JP2838796B2 - 樋支持具の固定用レバー構造 - Google Patents

樋支持具の固定用レバー構造

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JP2838796B2 JP32080497A JP32080497A JP2838796B2 JP 2838796 B2 JP2838796 B2 JP 2838796B2 JP 32080497 A JP32080497 A JP 32080497A JP 32080497 A JP32080497 A JP 32080497A JP 2838796 B2 JP2838796 B2 JP 2838796B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライド自在に連
結された樋支持具の樋支持具本体と取付杆とを簡易なレ
バー操作により固定できるレバー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種樋支持具の固定用レバー構
造としては、例えば実登第3032421 号公報所載の考案が
存在する。
【0003】即ち、この従来のものは図8に示すよう
に、下端部に受座32を有する連結体33を樋支持具本体1a
の長孔及び取付杆11aの孔に挿通し、連結体33に回動自
在に設けたレバー17aの回動操作により、そのカム部34
で前記受座32と樋支持具本体1aとの間隔を広狭し得るよ
うにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは、単に受座32による樋支持具本体1aと取付杆
11aとの圧接力のみをもって、この両部材の固定手段と
するものであるため、例えば樋35や樋支持具本体1aに外
力が加わった場合、樋支持具本体1aが不用意に移動して
しまうという問題点を有していたのである。
【0005】それ故に、本発明は上記従来の問題点を解
決するためになされたものであり、簡易なレバー操作に
よって樋支持具本体と取付杆とを確実且つ強固に位置決
め固定できるレバー構造の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために本発明が採った手段は、取付杆11にスライド自
在に連結された樋支持具本体1をレバー17の回動操作に
より前記取付杆11に圧接固定させ得る樋支持具の固定用
レバー構造であって、樋支持具本体1の長孔9及び取付
杆11の孔14に挿通される連結体13と、該連結体13の一端
部側に回動自在に設けられ且つその回動操作により連結
体13を引上げ可能なレバー17と、前記樋支持具本体1と
取付杆11とを固定すべく連結体13を引上げることにより
前記樋支持具本体1側に嵌入可能な突起28を有し、且
つ、前記連結体13の他端部側に設けられるストッパー26
とからなる点にある。
【0007】従って、上記発明特定事項からなる樋支持
具の固定用レバー構造に於いては、先ず樋支持具本体1
を所望位置にスライドさせ、この状態でレバー17を回動
せしめると、連結体13が引上げられて樋支持具本体1と
取付杆11とが圧接されると共に、ストッパー26の突起28
が樋支持具本体1側に嵌入して、該樋支持具本体1と取
付杆11とが固定されることになる。
【0008】一方、レバー17の回動操作によりストッパ
ー26の突起28と樋支持具本体1との嵌入状態及び該樋支
持具本体1と取付杆11との圧接状態を解除することも可
能であり、これにより樋支持具本体1をスライドさせて
その位置調整を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面に従って説明する。
【0010】図1に於いて、1は両側縁に上向きの折曲
側片2,2を対面形成した樋支持具本体を示し、その一
端には支持すべき樋3の凹状部3aに係入可能な係入片4
が上向きに形成されると共に、他端には樋3の耳部3bに
嵌合可能な耳保持部5が略コの字状に折曲形成されてな
り、該耳保持部5の先端には斜め下向きの延設片6が設
けられている。
【0011】7は前記係入片4の折曲部に傾斜状に設け
られたリブを示す。8は支持具本体1の他端側裏面に前
記耳保持部5に対向して設けられたバネ板からなる弾性
片であり、その先端は上向きに折曲されている。
【0012】9は樋支持具本体1の中央に長手方向に沿
って穿設された長孔で、その内周側面には複数の凸部10
aと凹部10bが交互に対向形成されている。
【0013】11は一端部に板状の取付部材12が取付けら
れた帯状の取付杆を示す。13は樋支持具本体1の長孔9
と取付杆11の他端部に穿設した孔14に挿通された板状の
連結体で、その一端部には図2のように幅広な頭部15が
形成され、且つ他端部には長孔16が穿設されており、か
かる長孔16は連結体13の側面に開設される基端部16a
と、該基端部16aに連設される下向きの垂下部16bとか
らなる。
【0014】17は図3の如く天面18の側部に一対の対面
する側片19が垂下された二股状のレバーで、各側片19に
は前方側よりに挿通孔20が偏心して穿設されると共に、
その前方下部外周縁には下端部側程後方に傾斜する平面
状の傾斜面部21と、該傾斜面部21に延設された平面部22
とからなるカム部23が設けられて、挿通孔20の中心Oと
平面部22間の距離Lは、中心Oと傾斜面部21間の距離
L' よりも大なる寸法に形成されており、また上部には
後方に延びる把持片24が設けられている。
【0015】25はレバー17の側片19の挿通孔20に挿着さ
れた支軸で、連結体13の長孔16の基端部16aから挿入し
てその垂下部16bの先端に水平にセットされており、レ
バー17は支軸25を介して連結体13に回動自在に取付けら
れてなる。
【0016】26は図4のように連結体13が挿通される角
孔27を中央に穿設したストッパーで、その上面で角孔27
の両側部には前記樋支持具本体1の長孔9の凹部10bに
嵌入可能な突起28が突設されてなり、樋支持具本体1の
下面に配される。29,30 はストッパー26と連結体13の頭
部15間に介装されたバネ座金等からなる弾性体と平座金
を夫々示し、連結体13が挿通されている。
【0017】本実施形態は以上のような特定事項からな
るが、レバー17の連結体13への取付けは、該連結体13の
長孔16の基端部16a側から支軸25を挿入し、垂下部16b
を介してその先端部へとスライド移動させればよいた
め、組立作業が極めて簡易に行えると共に、垂下部16b
の存在により不用意に支軸24が長孔16内から離脱するよ
うなこともなく、またその製作も大幅に簡略化すること
ができる利点がある。
【0018】そして、かかる樋支持具を使用する場合に
は、先ず図5のようにレバー17の把持片24を前方側に回
動すると、レバー17の傾斜面部21と取付杆11の上面とが
対向し、その角部21aと取付杆11とが係合するので、同
図の如くそれ以上のレバー17の回動は阻止される。従っ
て、レバー17の後方側への回動操作に支障を与えること
もなくなるという利点がある。
【0019】また、この状態ではストッパー26と樋支持
具本体1とは離反しており、樋支持具本体1を取付杆11
に対してスライドさせることが可能である。
【0020】そして、樋支持具本体1を所望位置にスラ
イドさせた後、この状態でレバー17の把持片24を把持し
て図1の如く後方側に回動すると、レバー17は支軸25を
中心に回動することになるが、支軸25が挿通されるレバ
ー17の挿通孔20は偏心位置に穿設されてなるため、レバ
ー17のカム部23のカム作用により連結体13が引上げられ
て、図6のようにストッパー26の各突起28が樋支持具本
体1の長孔9の対向する凹部10b内に夫々嵌入されると
共に、樋支持具本体1と取付杆11とが圧接されることに
なる。
【0021】而して、樋支持具本体1は取付杆11との圧
接のみならず、前記突起28の凹部10bへの嵌入により確
実且つ強固に取付杆11の所望位置に固定されるのであ
る。
【0022】また、かかる樋支持具本体1の固定時には
取付杆11の上面にレバー17のカム部23の平面部22が当接
するため、不用意にレバー17が上向きに回動するような
こともなくなり、樋支持具本体1の固定状態は確実に維
持される。
【0023】そして、かかる樋支持具は取付杆11に設け
た取付部材12を介して建造物の鼻隠しや軒うら等に複数
固定した後、樋支持具間に樋3が架設状態に取付けられ
る。
【0024】このように、簡易なレバー17の回動操作に
より樋支持具本体1の固定が行えるので、高所での作業
も安全且つ効率的に行えるのである。
【0025】尚、上記実施形態に於いては、ストッパー
26を樋支持具本体1の下方位置に配したが、本発明は決
してこれに限定されず、例えば図7の如くストッパー26
を樋支持具本体1の上方位置に配するようにしても構わ
ない。即ち、樋支持具本体1の上面にコイルバネやバネ
ワッシャのような弾性体31を介して下面に突起28を有す
るストッパー26を配したものであり、この場合はレバー
17の回動操作によりそのカム部23でストッパー26が押し
下げられ、その突起28が樋支持具本体1の長孔10の凹部
10bに嵌入されて樋支持具本体1が固定されるのは上記
実施形態と同様である。
【0026】また、ストッパー26の形状も上記実施形態
に限定されるものではない。
【0027】その他、樋支持具本体1,取付杆11,連結
体13及びレバー17等の具体的な特定事項も決して上記実
施形態に限定されず、本発明の意図する範囲内に於いて
任意に設計変更自在ある。
【0028】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係るレバー構造
は、レバーの回動という極めて簡易な操作により、樋支
持具本体を取付杆の所望位置に固定できるため、高所で
の一連の樋取付作業を効率的に且つ安全に行えるという
格別の効果を得るに至った。
【0029】しかも、樋吊具本体の固定時にはこれにス
トッパーの突起が嵌入されるため、単に取付杆と樋支持
具本体との圧接のみにより該樋支持具本体を固定せしめ
るという従来のものに比して、確実且つ強固に樋支持具
本体を固定できるという特有の効果を奏する。
【0030】さらに、本発明に係る固定用レバー構造は
全体の構成が非常に簡易であるため、その製作も容易に
且つ安価に行えるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、(イ) は正面図、
(ロ) は底面図。
【図2】連結体の一実施形態を示し、(イ) は正面図、
(ロ) は側面図。
【図3】レバーの一実施形態を示し、(イ) は一部断面側
面図、(ロ) は正面図、(ハ) は平面図。
【図4】ストッパーの一実施形態を示し、(イ) は平面
図、(ロ) は側面図。
【図5】使用状態を示す正面図。
【図6】使用状態を示す一部断面を含む要部拡大平面
図。
【図7】(イ) 及び(ロ) は他の実施形態を示す樋支持具の
一部断面を含む要部正面図。
【図8】従来例を示す正面図。
【符号の説明】
1…樋支持具本体 9…長孔 11…取付杆 13…連結体 14…孔 17…レバー 26…ストッパー 28…突起

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付杆(11)にスライド自在に連結された
    樋支持具本体(1) をレバー(17)の回動操作により前記取
    付杆(11)に圧接固定させ得る樋支持具の固定用レバー構
    造であって、樋支持具本体(1) の長孔(9) 及び取付杆(1
    1)の孔(14)に挿通される連結体(13)と、該連結体(13)の
    一端部側に回動自在に設けられ且つその回動操作により
    連結体(13)を引上げ可能なレバー(17)と、前記樋支持具
    本体(1)と取付杆(11)とを固定すべく連結体(13)を引上
    げることにより前記樋支持具本体(1) 側に嵌入可能な突
    起(28)を有し、且つ、前記連結体(13)の他端部側に設け
    られるストッパー(26)とからなることを特徴とする樋支
    持具の固定用レバー構造。
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