JP2006223087A - ハーネス用コルゲートチューブとそれを用いたワイヤハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤハーネス配索時にチューブ長手方向の伸縮によるチューブ外周の装着部品の位置ずれを確実に防止すると共に、コルゲートチューブの屈曲性を確保する。
【解決手段】周方向の凸条8と凹溝9とを交互に複数有する屈曲自在なハーネス用コルゲートチューブ31〜37で、凸条と凹溝とによるチューブ軸方向の伸縮を抑える外力受け部41〜43をチューブ長手方向に連続して直線的に形成した。また、ハーネス用コルゲートチューブ38〜310において、凸条と凹溝とによるチューブ軸方向の伸縮を抑える外力受け部5(51〜5n)をチューブ長手方向に不連続に且つチューブ周方向に均一に形成した。外力受け部は、凸条同士を連結する凸部41,43,5や、各凸条8と凹溝9とを直線的に横断する凹部42である。コルゲートチューブに電線15aを挿通すると共に部品13を固定してワイヤハーネス12を構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、軸方向の伸縮性を抑止すると共に屈曲性を確保したハーネス用コルゲートチューブとそれを用いたワイヤハーネスに関するものである。
図14は、従来のハーネス用コルゲートチューブとそれを用いたワイヤハーネスの一形態を示すものである。
コルゲートチューブ21は合成樹脂を材料として、周方向の環状の凸条8と凹溝9とを軸方向に交互に配列して一体成形して成るものであり、良好な屈曲性を有している。
コルゲートチューブ21の凸条8は凹溝9に隣接し、前後の凸条8の間に凹溝9が位置し、凸条8は山部をなし、凹溝9は谷部をなし、凸条8の内側は中空溝状に形成され、断面形状で凸条8と凹溝9とは矩形波状に対称に位置している。
コルゲートチューブ21の内側空間に複数本の電線15aが挿通され、本例でコルゲートチューブ21の前後両端はビニルテープ巻き14で電線束(幹線)15に固定され、コルゲートチューブ21の長手方向中間部に係止クリップ13が固定されている。コルゲートチューブ21によって電線15aが外部との干渉等から保護されている。本例においては電線束(幹線)15と電線束(分岐線)16とコルゲートチューブ21と係止クリップ13とでワイヤハーネス22が構成されている。
本例の係止クリップ13は合成樹脂を材料として、固定用のバンド部23と、皿状のばね部24と、ばね部24の中央から突出した支柱部25と、支柱部25の先端側に設けられた一対のテーパ状の可撓性の爪部26とで構成されている。バンド部23は鋸歯状の突起(図示せず)と、突起を挿通係止させる枠状部(図示せず)とを備えている。
係止クリップ13はバンド部23でコルゲートチューブ21の外周に締結固定される。一対の爪部26を車両パネルの孔部(図示せず)に挿入係止させると同時に、ばね部24がパネル面に弾接し、ワイヤハーネス22が車両パネルに固定される。バンド部23に代えて板部を(図示せず)形成し、板部をテープ巻きでコルゲートチューブ21に固定する場合もある。
電線束15はコルゲートチューブ21を装着しない部分がビニルテープで粗巻きされている。コルゲートチューブ21の前後両端側で電線束15は分岐され、分岐線16が幹線15に交差(ほぼ直交)して延長されている。幹線15や分岐線16の端末にはコネクタ(図示せず)が配設されている。
本例の係止クリップ13の位置は、分岐線16と幹線15との交差部である分岐点からの距離L1,L2で規定されている。コルゲートチューブ21は断面円形に限らず、ワイヤハーネス22の配索場所等に応じて断面長円形や平型のものも使用される。
コルゲートチューブとしては、例えば図15〜図16に示すような形態のものも従来において開示されている。
図15に示すコルゲートチューブ51は断面円形に形成され、周方向の複数の凸条52の一部を切欠して凹部54を形成したものである(特許文献1参照)。
コルゲートチューブ51は凹部54の近傍で切断され、凹部54に筒状のカップリング(図示せず)の内面の突起が挿通されて凸条間の凹溝53の途中で係止され、カップリングを介して二本のコルゲートチューブが連結される。
図16に示すコルゲートチューブ55は平型状に形成され、周方向の複数の凸条56に凹部58を形成し、凹部58と凸条間の凹溝57とを連通させたものである(特許文献2参照)。
各凹部58はコルゲートチューブ55の長辺部の表裏において対角方向に設けられている。このコルゲートチューブ55は建設用のコンクリートの内部に埋め込まれ、凹部58はコルゲートチューブが潰れた際の空気抜きとして作用する。
実開平3−194号公報(第1図) 実開平2−139413号公報(第1図)
しかしながら、上記図14〜図16の各形態のコルゲートチューブ21,51,55にあっては、例えば図14のワイヤハーネス22におけるように、ワイヤハーネス製造工程でコルゲートチューブ21に係止クリップ13を組み付けた後、ワイヤハーネス22を車両に取り付けるまでの間で、コルゲートチューブ21に圧縮や引張や曲げといった外力が作用し、コルゲートチューブ21が縮んだり伸びたりして、係止クリップ13の位置が変動し、車両パネル等の所定の取付孔に対して係止クリップ13が位置ずれして、ワイヤハーネス22の配索(固定)作業性が悪化するという問題があった。
この問題は係止クリップ13に限らず、コルゲートチューブ21に取り付けられる合成樹脂製のホルダ等の部品においても生じ得るものである。例えばホルダ(図示せず)はコルゲートチューブ21の凹溝9にリブ(図示せず)を係合させて固定される。
本発明は、上記した点に鑑み、例えばワイヤハーネスとして組み付けた際に、チューブ長手方向の伸縮によるチューブ外周の装着部品の位置ずれを確実に防止することができるハーネス用コルゲートチューブとそれを用いたワイヤハーネスを提供することを第一の目的とする。それに加えて、チューブ径方向の屈曲性(柔軟性)を確保したハーネス用コルゲートチューブとそれを用いたワイヤハーネスを提供することを第二の目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るハーネス用コルゲートチューブは、周方向の凸条と凹溝とを交互に複数有する屈曲自在なハーネス用コルゲートチューブにおいて、該凸条と該凹溝とによるチューブ軸方向の伸縮を抑える外力受け部4がチューブ長手方向に連続して直線的に形成されたことを特徴とする。
上記構成により、外力受け部でコルゲートチューブの軸方向の伸縮に対する剛性が高まり、コルゲートチューブに作用する引張力や圧縮力によるチューブ軸方向の変形(伸縮)が防止される。これにより、コルゲートチューブに固定した部品の位置変動が防止される。また、内部に挿通した電線がコルゲートチューブと共に伸縮することがないから、電線に引張力や圧縮力が作用せず、電線の寿命が高まる。
請求項2に係るハーネス用コルゲートチューブは、周方向の凸条と凹溝とを交互に複数有する屈曲自在なハーネス用コルゲートチューブにおいて、該凸条と該凹溝とによるチューブ軸方向の伸縮を抑える外力受け部がチューブ長手方向に不連続に且つチューブ周方向に均一に形成されたことを特徴とする。
上記構成により、各外力受け部がチューブ軸方向の剛性を増して引張力や圧縮力によるチューブ軸方向の変形(伸縮)を抑止すると共に、各外力受け部がチューブ周方向に均一に配置されているから、どの方向へもコルゲートチューブを柔軟に屈曲可能となる。ここで「均一」とは、各外力受け部が順序良く等間隔(等角度)で配置されていてもよく、あるいは順不同で等間隔(等角度)で配置されていてもよいの意味である。コルゲートチューブが断面円形である場合は等距離=等角度であるが、断面長円形や平型のコルゲートチューブの場合はどちらかと言えば等距離(不等角度)で各外力受け部が配置されることが好ましい。
請求項3に係るハーネス用コルゲートチューブは、請求項2記載のハーネス用コルゲートチューブにおいて、前記外力受け部が一ないし複数の前記凸条又は凹溝毎に形成されたことを特徴とする。
上記構成により、各外力受け部が一つの凸条又は凹溝毎に形成された場合は、コルゲートチューブの曲げ方向の柔軟性が一層高まり、各外力受け部が複数の凸条又は凹溝毎に形成された場合は、前者に較べて曲げ方向の柔軟性は劣るものの、軸方向の剛性がアップする。
請求項4に係るハーネス用コルゲートチューブは、請求項2記載のハーネス用コルゲートチューブにおいて、前記外力受け部が一ないし複数の前記凸条又は凹溝置きに形成されたことを特徴とする。
上記構成により、チューブ長手方向に外力受け部のない部分が形成され、その部分によって屈曲方向の柔軟性が高まる。各外力受け部は一ないし複数の凸条又は凹溝において軸方向に形成される。
請求項5に係るハーネス用コルゲートチューブは、請求項2〜4の何れかに記載のハーネス用コルゲートチューブにおいて、前記外力受け部が等間隔で螺旋状に配置されたことを特徴とする。
上記構成により、コルゲートチューブの曲げ動作がどの方向にも均一な力で行われると共に、コルゲートチューブに作用する捩り力が均一に吸収されてコルゲートチューブがある程度柔軟に捩れ変形する。
請求項6に係るハーネス用コルゲートチューブは、請求項1〜5の何れかに記載のハーネス用コルゲートチューブにおいて、前記外力受け部が、前記凸条同士を連結する凸部であることを特徴とする。
上記構成により、請求項1〜5において各凸条同士が凸部によってチューブ長手方向に連結され、各凸条間の剛性が高まり、凹溝が軸方向に伸縮されることが抑止される。また、請求項2〜5においてコルゲートチューブの屈曲時に各凸部が不連続で独立しているから、屈曲が柔軟に行われる。凸部の高さ(チューブ径方向の位置)は凸条の高さと同一であっても、あるいは凸条より低くてもよい。
請求項7に係るハーネス用コルゲートチューブは、請求項1〜5の何れかに記載のハーネス用コルゲートチューブにおいて、前記外力受け部が、前記各凸条と前記凹溝とを直線的に横断する凹部であることを特徴とする。
上記構成により、請求項1〜5において凹部が凸条をチューブ軸方向に横断し、その切欠された横断部分に壁部が対向して位置し、その壁部によって凸条のチューブ軸方向の剛性がアップする。これによってコルゲートチューブの伸縮が抑えられる。凹部は凸部よりもコルゲートチューブの柔軟性に優れる。また、請求項2〜5において各凹部が不連続で独立しているから、コルゲートチューブの柔軟性が一層高まる。凹部は凸条と同じ高さで形成してもよく(この場合、凹溝と凹部の底面は一致する)、あるいは凹溝を径方向内側に凹ませて直線状に形成してもよい。
請求項8に係るワイヤハーネスは、請求項1〜7の何れかに記載のハーネス用コルゲートチューブに電線を挿通すると共に部品を固定したことを特徴とする。
上記構成により、請求項1〜7においてコルゲートチューブの軸方向の伸縮が外力受け部で抑えられるから、コルゲートチューブに固定した部品の位置がばらつきなく常に正規の位置に規定される。また、請求項2〜7においてワイヤハーネスが例えば車両ボディの屈曲面に沿ってコルゲートチューブと共に柔軟に屈曲されつつ配索される。部品はコルゲートチューブの長手方向中間部に設けられてもよく、コルゲートチューブの端部に設けられてもよい。部品としては車両パネルの孔に係合する係止クリップ等が挙げられる。部品の数は一つでも複数でもよい。
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、外力受け部によってコルゲートチューブの長さの変動が抑えられるから、例えばワイヤハーネス製造工程でコルゲートチューブに部品を組み付け、ワイヤハーネスを車両組立工程で車両に組み付けるまでの間で、部品の位置変動が抑えられ、部品が車両の所定の箇所に位置ずれなく効率的に確実に組み付けられ、車両へのワイヤハーネスの組付作業性が向上する。また、コルゲートチューブ内に電線を挿通してワイヤハーネスを構成し、ワイヤハーネスを屈曲させた際に、コルゲートチューブが軸方向に伸縮しないから、内部の電線に引張力や圧縮力が直接作用せず、電線の屈曲耐久性や寿命が向上する。
請求項2記載の発明によれば、上記請求項1と同様の効果(各外力受け部によってコルゲートチューブの長さの変動が抑えられ、コルゲートチューブの装着部品の位置が正確に規定され、車両へのワイヤハーネスの組付作業性が向上すると共に、コルゲートチューブを含むワイヤハーネスを屈曲させた際に、コルゲートチューブが軸方向に伸縮せず、内部の電線に引張力や圧縮力が直接作用せず、電線の屈曲耐久性や寿命が向上すること)に加えて、各外力受け部が周方向に均一に配置されたことで、どの方向へもコルゲートチューブを容易に柔軟に屈曲させることができ、車両ボディの三次元的に屈曲した部位等へのワイヤハーネスの配索作業性が向上する。
請求項3記載の発明によれば、各外力受け部が一つの凸条又は凹溝毎に形成された場合に、コルゲートチューブの曲げ方向の柔軟性が一層高まり、ワイヤハーネスの配索作業性が一層向上する。また、各外力受け部が複数の凸条又は凹溝毎に形成された場合に、軸方向の剛性が一層高まり、コルゲートチューブの長さの変動を一層抑えて装着部品の位置を一層正確に規定できると共に、チューブ内側の電線の軸方向の負荷を一層低減することができる。
請求項4記載の発明によれば、外力受け部のない部分でコルゲートチューブの屈曲性が高まり、ワイヤハーネスの配索作業性が一層向上する。
請求項5記載の発明によれば、コルゲートチューブの屈曲性が一層高まり、ワイヤハーネスの配索作業性が一層向上すると共に、コルゲートチューブに作用する捩れ力に対してコルゲートチューブが捩れ力を均一に吸収して、コルゲートチューブの捩れ破損を防止することができる。
請求項6記載の発明によれば、凸条同士が凸部で連結されてチューブ長手方向の剛性が高まり、コルゲートチューブの伸縮が確実に抑えられるから、例えば請求項1記載の発明の効果が確実に発揮される。
請求項7記載の発明によれば、凹部で凸条の剛性が高まり、コルゲートチューブの伸縮が確実に抑えられるから、例えば請求項1記載の発明の効果が確実に発揮される。
請求項8記載の発明によれば、コルゲートチューブの軸方向の伸縮が外力受け部で抑えられ、部品の位置がばらつきなく常に正規の位置にあるから、部品を車両等の所定の箇所に位置ずれなく効率的に確実に組み付けることができ、車両等へのワイヤハーネスの組付作業性が向上する。
図1〜図2(a)(b)は、本発明に係るハーネス用コルゲートチューブの第一の実施形態を示すものである。
このコルゲートチューブ31は、従来同様に合成樹脂を材料として、周方向の環状の凸条8と凹溝9とを交互にチューブ長手方向に配列して、断面円形に形成されると共に、チューブ長手方向に一本の直線的な凸状の外力受け部41を形成したことを特徴とするものである。
この外力受け部41は、周方向の凸条8や凹溝9と直交してチューブ軸方向に真直に連続して形成された凸部である。凸部41を除く凸条8と凹溝9とで構成される部分をチューブ本体と呼称した場合、凸部41はチューブ本体の軸方向に直線的に形成されている。
凸部41は、周方向の環状の複数の凸条8すなわち山部に直交して凸条8と同じ高さでチューブ長手方向に真直に続いている。各凸条8の間の凹溝9すなわち谷部は凸部41で横断され、凸部41の左右の壁面4a,4bは凹溝9の底面(符号9で代用)に直交し、且つ凸条8の前後の壁面8a,8bに直交している。
凸条8と凹溝9と凸部41の各壁部の板厚はほぼ同じであり、凸条8及び凸部41の内側面は凹溝状にへこんでチューブ内側のハーネス挿通空間10に連通している。凸部41の外面及び内面は凸条8の外周面や内周面と同じ屈曲半径で周方向に円弧状に湾曲している。
チューブ軸方向の真直な凸部41によって各凸条8が横断方向に一体に連結され、凸部41の左右の壁部4a,4bによって凸条8及び凹溝9のチューブ軸方向の剛性すなわちチューブ本体の剛性がアップし、凸条8及び凹溝9がチューブ軸方向に伸縮しにくくなり、それによってコルゲートチューブ31の軸方向の伸縮が抑えられる。
また、コルゲートチューブ31を凸部41とその180゜反対の方向以外の方向であれば従来と同様に容易に屈曲させることができ、凸部41とその180゜反対の方向にもある程度の力を入れれば屈曲させることができるから、車両等へのワイヤハーネスの配索性に悪影響を与える心配はない。
図3(a)(b)は、本発明に係るハーネス用コルゲートチューブの第二の実施形態を示すものである。
このコルゲートチューブ32は、従来同様に合成樹脂を材料として、周方向の環状の凸条8と凹溝9とを交互にチューブ長手方向に配列して、断面円形に形成されると共に、チューブ長手方向に一本の直線的な凹状の外力受け部42を形成したことを特徴とするものである。
この外力受け部42は、周方向の凸条8や凹溝9と直交してチューブ軸方向に真直に連続して形成された凹部である。
凹部42は、周方向の環状の凸条8すなわち山部を切欠する如く横断して凹溝9すなわち谷部と同じ高さでチューブ長手方向に真直に続いている。凹部42の左右の壁面4c,4dは凹溝9の底面(符号9で代用)に直交し、且つ凸条8の外周面(符号8で代用)に直交している。凹部42と凹溝9の各底面(符号42,9で代用)は湾曲状の同一面に位置している。凸条8と凹溝9と凹部42の各壁部の板厚はほぼ同じであり、凸条8の内側面は凹溝状にへこんでチューブ内側のハーネス挿通空間10に連通している。
凹部42によって各凸条8に横断方向の切欠部(横断部分)(符号42で代用)が形成され、切欠部の左右の対向する壁部4c,4dによって凸条8のチューブ軸方向の剛性がアップし、凸条8がチューブ軸方向に伸縮しにくくなり、それにより、コルゲートチューブ32の軸方向の伸縮が抑えられる。
第二の実施形態によれば、コルゲートチューブ32を上下左右すなわち軸方向と直交する何れの方向にも容易に屈曲させることができ、例えば車両ボディの湾曲面に沿ってコルゲートチューブ32の外力受け部42の位置を気にすることなく効率良くワイヤハーネスを配索することができる。
なお、図3において、凹部42を各凹溝9の内面側(ハーネス挿通空間10側)に膨出させてチューブ長手方向に一直線状に形成することも有効である。この場合、図3(b)で凸条8を横断する凹部42の上下の壁面4c,4dが各凹溝9にも形成されることになる。
図4は、本発明に係るハーネス用コルゲートチューブの第三の実施形態を示すものである。
このコルゲートチューブ33は、従来同様に合成樹脂を材料として、周方向の環状の凸条8と凹溝9とを交互にチューブ長手方向に配列して、断面円形に形成されると共に、チューブ長手方向に高さの低い凸状の外力受け部43を一直線上に形成したことを特徴とするものである。
この外力受け部43は、周方向の凸条8や凹溝9と直交してチューブ軸方向に真直に形成された高さの低い凸部である。
凸部43は図1〜図2の凸部41のほぼ半分の高さに形成され、凸部43は周方向の各凹溝9を横断し、周方向の各凸条8の前後の壁面8a,8bの高さ方向中間部に凸部43の頂面(符号43で代用)が直交して続いている。各凸部43は各凸条8を介してチューブ長手方向に真直に延びている。凸条8と凹溝9と凸部43の各壁部の板厚はほぼ同じであり、凸条8及び凸部43の内側面は凹溝状にへこんでチューブ内側のハーネス挿通空間10に連通している。凸部43の外面及び内面は凸条8の外周面や内周面と同心に周方向に円弧状に湾曲している。
凸部43の高さは凸条8の高さの1/2に限らず、2/3や1/3等、必要に応じてすなわちコルゲートチューブ33に作用する引張や圧縮といった外力の大きさ等に応じて適宜高さに設定可能である。図1〜図2における凸条8と同じ高さの凸部41が外力に対して一番大きな受け止め力を発揮する。
図5〜図7は、上記各外力受け部4を断面長円形のコルゲートチューブに形成した例を示すものである。
図5のコルゲートチューブ34は、図2の外力受け部である凸部41を有し、図6のコルゲートチューブ35は図3の外力受け部である凹部42を有し、図7のコルゲートチューブ36は図4の外力受け部である低い凸部43を有している。
図8は、上記外力受け部41を断面平型のコルゲートチューブ37に形成した例を示すものである。このコルゲートチューブ37は図2の外力受け部である凸部41を有したものであるが、凸部41に代えて図3の凹部42や図4の低い凸部43を有することも無論有効である。
図5〜図8のコルゲートチューブ34〜37において、各外力受け部4は長辺部3aの径方向中央に設けられている。外力受け部4を短辺部3c,3dの中央に設けることも可能である。図6の凹部42をさらに深くコルゲートチューブの凹溝9の内側までへこませて一直線状に形成することも有効である。図5〜図8のコルゲートチューブ34〜37は断面長形のコルゲートチューブと総称する。
図9は、上記各コルゲートチューブの一例として図2のコルゲートチューブ31を用いてワイヤハーネス12を構成した実施形態を示すものである。図2のコルゲートチューブ31に代えて図3〜図8のコルゲートチューブ32〜37を用いてもよい。
コルゲートチューブ31の長手方向中間部に係止クリップ(部品)13が装着固定され、コルゲートチューブ31の前後端はテープ巻き14でワイヤハーネス12の幹線15に固定され、コルゲートチューブ31の前後端の近傍で分岐線16が分岐されている。符号L1,L2は各分岐点から係止クリップ13までの距離である。係止クリップ13の構造は従来と同じであるので説明を省略する。
本例でコルゲートチューブ31の外力受け部41は平面視で上側に配置され、コルゲートチューブ31の全長に渡って形成されている。本例のようにワイヤハーネス12の幹線15を直線状に配置する場合、外力受け部41の位置はコルゲートチューブ31の外周上のどこであっても構わない。
外力受け部41によってコルゲートチューブ31の長手方向の伸縮に対する剛性が高められているから、ワイヤハーネス12の製造工程からワイヤハーネス12の車両取付に至るまでの間でワイヤハーネス12が引張や圧縮方向の力を受けた場合でも、コルゲートチューブ31が長手方向に矢印D,E方向に伸縮変形することがなく、それにより係止クリップ13の位置が常に定位置に規定される。それにより、車両パネル等の孔(図示せず)に対する係止クリップ13の位置ずれが防止され、車両パネルへの係止クリップ13の係合作業が効率良く正確に行われる。
この効果は係止クリップ13に限らず、合成樹脂製のホルダ等の部品をコルゲートチューブ31に固定した場合においても同様に奏される。
図9においてワイヤハーネス12の幹線15を屈曲させて車両ボディ等に配索する場合には、幹線15におけるコルゲートチューブ31の屈曲方向とは90゜位相した位置
に外力受け部41を配置したり、屈曲方向内側となるように外力受け部41を配置することが屈曲性を確保する上で好ましい。図9においてワイヤハーネス12の屈曲方向は分岐線16の延長方向(又はその反対方向)又は上方向(外力受け部41である凸部の突出方向)となる。
図5〜図8の断面長形のコルゲートチューブ34〜37の場合、その屈曲方向は長径側又は短径側の何れでも可能であるが、外力受け部4の位置は断面円形のコルゲートチューブ31〜33と同様に屈曲方向に対して90゜方向又は屈曲内側にあることが好ましい。
例えば図9等においてワイヤハーネスの幹線15が強く屈曲された場合や、繰り返しの屈曲を受けた場合に、従来のコルゲートチューブは内部の各電線15aと共に伸縮し、各電線15aに圧縮や伸長方向の力が作用し、電線15aの耐久性等に悪影響を与えかねないという懸念があるが、コルゲートチューブ31に外力受け部41を設けて、外力受け部4で引張力や圧縮力を受け止めるから、内部の電線15aに引張力や圧縮力が直接作用せず、従って電線15aの屈曲耐久性や寿命が向上する。
なお、上記各実施形態においては、コルゲートチューブ3に外力受け部4を一本のみ設けたが、ワイヤハーネス12をさほど屈曲させない場合には、外力受け部4を二本またはそれ以上の本数で設けることも可能である。
図10〜図11は、本発明に係るハーネス用コルゲートチューブの第四の実施形態を示すものである。
このコルゲートチューブ38は、合成樹脂を材料として、周方向の凸条(山部)8(81〜8n)と凹溝(谷部)9(91〜9n)とを交互に配置形成してなる断面円形のコルゲートチューブにおいて、外力受け部としてのチューブ軸方向の凸部5(51〜5n)を凸条一山毎にチューブ周方向に位置を変えて形成したことを特徴とするものである。
凸部5は図11の如く周方向に等しい角度で位置を変えて形成されている。本例では周方向の六箇所に等分に凸部5を設けており、各凸部5のなす角度は60゜となっている。凸部5を除く凸条8と凹溝9とで成る部分をチューブ本体と呼称した場合、凸部5はチューブ本体の円周上に60゜の角度で螺旋状に順番に配置されつつ均一に分散されている。各凸部5の断面形状は図2の実施形態の凸部41におけると同様に幅方向の左右の垂直な壁面5a,5bを有している。
凸部5は、図1の第一の実施形態と同様に、各凸条8の間(凹溝9内)で各凸条8の前後の壁面8a,8bに直交して凸条8と同じ高さで形成されている。凸部5の外面は凸条8の外周面と同じ屈曲半径で周方向に円弧状に湾曲している。凸部5の幅Wは軸方向の剛性や曲げ方向の柔軟性を考慮して必要に応じて適宜設定される。これは図1の実施形態でも同様である。
図10で左から第一の凸部51は第一と第二の凸条81,82の間(第一の凹溝91)に位置し、第二の凸部52は第一の凸部52とは60゜の間隔で第二と第三の凸条82,83の間(第二の凹溝92)に位置し、第三の凸部53は第一の凸部51とは120゜の間隔で第三と第四の凸条83,84の間(第三の凹溝93)に位置し、第四の凸部54は第一の凸部51とは180゜の間隔で第四と第五の凸条84,85の間(第四の凹溝94)に位置し、第五の凸部55は第一の凸部51とは240゜の間隔で第五と第六の凸条85,86の間(第五の凹溝95)に位置し、第六の凸部56は第一の凸部51とは300゜の間隔で第六と第七の凸条86,87の間(第六の凹溝96)に位置し、第7の凸部57は第一の凸部51と同じ軸線上において第七と第八の凸条87,88の間(第七の凹溝97)に位置し、以下これを繰り返して全ての各凸条8の間(各凹溝9)に凸部5が等間隔で配置されている。
なお、凸部5の周方向の配置角度は60゜に限らず、30゜や45゜や90゜等、等しい角度で周方向に均一に配置されていればよい。例えば90゜の場合、第一と第二の凸条81,82の間に第一の凸部51が位置し、第二と第三の凸条82,83の間に第二の凸部52が第一の凸部51とは90゜の間隔で位置し、第三と第四の凸条83,84の間に第三の凸部53が第一の凸部51とは180゜の間隔で位置し、第四と第五の凸条84,85の間に第四の凸部54が第一の凸部51とは270゜の間隔で位置し、第五と第六の凸条85,86の間に第五の凸部55が第一の凸部51と同じ軸線上に位置し、以下これを繰り返して各凸条8の間に凸部5が等間隔で配置される。
また、上記図10の実施形態では、第一〜第nの凸部5を螺旋状に順序良く配置したが、各凸部5がチューブ円周上に均一に分散していれば、必ずしも順序良く配置する必要はなく、例えば図10で第一の凸部51の次(第二と第三の凸条82,83の間)に図10の第三の凸部53を配置し、その次(第三と第四の凸条83,84の間)に図10の第四の凸部54を配置し、その次(第四と第五の凸条84,85の間)に図10の第二の凸部52を配置する等、各凸部5をランダムに同一の角度ピッチで配置することも可能である。
また、凸部5に代えて外力受け部として、図3の第二の実施形態の凹部42を形成したり、図4の第三の実施形態の高さの低い凸部43を形成してもよい。凹部42の場合、各凸条8に凹部42がチューブ軸方向に横断して形成され、第一の凸条81に図示しない第一の凹部421が位置し、第二の凸条82に第二の凹部422が第一の凹部421とは角度θ゜の間隔で位置し、第三の凸条83に第三の凹部423が第一の凹部421とは2θ゜の間隔で位置し、第四の凸条84に第四の凹部424が第一の凹部421とは3θ゜の間隔で位置し、以下これを繰り返して各凸条8に凹部42が等間隔で配置される。凹部42の深さは凹溝9の深さと同じでもよく、あるいは凹溝9よりも深くてもよい(凹溝9の内側に外力受け部としての凸部を形成してもよい)。
外力受け部として高さの低い凸部43(図4)を形成する場合は、凸部43の高さを種々に設定することで、コルゲートチューブの軸方向の剛性や曲げ方向の柔軟性を適宜変更することができる。凸部43の高さはコルゲートチューブ毎に変えてもよいし、一つのコルゲートチューブにおいて凹溝9毎に変えてもよい。凸部43の高さは凸条8と同じ高さから凹溝9の谷径と同じ又はそれよりも低い高さまでの範囲で適宜設定可能である。図10の実施形態においても凸部5の幅を一つのコルゲートチューブ38において種々に変化させることも可能である。
また、コルゲートチューブとして断面長円形や平型のものを用いる場合は、上記のように等しい角度で各外力受け部(各凸部5又は各凹部42)を配置してもよいし、あるいは、各外力受け部を角度ではなくコルゲートチューブの等しい長さの外周長で等ピッチに配置してもよい。上記断面円形のコルゲートチューブにおいても、各外力受け部の角度間隔を等間隔ではなく異なる間隔で設定することも可能である。
上記第四の実施形態によれば、外力受け部5でコルゲートチューブ38の軸方向の剛性を高めてコルゲートチューブ38の軸方向の伸縮を抑えることで、前記各実施形態と同様に、係止クリップやホルダ等の装着部品の固定位置のばらつきをなくすことができ、且つ外力受け部5で引張力や圧縮力を受け止めて、コルゲートチューブ内部の電線に引張力や圧縮力を直接作用させずに、電線の屈曲耐久性や寿命を向上させることができるのは勿論のこと、外力受け部5を周方向に等しい間隔で均一に配置したから、コルゲートチューブ38がどの方向にも柔軟に屈曲可能で、コルゲートチューブ38の曲げ動作を上下左右のどの方向にも小さな力で容易に行うことができ、コルゲートチューブ内に電線を挿通したワイヤハーネスの車両等への配索作業性が高まる。
図12は、ハーネス用コルゲートチューブの第五の実施形態として、断面円形のコルゲートチューブ39において、外力受け部としての凸部5(51〜5n)を二山毎(二つの凸条8毎)に軸方向に延長して形成した例を示すものである。
各凸部5の間隔は図10〜図11の第四の実施形態と同様に等しい角度θに設定されている。図12で左から第一と第三の凸条81,83の間(第一と第二の凹溝91,92)に第一の凸部51が延長形成され、第一の凸部51とはθ゜の間隔で第三と第五の凸条83,85の間(第三と第四の凹溝93,94)に第二の凸部52が延長形成され、第一の凸部51とは2θ゜の間隔で第五と第七の凸条85,87の間(第五と第六の凹溝95,96)に第三の凸部53が延長形成され、第一の凸部51とは3θ゜の間隔で第七と第九の凸条87,89の間(第七と第八の凹溝97,98)に第四の凸部54が延長形成され、第一の凸部51とは4θ゜の間隔で第九と第十一の凸条89,810の間(第九と第十の凹溝99,910)に第五の凸部55が延長形成され、以下これを繰り返して各凸部5が各凸条8(凹溝9)を横断して等間隔で形成されている。
なお、第一〜第nの凸部5を螺旋状に順序良く配置せずに、順序を変えて凸部5をチューブ円周上に均一に分散させることも可能である。また、凸部5は二山毎に限らず、三山毎や四山毎等、複数の凸条毎に延長形成可能である。また、外力受け部としての凸部5を凸条8よりも低い凸部としたり、凸部5に代えて凹部を形成したりすることも可能である。また、これら外力受け部の周方向の間隔は45゜や60゜や90゜等、種々の角度に設定可能である。また、これら外力受け部を等角度ではなく異なる角度で配置することも可能である。また、断面円形ではなく断面長円形や平型のコルゲートチューブに同様の外力受け部を形成することも可能である。
上記第五の実施形態によれば、複数の凸条8(凹溝9)に直交して外力受け部5が真直に延長形成されるから、チューブ軸方向の剛性が高まり、伸縮を抑えて係止クリップやホルダ等の装着部品の固定位置を一層精度良く規定できると共に、引張力や圧縮力を確実に受け止めて、コルゲートチューブ内部の電線の屈曲耐久性や寿命を一層高めることができる。コルゲートチューブをどの方向にも柔軟に屈曲可能であることは勿論である。
図13は、ハーネス用コルゲートチューブの第六の実施形態として、断面円形のコルゲートチューブ310において、外力受け部としての軸方向の凸部5(51〜5n)を一山置きに等角度で配設したことを特徴とするものである。各凸部5の間隔は図11におけると同様である。
図13で左から第一と第二の凸条81,82の間(第一の凹溝91)に第一の凸部51が位置し、第三と第四の凸条83,84の間(第三の凹溝93)に第二の凸部52が第一の凸部51とはθ゜の間隔で位置し、第五と第六の凸条85,86の間(第五の凹溝95)に第三の凸部53が第一の凸部51とは2θ゜の間隔で位置し、第七と第八の凸条87,88の間(第7の凹溝97)に第四の凸部54が第一の凸部51とは3θ゜の間隔で位置し、第九と第十の凸条89,810の間(第九の凹溝99)に第五の凸部51が第一の凸部51とは4θ゜の間隔で位置し、以下同様に一山置きに凸部5が配置されている。
なお、第一〜第nの凸部5を螺旋状に順序良く配置せずに、順序を変えて凸部5をチューブ円周上に均一に分散させることも可能である。また、凸部5は一山置きに限らず、二山置き等としたり、図12の実施形態のように複数の凸条毎に形成して、各凸部5の間を一山置きや二山置き等とすることも可能である。あまり凸部5の間の隙間をあけるとチューブ軸方向の剛性が弱くなってしまうので、必要性に応じて適宜設定する。
また、外力受け部としての凸部5を凸条8よりも低い凸部としたり、凸部5に代えて凹部を形成したりすることも可能である。また、これら外力受け部の周方向の間隔は45゜や60゜や90゜等、種々の角度に設定可能である。また、これら外力受け部を等角度ではなく異なる角度で配置することも可能である。また、断面円形ではなく断面長円形や平型のコルゲートチューブに同様の外力受け部を形成することも可能である。
上記第六の実施形態によれば、軸方向にある程度の剛性を発揮させ、且つ曲げ方向に極めて柔軟な屈曲性を発揮させることができる。軸方向の剛性でコルゲートチューブ310の伸縮を抑えて係止クリップやホルダ等の装着部品の固定位置を規定できると共に、引張力や圧縮力を受け止めて、コルゲートチューブ内部の電線の屈曲耐久性や寿命を高めることができる。柔軟な屈曲性により、コルゲートチューブ310をどの方向にも柔軟に屈曲可能で、ワイヤハーネスの配索作業性を高めることができる。
図10の形態とするか図12又は図13の形態とするかは、ワイヤハーネスにおけるコルゲートチューブ38〜310の軸方向の剛性や曲げ方向の屈曲性等の必要性に応じて適宜選択可能である。図10〜図13の形態を一本のコルゲートチューブに同時に形成することも可能である。
ワイヤハーネスは図9の実施形態と同様に図10〜図13の各コルゲートチューブ38〜310の何れかを用いて形成することができる。コルゲートチューブ38〜310の途中に係止クリップやその他の装着部品が装着され、コルゲートチューブ内で各電線が外部との干渉等から安全に保護される。図10〜図13の各コルゲートチューブ38〜310を用いたワイヤハーネスは図9のように真直に配索するのではなく、車両ボディの三次元的に屈曲したパネルに沿って柔軟に屈曲させつつ配索することが好ましい。
本発明に係るハーネス用コルゲートチューブの第一の実施形態を示す斜視図である。 同じくハーネス用コルゲートチューブを示し、(a)は(b)のA−A断面図、(b)は平面図である。 ハーネス用コルゲートチューブの第二の実施形態を示し、(a)は(b)のB−B断面図、(b)は平面図である。 ハーネス用コルゲートチューブの第三の実施形態を示し、(a)は(b)のC−C断面図、(b)は平面図である。 断面長円形のコルゲートチューブの一形態を示す断面図である。 断面長円形のコルゲートチューブの他の形態を示す断面図である。 断面長円形のコルゲートチューブのその他の形態を示す断面図である。 断面平型のコルゲートチューブの一形態を示す断面図である。 コルゲートチューブを用いたワイヤハーネスの一実施形態を示す平面図である。 ハーネス用コルゲートチューブの第四の実施形態を示す平面図である。 同じくハーネス用コルゲートチューブを示す断面図である。 ハーネス用コルゲートチューブの第五の実施形態を示す平面図である。 ハーネス用コルゲートチューブの第六の実施形態を示す平面図である。 従来のコルゲートチューブを用いたワイヤハーネスの一形態を示す平面図である。 従来のコルゲートチューブの一形態を示す斜視図である。 従来のコルゲートチューブの他の形態を示す斜視図である。
符号の説明
1〜310 ハーネス用コルゲートチューブ
1,43,5(51〜5n) 凸部(外力受け部)
2 凹部(外力受け部)
8 凸条
9 凹溝
12 ワイヤハーネス
13 係止クリップ(部品)
15a 電線

Claims (8)

  1. 周方向の凸条と凹溝とを交互に複数有する屈曲自在なハーネス用コルゲートチューブにおいて、該凸条と該凹溝とによるチューブ軸方向の伸縮を抑える外力受け部がチューブ長手方向に連続して直線的に形成されたことを特徴とするハーネス用コルゲートチューブ。
  2. 周方向の凸条と凹溝とを交互に複数有する屈曲自在なハーネス用コルゲートチューブにおいて、該凸条と該凹溝とによるチューブ軸方向の伸縮を抑える外力受け部がチューブ長手方向に不連続に且つチューブ周方向に均一に形成されたことを特徴とするハーネス用コルゲートチューブ。
  3. 前記外力受け部が一ないし複数の前記凸条又は凹溝毎に形成されたことを特徴とする請求項2記載のハーネス用コルゲートチューブ。
  4. 前記外力受け部が一ないし複数の前記凸条又は凹溝置きに形成されたことを特徴とする請求項2記載のハーネス用コルゲートチューブ。
  5. 前記外力受け部が等間隔で螺旋状に配置されたことを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載のハーネス用コルゲートチューブ。
  6. 前記外力受け部が、前記凸条同士を連結する凸部であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のハーネス用コルゲートチューブ。
  7. 前記外力受け部が、前記各凸条と前記凹溝とを直線的に横断する凹部であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のハーネス用コルゲートチューブ。
  8. 請求項1〜7の何れかに記載のハーネス用コルゲートチューブに電線を挿通すると共に部品を固定したことを特徴とするワイヤハーネス。
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