子で
あり、電子顕微鏡観察の結果、平均径0.15μ−の微
細な板状粒子であって、且つ、粒子が1個1個バラバラ
な粒子であり、磁性は磁化値29e禦u/g s抗磁力
1200eであった。
上記強磁性茶褐色粒子粉末100gに13gのNaCl
と187gのBaC1g(融剤中のBaC1gは80 
mat%に該当する。)とからなる融剤(板状Baフェ
ライト粒子に対し200重量%に該当する。)を含む水
溶液を添加し、水分を蒸発後 920℃にて大気中0.
5時間焼成した。焼成物中の融剤を水洗して得られた茶
褐色磁性粉末は、電子顕微鏡観察の結果、平均径0.1
5μIの微細な板状粒子であって、且つ、粒子が1個1
個バラバラな粒子であり、磁性は磁化値54 emu/
g、抗磁力9000eであった。
また、温度安定性は1.70e/’Cであった。
実施例4 FeC1s   s、o  mol、  Co(NOs
)  0.40  mol  、  TiC140,4
0mol及びBa(OH)z ・8HzOO,56mo
lとNaOH43、Omol とのアルカリ性懸濁液を
オートクレーブ中で180℃まで加熱し、m械的に攪拌
しつつこの温度に5時間保持し、強磁性茶褐色沈澱を生
成させた。
室温まで冷却後、強磁性茶褐色沈澱を戸別し、十分水洗
した後乾燥した。
得られた強磁性茶褐色粒子粉末は、螢光X線分析及びX
線回折の結果、Fe1lに対し7.8原子%のCo及び
7.7原子%のTiを含存するBaフェライト粒子であ
り、電子顕微鏡観察の結果、平均径0.08μmの微細
な板状粒子であって、且つ、粒子が1個1個バラバラな
粒子であり、磁性は磁化値15etau/g 、抗磁カ
フ50eであった。
上記強磁性茶褐色粒子粉末100gに128のNaC1
と38 gの5rCIz(融剤中のSrCIgは60 
mo1%に該当する。)とからなる融剤(板状Baフェ
ライト粒子に対し50重量%に該当する。)を含む水溶
液を添加し、水分を蒸発後 850℃にて大気中1.0
時間焼成した。焼成物中の融剤を水洗して得られた茶褐
色磁性粉末は、電子顕微鏡観察の結果、平均径0゜08
μmの微細な板状粒子であって、且つ、粒子が1個1個
バラバラな粒子であり、磁性は磁化値54ewhu/g
、抗磁力4000eであった。
また、温度安定性は1.80e/℃であった。
比較例1 加熱焼成時にNaCl及びBaCl2を存在させなかっ
た以外は実施例1と同様にして板状Baフェライト微粒
子粉末を得た。
得られた板状Baフェライト微粒子粉末は、電子顕微鏡
観察の結果、粒子及び粒子相互間で焼結が生起した粒子
であり、磁性は磁化値53 emu/g、抗磁カフ50
0eであった。
また、温度安定性は、3.00e/℃であった。
比較例2 加熱焼成時にNaClのみを存在させた以外は実施例1
と同様にして板状8aフ工ライトi粒子粉末を得た。
得られた板状Baフェライト微粒子粉末の平均径は0.
15μIであり、磁性は磁化値55 emu/g、抗磁
力12000eであった。
また、温度安定性は3.80e/℃であった。
比較例3 加熱焼成時にBaC+□のみを存在させた以外は、実施
例1と同様にして板状Baフェライト微粒子粉末を得た
得られた板状Baフェライトi粒子粉末の平均径は0.
15μmであり、磁性は磁化値 5Q emu/g、抗
磁力8500eであった。
また、温度安定性は2.70e/℃であった。
〔効 果〕
本発明における板状Baフェライト微粒子粉末の製造法
によれば、前出実施例に示した通り、大きな磁化値と適
当な抗磁力とを有し、且つ、適当な平均粒度と優れた分
散性を有する温度安定性に優れた板状Baフェライトi
粒子粉末を得ることができるので磁気記録用磁性粒子粉
末、特に、垂直磁気記録用磁性材料として好適である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Baイオンを含むアルカリ性水酸化鉄(III)
    懸濁液を150〜330℃の温度範囲において水熱処理
    することにより板状Baフェライト微粒子を生成させ、
    次いで、該板状Baフェライト微粒子と塩化ナトリウム
    及び塩化バリウム若しくは塩化ストロンチウムからなる
    融剤との混合物を該融剤の融点以上の温度で加熱焼成し
    た後、該加熱焼成物を洗浄して融剤を除去することによ
    り温度安定性に優れた板状Baフェライト微粒子を得る
    ことを特徴とする磁気記録用板状Baフェライト微粒子
    粉末の製造法。
JP61147710A 1986-06-24 1986-06-24 磁気記録用板状Baフエライト微粒子粉末の製造法 Pending JPS632813A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5517959A (en) * 1993-01-19 1996-05-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Lubricating apparatus for an engine

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