JP3289327B2 - トラクターの安全フレーム - Google Patents

トラクターの安全フレーム

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JP3289327B2 JP20538892A JP20538892A JP3289327B2 JP 3289327 B2 JP3289327 B2 JP 3289327B2 JP 20538892 A JP20538892 A JP 20538892A JP 20538892 A JP20538892 A JP 20538892A JP 3289327 B2 JP3289327 B2 JP 3289327B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、農用トラクターの安
全フレームの構成に関する。
【0002】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】近
年、凹凸の激しい傾斜地で使用することを考え、転倒時
に農用トラクターの運転者を保護するように安全フレー
ムを設けた農用トラクターが多くなったが、この安全フ
レームは、納屋に保管する場合や温室内作業時等に、外
部に大きく突出した安全フレームを簡単に小さくする必
要が生じる。そして、これら従来の安全フレーム収納装
置には、実開昭62−200019号公報や実開昭56
−25673号公報で示すものがある。しかしながら、
実開昭62−200019号公報で示すものは、ルーフ
を支える支柱の中間部をハンドル操作によって上下方向
に伸縮するものであるから、操作が煩わしい上、安全フ
レームの高さを低くする毎に運転者の頭部にルーフが近
づき、トラクターの操縦姿勢が保てなくなる。即ち、収
納状態では短時間の機体移動程度の単純作業しか行なえ
ない。
【0003】また、実開昭56−25673号公報で示
すものは、縦方向支柱の収納時の揺動部がフェンダー上
縁に近いため、安全フレームの上部枠が第1図で示すよ
うにトラクターの後方にしか収納できない。このこと
は、安全フレームを小さく収納する場合は、トラクター
後部に耕耘のためのロータリー掘削具や土移動のための
培土板、また、その他の各種作業機を取り付けることが
できない。即ち、各種作業機をトラクター後部に取り付
けた場合は、安全フレームを第5図で示す方向にしか収
納できず、安全フレームの後方突出大であるから狭い場
所での作業は規制されるし、作業機の吊り上げ操作も規
制され、長時間の作業継続が難しいものである。
【0004】
【課題を解決する為の手段】この発明は、従来装置にお
ける前述の不具合を解消しようとするものであって、次
のような技術的手段を講じた。即ち、左右の後車輪1,
1をフェンダー2,2で夫れ夫れ覆うと共に、フェンダ
ー2,2間に運転者用の座席3を設け、この座席3の側
方から上方の周囲を覆う安全フレーム4を設ける農用ト
ラクターにおいて、この安全フレーム4に同フレームを
下部側枠5,5と上部支枠6とに分割する分割部を設
け、この分割部にフレーム4から前方及び後方に突設す
る横向きの支点7,8を設け、この回動支点7(8)の
一方の軸の係止を外すことで、他方の支点を軸として前
記上部支枠6を下部側枠5,5に対して前後選択してど
ちらか一方に沿う状態で回動収納させることを特徴と
農用トラクターの安全フレームとした。
【0005】
【発明の効果】この発明のトラクタの安全フレームで
は、回動支点7,8の一方の軸の係止を外すことで、他
方の軸を支点として前記上部支枠6を下部側枠5,5に
対して前後選択してどちらか一方に沿う状態で回動収納
させることができるので、例えばトラクター後部に取り
付けた作業機の大きさに応じて都合の良い側へ収納でき
る。また、前記従来の構成のように上部支枠6が運転者
側へ突出したり、後側へ突出して後部の作業機の吊り上
げ操作を規制することがない
【0006】
【0007】
【実施例】以下に、図面を参照して、この発明の実施例
をくわしく説明する。ただし、この実施例に記載されて
いる構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、
特に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそ
れらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例
にすぎない。
【0008】図例は農用トラクター9の安全フレーム4
に、この発明を折り込んだものである。農用トラクター
9は、前後四隅に前後車輪10,1を備え、この車輪間
を伝動ギヤー(図示せず)類を内装したクラッチハウジ
ングケース11や伝動ケース12等の機枠で連結してい
る。
【0009】前車輪10,10上のボンネット13内の
機枠にはエンジン14が取り付けられ、この駆動力を前
車輪10や後車輪1に連動し走行する。ステアリングハ
ンドル15を左右に操作すると、前車輪10が操舵され
る。後車輪1,1は、伝動ケース12から両側方に突出
するホイルケース16,16端部に設けたホイルボス1
7に、ホイルディスク18をボルト等の係止具19,1
9..を介して取り付けている。
【0010】ホイルケース16には支枠20,20の基
部を締付具21,21...で取り付けており、この支
枠20の上部にフェンダー2と安全フレーム4の下部側
枠5の下部板25が係止具を介して取り付けられる。左
右のフェンダー2,2間には座席3が配設され、座席3
の後方に前述の安全フレーム4の下部側枠5が位置して
いる。
【0011】座席3はフロア22上に設けられ、前端部
の支点23部を中心に上部がステアリングハンドル15
側に回動する。下部側枠5は中空の角パイプであって、
その上端部に蓋板24を一体的に溶接している。この蓋
板24前後には、側面視「L」字状の二枚の板を一組と
した下部ステー26,26が前記安全フレーム4の前後
幅から前後方向に突設され、夫れ夫れの下部ステー2
6,26一組間に、前回動支点7,7または後回動支点
8,8を開口している。
【0012】この下部ステー26,26は平行間隔で対
面状に溶接すればよいが、図4の如く図例では、下部間
隔を寸法「d」と狭くテーパー状に溶接している。安全
フレーム4の上部支枠6は、図2,図3で示すように中
空の角パイプを下部開口の「コ」字状に加工し、その下
端開口部を下部蓋板27,27で溶接等により一体的に
覆っている。そして、この中央部に係合ピン28を下部
方向に突設している。
【0013】前述の蓋板24にも、対応位置に係合孔2
9を開口する。下部蓋板27の前後には、側面視「L」
字状の二枚の板を一組とした上部ステー30,30が突
設され、夫れ夫れの上部ステー30,30一組間に、幅
規制の筒体31を溶接している。この筒体31には係止
ボルト31,31...挿入の支点孔32を開口してい
る。
【0014】この上部ステー30,30は平行間隔で対
面状に溶接すればよいが、図4の如く図例では、下部ス
テーの下部間隔である寸法「d」より幅広の寸法「D」
で溶接している。農用トラクター9の後端部には、作業
に応じて各種の作業機33が着脱変更自在に、トップリ
ンク34と左右のロワーリンク35,35により吊持取
り付けされる。36はリフトアーム、37はリフトロッ
ドであって、図示しない油圧アクチュエータによりリフ
トアーム36、リフトロッド37を介して作業機33は
昇降操作される。
【0015】通常の広い圃場で作業する場合は、上部支
枠6を図1,図2の実線で示すように、運転者頭上を保
護するように上方に突設して使用する。この状態では、
農用トラクター9が転倒しても、運転者の廻りに空間が
残るから、凹凸の激しい圃場でも安心して走行できる。
農用トラクター9を温室内で作業したり、納屋等に保管
する場合に作業機33が小さければ、前回動支点7側の
係止ボルト31を外し、図1の矢印「イ」方向に上部支
枠6を回動すると、安全フレーム4のフェンダー2から
の突出高さが半減するから、天井の低い温室内や納屋等
で走行できる。
【0016】この上部支枠6を下方に回動するとき、図
例の下部ステー26,26の傾斜した最低内幅寸法
「d」に対し、上部支枠6と一体の上部ステー30,3
0の外幅寸法「D」を広くしているから、上部支枠6の
下動に従って上部支枠6が廻り難くなる、即ち、急激に
落下しないから安全である。作業機33が大きいものを
取り付けている場合、即ち、昇降操作時に収納した上部
支枠6が邪魔になる時は、後回動支点8側の係止ボルト
31を外し、図1の反矢印「イ」方向に上部支枠6を回
動する。
【0017】この時、座席3の一部と上部支枠6の先端
部が干渉する場合、座席3をステアリングハンドル15
側に一度起立させると干渉を防ぎ、上部支枠6を収納後
は背面部で揺動を押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の実施例を示す。
【図1】全体側面図である。
【図2】一部断面した、全体背面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】図3の要部背面図である。
【符号の説明】
1 後車輪 2 フェンダー 3 座席 4 安全フレーム 5 下部側枠 6 上部支枠 7 前回動支点 8 後回動支点

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の後車輪1,1をフェンダー2,2
    で夫れ夫れ覆うと共に、フェンダー2,2間に運転者用
    の座席3を設け、この座席3の側方から上方の周囲を覆
    う安全フレーム4を設ける農用トラクターにおいて、こ
    の安全フレーム4に同フレームを下部側枠5,5と上部
    支枠6とに分割する分割部を設け、この分割部にフレー
    ム4から前方及び後方に突設する横向きの支点7,8を
    設け、この回動支点7(8)の一方の軸の係止を外すこ
    とで、他方の支点を軸として前記上部支枠6を下部側枠
    5,5に対して前後選択してどちらか一方に沿う状態で
    回動収納させることを特徴とする農用トラクターの安全
    フレーム。
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