JPH0658874U - ケース付はさみ - Google Patents

ケース付はさみ

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JPH0658874U
JPH0658874U JP249493U JP249493U JPH0658874U JP H0658874 U JPH0658874 U JP H0658874U JP 249493 U JP249493 U JP 249493U JP 249493 U JP249493 U JP 249493U JP H0658874 U JPH0658874 U JP H0658874U
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JP
Japan
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case
scissors
piece
elastic gripping
design
Prior art date
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Pending
Application number
JP249493U
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English (en)
Inventor
泰久 長谷川
Original Assignee
丸章工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケースをはさみに確実に保持するとともに、
ケースの着脱を目視により位置を確認しなくても容易に
できるようにする。 【構成】 合成樹脂材料で一体成形したケース10に、
はさみ1の刃部3と相応する形状の収容部11と、はさ
み1の軸着部4を軸線方向から把持する一対の弾性把持
片13とを設ける。弾性把持片13に透孔を形成し、こ
こにケース10と別体に成形した意匠片17を嵌合す
る。軸着部4の外面と意匠片17の内面とに凹凸関係で
相嵌合する嵌合部9,24を形成する。嵌合部9,24
を刃部3の幅と略同じ径で大きく形成する。意匠片17
に弾性把持片13の内面に係止される係止突起22と、
係止突起22の反対側で弾性把持片13の外面に接着さ
れる接着部19とを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、刃部を収容するケースを着脱自在に備えたケース付はさみに関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のケース付はさみとして、例えば、図4に示すように、はさみ31の軸着 部に設けた突起32をケース33のスリット34に嵌合し、スリット34で突起 32を横方向から挟持して、ケースをはさみに着脱自在に取り付けた技術が知ら れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来のケース付はさみによると、突起32及びスリット34の摩擦 力でケース33をはさみ31に保持しているため、スリット34が摩耗すると保 持力が低下し、携帯時にケース33がはさみ31から容易に分離してしまうとい う不具合があった。また、突起32及びスリット34が比較的小さいため、双方 の位置を目で確認して操作しないと、はさみ31をケース33に正しく収容でき ず、ケース33の着脱操作が面倒であるという問題点もあった。
【0004】 本考案は上記従来の問題点に着目してなされたものであって、その目的は、ケ ースをはさみに確実に保持できるとともに、目視により位置を確認しなくても容 易にに着脱できるケース付はさみを提供することある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案のケース付はさみは、ケースにはさみの刃 部と相応する形状の収容部を設けるとともに、はさみの軸着部を軸線方向から把 持する一対の弾性把持片を設け、この弾性把持片の軸着部との対向面に凹凸関係 で相嵌合する嵌合部を刃部の幅と略同じ大きさで形成し、はさみにケースを着脱 自在に取り付けて構成される。
【0006】 また、本考案のケース付はさみは、ケースを合成樹脂材料で一体成形し、弾性 把持片に透孔を設け、嵌合部をケースと別体に成形した意匠片に形成し、この意 匠片を透孔に嵌合して弾性把持片に取り付けて構成される。
【0007】 さらに、意匠片が、透孔を介して弾性把持片の内面に係止される係止突起と、 係止突起の反対側で弾性把持片の外面に接着される接着部とを備える。
【0008】
【作用】
本考案のケース付きはさみにおいて、刃部を収容部に収容すると、一対の弾性 把持片が軸着部を軸線方向の両側から把持し、その状態で、ケース側の嵌合部が はさみ側の嵌合部に嵌合する。このとき、ケースは弾性把持片の弾性力と嵌合部 の凹凸関係を介してはさみに保持されるため、充分な保持力が得られ、携帯時等 にケースがはさみから分離するおそれがなくなる。しかも、嵌合部が刃部の幅と 略同じ大きさの面積を備えるので、嵌合部の位置を目で確認しなくても、刃部を それと相応する形状の収容部に収容するだけの簡単な操作ではさみがケースに正 しく収容される。
【0009】 また、本考案のケースによれば、嵌合部がケースと別体に成形した意匠片に形 成されるので、ケースにアンダカット部となる嵌合部を容易に成形できるととも に、成形装置が簡略化される。そのうえ、意匠片をケースとは異なる色または材 質で成形することが可能になり、意匠片でケース上に所望の模様を付加するなど 、ケースの意匠性を向上することもできる。
【0010】 さらに、意匠片は係止突起と接着部とを備えていることから、係止突起を弾性 把持片の内面に係止し、反対側の接着部を弾性把持片の外面に接着すれば、意匠 片がケースに対し小さな接着面積で簡単に、かつ強固に組み付けられる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案を具体化した一実施例を図面に基づいて説明する。 図1及び図2に示すように、はさみ1は把手部2、刃部3、及び軸着部4を備 え、把手部2及び軸着部4は合成樹脂製のカバー5で覆われている。軸着部4に は軸6が設けられ、この軸6と対応する位置のカバー5には凹部7が形成されて いる。凹部7には円形の意匠片8が嵌合接着され、その表面側には凸状球面から なる嵌合部9が形成されている。なお、意匠片8は、好ましくは、カバー5と異 なる色の合成樹脂材料で成形されるが、カバー5と同色でもよく、また、金属で 成形してもよい。
【0012】 ケース10はABS樹脂等の合成樹脂材料により基端が開き先端がテーパ状の 筒状に一体成形され、その内部には刃部3を収容するそれと相応形状の収容部1 1が設けられている。ケース10の開口部両側にはU字スリット12が設けられ 、これによってケース10の基端に軸着部4の両面を軸線方向から把持する一対 の弾性把持片13が形成されている。
【0013】 図2及び図3に示すように、各弾性把持片13には段部14を介して円形の透 孔15が形成されるとともに、段部14と同じ深さの凹部16が設けられている 。透孔15及び凹部16はケース10と別体に成形した意匠片17で外側から覆 われ、その意匠片17は透孔15を閉塞する円形の閉塞部18と、凹部16に嵌 合する接着部19とを備えている。なお、意匠片17はケース10と異なる色、 好ましくは、はさみ1の意匠片8と調和のとれた色の合成樹脂材料で成形される が、これを金属で成形してもよい。
【0014】 閉塞部18の周縁には、段部14に当接する当接部20と、弾性把持片13の 内面に設けた切欠21に嵌入する係止突起22とが設けられている。そして、係 止突起22を透孔15を介して切欠21に係止し、接着部19を凹部16に接着 剤を滴下して接着する(図示略)ことにより、意匠片17が透孔15及び凹部1 6に嵌合した状態で弾性把持片13に取り付けられている。
【0015】 また、閉塞部18の外面には凸状球面からなる意匠部23がケース10の外面 から突出するように設けられるとともに、閉塞部18の内面には凹状球面からな る嵌合部24が形成されている。この嵌合部24とはさみ1の嵌合部9とは、弾 性把持片13及び軸着部4の対向面において刃部3の幅と略同じ直径でそれぞれ 同形に形成されていて(図1参照)、双方が凹凸関係で相嵌合することにより、 ケース10がはさみ1に着脱自在に取り付けられるようになっている。
【0016】 上記のように構成した本実施例のケース付はさみにおいて、刃部3を収容部1 1に収容すると、弾性把持片13が軸着部4を軸線方向両側から把持し、その状 態で、ケース10側の嵌合部24がはさみ1側の嵌合部9に嵌合する。このとき 、ケース10は弾性把持片13の弾性力と嵌合部9,24の凹凸関係を介しては さみ1に保持されるため、充分な保持力が得られ、携帯時等にケース10がはさ み1から分離するおそれがなくなる。しかも、嵌合部9,24が刃部3の幅と略 同径の面積を備えるので、嵌合部9,24の位置を目で確認しなくても、刃部3 をそれと相応する形状の収容部11に収容して押圧すれば、はさみ1をケース1 0に容易に、しかも正しく収容することができる。
【0017】 また、本実施例のケース10によれば、嵌合部24がケース10と別体に成形 した意匠片17に形成されているので、ケース10にアンダカット部となる嵌合 部24を容易に成形できるとともに、成形装置を簡略化できる。そのうえ、意匠 片17をケース10とは異なる色の合成樹脂材料または金属で成形することが可 能になり、意匠片17でケース10上に所望の模様や色彩を付加するなど、ケー ス10の意匠性を向上することもできる。
【0018】 さらに、意匠片17は係止突起22と接着部19とを備えていることから、係 止突起22を弾性把持片13の内面側の切欠21に係止し、反対側の接着部19 を弾性把持片13の外面側の凹部16に接着すれば、意匠片17をケース10に 対し少ない接着剤で簡単に、かつ強固に組み付けることができる。
【0019】 なお、本考案は上記各実施例に限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱し ない範囲で、次に例示するように、各部の構成を適宜に変更して具体化してもよ い。 (1)嵌合部の凹凸関係を前記実施例とは逆にし、はさみ1の意匠片8に凹状の 嵌合部を形成し、ケース10の意匠片17に凸状の嵌合部を形成すること。 (2)各嵌合部を楕円形に形成すること。 (3)はさみ1の嵌合部をカバー5に一体成形すること。 (4)軸6の頭部を刃部3の幅と略同じ径で大きく形成して、これを嵌合部とす ること。 (5)ケース10を2分割して構成し、各ケース片に嵌合部を一体成形すること 。 (6)意匠片17から接着部19を省略し、意匠片17全体を円形に形成するこ と。この場合、係止突起22の反対側の一か所を接着剤で接着すればよい。
【0020】
【考案の効果】
以上詳述したように、請求項1の考案によれば、ケースをはさみに確実に保持 できるとともに、目視により位置を確認しなくても容易に着脱操作できるという 優れた効果を奏する。
【0021】 請求項2の考案によれば、ケースにアンダカット部となる嵌合部を容易に成形 できるとともに、意匠片によってケースの意匠性が向上するという効果が得られ る。
【0022】 請求項3の考案によれば、意匠片をケースに対し小さな接着面積で簡単に、か つ強固に組み付けできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すケース付はさみの斜視
図である。
【図2】図1のケース付はさみの要部を示す断面図であ
る。
【図3】図1のケース付はさみのケースを分解して示す
斜視図である。
【図4】従来のケース付はさみの平面図である。
【符号の説明】
1…はさみ、3…刃部、4…軸着部、9…嵌合部、10
…ケース、11…収容部、13…弾性把持片、15…透
孔、17…意匠片、19…接着部、22…係止突起、2
4…嵌合部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースにはさみの刃部と相応する形状の
    収容部を設けるとともに、はさみの軸着部を軸線方向か
    ら把持する一対の弾性把持片を設け、この弾性把持片の
    軸着部との対向面に凹凸関係で相嵌合する嵌合部を刃部
    の幅と略同じ大きさで形成し、はさみにケースを着脱自
    在に取り付けてなることを特徴とするケース付はさみ。
  2. 【請求項2】 前記ケースを合成樹脂材料で一体成形
    し、弾性把持片に透孔を設け、前記嵌合部をケースと別
    体に成形した意匠片に形成し、この意匠片を透孔に嵌合
    して弾性把持片に取り付けてなることを特徴とする請求
    項1に記載のケース付はさみ。
  3. 【請求項3】 前記意匠片は、透孔を介して弾性把持片
    の内面に係止される係止突起と、係止突起の反対側で弾
    性把持片の外面に接着される接着部とを備えることを特
    徴とする請求項2に記載のケース付はさみ。
JP249493U 1993-02-03 1993-02-03 ケース付はさみ Pending JPH0658874U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07194257A (ja) * 1993-11-29 1995-08-01 Kurobaa Kk 板状工具におけるキャップの係着構造
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