JP2838793B2 - 樋支持具 - Google Patents

樋支持具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樋支持具、さらに詳しく
は建造物等の軒先樋を支持するための樋支持具であっ
て、軒うら等に固定される取付杆に樋受本体がスライド
自在に設けられた樋支持具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種樋支持具としては、例えば
図7に示すようなものが存在する。即ち、この従来のも
のは樋支持具本体1aと取付杆11aとからなり、樋支持具
本体1aを取付杆11aにスライド自在に取付けるべく取付
杆11aの一端側長手方向に長孔9aを形成し、この長孔9a
と樋支持具本体1aの孔に挿通したボルト30に蝶ナット31
を螺合締着して、樋支持具本体1aを所望位置に固定しう
るようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは、ボルト30と蝶ナット31との螺合締着を樋支
持具本体1aの固定手段とするものであるために、その固
定作業が極めて煩雑となり、よって高所での一連の作業
が安全に行えないという致命的な問題点を有していたの
である。
【0004】また、上記樋支持具を長期間使用した場
合、雨水等により前記ボルト30や蝶ナット31の各ネジ部
に錆等の腐食が生じるという難点があり、再度樋支持具
本体1aを移動調整することは極めて困難であった。
【0005】さらには、ボルト30及び蝶ナット31に弛み
が生ずると、樋支持具本体1aが樋の自重も手伝って不用
意に下方へスライドする結果、樋にがたつきを生ぜしめ
るという大なる不都合もあったのである。
【0006】それ故に、本発明は上記従来の問題点を解
決するためになされたものであり、簡易なレバー操作に
より樋支持具本体を取付杆の所望位置に確実且つ強固に
位置決め固定できるようにすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために本発明が採った手段は、樋支持具本体1を取付
杆11にスライド自在に取付けるべく、樋支持具本体1の
長孔9に挿通した連結体13により前記樋支持具本体1と
取付杆11とが連結されてなる樋支持具に於いて、連結体
13の一端部側にレバー17が回動自在に設けられ且つ他端
部側に嵌合部材25が設けられ、しかも前記レバー17の回
動操作により、連結体13が引上げられて前記樋支持具本
体1と取付杆11とが圧接されると共に、前記嵌合部材25
前記長孔9に嵌入されて該樋支持具本体1と前記取付
杆11とが固定されるように構成されてなる点にある。
【0008】従って、上記発明特定事項からなる樋支持
具に於いては、先ず樋支持具本体1を所望位置にスライ
ドさせ、この状態でレバー17を回動せしめると、樋支持
具本体1と取付杆11とが圧接されると共に、連結体13に
設けた嵌合部材25が樋支持具本体1の長孔9に嵌入され
て、該樋支持具本体1が取付杆11に固定されることにな
る。
【0009】一方、レバー17の回動操作により樋支持具
本体1と取付杆11との圧接状態、及び嵌合部材25と樋
支持具本体1の長孔9との嵌入状態を解除することも可
能であり、樋支持具本体1をスライドさせてその位置調
整を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面に従って説明する。
【0011】図1に於いて、1は両側縁に上向きの折曲
側片2,2を対面形成した樋支持具本体を示し、その一
端には支持すべき樋3の凹状部3aに係入可能な係入片4
が上向きに形成されると共に、他端には樋3の耳部3bに
嵌合可能な耳保持部5が略コの字状に折曲形成されてな
り、該耳保持部5の先端には延設片6が斜め下方に設け
られている。
【0012】7は前記係入片4の折曲部に傾斜状に設け
られたリブを示す。8は支持具本体1の他端側裏面に前
記耳保持部5に対向して設けられたバネ板からなる弾性
片であり、その先端は上向きに折曲されている。
【0013】9は樋支持具本体1の中央に長手方向に沿
って穿設された長孔で、その内周面には複数の凹凸部10
が対面形成されている。
【0014】11は一端部に板状の取付部材12が取付けら
れた帯状の取付杆を示す。13は樋支持具本体1の長孔9
と取付杆11の他端部に穿設した孔14に挿通された板状の
連結体で、その一端部には図2のように幅広な頭部15が
形成され、且つ他端部には貫通孔16が穿設されている。
【0015】17は図3の如く天面18に対面する一対の側
片19が垂下された二股状のレバーで、各側片19には前方
側よりに挿通孔20が偏心して穿設されると共に、その下
端面は両側の円弧状部21とその間の平面部22とで構成さ
れており、また上部には後方に延びる把持片23が設けら
れている。
【0016】24はレバー17の側片19の挿通孔20と連結体
13の孔14に挿着したピンで、レバー17が連結体13に回動
自在に取付けられてなる。
【0017】25は連結体13が挿通される孔26が中央に穿
設されたリング状の嵌合部材で、弾性変形可能なゴムや
合成樹脂等の弾性体からなり、連結体13の頭部15と樋支
持具本体1の下面間に配される。32は連結体13の頭部15
と嵌合部材25間に介装された平ワッシャを示し、その外
径は嵌合部材25の外径と略同じに設定されてなる。
【0018】本実施形態は以上のような特定事項からな
るが、かかる樋支持具を使用する場合には、先ず樋支持
具本体1を取付杆11に対してスライドさせて所望位置に
固定する。
【0019】即ち、樋支持具本体1を所望位置にスライ
ドさせた後、この状態でレバー17の把持片23を把持して
下向きに押圧すると、レバー17はピン24を中心に回動す
ることになるが、ピン24が挿通されるレバー17の挿通孔
20は偏心位置に穿設されてなるため、レバー17の回動操
作により取付杆11がレバー17の側片19の外周端面から下
向きの押圧力を受けて取付杆11と樋支持具本体1とが圧
接されると共に、嵌合部材25が樋支持具本体1の長孔9
の凹凸部10内に進入してその内周面に嵌することとな
る。この場合、連結体13の頭部15と嵌合部材25間には平
ワッシャ32が介装されてなるため、該平ワッシャ32を介
して嵌合部材25の上面全体により樋支持具本体1が押圧
されるので、該樋支持具本体1は堅固に取付杆11に圧接
される。
【0020】而して、樋支持具本体1は取付杆11との圧
接と共に、嵌合部材25の長孔9への嵌により確実且つ
強固に取付杆11の所望位置に固定されることになる。
【0021】また、かかる樋支持具本体1の固定時には
取付杆11の上面にレバー17の側片19の平面部22が当接す
るため、不用意にレバー17が上向きに回動するようなこ
ともなくなり、樋支持具本体1の固定状態は確実に維持
される。
【0022】そして、かかる樋支持具は取付杆11に設け
た取付部材12を介して建造物の鼻隠しや軒うら等に複数
固定した後、樋支持具間に樋3が架設状態に取付けられ
る。
【0023】一方、レバー17を上向きに回動すれば、樋
支持具本体1と取付杆11の圧接状態は解除されると共
に、嵌合部材25は長孔9から離脱してその嵌状態も解
除されるため、樋支持具本体1をスライドさせて固定位
置を変更、調整することができる。
【0024】このように、簡易なレバー17の回動操作に
より樋支持具本体1の固定が行えるので、高所での作業
も安全且つ効率的に行えるという利点がある。
【0025】尚、嵌合部材25の嵌状態を考慮した場
合、上記実施形態の如く樋支持具本体1の長孔9に凹凸
部10を形成した方が好ましいが、かかる凹凸部10を省略
しても使用上特に問題は生じない。
【0026】また、上記実施形態に於いては、嵌合部材
25として弾性体を使用したが、例えば図4のようにバネ
片を使用することも可能である。即ち、バネ片の一端側
に連結体13を挿通して固定すると共に、他端部に立上げ
片27を上向きに折曲形成して、レバー17の回動操作によ
りバネ片の立上げ片27が樋支持具本体1の長孔9の凹部
10aに嵌するように構成するのである。図中、28,29
は連結体13が挿通されるバネワッシャと平ワッシャを夫
々示し、その他各部の構成は上述した実施形態と同様で
ある。
【0027】また、嵌合部材25の他の実施形態として
は、図5に示すようなものがある。
【0028】図5に於ける前記嵌合部材25は、連結体13
の軸部13a の一端部側面に突設して形成したものであ
り、その一頂部が上向きに配した断面三角形状に形成さ
ており、レバー17の回動操作により嵌合部材25の一頂
部が前記長孔9の凹部10aに嵌合するように構成したも
のである。
【0029】この場合、図6のように嵌合部材25たる頭
部15を幅広に形成し、且つ端部側程下向きに傾斜するよ
うに構成してもよい。
【0030】これら何れの場合にも、上記実施形態と同
様、樋支持具本体1と取付杆11の圧接と、嵌合部材25と
樋支持具本体1の長孔9の凹部10aとの嵌入により、樋
支持具本体1は取付杆11の所望位置に確実且つ強固に固
定できる。
【0031】また、レバー17の具体的な構成も決して上
記実施形態に限定されず、例えば下面をテーパ状に形成
した板状体を連結体13に回動自在に軸支せしめ、これを
レバー17としてもよい。要は、レバー17の回動操作によ
り樋支持具本体1と取付杆11とが圧接されると共に、連
結体13に設けた嵌合部材25が前記長孔9に嵌されて樋
支持具本体1を固定させ得るものであればよい。
【0032】さらに、本発明は上記実施形態のような所
謂内吊り式の樋支持具に限定されるものではなく、樋3
の下面を樋支持具本体1で受けて支持する形式の樋支持
具にも勿論適用可能である。
【0033】その他、樋支持具本体1や取付杆11の形状
等の構成も本発明の意図する範囲内に於いて任意に設計
変更自在である。
【0034】
【発明の効果】叙上のように、本発明は樋支持具本体と
取付杆との圧接による固定と、樋支持具本体の長孔と嵌
合部材との嵌入による固定という二重の固定手段を採用
してなるために、ボルト,ナットを固定手段とする従来
のものに比して、樋支持具本体と取付杆とを長期に亘り
確実且つ強固に固定できるという格別の効果を得るに至
った。
【0035】また、樋支持具本体の固定はレバーの回動
操作によるのであるために、簡単に樋支持具本体を取付
杆の所望位置に固定することができ、高所での一連の樋
取付作業の便に寄与し得るという効果もある。
【0036】さらに、本発明に係る樋支持具は部品点数
が少ない等、全体の構成が非常に簡易であり、その製作
も容易に且つ安価に行えるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樋支持具の一実施形態を示し、
(イ) は正面図、(ロ) は底面図。
【図2】連結体の一実施形態を示し、(イ) は正面図、
(ロ) は側面図。
【図3】レバーの一実施形態を示し、(イ) は一部断面側
面図、(ロ) は正面図、(ハ) は平面図。
【図4】本発明の他の実施形態を示し、(イ) は正面図、
(ロ) は底面図。
【図5】本発明の他の実施形態を示し、(イ) は正面図、
(ロ) は底面図、(ハ) は連結体の一部断面側面図、(ニ) は
同正面図。
【図6】本発明の他の実施形態を示し、(イ) は底面図、
(ロ) は連結体の一部断面側面図、(ハ) は同底面図。
【図7】従来例を示す樋支持具の正面図。
【符号の説明】
1…樋支持具本体 9…長孔 10…凹凸部 10a…凹部 11…取付杆 12…取付杆 13…連結体 15…頭部 17…レバー 25…嵌合部材 26…貫通孔

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樋支持具本体(1) を取付杆(11)にスライ
    ド自在に取付けるべく、樋支持具本体(1) の長孔(9) に
    挿通した連結体(13)により前記樋支持具本体(1)と取付
    杆(11)とが連結されてなる樋支持具に於いて、連結体(1
    3)の一端部側にレバー(17)が回動自在に設けられ且つ他
    端部側に嵌合部材(25)が設けられ、しかも前記レバー(1
    7)の回動操作により、連結体(13)が引上げられて前記樋
    支持具本体(1) と取付杆(11)とが圧接されると共に、前
    記嵌合部材(25)が前記長孔(9) に嵌入されて該樋支持具
    本体(1) と前記取付杆(11)とが固定されるように構成さ
    れてなることを特徴とする樋支持具。
  2. 【請求項2】 前記長孔(9) の内周面に多数の凹凸部(1
    0)が対面形成されてなる請求項1記載の樋支持具。
  3. 【請求項3】 前記嵌合部材(25)が、連結体(13)の引上
    げにより変形して長孔(9) に嵌入する弾性体である請求
    項1又は2記載の樋支持具。
  4. 【請求項4】 前記弾性体に穿設した貫通孔(26)に連結
    体(13)が挿通されて該連結体(13)の一端部に設けた頭部
    (15)と樋支持具本体(1) の一端面間に前記弾性体が介装
    され且つ連結体(13)の他端部には回動操作により取付杆
    (11)の他端面を前記樋支持具本体(1) 側に押圧可能なレ
    バー(17)が回動自在に設けられてなる請求項3記載の樋
    支持具。
  5. 【請求項5】 前記嵌合部材(25)が、長孔(9) の凹凸部
    (10)の凹部(10a) に係入可能な立上げ片(27)を有するバ
    ネ片からなる請求項2記載の樋支持具。
  6. 【請求項6】前記嵌合部材25は、連結体13の軸部13a の
    一端部側面に突設して形成され、その一頂部が上向きに
    配した断面三角形状に形成され、レバー17の回動操作に
    より嵌合部材25の一頂部が前記長孔9の凹部10aに嵌合
    される構成である請求項2記載の樋支持具。
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JP4755778B2 (ja) * 2001-07-31 2011-08-24 株式会社オーティス 竪樋支持具
JP2012229555A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Otis:Kk 雨樋吊具

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