JPH10252229A - 樋支持具 - Google Patents

樋支持具

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Publication number
JPH10252229A
JPH10252229A JP5732197A JP5732197A JPH10252229A JP H10252229 A JPH10252229 A JP H10252229A JP 5732197 A JP5732197 A JP 5732197A JP 5732197 A JP5732197 A JP 5732197A JP H10252229 A JPH10252229 A JP H10252229A
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JP
Japan
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lever
gutter
mounting rod
gutter support
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP5732197A
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English (en)
Inventor
Masateru Takayama
昌照 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKAYAMA KINZOKU KOGYO KK
Original Assignee
TAKAYAMA KINZOKU KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易なレバー操作により樋支持具本体を取付
杆の所望位置に確実且つ強固に位置決め固定できるよう
にすると共に、組立作業の便の供することを課題とす
る。 【解決手段】 樋支持具本体1を取付杆11にスライド自
在に取付けるべく、樋支持具本体1の長孔9に挿通した
連結体13により両者が連結されてなる樋支持具に於い
て、連結体13に形成した長孔16に挿通して支軸25が水平
に取付けられると共に、該支軸25を介して外周縁にカム
部23を有するレバー17が回動自在に設けられ、且つ該レ
バー17の回動操作によりそのカム部23で前記取付杆11の
上面を押圧せしめて樋支持具本体1に圧接可能に構成さ
れてなり、しかも前記連結体13の長孔16は、少なくとも
連結体13の側面に開設された基端部16aと、該基端部16
aに連設される下向きの垂下部16bとからなることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樋支持具、さらに詳
しくは建造物等の軒先樋を支持するための樋支持具であ
って、軒うら等に固定される取付杆に樋受本体がスライ
ド自在に設けられた樋支持具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種樋支持具としては、例えば
図7に示すようなものが存在する。即ち、この従来のも
のは樋支持具本体1aと取付杆11aとからなり、樋支持具
本体1aを取付杆11aにスライド自在に取付けるべく取付
杆11aの一端側長手方向に長孔9aを形成し、この長孔9a
と樋支持具本体1aの孔に挿通したボルト31に蝶ナット32
を螺合締着して、樋支持具本体1aを所望位置に固定しう
るようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは、ボルト31と蝶ナット32との螺合締着を樋支
持具本体1aの固定手段とするものであるために、その固
定作業が極めて煩雑となり、よって高所での一連の作業
が安全に行えないという致命的な問題点を有していたの
である。
【0004】また、上記樋支持具を長期間使用した場
合、雨水等により前記ボルト31や蝶ナット32の各ネジ部
に錆等の腐食が生じるという難点があり、再度樋支持具
本体1aを移動調整することは極めて困難であった。
【0005】さらには、ボルト31及び蝶ナット32に弛み
が生ずると、樋支持具本体1aが樋の自重も手伝って不用
意に下方へスライドする結果、樋にがたつきを生ぜしめ
るという大なる不都合もあったのである。
【0006】それ故に、本発明は上記従来の問題点を解
決するためになされたものであり、簡易なレバー操作に
より樋支持具本体を取付杆の所望位置に確実且つ強固に
位置決め固定できるようにすると共に、組立作業の便の
供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために本発明が採った手段は、樋支持具本体1を取付
杆11にスライド自在に取付けるべく、樋支持具本体1の
長孔9に挿通した連結体13により両者が連結されてなる
樋支持具に於いて、連結体13に形成した長孔16に挿通し
て支軸25が水平に取付けられると共に、該支軸25を介し
て外周縁にカム部23を有するレバー17が回動自在に設け
られ、且つ該レバー17の回動操作によりそのカム部23で
前記取付杆11の上面を押圧せしめて樋支持具本体1に圧
接可能に構成されてなり、しかも前記連結体13の長孔16
は、少なくとも連結体13の側面に開設された基端部16a
と、該基端部16aに連設される下向きの垂下部16bとか
らなる点にある。
【0008】従って、上記発明特定事項からなる樋支持
具に於いては、先ず樋支持具本体1を所望位置にスライ
ドさせ、この状態でレバー17を回動せしめると、そのカ
ム部23により取付杆11の上面が押圧されて、該取付杆11
と前記樋支持具本体1とが圧接固定されることとなる。
【0009】一方、レバー17を回動操作により樋支持具
本体1と取付杆11との圧接状態を解除することも可能で
あり、樋支持具本体1をスライドさせてその位置調整を
行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面に従って説明する。
【0011】図1に於いて、1は両側縁に上向きの折曲
側片2,2を対面形成した樋支持具本体を示し、その一
端には支持すべき樋3の凹状部3aに係入可能な係入片4
が上向きに形成されると共に、他端には樋3の耳部3bに
嵌合可能な耳保持部5が略コの字状に折曲形成されてな
り、該耳保持部5の先端には斜め下向きの延設片6が設
けられている。
【0012】7は前記係入片4の折曲部に傾斜状に設け
られたリブを示す。8は支持具本体1の他端側裏面に前
記耳保持部5に対向して設けられたバネ板からなる弾性
片であり、その先端は上向きに折曲されている。
【0013】9は樋支持具本体1の中央に長手方向に沿
って穿設された長孔で、その内周側面には複数の凸部10
aと凹部10bが交互に対向形成されている。
【0014】11は一端部に板状の取付部材12が取付けら
れた帯状の取付杆を示す。13は樋支持具本体1の長孔9
と取付杆11の他端部に穿設した孔14に挿通された板状の
連結体で、その一端部には図2のように幅広な頭部15が
形成され、且つ他端部には長孔16が穿設されており、か
かる長孔16は連結体13の側面に開設される基端部16a
と、該基端部16aに連設される下向きの垂下部16bとか
らなる。
【0015】17は図3の如く天面18の側部に一対の対面
する側片19が垂下された二股状のレバーで、各側片19に
は前方側よりに挿通孔20が偏心して穿設されると共に、
その前方下部外周縁には下端部側程後方に傾斜する平面
状の傾斜面部21と、該傾斜面部21に延設された平面部22
とからなるカム部23が設けられており、また上部には後
方に延びる把持片24が設けられている。
【0016】25はレバー17の側片19の挿通孔20に挿着さ
れた支軸で、連結体13の長孔16の基端部16aから挿入し
てその垂下部16bの先端に水平にセットされており、レ
バー17は支軸25を介して連結体13に回動自在に取付けら
れてなる。
【0017】このように、連結体13に長孔10を形成する
と、支軸25を挿着したレバー17を容易に連結体13に取付
けることができるため、その組立の便に大いに寄与し得
るという利点がある。
【0018】26は図4のように連結体13が挿通される角
孔27を中央に穿設した角座金で、その上面で角孔27の両
側部には前記樋支持具本体1の長孔9の凹部10bに係入
可能な係入凸部28が突設されてなり、樋支持具本体1の
下面に配される。29,30 は角座金26と連結体13の頭部15
間に介装されたバネ座金と平座金を夫々示し、連結体13
が挿通されている。
【0019】本実施形態は以上のような特定事項からな
るが、レバー17の連結体13への取付けは、該連結体13の
長孔16の基端部16a側から支軸25を挿入し、垂下部16b
を介してその先端部へとスライド移動させればよいた
め、組立作業が極めて簡易に行えると共に、垂下部16b
の存在により不用意に支軸24が長孔16内から離脱するよ
うなこともなく、またその製作も大幅に簡略化すること
ができる利点がある。
【0020】そして、かかる樋支持具を使用する場合に
は、先ず図5のようにレバー17の把持片24を前方側に回
動すると、レバー17の傾斜面部21と取付杆11の上面とが
対向し、その角部21aと取付杆11とが係合するので、同
図の如くそれ以上のレバー17の回動は阻止される。従っ
て、レバー17の後方側への回動操作に支障を与えること
もなくなるという利点がある。
【0021】また、この状態では角座金26と樋支持具本
体1とは離反しており、樋支持具本体1を取付杆11に対
してスライドさせることが可能である。
【0022】そして、樋支持具本体1を所望位置にスラ
イドさせた後、この状態でレバー17の把持片24を把持し
て図1の如く後方側に回動すると、レバー17は支軸25を
中心に回動することになるが、支軸25が挿通されるレバ
ー17の挿通孔20は偏心位置に穿設されてなるため、レバ
ー17の回動操作により取付杆11がレバー17のカム部23か
ら下向きの押圧力を受けて取付杆11と樋支持具本体1と
が圧接されると共に、角座金26の各係入凸部28が樋支持
具本体1の長孔9の対向する凹部10b内に夫々係入する
ことになる。
【0023】而して、樋支持具本体1は取付杆11との圧
接と共に、前記係入凸部28の凹部10bへの係入により確
実且つ強固に取付杆11の所望位置に固定されることにな
る。
【0024】また、かかる樋支持具本体1の固定時には
取付杆11の上面にレバー17のカム部23の平面部22が当接
するため、不用意にレバー17が上向きに回動するような
こともなくなり、樋支持具本体1の固定状態は確実に維
持される。
【0025】そして、かかる樋支持具は取付杆11に設け
た取付部材12を介して建造物の鼻隠しや軒うら等に複数
固定した後、樋支持具間に樋3が架設状態に取付けられ
る。
【0026】このように、簡易なレバー17の回動操作に
より樋支持具本体1の固定が行えるので、高所での作業
も安全且つ効率的に行えるのである。
【0027】尚、連結体13に穿設される長孔16の具体的
な形状は決して上記実施形態に限定されるものではな
く、例えば図6(イ) 乃至(ハ) に示すような形状に形成し
てもよい。要は、長孔16が少なくとも連結体13の側面に
開設された基端部16aと、該基端部16aに連設される下
向きの垂下部16bとを有して形成されればよい。
【0028】その他、樋支持具本体1,取付杆11及びレ
バー17等の具体的な特定事項も決して上記実施形態に限
定されず、本発明の意図する範囲内に於いて任意に設計
変更自在ある。
【0029】
【発明の効果】叙上のように、本発明はレバーの回動と
いう極めて簡易な操作により、樋支持具本体を取付杆の
所望位置に固定できるため、高所での一連の樋取付作業
を効率的に且つ安全に行えるという格別の効果を得るに
至った。
【0030】また、樋吊具本体と取付杆とはレバーのカ
ム部により圧接されるため、両者を確実且つ強固に固定
できるという効果も奏する。
【0031】さらに、樋吊具本体と取付杆とを連結する
連結体の長孔は、少なくとも連結体の側面に開設された
基端部と、該基端部に連設される下向きの垂下部とから
なるものであるため、支軸を長孔の基端部から挿入して
取付けることが可能となってその組立の便に大いに寄与
し得ると共に、垂下部の存在により長孔からの支軸の離
脱を阻止できるという特有の効果を奏する。
【0032】また、本発明に係る樋支持具は部品点数が
少ない等、全体の構成が非常に簡易であり、その製作も
容易に且つ安価に行えるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樋支持具の一実施形態を示し、
(イ) は正面図、(ロ) は底面図。
【図2】連結体の一実施形態を示し、(イ) は正面図、
(ロ) は側面図。
【図3】レバーの一実施形態を示し、(イ) は一部断面側
面図、(ロ) は正面図、(ハ) は平面図。
【図4】角座金の一実施形態を示し、(イ) は平面図、
(ロ) は側面図。
【図5】使用状態を示す正面図。
【図6】(イ) 乃至(ハ) は連結体の他の実施形態を示す正
面図。
【図7】従来例を示す樋支持具の正面図。
【符号の説明】
1…樋支持具本体 11…取付杆 13…連結体 16…長孔 16a…基端部 16b…垂下部 17…レバー 23…カム部 25…支軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樋支持具本体(1) を取付杆(11)にスライ
    ド自在に取付けるべく、樋支持具本体(1) の長孔(9) に
    挿通した連結体(13)により両者が連結されてなる樋支持
    具に於いて、連結体(13)に形成した長孔(16)に挿通して
    支軸(25)が水平に取付けられると共に、該支軸(25)を介
    して外周縁にカム部(23)を有するレバー(17)が回動自在
    に設けられ、且つ該レバー(17)の回動操作によりそのカ
    ム部(23)で前記取付杆(11)の上面を押圧せしめて樋支持
    具本体(1) に圧接可能に構成されてなり、しかも前記連
    結体(13)の長孔(16)は、少なくとも連結体(13)の側面に
    開設された基端部(16a) と、該基端部(16a) に連設され
    る下向きの垂下部(16b) とからなることを特徴とする樋
    支持具。
JP5732197A 1997-03-12 1997-03-12 樋支持具 Pending JPH10252229A (ja)

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