JPH07194257A - 板状工具におけるキャップの係着構造 - Google Patents

板状工具におけるキャップの係着構造

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JPH07194257A
JPH07194257A JP6061730A JP6173094A JPH07194257A JP H07194257 A JPH07194257 A JP H07194257A JP 6061730 A JP6061730 A JP 6061730A JP 6173094 A JP6173094 A JP 6173094A JP H07194257 A JPH07194257 A JP H07194257A
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Yoshitaka Shimoharaguchi
美貴 下原口
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KUROBAA KK
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CLOVER CO Ltd
KUROBAA KK
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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25GHANDLES FOR HAND IMPLEMENTS
    • B25G3/00Attaching handles to the implements
    • B25G3/02Socket, tang, or like fixings
    • B25G3/12Locking and securing devices
    • B25G3/26Locking and securing devices comprising nails, screws, bolts, or pins traversing or entering the socket
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B29/00Guards or sheaths or guides for hand cutting tools; Arrangements for guiding hand cutting tools

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板状作業体が異物に接触するのを防止できる
とともに、板状作業体の基端部の曲げ強度を実質的に向
上させることのできる板状工具におけるキャップの係着
構造を提供する。 【構成】 板状作業体2とこれに連結される柄部3とを
備える板状工具1に、上記板状作業体を収容するキャッ
プ4を着脱可能に係着する、板状工具におけるキャップ
の係着構造であって、上記柄部に、上記板状作業体の少
なくとも一方の側面に沿って延出するとともに係止手段
22を備える延出部16を設ける一方、上記キャップ
に、上記係止手段と互いに係着させられる係着手段20
を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、板状工具におけるキ
ャップの係着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、樹木等の枝を切断するせん定
鋸は、側縁部に歯部を形成した板状の鋸歯と、この鋸歯
の一端に連結される柄部とを備えて大略構成される。
【0003】上記歯部は、多数の楔状の歯から構成され
ており、上記柄部を握持して、上記鋸歯を前後に摺動さ
せることにより、樹木の枝等を切断するように構成され
ている。
【0004】一般的なせん定鋸においては、鋸歯の基端
部が上記柄部に設けた軸方向の嵌合穴に強制的に嵌入さ
れることにより、上記鋸歯と上記柄部とが連結されてい
る。
【0005】また、近年、上記鋸歯を新しいものと容易
に交換できるように、上記鋸歯の基端部を、上記柄部に
対してネジ止め等したものも提供されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記せん定鋸の歯は、
異物が衝突すると損傷を受けやすい。歯部が損傷を受け
ると、切れ味が低下し、作業能率が大きく低下する。し
たがって、上記歯部に異物が衝突しないようにしなけれ
ばならない。
【0007】特に、工具箱に他の工具等と共に収容する
場合には、他の工具との接触を避けるようにして保持し
なければならない。このため、工具箱が大きくなる等の
不都合が生じ、収納あるいは持ち運び等に非常に不便で
ある。
【0008】しかも、上記歯部は非常に鋭利であり、裸
のまま持ち歩いて人に接触すると怪我をさせるおそれも
ある。
【0009】上記不都合を回避するため、鋸歯を覆うよ
うにカバーが設けられることがある。ところが、従来の
カバーは、布等で形成されたものが多く、着脱が非常に
不便であった。また、カバー自体に強度がないため、鋸
歯を十分に保護できるとはいえなかった。
【0010】また、せん定鋸のように、板状作業体を柄
部に連結して片持ち状に力を作用させて使用する工具に
おいては、上記板状作業体が厚み方向に撓みやすく、そ
の基端部に大きな曲げ押力が作用する。このため、上記
基端部に疲労破壊等が生じやすい。
【0011】本願発明は、上述の事情のもとで考え出さ
れたものであって、板状作業体が異物に接触するのを防
止できるとともに、板状作業体の基端部の曲げ強度を実
質的に向上させることのできる板状工具におけるキャッ
プの係着構造を提供することをその課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0013】すなわち、本願の請求項1に記載した発明
は、板状作業体とこれに連結される柄部とを備える板状
工具に、上記板状作業体を収容するキャップを着脱可能
に係着する、板状工具におけるキャップの係着構造であ
って、上記柄部に、上記板状作業体の少なくとも一方の
側面に沿って延出するとともに係止手段を備える延出部
を設ける一方、上記キャップに、上記係止手段と互いに
係着させられる係着手段を設けたことを特徴とする。
【0014】また、本願の請求項2に記載した発明は、
一対の延出部を上記板状作業体の基端部を挟むように設
ける一方、上記板状作業体の基端部に貫通孔を設け、上
記一対の延出部の先端部を上記貫通孔を介して係着した
ことを特徴とする。
【0015】また、本願の請求項3および請求項4に記
載した発明は、上記係止手段が上記延出部に設けた係止
突起であることを特徴とするものである。請求項3に記
載した発明は、上記係止突起が上記板状作業体の側面に
沿って突出するように形成したものであり、請求項4に
記載した発明は、上記係止突起が上記板状作業体の側面
に対して略直角方向に突出するように形成したものであ
る。
【0016】また、本願の請求項5に記載した発明は、
上記係着手段が、上記係止突起と弾性的に係合させられ
る係着穴であることを特徴とするものである。上記係着
穴は、上記係止突起の形状あるいは形成位置に応じて、
上記キャップの側壁部に設けられる。
【0017】また、本願の請求項6に記載した発明は、
上記板状作業体の基端部を上記柄部とこれに添着される
連結部材との間で挟持することにより、上記板状作業体
が上記柄部に対して連結されており、一方の延出部が、
上記柄部から一体延出形成されているとともに、他方の
延出部が、上記連結部材から一体延出形成されているこ
とを特徴とする。
【0018】また、本願の請求項7に記載した発明は、
上記板状作業体が少なくとも一方の側縁部に歯部を備え
る鋸歯であるとともに、上記キャップが上記鋸歯を収容
する鞘状に形成されていることを特徴とする。
【0019】
【発明の作用および効果】本願発明に係る板状工具にお
けるキャップの係着構造においては、柄部に板状作業体
の側面に沿って延出するとともに係止手段を備える延出
部を設けている。
【0020】一方、上記板状作業体を覆うキャップに
は、上記係止手段と互いに着脱可能に係着させられる係
着手段が設けられている。したがって、上記キャップと
上記柄部とが、上記延出部を介して係着させられる。
【0021】上記キャップを上記柄部に対して係着する
ことができるため、キャップに作用する外力が柄部によ
って支持される。したがって、誤って落下させた場合等
においても、板状作業体に衝撃力が直接作用することは
ない。このため、板状作業体の損傷を効果的に防止する
ことができる。
【0022】また、キャップと柄部との係着強度を高く
設定することもできる。したがって、きわめて簡単な構
成で、確実なキャップの係着構造を構成することができ
る。
【0023】しかも、本願発明に係る上記延出部は、上
記板状作業体の側面に沿って延出形成されている。
【0024】このため、上記板状作業体の基端部が、上
記延出部によって補強され、上記板状作業体の基端部の
変形抵抗が高まるとともに、基端部に集中して作用する
曲げ応力を緩和することができる。この結果、板状作業
体の基端部に疲れ破壊等が生じるのを防止することがで
き、工具の寿命を大幅に延ばすこともできる。また、板
状作業体の剛性が実質的に向上するため、板状作業体の
厚み方向へのふれが少なくなり、作業性も向上する。
【0025】本願の請求項2に記載した発明のように、
板状作業体を挟むようにして、上記板状作業体の両側面
に沿って延出する一対の延出部を設けることにより、上
記板状作業体の基端部の剛性を大幅に向上させることが
できる。したがって、板状作業体の厚み方向への変形も
少なくなり、基端部に作用する曲げ応力を大幅に緩和す
ることもできる。
【0026】しかも、板状作業体の両側に沿う一対の延
出部の先端部を、板状作業体の基端部に設けた貫通孔を
介して係着している。このため、板状作業体と柄部との
連結強度を向上させることができるとともに、板状作業
体の基端部に作用する力の集中をさらに緩和することが
できる。
【0027】また、上記キャップは、上記板状作業体の
両側面に沿うようにして装着される。したがって、請求
項3および請求項4に記載した発明のように、上記係止
手段として、上記延出部に係止突起を設けることができ
る。上記係止突起は、請求項3に記載した発明のよう
に、上記板状作業体の側面に沿って突出するように形成
することもできるし、請求項4に記載した発明のよう
に、上記板状作業体の側面に対して略直角方向に突出す
るように形成することもできる。さらに、上記延出部全
体を係止突起として機能するように構成することもでき
る。
【0028】一方、上記係着手段として、請求項5に記
載した発明のように、上記係止突起と弾性的に係合させ
られる係着穴を設けることができる。上記係着穴は、上
記係止突起の形状および形成位置に応じて、上記延出部
に対向するキャップの側壁部に設られる。たとえば、ス
リット状や、円形貫通穴状の係着穴を採用することがで
きる。上記係止突起および上記係着穴とによって、上記
キャップと上記係止突起とを弾性的に係着することがで
きるため、キャップの着脱が容易である。
【0029】本願の請求項6に記載した発明は、板状作
業体を柄部に対して着脱可能に設けた板状工具に本願発
明に係るキャップを設けたものである。この種の板状工
具においては、上記板状作業体の基端部を上記柄部とこ
れに添着される連結部材との間で挟持することにより、
上記板状作業体が上記柄部に対して連結されることが多
い。
【0030】上記のような板状作業体を交換できる板状
工具においては、板状作業体と柄部との連結強度が十分
ではなく、また、板状作業体の基端部あるいは柄部の連
結部に曲げ応力が集中して作用しやすかった。このた
め、上記板状作業体あるいは柄部が損傷するといった問
題が生じやすかった。
【0031】本願発明においては、一方の延出部が、上
記柄部から一体延出形成されているとともに、他方の延
出部が、上記連結部材から一体延出形成されている。し
たがって、板状作業体の基端部あるいは柄部に集中して
曲げ応力が作用することはなくなる。このため、板状作
業体ないし柄部の連結部位近傍で疲れ破壊等が生じると
いうようなことはなくなる。
【0032】また、上記延出部を利用して、上記板状作
業体を覆うキャップを取付けることができるため、非常
に使い勝手のよい板状工具を構成することができる。
【0033】本願の請求項7に記載した発明は、本願発
明をいわゆる鋸に適用したものである。鋸は、薄板状の
鋸歯と柄部とを連結して構成される。鋸歯の側縁部に
は、多数の楔状の歯を形成した歯部が設けられており、
この歯部を切断対象物に対して摺動させることにより切
断作業が行われる。
【0034】鋸においては、上記鋸歯が大きく撓みやす
く、したがって鋸歯の基端部に大きな曲げ押力が集中し
て作用する。
【0035】本願発明は、鋸歯の基端部両側面に沿って
延出する延出部を設けているため、鋸歯の基端部の実質
的な剛性が向上する。このため、上記鋸歯の撓みを減少
させるとともに、基端部に集中する応力を緩和し、疲れ
破壊等を有効に防止することができる。
【0036】また、上記キャップが上記鋸歯を収容する
鞘状に形成されているため、鋸歯の損傷を有効に防止で
きるとともに、持ち運び等の際の安全性を格段に向上さ
せることもできる。
【0037】
【実施例の説明】以下、本願発明に係る実施例を図に基
づいて具体的に説明する。
【0038】本実施例は、本願発明を樹木等の小枝を切
断するためのいわゆるせん定鋸に適用したものであり、
図1ないし図6に第一の実施例を示す。
【0039】本実施例に係るせん定鋸1は、図1ないし
図3に示すように、鋸歯2と、この鋸歯2の一端が連結
固定される柄部3とを備え、上記鋸歯2を覆うようにし
てキャップ4が装着される。
【0040】上記鋸歯2は、金属薄板から形成されてお
り、一方の側縁部に楔状の歯5を多数設けてなる歯部6
が形成されている。
【0041】上記鋸歯2の基端部には、図6に示すよう
に、上記鋸歯2を上記柄部3に連結するための連結穴7
が設けられている。
【0042】一方、本実施例における柄部3は、樹脂で
一体成型されており、使用者の手指を挿入できる開口部
8を備えるとともに、一端部に、上記鋸歯2を連結する
ための連結構造9が設けられる。
【0043】上記連結構造9は、上記鋸歯2の基端部形
状に対応した凹部10を、上記柄部3の一端部に設ける
とともに、上記凹部10に収容された鋸歯2の基端部を
連結部材11を介してネジ止めすることにより大略構成
される。
【0044】上記柄部3には、上記鋸歯2の連結穴7に
対応する位置に係止ナット嵌合孔13が設けられる一
方、上記連結部材11にボルト通挿孔14が設けられて
いる。そして、上記係止ナット嵌合孔13に相対回転不
可能に嵌合される係止ナット15に、上記ボルト通挿孔
14および上記連結穴7に連通挿される連結ボルト12
を嵌合させることにより、上記鋸歯2の基端部が上記柄
部3に対して連結固定される。
【0045】さて、本実施例においては、上記柄部3お
よび上記連結部材11から、上記鋸歯2の基端部両側面
に沿って延出する一対の延出部16,17を設け、この
延出部16,17に、上記キャップ4が着脱可能に係着
される。
【0046】上記延出部16,17は、図3および図6
に示すように、上記鋸歯2の基端部を、長手方向に向か
って延びる短冊状に形成されている。上記延出部16,
17の先端部には、円弧状に膨出させた係止突起22,
22がそれぞれ形成されている。
【0047】一方、上記キャップ4は、上記鋸歯2の全
体を収容する収容空間18を備える鞘状に形成されてい
る。上記キャップ4の一端部は、上記鋸歯2を挿入する
ため開口されている。また、上記鋸歯2の両側面に対抗
する両側壁部には、上記延出部16,17を収容すると
ともに、上記係止突起22,22と弾性的に嵌合する係
着穴20,21が形成されている。
【0048】上記係着穴20,21は、図3に示すよう
に、開口端19から長手方向に延びる長穴状に形成され
ており、上記延出部16,17の長さより長く設定され
ている。そして、上記係着穴20,21の長手方向中間
部両側には、上記係止突起22,22を弾性的に係着保
持しうる係着凹部23,23がそれぞれ設けられてい
る。
【0049】上記係着穴20,21を、上記延出部1
6,17の突出長さより長く設定することにより、上記
係着穴20,21を弾性的に拡開することができる。し
たがって、上記延出部16,17の係止突起22,22
を、上記係着凹部23,23に着脱可能に弾性保持でき
る。
【0050】また、上記鋸歯2の上記延出部16,17
の先端部によって挟持される部分には、貫通孔24が設
けられている。
【0051】上記貫通孔24に、一方の延出部16の内
面に設けた凸部25が嵌入させられるとともに、上記貫
通孔24を介して、上記一対の延出部16,17の先端
部が互いに係着されるように構成されている。
【0052】本実施例においては、上記連結部材11に
形成した延出部17に、上記凸部25を収容する収容孔
26を設け、上記凸部25の周縁部と、上記収容孔26
の周縁部が、上記貫通孔24の周縁部を挟圧するように
構成している。
【0053】上記構成を採用することにより、上記延出
部16,17の鋸歯2に対する、面圧を大きく設定する
ことができる。このため、上記係止ナット15と連結ボ
ルト12との間の締めつけ力を、上記鋸歯2に効果的に
作用させ、鋸歯2と柄部3との連結強度を向上させるこ
とができる。また、上記鋸歯2の撓みを減少させること
もできる。
【0054】本実施例に係る上記構造を採用することに
より、上記鋸歯2の基端部に作用する曲げ押力が、上記
延出部16,17に分散して作用する。
【0055】したがって、上記鋸歯2の基端部の実質的
な曲げ剛性が向上するとともに、鋸歯2の基板部に曲げ
応力が集中して作用することはなくなる。このため、上
記鋸歯2の基端部あるいは柄部3に疲労等によって損傷
が生ずるのを防止することができる。
【0056】また、上記延出部16,17を利用して、
上記キャップ4を柄部3に対して係着するように構成し
ている。したがって、鋸を誤って落下させた場合等に
も、衝撃力が鋸歯2に作用することはない。このため、
鋸歯2の損傷を有効に防止することができる。
【0057】また、キャップ4が鋸歯2の全体を収容す
るように構成されているため、せん定鋸1を持ち運び等
する場合に、歯部6が異物に衝突して損傷を受けたり、
使用者等に怪我等をさせるおそれもなくなる。
【0058】しかも、本実施に係る上記キャップ4の歯
部6に対向する部分には、スリット27が設けられてい
る。
【0059】このため、上記キャップ4を着脱する際
に、上記鋸歯2の歯部6が、上記キャップ4に接触する
ことがなく、上記歯部6を誤って損傷させることもな
い。
【0060】図7ないし図11に本願発明の第二の実施
例を示す。
【0061】この実施例に係るせん定鋸1aは、鋸刃2
の基端部両側面に沿って延出する一対の延出部16a,
17aの外側面に、上記鋸刃2の側面に対して略直角方
向に突出する短円柱状の係止突起22a,22a一体形
成したものである。
【0062】一方、上記キャップ4aには、上記係止突
起22a,22aに係合する係着手段が設けられてい
る。本実施例に係る係着手段は、上記キャップ4aの基
端部側壁に円形の係着穴23a,23aを設けて構成さ
れている。上記キャップ4aを上記鋸刃2に装着する
と、対向する側壁部が弾性的に拡開させられて、上記係
止突起22a,22aと上記係着穴23a,23aが係
合させられる。
【0063】上記第二の実施例においては、係止ナット
15aが、柄部に埋め込み状に設けられており、この係
止ナット15aに連結ボルト12aが螺合されることに
より、上記鋸刃2の基端部が連結部材11と柄部2との
間に挟持される。
【0064】上記キャップ4aの基端部両側面には、上
記キャップの着脱を容易に行うことができるように、刃
幅方向に延びる凸条30,30が一体形成されている。
【0065】また、図7に示すように、上記キャップ4
aの先端部内側には、上記鋸刃2にキャップ4を装着し
た場合に、上記歯部6の先端部に当接して鋸刃2の収容
位置を位置決めする位置決め凸部31が形成されてい
る。上記位置決め凸部31を設けることによって、鋸刃
2がキャップ4内でがたつくのを防止できる。このた
め、キャップ4を柄部3に対して確実に係着できるのみ
ならず、鋸刃2およびキャップ4に傷がつくのを防止で
きる。
【0066】上記第二の実施例においても、上記第一の
実施例と同様に、上記キャップ4を上記柄部3に確実に
保持させることができる。また、上記延出部16a,1
7aによって、上記鋸刃2の基端部に作用する応力集中
を緩和することができる。
【0067】本願発明の範囲は、上述した実施例に限定
されることはない。
【0068】実施例は、本願発明を、せん定鋸に適用し
たものであるが、板状の作業体と柄部とを備える板状工
具に広く適用することができる。たとえば、スクレー
パ、やすり、ナイフ等の板状作業体を柄部に連結した板
状工具に広く適用することができる。
【0069】また、実施例においては、鋸歯2を柄部3
に対して着脱可能に設けた板状工具に、本願発明を適用
したが、上記柄部3に対して鋸歯2を埋め組み状に一体
的に連結した構造に本願発明を適用することもできる。
【0070】また、キャップ4の形状も実施例に限定さ
れることはなく、板状作業体の形状、大きさ等によって
変更することもできる。また、板状作業体の一部を覆う
キャップ等を設けることもできる。
【0071】また、実施例においては、板状作業体の両
側面に沿って延びる一対の係止突起を設けたが、上記板
状作業体の少なくとも一方の側面に沿って延出させられ
る係止突起を設けてもよい。
【0072】また、柄部3の形状も実施例に限定される
ことはなく、種々の形状の柄部を備える板状工具に適用
することもできる。
【0073】さらに、実施例においては、係止手段とし
て係止突起22,22aを設けるとともに、係着手段と
して係着穴23,23aを設けたることにより、キャッ
プを弾性的に係着したが、たとえば、ネジ手段等によっ
て係着してもよい。
【0074】また、第二の実施例において、係止突起2
2aと係着穴23aとの係合を容易にするため、キャッ
プ4aの側壁内面をテーパ状に形成し、あるいは、上記
係止突起22aの頂部をテーパ状に形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る第一の実施例であるせん定鋸の
正面図である。
【図2】図1に示したせん定鋸の平面図である。
【図3】キャップの着脱状体を示す図である。
【図4】図1におけるIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図1におけるV−V線に沿う断面図である。
【図6】図1におけるVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】本願発明に係る第二の実施例を示す正面図であ
る。
【図8】図7におけるVIII−VIII線に沿う断面図であ
る。
【図9】図7におけるIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】図7におけるX −X 線に沿う断面図である。
【図11】図7に示すせん定鋸の平面図である。
【図12】第二の実施例に係るせん定鋸の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 せん定鋸 2 鋸歯 3 柄部 4 キャップ 6 歯部 11 連結部材 16,17 延出部 20,21,23a 係着穴(係着手段) 22,22a 係止突起(係止手段) 24 貫通孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状作業体とこれに連結される柄部とを
    備える板状工具に、上記板状作業体を収容するキャップ
    を着脱可能に係着する、板状工具におけるキャップの係
    着構造であって、 上記柄部に、上記板状作業体の少なくとも一方の側面に
    沿って延出するとともに係止手段を備える延出部を設け
    る一方、 上記キャップに、上記係止手段と互いに係着させられる
    係着手段を設けたことを特徴とする、板状工具における
    キャップの係着構造。
  2. 【請求項2】 一対の延出部を上記板状作業体の基端部
    を挟むように設ける一方、 上記板状作業体の基端部に貫通孔を設け、 上記一対の延出部の先端部を上記貫通孔を介して係着し
    たことを特徴とする、請求項1に記載の板状工具におけ
    るキャップの係着構造。
  3. 【請求項3】 上記係止手段が、上記延出部から上記板
    状作業体の側面に沿って突出する係止突起であることを
    特徴とする、請求項1に記載の板状工具におけるキャッ
    プの係着構造。
  4. 【請求項4】 上記係止手段が、上記延出部から上記板
    状作業体の側面に対して略直角方向に突出する係止突起
    であることを特徴とする、請求項1に記載の板状工具に
    おけるキャップの係着構造。
  5. 【請求項5】 上記係着手段は、上記係止突起と弾性的
    に係合させられる係着穴である、請求項3または請求項
    4のいずれかに記載の板状工具におけるキャップの係着
    構造。
  6. 【請求項6】 上記板状作業体の基端部を上記柄部とこ
    れに添着される連結部材との間で挟持することにより、
    上記板状作業体が上記柄部に対して連結されており、 一方の延出部が、上記柄部から一体延出形成されている
    とともに、他方の延出部が、上記連結部材から一体延出
    形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の板
    状工具におけるキャップの係着構造。
  7. 【請求項7】 上記板状作業体が少なくとも一方の側縁
    部に歯部を備える鋸歯であるとともに、上記キャップが
    上記鋸歯を収容する鞘状に形成されていることを特徴と
    する、請求項6に記載の板状工具におけるキャップの係
    着構造。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5927256U (ja) * 1983-02-28 1984-02-20 山本 清 法面の泥吹き用基材
JPS61197955U (ja) * 1985-05-30 1986-12-10
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