JPH11105001A - 替え刃式鋸における背金構造 - Google Patents

替え刃式鋸における背金構造

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JPH11105001A
JPH11105001A JP27466497A JP27466497A JPH11105001A JP H11105001 A JPH11105001 A JP H11105001A JP 27466497 A JP27466497 A JP 27466497A JP 27466497 A JP27466497 A JP 27466497A JP H11105001 A JPH11105001 A JP H11105001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back metal
blade
saw
metal piece
holding portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP27466497A
Other languages
English (en)
Inventor
Giichi Suda
義一 須田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tajima Tool Corp
Original Assignee
Tajima Tool Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tajima Tool Corp filed Critical Tajima Tool Corp
Priority to JP27466497A priority Critical patent/JPH11105001A/ja
Publication of JPH11105001A publication Critical patent/JPH11105001A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の替え刃式鋸における背金構造において
は、挟持部が背金の先端に位置していたため、鋸替え刃
が挿入しづらく、かつ、挿入時に大きい力を必要として
いた。 【解決手段】 本発明による替え刃式鋸における背金構
造は、背金(1)の長手方向における中間位置に挟持部(6)
が形成されているため、刃挿入口(8)が従来よりも長く
開口し、刃の挿入が容易であり、留め金(4)と挟持部(6)
間が従来より短いため刃の挿入が従来よりも小さい力で
行える構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、替え刃式鋸におけ
る背金構造に関し、特に、背金に対する鋸替え刃の装着
を容易化すると共に、バネクランプを破損と脱落から保
護するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の替え刃式
鋸における背金構造としては、実開平1−174102
号公報及び実開平8−1603号公報に開示されてお
り、図8及び図9に示した通りである。すなわち、図8
及び図9において符号1で示されるものは柄2に設けら
れ断面をU字状に折り曲げた金属よりなる背金であり、
この背金1の後部にある前記柄2側近傍にはこの背金1
をC字状の溝3aで打ち抜いて形成した一対の弾性舌片
からなる圧接保持部3が設けられ、この圧接保持部3の
近傍位置で前記刃挿入口8側の背金1の折り曲げの奥か
ら離隔した位置には留め金4が設けられている。この背
金1の先端位置には断面がU字型をなすバネクランプ5
によって外側を挟持された挟持部6が形成されている。
この圧接保持部3及び挟持部6の隙間の間隔Dは鋸替え
刃10の厚さ(肉厚)よりも十分に小さく構成されてい
ると共に、この背金1の下部に形成された刃挿入口8が
この下部を切欠く状態で形成されている。従って、鋸替
え刃10を刃挿入口8から挿入して、凹状の刃かけ金1
0aを留め金4に留め、かつ圧接保持部3で圧接保持
し、挟持部6で鋸替え刃10の上縁10bを挟持して背
金1への鋸替え刃10の装着を完了するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の替え刃式鋸にお
ける背金構造は、以上のように構成されていたため、次
のような課題が存在していた。すなわち、挟持部が背金
の先端に位置していると、鋸替え刃をこの挟持部に挿入
する際に、鋸替え刃のガイド(図8でハッティングで示
す部分)が挟持部の下側及び前方側(すなわち、間隔が
狭くなっているため)に形成されていないため装着が容
易ではなかった。また、図9で示す、断面がU字状のバ
ネクランプで構成される挟持部が、長期間の使用によっ
て経年変化し、鋸替え刃の挟持力が低下した場合に、挟
持力の回復を目的としてバネクランプを交換可能に嵌着
しているが、鋸替え刃の装着にあたって、鋸替え刃を差
し入れた後に鋸柄の背金部分等を木っ端などに叩き付け
ることによる慣性を利用しての完全な装着を行う場合が
あるため、背金の先端部分に挟持部を設けると、時には
木っ端にバネクランプを直接叩き付ける場合があり、ひ
いてはバネクランプの不慮の脱落が心配された。また、
バネクランプに直接衝撃が加わることによる破損の心配
もあった。また、図6及び図7に示すように、挟持部が
背金の先端に位置しているため、留め金と挟持部間の距
離が長くなり、鋸替え刃を挿入する時の力としては大き
い力を必要とし、着脱が容易ではなかった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、背金に対する鋸替え刃の装
着を容易化すると共に、保持力を向上させるようにした
替え刃式鋸における背金構造を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による替え刃式鋸
における背金構造は、柄に設けられ断面をU字状に折り
曲げると共に鋸替え刃を挿入するための刃挿入口を有す
る背金に、前記背金の後部にある前記柄側近傍に形成さ
れ前記鋸替え刃の厚さよりも小さい間隔を有すると共に
弾性を有する圧接保持部と、前記圧接保持部の近傍で前
記刃挿入口側に設けられた留め金を備えた替え刃式鋸に
おける背金の構造において、前記背金における長手方向
のほぼ中間位置にありかつ背側に形成され前記鋸替え刃
の厚さよりも小さい間隔を有すると共に弾性を有する挟
持部を備えた構成であり、さらに、前記挟持部は、その
一端のみが前記背金と一体に接続されていて3個の辺は
前記背金とは非接触に配設された1対の弾性舌片と、前
記弾性舌片の外側に嵌着したバネクランプより構成さ
れ、さらに、前記バネクランプは、前記背金の背の部分
より突出していないことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による替
え刃式鋸における背金構造の好適な実施の形態について
説明する。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符
号を用いて説明する。図1及び図2において符号1で示
されるものは柄2に設けられ断面をU字状に折り曲げる
と共に鋸替え刃10を挿入するための刃挿入口8を有し
た金属よりなる背金であり、この背金1の後部にある前
記柄2側近傍位置にはこの背金1をC字状の溝3aで打
ち抜いて形成した1対の弾性舌片からなる圧接保持部3
が設けられ、この圧接保持部3の近傍で刃挿入口8側に
は柱状の留め金4が設けられている。この背金1におけ
る長手方向のほぼ中間位置にありかつ背側には、C字状
の溝6aで打ち抜いて形成した1対の弾性舌片からなる
挟持部6が形成されている。この挟持部6及び圧接保持
部3の隙間の間隔Dは鋸替え刃10の肉厚よりも十分に
小さく形成されており、挟持部6及び圧接保持部3によ
る2点挟持によって鋸替え刃10は鋸柄2に対して左右
に曲がることなく直線的に装着される。尚、図3に見ら
れるように、挟持部6には、弾性舌片の外側に断面がU
字状のバネクランプ5を嵌着する場合もある。この場
合、バネクランプ5は、背金1の背の部分より突出して
いないと、更には、背の部分より凹んでいると、バネク
ランプ5の破損を防止する為にも有効である。
【0007】従って、図1の構成においては、従来その
先端1A側に設けられていた挟持部6がこの先端1Aの
位置から長手方向のほぼ中間でかつ背側に位置している
ため、図2で示すように、鋸替え刃10を挿入するため
の刃挿入口8側はその先端1A位置まで全てにわたり、
鋸替え刃10が容易に挿入できる背金1の刃挿入間隔D
1となっており、このD1とDとはD1>Dの関係にあ
る。また、前記留め金4は、鋸替え刃10を背金1に装
着する際における支点を構成しており、前記鋸替え刃1
0を装着する場合、刃かけ金10a側から刃挿入口8を
介して背金1内に挿入すると、この刃かけ金10aが圧
接保持部3に挿入されて圧接保持され、この刃かけ金1
0aの凹部10aBが前記留め金4に係合して図1の状
態となり、この図1の状態で鋸替え刃10を矢印A方向
に押し上げるかまたは背金1の背部分を木っ端などに叩
き付けることによる慣性を利用すると、鋸替え刃10の
上縁10bが前記挟持部6に挿入挟持されて背金1への
鋸替え刃10の装着が完了する。すなわち、間隔D内に
鋸替え刃10が挿入挟持される。なお、前述の場合、図
4で示すように、前記留め金4と挟持部6の各中心間の
距離L3が図6及び図7で示される従来構成の距離L1
2よりも短く構成されているため、テコの原理と同様
に従来よりも小さい力で挟持部6内に鋸替え刃10を挿
入することができる。
【0008】また、前述の実施の形態においては、挟持
部6は1対の弾性舌片で構成し、一端6Bのみが背金1
と一体に接続されていて3個の辺6Aは背金1自体とは
非接触に形成され、時にはバネクランプ5を配設した場
合について述べたが、図5で示すようにバネクランプ5
の両端を挟持部6の内側に突出させ、この両端で前記間
隔Dを形成した場合も前述の形態と同じ作用を得ること
ができる。更に、本発明では圧接保持部3と挟持部6の
両者を配設しているように記しているが、挟持部6と留
め金4だけの構成でもそれなりの効果は期待出来る。
【0009】
【発明の効果】本発明による替え刃式鋸における背金構
造は、以上のように構成されているため、次のような効
果を得ることができる。すなわち、背金に設けられた挟
持部が背金の先端ではなくその長手方向のほぼ中間位置
でかつ背側に設けられているため、背金の下部に形成さ
れた刃挿入口は留め金の部分を除いて全て鋸替え刃が挿
入しやすい間隔で開口して形成されており、従来構成よ
りもはるかに容易に鋸替え刃を挿入及び離脱することが
できる。また、この挟持部が背金の長手方向におけるほ
ぼ中間位置でかつ背側に形成されているため、留め金と
挟持部間の距離が従来よりも短くなり、鋸替え刃を挿入
する際に従来よりもより小さい力で挟持部内に鋸替え刃
を容易に挿入することができる。更に、バネクランプを
背金の背の部分より突出していない状態にすることによ
って、鋸替え刃を装着する時に、バネクランプの破損を
防止することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による替え刃式鋸における背金構造を示
す構成図である。
【図2】図1の背金の下部を示す底面図である。
【図3】図1の他の形態を示す構成図である。
【図4】図3における鋸替え刃を挿入する状態を示す構
成図である。
【図5】他の挟持部を示す断面図である。
【図6】従来の背金の要部を示す構成図である。
【図7】図6の他の従来例を示す構成図である。
【図8】従来の背金への鋸替え刃を挿入する状態を示す
構成図である。
【図9】図8の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 背金 2 柄 D 間隔 3 圧接保持部 4 留め金 6 挟持部 8 刃挿入口 10 鋸替え刃 6A 辺 6B 一端

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柄(2)に設けられ断面をU字状に折り曲
    げると共に鋸替え刃(10)を挿入するための刃挿入口(8)
    を有する背金(1)に、前記背金(1)の後部にある前記柄
    (2)側近傍に形成され前記鋸替え刃(10)の厚さよりも小
    さい間隔(D)を有すると共に弾性を有する圧接保持部
    (3)と、前記圧接保持部(3)の近傍で前記刃挿入口(8)側
    に設けられた留め金(4)を備えた替え刃式鋸における背
    金構造において、 前記背金(1)における長手方向のほぼ中間位置にありか
    つ背側に形成され前記鋸替え刃(10)の厚さよりも小さい
    間隔(D)を有すると共に弾性を有する挟持部(6)を備
    えたことを特徴とする替え刃式鋸における背金構造。
  2. 【請求項2】 前記挟持部(6)は、その一端(6B)のみが
    前記背金(1)と一体に接続されていて3個の辺(6A)は前
    記背金(1)とは非接触に配設された1対の弾性舌片と、
    前記弾性舌片の外側に嵌着したバネクランプ(5)より構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の替え刃
    式鋸における背金構造。
  3. 【請求項3】 前記バネクランプ(5)は、前記背金(1)の
    背の部分より突出していないことを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の替え刃式鋸における背金構造。
JP27466497A 1997-10-07 1997-10-07 替え刃式鋸における背金構造 Pending JPH11105001A (ja)

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