JPH0642802Y2 - ゲージが異なる替え刃に適合するのこの柄 - Google Patents

ゲージが異なる替え刃に適合するのこの柄

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JPH0642802Y2
JPH0642802Y2 JP1988071128U JP7112888U JPH0642802Y2 JP H0642802 Y2 JPH0642802 Y2 JP H0642802Y2 JP 1988071128 U JP1988071128 U JP 1988071128U JP 7112888 U JP7112888 U JP 7112888U JP H0642802 Y2 JPH0642802 Y2 JP H0642802Y2
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JP1988071128U
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勝 岡田
進 村田
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株式会社田島製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 新建材、なかでも積層材や集積材などの躍進的な発展に
加わる、著しい多様化のもとで、のこによる加工、とく
に切断作業に当っては、のこ刃の選択が殊に外重要であ
り、この要請に応じていわゆる「替え刃式のこ」の開発
並びにその普及のすう勢はいまや急激である。
のこによる加工の対象に応じ現場で実際に使用されるの
こ替え刃の幅広い選択を可能にし、また使用によって衰
耗したのこ替え刃の即時的な交換使用の便益を与えるた
めには、のこ替え刃のとくに着脱自在な、しかも的確な
掛け止めを成就するための連結部の標準化と、それに適
合するのこ柄の開発が必要なところ、のこ替え刃につい
てはその刃身(のこ身)の背峰側に偏って上記掛け止め
のためのフック状尾端を有するものとすることが夙知さ
れている。
従ってこのようなフック状尾端での掛け止めの下に、よ
り的確なのこ身の把持に適合すること、すなわち従来に
ない、挟持部の挟持力の長期にわたる安定性と、該挟持
部の挟持力が低下した場合でもこの低下に対する回復手
段を有する。のこの柄の改良を、ここに提案しようとす
るものである。
(従来の技術) 換刃鋸に関して実公昭53−1666号公報には、のこ身の首
部の凹陥を上記フック状尾端とすることのほか、のこ身
の刃体部の上方部分に透孔を設けて、分割された背金の
先端部分の表部又は裏部の内壁面に設けた突起と係合さ
せることによりのこ身を上下及び前後の両方向に対して
微動も生じないよう確実に保持するとともに、この先端
部分に嵌合わせるようにした背金挟持体を背金2に止軸
で回動自在に軸着してこの背金挟持体により刃体部を背
金で強く挟持することが教示され、また鋸と題して実公
昭53−1674号公報には、鋸刃の基端部とその基端部に連
なる背部とを挟持しうる幅の挟持溝を有し、その鋸刃の
基端部を挟持する部分の溝底から離れた溝内に、側面形
状が円弧状に形成された係止部を上記溝の両側面に跨っ
て固定的に設け、鋸刃の基端部に切欠き形成した凹所、
つまりフック状尾端を掛け止めするようにした連結部が
開示され、またその改良について実公昭57−26724号公
報には、上記の係止部を溝の一方の内側面より他方の内
側面に向って突出形成させるようにした考案も開示され
ているほか、極く最近、実開昭63−37201号、さらには
実公平2−43681号各公報においても、上掲実公昭53−1
674号公報とほぼ同旨の、主として背金自体の弾性利用
によるのこ替え刃の挟持が示されている。
(考案が解決しようとする課題) 上に触れた旧知の方の従来技術に従う、挟持溝を有する
鋸刃保持部は、のこ替え刃の厚みゲージが異なる場合に
つき予想されてなく、このとき、ゲージが薄いと的確な
挟持を期し難いし、またゲージが厚いと装着できなくな
る。
この点実公昭53−1666号公報の場合、かりに厚目のもの
に適合させようとすると薄いときに左右のがたつきを止
められず、薄目のものを標準にすると厚いとき、突起が
邪魔になって入らない。
また実公昭53−1674号公報には使用を経て挟持溝の幅が
広がって替え刃の挟持が不充分なときに背金先端の叉状
部をプライヤ等で狭くして強い挟持力がえられるとして
いるが、構造的に長期的な挟持力を維持することが困難
なのは明らかである。
その他ゲージが異なるのこ替え刃を背金自体の弾性によ
り堅固に挟持しようとするとき背金の衰損などのために
残されていた耐久性の不利について工夫をこらした。
すなわち背金先端挟持部の線状挟持力を高めるため、該
部の間隙を零に近ずけたいが、成形時スプリングバック
現象で、零に近い一定の間隙すなわち均一な挟持力をえ
ることは困難である。また挟持部の挟持力が摩耗又は金
属疲労等で低下した場合、挟持部をプライヤ等ではさん
でもスプリングバック現象で狭くならない。すなわち挟
持力の回復手段がない。
ここに厚みゲージの異なる種々なサイズののこ替え刃に
ついても挟持作用が確実で、かつ、この挟持部の挟持力
は従来よりも長期の持久力を維持させることと、更に長
期の使用を経たのち、挟持部の幅が広がったような場合
でも、緊締片のみの交換によってもと通りの挟持力が再
びえられる等の回復手段を有する替え刃式のこの柄を提
供することがこの考案の目的である。
(課題を解決するための手段) この考案は、倒伏U字状断面の折返しの内壁面が互いに
平行に連なる狭隙をもち、この狭隙内にのこ替え刃の背
峯基部を受け入れてそのフック状尾端にて脱着可能に掛
止めする連結部を設けた折曲げ成形鋼片からなる取付け
片を木柄に固着する一方、取付け片の木柄からはなれた
先端にて折返しの屈曲縁を部分的に切欠いで形成した挟
持部に、狭隙を弾性的に縮小させる緊締片を嵌込んでな
る替え刃式のこの柄において、 緊締片が馬蹄形断面をなす折曲げ成形硬化処理鋼片から
なって、取付け片の挟持部の外面に形成した係止部に嵌
殺しとなる嵌合部を有し、これらにより挟持部における
狭隙を、この柄に組合わせ使用するこの替え刃のうちの
最小厚みゲージに比しより狭いギャップから最大厚みゲ
ージに対応するギャップとなるまでの、弾性変形可能に
緊迫するものとして成ること を特徴とするゲージが異なる替え刃に適合するのこの柄
である。
(作用) この考案によるのこの柄は、これとは別に工事現場へ携
行した種々ののこ替え刃のうち、作業内容に適合するも
の7を選んで第1図のようにフック状尾端8を連結部10
の掛け止めピン9に係止した上で図の矢印αの向きに回
動させるのみの操作だけでのこ替え刃7が最小ないし最
大の厚みゲージの範囲内である限りはその後部背峰を挟
持部13を介し緊締片14により、適切かつ強固に挟持させ
て、安定なのこ挽き加工に供することができ、作業を終
えたとき、使用を経て切れ味が衰えたときあるいは切断
の対象が変ったときには、反矢印αの向きにのこ替え刃
7を回動させることにより木柄2より容易に取外せ、も
ちろん新しいのこ替え刃7との脱着交換もその厚みゲー
ジに拘らず容易にできる。挟持力が低下したときは、緊
締片14の交換で挟持力を回復させ得る。
(実施例) 第1図に、この考案に従う替え刃式のこの柄を正面の要
部断面で図解し、1は折り曲げ成形鋼片よりなるのこ替
え刃の取付け片、2は木柄である。
取付け片1は、第1図,第2図の左右にのびる長手方向
の左半部1aでU字断面の折返し3,3′を屈曲縁4により
形成するが、残りの右半部1bでは、上記折返し3,3から
延伸した舌片5をもっている。
舌片5は、柄付き刃物(例えば刃)におけるいわゆるな
かごとして、木柄2の一端に挿込み例えば目釘6によっ
て一体に固着し、かくして第1図に後尾側の一部を仮想
的に示したのこ替え刃7を取替え使用する、替え刃式の
この柄として機能させるのである。
のこ替え刃7は夙知されているとおりのフック状尾端8
を有し、取付け片1はこのフック状尾端8を係止する掛
け止めピン9を連結部10としてそなえる。
掛け止めピン9は、のこ替え刃7のフック状尾端8を係
止し得る外径の転動カラー11をはめ合わせた、矩軸12の
端面を折返し3,3の側壁内面に例えばスポット溶接にて
一体化することが好ましい。
連結部10におけるフック状尾端8の上記係止下に第1図
の矢印αに示すのこ替え刃7の回動によってその後部背
峰を取付け片1の屈曲縁4に沿わせることができる。
この考案にあっては取付け片1にその折返し3,3の先端
で屈曲縁4を部分的に切欠いだ挟持部13を設けてこの挟
持部13には馬蹄形断面をなす折曲げ成形したのち焼入れ
の如き硬化処理を施した鋼片からなり、この替え刃7の
後部背峰を弾性的に挟持部13を介し抑止固定する強力な
ばねクランプとして役立つ緊締片14を嵌殺しに組合わせ
る。
挟持部13はその外面に向って突出する突起対を係止部1
5,15′として設け緊締片14がこの突起付15,15′と係合
する内面くぼみを嵌合部16,16′として有するものとす
る。
緊締片14は、馬蹄形断面の先端間隙を任意に設定するこ
とで、挟持部13を介してのこ替え刃7に対する挟持力が
目標設定値通りえられることは勿論である。
このようにして折返し3,3の内壁面が互いに平行に連な
る狭隙gはのこ替え刃7のうち最大の厚みゲージに比し
てやや広いギャップの下で、掛け止めピン9に対しての
こ替え刃7のフック状尾端8を上記最大厚みゲージ以下
ののこ替え刃7につきその厚みゲージの如何に拘らず容
易に係合させることができて、緊締片14の弾発力により
挟持部13を介してのこ替え刃を確実に保持し得る。従っ
て、挟持部13の内面が、長期にわたる使用で摩耗した場
合であっても、緊締片14の先端間隙の弾発力で、挟持部
13を介してのこ替え刃7を挟持てているため、のこ替え
刃7に対しての挟持力への影響は少く、従来より長期の
挟持力がえられる。
更に長期にわたる使用において緊締片14自体が金属疲労
により弾発力が低下した場合、その緊締片14を交換する
か又はその緊締片14の馬蹄形断面の先端を狭めることに
より、挟持力が再びえられる等の回復手段を有すること
も本案の大きな特徴である。
(考案の効果) この考案による替え刃式のこの柄は、のこ替え刃7の脱
着交換の際、のこ替え刃の厚みゲージが種々なサイズや
種別に応じて異なると否とにかかわりなく、使用ずみの
のこ替え刃7の取り外し並びに新しいのこ替え刃7の取
付け操作が容易にしかも確実に行いえて何らの熟練もま
た特別な注意力も必要とせず、いつでも最適使用条件に
適合するのこ替え刃7の長期にわたる挟持力の安定性が
確保され、よしんばその低下の際でも的確な回復を実現
し得る。
なお緊締片14は、馬蹄形断面の先端間隙の設定が可能で
あるため、設計目標の挟持力が容易に得られることと、
取付け片1に比し構成が単純で小型であるため、大量な
同時焼入れとあいまって、安定した均一な部品が得られ
ることにより、最適な挟持力を有するのこの柄が得られ
る。
また、長期的な使用の観点からは、挟持部13の内面がか
りに摩耗した場合であっても、緊締片14の弾発力で挟持
部13を介してのこ替え刃7を挟持しているため、該替え
刃7に対する挟持力低下の影響は少い。更に、同じく長
期にわたる使用において緊締片14自体が金属疲労によ
り、弾発力が低下した場合、該緊締片14の交換又は緊締
片14の先端の幅を狭めることにより再び挟持力が得られ
るようになる回復手段を有することでも有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は正面図、 第2図(a)は要部の正面図、 第2図(b)は断面分解図である。 1…取付け片、2…木柄 3…折返し、4…屈曲縁 5…舌片、7…のこ替え刃 10…連結部、13…挟持部 14…緊締片、15,15′…係止部 16,16′…嵌合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】倒伏U字状断面の折返し(3),(3)の
    内壁面が互いに平行に連なる狭隙(g)をもち、この狭
    隙(g)内にのこ替え刃(7)の背峯基部を受け入れて
    そのフック状尾端(8)にて脱着可能に掛止めする連結
    部(10)を設けた折曲げ成形鋼片からなる取付け片
    (1)を木柄(2)に固着する一方、取付け片(1)の
    木柄(2)からはなれた先端にて折返し(3),(3)
    の屈曲縁(4)を部分的に切欠いで形成した挟持部(1
    3)に、狭隙(g)を弾性的に縮小させる緊締片(14)
    を嵌込んでなる替え刃式のこの柄において、 緊締片(14)が馬蹄形断面をなす折曲げ成形硬化処理鋼
    片からなって、取付け片(1)の挟持部(13)の外面に
    形成した係止部(15),(15′)に嵌殺しとなる嵌合部
    (16),(16′)を有し、これらにより挟持部(13)に
    おける狭隙(g)を、この柄に組合わせ使用するこの替
    え刃(7)のうちの最小厚みゲージに比しより狭いギャ
    ップから最大厚みゲージに対応するギャップとなるまで
    の、弾性変形可能に緊迫するものとして成ること を特徴とするゲージが異なる替え刃に適合するのこの
    柄。
JP1988071128U 1988-05-31 1988-05-31 ゲージが異なる替え刃に適合するのこの柄 Expired - Lifetime JPH0642802Y2 (ja)

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JPH01174102U JPH01174102U (ja) 1989-12-11
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