JPS62252324A - バリウムフエライト微粉末の製造方法 - Google Patents

バリウムフエライト微粉末の製造方法

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JPS62252324A
JPS62252324A JP61096128A JP9612886A JPS62252324A JP S62252324 A JPS62252324 A JP S62252324A JP 61096128 A JP61096128 A JP 61096128A JP 9612886 A JP9612886 A JP 9612886A JP S62252324 A JPS62252324 A JP S62252324A
Authority
JP
Japan
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barium ferrite
slurry
powder
surfactant
added
Prior art date
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Pending
Application number
JP61096128A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Kawasaki
俊治 川崎
Kimiko Saito
斉藤 公美子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、六角板状をなすバリウムフェライト微粉末を
水熱処理により製造する方法に関し、特に限定されるも
のではないが垂直磁気記録用磁性粉体等に好適な超微粒
子磁性粉末の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 垂直磁気記録媒体に塗布される磁性粉末としては、単磁
区化するため0.5μm以下の一定の粒度に整粒され、
−個一個がばらばらで且つ綺麗な六角板状をなす微粒子
であることが重要である。
バリウムフェライト微粉末の製造方法の一つとして水熱
処理法は公知である。これは硝酸バリウムおよび硝酸鉄
(III)等の塩の混合水溶液を水酸化ナトリウム等の
強アルカリ水溶液と混合して非晶質沈殿スラリーを得、
該スラリーを150〜300℃で水熱処理することによ
り該溶液中にB a F e +zO+*の結晶構造を
有するバリウムフェライト結晶粒子沈殿を直接性ぜしめ
る方法である。
[発明が解決しようとする問題点〕 水熱処理により得られたバリウムフェライトは非常に微
細な粒子であるため、水熱処理後の水洗や乾燥の工程で
凝集し易い欠点があった。
また磁気記録媒体として用いる場合には、磁性塗料化す
るために粒子の表面が親油性であることが望ましい。従
来技術として、粉体を親油化するために水洗および乾燥
後に界面活性剤等を反応させて表面を親油性にすること
も行われていたが、これでは上記凝集粒子のまま親油化
するために、塗料化の際に分散性が悪い欠点があった。
本発明の目的は、上記のような従来技術の欠点を解消し
、粒度が均一で粒径が充分小さく、また板状比も良好で
磁気特性の低下が少なく、分散性の良好なバリウムフェ
ライト微粉末の製造方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記のような目的を達成することのできる本発明は、バ
リウムイオンと3価の鉄イオンを含む水溶液にアルカリ
を加え混合してバリウムフェライトの非晶質ゲルを含む
沈殿スラリーを生成し、この沈殿スラリーにバリウムフ
ェライト生成量の1〜20重量%相当の界面活性剤を添
加し、200〜330℃で水熱処理した後、生成物を濾
過水洗して六角板状のバリウム、フエライHa粉末を製
造する方法である。
まず出発原料はFe”およびBa”を含む水溶液である
。ここで鉄は、その他にアルミニウム、クロム、インジ
ウム、チタン、ジルコニウム、スズ、コバルト、ニッケ
ル、亜鉛、バナジウム等を含むこともある。
ところでバリウムフェライトはストロンチウムフェライ
トと同様、マグネトブランバイト型結晶構造をなし、格
子定数も磁性も類似しており、フェライトの生成に関し
ては何れの場合にもほぼ同一の挙動を示すとされている
。従って本発明においてバリウム単独で用いる以外にス
トロンチウムを含んでもよく、それによって磁気特性を
変化させることも可能である。
なお出発原料として上記各金属の塩化物もしくは硝酸塩
を含む水溶液を用いるのが好ましい。
前記以外の金属塩は水に難溶性を呈するが、または高価
であるからである。
このような水溶液に対して強アルカリを加え混合する。
11” e 2+とBa t*を含む水溶液にアルカリ
を加え混合すると非晶質バリウムフェライトの沈殿スラ
リーが生成される。
さて、本発明ではこの沈殿スラリーに界面活性剤を添加
している。このように水熱処理に先立って適量の界面活
性剤を添加する点に本発明の大きな特徴がある。ここで
使用する界面活性剤としては脂肪酸あるいは脂肪酸塩が
好ましい。
脂肪酸としてはラウリン酸、オレイン酸、ステアリン酸
、カプリル酸および牛脂脂肪酸などが適しており、脂肪
酸塩としては前記脂肪酸のカリウム塩、ナトリウム塩お
よびアミンなどが適しているが、これらはいずれも引火
点が1o。
℃以上であり、安全性上扱いやすく、また存機物の被覆
効果も大きい。この添加量はバリウムフェライト生成量
に対して1〜20重量%に相当する量である。1重量%
でも添加効果が認められ、20重量%を超えて加えても
意味が無いからである。
得られた沈殿スラリーは、その後、水熱処理される。水
熱処理は200〜330℃程度で数時間行えば充分であ
る。200℃未満では結晶化度が不十分で、粒子形が不
定形に近くなるばかりでなく、後工程の濾過水洗が非常
に煩雑となり不適当だし、逆に330℃を超えると粒子
径が大きくなりすぎ、また合成上も高温、高圧を扱うた
め不適当だからである。
この水熱処理により前駆体である非晶質バリウムフェラ
イトは結晶化する。その後、このスラリーを濾過水洗し
乾燥することによって磁性微粉末を分離する。
[作用] F e 3+およびBa”を含む水溶液にアルカリを混
合することによって沈殿反応が生じ、非晶質バリウムフ
ェライトを含む沈殿スラリーが得られる。このようにし
て得られた沈殿スラリー中のバリウムフェライトは、前
駆体ともいうべき非晶質の粉末である。
その後、界面活性剤を加えた非晶質ゲルを水熱処理する
と、界面活性剤の存在下、高温、高圧で非晶質バリウム
フェライト前駆体は結晶化し、綺麗な六角板状を呈する
バリウムフェライトの結晶粉末に変化する。この際、各
結晶微粉末は結晶表面の水酸基と界面活性剤の親木基が
反応して、表面に親油基が露出して親油化される。
かくして得られた粉末は、微細で分散性がよく、特に垂
直磁気記録用微粉末として極めて有用である。
[実施例1] 塩化バリウムと塩化第2鉄の混合水溶液(モル比でF 
e / B a = 10 )に、過剰の水酸化ナトリ
ウムを加え、バリウムフェライトの非晶質ゲルを含むス
ラリーを得た。
このスラリーにオレイン酸ナトリウムの水溶液を、生成
粉体量の5重量%に相当する量だけ添加して混合した。
この混合水溶液をオートクレーブに仕込み、300℃、
5時間水熱処理した後、濾過水洗し乾燥して微粉末を取
り出した。このようにして得られたバリウムフェライト
i粉末は、粒子径0.5B、iJm、飽和磁化48 、
 8emu/g 、保磁力8200eで、親油性を存し
分散性のよい粉体であった。
[実施例2] 塩化バリウム、塩化第2鉄、塩化亜鉛およびオキシ塩化
ジルコニウムの混合水溶液に、過剰の水酸化ナトリウム
を加え、組成式 8式%ゲ ルを含むスラリーを得た。このスラリーに牛脂脂肪酸を
、生成粉体量の5重量%に相当する量だけ添加して、以
下実施例1と同様に処理して、親油性のバリウムフェラ
イト微粉末を得た。
この粉末は平均粒径が0.3μmで、飽和磁化45 、
 6emu/g 、保磁力4750eであった。
[実施例3] 塩化バリウム、塩化第2鉄、塩化第1鉄および塩化第2
スズの混合水溶液に、過剰の水酸化ナトリウムを加え、
組成式 %式% 質ゲルを含むスラリーを得た。
このスラリーにラウリン酸ソーダの水溶液を、生成粉体
量の10重量%に相当する量だけ添加して、以下実施例
1と同様に処理して、親油性のバリウムフェライト微粉
末を得た。
この粉末は平均粒径が0.35μmで、飽和磁化44 
、 7emu/g 、保磁力6030eであった。
[発明の効果] 本発明によればバリウムフェライトの非晶質ゲルを含む
スラリーに界面活性剤を加え処理してから水熱反応させ
ているから、水熱反応時に親油化処理がなされるため製
造プロセスの簡素化を図ることができるし、得られた磁
性微粉末は有機溶媒等への分散性が向上し磁性塗料化し
易くなる優れた効果がある。
このようにして得られたバリウムフェライト微粉末は、
垂直磁気記録用の磁性粉体として極めて存効である他、
磁石用原料粉末等としても有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、バリウムイオンと3価の鉄イオンを含む水溶液にア
    ルカリを加え混合してバリウムフェライトの非晶質ゲル
    を含む沈殿スラリーを生成し、この沈殿スラリーにバリ
    ウムフェライト生成量の1〜20重量%相当の界面活性
    剤を添加し、200〜330℃で水熱処理した後、生成
    物を濾過水洗して六角板状のバリウムフェライト微粉末
    を得ることを特徴とするバリウムフェライト微粉末の製
    造方法。 2、界面活性剤が脂肪酸または脂肪酸塩である特許請求
    の範囲第1項記載の製造方法。
JP61096128A 1986-04-25 1986-04-25 バリウムフエライト微粉末の製造方法 Pending JPS62252324A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009035456A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Kanto Denka Kogyo Co Ltd 薄片状Baフェライト微粒子及びその製造方法
JP2009208969A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Tohoku Univ バリウムヘキサフェライトの超臨界微粒子合成法および生成微粒子
JP2015091747A (ja) * 2013-09-30 2015-05-14 富士フイルム株式会社 強磁性六方晶フェライト粉末およびその製造方法、ならびに磁気記録媒体
JP2015110521A (ja) * 2015-01-30 2015-06-18 関東電化工業株式会社 無機微粒子の製造方法及びその製造装置

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