JPH09156439A - トラクタの安全フレーム - Google Patents

トラクタの安全フレーム

Info

Publication number
JPH09156439A
JPH09156439A JP31926695A JP31926695A JPH09156439A JP H09156439 A JPH09156439 A JP H09156439A JP 31926695 A JP31926695 A JP 31926695A JP 31926695 A JP31926695 A JP 31926695A JP H09156439 A JPH09156439 A JP H09156439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
upper frame
tractor
fenders
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31926695A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Ishimaru
秀司 石丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP31926695A priority Critical patent/JPH09156439A/ja
Publication of JPH09156439A publication Critical patent/JPH09156439A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】果樹園やハウスなどの頭上の低い場所を特別に
安全フレームを倒伏して通過する際、車体側方からの伸
びる草木のひっかかりからフェンダー上の機器や作業者
を保護する。 【解決手段】トラクタ10の後部に立設された安全フレ
ーム5を、車体前方へ回動可能とし、且つこの形状をフ
ェンダー2・2の幅よりも広い形状として、回動倒伏時
には、フェンダー2・2、シート6を取り囲む形状とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トラクタの安全
フレームの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用型のトラクタは、車体転倒時
に作業者を守るため車体後部に安全フレームを立設して
いる。そして、この安全フレームは、納車時の納屋内や
果樹園等の頭上の空間が狭い場所では、特別に折りたた
んだり、上下にスライドして車高を調節可能に構成され
ている。例えば、実公平1−68269号公報では、安
全フレームを前方に倒伏可能に構成し、且つこの安全フ
レームの形状を倒伏時にフェンダーに沿いうる形状とし
て収納スペースをコンパクトに構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トラクタ
が、果樹園や草群を通過する場合、車体側方から突出す
る草木が、フェンダー上に取り付けられた機器、例えば
乗降車用のハンドやウインカ等にひっかかり、これらを
損傷したり、草木がひっかかったまま車体を進行させる
と、反動でこの草木が作業者の体に直撃したり、実った
作物を落して傷つけるという不具合点を有した。また、
前記公報による技術では、安全フレームの倒伏時に、こ
の上部フレームがシート上方を覆い、乗り降りが困難で
あるという不具合点を有した。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
課題を解消するために、次のような技術的手段を講じ
た。即ち、左右後輪1・1の前方と上方、更にその内側
を覆うフェンダー2・2を有し、車体後部に立設される
下部フレーム3と該下部フレーム3の上部に回動自在に
連結する上部フレーム4とからなる安全フレーム5を設
けたトラクタであって、上部フレーム4をシート6の前
面近傍まで回動可能に構成すると共に、上部フレーム4
の左右幅を前記フェンダー2・2の幅よりも広い部分を
有したトラクタの安全フレームとした。
【0005】
【発明の作用、及び効果】この発明は、このように構成
したので、上部フレーム4は、車体の側方から伸びる草
木をこの形状に沿って後方へ流すナローガイドの効果を
有し、フェンダー2・2上の機材の損傷を防止できると
共に、これらの機材にひっかかる草木が作業者に直撃す
るのを防止し作業者の安全を高めるものである。また、
上部フレーム4は、倒伏時にシート6の前面近傍まで回
動するために、従来よりトラクタへの乗り降りが容易と
なり、収納スペースをコンパクトに構成することができ
る。
【0006】
【実施例】この発明の解決すべき課題及び解決手段は以
上の如くであり、次に添付した図面に沿って実施例を説
明する。トラクタ10の全体構造から説明する。トラク
タ10は、エンジンからクラッチハウジング、ミッショ
ンケース、及びリアミッションケース等を一体的に連結
した主枠11を車体の剛体主要部とし、この主枠11の
前部に左右一対の前輪12・12を設け、主枠11の後
部に左右一対の後輪1・1を設け、ボンネット14内の
エンジンの回転動力をミッションケース内で適宜減速し
前輪12・12、後輪1・1へ伝達して走行する構成と
なっている。また、ボンネット2の後方に設けられたハ
ンドル15の回動操作により前輪12・12を繰向する
構成となっている。主枠11の中央部上方には、フロア
16が設けられ、このフロア16を挾んで、前部上方に
前記ハンドル15が設けられ、後部上方にシート6が設
けられている。また、主枠11の後部には、リフトアー
ム13を回動自在に枢支するシリンダーケース17を設
け、トップリンク、ロアリンクからなる三点リンク機構
に作業機(図示せず)を連結可能な構成となっている。
【0007】フェンダー2は、前記フロア16の左右後
端に連結され、後輪1・1の前方から上方、更に内側に
かけて覆っている。この左右フェンダー2・2間には前
記シート6が設けられている。フェンダー4の斜面から
上面にかけて、ハンド18が設けられ、このハンド18
を握ってトラクタ10への乗り降りを容易にしている。
このハンド18の後部には、ウインカ19が取り付けら
ている。また、左右後輪13・13の前方を覆っている
傾斜部には、側面視でシート6の前面より前で、且つシ
ート6下面より下方に、後述する安全フレーム5の上部
フレーム4の水平部4bと同形状の凹部20が設けら
れ、上部フレーム4を前方へ倒伏するとこの凹部20に
水平部4dが納まる構成となっている。これにより、な
るべく安全フレーム5を下方へ収納し、トラクタ10へ
の乗り降りが容易になるように図られている。
【0008】安全フレーム5は、金属製の板材や角パイ
プ材を素材とし、左右一対の下部フレーム3・3と、正
面視門型をした上部フレーム4と、軸ピン27や位置決
めピン28等の連結部材等から構成されている。下部フ
レーム3・3は、連結部3b・3bと横フレーム部3a
と下部フレーム直立部3c・3c等から構成され、下部
フレーム直立部3c・3cの下端を前記リアミッション
ケースに取付け部材21を防振材を介して取り付けて立
設し、左右フェンダー2・2の上方にて、下部フレーム
直立部3c・3cの上端同士を横フレーム3aで連結し
た構成となっている。そして、この横フレーム3aの左
右両端部には、上部フレーム4を連結するための連結部
3b・3bが設けられている。この連結部3bは、上
方、及び前方を開放した「コ」の字状のプレートであっ
て、対向する両側面に各々軸孔23と位置決め孔24…
を開口した構成である。また、連結部3bの底部は、上
部フレーム4が水平面以下に回動可能なように前方へ下
がった斜面となっている。
【0009】上部フレーム4は、1本の角パイプ材を正
面視門型に折り曲げた形状である。詳細すると、上部フ
レーム3の夫れ夫れ左右の足部には、軸筒と上部位置決
め孔が開口されている。そして、この両足部より上部フ
レーム4の形状は、一定距離垂直方向に立ち上がった上
部フレーム直立部4a形成し、その後前記フェンダーの
左右幅よりも外側まで伸びた傾斜部4bとなり、この傾
斜部4bからゆるやかに車体内側に傾斜した略直立部4
cとなり、この略直立部4cの左右上端同士を水平部4
dにて連続している。これにより、上部フレーム3を前
方へ倒伏すると、左右の略傾斜部4c・4cの幅内に左
右フェンダー2・2が収まり、これに取り付けられたハ
ンド18やウインカ19をガードする構成となってい
る。
【0010】上部フレーム4と下部フレーム3の連結構
成を説明すると、最初に、前記連結部3bの「コ」の字
状のプレートの開放部分に上部フレーム4を挾んで、軸
ピン27を軸孔23と軸筒を貫通してボルト27Bにて
回動自在に固定する。そして、上部フレーム4を立設、
若しくは回動し、一つの位置決め孔24と上部位置決め
孔に位置決めピン28を貫通し、割ピン28Pで固定す
ることで回動角度を決定する。尚、この連結部3bの周
囲はカバー22によって覆われている。
【0011】よって、作業中は上部フレーム3を、最低
位置に開口された位置決め孔24にて固定し、果樹園等
の頭上の低い位置や、側方からの草木を回避する必要が
有る特別な状況で走行するときには、前述以外の位置決
め孔24に位置決めピン28を貫通固定して上部フレー
ム3を固定する。また、別実施例として、図5に示すよ
うに、上部フレーム3の左右略傾斜部3c・3cを上下
に分割して夫れ夫れに調節孔29…を開口し、これに調
節軸30を貫通し伸縮自在に連結しても良い。これによ
り、前方へ倒伏したときに、回動半径内にハンドル15
が突出していても上部フレームを倒伏することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの斜視図。
【図2】トラクタの作用図。
【図3】トラクタの側面図。
【図4】上部フレームと下部フレームの連結部の斜視
図。
【図5】安全フレームの別実施例。
【符号の説明】
1 後輪 2 フェンダー 3 下部フレーム 3a 横フレーム 3b 連結部 3c 下部フレーム直立部 4 上部フレーム 4a 上部フレーム直立部 4b 傾斜部 4c 略直立部 4d 水平部 5 安全フレーム 6 シート 10 トラクタ 18 ハンド 19 ウインカ 20 凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右後輪1・1の前方と上方、更にその
    内側を覆うフェンダー2・2を有し、車体後部に立設さ
    れる下部フレーム3と該下部フレーム3の上部に回動自
    在に連結する上部フレーム4とからなる安全フレーム5
    を設けたトラクタであって、上部フレーム4をシート6
    の前面近傍まで回動可能に構成すると共に、上部フレー
    ム4の左右幅を前記フェンダー2・2の幅よりも広い部
    分を有したことを特徴とするトラクタの安全フレーム。
JP31926695A 1995-12-07 1995-12-07 トラクタの安全フレーム Pending JPH09156439A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31926695A JPH09156439A (ja) 1995-12-07 1995-12-07 トラクタの安全フレーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31926695A JPH09156439A (ja) 1995-12-07 1995-12-07 トラクタの安全フレーム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09156439A true JPH09156439A (ja) 1997-06-17

Family

ID=18108292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31926695A Pending JPH09156439A (ja) 1995-12-07 1995-12-07 トラクタの安全フレーム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09156439A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000128032A (ja) * 1998-10-26 2000-05-09 Iseki & Co Ltd トラクタのステアリング装置
JP2008018881A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Yanmar Co Ltd 作業車両のランプ付アシストバー
JP2008296819A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Kubota Corp 走行車両のフェンダ装置
JP2009035183A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Yanmar Co Ltd アシストグリップ
JP2015092845A (ja) * 2013-11-11 2015-05-18 株式会社クボタ 乗用草刈機
CN104854983A (zh) * 2015-02-02 2015-08-26 星光农机股份有限公司 一种安全架及采用其的旋耕机

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000128032A (ja) * 1998-10-26 2000-05-09 Iseki & Co Ltd トラクタのステアリング装置
JP2008018881A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Yanmar Co Ltd 作業車両のランプ付アシストバー
JP2008296819A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Kubota Corp 走行車両のフェンダ装置
JP2009035183A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Yanmar Co Ltd アシストグリップ
JP2015092845A (ja) * 2013-11-11 2015-05-18 株式会社クボタ 乗用草刈機
CN104854983A (zh) * 2015-02-02 2015-08-26 星光农机股份有限公司 一种安全架及采用其的旋耕机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09156439A (ja) トラクタの安全フレーム
JP3636146B2 (ja) トラクタのフロアカバー
JP3289327B2 (ja) トラクターの安全フレーム
JP4161593B2 (ja) 乗用管理機
JP3690071B2 (ja) ロータリ耕耘具の防護装置
JP3575637B2 (ja) 草刈機
JPH0441796Y2 (ja)
JPH0217964Y2 (ja)
JPS602745Y2 (ja) 刈取機
JPH083233Y2 (ja) 乗用田植機のエンジンフレーム構造
JPS607928Y2 (ja) 農用トラクタ−のドロ−バ−ヒッチ装置
JPS6219451Y2 (ja)
JP2553402Y2 (ja) トラクターの安全フレーム折り曲げ構造
JPH0520103Y2 (ja)
JPS638488Y2 (ja)
JP2566754Y2 (ja) 歩行型作業機のハンドル高さ調節装置
JP3606292B2 (ja) 歩行型自走式草刈機
JPS598488Y2 (ja) 土寄せ用のロ−タリカバ−
JPH0442973Y2 (ja)
JPH086421Y2 (ja) 野菜移植機における植付作業部支持構造
JPS6123290Y2 (ja)
JPS6344311Y2 (ja)
JPS5831682Y2 (ja) 農用トラクタ−のドロ−バ−ヒッチ
JPS6344308Y2 (ja)
JPH0516883Y2 (ja)