JP4386330B2 - 替刃式かみそりホルダー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、髪をカットするときに使用する替刃式かみそりホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の替刃式かみそりホルダーは替刃を挟着する両挟着板の間に溝が形成され、溝の先端から替刃を挿入する構成であって、両挟着板は弾性的にやや押し広げられることにより替刃を確実に挟着している。そして、溝の長さは替刃と同じ長さに形成され、溝の後端部が閉じられて替刃を挿入する際の停止部の役目を果たしている。あるいは、溝は替刃よりも長く形成されて溝の後端は開放されているものも存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の替刃式かみそりホルダーは上述した通りの構成であって、溝が行き止まりに形成されたものは、替刃を挿入する際の停止部として特別の手段は設けられていない。かみそりホルダーがプラスチック等で一体に形成されたときは、溝の行き止まりの後端面が停止部の作用をなしていた。このような構成であるときは、替刃を溝に挿入する際に最初は両挟着板が弾性的に開いて容易に挿入していくことができる。しかし、溝の後端部は行き止まりであって両挟着板は溝の後端面によって連結されているから、この部分で両挟着板は開くことができない。したがって、替刃を溝の最後の後端部分に挿入するときに大きな力が必要となり、このことは装着されている替刃を外すときも同様で最初に大きな力が必要となる。そこで、本発明は替刃を溝に一杯に挿入したときに替刃の後端部分でも両挟着板は弾性的に開き、替刃の挿入及び取り外しを容易にできるかみそりホルダーを提供することを目的とする。
【0004】
また、従来のかみそりホルダーは柄の先方に替刃の挟着部が連なっており、挟着部は替刃の長さとほぼ同じ長さに形成されている。したがって、柄を握っている親指と人差し指が替刃に近接するために替刃の後端に近い部分が使用されなかった。本発明は、替刃を指から離すことによって替刃の全長を使用することができるかみそりホルダーを提供することを目的とする。
【0005】
さらに、従来のかみそりホルダーには、溝が替刃よりも長く形成されて溝の後端は開放されているものも存在している。このような構造のものは、替刃を溝に挿入したときに替刃を挿入し過ぎて替刃の端部が溝の中に没入してしまう虞がある。そこで、溝の長さが替刃の長さよりも長いときでも、替刃を挿入する際に替刃の端部とかみそりホルダーの先端が一致するように挿入できるかみそりホルダーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1は、柄部材と替刃を取り付けるための挟着部材とから成り、両部材は別体に形成され、柄部材の前方に挟着部材が一連に結合されており、前記挟着部材は両挟着板部を有し、その両挟着板部の間に両端が開放された溝が形成され、該溝の前端から替刃が挿入可能であり、且つ挟着板部の後方に前記柄部材に結合するための結合部が延在し、柄部材には、前記結合部を挿入して嵌合するための嵌合穴が柄部材の先端から後方に向かって設けられ、前記溝の前端から挿入された替刃を所定の停止位置で止めるための停止部が柄部材の前端に該柄部材と一体に形成され、前記停止部は柄部材の先端から先方へ突出し、且つ前記停止部は溝の後方内部に突き出ている構成である。また、請求項2は、柄部材がプラスチックで一体に形成され、挟着部材が金属で一体に形成されている要素が請求項1に付加された構成である。
【0007】
【発明の効果】
本発明は以上のような構成であって、請求項1は、溝の先端から挿入された替刃を所定の停止位置で止めるための停止部が溝の後方内部に突き出ている。したがって、溝に一杯に装着された替刃の後端の停止位置での両挟着板部は弾性的に両側に開くことが可能であり、替刃を一杯に挿入する最後の段階においても替刃の後端部で両挟着板部が開くために替刃の装着が容易であり、替刃を取り外すときも同様の理由によって容易に行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に従って説明する。柄部材4と挟着部材1とが別体に形成され、図8から図10は挟着部材1に関する図である。挟着部材1は金属で一体に形成され、ほぼ前半部に挟着板部2,2が長さ方向に延在し、両挟着板部2,2の間に溝3が延在している。溝3の先端及び後端は開放されている。挟着部材1の後半部は柄部材4と連結するための結合部5が形成されている。結合部5は挟着部材1の上半分の高さにあって挟着板部2,2の後方に延在している。したがって、挟着板部2,2は結合部5の底面よりも下方に延びているから、溝3は挟着板部2,2の後端で開放される。
【0009】
図4から図7は柄部材4に関する図面である。柄部材4はプラスチックで一体に形成され、先端6から後方に向って細長い嵌合穴7が設けられている。停止部8は細長い板状に形成され柄部材4の先端6から先方へ突出しており、停止部の基部9は柄部材4の先端6で止まることなく、柄部材4の先端6よりも後方に延在している。このことは、停止部の基部9は嵌合穴7の先部の中に存在して、停止部の基部9と嵌合穴7の両内側面の間は隙間10,10が介在しているということである。これにより柄部材4と挟着部材1を結合させて組立てたときに、挟着板部2,2の後端部11は隙間10,10内に挿入される。すなわち、柄部材の嵌合穴7は結合部5を嵌合できる大きさに形成されるが、嵌合穴7の先部に隙間10,10を設けることによって、この隙間10,10に挟着板部の後端部11が挿入される。したがって、かみそりホルダーは挟着板部2,2の一部も嵌合穴7に挿入されるから、挟着板部2,2の後端と柄部材4の間が隙間を生じることなく連結されて一体性が増し安定的である。また、切られた髪や埃などが挟着板部2,2の後端と柄部材4の間に溜まる虞がない。
【0010】
本発明を組立てるときは、柄部材の嵌合穴7の先端開放口から挟着部材の結合部5を挿入し嵌合する。結合部5をほぼ挿入したときに停止部8の先端が溝3の後端付近に届くので、停止部8の先端を溝3の後端に合わせてから溝3の中に挿入する。すなわち、停止部8は組立て時に挟着部材1の位置決め作用をなす。特に、結合部5の断面が円形のときに停止部3の位置決め作用は顕著な効果を発揮する。嵌合穴7はきつめに形成してあるから無理嵌めによって結合部5は嵌合され抜け出すことはない。確実に嵌合するために接着剤を用いてもよい。
【0011】
次に本発明の使用方法を説明する。替刃12は金属製の刃13の表面をプラスチックの被覆部14で全面的に覆い、刃縁を一定間隔置きに露出したものである。ただし、本発明がこのような替刃に限定されないことは勿論である。使用するときは替刃12の一端を溝3の先端から挿入し、替刃12のその一端が停止部8に突き当たるまで押し込む。溝3の先端から停止部8の先端までの距離を替刃12の長さと同じにすることによって、替刃12の他端は挟着部材1の先端と重なるので替刃12が挟着部材1の先端から突き出ることがなく、引っ込むこともない。
【0012】
挟着部材の溝3の後端から停止部8が挿し込まれているので、溝3の長さは挿入された停止部8の分だけ替刃12の長さよりも実質的に長い。このことは、図2に示したように柄部材4の先方に延びる挟着板部2が替刃12よりも長いことになる。そして、溝3内に停止部8が挿し込まれているから替刃12は停止部8に規制されて柄部材の先端6よりもやや前方で止まることになり、替刃12は柄部材の先端6と距離を置いて挟着板部2の先端寄りに固定される。これにより替刃12の後端が柄部材の先端6から離れるから、使用時において替刃12の全長を使用して髪をカットすることが容易となる。
【0013】
また、溝3の長さが、挿入された停止部8の分だけ替刃12の長さよりも実質的に長いことは、以下の理由によって替刃12を溝3に着脱する作業が容易になることとなる。替刃12が挟着板部2,2に挟着されるときはやや圧接状態で弾性的に挟着されており、この弾性は挟着板部2,2の弾性力によって得られることが多い。すなわち、替刃12が溝3に装着されたときに挟着板部2,2はわずかであるが両側に弾性的に開くことによって弾性的に替刃12を挟着する。もしも、溝に挿入された替刃の後端の位置において両挟着板部が両側に弾性的に開かない構成のとき、例えば溝と替刃の長さが同じであって溝が行き止まりのときは、溝の奥の壁が固定的であってその壁によりその両側の挟着板部は開かない。また、溝が替刃よりも長くても、挿入された替刃の後端の位置で両挟着板部の周囲を柄部材の先端部が覆っているときは、その位置で両挟着板部は柄部材に規制されて開かない。このように、溝に挿入された替刃の後端で両挟着板部が弾性的に開かないときは、替刃を一杯に挿入する最後の段階で、あるいは一杯に挿入された替刃を抜き取る最初の段階で強い力が必要であり、替刃12を溝3に着脱する作業が困難である。本発明は停止部8の分だけ溝3の長さが替刃12よりも長く、したがって両挟着板部2,2は実質的に替刃12の後端よりも後方に延びているから、挿入された替刃12の後端においても両挟着板部2,2は弾性的に開くことができるので替刃の着脱が容易であり、替刃12は弾性的に挟着されるので確実に固定され自然に抜け出す虞がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 替刃を装着した本発明の一部断面図
【図2】 替刃を装着した本発明の正面図
【図3】 図2におけるA−A拡大断面図
【図4】 柄部材の正面図
【図5】 柄部材の平面図
【図6】 柄部材の拡大した前面図
【図7】 柄部材の断面図
【図8】 挟着部材の正面図
【図9】 図8におけるB−B拡大断面図
【図10】 図8におけるC−C拡大断面図
【符号の説明】
1 挟着部材
2 挟着板部
3 溝
4 柄部材
5 結合部
6 柄部材の先端
7 嵌合穴
8 停止部
9 停止部の基部
10 隙間
11 挟着板部の後端部
12 替刃
13 刃
14 被覆部
Claims (2)
- 柄部材と替刃を取り付けるための挟着部材とから成り、両部材は別体に形成され、柄部材の前方に挟着部材が一連に結合されており、
前記挟着部材は両挟着板部を有し、その両挟着板部の間に両端が開放された溝が形成され、該溝の前端から替刃が挿入可能であり、且つ挟着板部の後方に前記柄部材に結合するための結合部が延在し、
柄部材には、前記結合部を挿入して嵌合するための嵌合穴が柄部材の先端から後方に向かって設けられ、前記溝の前端から挿入された替刃を所定の停止位置で止めるための停止部が柄部材の前端に該柄部材と一体に形成され、前記停止部は柄部材の先端から先方へ突出し、且つ前記停止部は溝の後方内部に突き出ていることを特徴とする替刃式かみそりホルダー。 - 柄部材はプラスチックで一体に形成され、挟着部材は金属で一体に形成されている請求項1記載の替刃式かみそりホルダー。
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