JP2575790Y2 - 作業用走行車における油圧バルブの配設構造 - Google Patents

作業用走行車における油圧バルブの配設構造

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JP2575790Y2
JP2575790Y2 JP1992070061U JP7006192U JP2575790Y2 JP 2575790 Y2 JP2575790 Y2 JP 2575790Y2 JP 1992070061 U JP1992070061 U JP 1992070061U JP 7006192 U JP7006192 U JP 7006192U JP 2575790 Y2 JP2575790 Y2 JP 2575790Y2
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JP
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seat
hydraulic valve
driver
fuel tank
hydraulic
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JP1992070061U
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誠 足立
富士夫 坂根
秀雄 後藤
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新キャタピラー三菱株式会社
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧シヨベル等の作業
用走行車における油圧バルブの配設構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】一般に、
この種油圧シヨベル等の作業用走行車は、走行用油圧モ
ータ、旋回用油圧モータ、作業用油圧シリンダ等の油圧
アクチユエータを作動制御すべく油圧バルブを備えてい
る。しかるに従来、前記油圧バルブは、エンジン、作動
油タンク、燃料タンク等の配設位置を避けて運転席下方
空間に配設されており、このため、油圧バルブが発生す
る作動音や熱の影響が直接運転席に及んでしまい、特に
運転席部が覆われるキヤビン型のものでは、その影響が
大きくなつて居住性を著しく低下させており、さらには
油圧バルブを点検整備する際に床板をいちいち着脱する
必要があつてメンテナンス性にも劣るのが実状であつ
た。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる作業用走
行車における油圧バルブの配設構造を提供することを目
的として創案されたものであつて、運転席の側方に配設
される燃料タンクを傾倒自在に構成すると共に、燃料タ
ンクの傾倒によつて露出する燃料タンクの下方空間に油
圧バルブを配設したことを特徴とするものである。そし
て本考案は、この構成によつて、油圧バルブが発生する
作動音や熱の影響が直接運転席に及ぶ不都合を解消する
と共に、油圧バルブのメンテナンス性を著しく向上させ
ることができるようにしたものである。
【0004】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1はキヤビン型の油圧シヨベル
であつて、該油圧シヨベル1は、クローラ式の走行部
2、該走行部2の上方に旋回自在に支持される旋回部
3、該旋回部3の前端部に連結される作業部4等で構成
されており、そして前記各部は、旋回部3の後部に搭載
されるエンジン5の動力で油圧作動せしめられるが、こ
れらの基本構成は何れも従来通りである。
【0005】6は前記旋回部3の左側偏倚位置、即ちキ
ヤビンCによつて覆われるスペースに配設される運転席
であつて、該運転席6は、旋回部3の床板7上に立設さ
れる座席スタンド8の上端部に前後位置調整自在に取り
付けられるものであるが、前記座席スタンド8には給脂
用のグリースガン9を収納することができるようになつ
ている。つまり、座席スタンド8は、比較的長尺なグリ
ースガン9を収納し得るよう後面が開口した箱形状に形
成されると共に、前面には、蓋体10によつて開閉され
る出し入れ口8aが開設されるが、さらに座席スタンド
8内には、グリースガン9を立て掛け収納するためのス
タンド板11が立設されている。そして、グリースガン
9は、スタンド板11の上端部に形成されるU字状の溝
部11aに嵌合する状態で後傾状に立て掛け収納される
ことになるが、立て掛け収納されたグリースガン9は、
溝部11aの縁部に装着される弾性部材12によつて弾
性的に支持されるようになつている。尚、13は蓋体1
0に設けられるノブ、13aはノブ13の回動操作に基
づいて蓋体10を閉鎖位置に係止する係止プレートであ
る。
【0006】一方、14は前記運転席6の右側方、つま
り旋回部3の右側端部位置に立設される燃料タンクであ
つて、該燃料タンク14は、燃料を注入するための注入
部14aを備えると共に、エンジン5に燃料を供給する
ための燃料ホース15や、タンク底部に溜つた水を排出
するための排水ホース16が接続されるものであるが、
タンク外側板の下端部は、旋回部3のフレーム3aにヒ
ンジ17を介して回動自在に支持されている。つまり、
燃料タンク14は外側方に向けて傾倒自在に構成されて
おり、さらには、燃料タンク14の下端部に突設される
係合片18と、燃料タンク後方の作動油タンク19に突
設されるストツパ片20との係合に基づいて傾倒姿勢に
係止可能であるが、該係止状態では、燃料タンク14の
下方空間が露出されるようになつている。
【0007】さらに、21は油圧バルブであつて、該油
圧バルブ21は、前記走行部2、旋回部3、作業部4等
の油圧作動を司るものであるが、その配設位置は、前記
燃料タンク14の下方空間に設定されている。即ち、油
圧バルブ21は、運転席6から可及的に離間し、しか
も、燃料タンク14の傾倒操作に基づいて容易に露出し
得る位置に配設されている。尚、22は必要に応じて着
脱可能なステツプカバーである。
【0008】叙述の如く構成された本考案の実施例にお
いて、油圧バルブ21は、運転席6の側方に配設される
燃料タンク14の下方空間に配設される。即ち、作動音
や熱を発生する油圧バルブ21を運転席6から可及的に
離間する位置に配設したため、運転席6の下方空間に油
圧バルブ21を配設した従来のものの様に、油圧バルブ
21の作動音や熱の影響が運転席6に直接及ぶことを回
避できることになり、この結果、運転席回りに遮音材や
遮熱材を設けることなくオペレータの居住性を著しく向
上させることができる。
【0009】しかも、燃料タンク14を傾倒自在にし、
該傾倒に基づいて油圧バルブ21を容易に露出させ得る
ようにしたため、油圧バルブ21の点検整備時に何ら支
障をきたすことがないうえに、床板等の着脱作業を不要
にしてメンテナンス性を著しく向上させることができ
る。
【0010】さらに、実施例においては、グリースガン
9を、座席スタンド8内に弾性支持状態で収納できるよ
うにしたため、運転席回りにグリースガン9を収納して
いた従来の様に、オペレータにグリースが付着する不都
合を解消できる許りでなく、グリースガン9が直接鉄板
等に当つて不快な音を出したり塗装を剥す等の不都合も
解消することができる。
【0011】尚、本考案は、前記実施例に限定されない
ものであることは勿論であつて、例えば図8に示す第二
実施例の如く、座席スタンド8の上面部から収納物の出
し入れを行うようにすることもできる。即ち、第二実施
例においては、運転席6を後方へスライドさせることに
よつて座席スタンド8の上面部が開口すべく構成され、
該開口から収納物の出し入れが可能であるが、このもの
では蓋体が不要になるため、部品点数を削減できるとい
う利点がある。
【0012】
【作用効果】以上要するに、本考案は叙述の如く構成さ
れたものであるから、油圧バルブは、従来の如く運転席
の下方空間ではなく、運転席の側方に配設される燃料タ
ンクの下方空間に配設されており、従つて、作動音や熱
を発生する油圧バルブを運転席から可及的に離間できる
ことになる。この結果、運転席に及ぶ作動音や熱の影響
を、運転席回りに殊更遮音材や遮熱材を設けることなく
有効に阻止できて、運転席におけるオペレータの居住性
を著しく向上させることができる。
【0013】しかも、油圧バルブは、燃料タンクの傾倒
操作によつて容易に露出することになるため、燃料タン
クが邪魔になつて油圧バルブの点検整備が困難になるよ
うな不都合がない許りか、従来の如く床板をいちいち着
脱する面倒な作業を不要にしてメンテナンス性の著しい
向上も計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧シヨベルの平面図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】旋回部の一部切欠き正面図である。
【図4】同上側面図である。
【図5】旋回部の内部平面図である。
【図6】運転席の正面図である。
【図7】同上側面図である。
【図8】第二実施例を示す運転席の側面図である。
【符号の説明】
1 油圧シヨベル 2 走行部 3 旋回部 4 作業部 6 運転席 14 燃料タンク 21 油圧バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−208782(JP,A) 実開 昭60−157492(JP,U) 実開 平5−18938(JP,U) 実開 昭60−84433(JP,U) 実開 平1−166758(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 9/00 B60K 15/063 B62D 49/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席の側方に配設される燃料タンクを
    傾倒自在に構成すると共に、燃料タンクの傾倒によつて
    露出する燃料タンクの下方空間に油圧バルブを配設した
    ことを特徴とする作業用走行車における油圧バルブの配
    設構造。
JP1992070061U 1992-09-11 1992-09-11 作業用走行車における油圧バルブの配設構造 Expired - Lifetime JP2575790Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0627463U JPH0627463U (ja) 1994-04-12
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