JP2577542Y2 - 乗用型移動農機のボンネツト構造 - Google Patents

乗用型移動農機のボンネツト構造

Info

Publication number
JP2577542Y2
JP2577542Y2 JP1992052453U JP5245392U JP2577542Y2 JP 2577542 Y2 JP2577542 Y2 JP 2577542Y2 JP 1992052453 U JP1992052453 U JP 1992052453U JP 5245392 U JP5245392 U JP 5245392U JP 2577542 Y2 JP2577542 Y2 JP 2577542Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bonnet
opening
agricultural machine
riding type
mobile agricultural
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992052453U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH066171U (ja
Inventor
周二 田中
幸雄 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP1992052453U priority Critical patent/JP2577542Y2/ja
Publication of JPH066171U publication Critical patent/JPH066171U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2577542Y2 publication Critical patent/JP2577542Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、乗用型田植機、トラク
タ等の乗用型移動農機のボンネツト構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】一般に、
この種乗用型移動農機においては、機体の前部にエンジ
ンが配設されるが、該エンジン配設部は、常時は周囲を
囲繞する一方、メンテナンス時には開放する必要があ
り、このため従来では、エンジン配設部の上方に、着脱
もしくは前方上方への回動に基づいてエンジン配設部を
開放するボンネツトを設けている。しかるに、ボンネツ
トの着脱に基づいてエンジン配設部を開放するもので
は、着脱作業が面倒でメンテナンス性に劣る許りでな
く、取外したボンネツトの置き場所を確保する必要があ
つて圃場での着脱が行い辛いという欠点を有し、一方、
ボンネツトの前方上方への回動に基づいてエンジン配設
部を開放するものでは、回動したボンネツトが機体前方
に突出することになるため、開閉場所に制約を受ける不
都合があり問題となつていた。そこで、ボンネツトを後
方上方に開放するように構成することが提唱される。と
ころがこの様にした場合には、ボンネツトを開放した場
合、ボンネツト後方に配される部材に干渉しないようボ
ンネツト開放量が制限を受け、メンテナンス性に劣ると
いう問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる乗用型移
動農機のボンネツト構造を提供することを目的として創
案されたものであつて、上端部にステアリングホイール
が設けられるステアリングコラムの前方に形成される前
低後高状の部位を開閉するためのボンネツトを設けるに
あたり、該ボンネツトを、前側面部と左右両側面部とを
有し、後方を開口することで上端縁に凹部を有するよう
平面視で略コ字形に形成し、かつ前記左右両側面部のス
テアリングホイール側部位に回動支点を位置させて、後
方上方へ開放したときに前記凹部にボンネツトの後方部
材が入り込むように構成したことを特徴とするものであ
る。そして本考案は、この構成によつて、ボンネツトを
後方上方に開放するものでありながら、開放量を大きく
確保できるようにしたものである。
【0004】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は乗用型田植機の走行機体で
あつて、該走行機体1の前側にはエンジン(図示せず)
が配設される一方、後側には運転席3が設けられ、さら
に機体後端には、昇降リンク機構4を介して植付作業部
5が昇降自在に連結されるが、これらの基本構成は何れ
も従来通りである。
【0005】6は運転席3の前方位置に立設される筒状
のステアリングコラムであつて、該ステアリングコラム
6は、上端部にステアリングホイール7が設けられるス
テアリング軸(図示せず)を回動自在に軸支するための
ものであるが、ステアリングコラム6の上端部には、各
種の操作具が配設される操作パネル8と、上面に補給口
9aを有する燃料タンク9とが一体的に取り付けられて
いる。
【0006】前記燃料タンク9は、後端部に形成される
凹部9bがステアリングコラム6に嵌合する姿勢で配置
されると共に、タンクステー10を介してステアリング
コラム6に一体的に固定されるものであるが、燃料タン
ク9の前端部下方には、燃料補給時に補給口9aから零
れた燃料をエンジンに達する以前に受止めるための燃料
受けブラケツト11が前方傾斜状に設けられている。こ
の燃料受けブラケツト11は、燃料タンク9と略一致す
る幅寸法に形成されると共に、前端縁および左右側縁に
は、上方に曲折するフランジ11a、11bが形成され
ている。そして、補給口9aから零れた燃料を上面で受
け止めた場合には、これを左右側方に零すことなく前端
縁のフランジ11aまで傾斜ガイドすると共に、フラン
ジ11aの左右両端部に形成される切り欠き部11cか
らエンジン側方の所定位置に排出することになるが、さ
らに左右両フランジ11bには、後方に延びる延長片1
1dが形成されると共に、その中間部には、後述するハ
ンドル螺子12が螺合せしめられる螺合プレート13が
一体的に設けられ、またさらに延長片11dの後端部に
は、外折れ状に折り返し形成されるフツク部11eが形
成されている。
【0007】さらに、14は前記エンジンの上方および
左右側方を覆うべく機体前部に設けられるボンネツトで
あつて、該ボンネツト14は、前側面部14dと左右両
側面部14eとで後方が開口した平面視で略コ字形のも
ので形成されるが、前側面部14dには前方に突出する
係合片14aが設けられ、該契合片14aをバンパ15
に係合することで外止めされる一方、左右両側面部14
の後端部は、前記フツク部11eに嵌合することで外
止めされるものであるが、メンテナンス時においては、
前記ハンドル螺子12を中心とした後方上方への回動に
基づいてエンジンの配設部を開放することができるよう
になつている。即ち、左右両側面部14eには、ハンド
ル螺子12が挿通する略へ字状の長孔14bが形成され
ており、そして、常時は、ハンドル螺子12の締付けに
よりボンネツト14を固定する一方、メンテナンス時に
は、ハンドル螺子12を緩めた後、長孔14bの案内で
ボンネツト14を後方にスライドさせて係合片14aの
係合を解除すれば、ボンネツト14の後方上方への開放
動作が許容されるようになつている。またさらに、14
cはボンネツト前側面部14dと左右両側面部14eの
上端縁とによつて形成される凹部であつて、該凹部14
cは、前記ステアリングコラム6および操作パネル8の
対向位置に形成されている。即ち、凹部14cは、ボン
ネツト14の開放時にステアリングコラム6および操作
パネル8に遊嵌すべく形成され、これによりボンネツト
の後方にある部材であるステアリングコラム6および操
作パネル8との干渉を回避しつつボンネツト14を後方
上方に大きく開放動作させることができるようになつて
いる。尚、14はバンパ15側に設けられる前照灯1
6の上半部に嵌合する嵌合凹部である。
【0008】叙述の如く構成された本考案の実施例にお
いて、ボンネツト14は、後方上方への回動に基づいて
エンジンの配設部を開放することになり、しかも回動終
端位置では、ボンネツト14の後端部に形成される凹部
14cがボンネツトの後方部材であるステアリングコラ
ム6および操作パネル8との干渉を回避するため、ボン
ネツト14を大きく開放動作できることになる。従つ
て、ボンネツト14を着脱してエンジンの配設部を開放
するものの如く、着脱作業に手間取つたり、取外したボ
ンネツト14の置き場所に苦慮するような不都合を解消
することができる許りか、着脱式のものと遜色なくエン
ジン配設部を大きく開放できることになり、この結果、
メンテナンス性の向上を計ることができる。
【0009】しかも、開放されたボンネツト14は、ス
テアリングホイール7の高さを越えない範囲で後方上方
に位置するため、前方上方に回動するものの様に、開放
されたボンネツト14が機体から突出してしまうような
ことがなく、このため、開閉場所に制約を受けるような
不都合を解消できる。
【0010】さらに、ボンネツト14は、ハンドル螺子
12の取外し状態では着脱自在であるため、着脱による
開放と回動による開放とをメンテナンス内容に応じて選
択することでメンテナンス性の向上を計ることができ
る。
【0011】また、ハンドル螺子12を螺合するための
螺合プレート13と、ボンネツト14の後端部を係止す
るためのフツク部11eとは、燃料受けブラケツト11
を利用して設けられるため、殊更専用のブラケツト部材
を設ける必要がなく、この結果、部品点数を削減してコ
ストダウン並びに機体の軽量化を計ることができる。
【0012】またさらに、前照灯16は、バンパ15側
に設けられるため、ボンネツト14側に設けた場合の如
く、ボンネツト14の着脱に際していちいち前照灯16
を取り外さなければならないような不都合もないもので
ある。
【0013】
【作用効果】以上要するに、本考案は叙述の如く構成さ
れたものであるから、ボンネツトは、後方上方への回動
に基づいて開放するものであるが、後方が開口していて
平面視で略コ字形をし、かつ回動支点が左右両側面部の
ステアリングホイール側部位になつているため、後方上
方に開放した際に、ボンネツトの後方にある部材が凹部
に入り込んだ状態で開放されることになる結果、該入り
込んだ部材との干渉を回避した状態でボンネツトを後方
上方に大きく開放できることになつて、ボンネツトは、
後方上方に開放するものでありながら、その開放量を大
きく確保できることになつて、メンテナンス性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の側面図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】同上要部側面図である。
【図4】燃料タンク取付け部の側面図である。
【図5】同上平面図である。
【図6】ボンネツトの斜視図である。
【符号の説明】
1 走行機体 6 ステアリングコラム 12 ハンドル螺子 14 ボンネツト 14c 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/10 - 25/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端部にステアリングホイールが設けら
    れるステアリングコラムの前方に形成される前低後高状
    の部位を開閉するためのボンネツトを設けるにあたり、
    該ボンネツトを、前側面部と左右両側面部とを有し、後
    方を開口することで上端縁に凹部を有するよう平面視で
    略コ字形に形成し、かつ前記左右両側面部のステアリン
    グホイール側部位に回動支点を位置させて、後方上方へ
    開放したときに前記凹部にボンネツトの後方部材が入り
    込むように構成したことを特徴とする乗用型移動農機の
    ボンネツト構造。
JP1992052453U 1992-07-02 1992-07-02 乗用型移動農機のボンネツト構造 Expired - Fee Related JP2577542Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992052453U JP2577542Y2 (ja) 1992-07-02 1992-07-02 乗用型移動農機のボンネツト構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992052453U JP2577542Y2 (ja) 1992-07-02 1992-07-02 乗用型移動農機のボンネツト構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH066171U JPH066171U (ja) 1994-01-25
JP2577542Y2 true JP2577542Y2 (ja) 1998-07-30

Family

ID=12915144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992052453U Expired - Fee Related JP2577542Y2 (ja) 1992-07-02 1992-07-02 乗用型移動農機のボンネツト構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2577542Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002094641A1 (fr) * 2001-05-23 2002-11-28 Yanmar Agricultural Equipment Co., Ltd. Mecanisme de montage du capot d'une machine de repiquage de riz a siege

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5852834B2 (ja) * 1978-11-15 1983-11-25 千代田紙業株式会社 襞付多層袋の製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5363116U (ja) * 1976-10-30 1978-05-27
JPH052756Y2 (ja) * 1986-09-20 1993-01-22

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002094641A1 (fr) * 2001-05-23 2002-11-28 Yanmar Agricultural Equipment Co., Ltd. Mecanisme de montage du capot d'une machine de repiquage de riz a siege
CN100399871C (zh) * 2001-05-23 2008-07-09 洋马农机株式会社 乘坐式水稻插秧机的机罩连接机构

Also Published As

Publication number Publication date
JPH066171U (ja) 1994-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4826057A (en) Carrier for a vehicle
JP2577542Y2 (ja) 乗用型移動農機のボンネツト構造
US2563277A (en) Tractor seat construction
JP2004338541A (ja) 農作業車
JPH0547238Y2 (ja)
JPS6220775A (ja) スクータ型車輌
JPS597146Y2 (ja) 建設機械のタンク支持装置
JPH0125074Y2 (ja)
JP2622829B2 (ja) 自動二輪車の操舵角規制装置
JP3561291B2 (ja) 農作業機のバッテリー装着構造
JPS6134234Y2 (ja)
JPH0355448Y2 (ja)
JP3194204B2 (ja) 自動二輪車のピボット軸締付構造
JPS647105Y2 (ja)
JPH0723339Y2 (ja) ボンネット側板の取付け装置
JPH0113647Y2 (ja)
JPH0820361A (ja) トラクタのボンネット支持構造
JP3540122B2 (ja) 収穫機のサブフロア構造
JPH0630606Y2 (ja) 作業車両の前部車体構造
JPH085874Y2 (ja) 車両用フロントグリルの取付構造
JP3493471B2 (ja) 自動二輪車
JPH0529990Y2 (ja)
JPH0735539Y2 (ja) 農作業車における肥料タンク取付け装置
JP2575790Y2 (ja) 作業用走行車における油圧バルブの配設構造
JPS633911Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees