JPH0144664Y2 - - Google Patents

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JPH0144664Y2
JPH0144664Y2 JP1985148340U JP14834085U JPH0144664Y2 JP H0144664 Y2 JPH0144664 Y2 JP H0144664Y2 JP 1985148340 U JP1985148340 U JP 1985148340U JP 14834085 U JP14834085 U JP 14834085U JP H0144664 Y2 JPH0144664 Y2 JP H0144664Y2
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JP
Japan
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gutter
ear
spring plate
locking
locking piece
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JP1985148340U
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JPS6256635U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は樋吊金具、さらに詳しくは樋吊金具を
軒先より見えなくするために、樋を内方より吊架
する内吊式の樋吊金具に関する。
(従来の技術) 従来、この種内吊式の樋吊金具としては、例え
ば実開昭61−173631号公報所載の考案が存在す
る。
即ち、この従来のものは第4図に示すように、
吊金具本体32の一端部に係止片33が設けられ
てなり、且つ該係止片33は幅方向に対し3分割
され、しかもそのうちの一片33aの先端部が他
の二片33bの先端部と異なる角度に曲折せしめ
て構成されたものである。
そして、その使用に際しては前記係止片33を
樋23の耳部34に設けられた凹部35に挿入し
て、係止片の三片33a…の弾性力により樋23
を固定支持するものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の樋吊金具は単に係止
片33を樋23の凹部35のみに挿入せしめ、こ
の係止片33の先端部を前記樋23の凹部35に
当接させて樋23を支持するものであるために、
その支持力には限界があり、樋23の振れを防止
して確実に支持する手段としては必ずしも最適な
ものでなく、よつて樋23にガタツキが生ぜしめ
る等の大なる問題点を有していたのである。
それ故に、本考案は上記従来の問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的とすると
ころは、樋の上下方向、前後方向の振れの発生を
良好に阻止せしめ確実に樋のガタツキ防止を図る
点にある。
(課題を解決するための手段) 即ち、上記目的を達成するために本考案、樋の
凹状耳部内に吊金具本体1の前杆3の一端部を挿
入させて樋を内方より吊架する樋吊金具に於い
て、前記前杆3に樋の耳部の上端面に当接する耳
押え部12と、前記耳部の先端下縁部に当接して
該耳部の凹部に挿入される係止片14が形成され
たバネ板8が設けられてなり、且つ前記係止片1
4の先端部には該係止片14の前記耳部からの離
脱を防止するための係止部13が形成されてなる
樋吊金具である。
(作用) 従つて、上記構成を特徴とする樋吊金具に於い
ては、樋の耳部がバネ板8に設けられた係止片1
4と耳押え部12の有する弾性力により、この両
者間に挾持されることとなり、しかも前記係止片
14の先端部には係止部13が形成されてなるた
めに、不用意に係止片14が前記耳部の凹部から
係止片14が離脱することもなく、樋の上下方向
のならず前後方向等の樋の振れの発生をも阻止す
ることができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例につつて図面に従つて
説明する。
第1図に於いて、1は取付杆2を上部に取付け
られた板状の吊金具本体を示し、該吊金具本体1
の前杆3は前方ほぼ上向きの傾斜部4と該傾斜部
4の前方に連結された水平状の先端部5とからな
り、前記吊金具本体1の後杆6は後端を略コの字
状に折曲させて耳抱持部7を形成してなる。
8は根元部9を前記傾斜部4の上面10にリベ
ツト11にて固着してなるバネ板で、該バネ板8
は先端部中央を立上げ水平状に折曲して耳押え部
12を形成すると共に、前記バネ板8の両側部に
は先端を上方に凸状に湾曲させて係止部13,1
3aを形成した係止片14,14aを水平状に延
設してなり、さらに前記耳押え部12の先端を下
方に凸状に湾曲させて樋耳が耳押え部12から位
置ズレするのを防止する。
16は前記吊金具本体1の後杆6の背面に前記
耳抱持部7と対面して取付けられた樋耳の外れ防
止用バネ体を示す。17は前記取付杆2の取付部
18に穿設された孔19と吊金具本体1の中央部
20に穿設された長孔21とに挿通するボルト2
2を長孔21内でスライドさせることにより吊金
具本体1を取付杆2にスライド自在に取付けるこ
とができる。
以上の構成よりなる本実施例の樋吊金具を使用
する場合には、第1図に示すように、先ず樋23
の前縁部24を下方に凹状に折曲させて形成した
前耳部25を吊金具本体1の傾斜部4に取付けら
れたバネ板8の耳押え部12と係止片14,14
a間に、凸状の係止部13,13aが前記耳部2
5内に嵌合するように係入する。次に、樋23の
後縁部26を略ロの字状に折曲させて形成した後
耳部27を、吊金具本体1の後杆6に取付けられ
たバネ体16を抗して耳抱持部7内に嵌入する。
この場合に於いて、バネ板8の係止片14,14
aの先端部には係止部13,13aが形成されて
なるために、該係止片14,14aが樋23の耳
部25内から離脱が防止されることとなる。
このようにして、吊金具本体1に取付けられた
樋23は、前耳部25の上面28がバネ板8の耳
押え部12にて上方より下向きに押圧されてなる
ために、樋23の上下方向の振れを前記バネ板8
の弾性力にて抑えることができ、また樋23の凹
部29がバネ板8の両側片14,14aに形成さ
れた係止部13,13aにて密着嵌合されてなる
ために、樋23の前耳部25が内方より係止部1
3,13aにて固定されることになり、そのため
樋23の前後方向への振れや前耳部25の位置ズ
レを防止できるのである。
特に、樋23の前耳部25がバネ板8の耳押え
部12と係止部13,13aにより上下方向に挾
持された状態となるために、樋23が如何様な振
れ方をしてもその振れが全てバネ板8に伝わるこ
とになり、従つて従来の如くバネ板8の弾性力が
樋23の上下方向の振れに対してのみ働くだけで
なく、いかなる樋23の振れに対しても作用して
その振れを充分抑えることができるため、樋23
の振れ、ガタツキを防止する上で本実施例の樋吊
金具は優れた効果を有するのである。
尚、上記実施例に於いては、バネ板8を設けた
係止片14,14aの係止部13,13aを樋耳
の凹部29に嵌合させるべく凸状に湾曲させて形
成してなり、これにより係止部13,13aが前
記凹部29に密着嵌合して耳部25をバネ板8に
固定させるのであるが、本考案の係止部13,1
3aの構成は決してこれに限定されるものではな
い。例えば、第2図に示すように係止片14,1
4aの先端を上方に略直角に折曲させて樋23の
凹部内壁面36に係止すべく係止部13,13a
を形成してもよく、この場合でも前記耳部25が
バネ板8の耳押え部12と係止部13,13aに
より挾持された状態となり、樋23の振れに対し
てバネ板8が有効に働くこととなり、且つ係止片
14,14aの耳部25の凹部29から不用意に
離脱することもないのである。
また、バネ板8の構成も上記実施例に限定され
るものではなく、例えば第3図に示すようにバネ
板8の両側部を立上げ耳押え部12,12aを形
成し、且つバネ板8の中央部に係止片14を延設
してもよい。要は、樋23の前杆3に樋23の耳
部25を下向きに押圧するバネ板8を取付け、且
つ該バネ板8に前記耳部25の下向き凹部29に
嵌合される係止部13を有する係止片12を設け
て構成されればよいのである。
さらに、バネ板8と係止片14は一枚のバネ部
材を切欠折曲したものに限らず、別体の係止片1
4を溶着手段にてバネ板に一体的に設けてもよ
く、またバネ板8を吊金具本体1の前杆3に取付
ける手段も、上記実施例の如くリベツトに限ら
ず、ボルト、ナツトにて螺着してもよく、溶着手
段にて固着してもよい。
その他、吊金具本体1、バネ板8の形状や材質
等の具体的な構成も本考案の意図する範囲内に於
いて任意に設計変更自在である。
(考案の効果) 叙上の様に、本考案はバネ板の耳押え部にて樋
の耳部の上端部を当接すると共に、係止片を前記
耳部の先端下縁部に当接して該耳部内に挿入して
なるために、この両者の弾性力により樋の耳部が
挾持されることとなり、よつて樋の上下の振れや
耳部の位置ズレを良好に阻止でき、従来の単に樋
の耳部内に係止片により押圧して樋の上下の振れ
を防止するものに比して、樋の振れを一層確実に
防止できることとなる結果、樋にガタツキを全く
生じさせないという格別の効果が得られたのであ
る。
また、前記係止片の先端部には係止部が形成さ
れてなるために、耳部の凹部から係止片が不容易
に離脱するような不都合もなく、よつて樋の支持
状態を良好に維持することができるという利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示し、同図イは樋
吊金具の正面図、同図ロはバネ板の斜視図。第2
図及び第3図はバネ板の他の実施例を示し、第2
図イは正面図、第2図ロは斜視図、第3図イは正
面図、第3図ロは斜視図。第4図は従来例を示す
正面図。 1……吊金具本体、3……前杆、8……バネ
板、12……耳押え部、13……係止部、14…
…係止片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 樋の凹状耳部内に吊金具本体1の前杆3の一
    端部を挿入させて樋を内方より吊架する樋吊金
    具に於いて、前記前杆3に樋の耳部の上端面に
    当接する耳押え部12と、前記耳部の先端下縁
    部に当接して該耳部の凹部に挿入される係止片
    14が形成されたバネ板8が設けられてなり、
    且つ前記係止片14の先端部には該係止片14
    の前記耳部からの離脱を防止するための係止部
    13が形成されてなることを特徴とする樋吊金
    具。 2 前バネ板8が先端部中央を立上げ水平状に折
    曲して耳押え部12を形成してなる実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の樋吊金具。 3 前記係止片14が前記バネ板8の両側部に設
    けられてなる実用新案登録請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の樋吊金具。
JP1985148340U 1985-09-27 1985-09-27 Expired JPH0144664Y2 (ja)

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