JPH066171U - 乗用型移動農機のボンネツト構造 - Google Patents
乗用型移動農機のボンネツト構造Info
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- JPH066171U JPH066171U JP5245392U JP5245392U JPH066171U JP H066171 U JPH066171 U JP H066171U JP 5245392 U JP5245392 U JP 5245392U JP 5245392 U JP5245392 U JP 5245392U JP H066171 U JPH066171 U JP H066171U
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- steering column
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- agricultural machine
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回動に基づいて開放されるボンネツトにおい
て、回動したボンネツトが機体から突出する不都合を解
消すると共に、ステアリングコラムとの干渉を回避しつ
つ大きく開放させてメンテナンス性の向上を計る。 【構成】 ボンネツト14を後方上方への回動に基づい
て開放すべく構成すると共に、ボンネツト14の後端部
には、ステアリングコラム6(操作パネル8)との干渉
を回避するための凹部14cを形成する。
て、回動したボンネツトが機体から突出する不都合を解
消すると共に、ステアリングコラムとの干渉を回避しつ
つ大きく開放させてメンテナンス性の向上を計る。 【構成】 ボンネツト14を後方上方への回動に基づい
て開放すべく構成すると共に、ボンネツト14の後端部
には、ステアリングコラム6(操作パネル8)との干渉
を回避するための凹部14cを形成する。
Description
【0001】
本考案は、乗用型田植機、トラクタ等の乗用型移動農機のボンネツト構造に関 するものである。
【0002】
一般に、この種乗用型移動農機においては、機体の前部にエンジンが配設され るが、該エンジン配設部は、常時は周囲を囲繞する一方、メンテナンス時には開 放する必要があり、このため従来では、エンジン配設部の上方に、着脱もしくは 前方上方への回動に基づいてエンジン配設部を開放するボンネツトを設けている 。しかるに、ボンネツトの着脱に基づいてエンジン配設部を開放するものでは、 着脱作業が面倒でメンテナンス性に劣る許りでなく、取外したボンネツトの置き 場所を確保する必要があつて圃場での着脱が行い辛いという欠点を有し、一方、 ボンネツトの前方上方への回動に基づいてエンジン配設部を開放するものでは、 回動したボンネツトが機体前方に突出することになるため、開閉場所に制約を受 ける不都合があり問題となつていた。
【0003】
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる乗用型 移動農機のボンネツト構造を提供することを目的として創案されたものであつて 、上端部にステアリングホイールが設けられるステアリングコラムの前方位置に 、開閉自在なボンネツトを設けてなる乗用型移動農機において、前記ボンネツト を、後方上方への回動に基づいて開放されるものとし、さらにボンネツトの後端 部には、少なくともステアリングコラムとの干渉を回避するための凹部を形成し たことを特徴とするものである。 そして本考案は、この構成によつて、回動に基づいて開放されるものでありな がら、回動したボンネツトが機体前方に突出するような不都合がなく、しかもス テアリングコラムとの干渉を回避しつつ後方上方に大きく開放してメンテナンス 性を著しく向上させることができるようにしたものである。
【0004】
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図面において、1は乗用 型田植機の走行機体であつて、該走行機体1の前側にはエンジン(図示せず)が 配設される一方、後側には運転席3が設けられ、さらに機体後端には、昇降リン ク機構4を介して植付作業部5が昇降自在に連結されるが、これらの基本構成は 何れも従来通りである。
【0005】 6は運転席3の前方位置に立設される筒状のステアリングコラムであつて、該 ステアリングコラム6は、上端部にステアリングホイール7が設けられるステア リング軸(図示せず)を回動自在に軸支するためのものであるが、ステアリング コラム6の上端部には、各種の操作具が配設される操作パネル8と、上面に補給 口9aを有する燃料タンク9とが一体的に取り付けられている。
【0006】 前記燃料タンク9は、後端部に形成される凹部9bがステアリングコラム6に 嵌合する姿勢で配置されると共に、タンクステー10を介してステアリングコラ ム6に一体的に固定されるものであるが、燃料タンク9の前端部下方には、燃料 補給時に補給口9aから零れた燃料をエンジンに達する以前に受止めるための燃 料受けブラケツト11が前方傾斜状に設けられている。この燃料受けブラケツト 11は、燃料タンク9と略一致する幅寸法に形成されると共に、前端縁および左 右側縁には、上方に曲折するフランジ11a、11bが形成されている。そして 、補給口9aから零れた燃料を上面で受け止めた場合には、これを左右側方に零 すことなく前端縁のフランジ11aまで傾斜ガイドすると共に、フランジ11a の左右両端部に形成される切り欠き部11cからエンジン側方の所定位置に排出 することになるが、さらに左右両フランジ11bには、後方に延びる延長片11 dが形成されると共に、その中間部には、後述するハンドル螺子12が螺合せし められる螺合プレート13が一体的に設けられ、またさらに延長片11dの後端 部には、外折れ状に折り返し形成されるフツク部11eが形成されている。
【0007】 さらに、14は前記エンジンの上方および左右側方を覆うべく機体前部に設け られるボンネツトであつて、該ボンネツト14の前端部は、前方に突出する係合 片14aがバンパ15に係合することで外止めされる一方、後端部は、前記フツ ク部11eに嵌合することで外止めされるものであるが、メンテナンス時におい ては、前記ハンドル螺子12を中心とした後方上方への回動に基づいてエンジン の配設部を開放することができるようになつている。即ち、ボンネツト14の左 右両側部には、ハンドル螺子12が挿通する略へ字状の長孔14bが形成されて おり、そして、常時は、ハンドル螺子12の締付けによりボンネツト14を固定 する一方、メンテナンス時には、ハンドル螺子12を緩めた後、長孔14bの案 内でボンネツト14を後方にスライドさせて係合片14aの係合を解除すれば、 ボンネツト14の後方上方への開放動作が許容されるようになつている。またさ らに、14cはボンネツト14の後端部に形成される凹部であつて、該凹部は、 前記ステアリングコラム6および操作パネル8の対向位置に形成されている。即 ち、凹部14cは、ボンネツト14の開放時にステアリングコラム6および操作 パネル8に遊嵌すべく形成され、これによりステアリングコラム6および操作パ ネル8との干渉を回避しつつボンネツト14を後方上方に大きく開放動作させる ことができるようになつている。尚、14dはバンパ15側に設けられる前照灯 16の上半部に嵌合する嵌合凹部である。
【0008】 叙述の如く構成された本考案の実施例において、ボンネツト14は、後方上方 への回動に基づいてエンジンの配設部を開放することになり、しかも回動終端位 置では、ボンネツト14の後端部に形成される凹部14cがステアリングコラム 6および操作パネル8との干渉を回避するため、ボンネツト14を大きく開放動 作できることになる。従つて、ボンネツト14を着脱してエンジンの配設部を開 放するものの如く、着脱作業に手間取つたり、取外したボンネツト14の置き場 所に苦慮するような不都合を解消することができる許りか、着脱式のものと遜色 なくエンジン配設部を大きく開放できることになり、この結果、メンテナンス性 の著しい向上を計ることができる。
【0009】 しかも、開放されたボンネツト14は、ステアリングホイール7の高さを越え ない範囲で後方上方に位置するため、前方上方に回動するものの様に、開放され たボンネツト14が機体から突出してしまうようなことがなく、このため、開閉 場所に制約を受けるような不都合を悉皆解消することができる。
【0010】 さらに、ボンネツト14は、ハンドル螺子12の取外し状態では着脱自在であ るため、着脱による開放と回動による開放とをメンテナンス内容に応じて選択す ることで著しいメンテナンス性の向上を計ることができる。
【0011】 また、ハンドル螺子12を螺合するための螺合プレート13と、ボンネツト1 4の後端部を係止するためのフツク部11eとは、燃料受けブラケツト11を利 用して設けられるため、殊更専用のブラケツト部材を設ける必要がなく、この結 果、部品点数を削減してコストダウン並びに機体の軽量化を計ることができる。
【0012】 またさらに、前照灯16は、バンパ15側に設けられるため、ボンネツト14 側に設けた場合の如く、ボンネツト14の着脱に際していちいち前照灯16を取 り外さなければならないような不都合もないものである。
【0013】
以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであるから、ボンネツトは 、後方上方への回動に基づいて開放すると共に、開放位置では、ボンネツトの後 端部に形成される凹部がステアリングコラムとの干渉を回避することになる。即 ち、ステアリングコラムとの干渉を回避しつつボンネツトを後方上方に大きく開 放できることになり、従つて、ボンネツトを着脱するものの様に、着脱作業に手 間取つたり、取外したボンネツトの置き場所に苦慮するような不都合を解消でき ることは勿論のこと、着脱式のものと遜色なく開放面積を確保でき、またさらに は、ボンネツトを前方上方に回動させるものの如く、開放されたボンネツトが機 体から突出して開閉場所に制約を受けるような不都合も解消してメンテナンス性 を著しく向上させることができる。
【図1】乗用型田植機の側面図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】同上要部側面図である。
【図4】燃料タンク取付け部の側面図である。
【図5】同上平面図である。
【図6】ボンネツトの斜視図である。
1 走行機体 6 ステアリングコラム 12 ハンドル螺子 14 ボンネツト 14c 凹部
Claims (1)
- 【請求項1】 上端部にステアリングホイールが設けら
れるステアリングコラムの前方位置に、開閉自在なボン
ネツトを設けてなる乗用型移動農機において、前記ボン
ネツトを、後方上方への回動に基づいて開放されるもの
とし、さらにボンネツトの後端部には、少なくともステ
アリングコラムとの干渉を回避するための凹部を形成し
たことを特徴とする乗用型移動農機のボンネツト構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992052453U JP2577542Y2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 乗用型移動農機のボンネツト構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992052453U JP2577542Y2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 乗用型移動農機のボンネツト構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066171U true JPH066171U (ja) | 1994-01-25 |
JP2577542Y2 JP2577542Y2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=12915144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992052453U Expired - Fee Related JP2577542Y2 (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 乗用型移動農機のボンネツト構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577542Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5567443A (en) * | 1978-11-15 | 1980-05-21 | Chiyoda Shigyo | Preparation of multilayer bag with fold |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002347657A (ja) * | 2001-05-23 | 2002-12-04 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 乗用田植機のボンネットの取り付け機構 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5363116U (ja) * | 1976-10-30 | 1978-05-27 | ||
JPS6351064U (ja) * | 1986-09-20 | 1988-04-06 |
-
1992
- 1992-07-02 JP JP1992052453U patent/JP2577542Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5363116U (ja) * | 1976-10-30 | 1978-05-27 | ||
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JPS5567443A (en) * | 1978-11-15 | 1980-05-21 | Chiyoda Shigyo | Preparation of multilayer bag with fold |
JPS5852834B2 (ja) * | 1978-11-15 | 1983-11-25 | 千代田紙業株式会社 | 襞付多層袋の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2577542Y2 (ja) | 1998-07-30 |
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