JP2000255460A - トラクタ後上部構造 - Google Patents

トラクタ後上部構造

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JP2000255460A
JP2000255460A JP11054567A JP5456799A JP2000255460A JP 2000255460 A JP2000255460 A JP 2000255460A JP 11054567 A JP11054567 A JP 11054567A JP 5456799 A JP5456799 A JP 5456799A JP 2000255460 A JP2000255460 A JP 2000255460A
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tractor
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floor
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Noriyuki Miyamaru
範之 宮丸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラクタ車体の後上部の点検等を簡単かつ容
易にできかつ騒音の上方伝播を制限できるようにする。 【解決手段】 トラクタ車体2の後部の上側に左右フェ
ンダ10間に設けたフロアシート16を配置し、このフ
ロアシート16の上側に座席4を配置し、前記フロアシ
ート16にトラクタ車体2の後上部に対向する開口部を
設け、この開口部を閉塞する蓋体20をフロアシート1
6に前又は後の枢支部Sを介して開閉自在に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタ車体の後
部にフロアシートを配置したトラクタにおける後上部構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、農用トラクタにおいては、特開
平1ー190588号公報に開示されているように、ト
ラクタ車体の後部に作業機昇降用の油圧装置を搭載し、
この油圧装置の上側に左右フェンダ間に設けたフロアシ
ートを配置し、このフロアシートの上側に座席を設けて
おり、前記フロアシートには油圧装置を突出させる開口
部を設けている。また、特許第2645792号公報に
は、エンジンフードと共に座席を後方へ回動して保持可
能にした産業車両の座席装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記前者従来技術で
は、座席を取り外すことにより油圧装置のみの点検が可
能になっているが、油圧装置の周囲の機器、トラクタ後
上部の機器等の点検が困難であり、また、油圧装置を突
出させるための開口部は閉塞されていなく、フロアシー
トの下方からの騒音が開口部を通って上方に伝播する。
また、前記騒音は座席をキャビンで取り囲むと尚更大き
くなり、キャビン付きトラクタには適用し難い構成とな
っている。
【0004】前記後者従来技術では、エンジンフード全
体を回動自在にしているので、局部的な点検窓の開閉で
はなく、構造が大げさでかつ大重量になって、点検作業
もやり難く、フロアシートには適用し難い構造となって
いる。ところで一般的に、座席は座面が雨に濡れないよ
うに前部を中心に後部を持ち上げて前倒しできるよう
に、即ち、正規位置から退避できるように構成されてい
るが、フロアシートの後起立壁やキャビンの後部ガラス
が存在すると、それらと退避位置の座席との間隔は余り
広く開け難くなっている。
【0005】本発明は、このような従来技術の種々の問
題点を解決できるようにしたトラクタ後上部構造を提供
することを目的とする。本発明は、フロアシートにトラ
クタ車体の後上部と対向する開口部を設け、この開口部
を蓋体で開閉可能にすることにより、トラクタ車体の後
上部の点検等を簡単かつ容易にできかつ騒音の上方伝播
を制限できるようにしたトラクタ後上部構造を提供する
ことを目的とする。本発明は、座席を前枢支部を介して
前方に回動させて浮上させた状態で、フロアシートの開
口部を閉鎖している蓋体を、後枢支部を介してを後方に
持上げるようにすることにより、座席を遠くに退避で
き、開口部の上側の空間を広く開けることができるよう
にしたトラクタ後上部構造を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、トラクタ車体2の後部の
上側に左右フェンダ10間に設けたフロアシート16を
配置し、このフロアシート16の上側に座席4を配置
し、前記フロアシート16にトラクタ車体2の後上部に
対向する開口部17Aを設け、この開口部17Aを閉塞
する蓋体20をフロアシート16に前又は後の枢支部S
を介して開閉自在に設けていることである。
【0007】これによって、蓋体20を回動して開口部
17Aを開放すると、トラクタ車体2の後上部を見るこ
とが可能になり、蓋体20を閉鎖すると、トラクタ車体
2側からの騒音の上方伝播を制限する。本発明における
課題解決のための第2の具体的手段は、第1の具体的手
段に加えて、前記蓋体20に座席支持装置32を設け、
蓋体20の枢支部Sと前後反対側の枢支部Sを介して座
席4を座席支持装置32に回動可能に装着していること
である。
【0008】これによって、蓋体20の回動方向と反対
側に座席4が回動自在になり、座席4を開口部17Aか
ら遠くへ退避可能になる。本発明における課題解決のた
めの第3の具体的手段は、トラクタ車体2の後部の上側
に左右フェンダ10間に設けたフロアシート16を配置
し、このフロアシート16の上側に座席4を配置し、前
記フロアシート16にトラクタ車体2の後上部に対向す
る開口部17Aを設け、この開口部17Aを閉塞する蓋
体20をフロアシート16に後枢支部SRを介して開閉
自在に設け、前記蓋体20に座席支持装置32を設け、
前記座席4を座席支持装置32に前枢支部SFを介して
回動可能に装着し、前記座席4を前枢支部SFを介して
前方に回動させて浮上させた状態で座席支持装置32を
後枢支部SRを介して持上げ可能していることである。
【0009】これによって、蓋体20を後部を中心に回
動して開口部17Aを開放すると、トラクタ車体2の後
上部を見ることが可能になり、座席4を前部を中心に回
動すると、座席4を開口部17Aから後方へ遠く離して
退避させることが可能になる。本発明における課題解決
のための第4の具体的手段は、第1〜3のいずれかの具
体的手段に加えて、前記座席支持装置32は、弾支手段
37を介して蓋体20に装着された下部材36と、この
下部材36にスライド手段39を介して前後位置変更可
能に装着されかつ座席4を枢支部Sを介して装着した上
部材38とを有していることである。
【0010】これによって、蓋体20を開閉自在にして
いても、座席4の弾力的支持及び前後位置調整が可能に
なる。本発明における課題解決のための第5の具体的手
段は、第1〜4のいずれかの具体的手段に加えて、前記
蓋体20は座席支持装置32の少なくとも下部を収納す
べく、フロアシート16の蓋体取り付け部17aよりも
下方にくぼんだ凹部31を有することである。これによ
って、座席支持装置32をフロアシート16の上面より
沈めて座席4の高さを低くすることが可能になる。
【0011】本発明における課題解決のための第6の具
体的手段は、第1〜5のいずれかの具体的手段に加え
て、トラクタ車体2の後上部に油圧機器23を搭載し、
この油圧機器23を点検可能に前記開口部17Aを対向
配置していることである。これによって、開口部17A
からトラクタ車体2後上部の油圧機器23が点検可能に
なる。本発明における課題解決のための第7の具体的手
段は、第1〜6のいずれかの具体的手段に加えて、前記
蓋体20は開口部17Aを閉塞した状態でフロアシート
16に固定する固定手段30を有することである。
【0012】これによって、開閉自在な蓋体20を開口
部17A閉塞状態でフロアシート16に固定しておくこ
とができる。本発明における課題解決のための第8の具
体的手段は、トラクタ車体2の後部の上側に左右フェン
ダ10間に設けたフロアシート16を配置し、このフロ
アシート16の上側に座席4を配置し、前記フロアシー
ト16にトラクタ車体2の後上部に対向する開口部17
Aを設け、この開口部17Aを閉塞する蓋体20をフロ
アシート16に後枢支部SRを介して開閉自在に設け、
前記蓋体20に座席支持装置32を設け、前記座席4を
座席支持装置32に前枢支部SFを介して回動可能に装
着し、前記座席4を前枢支部SFを介して前方に回動さ
せて浮上させた状態で座席支持装置32を後枢支部SR
を介して持上げ可能にし、前記フロアシート16は座席
4を取囲んでトラクタ車体2に搭載されているキャビン
1の床版を形成しており、このキャビン1は、左右フェ
ンダ10を連結しかつ後部窓45の下部を形成する連結
体43と、後部窓45を開閉する後部ガラス44とを有
していることである。
【0013】これによって、蓋体20を後部を中心に回
動して開口部17Aを開放しかつ座席4を前部を中心に
回動すると、座席4を開放した後部窓45から後方へ突
出した状態に退避させることが可能になり、開口部17
Aの上方空間を大きく開けることが可能になる。本発明
における課題解決のための第9の具体的手段は、第8の
具体的手段に加えて、前記前後枢支部SF、SRの間隔
寸法を、後枢支部SRから連結体43までの高さ寸法と
略同じ又は長く設定していることである。
【0014】これによって、後部窓45から突出した座
席4を略水平又は後下がり状に退避させておくことが可
能になる。本発明における課題解決のための第10の具
体的手段は、第8又は9の具体的手段に加えて、前記後
部ガラス44を開放して座席4を前枢支部SFを介して
前方に回動させかつ後枢支部SRを介して座席支持装置
32を後方に持上げた状態で、座席4を前記連結体43
に載置保持可能に構成していることである。これによっ
て、後部窓45から突出して略水平又は後下がり状に退
避させた座席4を、連結体43に安定的に載置保持して
おくことが可能になる。
【0015】本発明における課題解決のための11の具
体的手段は、第8又は9の具体的手段に加えて、前記フ
ロアシート16はキャビン1の後下壁を形成する後起立
壁18を有し、前記後部ガラス44を開放して座席4を
前枢支部SFを介して前方に回動させかつ後枢支部SR
を介して座席支持装置32を後方に持上げた状態で、前
記座席支持装置32を後起立壁18又は前記連結体43
にもたれ掛け保持可能に構成していることである。これ
によって、後部窓45から突出して略水平又は後下がり
状に退避させた座席4を、座席支持装置32を後起立壁
18又は連結体43にもたれ掛けておくことにより、安
定的に保持しておくことが可能になる。
【0016】本発明における課題解決のための第12の
具体的手段は、第1〜11のいずれかの具体的手段に加
えて、前記油圧機器23はトラクタ車体2の後上部に載
置された作業機昇降用油圧シリンダ7A、この作業機昇
降用油圧シリンダ7Aを制御する制御バルブ53又はト
ラクタ車体2に装備される他の油圧装置59を制御する
制御バルブ54の内の少なくともひとつであることであ
る。これによって、蓋体20を回動して開口部17Aを
開放すると、作業機昇降用油圧シリンダ7A、それの制
御バルブ53又は他の油圧装置59の制御バルブ54等
を点検することが可能になる。
【0017】本発明における課題解決のための第13の
具体的手段は、第1〜11のいずれかの具体的手段に加
えて、前記油圧機器23はトラクタ車体2の後上部に載
置された制御バルブ53であり、この制御バルブ53に
よって制御される作業機昇降用油圧シリンダ7Aをトラ
クタ車体2の背面に取り付けていることである。これに
よって、蓋体20を回動して開口部17Aを開放する
と、作業機昇降用油圧シリンダ7A用の制御バルブ53
を点検することが可能になり、かつフロアシート16を
トラクタ車体2により近づけて配置可能になる。
【0018】本発明における課題解決のための第14の
具体的手段は、トラクタ車体2の後部の上側に左右フェ
ンダ10間に設けたフロアシート16を配置し、このフ
ロアシート16の上側に座席4を配置し、前記フロアシ
ート16にトラクタ車体2の後上部に対向する開口部1
7Aを設け、この開口部17Aを閉塞する蓋体20をフ
ロアシート16に着脱自在に設けていることである。こ
れによって、蓋体20を離脱して開口部17Aを開放す
ると、トラクタ車体2の後上部を見ることが可能にな
り、蓋体20を閉鎖すると、トラクタ車体2側からの騒
音の上方伝播を制限する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1、7、8において、トラクタ
はキャビン1をトラクタ車体2の後上部に搭載したタイ
プを例示しており、キャビン1はトラクタ車体2に防振
支持体を介して搭載され、操縦ハンドル3、操縦パネ
ル、座席(運転席)4等を前後に配置して構成されてい
る操縦運転装置を取囲んでいる。トラクタ車体2はエン
ジンにミッションケースを直結して構成されていて、そ
の後部には左右一対のリフトアーム6を有する作業機昇
降用の油圧装置(油圧シリンダ)7を備えている。符号
8は左右の後輪を示している。
【0020】キャビン1は、天井部9と後輪用の左右フ
ェンダ10とを後支柱11で連結していると共に、天井
部9と左右のステップ12とを前支柱13で連結するこ
とでキャビン骨格体を構成しており、天井部9、フェン
ダ10、ステップ12等は板金、合成樹脂等で形成さ
れ、後支柱11、前支柱13は板金、合成樹脂又は鋼管
等で形成されている。左右ステップ12は2部材又はト
ラクタ車体2を跨ぐ一体ものに形成され、キャビン1の
乗降口を形成していて、X軸回り揺動自在なドア15で
乗降口が開閉される。
【0021】左右のフェンダ10は、立面部10Aとこ
の上部で後輪8を覆う円弧状で前下り状とされている天
板部10Bとを有し、立面部10Aにはリブ10Cが形
成されることでその剛性向上がなされている。この左右
のフェンダ10における立面部10Aには、板金製のフ
ロアシート16の左右端板がスポット溶接又はフランジ
ボルト結合等で接合されている。図1〜6において、前
記フロアシート16は、トラクタ車体2の上部に設けた
支持枠14によっても支持されており、座席4を配置し
た座席装着部17と、この座席装着部17の後部から後
傾斜状に立ち上がった後起立壁18と、座席装着部17
の前部から略垂下した段差部19とを有し、前記座席装
着部17と段差部19とは1枚の板金を折曲して一体成
形し、後起立壁18を別部材で形成して座席装着部17
に固着している。
【0022】前記座席装着部17、後起立壁18及び段
差部19は全部を一体成形するか又は複数枚の板金を溶
着等で固着して形成してもよく、さらに、合成樹脂で一
体成形するか又は複数枚に分割形成してボルト等で固着
して形成してもよい。また、前記ステップ12は1枚以
上の板金をトラクタ車体2の上部に配置し、かつ前記フ
ロアシート16の段差部19の下部に固定具を介して連
結することにより形成されており、このステップ12を
形成する板金もフロアシート16の1部とみることがで
き、フロアシート16と一体成形することも可能であ
る。
【0023】前記フロアシート16はステップ12と共
にキャビン1の床版を形成しており、前記座席装着部1
7から段差部19にかけて左右方向略中央に開口部(点
検窓)17Aが形成されており、この開口部17Aは蓋
体(座席取り付け体)20で開閉自在になっている。前
記後起立壁18は、座席4の背もたれの後方にて立設さ
れており、座席装着部17の後端から立ち上がった下背
面部18Aと、この下背面部18Aから後方に若干ずれ
て位置する上背面部18Bと、上下背面部18A、18
B間に設けられた物品収納部18Cとを有し、上背面部
18Bには運転者がトラクタの後下方を見れるように覗
き窓18bが形成され、物品収納部18Cには工具等を
収納可能になっている。
【0024】段差部19はトラクタ車体2の上部を跨ぐ
ように配置されており、デフロックレバー21を突出さ
せる切欠部22等が形成されている。座席装着部17
は、トラクタ車体2の後上部に搭載された油圧機器23
を覆うようにその上側に配置されており、座席荷重を担
持できるように支持枠14に支持されており、左右側部
には変速レバー、油圧操作レバー等を下方から上方に突
出させるための開口24、25等が形成され、前記開口
部17Aは開口24、25の間に位置する。
【0025】前記開口部17Aを閉塞している蓋体20
は、その周囲部が座席装着部17及び段差部19の蓋体
取り付け部(開口部周囲縁)17aにオーバラップして
おり、その後部は座席装着部17の後部に後枢支部SR
を介して左右方向に軸心を持つ水平横軸回りに回動自在
に支持されている。蓋体20の左右側部、前部等は、そ
れぞれ座席装着部17、段差部19に固定手段30を介
して固定されており、この固定手段30は前部にひとつ
あれば固定可能であるが、左右側部及び前部に少なくと
もひとつづつ設けることが好ましい。固定手段30はボ
ルト・ナットでもよいが、ノブボルト、蝶ナット等を用
いて、締結工具を使用しなくとも固定作業ができるもの
が好ましい。
【0026】なお、蓋体20の前部と座席装着部17と
の間に、蓋体20を開放方向に付勢する、または蓋体2
0の荷重を担持するダンパを設けておいてもよい。蓋体
20の中央部は、座席装着部17の蓋体取り付け部17
aよりも下方にへこんだ凹部31が形成されており、こ
の凹部31内に座席支持装置32が配置されている。凹
部31は底が前下向きに傾斜しており、座席支持装置3
2の略全体を収納しているが、座席支持装置32の下部
だけを収納する深さでもよい。蓋体20の凹部31の底
には左右取り付け部31Aが形成され、この左右各取り
付け部31Aにブラケット33が固定され、この左右各
ブラケット33に平行リンク34の下部が枢支され、左
右一対の平行リンク34で下部材36を昇降可能に支持
し、ブラケット33と平行リンク34との間には平行リ
ンク34を上昇方向に付勢するサスペンション用のスプ
リング35が設けられている。35Aはスプリング力調
整用のノブを示している。
【0027】前記平行リンク34及びスプリング35等
により、蓋体20に取り付ける下部材36を弾力的に支
持する弾支手段37が構成されており、この弾支手段3
7としては、蓋体20側と下部材36側との衝突を阻止
するゴム等の緩衝体を備えてもよい。下部材36には左
右一対の下レール36Aが設けられており、この下レー
ル36Aは前後方向に延設され、上部材38の上レール
38Aと前後摺動可能に係合している。この上下レール
38A、36A等によって、上部材38を前後位置調整
可能にするスライド手段39が構成されている。また、
上下レール38Aはそれぞれ上下部材38、36の一部
を構成している。
【0028】スライド手段39は、図示していないが、
下レール36Aに対して上レール38Aを調整位置でロ
ックするためのロック手段を備えている。前記上部材3
8の前部には、左右方向に軸心を持つ前枢支部SFが設
けられ、この前枢支部SFを介して座席4の座面部の前
部が水平横軸回りに回動自在に支持されている。また、
上部材38の後部と座席4の座面部の後下面との間に
は、座席4の後部を弾力的に担持するクッション40が
設けられている。前記下部材36、弾支手段37、上部
材38、スライド手段39及び前後枢支部SR、SF等
のよって、蓋体20に対して座席4を取り付け支持する
座席支持装置32が構成されている。
【0029】前記構成において、座席4は、前枢支部S
Fを中心に前方向に回動して前倒しにすることにより、
その座面を雨水がかからないようにすることができ、座
席4を前倒しすると上下部材38、36及び蓋体20の
周囲部が露出し、固定手段30も露出し、その状態から
から固定手段30を解除して、蓋体20を後枢支部SR
を中心に後方向に回動して立ち上げると、開口部17A
は開放され、また、座席4は蓋体20の先端移動に伴っ
て大きく上方へ浮き上がり、図1に2点鎖線で示すよう
に、後上方へ遠く退避させることになる。
【0030】図1、7、8に示しているキャビン1は、
後支柱11が座席4の真横ではなくやや後方側寄りに配
置(立設)されており、この後支柱11の上下端部が連
結体43を介して後方に延伸されることで後部ガラス4
4で開閉される後部窓45が形成されている。後部窓4
5の枠は、左右の後支柱11と、後支柱11における下
端部間若しくは左右フェンダ10の上端部間を互いに連
結する平面視にてU字状若しくはコ字形状とされている
前記連結体43と、左右の後支柱11における上端部間
を互いに連結する平面視にてU字形若しくはコ字形状と
されている上連結部材とによって構成されており、前記
連結体43は実質的にフロアシート16における後起立
壁18の上縁を形成し、一方、上連結部材は実質的に天
井部9の後縁を形成している。
【0031】前記後部ガラス44は上部が天井部9側に
横軸回り揺動自在に枢支されており、回動して後部窓4
5を開放すると、後部窓45の下縁を形成する連結体4
3は露出する。この状態で、前述の蓋体20を立ち上が
らせて浮上した座席4は、後部窓45から外側へ突出さ
せて、運転者が着座する正規位置から後上方へ退避させ
ることができ、そして突出した座席4の座面部は、連結
体43上に載置保持することができる。このとき、座席
支持装置32は若干後傾姿勢に傾斜しており、座席4が
連結体43上に載置されることによりその姿勢が保持さ
れる。
【0032】即ち、前記前後枢支部SF、SRの間隔寸
法を、後枢支部SRから連結体43までの高さ寸法と略
同じ又は長く設定している。なお、下部材36の長さが
後枢支部SRから連結体43までの高さ寸法よりも短く
とも、スライド手段39を用いて、上部材38を下部材
36から突出するように前後位置を変更しておけば、前
枢支部SFを連結体43よりも高い位置まで持ち上げる
ことができる。また、座席4を後部窓45から突出した
とき、座席支持装置32を下背面部18Aに当接させる
か、または、下背面部18Aの延長線状に上背面部18
B及び連結体43を位置させておいて、後傾姿勢の座席
支持装置32をそれらに当接させて、もたれ掛け保持可
能にしてもよく、後部窓45から突出した座席4を略水
平又は後下がり状に退避させ、座席支持装置32を後傾
姿勢に安置することが好ましい。
【0033】図1、7、9において、トラクタ車体2の
後部には、3点リンク機構51等を介してロータリ耕耘
機等の作業機が装着可能になっており、3点リンク機構
51を介して作業機を昇降させる油圧装置7、ローリン
グ動作をさせるローリング駆動装置52、それらの装置
を制御する制御バルブ53、54等が配置されている。
前記3点リンク機構51は、左右一対のロアーリンク5
1Aと1本のトップリンク51Bを有し、油圧装置7は
トラクタ車体2の後部背面に油圧シリンダ7Aが設けら
れ、トラクタ車体2の後上部の蓋55に支持台56が取
り付けられ、この支持台56に枢支されたリフトアーム
6と左右ロアーリンク51Aとをリフトロッド58で連
結し、前記リフトアーム6を油圧シリンダ7Aで昇降駆
動するように構成されている。
【0034】ローリング駆動装置52は、前記左右リフ
トロッド58の一方を伸縮自在な油圧シリンダ59で形
成し、左右リフトロッド58に長さの違いを生じさせる
ことにより、作業機を左右ローリング可能にしている。
前記油圧装置7用の制御バルブ53とローリング駆動装
置52用の制御バルブ54は、トラクタ車体2の後上部
の蓋55の上に搭載されており、それぞれ蓋55内部に
油路を形成して油圧回路の一部としている。制御バルブ
53は昇降制御バルブ部53Aと落下速度調整部53B
とに分割されている。
【0035】前記油圧装置7及びその制御バルブ53、
ローリング駆動装置52及びその制御バルブ54等は、
油圧機器23を構成しており、この油圧機器23として
は、油圧シリンダ7Aをトラクタ車体2の後上部に配置
して、そのシリンダロッドでリフトアーム6を揺動する
形式でもよいが、前述のように、油圧シリンダ7Aをト
ラクタ車体2の後部背面に設けると、トラクタ車体2の
後上部には制御バルブ53、54等を配置すればよくな
るので、高さを低くでき、フロアシート16をトラクタ
車体2により近づけることができ、座席4の高さを低く
したり、キャビン1の天井高さを低くするのに有用とな
る。
【0036】このように、トラクタ車体2の後上部の油
圧機器23に、上下幅の小さな機器を適用して低くする
ことにより、前記蓋体20に凹部31を形成して座席支
持装置32を座席装着部17の上面より沈み込ませて配
置することが可能となっている。但し、トラクタ車体2
の後上部に油圧シリンダ7Aを配置する場合は、蓋体2
0に凹部31のない板材又は中央部が隆起した板材を用
いる。前記フロアシート16の開口部17Aは、トラク
タ車体2の後上部の油圧機器23に対向しており、蓋体
20を開放することにより、油圧機器23の保守点検が
可能となり、またそれを十分可能にする大きさに開口部
17Aが形成されている。
【0037】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、種々変形することができる。例えば、
開口部17Aを閉塞する蓋体20をフロアシート16に
前枢支部SFを介して開閉自在に設け、座席4を座席支
持装置32に後枢支部SRを介して回動可能に装着し、
座席4を操縦ハンドル3の近傍に退避できるようにして
もよい。また、枢支部Sを用いずに、蓋体20をフロア
シート16の蓋体取り付け部17aに固定手段30のみ
で着脱するように構成したり、座席支持装置32を用い
ずに、座席4を蓋体20に直接装着したりしてもよい。
【0038】さらに、トラクタ車体2の後上部に配置さ
れる油圧機器23は、制御バルブ53、制御バルブ5
4、油圧シリンダ7A等の内のひとつだけでもよい。
【0039】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、蓋体20
を回動して開口部17Aを開放すると、トラクタ車体2
の後上部を見ることができ、トラクタ車体2の後上部の
油圧機器23等の点検が可能になり、蓋体20を閉鎖す
ると、トラクタ車体2側からの騒音の上方伝播を制限で
きる。フロアシート16に対して蓋体20を回動し、蓋
体20に対して座席4を回動して座席4を開口部17A
から遠くへ退避させることができ、キャビン付きトラク
タでは、座席4を開放した後部窓から後方へ突出した状
態に退避させることができ、開口部17Aの上方空間を
大きく開けることが可能になり、しかもその状態保持も
確実にできる。
【0040】正規位置の座席4は弾力的支持及び前後位
置調整ができ、また、座席支持装置32をフロアシート
16上面から沈み込ませて、座席4の高さを低くするこ
とができ、蓋体20の開閉作業も容易にできる。また、
フロアシート16に対して蓋体20を着脱自在にしてお
いても、蓋体20を離脱して開口部17Aを開放する
と、トラクタ車体2の後上部を見ることができ、蓋体2
0を閉鎖すると、トラクタ車体2側からの騒音の上方伝
播を制限することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す一部断面側面図であ
る。
【図2】座席座面部側の要部の拡大断面側面図である。
【図3】座席背もたれ側の要部の拡大断面側面図であ
る。
【図4】フロアシート及び蓋体の平面図である。
【図5】フロアシート、蓋体及び座席等の正面図であ
る。
【図6】図5の要部の拡大正面図である。
【図7】キャビン付きトラクタの後上部の側面図であ
る。
【図8】後部ガラス開放状態のキャビンの側面図であ
る。
【図9】トラクタ車体の後上部の平面図である。
【符号の説明】
1 キャビン 2 トラクタ車体 4 座席 7 油圧装置 10 フェンダ 16 フロアシート 17 座席装着部 17A 開口部 18 後起立壁 19 段差部 23 油圧機器 30 固定手段 31 凹部 32 座席支持装置 36 下部材 37 弾支手段 38 上部材 39 スライド手段 43 連結体 44 後部ガラス 45 後部窓 53 制御バルブ 54 制御バルブ SF 前枢支部 SR 後枢支部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ車体の後部の上側に左右フェン
    ダ間に設けたフロアシートを配置し、このフロアシート
    の上側に座席を配置し、前記フロアシートにトラクタ車
    体の後上部に対向する開口部を設け、この開口部を閉塞
    する蓋体をフロアシートに前又は後の枢支部を介して開
    閉自在に設けていることを特徴とするトラクタ後上部構
    造。
  2. 【請求項2】 前記蓋体に座席支持装置を設け、蓋体の
    枢支部と前後反対側の枢支部を介して座席を座席支持装
    置に回動可能に装着していることを特徴とする請求項1
    に記載のトラクタ後上部構造。
  3. 【請求項3】 トラクタ車体の後部の上側に左右フェン
    ダ間に設けたフロアシートを配置し、このフロアシート
    の上側に座席を配置し、前記フロアシートにトラクタ車
    体の後上部に対向する開口部を設け、この開口部を閉塞
    する蓋体をフロアシートに後枢支部を介して開閉自在に
    設け、前記蓋体に座席支持装置を設け、前記座席を座席
    支持装置に前枢支部を介して回動可能に装着し、前記座
    席を前枢支部を介して前方に回動させて浮上させた状態
    で座席支持装置を後枢支部を介して持上げ可能している
    ことを特徴とするトラクタ後上部構造。
  4. 【請求項4】 前記座席支持装置は、弾支手段を介して
    蓋体に装着された下部材と、この下部材にスライド手段
    を介して前後位置変更可能に装着されかつ座席を枢支部
    を介して装着した上部材とを有していることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載のトラクタ後上部構
    造。
  5. 【請求項5】 前記蓋体は座席支持装置の少なくとも下
    部を収納すべく、フロアシートの蓋体取り付け部よりも
    下方にくぼんだ凹部を有することを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載のトラクタ後上部構造。
  6. 【請求項6】 トラクタ車体の後上部に油圧機器を搭載
    し、この油圧機器を点検可能に前記開口部を対向配置し
    ていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    のトラクタ後上部構造。
  7. 【請求項7】 前記蓋体は開口部を閉塞した状態でフロ
    アシートに固定する固定手段を有することを特徴とする
    請求項1〜6のいずれかに記載のトラクタ後上部構造。
  8. 【請求項8】 トラクタ車体の後部の上側に左右フェン
    ダ間に設けたフロアシートを配置し、このフロアシート
    の上側に座席を配置し、前記フロアシートにトラクタ車
    体の後上部に対向する開口部を設け、この開口部を閉塞
    する蓋体をフロアシートに後枢支部を介して開閉自在に
    設け、前記蓋体に座席支持装置を設け、前記座席を座席
    支持装置に前枢支部を介して回動可能に装着し、前記座
    席を前枢支部を介して前方に回動させて浮上させた状態
    で座席支持装置を後枢支部を介して持上げ可能にし、前
    記フロアシートは座席を取囲んでトラクタ車体に搭載さ
    れているキャビンの床版を形成しており、このキャビン
    は、左右フェンダを連結しかつ後部窓の下部を形成する
    連結体と、後部窓を開閉する後部ガラスとを有している
    ことを特徴とするトラクタ後上部構造。
  9. 【請求項9】 前記前後枢支部の間隔寸法を、後枢支部
    から連結体までの高さ寸法と略同じ又は長く設定してい
    ることを特徴とする請求項8に記載のトラクタ後上部構
    造。
  10. 【請求項10】 前記後部ガラスを開放して座席を前枢
    支部を介して前方に回動させかつ後枢支部を介して座席
    支持装置を後方に持上げた状態で、座席を前記連結体に
    載置保持可能に構成していることを特徴とする請求項8
    又は9に記載のトラクタ後上部構造。
  11. 【請求項11】 前記フロアシートはキャビンの後下壁
    を形成する後起立壁を有し、前記後部ガラスを開放して
    座席を前枢支部を介して前方に回動させかつ後枢支部を
    介して座席支持装置を後方に持上げた状態で、前記座席
    支持装置を後起立壁又は前記連結体にもたれ掛け保持可
    能に構成していることを特徴とする請求項8又は9に記
    載のトラクタ後上部構造。
  12. 【請求項12】 前記油圧機器はトラクタ車体の後上部
    に載置された作業機昇降用油圧シリンダ、この作業機昇
    降用油圧シリンダを制御する制御バルブ又はトラクタ車
    体に装備される他の油圧装置を制御する制御バルブの内
    の少なくともひとつであることを特徴とする請求項1〜
    11のいずれかに記載のトラクタ後上部構造。
  13. 【請求項13】 前記油圧機器はトラクタ車体の後上部
    に載置された制御バルブであり、この制御バルブによっ
    て制御される作業機昇降用油圧シリンダをトラクタ車体
    の背面に取り付けていることを特徴とする請求項1〜1
    1のいずれかに記載のトラクタ後上部構造。
  14. 【請求項14】 トラクタ車体の後部の上側に左右フェ
    ンダ間に設けたフロアシートを配置し、このフロアシー
    トの上側に座席を配置し、前記フロアシートにトラクタ
    車体の後上部に対向する開口部を設け、この開口部を閉
    塞する蓋体をフロアシートに着脱自在に設けていること
    を特徴とするトラクタ後上部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003002250A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 農作業機
JP2014040143A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Kubota Corp 作業車
JP2016030556A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 ヤンマー株式会社 作業車両

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