JP2005348796A - 装飾用連結具 - Google Patents
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Abstract
【課題】美的外観を有し、確実性の高い連結と外し易さとを両立させると共に、連結時の衝撃による磁石の割れ、カケを防止した装飾用連結具の提供を目的とした。
【解決手段】一端に中空体と他端に蓋体からなる構成にて、前記中空体は、チェーン等を連結する連結環と、前記蓋体を挿入させる2箇所の挿入口を有する開口部を設け、該開口部を中心とした中空内部下位置に枠を設けて磁石を配置して構成、前記蓋体は、板の裏面に、該板の大きさより小さい突出した枠部を設け、該枠部側壁に対して垂直方向に突起した前記挿入口に挿入可能な突起部を2箇所設けて枠部に磁石を配置したフランジを有する凸形状とし、該フランジに隣接する適宜位置に取っ手部を設け、該取っ手部にチェーンを連結する孔を設けて構成し、前記中空体と前記蓋体とが開口部で相対した嵌合にて連結することを特徴とした。
【選択図】図1
【解決手段】一端に中空体と他端に蓋体からなる構成にて、前記中空体は、チェーン等を連結する連結環と、前記蓋体を挿入させる2箇所の挿入口を有する開口部を設け、該開口部を中心とした中空内部下位置に枠を設けて磁石を配置して構成、前記蓋体は、板の裏面に、該板の大きさより小さい突出した枠部を設け、該枠部側壁に対して垂直方向に突起した前記挿入口に挿入可能な突起部を2箇所設けて枠部に磁石を配置したフランジを有する凸形状とし、該フランジに隣接する適宜位置に取っ手部を設け、該取っ手部にチェーンを連結する孔を設けて構成し、前記中空体と前記蓋体とが開口部で相対した嵌合にて連結することを特徴とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、ネックレス、ブレスレット等の連結具に磁石を配置した装身具に関するものである。
従来、ネックレス、ブレスレット等を輪状にして使用する多くの連結具は、両端に連結部材である引き輪金具セット、フック金具セット等を用い、該金具セットを連結させた使用であるが、着脱操作が煩雑となる欠点があった。
そのため、前記欠点を解消するために磁石を用いた連結具が知られているが、方法として、磁力の反発力を利用した連結具で、長尺材の一端部に設けた筒状止着部材の内部に磁石を配設すると共に、止着部材の開口端より軸心方向に沿ってややテーパ状の切欠溝を形成し、この切欠溝の奥部近傍位置に前記磁石側に向けた凸状部を形成し、一方、長尺材の他端部に設けた挿入部材の先端側に前記の磁石と反発する磁石を配設し、挿入部材側に設けた突部に挿入方向とは逆方向に向けた凹状部を形成し、止着部材に挿入部材を挿入したときに突部の凹状部が切欠溝の凸状部に磁力の反発力でロックするようにした連結具がある(例えば特許文献1参照。)。
また、N極、S極の磁力を利用した連結具で、一方の容器の側面に手持ちとなるリングを設け、N極を外側にしたネオジム磁石を一方の容器の中空部にその磁石の一部を露出して設け、他方の容器の側面に手持ちとなるリングを設け、S極を外側にしたネオジム磁石を他方の容器の中空部にその磁石を凹ませて設け、双方の手持ちリングを装身具でつなぐ連結具がある (例えば特許文献2参照。)。
しかし、特許文献1の連結手段は磁力の反発力を利用しているために連結具の両端を両手で持って脱着操作する必要があり、ブレスレットに用いた場合、片手で着脱操作が必要となるために非常に操作がしづらい欠点がある。
また、特許文献2は、N極を外側にした磁石の一部を露出して設け、S極を外側にした磁石を凹ませて設けているために磁石同士(N極、S極)が磁力にて接触する際の衝撃にて割れ、カケの発生する心配がある。
また、使用者の心理として、磁力のみの結合手段を用いているために突発的な引っ張り力が発生した場合には連結具が「外れ易いのでは」との第一印象が強く、使用者の安心感に対して不安が残る問題がある。
特開2001−17216号公報
特開2000−41717号公報
解決しようとする問題点は、美的外観を有し、片手にて確実性の高い連結と外し易さとを両立させると共に、連結時の衝撃による磁石の割れ、カケを防止した装飾用連結具の提供を目的とした。
本発明の装飾用連結具は一端に中空体と他端に蓋体からなる構成にて、前記中空体は、チェーン等を連結する連結環と、前記蓋体を挿入させる2箇所の挿入口を有する開口部を設け、該開口部を中心とした中空内部下位置に枠を設けてS極を上面とした磁石を配置して構成、前記蓋体は、板の裏面に、該板の大きさより小さい突出した枠部を設け、該枠部側壁に対して垂直方向に突起した前記挿入口に挿入可能な突起部を2箇所設けて枠部にN極を上面とした磁石を配置したフランジを有する凸形状とし、該凸形状に隣接する適宜位置に取っ手部を設け、該取っ手部にチェーンを連結する孔を設けて構成し、中空体の開口部に蓋体の枠部を近づけることにより磁石の磁力による接合する力が働き、取っ手部を上下に動かすことにより中空体の開口部の挿入口と蓋体の突起部が合わさり、中空体と蓋体とが開口部で相対した嵌合にて連結することを特徴とした。
また、相対した中空体内部に配置した磁石と蓋体の枠部に配置した磁石とを、蓋体のフランジにより隙間を設けたことを特徴とした装飾用連結具。
上記構成により本発明の装飾用連結具は、中空体に蓋体を挿入させる2箇所の挿入口を有する開口部を設け、前記蓋体は、板の裏面垂直に、該板の大きさより小さい突出した枠部を設け、該枠部側壁に対して垂直方向に突起した前記挿入口に挿入可能な突起部を2箇所設けてフランジを有した凸形状としたことで、該フランジと突起部と開口部とでストッパー機能を有する確実性の高い連結が可能となった。
また、蓋体に隣接した適宜位置に取っ手部を設けることにより、該取っ手部を片手で上下に動かすことによる連結操作及び取り外し操作にて確実性の高い連結と外し易さとを両立させることが可能となった。
更に相対した中空体内部に配した磁石と蓋体の枠部に配した磁石とを蓋体のフランジにて隙間を設けたことにより、連結時の衝撃による磁石の割れ、カケの防止を可能とした装飾用連結具の提供が可能となった。
片手操作も容易とした確実性の高い連結と外し易さとを両立させる目的が美的外観を損なわず実現した。
図1は、本発明の装飾用連結具を構成する中空体、蓋体を個々に示す斜視図であり、図2は中空体の一実施例を示す正面図であり、図3は図2の右側面図、図4は蓋体の一実施例を示す正面図であり、図5は図4の右側面図である。図6は図2に示す中空体と図4に示す蓋体とを開口部で相対した嵌合にて装飾用連結具としたことを示す正面図である。図7は図6の平面図、図8は図6A−Aの線断面図であり、図9は図7B−Bの線断面図である。
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図1に示す本発明の装飾用連結具20の構成は、中空体2と蓋体3とから構成され、中空体2は、チェーン1を連結する連結環6と、前記蓋体3を挿入させる対向した挿入口7と7aを有する開口部5を設け、該開口部5を中心とした中空内部下位置に枠9を設けてS極を上面とした磁石4を配置して構成し、チェーンの一端に接続用環を介して接続した。
蓋体3は、板14の裏面に、該板14の大きさより小さい突出した枠部8を設け、該枠部8の側壁に対して垂直方向に突起した挿入口7と7aに挿入可能な突起部10と10aを対向した位置に設けて、枠部8にN極を上面とした磁石4aを配置したフランジ12を有する凸形状とし、該フランジ12に隣接する適宜位置に取っ手部11を設け、該取っ手部11にチェーンを連結する孔13を設けて構成し、チェーン1の他端に接続用環を介して接続した。
蓋体3は、板14の裏面に、該板14の大きさより小さい突出した枠部8を設け、該枠部8の側壁に対して垂直方向に突起した挿入口7と7aに挿入可能な突起部10と10aを対向した位置に設けて、枠部8にN極を上面とした磁石4aを配置したフランジ12を有する凸形状とし、該フランジ12に隣接する適宜位置に取っ手部11を設け、該取っ手部11にチェーンを連結する孔13を設けて構成し、チェーン1の他端に接続用環を介して接続した。
前記中空体2の製作に関しては、図2、図3より、開口部5を有した希望形状(実施例はハート形状)の中空体2をロストワックス鋳造方法にて連結環6と一体で製造しても良いが、その他の方法として、中空体はロストワックス鋳造方法乃至プレスパーツを用いて張り合わせて製作し、連結環を線材にて製作して双方をロウ付けにて接合しても良い。
磁石4を配置する枠9は磁石4を挿入できる径のパイプを磁石4の高さと同じ長さに切断して製作、そして、開口部5を中心とした中空内部下位置にロウ付けにて接合し磁石4の配置を可能とした。
前記磁石4を枠9から外れないようにするには接着剤にて接合乃至前記パイプを磁石4の高さより1mm長く切断して枠9とし、該枠9の断面にて磁石4の縁部を覆い被せるようにして留める方法(覆輪留め)を用いても良い。
前記蓋体3の製作に関しては、図4、図5より、第一の手段として、ロストワックス鋳造方法にて製作、第二の手段として、取っ手部11をプレスパーツにて製作し、枠部8を有する板14にロウ付けにて接合した製作方法でも良い。今回の実施として仕上げ工数減を目的として、第二の手段の製作方法を用いた。
前記磁石4aを枠部8から外れないようにするには接着剤にて接合乃至磁石4aの高さより1mm長くして枠部8とし、該枠部8の断面にて磁石4aの縁部を覆い被せるようにして留める方法(覆輪留め)を用いても良い。
図6〜図9は、中空体2の開口部5に蓋体3の枠部8を近づけることにより、中空体2の磁石4(S極)と蓋体3の磁石4a(N極)の磁力によって開口部5に枠部8が嵌り込み、取っ手部11を上下に動かすことにより開口部5に設けた挿入口7、7aに突起部10、10aが合わさり、中空体2と蓋体3とが開口部5で相対した嵌合にて連結することによりネックレス、ブレスレット等を環状にして着用ができる。
本発明は、上記実施例から判るように装飾用連結具20のデザインを好む形状とする事が可能であり、確実性の高い連結と外し易さとを両立させる目的が美的外観を損なわず実現した。
1 チェーン
2 中空体
3 蓋体
4 磁石
4a 磁石
5 開口部
6 連結環
7 挿入口
7a 挿入口
8 枠部
9 枠
10 突起部
10a 突起部
11 取っ手部
12 フランジ
13 孔
14 板
20 装飾用連結具
2 中空体
3 蓋体
4 磁石
4a 磁石
5 開口部
6 連結環
7 挿入口
7a 挿入口
8 枠部
9 枠
10 突起部
10a 突起部
11 取っ手部
12 フランジ
13 孔
14 板
20 装飾用連結具
Claims (2)
- ネックレス及び、ブレスレット等を環状にして着用する装身具の一端に中空体を用い、他端に蓋体を用いて、該両端に磁石を配置して磁力にて連結する装飾用連結具であって、前記中空体は、チェーン等を連結する連結環と、前記蓋体を挿入させる2箇所の挿入口を有する開口部を設け、該開口部を中心とした中空内部下位置に枠を設けて磁石を配置して構成、前記蓋体は、板の裏面に、該板の大きさより小さい突出した枠部を設け、該枠部側壁に対して垂直方向に突起した前記挿入口に挿入可能な突起部を2箇所設けて枠部に磁石を配置したフランジを有する凸形状とし、隣接する適宜位置に取っ手部を設け、該取っ手部にチェーンを連結する孔を設けて構成し、中空体の開口部に蓋体の枠部を近づけることにより磁石の磁力による接合する力が働き、取っ手部を上下に動かすことにより中空体の開口部の挿入口と蓋体の突起部が合わさり、中空体と蓋体とが開口部で相対した嵌合にて連結することを特徴とした装飾用連結具。
- 請求項1記載の装飾用連結具において、相対した中空体内部に配置した磁石と蓋体の枠部に配置した磁石とを、蓋体のフランジにて隙間を設けることにより、磁石と磁石の衝突による破損を防止したことを特徴とした装飾用連結具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004169935A JP2005348796A (ja) | 2004-06-08 | 2004-06-08 | 装飾用連結具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004169935A JP2005348796A (ja) | 2004-06-08 | 2004-06-08 | 装飾用連結具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004169935A Pending JP2005348796A (ja) | 2004-06-08 | 2004-06-08 | 装飾用連結具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005348796A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100963153B1 (ko) | 2008-03-27 | 2010-06-15 | 강윤자 | 액세서리 |
KR101535640B1 (ko) * | 2015-04-16 | 2015-07-13 | (주)렉스다이아몬드 | 체결이 용이한 장신구용 결합장치 |
KR101680244B1 (ko) * | 2015-06-03 | 2016-12-12 | (주)렉스다이아몬드 | 장신구용 결합장치 |
WO2018047660A1 (ja) * | 2016-09-11 | 2018-03-15 | 株式会社内藤貴金属製作所 | 装身具用留め具 |
JP2018042994A (ja) * | 2016-09-11 | 2018-03-22 | 株式会社内藤貴金属製作所 | 装身具用留め具 |
JP7527213B2 (ja) | 2021-01-28 | 2024-08-02 | 株式会社吉野工業所 | 蓋付き容器 |
-
2004
- 2004-06-08 JP JP2004169935A patent/JP2005348796A/ja active Pending
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