JPH033595Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH033595Y2
JPH033595Y2 JP1987194517U JP19451787U JPH033595Y2 JP H033595 Y2 JPH033595 Y2 JP H033595Y2 JP 1987194517 U JP1987194517 U JP 1987194517U JP 19451787 U JP19451787 U JP 19451787U JP H033595 Y2 JPH033595 Y2 JP H033595Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
edge
comb teeth
blade
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987194517U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0198189U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987194517U priority Critical patent/JPH033595Y2/ja
Publication of JPH0198189U publication Critical patent/JPH0198189U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH033595Y2 publication Critical patent/JPH033595Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、織物、編物或は毛布などに発生する
毛玉を除去するために用いる毛玉とりに係り、刃
体により毛玉を切削して除去するようにした構造
に関する。
(従来の技術) 従来、例えば、特開昭62−41371号公報に記載
されているように、本体の側縁部に複数個の櫛歯
を突設するとともに、この本体の下面側に底板に
より保持される刃体を設け、本体を摺動させて、
櫛歯により織物や編物などを掻き均しつつ、そこ
に付いた毛玉を刃体により切削して除去する毛玉
とりが提案されている。
ところで、この種の毛玉とりにおいては、刃体
の切削刃縁部が櫛歯を除く本体の側縁および底板
の側縁から少しは突出していなければならない
が、上記公報に記載の毛玉とりでは、本体の櫛歯
の基部下側に形成された段部に切削刃縁部を下方
より嵌合し、底板の側縁からは全体に渡つて切削
刃縁部を突出させた構造が採られていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記従来の構造では、底板の側縁から
全体に渡つて切削刃縁部が突出していたため、毛
玉を切削する際に、とくに刃体の材厚が薄い場合
は、切削刃縁部が下方すなわち本体の櫛歯から離
れる方向へ変形、変位しやすく、切削刃縁部と櫛
歯との間に毛玉が詰つて、切削効率が低下した
り、織物などの繊維を傷めたりするなどのおそれ
がある。
本考案は、上記先に提案された毛玉とりにさら
に改良を加えて、上述のような問題点を解決しよ
うとするもので、毛玉の切削時における刃体の切
削刃縁部の変形、変位を確実に防止でき、切削刃
縁部と本体の櫛歯との間に毛玉が詰つたり、切削
効率が低下したり、織物などの繊維を傷めたりす
るおそれのない毛玉とりを提供することを目的と
するものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案の毛玉とりは、本体と、この本体の側縁
部に突設された複数個の櫛歯と、側縁部に形成さ
れた切削刃縁部が前記櫛歯の基部に位置された状
態で前記本体の下面に取付けられる刃体と、この
刃体の切削刃縁部が側縁より突出した状態で前記
本体の下面側に取付けられ前記刃体を本体とで挾
持することにより保持する底板とを備え、前記目
的を達成するために、前記底板の側縁部に、前記
本体の複数個の櫛歯にそれぞれ対向させて、か
つ、少なくとも前記刃体の切削刃縁部の先端縁に
達する位置まで突出させて、前記櫛歯と同数個の
突起を突設し、これら複数個の突起と前記複数個
の櫛歯とで前記刃体の切削刃縁部をそれぞれ挾持
したものである。
(作用) 本考案の毛玉とりは、本体の側縁部に突設され
た櫛歯により、毛玉の付いた織物や編物などを掻
き均しつつ、切削刃縁部が櫛歯の基部に位置しか
つ底板の側縁より突出した状態で本体の下面側に
底板により保持して設けられた刃体によつて、櫛
歯間にはいつた毛玉を切削して除去するものであ
り、また、底板の側縁部に突設され櫛歯と同数個
ある突起と複数個の櫛歯とが刃体の切削刃縁部を
その先端縁までそれぞれ挾持していることによ
り、切削刃縁部の切削に寄与する部分を減らすこ
となく、切削刃縁部のとくに櫛歯から離れる方向
への変形、変位を防止して、切削刃縁部と櫛歯と
の間への毛玉の詰り、切削効率の低下および繊維
の損傷などを防止するものである。
(実施例) 本考案の毛玉とりの一実施例の構成を第1図な
いし第3図について説明する。
1は合成樹脂などで形成された本体で、下面が
略平らな細長い函形状の本体部2と、この本体部
2の長手方向一側から一体的に突設された柄部3
とからなつている。そして、前記本体部2の下面
側の長手方向両側縁部には突片状の複数個の櫛歯
4がそれぞれ一体的に形成されている。また、こ
れら各櫛歯4の下縁は、本体部2側から外側へ向
つて上方へ傾斜されているとともに、この下縁の
本体部2側の基部に、後述する刃体11の材厚よ
り若干大きい段差を有する段部5が形成され、こ
の段部5より本体部2側において、各櫛歯4の下
縁は本体部2の下面と同一平面に位置している。
さらに、これら複数個の櫛歯4の先端部間に位置
して、前記本体部2の長手方向に延びる棒状の連
結部6が、本体1と一体的に形成されており、こ
の連結部6の下面と前記櫛歯4の下縁とは略連続
している。
また、前記本体部2の下面には、この本体部2
の長手方向に延びる図示しない突条が形成されて
いるとともに、後端部すなわち前記柄部3側の端
部にこの柄部3と反対側の端面を開口した嵌合凹
部7が形成されている。さらに、この本体部2の
上面側の前端部には、断面略L字形状の係止凹部
8が形成されている。
前記刃体11は、金属材により剃刃状の略長方
形状に形成され、その短手方向の幅は、前記本体
1の両側縁部に形成された櫛歯4の段部5間の距
離と等しくなつている。また、この刃体11の長
手方向両側縁部は、それぞれ切削刃縁部12に形
成されている。さらに、この刃体11には、その
長手方向に延びる嵌合孔13が開口形成されてい
る。
21は合成樹脂などで上面が平らな略長方形板
状に形成された底板で、その短手方向の幅は、前
記刃体11の短手方向の幅と略等しくなつてい
る。そして、この底板21はその下面が断面略円
弧状に形成されて、両側に向つて徐々に肉薄にな
つており、側縁において下面と上面とが交わつて
いる。また、この底板21の両側縁部の前記刃体
11の切削刃縁部12に臨む位置には、前記櫛歯
4の段部5にそれぞれ嵌合される複数個の突起2
2を残して、複数個の凹部23が形成されてい
る。前記突起22は、図示のように、前記複数個
の櫛歯4と同数個あり、これら櫛歯4にそれぞれ
対向している。さらに、この底板21の上面側に
は、この底板21の長手方向に延びその後端に至
る凹溝24が形成されているとともに、後端部に
おいて凹溝24を挟んで嵌合突片25が形成さ
れ、前端部に側面略L字形状の係止爪部26が後
方に突出して形成されている。さらにまた、この
底板21の下面には、指の滑り止め用の複数の突
条27が形成されている。
つぎに、この実施例の作用について説明する。
この毛玉とりを組立てるには、まず、本体1の
下面に形成された図示しない突条に、刃体11の
嵌合孔13を嵌合し、本体1の櫛歯4の段部5に
刃体11の切削刃縁部12が嵌合された状態で、
この刃体11を本体1の下面に接合する。つい
で、本体1の上記突条に底板21の凹溝24を嵌
合して、この底板21を本体1に対して後方へ摺
動させれば、この底板21の嵌合突片25と係止
爪部26とが、本体1の嵌合凹部7と係止凹部8
とに係合されて、この底板21が本体1の下面側
に取着される。この状態で、これら本体1と底板
21とに挾着されて、刃体11は、その切削刃縁
部12が底板21の凹部23に突出し底板21の
表面側に接近して保持される。
また、切削刃縁部12は、本体1の複数個の櫛
歯4の段部5とこれら段部5に嵌合された底板2
1の複数個の突起22とがそれぞれ挾着された状
態となる。なお、前記刃体11と底板21との幅
の関係から、第1図に示すように、突起22の先
端は刃体11の両側の切削刃縁部12の先端縁に
重なつて位置する。さらに、これら底板21の下
面と突起22の下縁と櫛歯4の下縁とが滑らかに
断面円弧状に連続した状態になる。
そうして、この毛玉とりを使用するときは、そ
の下面を織物、編物、或は毛布などに押しあて
て、本体1をその短手方向へ摺動させる。そうす
ると、櫛歯4が織物などの繊維を掻き均しつつ、
刃体11の切削刃縁部12が織物などに付いた毛
玉を切削し、この毛玉が除去される。
その際、櫛歯4は、その先端側下縁が内方へ向
つて下方へ傾斜されており、また、これら複数個
の櫛歯4の先端部間に、摺動方向と直交する方向
へ延びる棒状の連結部6が一体的に架設されてい
るので、編物などの目が粗い場合にも、櫛歯4の
繊維への引掛りは確実に防止され、本体1は非常
に円滑に摺動する。
また、このように櫛歯4を設けるとともに、こ
れら櫛歯4に形成された段部5に切削刃線部12
が嵌合された状態で刃体11を設け、この刃体1
1を両側に向つて徐々に肉薄になつている底板2
1で保持したので、毛玉とりの摺動に際しては、
毛玉が底板21の下面に押しつぶされることな
く、複数個の櫛歯4と連結部6との間の孔状の空
間部にはいり、ついで切削刃縁部12により確実
に切削される。さらに、上述のように、切削刃縁
部12は櫛歯4の段部5に嵌合されているので、
切削刃縁部12が繊維側に近接されていても、こ
の繊維自体を切つてしまつたり、或は手などを傷
つけることはない。
また、本体1の側縁と底板21の側縁から突出
した刃体11の切削刃縁部12に、本体1の複数
個の櫛歯4の段部5と底板21の複数個の突起2
2とが切削刃縁部12の先端縁までそれぞれ挾着
されているので、切削刃縁部12の変形、変位と
くに従来は防止できなかつた櫛歯4から離れる方
向への変形、変位を確実に防止できる。したがつ
て、毛玉を切削する際の切削刃縁部12と櫛歯4
との間あるいは切削刃縁部12と突起22との間
への毛玉などの詰りが確実に防止されるととも
に、切削効率の低下も防止され、繊維の損傷など
もより確実に防止される。しかも、もとより切削
には寄与しない段部5に嵌合された部分において
切削刃縁部12に突起22が接合されているの
で、切削刃縁部12の切削に寄与する部分が減つ
てしまうこともない。また、突起22の下縁は櫛
歯4の下縁に滑らかに連続しているので、突起2
2が繊維に引掛つてしまうこともない。
なお、刃体11を交換するときは、底板21を
本体1に対して前方にスライドさせて、本体1の
嵌合凹部7および係止凹部8と、底板21の嵌合
突片25および係止爪部26との係合をそれぞれ
解除することによつて、本体1から底板21を脱
するとともに、刃体11を脱し、新しい刃体11
を装着すればよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、本体の側縁部に、刃体の切削
刃縁部が基部に位置される複数個の櫛歯を突設
し、本体とで刃体を挾持する底板の側縁部に、少
なくとも切削刃縁部の先端縁に達る位置まで突出
させて櫛歯と同数個の突起を突設し、これら複数
個の突起と櫛歯とで切削刃縁部をそれぞれ挾持し
たので、毛玉を切削する際の刃体の切削刃縁部の
変形、変位を確実に防止でき、したがつて、切削
刃縁部と櫛歯との間への毛玉などの詰り、切削効
率の低下および繊維の損傷などを防止でき、ま
た、もとより切削には寄与しない櫛歯に位置した
部分において切削刃縁部に突起が接しているの
で、突起を設けたことにより、切削刃縁部の切削
に寄与する部分が減つてしまうことがなく、効率
良く毛玉を切削して除去することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の毛玉とりの一実施例を示す下
方斜視図、第2図は同上上方斜視図、第3図は同
上分解斜視図である。 1……本体、4……櫛歯、11……刃体、12
……切削刃縁部、21……底板、22……突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 本体と、この本体の側縁部に突設された複数個
    の櫛歯と、側縁部に形成された切削刃縁部が前記
    櫛歯の基部に位置された状態で前記本体の下面に
    取付けられる刃体と、この刃体の切削刃縁部が側
    縁より突出した状態で前記本体の下面側に取付け
    られ前記刃体を本体とで挾持することにより保持
    する底板とを備え、 前記底板の側縁部に、前記本体の複数個の櫛歯
    にそれぞれ対向させて、かつ、少なくとも前記刃
    体の切削刃縁部の先端縁に達する位置まで突出さ
    せて、前記櫛歯と同数個の突起を突設し、これら
    複数個の突起と前記複数個の櫛歯とで前記刃体の
    切削刃縁部をそれぞれ挾持したことを特徴とする
    毛玉とり。
JP1987194517U 1987-12-22 1987-12-22 Expired JPH033595Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987194517U JPH033595Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987194517U JPH033595Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0198189U JPH0198189U (ja) 1989-06-30
JPH033595Y2 true JPH033595Y2 (ja) 1991-01-30

Family

ID=31485245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987194517U Expired JPH033595Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH033595Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6241371A (ja) * 1985-08-09 1987-02-23 倉持 恵昭 毛玉とり

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4725599U (ja) * 1971-04-20 1972-11-22
JPS49143595U (ja) * 1973-04-07 1974-12-11

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6241371A (ja) * 1985-08-09 1987-02-23 倉持 恵昭 毛玉とり

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0198189U (ja) 1989-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2593633C (en) Attachment comb for a hair clipper
US20010054235A1 (en) Safety razor
US2484610A (en) Double cutter hair clipper
JPH05220012A (ja) 替刃式理容用レザ−の替刃収納容器
JPS638798Y2 (ja)
JPH033595Y2 (ja)
JP2002052269A (ja) 少量の髪のカット或いは特殊スタイル用の散髪用ハサミ
JP2902296B2 (ja) くし歯付きカットレザー
JPH0240452B2 (ja)
JPS6241371A (ja) 毛玉とり
JP2542218Y2 (ja) 替え刃式鋸の鋸刃
JPS5920211Y2 (ja) 安全かみそりホルダ−
US1494308A (en) Guard finger and ledger plate
JPS5858115B2 (ja) ヘアカツタ−
JPS627857B2 (ja)
JP3056045U (ja)
JP3490629B2 (ja) 剃刀用具
JPH0535065U (ja) 前髪カツター
JPS6329505Y2 (ja)
JPS6022915Y2 (ja) ひげかす排除板付き2枚刃刺刀
JPH11105001A (ja) 替え刃式鋸における背金構造
EP1059150B1 (en) Safety razor
JPH1162148A (ja) 屋根材差し換え用の切断鋸
JPH0525829Y2 (ja)
JPH0938356A (ja) 替刃式剃刀の替刃