JPH10252230A - 樋支持具 - Google Patents
樋支持具Info
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- JPH10252230A JPH10252230A JP5734097A JP5734097A JPH10252230A JP H10252230 A JPH10252230 A JP H10252230A JP 5734097 A JP5734097 A JP 5734097A JP 5734097 A JP5734097 A JP 5734097A JP H10252230 A JPH10252230 A JP H10252230A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易なレバー操作により樋支持具本体を取付
杆の所望位置に確実且つ強固に位置決め固定できるよう
にすることを課題とする。 【解決手段】 樋支持具本体1を取付杆11にスライド自
在に取付けるべく、樋支持具本体1の長孔9に挿通した
連結体13により両者が連結されてなる樋支持具に於い
て、連結体13に支軸24が水平に設けられると共に、該支
軸24を介して外周縁にカム部27を有するレバー17が回動
自在に設けられ、且つ該レバー17の回動操作によりその
カム部27で前記取付杆11の上面を押圧せしめて樋支持具
本体1に圧接可能に構成されてなり、しかも前記カム部
27には圧接時に取付杆11の上面に当接する平面部22が形
成されてなることを特徴とする。
杆の所望位置に確実且つ強固に位置決め固定できるよう
にすることを課題とする。 【解決手段】 樋支持具本体1を取付杆11にスライド自
在に取付けるべく、樋支持具本体1の長孔9に挿通した
連結体13により両者が連結されてなる樋支持具に於い
て、連結体13に支軸24が水平に設けられると共に、該支
軸24を介して外周縁にカム部27を有するレバー17が回動
自在に設けられ、且つ該レバー17の回動操作によりその
カム部27で前記取付杆11の上面を押圧せしめて樋支持具
本体1に圧接可能に構成されてなり、しかも前記カム部
27には圧接時に取付杆11の上面に当接する平面部22が形
成されてなることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樋支持具、さらに詳
しくは建造物等の軒先樋を支持するための樋支持具であ
って、軒うら等に固定される取付杆に樋受本体がスライ
ド自在に設けられた樋支持具の改良に関する。
しくは建造物等の軒先樋を支持するための樋支持具であ
って、軒うら等に固定される取付杆に樋受本体がスライ
ド自在に設けられた樋支持具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種樋支持具としては、例えば
図5に示すようなものが存在する。即ち、この従来のも
のは樋支持具本体1aと取付杆11aとからなり、樋支持具
本体1aを取付杆11aにスライド自在に取付けるべく取付
杆11aの一端側長手方向に長孔9aを形成し、この長孔9a
と樋支持具本体1aの孔に挿通したボルト32に蝶ナット33
を螺合締着して、樋支持具本体1aを所望位置に固定しう
るようにしたものである。
図5に示すようなものが存在する。即ち、この従来のも
のは樋支持具本体1aと取付杆11aとからなり、樋支持具
本体1aを取付杆11aにスライド自在に取付けるべく取付
杆11aの一端側長手方向に長孔9aを形成し、この長孔9a
と樋支持具本体1aの孔に挿通したボルト32に蝶ナット33
を螺合締着して、樋支持具本体1aを所望位置に固定しう
るようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは、ボルト32と蝶ナット33との螺合締着を樋支
持具本体1aの固定手段とするものであるために、その固
定作業が極めて煩雑となり、よって高所での一連の作業
が安全に行えないという致命的な問題点を有していたの
である。
来のものは、ボルト32と蝶ナット33との螺合締着を樋支
持具本体1aの固定手段とするものであるために、その固
定作業が極めて煩雑となり、よって高所での一連の作業
が安全に行えないという致命的な問題点を有していたの
である。
【0004】また、上記樋支持具を長期間使用した場
合、雨水等により前記ボルト32や蝶ナット33の各ネジ部
に錆等の腐食が生じるという難点があり、再度樋支持具
本体1aを移動調整することは極めて困難であった。
合、雨水等により前記ボルト32や蝶ナット33の各ネジ部
に錆等の腐食が生じるという難点があり、再度樋支持具
本体1aを移動調整することは極めて困難であった。
【0005】さらには、ボルト32及び蝶ナット33に弛み
が生ずると、樋支持具本体1aが樋の自重も手伝って不用
意に下方へスライドする結果、樋にがたつきを生ぜしめ
るという大なる不都合もあったのである。
が生ずると、樋支持具本体1aが樋の自重も手伝って不用
意に下方へスライドする結果、樋にがたつきを生ぜしめ
るという大なる不都合もあったのである。
【0006】それ故に、本発明は上記従来の問題点を解
決するためになされたものであり、簡易なレバー操作に
より樋支持具本体を取付杆の所望位置に確実且つ強固に
位置決め固定できるようにすることを課題とする。
決するためになされたものであり、簡易なレバー操作に
より樋支持具本体を取付杆の所望位置に確実且つ強固に
位置決め固定できるようにすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために本発明が採った手段は、樋支持具本体1を取付
杆11にスライド自在に取付けるべく、樋支持具本体1の
長孔9に挿通した連結体13により両者が連結されてなる
樋支持具に於いて、連結体13に支軸25が水平に設けられ
ると共に、該支軸25を介して外周縁にカム部23を有する
レバー17が回動自在に設けられ、且つ該レバー17の回動
操作によりそのカム部23で前記取付杆11の上面を押圧せ
しめて樋支持具本体1に圧接可能に構成されてなり、し
かも前記カム部23には圧接時に取付杆11の上面に当接す
る平面部22が形成されてなる点にある。
るために本発明が採った手段は、樋支持具本体1を取付
杆11にスライド自在に取付けるべく、樋支持具本体1の
長孔9に挿通した連結体13により両者が連結されてなる
樋支持具に於いて、連結体13に支軸25が水平に設けられ
ると共に、該支軸25を介して外周縁にカム部23を有する
レバー17が回動自在に設けられ、且つ該レバー17の回動
操作によりそのカム部23で前記取付杆11の上面を押圧せ
しめて樋支持具本体1に圧接可能に構成されてなり、し
かも前記カム部23には圧接時に取付杆11の上面に当接す
る平面部22が形成されてなる点にある。
【0008】また、請求項2のように、レバー17のカム
部23に取付杆11との圧接時に該取付杆11の上面に係合す
る突起29を突設してもよく、かかる突起29は請求項3の
如く取付杆11と樋支持具本体1とが圧接状態となるレバ
ー17の回動方向に先端部が突出するような楔状に形成し
たり、或いは請求項4のように取付杆11の上面に食込み
可能にしてもよい。さらには、請求項5のように前記カ
ム部23による圧接解除時に取付杆11の上面に係合してレ
バー17の回動を阻止する阻止部21aを該レバー17の外周
縁に形成することも可能である。
部23に取付杆11との圧接時に該取付杆11の上面に係合す
る突起29を突設してもよく、かかる突起29は請求項3の
如く取付杆11と樋支持具本体1とが圧接状態となるレバ
ー17の回動方向に先端部が突出するような楔状に形成し
たり、或いは請求項4のように取付杆11の上面に食込み
可能にしてもよい。さらには、請求項5のように前記カ
ム部23による圧接解除時に取付杆11の上面に係合してレ
バー17の回動を阻止する阻止部21aを該レバー17の外周
縁に形成することも可能である。
【0009】従って、上記発明特定事項からなる樋支持
具に於いては、先ず樋支持具本体1を所望位置にスライ
ドさせ、この状態でレバー17を回動せしめると、そのカ
ム部23により取付杆11の上面が押圧されて、該取付杆11
と前記樋支持具本体1とが圧接固定されることとなる。
具に於いては、先ず樋支持具本体1を所望位置にスライ
ドさせ、この状態でレバー17を回動せしめると、そのカ
ム部23により取付杆11の上面が押圧されて、該取付杆11
と前記樋支持具本体1とが圧接固定されることとなる。
【0010】かかる圧接時には、取付杆11の上面にはレ
バー17のカム部23に形成した平面部22が当接した状態と
なり、不用意なレバー17の回動動作が確実に阻止され
て、圧接状態が強固に維持されるのである。
バー17のカム部23に形成した平面部22が当接した状態と
なり、不用意なレバー17の回動動作が確実に阻止され
て、圧接状態が強固に維持されるのである。
【0011】一方、レバー17を回動操作により樋支持具
本体1と取付杆11との圧接状態を解除することも可能で
あり、樋支持具本体1をスライドさせてその位置調整を
行うことができ、請求項5の如く阻止部21aをレバー17
に形成すれば、阻止部21aが取付杆11の上面に係合して
それ以上のレバー17の回動は阻止されるため、再度樋吊
具本体1を固定する際に於けるレバー回動操作の便に供
し得ることとなる。
本体1と取付杆11との圧接状態を解除することも可能で
あり、樋支持具本体1をスライドさせてその位置調整を
行うことができ、請求項5の如く阻止部21aをレバー17
に形成すれば、阻止部21aが取付杆11の上面に係合して
それ以上のレバー17の回動は阻止されるため、再度樋吊
具本体1を固定する際に於けるレバー回動操作の便に供
し得ることとなる。
【0012】また、請求項2乃至4に係る樋支持具にあ
っては、レバー17の突起29が取付杆11に上面に係合或い
は食込んで、樋支持具本体1と取付杆11との圧接状態が
維持されることになる。
っては、レバー17の突起29が取付杆11に上面に係合或い
は食込んで、樋支持具本体1と取付杆11との圧接状態が
維持されることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面に従って説明する。
て図面に従って説明する。
【0014】図1に於いて、1は両側縁に上向きの折曲
側片2,2を対面形成した樋支持具本体を示し、その一
端には支持すべき樋3の凹状部3aに係入可能な係入片4
が上向きに形成されると共に、他端には樋3の耳部3bに
嵌合可能な耳保持部5が略コの字状に折曲形成されてな
り、該耳保持部5の先端には斜め下向きの延設片6が設
けられている。
側片2,2を対面形成した樋支持具本体を示し、その一
端には支持すべき樋3の凹状部3aに係入可能な係入片4
が上向きに形成されると共に、他端には樋3の耳部3bに
嵌合可能な耳保持部5が略コの字状に折曲形成されてな
り、該耳保持部5の先端には斜め下向きの延設片6が設
けられている。
【0015】7は前記係入片4の折曲部に傾斜状に設け
られたリブを示す。8は支持具本体1の他端側裏面に前
記耳保持部5に対向して設けられたバネ板からなる弾性
片であり、その先端は上向きに折曲されている。
られたリブを示す。8は支持具本体1の他端側裏面に前
記耳保持部5に対向して設けられたバネ板からなる弾性
片であり、その先端は上向きに折曲されている。
【0016】9は樋支持具本体1の中央に長手方向に沿
って穿設された長孔で、その内周側面には複数の凸部10
aと凹部10bが交互に対向形成されている。
って穿設された長孔で、その内周側面には複数の凸部10
aと凹部10bが交互に対向形成されている。
【0017】11は一端部に板状の取付部材12が取付けら
れた帯状の取付杆を示す。13は樋支持具本体1の長孔9
と取付杆11の他端部に穿設した孔14に挿通された板状の
連結体で、その一端部には図2のように幅広な頭部15が
形成され、且つ他端部には長孔16が穿設されており、か
かる長孔16は連結体13の側面に開設される基端部16a
と、該基端部16aに連設される下向きの垂下部16bとか
らなる。
れた帯状の取付杆を示す。13は樋支持具本体1の長孔9
と取付杆11の他端部に穿設した孔14に挿通された板状の
連結体で、その一端部には図2のように幅広な頭部15が
形成され、且つ他端部には長孔16が穿設されており、か
かる長孔16は連結体13の側面に開設される基端部16a
と、該基端部16aに連設される下向きの垂下部16bとか
らなる。
【0018】17は図3の如く天面18の側部に一対の対面
する側片19が垂下された二股状のレバーで、各側片19に
は前方側よりに挿通孔20が偏心して穿設されると共に、
その前方下部外周縁には上部に阻止部21aとしての角部
を有して下端部側程後方に傾斜する平面状の傾斜面部21
と、該傾斜面部21に延設された平面部22とからなるカム
部23が設けられており、また天面18には後方に延びる把
持片24が設けられている。
する側片19が垂下された二股状のレバーで、各側片19に
は前方側よりに挿通孔20が偏心して穿設されると共に、
その前方下部外周縁には上部に阻止部21aとしての角部
を有して下端部側程後方に傾斜する平面状の傾斜面部21
と、該傾斜面部21に延設された平面部22とからなるカム
部23が設けられており、また天面18には後方に延びる把
持片24が設けられている。
【0019】25はレバー17の側片19の挿通孔20に挿着さ
れた支軸で、連結体13の長孔16の基端部16aから挿入し
てその垂下部16bの先端に水平にセットされており、レ
バー17は支軸25を介して連結体13に回動自在に取付けら
れてなる。
れた支軸で、連結体13の長孔16の基端部16aから挿入し
てその垂下部16bの先端に水平にセットされており、レ
バー17は支軸25を介して連結体13に回動自在に取付けら
れてなる。
【0020】このように、連結体13に長孔16を形成する
と、支軸25を挿着したレバー17を容易に連結体13に取付
けることができるため、その組立の便に大いに寄与し得
るという利点がある。
と、支軸25を挿着したレバー17を容易に連結体13に取付
けることができるため、その組立の便に大いに寄与し得
るという利点がある。
【0021】26は図4のように連結体13が挿通される角
孔27を中央に穿設した角座金で、その上面で角孔27の両
側部には前記樋支持具本体1の長孔9の凹部10bに係入
可能な係入凸部28が突設されてなり、樋支持具本体1の
下面に配される。29,30 は角座金26と連結体13の頭部15
間に介装されたバネ座金と平座金を夫々示し、連結体13
が挿通されている。
孔27を中央に穿設した角座金で、その上面で角孔27の両
側部には前記樋支持具本体1の長孔9の凹部10bに係入
可能な係入凸部28が突設されてなり、樋支持具本体1の
下面に配される。29,30 は角座金26と連結体13の頭部15
間に介装されたバネ座金と平座金を夫々示し、連結体13
が挿通されている。
【0022】本実施形態は以上のような特定事項からな
るが、レバー17の連結体13への取付けは、該連結体13の
長孔16の基端部16a側から支軸25を挿入し、垂下部16b
を介してその先端部へとスライド移動させればよいた
め、組立作業が極めて簡易に行えると共に、垂下部16b
の存在により不用意に支軸24が長孔16内から離脱するよ
うなこともなく、またその製作も大幅に簡略化できる利
点がある。
るが、レバー17の連結体13への取付けは、該連結体13の
長孔16の基端部16a側から支軸25を挿入し、垂下部16b
を介してその先端部へとスライド移動させればよいた
め、組立作業が極めて簡易に行えると共に、垂下部16b
の存在により不用意に支軸24が長孔16内から離脱するよ
うなこともなく、またその製作も大幅に簡略化できる利
点がある。
【0023】そして、かかる樋支持具を使用する場合に
は、先ず図5のようにレバー17の把持片24を前方側に回
動すると、レバー17の傾斜面部21と取付杆11の上面とが
対向し、それ以上レバー17を回動させようとしても、そ
の阻止部21aと取付杆11とが係合するので、同図に示す
角度以上の回動は阻止される。従って、樋吊具本体1と
レバー17の把持片24とが接近し過ぎて、該レバー17の後
方側への回動操作に支障を与えるようなこともない。
は、先ず図5のようにレバー17の把持片24を前方側に回
動すると、レバー17の傾斜面部21と取付杆11の上面とが
対向し、それ以上レバー17を回動させようとしても、そ
の阻止部21aと取付杆11とが係合するので、同図に示す
角度以上の回動は阻止される。従って、樋吊具本体1と
レバー17の把持片24とが接近し過ぎて、該レバー17の後
方側への回動操作に支障を与えるようなこともない。
【0024】また、この状態では角座金26と樋支持具本
体1とは離反しており、樋支持具本体1を取付杆11に対
してスライドさせることが可能である。
体1とは離反しており、樋支持具本体1を取付杆11に対
してスライドさせることが可能である。
【0025】そして、樋支持具本体1を所望位置にスラ
イドさせた後、この状態でレバー17の把持片24を把持し
て図1の如く後方側に回動すると、レバー17は支軸25を
中心に回動することになるが、支軸25が挿通されるレバ
ー17の挿通孔20は偏心位置に穿設されてなるため、レバ
ー17の回動操作により取付杆11がレバー17のカム部23か
ら下向きの押圧力を受けて取付杆11と樋支持具本体1と
が圧接されると共に、角座金26の各係入凸部28が樋支持
具本体1の長孔9の対向する凹部10b内に夫々係入する
ことになる。
イドさせた後、この状態でレバー17の把持片24を把持し
て図1の如く後方側に回動すると、レバー17は支軸25を
中心に回動することになるが、支軸25が挿通されるレバ
ー17の挿通孔20は偏心位置に穿設されてなるため、レバ
ー17の回動操作により取付杆11がレバー17のカム部23か
ら下向きの押圧力を受けて取付杆11と樋支持具本体1と
が圧接されると共に、角座金26の各係入凸部28が樋支持
具本体1の長孔9の対向する凹部10b内に夫々係入する
ことになる。
【0026】而して、樋支持具本体1は取付杆11との圧
接と共に、前記係入凸部28の凹部10bへの係入により確
実且つ強固に取付杆11の所望位置に固定されることにな
る。
接と共に、前記係入凸部28の凹部10bへの係入により確
実且つ強固に取付杆11の所望位置に固定されることにな
る。
【0027】また、かかる樋支持具本体1の固定時には
取付杆11の上面にレバー17のカム部23の平面部22が当接
するため、不用意にレバー17が上向きに回動するような
こともなくなり、樋支持具本体1の固定状態は確実に維
持される。
取付杆11の上面にレバー17のカム部23の平面部22が当接
するため、不用意にレバー17が上向きに回動するような
こともなくなり、樋支持具本体1の固定状態は確実に維
持される。
【0028】そして、かかる樋支持具は取付杆11に設け
た取付部材12を介して建造物の鼻隠しや軒うら等に複数
固定した後、樋支持具間に樋3が架設状態に取付けられ
るのである。
た取付部材12を介して建造物の鼻隠しや軒うら等に複数
固定した後、樋支持具間に樋3が架設状態に取付けられ
るのである。
【0029】一方、レバー17を上向きに回動すれば、樋
支持具本体1と取付杆11の圧接状態は解除されると共
に、角座金26の係入凸部28は長孔9から離脱してその係
入状態も解除されるため、樋支持具本体1をスライドさ
せて固定位置を変更、調整することができる。
支持具本体1と取付杆11の圧接状態は解除されると共
に、角座金26の係入凸部28は長孔9から離脱してその係
入状態も解除されるため、樋支持具本体1をスライドさ
せて固定位置を変更、調整することができる。
【0030】而して、簡易なレバー17の回動操作により
樋支持具本体1の固定が行えるために、高所での作業も
安全且つ効率的に行えることとなる。
樋支持具本体1の固定が行えるために、高所での作業も
安全且つ効率的に行えることとなる。
【0031】尚、レバー17の平面部22に代えて例えば図
6(イ) の如く取付杆11の上面に係合可能な1又は複数の
突起31を突設してもよく、さらには同図(ロ) のように取
付杆11と樋支持具本体1とが圧接状態となるレバー17の
回動方向に先端部が突出する楔状の突起31を1つ又は複
数形成してもよい。このようにすると、レバー17の回動
時に突起31が取付杆11の上面に係合して、逆方向へのレ
バー17の回動が阻止されるという利点がある。
6(イ) の如く取付杆11の上面に係合可能な1又は複数の
突起31を突設してもよく、さらには同図(ロ) のように取
付杆11と樋支持具本体1とが圧接状態となるレバー17の
回動方向に先端部が突出する楔状の突起31を1つ又は複
数形成してもよい。このようにすると、レバー17の回動
時に突起31が取付杆11の上面に係合して、逆方向へのレ
バー17の回動が阻止されるという利点がある。
【0032】また、これらの場合、突起31の先端が取付
杆11の上面に食込むようにしてもよいが、かかる突起31
の具体的な形状は任意に変更可能である。
杆11の上面に食込むようにしてもよいが、かかる突起31
の具体的な形状は任意に変更可能である。
【0033】さらに、樋吊具本体1と取付杆11との固定
状態の確実性を考慮した場合、上記実施形態の如く角座
金26の係入凸部28が樋吊具本体1の長孔9に形成した凹
部10bに係入されるように構成することが好ましいが、
要はレバー17の回動操作によりそのカム部23で樋吊具本
体1と取付杆11とが圧接固定されればよく、必ずしも前
記長孔9に凸部10aや凹部10bを形成したり、角座金26
を用いたりする必要はない。
状態の確実性を考慮した場合、上記実施形態の如く角座
金26の係入凸部28が樋吊具本体1の長孔9に形成した凹
部10bに係入されるように構成することが好ましいが、
要はレバー17の回動操作によりそのカム部23で樋吊具本
体1と取付杆11とが圧接固定されればよく、必ずしも前
記長孔9に凸部10aや凹部10bを形成したり、角座金26
を用いたりする必要はない。
【0034】また、レバー17の阻止部21aも省略可能で
あり、必要に応じて形成すればよい。
あり、必要に応じて形成すればよい。
【0035】さらに、本発明は上記実施形態のような所
謂内吊り式の樋支持具に限定されるものではなく、樋3
の下面を樋支持具本体1で受けて支持する形式の樋支持
具にも勿論適用可能である。
謂内吊り式の樋支持具に限定されるものではなく、樋3
の下面を樋支持具本体1で受けて支持する形式の樋支持
具にも勿論適用可能である。
【0036】その他、樋支持具本体1,取付杆11,連結
体13の形状等の特定事項も本発明の意図する範囲内に於
いて任意に設計変更自在である。
体13の形状等の特定事項も本発明の意図する範囲内に於
いて任意に設計変更自在である。
【0037】
【発明の効果】叙上のように、本発明はレバーのカム部
に設けた平面部が取付杆の上面に当接して該取付杆と樋
支持具本体との圧接状態が維持されるので、不用意にレ
バーが逆方向に回動して圧接状態が解除されることも殆
どなくなり、例えば円弧状に形成した場合に比して確実
且つ強固に取付杆と樋支持具本体とを固定できるという
格別の効果を得るに至った。
に設けた平面部が取付杆の上面に当接して該取付杆と樋
支持具本体との圧接状態が維持されるので、不用意にレ
バーが逆方向に回動して圧接状態が解除されることも殆
どなくなり、例えば円弧状に形成した場合に比して確実
且つ強固に取付杆と樋支持具本体とを固定できるという
格別の効果を得るに至った。
【0038】また、樋支持具本体の固定はレバーの回動
操作によるものであるために、簡単に樋支持具本体を取
付杆の所望位置に固定することができ、高所での一連の
樋取付作業の便に寄与し得るという効果もある。
操作によるものであるために、簡単に樋支持具本体を取
付杆の所望位置に固定することができ、高所での一連の
樋取付作業の便に寄与し得るという効果もある。
【0039】さらに、本発明に係る樋支持具は部品点数
が少ない等、全体の構成が非常に簡易であり、その製作
も容易に且つ安価に行えるという効果も奏する。
が少ない等、全体の構成が非常に簡易であり、その製作
も容易に且つ安価に行えるという効果も奏する。
【0040】また、請求項2に記載の発明では、レバー
に設けた突起が取付杆の上面に係合して該取付杆と樋支
持具本体との圧接状態が良好に維持される効果がある。
に設けた突起が取付杆の上面に係合して該取付杆と樋支
持具本体との圧接状態が良好に維持される効果がある。
【0041】さらに、請求項3に係る発明にあっては、
カム部の平面部に設けた楔状の突起が取付杆に上面に押
圧状態で係合するため、逆方向へのレバーの回動が阻止
されて取付杆と樋支持具本体との圧接状態が良好に維持
し得る効果が得られる。
カム部の平面部に設けた楔状の突起が取付杆に上面に押
圧状態で係合するため、逆方向へのレバーの回動が阻止
されて取付杆と樋支持具本体との圧接状態が良好に維持
し得る効果が得られる。
【0042】また、請求項4に記載の発明に於いては、
カム部の平面部に設けた突起が取付杆の上面に食込ん
で、取付杆と樋支持具本体との圧接状態を確実且つ強固
に維持できる効果がある。
カム部の平面部に設けた突起が取付杆の上面に食込ん
で、取付杆と樋支持具本体との圧接状態を確実且つ強固
に維持できる効果がある。
【0043】さらに、請求項5に係る発明にあっては、
レバーの阻止部が取付杆の上面に係合してそれ以上のレ
バーの回動は阻止されるため、再度樋吊具本体を固定す
る際に於けるレバー回動操作の便に供し得る効果が得ら
れる。
レバーの阻止部が取付杆の上面に係合してそれ以上のレ
バーの回動は阻止されるため、再度樋吊具本体を固定す
る際に於けるレバー回動操作の便に供し得る効果が得ら
れる。
【図1】本発明に係る樋支持具の一実施形態を示し、
(イ) は正面図、(ロ) は底面図。
(イ) は正面図、(ロ) は底面図。
【図2】連結体の一実施形態を示し、(イ) は正面図、
(ロ) は側面図。
(ロ) は側面図。
【図3】レバーの一実施形態を示し、(イ) は一部断面側
面図、(ロ) は正面図、(ハ) は平面図。
面図、(ロ) は正面図、(ハ) は平面図。
【図4】角座金の一実施形態を示し、(イ) は平面図、
(ロ) は側面図。
(ロ) は側面図。
【図5】使用状態を示す樋支持具の正面図。
【図6】(イ) 及び(ロ) は本発明の他の実施形態を夫々示
すレバーの正面図。
すレバーの正面図。
【図7】従来例を示す樋支持具の正面図。
1…樋支持具本体 9…長孔 11…取付杆 13…連結体 17…レバー 21a…阻止部 22…平面部 23…カム部 25…支軸 31…突起
Claims (5)
- 【請求項1】 樋支持具本体(1) を取付杆(11)にスライ
ド自在に取付けるべく、樋支持具本体(1) の長孔(9) に
挿通した連結体(13)により両者が連結されてなる樋支持
具に於いて、連結体(13)に支軸(25)が水平に設けられる
と共に、該支軸(25)を介して外周縁にカム部(23)を有す
るレバー(17)が回動自在に設けられ、且つ該レバー(17)
の回動操作によりそのカム部(23)で前記取付杆(11)の上
面を押圧せしめて樋支持具本体(1) に圧接可能に構成さ
れてなり、しかも前記カム部(23)には圧接時に取付杆(1
1)の上面に当接する平面部(22)が形成されてなることを
特徴とする樋支持具。 - 【請求項2】 樋支持具本体(1) を取付杆(11)にスライ
ド自在に取付けるべく、樋支持具本体(1) の長孔(9) に
挿通した連結体(13)により両者が連結されてなる樋支持
具に於いて、連結体(13)に支軸(25)が水平に設けられる
と共に、該支軸(25)を介して外周縁にカム部(23)を有す
るレバー(17)が回動自在に設けられ、且つ該レバー(17)
の回動操作によりそのカム部(23)で前記取付杆(11)の上
面を押圧せしめて樋支持具本体(1) に圧接可能に構成さ
れてなり、しかも前記カム部(23)には圧接時に取付杆(1
1)の上面に係合する突起(31)が突設されてなることを特
徴とする樋支持具。 - 【請求項3】 前記突起(31)が、取付杆(11)と樋支持具
本体(1) とが圧接状態となるレバー(17)の回動方向に先
端部が突出する楔状に形成されてなる請求項2記載の樋
支持具。 - 【請求項4】 前記突起(31)が取付杆(11)の上面に食込
み可能に構成されてなる請求項2又は3記載の樋支持
具。 - 【請求項5】 前記カム部(23)による圧接解除時に取付
杆(11)の上面に係合してレバー(17)の回動を阻止する阻
止部(21a) が該レバー(17)の外周縁に形成されてなる請
求項1乃至4の何れかに記載の樋支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5734097A JPH10252230A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 樋支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5734097A JPH10252230A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 樋支持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10252230A true JPH10252230A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13052850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5734097A Pending JPH10252230A (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 樋支持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10252230A (ja) |
-
1997
- 1997-03-12 JP JP5734097A patent/JPH10252230A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040311 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20051215 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060407 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060728 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |