JPH0667980U - スタッドボルト用クリップ - Google Patents
スタッドボルト用クリップInfo
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- F16B37/0842—Nuts engaged from the end of the bolt, e.g. axially slidable nuts fastened to the threaded bolt with snap-on-action, e.g. push-on nuts for stud bolts
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スタッドボルトのピッチとクリップとのピッ
チにずれが生じた場合に、該ずれを吸収しながらスタッ
ドボルトにクリップを固定できるようにする。 【構成】 長穴を有する筒体(15)を設け、該筒体の長
辺側の内面から対向して第1係止爪(16、17)を突設
すると共に、対面間隔が長い短辺側の内面から対向して
可撓性を有する第2係止爪(18、19)を突設し、上記
第1係止爪(16、17)より第2係止爪(18、19)の
突出量を大として、第1係止爪(16、17)および第2
係止爪(18、19)の先端間隔を上記スタッドボルト
(2)の軸部外径より小さく設定している。
チにずれが生じた場合に、該ずれを吸収しながらスタッ
ドボルトにクリップを固定できるようにする。 【構成】 長穴を有する筒体(15)を設け、該筒体の長
辺側の内面から対向して第1係止爪(16、17)を突設
すると共に、対面間隔が長い短辺側の内面から対向して
可撓性を有する第2係止爪(18、19)を突設し、上記
第1係止爪(16、17)より第2係止爪(18、19)の
突出量を大として、第1係止爪(16、17)および第2
係止爪(18、19)の先端間隔を上記スタッドボルト
(2)の軸部外径より小さく設定している。
Description
【0001】
本考案は、スタッドボルト用クリップに関し、特に、車体パネル等から突設し たスタッドボルトに対してワイヤハーネス用プロテクタあるいはワイヤハーネス 用クランプを固定するために用いるもので、スタッドボルトのピッチとクリップ のピッチとがずれた場合に、該ピッチのずれを吸収してスタッドボルトに固定出 来るようにしたものである。
【0002】
車両用ワイヤハーネスでは、配線時に、樋形状としたプロテクタの内部にワイ ヤハーネスを挿通し、あるいは、細尺な平板からなるクランプにワイヤハーネス をテープ止めして固着し、これらプロテクタおよびクランプを車体パネルに固定 して、ワイヤハーネスを所要の経路に沿って配線している。 上記プロテクタおよびクランプの車体パネルへの固定方法として、車体パネル より溶接して突出させたスタッドボルトに、プロテクタおよびクランプに一体に 形成したクリップを係止して固定する場合が多い。
【0003】 上記スタッドボルトとクリップとによる固定は、図7に示すように、プロテク タと一体に樹脂成形した円筒形状のクリップ1をスタッドボルト2に外嵌し、ク リップ1の内周面より突設した複数の係止爪1aをスタッドボルト2の軸部外周 面に螺旋状に突設した突起2aの間に係止する構成となっている。
【0004】 プロテクタあるいはクランプは長さ方向の両側の2箇所で上記クリップ1とス タッドボルト2とを用いて固定しているが、両側のクリップのピッチと車体パネ ル側に突設しているスタッドボルトとのピッチが多少ずれることがあり、その場 合には、少なくとも1箇所はピッチのずれを吸収できるようにスライド可能にク リップをスタッドボルトに固定する必要がある。
【0005】 そのため、従来は、図8(A)(B)に示すように、プロテクタ3の一側部に設け るクリップ1は、通常の真円筒部1bの内周面に4つの係止爪1aを突出して所 定位置でスタッドボルト2と係止させる一方、他側部に設けるクリップ1’は長 穴を有する楕円筒部1b’の長辺側に一対の長い係止爪1a’を突出した形状と し、これら対向する2個の係止爪1a’によりスタッドボルト2をピッチ吸収し ながら係止するようにしている。
【0006】 あるいは、図9(A)(B)に示すように、プロテクタ等の両側に長穴4を設け、 該長穴4の対向する長片側よりスリットを入れた突出部5を設け、該突出部5に スタッドボルト2を係止させている。(実開平2−118417号)
【0007】
上記のように、スタッドボルトに外嵌する穴をピッチ吸収方向に長穴とし、該 長穴の長辺側よりピッチ吸収方向に長い係止爪を突出させると、スタッドボルト は長い係止爪のいずれかの部位に係止されて、スタッドボルトとクリップとをピ ッチのずれを吸収した状態で固定することは出来る。
【0008】 しかしながら、スタッドボルトを2個の係止爪で係止するため、係止力が弱く なり、特に、クリップをプロテクタあるいはクランプと一体にポリプロピレン (PP)等の樹脂により一体成形している場合、平滑性があるため、さらに係止力 が弱くなり、 要求される係止力(言い換えると、スタッドボルトからクリップが 容易に離脱しないための保持力)を満たすことが困難となる。
【0009】 そのため、プロテクタ等にクリップを移動可能に取付られるレール状の係止部 を設け、該係止部の所定位置に別体のクリップを取り付けて、該クリップをスタ ッドボルトに固定することもある。 しかしながら、その場合には、別体のクリップを取り付ける作業が必要となり 、かつ、クリップの部品管理も必要となって、コストアップとなる欠点がある。
【0010】 本考案は上記した欠点を解消せんとするもので、プロテクタ等と一体に成形さ れると共にスタッドボルトとのピッチのずれを吸収して、確実に係止でき、所要 の保持力を有するスタッドボルト用クリップを提供することを目的としている。
【0011】
上記目的を達成するため、本考案は、ワイヤハーネス用プロテクタあるいはク ランプ等からなる取付部材の長さ方向両側に一体に形成して、車体パネル等の被 取付部材より突設しているスタッドボルトと固定するクリップであって、 少なくとも一方のクリップとして、上記取付部材の長さ方向に長い略長方形状 の長穴を有する筒体を設け、該筒体の対面間隔が短い長辺側から対向して可撓性 を有する第1係止爪を突設すると共に、対面間隔が長い短辺側から対向して可撓 性を有する第2係止爪を突設し、上記第1係止爪より第2係止爪の突出量を大と して第2係止爪の撓み量を大きくできるようにし、かつ、第1係止爪および第2 係止爪の先端間隔を、上記スタッドボルトの軸部外径より小さく設定して、 上記筒体に挿入するスタッドボルトの位置に応じて上記一対の第2係止爪のた わみ量が変わって、スタッドボルト外周面の突起の間に第2係止爪および第1係 止爪が係止し、よって、スタッドボルトのピッチとクリップのピッチのずれを吸 収して固定出来るようにしたスタッドボルト用クリップを提供するものである。
【0012】 上記プロテクタあるいはクランプを車体パネルに2点固定するクリップは、他 方のクリップとして、真円形状の穴を有する円筒体を設け、該円筒体の内周面か ら同一の突出量で90度間隔をあけて4個の係止爪を設けている。 尚、両側のクリップとも、上記ピッチ吸収構造としても良い。
【0013】
本考案のクリップでは、筒体に長穴を設けているため、スタッドボルトのピッ チが多少ずれても筒体内に挿入でき、該筒体内に挿入したスタッドボルトの位置 が変わって両側の短辺側の内面とスタッドボルトとの間の寸法が変わっても、第 2係止爪の突出量を大としているため、上記可変した寸法に応じて左右のたわみ 量が変わってスタッドボルトの突起の間に第2係止爪を夫々係止できる。 また、スタッドボルトの位置がずれても、両側の長辺側の内面とスタッドボル トとの間の寸法は変わらないため、突出量が少ない第1係止爪により夫々係止す ることが出来る。
【0014】 このように、ピッチがずれた位置においても、スタッドボルトを4個の係止爪 により4方向から係止できるため、要求される高い保持力を持たせることができ る。
【0015】
以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説明する。 図1に示すように、ワイヤハーネス用プロテクタ10の長さ方向Lの両側に支 持部10a、10bを突設し、これら支持部10a、10bにクリップ11と12 を設けた状態で、樹脂により一体成形している。上記クリップ11はピッチ吸収 構造としており、クリップ12は定位置固定用とし、スタッドボルトとのピッチ ずれはクリップ11側で吸収するようにしている。
【0016】 上記クリップ11は図2(A)(B)(C)に示す形状で、プロテクタ10の長さ方 向Lが長い矩形状の筒体15を支持部10aより立設している。該筒体15の中 空部は断面長方形状の長穴14となり、上下両端が開口している。 該筒体15の対面間隔S1の寸法が短い長辺15aと15bの内面中央部から は、第1係止爪16、17を対向して突出している。また、対面間隔S2の寸法 が長い短辺15c、15dの内面より第2係止爪18、19を対向して突出して いる。
【0017】 上記第1係止爪16、17、第2係止爪18、19とも筒体11の下端より長 穴14の中心に向けて上方傾斜させて突出させ、その突出端に水平方向へ突出し た先端係止部16a〜19aを設けている。
【0018】 第1係止爪16と17は、その基部16b、17bの肉厚W1を大とし、これら 基部16b、17bからの突出量T1を小さくしており、その先端係止部16aと 17aの間隔をS3としている。該寸法S3は挿入するスタッドボルト2の軸部 の外径よりも小さく設定している。
【0019】 第2係止爪18と19は、その基部18b、19bの肉厚W2を小として、これ ら基部18b、19bからの突出量T2を大としており、その先端係止部18aと 19aの間隔を第1係止爪16aと17aの間隔と同一のS3に設定している。 このように、第2係止爪18、19の基部18b、19bの肉厚を小さくして、 突出量T2を大とすることにより、第1係止爪16、17と比較して可撓性に富 ませ、容易にたわむように設定している。
【0020】 上記実施例においては、長辺側の対面間隔S1は9mm、 短辺側の対面間隔S2 は13mmとし、 第1係止爪16と17および第2係止爪18と19の先端間の間 隔S3を3.6mmとしている。 尚、 挿入するスタッドボルト2の軸部外径は5m
m である。 また、第1係止爪16、17と第2係止爪18、19の下端から上端
ま での高さはHは同一の6.2mmとしている。
m である。 また、第1係止爪16、17と第2係止爪18、19の下端から上端
ま での高さはHは同一の6.2mmとしている。
【0021】 上記のようにスタッドボルト2の外径5mmに対して、 第2係止爪18、19の 先端間の間隔を3.6mmとしているため、 スタッドボルト2が長さ方向Lに0.7 mmずれても、 両側の第2係止爪18、19のいずれもが係止できるように設定し ている。 尚、スタッドボルトの外径と、第2係止爪18と19の先端に間隔に応じて、 吸収できるピッチのズレ量は相異する。即ち、スタッドボルトの外径が大きく、 第2係止爪の先端間隔を小さくすると吸収量を大と出来る。
【0022】 他方の定位置固定用のクリップ12は、図3(A)(B)に示す構造で、真円筒体 20の内周面に90度間隔をあけて同一形状の係止爪21を突設している。
【0023】 上記したクリップ11と12を備えたプロテクタ10を車体パネルに固定する 時、定位置固定用のクリップ12側から車体パネルに突設したスタッドボルト2 に固定する。即ち、図4に示すように、クリップ12の内部にスタッドボルト2 を下端開口より挿入する。尚、実際には、スタッドボルト2は車体パネル1に固 定されているため、クリップ12をスタッドボルト2に対して外嵌して押し下げ ていく。 スタッドボルト2は、その外周面に螺旋状に突起2aが設けられており、該突 起2aは係止爪21をたわませながら挿入され、所要位置で、突起2aの間に4 方向から係止爪21が係止される。
【0024】 一方、ピッチ吸収構造のクリップ11を図5に示すようにスタッドボルト2’ に固定する。 スタッドボルト2と2’とのピッチがクリップ11と12とのピッチとずれて いた場合、スタッドボルト2’はクリップ11の中心位置よりずれて筒体15に 挿入される。即ち、短辺15cと15dの中心位置ではなく、例えば、短辺15 c側へ偏った位置に挿入される。
【0025】 この時、短辺15cより突出した第2係止爪18はたわんでスタッドボルト2 の突起2aの間に挿入係止する。一方、短辺15dより突出している第2係止爪 19は、その先端係止部19aを最初から定位置に挿入されるスタッドボルト2 の軸部外面より突出させて設定しているため、短辺15c側へスタッドボルト2 がズレても、その先端係止部19aはスタッドボルト2の突起2aの間に挿入係 止される。
【0026】 特に、クリップの係止爪が樹脂製であるため、係止爪は伸びやすいが、圧縮抵 抗が大きく縮みにくい特性を有するため、スタッドボルト2の挿入時には、突出 量が大きい第2係止爪18を伸ばしてたわませながら容易に挿入出来る一方、係 止爪がスタッドボルトの突起の間に係止された後に離脱しようとする場合は、係 止爪を縮める必要があるため、第2係止爪19側でもその先端係止部19aが係 止している限り簡単に離脱しない。
【0027】 さらに、長辺15a、15bより突設している第1係止爪16、17もスタッ ドボルト2の突起2aの間に強い係止力で係止されるため、ピッチ吸収構造のク リップ11は、スタッドボルト2に対して確実に固定することが出来る。
【0028】
上記した本考案に係わるピッチ吸収構造のクリップ11と図8に示す従来の2 個の係止爪を有するピッチ吸収構造のクリップ1’とにおける離脱力を比較実験 した。尚、クリップ1’はクリップ11の第2係止爪18、19がないだけで、 他は同一の設計とした。 実験装置は図6に示す通りで、固定板に溶接したスタッドボルト2に対してク リップ11と従来のクリップ1’を夫々固定し、これらクリップ11、1’に紐 30で4点止めして連結し、紐30を矢印で示す方向に引っ張り、その引張力を ゲージ31で測定した。 クリップ11、1’がスタッドボルト2より離脱するに要した力は下記の表に 示す通りであった。
【0029】
【表1】 第1回目 第2回目 本考案のクリップ11 14.5kg 15.9kg 従来のクリップ1’ 8.3kg 9.0kg
【0030】
以上の説明より明らかなように、本考案に係わるクリップでは、長穴を有する 筒体の長辺側内面より対向して突出する第1係止爪に加えて、対面間隔が長い短 辺側内面より対向して突出する第2係止爪を設け、これら第2係止爪の突出量を 長くすると共に、可撓性に富ませているため、ピッチがずれて長穴の中心位置に 挿入されずに偏った位置にスタッドボルトが挿入されても、第2係止爪の両方で 係止することができ、第1係止爪による係止とあわせて、4方向からの係止が出 来る。 よって、ピッチを吸収しながら高い保持力でスタッドボルトに係止することが 可能となる。
【0031】 また、上記ピッチ吸収構造のクリップをプロテクタあるいはクランプと一体に 樹脂成形できるため、別体からなるクランプを用いる場合と比較して、組み立て 作業が容易となり、コストダウンを図ることが出来る。
【図1】 本考案の実施例を示す平面図である。
【図2】 上記実施例のクリップ11を示し、(A)は拡
大平面図、(B)は(A)のB−B線断面図、(C)は(A)の
C−C線断面図である。
大平面図、(B)は(A)のB−B線断面図、(C)は(A)の
C−C線断面図である。
【図3】 上記実施例のクリップ12を示し、(A)は拡
大平面図、(B)は断面図である。
大平面図、(B)は断面図である。
【図4】 上記クリップ12のスタッドボルトとの固定
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
【図5】 上記クリップ11のスタッドボルトとの固定
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
【図6】 実験装置の概略図である。
【図7】 従来のクリップとスタッドボルトとの固定状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図8】 (A)は従来のピッチ吸収構造のクリップを備
えたプロテクタの平面図、(B)は(A)の要部拡大平面図
である。
えたプロテクタの平面図、(B)は(A)の要部拡大平面図
である。
【図9】 他の従来例を示し、(A)は斜視図、(B)は要
部拡大図である。
部拡大図である。
1 車体パネル 2、2’スタッドボルト 10 プロテクタ 11 クリップ 12 クリップ 15 筒体 16、17 第1係止爪 18、19 第2係止爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 7/00 F 9266−4E
Claims (1)
- 【請求項1】 ワイヤハーネス用プロテクタあるいはク
ランプ等からなる取付部材の長さ方向両側に一体に形成
して、車体パネル等の被取付部材より突設しているスタ
ッドボルトと固定するクリップであって、 少なくとも一方のクリップとして、上記取付部材の長さ
方向に長い略長方形状の長穴を有する筒体を設け、該筒
体の対面間隔が短い長辺側の内面から対向して可撓性を
有する第1係止爪を突設すると共に、対面間隔が長い短
辺側の内面から対向して可撓性を有する第2係止爪を突
設し、上記第1係止爪より第2係止爪の突出量を大とし
て、第1係止爪および第2係止爪の先端間隔を、上記ス
タッドボルトの軸部外径より小さく設定し、該筒体に挿
入するスタッドボルトに対して、上記第1および第2係
止爪をスタッドボルトの外周面の突起の間に係止して固
定する構成としていることを特徴とするスタッドボルト
用クリップ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993007856U JP2549635Y2 (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | スタッドボルト用クリップ |
US08/190,831 US5423647A (en) | 1993-02-01 | 1994-02-02 | Stud bolt clip |
GB9403329A GB2275732B (en) | 1993-02-01 | 1994-02-22 | Stud bolt clip |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993007856U JP2549635Y2 (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | スタッドボルト用クリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0667980U true JPH0667980U (ja) | 1994-09-22 |
JP2549635Y2 JP2549635Y2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=11677284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993007856U Expired - Lifetime JP2549635Y2 (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | スタッドボルト用クリップ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5423647A (ja) |
JP (1) | JP2549635Y2 (ja) |
GB (1) | GB2275732B (ja) |
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